JP2005034811A - 濃縮酸素の製造方法 - Google Patents

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貴之 一柳
Yoshinori Matsunaga
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Abstract

【課題】 高効率で濃縮酸素を製造できる濃縮酸素の製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の濃縮酸素の製造方法は、(1)窒素ガスおよび酸素ガスを含む原料ガスを、窒素ガスを選択的に吸着する吸着剤を充填した吸着容器(吸着塔11)に供給して酸素ガスを回収する酸素ガス回収工程と、(2)酸素ガス回収工程後に、吸着容器(吸着塔11)から酸素ガスを回収すると共に、酸素ガスの一部を一時貯留容器(一時貯留タンク12)に貯留する酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程と、(3)酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程後に、吸着容器(吸着塔11)内を排気する排気工程と、(4)排気工程後に、前記一時貯留容器(一時貯留タンク12)に貯留した酸素ガスを吸着容器(吸着塔11)に送りつつ、吸着容器(吸着塔11)内を排気するパージ工程とを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、PSA法によって空気など窒素ガスおよび酸素ガスを含む原料ガスから窒素ガスを選択的に吸着分離して濃縮酸素を製造する濃縮酸素の製造方法に関する。
ゼオライト等の分子ふるいを吸着剤として用い、空気など窒素ガスおよび酸素ガスを含む原料ガスから吸着/脱着を繰り返しながら窒素ガスを選択的に吸着分離して濃縮酸素を製造する方法としてプレッシャスイング吸着法(以下「PSA法」という)が工業的に広く普及している。
PSA法によって酸素ガスを濃縮する従来の技術としては、吸着剤を充填した1個の吸着容器内に、ブロア等で空気などを供給して吸着剤に窒素ガスを吸着させた後、吸着容器内を減圧ポンプ等で減圧することにより吸着剤に吸着した窒素ガスを脱着させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の濃縮酸素の製造方法の具体例について図5を参照して説明する。この濃縮酸素の製造方法においては、窒素ガスを選択的に吸着する吸着剤が充填された吸着塔11と、吸着塔11に接続された一時貯留タンク12と、吸着塔11に接続された均圧塔13と、原料空気を吸着塔11に供給する供給ポンプ14と、吸着塔11内を減圧する減圧ポンプ15とを具備する濃縮酸素製造装置10を用いる。この濃縮酸素製造装置10においては、吸着塔11と一時貯留タンク12との間、吸着塔11と均圧塔13との間、吸着塔11と供給ポンプ14との間、吸着塔11と減圧ポンプ15との間に電磁弁からなる開閉弁(第1の開閉弁16a、第2の開閉弁16b、第3の開閉弁16c、第4の開閉弁16d)がそれぞれ設けられている。
また、この濃縮酸素製造装置10において、一時貯留タンク12は、吸着塔11から流出する酸素ガスの一部を貯留する容器である。均圧塔13は、吸着塔11が酸素を製造していない間も継続的に酸素を供給するための貯留容器である。通常、均圧塔13は、吸着塔11の約2.5〜3倍の容積である。
そして、上記濃縮酸素製造装置10を用い、以下の(a)〜(e)の工程を1サイクルとして継続運転して濃縮酸素を製造する。なお、図中、太線で示したところはガスが流れていることを意味している。
(a)図6に示すように、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを開放し、第3の開閉弁16cを開放し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、供給ポンプ14によって原料空気を吸着塔11に供給し、吸着塔11内の吸着剤に窒素ガスを吸着させて酸素ガスを濃縮し、その濃縮された酸素を回収して均圧塔13に送る工程。
(b)図7に示すように、原料空気の吸着塔11への供給を停止し、第1の開閉弁16aを開放し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、吸着塔11から一時貯留タンク12に酸素ガスを含むガスを送る工程。この工程では、(a)の工程にて原料空気を吸着塔11に供給したために一時貯留タンク12の圧力より吸着塔11の圧力の方が高くなっていることを利用し、ポンプ等を用いずに自然な流れで吸着塔11から一時貯留タンク12に酸素ガスを送る。
(c)図8に示すように、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを開放した状態で、吸着塔11内を減圧ポンプ15で減圧して吸着剤に吸着した窒素ガスを脱着させ、吸着塔11外に排気する工程。
