JP2005032196A - 移動ロボット用経路計画システム - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突の危険性が少ない安全な経路設定可能なシステム
【解決手段】幾何マップからグリッドマップを生成してから(S102)、グリッドマップから重み付きボロノイグラフを生成する(S104)。重み付きボロノイグラフは、物体の位置姿勢の不確実性に応じた重みの付いた距離を用いている。指定された目標物体を1つ取り出し(S106)、その目標物体のボロノイ領域の境界線上にあるボロノイノードからなる境界サブグラフを抽出する(S108)。現在の目標物体の境界サブグラフ内において、目標物体を観測できる最適な観測経路を求め、観測経路間の移動経路を求める(S112)。目標物体の境界サブグラフの各ノードから全体経路の終点までの移動経路を求めてから(S116)、それまで求めた移動経路と観測経路を交互に連結した複合グラフで経路探索を行う。最終的に、得られた経路を最適化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動ロボット用経路計画システムに関するものである。
移動ロボットが目的地まで移動する経路を計画する方法として、地図上で走行可能な領域を求め、その領域を通過する線分をアークとしたグラフを生成し、そのグラフ上での経路探索問題に帰着させる方法が一般的である。このグラフとして、ボロノイグラフがよく用いられる(例えば、非特許文献1参照)。ボロノイグラフは、周囲の物体から等距離にある点をつないだ線をアークとし、アークの分岐点をノードとしたグラフである。周囲の物体から等距離にあれば、それらの物体に衝突する確率が最も小さいと期待されるため、安全な経路を求めるのに適している。
グラフ上の経路探索の方法としてはダイクストラ法がよく用いられる。これは、各アークにコストを設定し、始点から目的地までの経路のうち、その構成アークのコストの総和が最小になる経路を求める方法である。コストとしては、目的地までの距離や危険度などが用いられる。この他、Aスター・アルゴリズムや最良優先探索などの手法もよく用いられるが、コストを最小にする点は同じである。
上記のように求めた経路は、いったん環境をグラフで離散化しているため、経路長や滑らかさの点で、必ずしも最適ではない。そこで、求めた経路を最適化することが行われる。具体的には、安全性や経路長、滑らかさをすべて考慮した評価関数を定義して、グラフから求めた経路を、評価関数が最小になるように変形する。
O. Takahashi and R. J. Schillinger: "Motion Planning in a Plane using Generalized Voronoi Diagrams," IEEE Trans. Robotics Automation, Vol.5, No. 2, pp. 143-150,1989
技術的背景で述べた方法には、以下の2つの問題がある。
(1) 物体の位置姿勢の不確実性に応じた経路生成ができない。
物体の位置姿勢が正確にはわからない場合、従来の方法では、必ずしも最も安全な経路が得られるとは限らない。ボロノイグラフでは、周囲の物体から等距離にある点をつないだ線をアークとしているが、ある物体の位置姿勢の不確実性が大きい場合、安全のためには、その物体から離れた点を通る方がよい。しかし、従来の方法では、どの物体からも等距離の点を通るようにするため、特定の物体だけ遠ざけるような経路をとることができない。
(2) 目標物体を見つけるための経路を生成できない。
従来の方法では、目的地に到達する経路は求めることができるが、ロボットが把持や運搬の対象とする目標物体を見つけて、その後、目的地へと移動する経路を計画することは、一般にできない。なぜなら、目標物体を見つけるには、目的地からいったん遠ざかるような経路をとって、回りこんで目標物体を探さなければならないことがありうる。ところが、ダイクストラ法ではアークのコストは非負でなければならないが、目標物体が見えないことをコストとすると、迂回経路をとらない方がコストの総和は必ず小さくなるため、目標物体を見つける経路が選ばれることはない。
