JP2005035744A - 自走式タワークレーン - Google Patents

自走式タワークレーン Download PDF

Info

Publication number
JP2005035744A
JP2005035744A JP2003275091A JP2003275091A JP2005035744A JP 2005035744 A JP2005035744 A JP 2005035744A JP 2003275091 A JP2003275091 A JP 2003275091A JP 2003275091 A JP2003275091 A JP 2003275091A JP 2005035744 A JP2005035744 A JP 2005035744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tower crane
hydraulic
self
inverter
hydraulic pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003275091A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Kaida
展彰 買田
Toshiaki Uchida
利昭 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kato Heavy Industries Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd filed Critical Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2003275091A priority Critical patent/JP2005035744A/ja
Publication of JP2005035744A publication Critical patent/JP2005035744A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Abstract

【課題】 自走式タワークレーンの運転を静粛に行なうとともに、無線による遠隔操作を行なう。
【解決手段】 伸縮式または継ぎ足し式で起伏可能なマストbにブームdを着脱可能に取り付けて使用する油圧式の自走式タワークレーン1であって、クレーン操作用の各油圧機器に圧油を供給する油圧ポンプ2は回転速度が可変の電動機4によって駆動されている。油圧ポンプ駆動用電動機4は三相誘導電動機であって、200Vの単相または三相の商用電源に接続されたインバータ5から可変周波数の電力を供給されている。インバータ5は無線送信機により出力周波数が遠隔操作される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、住宅建設用の自走式タワークレーンに関する。
都市部では、狭い敷地の有効利用のために、3階建住宅の建設が盛んである。住宅の建設には小型のタワークレーンが必要である。しかし、敷地面積や前面道路幅が狭く、また、道路に沿って架設されている電線や電話線の関係上、トラッククレーンの使用に支障をきたす場合がある。また、道路にトラッククレーンを設置すると、道路を塞いで通行の邪魔になる。
トラッククレーンを敷地内に入れることができても、少なくとも該クレーンの撤退スペースを確保せねばならず、その分だけ建築スペースが削られることになる。したがって、建築断念あるいはトラッククレーンを使用できないために工期が長引く問題を生じる。
ビル建築用の大型タワークレーンは、クレーン自体を建築スペース上にて組み立て、建築の進行に伴って、タワーの高さを高くするものであり、クレーン部品の搬入、組立、分解、搬出等の手間、分解撤去には補助クレーンが必要であること、さらに、住宅の1階の天井は3m以下であるため、クレーン架台等、大型のクレーン部品の搬出が困難であることを考えれば、コスト面および物理的な条件から一般の住宅建設には採用できない。
かかる問題を解決するため、特許文献1に開示された小型の自走式タワークレーンが開発された。図1は特許文献1に開示された自走式タワークレーンの使用状態を示す全体図である。図において、1は自走式タワークレーンである。aは自走台であり、ゴムクローラ等の走行手段mを有している。bはマストであり、油圧によって伸縮可能になっているとともに、油圧シリンダgによって起伏可能になっている。cはマストbの頂部に回転可能に取り付けられたクレーン本体であり、ブームdを着脱可能に取り付けて使用する。ブームdは複数のブロックに分解可能で、各ブロックは手で持ち運ぶことができる重さになっている。eはアウトリガーである。
fは建物の床であり、kは床fに設けられ、マストbが通過する貫通孔である。hはウインチiに連結された吊り上げ用ワイヤ、jはブームdの起伏用油圧シリンダである。
特許第2928504号
このような自走式タワークレーン1では、走行手段mの駆動用、クレーン本体cの旋回用、ウインチiの駆動用などの油圧モータや、マストbの起伏用油圧シリンダg、ブームdの起伏用油圧シリンダjなどに圧油を送る油圧ポンプを駆動するのに、通常、ガソリンまたはディーゼルエンジンを搭載している。ところが、このような小型の自走式タワークレーンは、住宅地で使用することが多いため、騒音が極端に嫌われるが、運転中、常に騒音を出す上記エンジンはあまり適当ではない。また、かかる自走式タワークレーン1は、使用現場近くまでトラックに搭載して運ばれ、そこから使用現場まで自走するが、その自走距離はせいぜい100mであり、使用中はアウトリガーeによって固定されている。
本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑み、特許文献1に開示された発明の改良のため案出されたものであり、油圧ポンプの駆動に回転速度可変式の電動機を使うことにより、騒音の発生しない自走式タワークレーンを提供することを目的にとする。
