JP2005032466A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】メッシュ構造の隔壁を有するPDPは排気通路が狭く、排気およびガス導入に長時間を要する。
【解決手段】本発明によるPDPの隔壁は放電セルを区画するメッシュ状の隔壁の2角に隙間を設け、放電セル間で斜め方向に排気通路を、または奇数列と偶数列の放電セル間で蛇行する排気通路を形成した構造であって、隙間で繋がった放電セル毎に、放電セルの底面および隔壁の側面に同一色の蛍光体を配置することにより発光輝度を向上できると同時に、画素間のクロストークの低減と排気抵抗の増大を抑制することができる。本発明によるPDPの隔壁は1回の隔壁形成工程で作製でき、製造歩留まりも高められる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明によるPDPの隔壁は放電セルを区画するメッシュ状の隔壁の2角に隙間を設け、放電セル間で斜め方向に排気通路を、または奇数列と偶数列の放電セル間で蛇行する排気通路を形成した構造であって、隙間で繋がった放電セル毎に、放電セルの底面および隔壁の側面に同一色の蛍光体を配置することにより発光輝度を向上できると同時に、画素間のクロストークの低減と排気抵抗の増大を抑制することができる。本発明によるPDPの隔壁は1回の隔壁形成工程で作製でき、製造歩留まりも高められる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、AC面放電型プラズマディスプレイパネルの背面基板上に形成される隔壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイパネル(PDP)表示装置は、自発光型であって、代表的な画像表示装置であるCRTと比べ、薄型で、且つ大型のパネルを比較的容易に製造できるという特徴があり、ハイビジョン時代のTV画像表示装置として、CRTに置き換わっていくことが期待される。PDPには交流型(AC型)と直流型(DC型)があるが、信頼性、画質など様々な面でAC型が優れていて、現在、PDPの主流はAC型になっている。
【0003】
図6は従来例としてのAC型PDPの断面構造を示す。図6(a)は前面基板10の表示電極11方向から見た断面図であり、その片面に表示電極11としてのスキャン電極12と維持電極13がガラス基板14上に対をなしてストライプ状に形成されている。これらの電極12、13を覆うように誘電体膜16および保護膜17が形成されている。そして、スキャン電極12および維持電極13は透明電極の上に金属電極15を積層することで電気抵抗を低減している。
【0004】
図6(b)は背面基板41のアドレス電極3方向から見た断面図であり、その片面には複数のアドレス電極3がストライプ状に形成されていて、更に、全てのアドレス電極3を覆うように誘電体膜4が形成されている。各アドレス電極3の間には隔壁5がストライプ状に形成されていて、誘電体膜4の表面および隔壁5の側壁には蛍光体8が塗布さている。
【0005】
以上のように形成された前面基板10と背面基板41とは、表示電極11とアドレス電極3が形成された面を対向させ、かつ表示電極11とアドレス電極3が直交するように張り合わせられ、前面基板10と隔壁5で仕切られた放電空間内の空気を排気してからNe、Xe、He等の希ガスが導入されてPDPは完成する。
【0006】
図7はAC面放電型PDPの隔壁5の構造、アドレス電極3及びスキャン電極12、維持電極13の配置を模式的に示す平面図および断面図であり、隣り合った2つの隔壁5に挟まれ、対を成すスキャン電極12および維持電極13と、アドレス電極3との交差部に放電セル7が形成される。この構造のPDPでは、隔壁5がストライプパターンであり、各列に属する放電セル7が互いに分断されていないので、排気抵抗が小さく、排気および放電ガスの導入が比較的スピーディに行える。しかしながら、アドレス電極3の方向に放電セル7が分離されていないので、動作時、放電セル間にクロストークが発生し易く画質が低下する。
【0007】
現在、実用化されている一般的なPDPは上記のような構造を有し、初期化放電、書き込み放電、維持放電を経て映像または画像を表示するが、更なる発光輝度や画質の改善のためにパネル構造や駆動方法の面から様々な工夫がなされている。特許文献1には、クロストークによる画質の低下を抑制するために、画素毎に放電空間を分離したメッシュ状の隔壁構造にし、さらに、排気抵抗が増大するというメッシュ状セル構造の欠点を抑制するために、列方向の隔壁と行方向の隔壁の高さに差を付けたPDPが開示されている。この段差を有する隔壁形状は製造工程の複雑さを招くと同時に、位置合わせ不良による製造歩留まりの低下を来す。また、特許文献2には、熱収縮性を持つ材料でメッシュ状の隔壁を形成し、硬化後の熱収縮量の不均一性によって隔壁の高さに差を付け、隔壁間に通気路を設けたPDPが開示されている。通気路が材料の熱収縮量の不均一性によって形成されるため、通気路のサイズ、方向が不均一になり易い。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−118512号公報