本発明は、移動ロボットが出発点から目的地に向かう経路を求める移動ロボット用経路計画システムであって、環境内の物体の幾何マップを用いて、位置姿勢を確率的に表した物体が占有する空間の分布を表したグリッドマップを生成するグリッドマップ生成手段と、前記生成したグリッドマップから、物体の位置姿勢の不確実性に応じた距離を用いてボロノイグラフを生成するボロノイグラフ生成手段と、前記生成したボロノイグラフの上で、物体との衝突可能性と経路長をコストとして、与えられた前記出発点から目的地へ向かう経路の探索を行う経路探索手段とを備えることを特徴とする。
さらに、前記経路を、制御点を含む線分で分割し、該経路の出発点から目的地までの隣接する複数本の線分を組にして順次取り出し、それぞれの線分組に対して、最初の線分の始点と最後の線分の終点は固定し、前記制御点の位置を変化させることにより、経路長、経路の滑らかさ、物体との衝突可能性で定義される評価関数を用いて最適又は準最適にすることで最適化する最適化手段を備えることもできる。
又、1つまたは複数の目標物体が与えられており、前記経路探索手段は、全目標物体の観測経路を、ロボットの位置姿勢と目標物体の位置姿勢に基づいて、前記目標物体が前記ロボットのセンサにより観測できるかどうかの度合を前記コストに含めて探索することを含むこともできる。
このとき、さらに、前記経路を、制御点を含む線分で分割し、該経路の出発点から目的地までの隣接する複数本の線分を組にして順次取り出し、それぞれの線分組に対して、最初の線分の始点と最後の線分の終点は固定し、前記制御点の位置を変化させることにより、経路長、経路の滑らかさ、物体との衝突可能性および観測経路の場合は目標物体の可視度で定義される評価関数を用いて最適又は準最適にすることで最適化する最適化手段を備えることもできる。
上述の各移動ロボット用経路計画システムをコンピュータ・システムに構築させるプログラムも本発明である。
本発明の移動ロボット用経路計画システムでは、物体の位置姿勢の不確実性に応じた距離を用いてボロノイグラフを生成して、生成した重み付きボロノイグラフの上で、コスト計算を行い経路の探索を行っているので、従来のボロノイグラフよりも安全な経路を生成できる。
また、ロボットが最終目的点に行く途中で目標物体を見つける作業を行う場合に、目標物体を発見する確率が高く、しかも、安全性が高く、走行距離も短い経路を生成できるという効果がある。
さらに、得られた経路を最適化することにより、目標物体を発見し、かつ、安全性が高いという条件を保ちながら、経路長や滑らかさを改善させることができる。
本発明の実施形態の移動ロボット用経路計画システムでは、ロボットは環境の地図(マップと呼ぶ)を持っているが、環境内の物体の位置姿勢が大まかにしかわからないという条件下で経路計画を立てる状況を想定する。このような状況は、マップの誤差、環境の変化、あるいは、ロボット自身の位置姿勢の誤差により、現実的に頻繁に生じる。ロボットは、現在位置を始点とし、指定された目的地まで移動する経路を計画する。
また、単に目的地に移動する問題の他に、目標物体を見つけてから目的地に行く問題も考える。ロボットは、カメラなどの外界センサにより環境中の物体を認識し、物体の位置姿勢を推定する。目標物体はロボット自身が認識してもよいし、遠隔にいる操作者がカメラ画像を見て認識してもよい。ここで問題となるのは、物体を認識するための特徴は物体の特定の面に集中していることがあるため、適切な方向からカメラで物体を撮影する必要があるということである。このため、ロボットは単に目標物体の近くを通るだけでなく、目標物体の特徴を示す面がよく見える地点を通る経路を計画する必要がある。しかも、目標物体の位置姿勢が大まかにしかわからない場合にも対処しなければならない。なお、目標物体は複数個あってよいが、その順序は与えられているとする。
本発明の実施形態では、このような経路を計画するために、上述の2つの問題に次のように対処する。
(1)の問題については、周囲の物体までのユークリッド距離ではなく、物体の位置姿勢の不確実性に応じた距離を用いた重み付きボロノイグラフを用いることで、より安全な経路を計画できるようにする。これにより、位置姿勢の不確実性が大きい物体に対しては距離が大きくなるため、位置が正確にわからない物体や動きやすい物体は遠巻きにする経路を生成することができる。
(2)の問題については、目標物体を見つけるために遠回りの経路を生成できるように、全体の経路を移動経路と観測経路という2種類の部分経路に分けて構成する。移動経路は、全体経路の始点から最初の目標物体の近傍までの経路、ある目標物体の近傍から次の目標物体の近傍までの経路、最後の目標物体の近傍から全体経路の終点までの経路、のいずれかである。また、観測経路は、目標物体の周辺を走行して目標物体をよく観測するための経路である。そして、全体経路の計画は、まず各移動経路と各観測経路ごとに最適な経路を求め、次にそれらの移動経路と観測経路の最適な組合せを求める、という二段階で行う。