(d)図9に示すように、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを開放し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを開放した状態で、均圧塔13から酸素ガスを吸着塔11に送りつつ、吸着塔11内を減圧ポンプ15で排気する工程。
(e)図10に示すように、第1の開閉弁16aを開放し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、一時貯留タンク12に貯留した酸素ガスを吸着塔11に送り、吸着塔11を昇圧する工程。この工程では、(d)の工程にて吸着塔11が減圧ポンプ15で減圧されたために吸着塔11の圧力より一時貯留タンク12の圧力の方が高くなっていることを利用し、ポンプ等を用いずに自然な流れで一時貯留タンク12から吸着塔11に酸素ガスを送る。
特許第3197436号公報
濃縮酸素の製造においては、より一層の高効率化が求められていたが、特許文献1に記載の濃縮酸素の製造方法では、その要求を十分に満足させることができないという問題点があった。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、高効率で濃縮酸素を製造できる濃縮酸素の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の濃縮酸素の製造方法は、
(1)窒素ガスおよび酸素ガスを含む原料ガスを、窒素ガスを選択的に吸着する吸着剤を充填した吸着容器に供給して濃縮された酸素ガスを回収する酸素ガス回収工程と、
(2)酸素ガス回収工程後に、吸着容器から濃縮された酸素ガスを回収すると共に、濃縮された酸素ガスの一部を一時貯留容器に貯留する酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程と、
(3)酸素ガス回収工程後に、吸着容器内を排気する排気工程と、
(4)排気工程後に、前記一時貯留容器に貯留した酸素ガスを吸着容器に送りつつ、吸着容器内を排気する排気工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程において、吸着容器から酸素ガスを回収すると共に、酸素ガスの一部を一時貯留容器に貯留するので、濃縮酸素を製造するための工程数が減っている。しかも、工程数が減っても、濃縮酸素の製造量が低下しないので、単位時間当たりの濃縮酸素生産量が増加する。したがって、濃縮酸素の製造効率が向上する。
本発明の濃縮酸素の製造方法の一実施形態例について図面を参照して説明する。
本実施形態例の濃縮酸素の製造方法は、吸着塔が1塔の場合に適用される方法であり、図5に示される濃縮酸素製造装置10を使用する。すなわち、本実施形態例の濃縮酸素の製造方法においては、特許文献1に記載された濃縮酸素製造装置と同じ構成の製造装置を使用する。なお、ここでは、濃縮酸素製造装置10の説明については省略する。
以下、本実施形態例の濃縮酸素の製造方法について図面を参照して説明する。なお、図中、太線で示したところはガスが流れていることを意味している。
(1)まず、図1に示すように、酸素ガス回収工程において、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを開放し、第3の開閉弁16cを開放し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、供給ポンプ14によって原料空気を、窒素ガスを選択的に吸着する吸着剤で充填された吸着塔11(吸着容器)に供給する。そして、所定の吸着圧まで昇圧し、窒素ガスを吸着剤に吸着させて酸素ガスを濃縮し、その濃縮酸素ガスを均圧塔13に移送する。
この酸素ガス回収工程では、吸着塔11内の吸着剤は再生された直後のものである。したがって、吸着剤は窒素ガス吸着能が高いので、回収される酸素ガスは濃度が高い(約95%)。
(2)図2に示すように、酸素ガス回収工程後の酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程において、第1の開閉弁16aを開放し、第2の開閉弁16bを開放し、第3の開閉弁16cを開放し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、供給ポンプ14によって原料空気を吸着塔11に供給する。そして、吸着塔11から濃縮された酸素ガスを回収し、その濃縮された酸素ガスを均圧塔13に移送すると共に、濃縮された酸素ガスの一部を一時貯留タンク12(一時貯留容器)に貯留する。
(3)図3に示すように、酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程後の排気工程において、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを開放した状態で、吸着塔11内を減圧ポンプ15で所定の脱着圧まで減圧する。そして、吸着剤に吸着した窒素ガスを脱着させ、吸着塔11外に排気する。このように、窒素ガスを吸着剤から脱着させることで、吸着剤を再生する。