【特許文献2】
特開2002−83545号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ストライプパターンの隔壁を有するPDPは排気抵抗が小さく、ガス排気および放電ガスの導入が比較的スピーディに行えるという長所を有するが、放電空間を分離していないので画素間にクロストークが発生すること、および蛍光体を塗布できるのは放電セル底面と左右の側壁のみで、蛍光体表面積が小さく発光輝度が低いこと、等が短所として挙げられる。
【0010】
他方、メッシュ状の隔壁構造を有するPDPは、ストライプ状の隔壁構造のPDPに比べて、前記のクロストークの問題は回避でき、隔壁の四方の側壁に蛍光体を配置でき輝度がアップするが、排気通路が狭くなり排気抵抗が増大するという欠点を有する。その対策として、列方向の隔壁または行方向の隔壁のいずれかをより高くする方法や、隔壁の一部を削り取る方法により排気通路を確保したメッシュ構造の隔壁が提案されているが、この構造の隔壁を作製するには、相互に位置合わせをした2段階の隔壁形成工程が必要になり、それだけ製造工程が複雑になり、製造歩留まりが低下する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のPDPは、アドレス電極に平行な隔壁と、表示電極に平行な隔壁とからなるメッシュ状の隔壁の2角に隙間を設けた隔壁構造を有する。放電セルは前面基板上に設けられた前記表示電極と、表示電極を覆う誘電体膜および保護膜と、背面基板上に設けられたアドレス電極と、アドレス電極を覆う誘電体膜と、前記隔壁と誘電体膜上および前記隔壁の側壁に設けられた蛍光体膜とからなる。
【0012】
各隔壁の対角線の角を除去した構造にすることにより、放電セル間で斜め方向に排気通路が形成される。また、前記メッシュ状隔壁のアドレス電極に平行な方向にある隔壁の2角を除去した構造にすることにより、放電セル間で蛇行する排気通路が形成される。前記排気通路が繋がった一連の隔壁群には同一色の蛍光体が塗布される。
【0013】
次に、以上の隔壁構造を有するPDPの特徴を述べる。画素の対角線方向に形成された隔壁の隙間、または蛇行した隔壁の隙間が排気通路となり、排気抵抗が小さく排気および放電ガスの導入が比較的スピーディに行える。また、この構造の隔壁により蛍光体が上下並びに左右の隔壁の側面に塗布できるため蛍光体の表面積が増大し、その結果、発光輝度が増大する。更に、表示電極に垂直な方向および平行な方向に隔壁が存在するために、ストライプ状の隔壁に比べて放電セル間のクロストークが抑制される。放電セルの角に設けた隙間は表示電極から斜め方向の放電電界が弱い位置にあり、隙間によるクロストークは小さい。また、この構造の隔壁は1段階の隔壁形成工程により形成でき、製造工程は簡単であり製造歩留まりも高い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1におけるPDPの背面基板の要部構造を示し、図1(a)は背面基板の平面図であり、図1(b)は図1(a)のX−Yラインに沿って切断した場合の断面図である。背面基板1の片面には複数のアドレス電極3が縦方向にストライプ状に形成されていて、更に全てのアドレス電極3を覆うように誘電体膜4が形成されている。誘電体膜4上には、メッシュ形状で、その対角線方向の2角に隙間6を有する隔壁5を設けている。なお、隔壁5は低融点ガラスで形成され、その高さは約120μm、幅は約40μmである。隙間6は幅が約30μmで、メッシュ形状の隔壁5の対角線方向に設けられていて、放電セル7間で斜め方向に排気通路が形成される。
【0016】
前記のような隔壁5で区切られた放電セル7において、誘電体膜4の表面および隔壁5の側壁に蛍光体8が設けられるが、前記排気通路つまり隙間6が繋がった一連の放電セル7には同一色の蛍光体8が塗布される。そこで、Rは赤色蛍光体、Gは緑色蛍光体、Bは青色蛍光体を示す。蛍光体8はアドレス電極3に平行方向および垂直方向の隔壁5の側面に塗布されているので、蛍光体表面積が広くなっていて、高い発光輝度が得られる。
【0017】