移動経路のコストは従来の技術と同じく、経路長と物体との衝突可能性を用いる。また、観測経路のコストは、これに加えて、ロボットと目標物体の位置姿勢に応じた目標物体の観測確率も考慮する。各部分経路には迂回路は必要ないので、ダイクストラ法を用いることができる。また、部分経路の最適な組合せは、各部分経路の始点と終点をノードとし、部分経路そのものをアークとした上位レベルのグラフ(複合グラフと呼ぶ)を用いて求める。この複合グラフのアークのコストは、対応する部分経路のコストであるが、必ず非負になるようにできるので、複合グラフにもダイクストラ法が適用できる。この方法を用いれば、目標物体を見つけるために遠回りの経路が必要になる場合の計画を、二段階のダイクストラ法で求めることができる。
なお、本発明の実施形態である移動ロボット用経路計画システムは、移動ロボット自体にあるコンピュータ・システムに組み込んでもよいし、移動ロボットとは別のコンピュータ・システムに実装し、その処理結果の経路のみを移動ロボットに渡してもよい。
本実施形態の処理の流れを、図1の流れ図をもとに説明する。経路計画システムへの入力は、環境を表す幾何マップ、始点と終点、および、走行中に見つけるべき目標物体である。これらの入力されたものは、システム中に記憶されており、また、処理過程で生成されるもの(たとえば、グリッドマップやボロノイグラフ等)もシステム中に記憶される。
まず、ステップS102において、与えられた幾何マップからグリッドマップを生成する。幾何マップは、環境内の物体を図形で表し、その位置姿勢を記述した地図である。グリッドマップは、床面を小さな格子で区切り、各格子が物体で占有されているかどうかを示した地図である。これは、ロボットが物体と衝突しない経路を計画するために用いられる。幾何マップ、グリッドマップとも、物体の位置姿勢に不確実性を許す。幾何マップの構成とグリッドマップの生成処理の詳細は後述する。
ステップS104では、グリッドマップから重み付きボロノイグラフを生成する。重み付きボロノイグラフは、物体の位置姿勢の不確実性に応じた重みの付いた距離を用いて、物体から等距離にある点を結んだ線をアークとし、アークの分岐点をノードとしたボロノイグラフである。ボロノイグラフのノードとアークを、それぞれ、ボロノイノード、ボロノイアークと呼ぶ。また、物体の回りのボロノイアークに囲まれた最小の領域をボロノイ領域と呼ぶ。重み付きボロノイグラフの生成方法の詳細は後述する。
ステップS106において、指定された目標物体を1つ取り出し、ステップS108で、その目標物体のボロノイ領域の境界線上にあるボロノイノードからなるサブグラフを抽出する。このサブグラフを境界サブグラフと呼ぶ。目標物体のボロノイ領域の境界線上にあるボロノイノードを求めるには、ステップS104で得た各ボロノイノードのうち、その隣接するボロノイ領域内に目標物体があるものを選べばよい。境界線上のボロノイノードを抽出したら、それらを連結するボロノイアークを抽出することで、求める境界サブグラフを得ることができる。
次に、ステップS110で、現在の目標物体の境界サブグラフと1つ前の目標物体の境界サブグラフをつなぐ移動経路を求める。具体的には、現在の目標物体の境界サブグラフのあるノードを始点とし、1つ前の目標物体の境界サブグラフのノードを終点として、経路長が短く、衝突可能性が小さい経路を選ぶ。この経路の良さは、後述する評価関数を用いて評価する。この処理を、現在の目標物体の境界サブグラフのノードと1つ前の目標物体の境界サブグラフのノードのすべての組合せについて行う。なお、最初の目標物体の境界サブグラフに対しては、1つ前の目標物体はないので、全体経路の始点から該境界サブグラフの各ノードへの移動経路を求める。
ステップS112で、現在の目標物体の境界サブグラフ内において、目標物体を観測できる最適な経路を求める。具体的には、まず、該境界サブグラフのボロノイノード集合から始点と終点を選び、この始点と終点を結ぶ経路のうち、目標物体が観測できて、経路長が短く、衝突可能性が小さい経路を選ぶ。この経路の良さは、後述する評価関数を用いて評価する。
この処理を、境界サブグラフ内のボロノイノードのすべての組合せに対して行う。始点と終点が同じになってもよい。ステップS114で、すべての目標物体に対して処理を行ったか調べる。未処理の目標物体があればステップS106に戻り、すべて処理したらステップS116に移る。