上記目的を達成するため、本発明の自走式タワークレーンは、伸縮式または継ぎ足し式で起伏可能なマストにブームを着脱可能に取り付けて使用する油圧式の自走式タワークレーンであって、クレーン操作用の各油圧機器に圧油を供給する油圧ポンプは回転速度が可変の電動機によって駆動されている。
上記油圧ポンプ駆動用電動機は三相誘導電動機であって、200Vの単相または三相の商用電源に接続されたインバータから可変周波数の電力を供給されているのが好ましい。
上記インバータは受信機を備えていて、送信機からの電波によって遠隔操作で出力周波数を制御することにより、電動機の回転数を制御するようになっているのが好ましい。
次に本発明の作用を説明する。電動機の運転は静粛なので、自走式タワークレーンは周囲に騒音を撒き散らすことはない。また、走行、起伏または巻き上げなどの速度は各油圧機器に送る圧油の流量に依存するので、流量を制御することにより、これら運転速度を制御することができる。各油圧機器に送る圧油の流量は流量制御弁により行なうが、流量制御弁は絞り弁なので、エネルギーの損失が大きい。したがって、2以上の油圧機器を同時に作動させる場合を除き、油圧機器に送る油圧の流量の制御は油圧ポンプの吐出量を制御することによって行なう方がよい。油圧ポンプの吐出量を制御するには、アキシャル・プランジャポンプなどの可変容量型の油圧ポンプを使用するか、定容量型の油圧ポンプを回転速度が可変の電動機により駆動し、その回転数を制御すればよい。可変容量型の油圧ポンプは、高価であるばかりでなく、吐出量を遠隔操作するにも高価な機器が必要なので、インバータを使用した可変速の電動機の方が優れている。
本発明の自走式タワークレーンの走行距離は、せいぜい100m程度なので、ケーブル巻き取りリールを備えることにより、インバータに電力を供給するケーブルに先端を200Vの単相または3相の商用電源に接続しておけば、そのケーブルを引っ張りながら電力を受給することができる。したがって、バッテリなどの可搬式の電源は不要である。
以上説明したように、発明の自走式タワークレーンは、電動機駆動なので運転中に静粛で、近隣から騒音の苦情を寄せられるおそれがないなどの優れた効果がある。また、インバータを採用することで、電動機の回転数を任意に制御でき、それにより、油圧ポンプの吐出量を自由にコントロールすることができる。無線による遠隔操作も、専用のコントローラを使用することなしに可能である。
以下、本発明の1実施形態について図面を参照しつつ説明する。自走式タワークレーン1の全体については、すでに図1を用いて説明済みなので説明を省略し、各油圧機器に圧油を供給する油圧ポンプの駆動装置について説明する。図2は油圧ポンプの駆動装置の説明図である。図において、2は油圧ポンプである。定容量型のプランジャポンプで、3個のポンプを並列に接続したものであり、図示しない切換弁を介して走行手段m駆動用の油圧モータ、マストb起伏用の油圧シリンダg、マスト伸縮用のシリンダ、ブームd起伏用の油圧シリンダj、ウインチi駆動用の油圧モータなどの油圧機器に圧油を供給している。4は油圧ポンプ2駆動用の3相誘導電動機であり、カップリング3を介して油圧ポンプ2に接続されている。
5はインバータであり、3相の交流電流11aを電動機4に供給している。6は単相または3相、200Vの商用電源であり、単相または3相の交流電流11をインバータ5に供給している。インバータ5は、単相または3相の交流電流11をダイオードのブリッジ回路と平滑コンデンサにより、直流電流に変換し、それをトランジスタのブリッジ回路からなる3相インバータにより、3相交流に変換するものであり、トランジスタのスイッチ時間を制御することにより、任意の周波数の3相交流が得られる。
8はオペレータが操作する送信機であり、無線の指令信号電波9を発信する。7は受信機であり、送信機8からの電波9を受信して出力周波数の指令信号電流10をインバータ5に送る。インバータ5は、指令信号電流10で指令された周波数の3相交流電流11aを電動機4に送る。
次に本実施形態の作用を説明する。電動機4は、供給された交流電流11aの周波数に対応した回転数で回転する。油圧ポンプ2の吐出量は回転数に比例するので、オペレータは送信機8を操作することにより、油圧ポンプ2の吐出量を遠隔操作することができる。インバータ5に周波数を変換させる機能および始動周波数、上限周波数を設定できる機能を持たせることで、最適な油圧ポンプ2の吐出量でクレーンを操縦することができる。無線による遠隔操作をする場合も、専用のコントローラを用いることなしに遠隔操作が可能である。なお、インバータ5を単相の商用電源6に接続すると変換効率が低下するので、インバータ5の容量を電動機4の定格出力よりも大きくする必要があり、単相と3相の両方の商用電源を使えるようにするにはインバータ5の容量を電動機の定格出力の2倍程度にする。
このように、本発明の自走式タワークレーン1は、電動機駆動なので、静粛で、近隣から騒音の苦情を寄せられるおそれがない。また、専用のコントローラなしにインバータ5に付属した送信機8により無線で自走式タワークレーン1を遠隔操作することができる。自走式タワークレーン1の走行距離はせいぜい100m程度なので、自走式タワークレーン1にケーブル巻き取りリールを取り付けておき、インバータ5に電力を供給するケーブルの先端を商用電源6に接続しておけば、そのケーブルを引っ張りながら、インバータ5に電力を供給しつつ走行することができ、バッテリなどの可搬式の電源は不要である。
本発明は、以上述べた実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。たとえば、マストbは、伸縮式として説明したが継ぎ足し式であってもよい。また、電動機は3相誘導電動機に限らず3相同期電動機であってもよい。
自走式タワークレーンの全体図である。 本発明の自走式タワークレーンの油圧ポンプ駆動装置の説明図である。
符号の説明
1 自走式タワークレーン
2 油圧ポンプ
4 油圧ポンプの駆動用電動機
5 インバータ
6 商用電源
7 受信機
8 送信機