図2は前面基板(図示せず)上に設けられたスキャン電極12と維持電極13とからなる表示電極11と、背面基板1上に設けられた隔壁5の構造との平面的な位置関係を示す。各放電セル7の隙間6は表示電極11に対して、放電電界が弱い斜め方向にあるので、隙間6によるクロストークは低く抑えられ、画質が向上する。
【0018】
本実施の形態1における隔壁5の構造は、メッシュ間に隙間6を有するパターンに形成することによって作製できるので、従来例に記述したような隔壁5に段差を設けたり、幅の異なる隔壁5の形成は不要である。つまり、隔壁5が従来のストライプ状の隔壁5の形成と同様の簡単な製造工程で作製できる。性能面では、ストライプ状の隔壁5に比べて、放電セル間が分離されているために、画素間のクロストークが抑制されると同時に、縦方向および横方向の隔壁5の壁面に蛍光体8を設けることができ、発光面が増大して発光輝度が向上する。
【0019】
図6、図7に示したような従来例におけるストライプ状の隔壁、アドレス電極を有するPDPに比べて、本実施の形態1のPDPはデータ書き込みの際に画像または映像データの入力順序を入れ替える必要があるが、駆動回路の一部変更で容易に対処できる。
【0020】
実施の形態1におけるPDPの背面基板1の製造方法について説明する。ストライプ状のアドレス電極3は銀を主成分とする導電性ペーストを印刷法によりガラス基板2上にパターン形成し、焼成することによって作製する。次に、アドレス電極3を覆うようにガラス基板2の全面に誘電体膜4を形成し、焼成する。誘電体膜4上に、印刷法により所定の高さの隔壁5を図1に示したようなパターンに形成して、焼成する。放電セル7は隔壁5で仕切られ、排気通路としての隙間6で繋がった空間毎に順次、赤色、緑色、青色の蛍光体8を塗布し焼成する。以上の工程により背面基板1が完成する。
【0021】
次に、前面基板10の製造方法について説明する。前面基板10は図6に示す従来例と同一の構造であって、ストライプ状のスキャン電極12、維持電極13は透明導電膜であって、CVD法やスパッタ法によりガラス基板14上に作製する。電気抵抗を低減するために、スキャン電極12、維持電極13の上端または下端に細いストライプ状の金属電極15を印刷法で形成する。これらの電極を覆うように全面に順次、誘電体膜16およびMgOからなる保護膜17を形成する。以上の工程により前面基板10が完成する。
【0022】
完成した背面基板1と前面基板10はアドレス電極3と表示電極11とが直交し、表示電極11の中心線が横方向に並ぶ放電セル7の中心線と一致するように位置合わせをしてフリット封着される。その後、排気、ガス導入、封止工程を経てPDPが完成する。このとき斜め方向に並ぶ隔壁間の隙間が排気抵抗の低減に寄与する。
【0023】
(実施の形態2)
図3は実施の形態2におけるPDPの背面基板の要部構造を示し、図3(a)は背面基板21の平面図であり、図3(b)は同図(a)のX−Yラインに沿った断面図である。本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、隔壁5間の隙間6の位置である。従って、実施の形態1と同じ呼称の部材については、実施の形態1と同様の機能を持つものとする。背面基板21の片面には複数のアドレス電極3が縦方向にストライプ状に形成されていて、更に全てのアドレス電極3を覆うように誘電体膜4が形成されている。誘電体膜4上には、メッシュ形状で、放電セル7の左側隔壁の2角に隙間6を有する隔壁5を設けている。なお、隔壁5は低融点ガラスで形成され、その高さは約120μm、幅は約40μmである。幅が約30μmの隙間6がメッシュ形状の隔壁5間を蛇行して設けられていて、排気通路となる。本実施の形態2では、排気通路は隣接する奇数列と偶数列に属する放電セル間で蛇行しているが、縦方向に繋がった全ての排気通路の長さが等しく、パネル全面に均一的に排気できる。
【0024】
前記のような隔壁5で区切られた放電セル7において、誘電体膜4の表面および隔壁5の側壁に蛍光体8が設けられ、前記排気通路つまり隙間6が繋がった一連の放電セル7には同一色の蛍光体8が塗布される。つまり、隣接する奇数列と偶数列に属する隙間6で繋がった一連の放電セル7には同一色の蛍光体が塗布されている。そこで、Rは赤色蛍光体、Gは緑色蛍光体、Bは青色蛍光体を示す。蛍光体8はアドレス電極3に平行方向および垂直方向の隔壁5の側面に塗布されているので、蛍光体表面積が広くなっていて、高い発光輝度が得られる。
【0025】
図4は前面基板(図示せず)上に設けられたスキャン電極12と維持電極13とからなる表示電極11と、背面基板21上に設けられた隔壁5の構造との平面的な位置関係を示す。各放電セル7の隙間6は表示電極11に対して、放電電界が弱い斜め方向にあるので、隙間6によるクロストークは低く抑えられ、画質が向上する。