ステップS116で、最後の目標物体の境界サブグラフの各ノードから全体経路の終点までの移動経路を求める。これは、ステップS110の移動経路と同様に求める。ステップS118では、それまで求めた移動経路と観測経路を交互に連結した複合グラフを生成する。詳細は後述する。
ステップS120で、複合グラフ上でダイクストラ法などの従来の方法を用いて、全体経路の始点から終点までの最適な経路を求める。最後に、ステップS122で、得られた経路を最適化する。重み付きボロノイグラフでは、離散化されたアークで経路を構成するため、経路長や滑らかさの点で最適とはいえない。そこで、衝突可能性や目標物体の観測確率を良好に保ったまま、経路長を短くし、しかも、滑らかにする。この経路の評価関数と最適方法については後述する。
なお、ステップS102,S104,S110のみの処理では、目標物体がない場合なので、移動経路は経路の始点から終点までの1本となる。
以下に、上述の各ステップにおける処理について詳細に説明する。
(幾何マップの構成)
本発明の実施形態では、幾何マップとグリッドマップの2種類のマップを用いる。ここで用いるマップは、対象とする環境を、ある2次元平面に投影した地図である。多くの場合、この2次元平面として床面を設定する。
幾何マップは、図形で表した物体モデル(単に物体と呼ぶ)の集合で構成する。幾何マップはあらかじめ作成されて、ロボットに与えられるとする。その物体情報の構成例を図2に示す。
図2に示すように、物体情報210は、物体名212、形状214、位置姿勢代表値216、位置姿勢の確率分布218からなる。物体名212は、物体をマップ内で一意に表す名前である。形状214は、物体を床面に投影したときの2次元形状である。その表現方法は任意であり、多角形、円、自由曲線などで表す。図2の例では、長方形という図形種類と、横W,縦Hの寸法を与えている。物体の位置姿勢は(x,y,θ)の3次元で表す。ここで、x,yは床面上の位置,θは物体の向きである。位置姿勢の不確実性は確率分布で表すが、代表値となる位置姿勢216を便宜上もっておく。この位置姿勢代表値216は必須ではないが、幾何マップを人間が見るときに便利である。位置姿勢の確率分布218は、N個のランダムサンプルの集合{qi,k},k=1,…,Nで表す。ただし、qi,k=(xi,k,yi,k,θi,kである。なお、もし確率分布が正規分布などのパラメータで規定できる単純なものであれば、ランダムサンプルではなく、その分布型とパラメータ値をマップに登録してもよい。
(グリッドマップの生成)
グリッドマップは、床面を格子状に分割し、各格子に囲まれた微小領域(セルと呼ぶ)が物体に占有されているかどうかを表したマップであり、ロボットが物体に衝突せずに走行するための経路を計画するのに用いる。グリッドマップは、幾何マップをもとに生成する。グリッドマップは、セルの集合で表される。セル情報220の構成例を図3に示す。
図3において、セル位置222は、セルの床面上の位置を表すもので、たとえば、セルの中心点の位置で代表する。占有度224は、セルが物体によって占有されている度合を表すものである。その計算方法は後述する。最大占有物体226は、そのセルを占有する物体のうち、最も高い占有確率をもつ物体である。これは、後述する重み付きボロノイグラフを求めるときに用いられる。
さて、図1のステップS104でグリッドマップを生成するには、以下のように、各セルの占有度を幾何マップでの物体の位置姿勢の確率に基づいて計算する。
まず、セルP=(x,y)が物体eに占有されているかどうかを確率変数CP,eiで表す。CP,eiは2値で、セルが一部でも占有されているとき1、占有されていないとき0をとる。セルPが物体eに占有されている確率は次のように計算される。
ここで、P(CP,ei|q)は、eの形状が既知ならば、qだけに依存して0か1に確定する。
ランダムサンプルで位置姿勢の確率分布を表現する場合は、式(1)は、次のように離散型で計算する。
P(CP,ei|qi,k)はqi,kに依存して0か1に確定するので、
はセルPを占有するランダムサンプルの個数になる。