Claims (3)

  1. 伸縮式または継ぎ足し式で起伏可能なマストにブームを着脱可能に取り付けて使用する油圧式の自走式タワークレーンであって、クレーン操作用の各油圧機器に圧油を供給する油圧ポンプは回転速度が可変の電動機によって駆動されていることを特徴とする自走式タワークレーン。
  2. 上記油圧ポンプ駆動用電動機は三相誘導電動機であって、200Vの単相または三相の商用電源に接続されたインバータから可変周波数の電力を供給されている請求項1記載の自走式タワークレーン。
  3. 上記インバータは受信機を備えていて、送信機からの電波によって遠隔操作で出力周波数を制御するようになっている請求項1または請求項2記載の自走式タワークレーン。
JP2003275091A 2003-07-16 2003-07-16 自走式タワークレーン Pending JP2005035744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275091A JP2005035744A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 自走式タワークレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275091A JP2005035744A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 自走式タワークレーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005035744A true JP2005035744A (ja) 2005-02-10

Family

ID=34211843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003275091A Pending JP2005035744A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 自走式タワークレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005035744A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105429558A (zh) * 2015-12-28 2016-03-23 中科院成都信息技术股份有限公司 塔机变幅机构变频调速控制系统及控制方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105429558A (zh) * 2015-12-28 2016-03-23 中科院成都信息技术股份有限公司 塔机变幅机构变频调速控制系统及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN202575767U (zh) 一种小型蜘蛛式吊装机
WO2009101377A1 (en) Method and apparatus for facilitating erection of a drilling rig
CN201851002U (zh) Plc控制变频桩机
CN104591052A (zh) 油电混合动力行走式高空作业平台
CN204571836U (zh) 双动力车载修井机
CN102031929A (zh) Plc控制变频桩机
CN110410119A (zh) 大断面五臂钻车
CN102877400B (zh) 路缘石安装机
JP2005035744A (ja) 自走式タワークレーン
CN107758579A (zh) 一种多功能高空作业平台
CN205822432U (zh) 自动控制升降的雨水篦子装置
CN106495063B (zh) 一种遥控式内悬浮卷扬机提升抱杆装置
CN210064975U (zh) 一种移动水利车
CA2607466A1 (en) Ac powered service rig
CN211056423U (zh) 多功能遥控放线装置
CN208830380U (zh) 冲沙排沙装置及电缆铺设系统
KR101030795B1 (ko) 독립된 인양수단이 구비된 건축용 케이지
CN205296283U (zh) 履带液压移动式泵吊一体应急抢险远程供水设备
CN204569248U (zh) 自动救援三脚架
CN113417566A (zh) 一种振冲桩施工设备及振冲桩施工方法
CN206375637U (zh) 一种遥控式内悬浮卷扬机提升抱杆装置
JP2009078924A (ja) 救助工作車の遠隔操作装置
CN117588260B (zh) 用于钻进设备的多功能泵站
CN206582078U (zh) 一种立式分体式变频增压泵
CN218862526U (zh) 一种新型打井机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060320

A977 Report on retrieval

Effective date: 20081202

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081205

A521 Written amendment

Effective date: 20090116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090528

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02