(4)図4に示すように、排気工程後のパージ工程において、第1の開閉弁16aを開放し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを開放した状態で、吸着塔11内を減圧ポンプ15で減圧する。そして、一時貯留タンク12に貯留した酸素ガスを吸着塔11に送りつつ、吸着塔11内を排気する。この工程では、酸素ガスを吸着塔11に通すことで、窒素ガスをさらに追い出す。
このような(1)〜(4)の工程を1サイクルとして継続運転することで、原料空気から濃縮酸素を製造する。製造された濃縮酸素は、上記(1)〜(4)の工程が行われている間、均圧塔から供給先に送り出される。
この濃縮酸素の製造方法において、吸着剤としては窒素ガスを選択的に吸着できるものであれば制限されない。吸着剤の具体例としては、リチウム含有モレキュラーシーブなどの合成ゼオライト系分子ふるい等が挙げられる。
吸着剤は水分を吸着し易いため、窒素ガス吸着効率を高めるという観点から、原料空気を吸着剤に通す前に活性アルミナなどに通して脱水しておくことが好ましい。
酸素ガス回収工程における所定の吸着圧、排気工程における所定の脱着圧は、酸素製造効率が高くなるように選択される。なお、吸着圧および脱着圧は、吸着塔11で測定される圧力である。
また、この濃縮酸素の製造方法においては、各工程を予め定められた時間行うようなシーケンスにしてもよいし、吸着塔11内の圧力に基づいて工程が切り替わるようなシーケンスにしてもよい。
上述した実施形態例の濃縮酸素の製造方法にあっては、酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程にて、一時貯留タンク12に濃縮された酸素ガスを貯留している間も濃縮された酸素ガスを回収するので、一時貯留タンクに濃縮された酸素ガスを貯留するだけの工程を省略できる上に、酸素を回収する時間を長くできる。したがって、工程数が減っても、濃縮酸素の製造量が低下しないので、単位時間当たりの濃縮酸素生産量が増加する。
このような濃縮酸素の製造方法は、電気炉製鋼、パルプ漂白、発酵、化学、水処理、オゾン製造、溶融炉等酸素富化燃焼等、酸素ガスを大量に使用する産業において好適に利用できる。
図5に示される濃縮酸素製造装置を使用し、以下のようにして濃縮酸素を製造した。
(1)まず、図1に示すように、酸素ガス回収工程において、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを開放し、第3の開閉弁16cを開放し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、供給ポンプ14によって原料空気を、吸着剤であるリチウム含有モレキュラーシーブを充填した吸着塔11(直径30mm×長さ1000mm)に供給した。そして、吸着圧が54kPaになるまで昇圧して酸素ガスを選択的に回収し、その濃縮された酸素ガスを吸着塔11の約3倍の大きさの均圧塔13に移送した。この酸素ガス回収工程のサイクルタイムを26秒とした。
(2)図2に示すように、酸素ガス回収工程後の酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程において、第1の開閉弁16aを開放し、第2の開閉弁16bを開放し、第3の開閉弁16cを開放し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、供給ポンプ14によって原料空気を吸着塔11に供給した。そして、吸着塔11から濃縮された酸素ガスを回収し、その濃縮された酸素ガスを均圧塔13に移送すると共に、酸素ガスの一部を一時貯留タンク12(直径30mm×長さ1000mm)に貯留した。この酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程のサイクルタイムを4秒とした。
(3)図3に示すように、酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程後の排気工程において、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを開放した状態で、吸着塔11内を減圧ポンプ15により脱着圧が−53kPaになるまで減圧した。そして、リチウム含有モレキュラーシーブに吸着した窒素ガスを脱着させ、吸着塔11外に排気した。この排気工程のサイクルタイムを26秒とした。
(4)図4に示すように、排気工程後のパージ工程において、第1の開閉弁16aを開放し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを開放した状態で、吸着塔11内を減圧ポンプ15で減圧した。そして、一時貯留タンク12に貯留した酸素ガスを吸着塔11に送りつつ、吸着塔11内を排気した。このパージ工程のサイクルタイムを4秒とした。
そして、このような(1)〜(4)の工程を1サイクルとし(1サイクルが60秒)、継続運転して、原料空気から濃縮酸素を製造した。この製造方法における酸素生産量を表1に示す。
Figure 2005034811
酸素ガス回収工程における吸着圧を74kPaにし、排気工程における脱着圧を−40kPaにしたこと以外は実施例1と同様にして濃縮酸素を製造した。この製造方法における酸素生産量を表1に示す。