物体の位置姿勢だけでなく、ロボットの位置姿勢も不確実性をもつ。ロボットの位置姿勢は、物体と同様に、r=(x,y,θ)の3次元で表す。ロボットの位置姿勢は、オドメトリなどを用いて車輪の回転数から推定するが、走行につれて誤差が累積する。また、移動前の初期位置姿勢にも誤差がある可能性がある。そこで、これらの要因からなるロボット位置姿勢の誤差をグリッドマップに組み込んでおく。具体的には、ロボットの形状をその外接円で近似し、さらに、その外接円の半径Rに、ロボット位置姿勢の誤差の期待値Dを加える。そして、各物体の形状をR+Dだけ等方的に膨張させる。つまり、式(1)のP(CP,ei)をR+Dだけ膨張させる。このようなマップには、ロボットの大きさが組み込まれているので、経路計画の際には、ロボットは点として扱って良い。このように、物体をロボットの外接円で膨張させることは、移動ロボットの経路計画ではよく行われる手法である。
ロボット位置姿勢の誤差の期待値Dは、対象とする領域での走行距離からおおまかに設定すればよい。安全のためには大きめに設定する。オドメトリの誤差が小さく、走行距離も小さい場合は無視してもよい。また、走行距離が長く、誤差が大きくなる場合には、外界センサを用いてロボットの位置姿勢の修正を適宜行うことで、誤差を大きくしすぎないようにする。この位置姿勢の修正は、移動ロボットで標準的に用いられる手法で行えばよい。
セルの占有度は、たとえば、各物体の占有確率の最大値として定義する。
ただし、C’P,eiは、ロボットの外接円半径と位置誤差R+Dの分だけ膨張させた場合の物体eによるセル占有を表す。
図4(a)にグリッドマップの例を示す。このマップは部屋を4cmのセルで分割して表したものであり、黒い長方形は机411〜418を、灰色の領域は椅子421〜428および目標物体430を表す。机411〜418の姿勢は不確実性が小さいが、椅子421〜428の姿勢は不確実性を大きく設定した。目標物体430は一時的に置かれたものとし、マップ上の位置は不正確である。色が濃いほど、物体の位置姿勢の不確実性が小さくセルの占有度が高い。白い領域が、ロボットが走行できる領域である。図4(b)は、図4(a)のマップを、ロボットの外接円と位置誤差で物体の占有領域を膨張させたマップである。
(重み付きボロノイグラフの生成)
重み付きボロノイグラフは、膨張させたグリッドマップを用いて求める。前述のように、各セルPには、最大占有物体が登録されているので、床面は最大占有物体が占めるボロノイ領域に分割できる。すなわち、グリッドマップは最大占有物体の勢力圏を表したマップとみなすことができる。そこで、この物体勢力圏(ボロノイ領域)の境界線をアークとし、境界線の分岐点をノードとして、重み付きボロノイグラフを生成する。式(3)の定義に従えば、重み付きボロノイグラフのアーク上においてセルの占有度は極小になる。したがって、このアークで走行経路を構成すれば最も安全な経路になると期待される。
物体勢力圏の境界線を検出するには、グリッドマップの各セルPについて、その隣接する4近傍あるいは8近傍のセルの最大占有物体を調べ、2つ以上の最大占有物体が見つかった場合に、そのセルPを、境界線を構成する点とすればよい。この方法では、境界線が太くなることがあるため、画像処理で行われる細線化処理を行って、太さが1(セル)になるようにする。また、物体の存在しない領域が広い場合、コンピュータの計算精度では占有度が0になるセルが連続することがある。このような占有度0のセルの最大占有物体は、次のように定義する。まず、占有度0のセルPから、ユークリッド距離の意味で最も近い位置にある、占有度0でないセルを探す。そして、このセルの最大占有物体をセルPの最大占有物体とする。
重み付きボロノイグラフは、ボロノイノードの集合とボロノイアークの集合から構成される。図5(a)にボロノイノード情報510の構成例を示す。ボロノイノード情報510は、ノードID512、位置514、接続アーク集合516からなる。ノードID512は、そのボロノイグラフで一意な名前である。位置514は、グリッドマップ上の位置である。接続アーク集合516は、そのノードに接続するボロノイアークの集合である。
図5(b)にボロノイアーク情報520の構成例を示す。ボロノイアーク情報は、アークID521,始点ノード522,終点ノード523,構成点列524,コスト525からなる。アークID521は、そのボロノイグラフで一意な名前である。始点ノード522,終点ノード523は、そのアークの始点および終点となるノードを示す。構成点列524はアークを構成する点(セル)の列である。アークは一般に直線にならないので、前述の境界線検出で得られた各セルをそのままもっておく。コスト525については後で説明する。
図6に、図4(b)に示したグリッドマップ上に生成された重み付きボロノイグラフ600の例を示す。