【0026】
本実施の形態2における隔壁5の構造は、メッシュ間に隙間6を有するパターンに形成することによって作製できるので、従来例に記載されているような隔壁5に段差を設けたり、幅の異なる隔壁5の形成は不要である。つまり、隔壁5が従来のストライプ状の隔壁5の形成と同様の簡単な製造工程で作製できる。性能面では、ストライプ状の隔壁5に比べて、放電セル7間が分離されているために、画素間のクロストークが抑制されると同時に、縦方向および横方向の隔壁5の壁面に蛍光体8を設けることができ、発光面積が増大して発光輝度が向上する。
【0027】
なお、図3、図4では、一列ごとに隔壁間を蛇行して排気通路を開けているが、この例だけではなく、2列もしくは3列ごと等に蛇行しても良い。
【0028】
図6、図7に示したような従来例におけるストライプ状の隔壁、アドレス電極を有するPDPに比べて、本実施の形態2のPDPはデータ書き込みの際に画像または映像データの入力順序を入れ替える必要があるが、駆動回路の一部変更で容易に対処できる。なお、実施の形態2におけるPDPの背面基板21の製造方法は実施の形態1の場合と同様であるので、その説明を省略する。
【0029】
(実施の形態3)
図5は実施の形態3におけるPDPの背面基板の要部構造を示し、図5(a)は背面基板31の平面図であり、図5(b)は同図(a)のX−Yラインに沿って切断した場合の断面図である。本実施の形態3が実施の形態2と異なる点はアドレス電極の配置、配線にある。従って、実施の形態2と同じ呼称の部材については、実施の形態2と同様の機能をもつものとする。背面基板31の片面には複数のアドレス電極3が放電セル7間で隔壁5の隙間6に沿って蛇行して形成されている。更に、全てのアドレス電極3を覆うように誘電体膜4が形成されていて、誘電体膜4上には、メッシュ形状で、放電セル7の左側隔壁の2角に隙間6を有する隔壁5を設けている。
【0030】
なお、隔壁5は低融点ガラスで形成され、その高さは約120μm、幅は約40μmである。幅が約30μmの隙間6がメッシュ形状の隔壁5間を蛇行して設けられていて、排気通路となる。本実施の形態3では、排気通路は隣接する奇数列と偶数列に属する放電セル7間で蛇行しているが、縦方向に繋がった全ての排気通路の長さが等しく、パネル全面に均一的に排気できる。
【0031】
前記のような隔壁5で区切られた放電セル7において、誘電体膜4の表面および隔壁5の側壁に蛍光体8が設けられるが、前記排気通路つまり隙間6が繋がった一連の放電セル7には、図3と同様に同一色の蛍光体8が塗布される。つまり、隣接する奇数列と偶数列に属する隙間6で繋がった一連の放電セルには同一色の蛍光体が塗布される。蛍光体8はアドレス電極3に平行方向および垂直方向の隔壁5の側面に塗布されているので、蛍光体表面積が広くなっていて、高い発光輝度が得られる。
【0032】
本実施の形態3では、同一色の蛍光体を有する放電セルの底面には共通に接続されたアドレス電極3が備えられている。従って、奇数行と偶数行で1セルのずれがあるが、従来の駆動回路で駆動することも可能である。もちろん、画像データまたは映像データを入れ替えて、PDPに書きこむことも可能である。
【0033】
【発明の効果】
本発明によるPDPの隔壁は放電セルを区画するメッシュ状の隔壁の2角に隙間を設けた構造であって、PDPの画素間のクロストークの低減と排気抵抗の増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるPDPの背面基板要部の平面図および断面図
【図2】実施の形態1におけるPDPの隔壁、スキャン電極、維持電極の配置を示す平面図
【図3】実施の形態2におけるPDPの背面基板要部の平面図および断面図
【図4】実施の形態2におけるPDPの隔壁、アドレス電極、維持電極の配置を示す平面図
【図5】実施の形態3におけるPDPの背面基板要部の平面図および断面図
【図6】従来例におけるAC型PDPの前面基板および背面基板の断面構造図
【図7】従来例におけるAC型PDPの隔壁、アドレス電極、スキャン電極、維持電極の配置を示す平面図および断面図
【符号の説明】
1,21,31,41 背面基板
2 ガラス基板
3 アドレス電極
4 誘電体膜
5 隔壁
6 隙間
7 放電セル
8 蛍光体
10 前面基板
11 表示電極
12 スキャン電極
13 維持電極
14 ガラス基板
15 金属電極
16 誘電体膜
17 保護膜
【発明の属する技術分野】