酸素ガス回収工程における吸着圧を74kPaにしたこと以外は実施例1と同様にして濃縮酸素を製造した。この製造方法における酸素生産量を表1に示す。
(比較例1)
図5に示される濃縮酸素製造装置を使用し、以下のようにして濃縮酸素を製造した。なお、この濃縮酸素製造装置において、各容器の大きさは実施例1と同様である。
(a)図6に示すように、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを開放し、第3の開閉弁16cを開放し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、供給ポンプ14によって原料空気を吸着塔11に供給した。そして、吸着塔11内の吸着剤であるリチウム含有モレキュラーシーブに窒素ガスを吸着させて酸素ガスを濃縮し、その濃縮された酸素ガスを吸着圧が54kPaになるまで回収して均圧塔13に移送した。この工程のサイクルタイムを22秒とした。
(b)図7に示すように、第1の開閉弁16aを開放し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、原料空気の吸着塔11への供給を停止し、吸着塔11から一時貯留タンク12に酸素ガスを含むガスを送った。この工程のサイクルタイムを4秒とした。
(c)図8に示すように、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを開放した状態で、吸着塔11内を減圧ポンプ15により脱着圧が−53kPaになるまで減圧した。そして、吸着剤に吸着した窒素ガスを脱着させ、吸着塔11外に排気した。この工程のサイクルタイムを26秒とした。
(d)図9に示すように、第1の開閉弁16aを閉止し、第2の開閉弁16bを開放し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを開放した状態で、均圧塔13から酸素ガスを吸着塔11に送りつつ、吸着塔11内を減圧ポンプ15で排気した。この工程のサイクルタイムを4秒とした。
(e)図10に示すように、第1の開閉弁16aを開放し、第2の開閉弁16bを閉止し、第3の開閉弁16cを閉止し、第4の開閉弁16dを閉止した状態で、一時貯留タンク12に貯留した酸素ガスを吸着塔11に送り、吸着塔11を昇圧した。この工程のサイクルタイムを4秒とした。
そして、このような(a)〜(e)の工程を1サイクルとし(1サイクルが60秒)、継続運転して、原料空気から濃縮酸素を製造した。この製造方法における酸素生産量を表1に示す。
(比較例2)
(a)工程における吸着圧を74kPaにし、(c)工程における脱着圧を−40kPaにしたこと以外は比較例1と同様にして濃縮酸素を製造した。この製造方法における酸素生産量を表1に示す。
(比較例3)
(a)工程における吸着圧を74kPaにしたこと以外は比較例1と同様にして濃縮酸素を製造した。この製造方法における酸素生産量を表1に示す。
同じ吸着圧で同じ脱着圧の実施例1と比較例1、実施例2と比較例2、実施例3と比較例3を比較すると、いずれの場合にも、実施例の方が単位時間当たり単位吸着剤当たりの酸素生産量が多かった。したがって、実施例の製造方法の方が高効率であった。
本発明に係る濃縮酸素の製造方法の実施形態例の一工程を模式的に示す図である。 本発明に係る濃縮酸素の製造方法の実施形態例の一工程を模式的に示す図である。 本発明に係る濃縮酸素の製造方法の実施形態例の一工程を模式的に示す図である。 本発明に係る濃縮酸素の製造方法の実施形態例の一工程を模式的に示す図である。 濃縮酸素の製造装置を模式的に示す図である。 従来の濃縮酸素の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 従来の濃縮酸素の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 従来の濃縮酸素の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 従来の濃縮酸素の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 従来の濃縮酸素の製造方法の一工程を模式的に示す図である。
符号の説明
11 吸着塔(吸着容器)
12 一時貯留タンク(一時貯留容器)

Claims (1)

  1. (1)窒素ガスおよび酸素ガスを含む原料ガスを、窒素ガスを選択的に吸着する吸着剤を充填した吸着容器に供給して濃縮された酸素ガスを回収する酸素ガス回収工程と、
    (2)酸素ガス回収工程後に、吸着容器から濃縮された酸素ガスを回収すると共に、濃縮された酸素ガスの一部を一時貯留容器に貯留する酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程と、
    (3)酸素ガス回収−パージ用ガス蓄積工程後に、吸着容器内を排気する排気工程と、
    (4)排気工程後に、前記一時貯留容器に貯留した酸素ガスを吸着容器に送りつつ、吸着容器内を排気するパージ工程とを有することを特徴とする濃縮酸素の製造方法。
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