本発明は、AC面放電型プラズマディスプレイパネルの背面基板上に形成される隔壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイパネル(PDP)表示装置は、自発光型であって、代表的な画像表示装置であるCRTと比べ、薄型で、且つ大型のパネルを比較的容易に製造できるという特徴があり、ハイビジョン時代のTV画像表示装置として、CRTに置き換わっていくことが期待される。PDPには交流型(AC型)と直流型(DC型)があるが、信頼性、画質など様々な面でAC型が優れていて、現在、PDPの主流はAC型になっている。
【0003】
図6は従来例としてのAC型PDPの断面構造を示す。図6(a)は前面基板10の表示電極11方向から見た断面図であり、その片面に表示電極11としてのスキャン電極12と維持電極13がガラス基板14上に対をなしてストライプ状に形成されている。これらの電極12、13を覆うように誘電体膜16および保護膜17が形成されている。そして、スキャン電極12および維持電極13は透明電極の上に金属電極15を積層することで電気抵抗を低減している。
【0004】
図6(b)は背面基板41のアドレス電極3方向から見た断面図であり、その片面には複数のアドレス電極3がストライプ状に形成されていて、更に、全てのアドレス電極3を覆うように誘電体膜4が形成されている。各アドレス電極3の間には隔壁5がストライプ状に形成されていて、誘電体膜4の表面および隔壁5の側壁には蛍光体8が塗布さている。
【0005】
以上のように形成された前面基板10と背面基板41とは、表示電極11とアドレス電極3が形成された面を対向させ、かつ表示電極11とアドレス電極3が直交するように張り合わせられ、前面基板10と隔壁5で仕切られた放電空間内の空気を排気してからNe、Xe、He等の希ガスが導入されてPDPは完成する。
【0006】
図7はAC面放電型PDPの隔壁5の構造、アドレス電極3及びスキャン電極12、維持電極13の配置を模式的に示す平面図および断面図であり、隣り合った2つの隔壁5に挟まれ、対を成すスキャン電極12および維持電極13と、アドレス電極3との交差部に放電セル7が形成される。この構造のPDPでは、隔壁5がストライプパターンであり、各列に属する放電セル7が互いに分断されていないので、排気抵抗が小さく、排気および放電ガスの導入が比較的スピーディに行える。しかしながら、アドレス電極3の方向に放電セル7が分離されていないので、動作時、放電セル間にクロストークが発生し易く画質が低下する。
【0007】
現在、実用化されている一般的なPDPは上記のような構造を有し、初期化放電、書き込み放電、維持放電を経て映像または画像を表示するが、更なる発光輝度や画質の改善のためにパネル構造や駆動方法の面から様々な工夫がなされている。特許文献1には、クロストークによる画質の低下を抑制するために、画素毎に放電空間を分離したメッシュ状の隔壁構造にし、さらに、排気抵抗が増大するというメッシュ状セル構造の欠点を抑制するために、列方向の隔壁と行方向の隔壁の高さに差を付けたPDPが開示されている。この段差を有する隔壁形状は製造工程の複雑さを招くと同時に、位置合わせ不良による製造歩留まりの低下を来す。また、特許文献2には、熱収縮性を持つ材料でメッシュ状の隔壁を形成し、硬化後の熱収縮量の不均一性によって隔壁の高さに差を付け、隔壁間に通気路を設けたPDPが開示されている。通気路が材料の熱収縮量の不均一性によって形成されるため、通気路のサイズ、方向が不均一になり易い。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−118512号公報
【特許文献2】
特開2002−83545号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ストライプパターンの隔壁を有するPDPは排気抵抗が小さく、ガス排気および放電ガスの導入が比較的スピーディに行えるという長所を有するが、放電空間を分離していないので画素間にクロストークが発生すること、および蛍光体を塗布できるのは放電セル底面と左右の側壁のみで、蛍光体表面積が小さく発光輝度が低いこと、等が短所として挙げられる。
【0010】
他方、メッシュ状の隔壁構造を有するPDPは、ストライプ状の隔壁構造のPDPに比べて、前記のクロストークの問題は回避でき、隔壁の四方の側壁に蛍光体を配置でき輝度がアップするが、排気通路が狭くなり排気抵抗が増大するという欠点を有する。その対策として、列方向の隔壁または行方向の隔壁のいずれかをより高くする方法や、隔壁の一部を削り取る方法により排気通路を確保したメッシュ構造の隔壁が提案されているが、この構造の隔壁を作製するには、相互に位置合わせをした2段階の隔壁形成工程が必要になり、それだけ製造工程が複雑になり、製造歩留まりが低下する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のPDPは、アドレス電極に平行な隔壁と、表示電極に平行な隔壁とからなるメッシュ状の隔壁の2角に隙間を設けた隔壁構造を有する。放電セルは前面基板上に設けられた前記表示電極と、表示電極を覆う誘電体膜および保護膜と、背面基板上に設けられたアドレス電極と、アドレス電極を覆う誘電体膜と、前記隔壁と誘電体膜上および前記隔壁の側壁に設けられた蛍光体膜とからなる。
【0012】
各隔壁の対角線の角を除去した構造にすることにより、放電セル間で斜め方向に排気通路が形成される。また、前記メッシュ状隔壁のアドレス電極に平行な方向にある隔壁の2角を除去した構造にすることにより、放電セル間で蛇行する排気通路が形成される。前記排気通路が繋がった一連の隔壁群には同一色の蛍光体が塗布される。
【0013】
次に、以上の隔壁構造を有するPDPの特徴を述べる。画素の対角線方向に形成された隔壁の隙間、または蛇行した隔壁の隙間が排気通路となり、排気抵抗が小さく排気および放電ガスの導入が比較的スピーディに行える。また、この構造の隔壁により蛍光体が上下並びに左右の隔壁の側面に塗布できるため蛍光体の表面積が増大し、その結果、発光輝度が増大する。更に、表示電極に垂直な方向および平行な方向に隔壁が存在するために、ストライプ状の隔壁に比べて放電セル間のクロストークが抑制される。放電セルの角に設けた隙間は表示電極から斜め方向の放電電界が弱い位置にあり、隙間によるクロストークは小さい。また、この構造の隔壁は1段階の隔壁形成工程により形成でき、製造工程は簡単であり製造歩留まりも高い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1におけるPDPの背面基板の要部構造を示し、図1(a)は背面基板の平面図であり、図1(b)は図1(a)のX−Yラインに沿って切断した場合の断面図である。背面基板1の片面には複数のアドレス電極3が縦方向にストライプ状に形成されていて、更に全てのアドレス電極3を覆うように誘電体膜4が形成されている。誘電体膜4上には、メッシュ形状で、その対角線方向の2角に隙間6を有する隔壁5を設けている。なお、隔壁5は低融点ガラスで形成され、その高さは約120μm、幅は約40μmである。隙間6は幅が約30μmで、メッシュ形状の隔壁5の対角線方向に設けられていて、放電セル7間で斜め方向に排気通路が形成される。
【0016】
前記のような隔壁5で区切られた放電セル7において、誘電体膜4の表面および隔壁5の側壁に蛍光体8が設けられるが、前記排気通路つまり隙間6が繋がった一連の放電セル7には同一色の蛍光体8が塗布される。そこで、Rは赤色蛍光体、Gは緑色蛍光体、Bは青色蛍光体を示す。蛍光体8はアドレス電極3に平行方向および垂直方向の隔壁5の側面に塗布されているので、蛍光体表面積が広くなっていて、高い発光輝度が得られる。
【0017】
図2は前面基板(図示せず)上に設けられたスキャン電極12と維持電極13とからなる表示電極11と、背面基板1上に設けられた隔壁5の構造との平面的な位置関係を示す。各放電セル7の隙間6は表示電極11に対して、放電電界が弱い斜め方向にあるので、隙間6によるクロストークは低く抑えられ、画質が向上する。
【0018】
本実施の形態1における隔壁5の構造は、メッシュ間に隙間6を有するパターンに形成することによって作製できるので、従来例に記述したような隔壁5に段差を設けたり、幅の異なる隔壁5の形成は不要である。つまり、隔壁5が従来のストライプ状の隔壁5の形成と同様の簡単な製造工程で作製できる。性能面では、ストライプ状の隔壁5に比べて、放電セル間が分離されているために、画素間のクロストークが抑制されると同時に、縦方向および横方向の隔壁5の壁面に蛍光体8を設けることができ、発光面が増大して発光輝度が向上する。
【0019】
図6、図7に示したような従来例におけるストライプ状の隔壁、アドレス電極を有するPDPに比べて、本実施の形態1のPDPはデータ書き込みの際に画像または映像データの入力順序を入れ替える必要があるが、駆動回路の一部変更で容易に対処できる。
【0020】
実施の形態1におけるPDPの背面基板1の製造方法について説明する。ストライプ状のアドレス電極3は銀を主成分とする導電性ペーストを印刷法によりガラス基板2上にパターン形成し、焼成することによって作製する。次に、アドレス電極3を覆うようにガラス基板2の全面に誘電体膜4を形成し、焼成する。誘電体膜4上に、印刷法により所定の高さの隔壁5を図1に示したようなパターンに形成して、焼成する。放電セル7は隔壁5で仕切られ、排気通路としての隙間6で繋がった空間毎に順次、赤色、緑色、青色の蛍光体8を塗布し焼成する。以上の工程により背面基板1が完成する。
【0021】
次に、前面基板10の製造方法について説明する。前面基板10は図6に示す従来例と同一の構造であって、ストライプ状のスキャン電極12、維持電極13は透明導電膜であって、CVD法やスパッタ法によりガラス基板14上に作製する。電気抵抗を低減するために、スキャン電極12、維持電極13の上端または下端に細いストライプ状の金属電極15を印刷法で形成する。これらの電極を覆うように全面に順次、誘電体膜16およびMgOからなる保護膜17を形成する。以上の工程により前面基板10が完成する。
【0022】
完成した背面基板1と前面基板10はアドレス電極3と表示電極11とが直交し、表示電極11の中心線が横方向に並ぶ放電セル7の中心線と一致するように位置合わせをしてフリット封着される。その後、排気、ガス導入、封止工程を経てPDPが完成する。このとき斜め方向に並ぶ隔壁間の隙間が排気抵抗の低減に寄与する。
【0023】
(実施の形態2)
図3は実施の形態2におけるPDPの背面基板の要部構造を示し、図3(a)は背面基板21の平面図であり、図3(b)は同図(a)のX−Yラインに沿った断面図である。本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、隔壁5間の隙間6の位置である。従って、実施の形態1と同じ呼称の部材については、実施の形態1と同様の機能を持つものとする。背面基板21の片面には複数のアドレス電極3が縦方向にストライプ状に形成されていて、更に全てのアドレス電極3を覆うように誘電体膜4が形成されている。誘電体膜4上には、メッシュ形状で、放電セル7の左側隔壁の2角に隙間6を有する隔壁5を設けている。なお、隔壁5は低融点ガラスで形成され、その高さは約120μm、幅は約40μmである。幅が約30μmの隙間6がメッシュ形状の隔壁5間を蛇行して設けられていて、排気通路となる。本実施の形態2では、排気通路は隣接する奇数列と偶数列に属する放電セル間で蛇行しているが、縦方向に繋がった全ての排気通路の長さが等しく、パネル全面に均一的に排気できる。
【0024】
前記のような隔壁5で区切られた放電セル7において、誘電体膜4の表面および隔壁5の側壁に蛍光体8が設けられ、前記排気通路つまり隙間6が繋がった一連の放電セル7には同一色の蛍光体8が塗布される。つまり、隣接する奇数列と偶数列に属する隙間6で繋がった一連の放電セル7には同一色の蛍光体が塗布されている。そこで、Rは赤色蛍光体、Gは緑色蛍光体、Bは青色蛍光体を示す。蛍光体8はアドレス電極3に平行方向および垂直方向の隔壁5の側面に塗布されているので、蛍光体表面積が広くなっていて、高い発光輝度が得られる。
【0025】
図4は前面基板(図示せず)上に設けられたスキャン電極12と維持電極13とからなる表示電極11と、背面基板21上に設けられた隔壁5の構造との平面的な位置関係を示す。各放電セル7の隙間6は表示電極11に対して、放電電界が弱い斜め方向にあるので、隙間6によるクロストークは低く抑えられ、画質が向上する。
【0026】
本実施の形態2における隔壁5の構造は、メッシュ間に隙間6を有するパターンに形成することによって作製できるので、従来例に記載されているような隔壁5に段差を設けたり、幅の異なる隔壁5の形成は不要である。つまり、隔壁5が従来のストライプ状の隔壁5の形成と同様の簡単な製造工程で作製できる。性能面では、ストライプ状の隔壁5に比べて、放電セル7間が分離されているために、画素間のクロストークが抑制されると同時に、縦方向および横方向の隔壁5の壁面に蛍光体8を設けることができ、発光面積が増大して発光輝度が向上する。
【0027】
なお、図3、図4では、一列ごとに隔壁間を蛇行して排気通路を開けているが、この例だけではなく、2列もしくは3列ごと等に蛇行しても良い。
【0028】
図6、図7に示したような従来例におけるストライプ状の隔壁、アドレス電極を有するPDPに比べて、本実施の形態2のPDPはデータ書き込みの際に画像または映像データの入力順序を入れ替える必要があるが、駆動回路の一部変更で容易に対処できる。なお、実施の形態2におけるPDPの背面基板21の製造方法は実施の形態1の場合と同様であるので、その説明を省略する。
【0029】
(実施の形態3)
図5は実施の形態3におけるPDPの背面基板の要部構造を示し、図5(a)は背面基板31の平面図であり、図5(b)は同図(a)のX−Yラインに沿って切断した場合の断面図である。本実施の形態3が実施の形態2と異なる点はアドレス電極の配置、配線にある。従って、実施の形態2と同じ呼称の部材については、実施の形態2と同様の機能をもつものとする。背面基板31の片面には複数のアドレス電極3が放電セル7間で隔壁5の隙間6に沿って蛇行して形成されている。更に、全てのアドレス電極3を覆うように誘電体膜4が形成されていて、誘電体膜4上には、メッシュ形状で、放電セル7の左側隔壁の2角に隙間6を有する隔壁5を設けている。
【0030】
なお、隔壁5は低融点ガラスで形成され、その高さは約120μm、幅は約40μmである。幅が約30μmの隙間6がメッシュ形状の隔壁5間を蛇行して設けられていて、排気通路となる。本実施の形態3では、排気通路は隣接する奇数列と偶数列に属する放電セル7間で蛇行しているが、縦方向に繋がった全ての排気通路の長さが等しく、パネル全面に均一的に排気できる。
【0031】
前記のような隔壁5で区切られた放電セル7において、誘電体膜4の表面および隔壁5の側壁に蛍光体8が設けられるが、前記排気通路つまり隙間6が繋がった一連の放電セル7には、図3と同様に同一色の蛍光体8が塗布される。つまり、隣接する奇数列と偶数列に属する隙間6で繋がった一連の放電セルには同一色の蛍光体が塗布される。蛍光体8はアドレス電極3に平行方向および垂直方向の隔壁5の側面に塗布されているので、蛍光体表面積が広くなっていて、高い発光輝度が得られる。
【0032】
本実施の形態3では、同一色の蛍光体を有する放電セルの底面には共通に接続されたアドレス電極3が備えられている。従って、奇数行と偶数行で1セルのずれがあるが、従来の駆動回路で駆動することも可能である。もちろん、画像データまたは映像データを入れ替えて、PDPに書きこむことも可能である。
【0033】
【発明の効果】
本発明によるPDPの隔壁は放電セルを区画するメッシュ状の隔壁の2角に隙間を設けた構造であって、PDPの画素間のクロストークの低減と排気抵抗の増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるPDPの背面基板要部の平面図および断面図
【図2】実施の形態1におけるPDPの隔壁、スキャン電極、維持電極の配置を示す平面図
【図3】実施の形態2におけるPDPの背面基板要部の平面図および断面図
【図4】実施の形態2におけるPDPの隔壁、アドレス電極、維持電極の配置を示す平面図
【図5】実施の形態3におけるPDPの背面基板要部の平面図および断面図
【図6】従来例におけるAC型PDPの前面基板および背面基板の断面構造図
【図7】従来例におけるAC型PDPの隔壁、アドレス電極、スキャン電極、維持電極の配置を示す平面図および断面図
【符号の説明】
1,21,31,41 背面基板
2 ガラス基板
3 アドレス電極
4 誘電体膜
5 隔壁
6 隙間
7 放電セル
8 蛍光体
10 前面基板
11 表示電極
12 スキャン電極
13 維持電極
14 ガラス基板
15 金属電極
16 誘電体膜
17 保護膜
Claims (6)
- アドレス電極と平行方向および垂直方向に、背面基板上に形成された隔壁からなるメッシュ状隔壁構造を有するプラズマディスプレイパネルにおいて、前記メッシュ状隔壁の2角で隔壁を除去した構造であり、隔壁間の排気通路を設けたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 前記メッシュ状隔壁の対角線方向にある2角の隔壁を除去した構造であり、斜め方向に排気通路を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 斜め方向に繋がる共通の前記排気通路を有する放電セルの底面および隔壁の側面に同一色の蛍光体を塗布したことを特徴とする請求項2に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 前記メッシュ状隔壁のアドレス電極に平行な方向にある隔壁の2角を除去した構造であり、放電セル間で蛇行する排気通路を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 蛇行しつつ繋がる共通の前記排気通路を有する放電セルの底面および隔壁の側面に同一色の蛍光体を塗布したことを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイパネル。
- 蛇行しつつ繋がる共通の前記排気通路を有する放電セルの底面に共通のアドレス電極が埋設されていることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイパネル。
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2003
- 2003-07-08 JP JP2003193423A patent/JP2005032466A/ja active Pending
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