探索移動経路では目標物体を観測する必要がないので、重み付きボロノイグラフの上でダイクストラ法などの従来方法を用いて最適な経路を求めることができる。具体的には、経路長とセルの占有度をコストとして、経路ηの評価関数を以下のように定める。
(1≦i≦N)は、ηを構成するボロノイアークである。|a|はaの長さである。Aは非負の適当な重みであり、経験的に定める。なお、各ボロノイアークのコスト525は、
で計算する。
(目標物体の観測確率)
目標物体を見つけるための経路計画を考える。目標物体を見つけるには、経路を走るロボットの視野が目標物体の存在可能範囲を網羅しなければならない。目標物体の観測確率は、前述の幾何マップの物体の位置姿勢の確率から計算する。いま、ロボットから物体eが見える事象をLで表す。eが見えれば1、見えなければ0である。eの位置姿勢をqとし、ロボットが動作列aによって経路ηを走行するとすると、ロボットがaだけ移動した後eを観測できる確率P(L|q,a)は、以下のように計算される。
ここで、P(L|q,r)は、eの位置姿勢がqで、ロボットの位置姿勢がrのとき、ロボットからeが見える確率である。これは、経路ηによらず、qとrだけで決まる。式(6)の計算量は多いが、次節で実装時の対処を述べる。また、P(r|a)はロボットが動作列aによってrという位置姿勢に到達する確率であり、オドメトリの測定誤差の分布に相当する。P(r|q,a)のqを省略したのは、この測定誤差は物体の位置姿勢には影響されないと仮定したことによる。
次に、eの位置姿勢がqのとき、経路ηを走行するロボットからeが見える確率P(L|q,η)は、次のように計算される。
P(L|q,η)は、eがqの位置姿勢にあるとき、η上の少なくとも1点から見える確率である。なお、各Lは互いに独立であると仮定している。
ロボットがeを観測できる確率は、P(L|q,η)を物体の位置姿勢の確率P(q)で平均した値として計算する。
(物体の可視度)
式(8)は二重積分をもつため計算量が多い。この計算量を減らすために、式(6)のP(L|q,a)を近似計算する。具体的には、P(L|q,r)をロボットの位置姿勢誤差の期待値で膨張させることで近似する。外界センサとしてカメラを使うとすれば、カメラパラメータが既知ならば、P(L|q,r)は目標物体の形状や属性に依存する。そのため、P(L|q,r)は物体ごとに定義する必要がある。P(L|q,r)を厳密に定義することは困難であるが、経路計画に用いる場合は、近似値でも十分に役に立つ。
P(L|q,r)は、物体とカメラの距離や、カメラ視線と物体とのなす角を用いて定義する。この定義は物体ごとに行うものであるが、ここでは、一例として、物体の正面に認識特徴が集中している場合を説明する。vをカメラ中心から物体正面を結ぶベクトルとする。Dをベクトルvの長さ、φを物体座標系でのベクトルvの方向角、ψはロボット座標系でのベクトルvの方向角とする(カメラのパン角に相当する)。物体を認識するには、D,φ,ψが適切な範囲に入っている必要がある。物体までの距離Dは、物体が適切な大きさで画像に写る範囲に制限される。認識特徴は物体の正面に集中しているので、物体が認識できる方向はφのある範囲内に限られる。また、ψはカメラのパンニングの可動範囲で制限される。そこで、次式のように、このような範囲内にD,φ,ψがあるとき、ロボットから物体を見える確率を1とする。
パラメータ値の境界付近の確率は連続な方が一般に挙動は安定するので、適当な関数を用いて平滑化してもよい。
図7に例を示す。目標物体710の正面はx軸方向を向いているとする。図7の明るい部分はP(L|q,r)が大きい領域である。ここでは、φの上下限を−60[度]〜60[度]、ψの上下限を−90[度]〜90[度]としている。この図7の例では、ロボット720と物体710のなす角が90[度]の場合であり、物体を観測できる範囲は目標物体に向かって左側の領域に制限されている。
φの範囲は物体の認識特徴の分布に応じて設定する。どの方向からも認識特徴が見えるならば、この範囲は無視してよい。また、全方位カメラを用いれば、ψの範囲は無視できる。なお、物体の高さによって認識の可否が変わる場合は、カメラのチルト角の制限範囲も上式に加えればよい。
(観測経路の生成)
観測経路は目標物体の境界サブグラフ上で求める。図8に境界サブグラフの例を示す。境界サブグラフ730のボロノイノード集合731〜735から始点Sと終点Gを選び、この始点Sと終点Gを結ぶ経路を生成し、後述の方法でそのコストを計算する。境界サブグラフ730は円環状になるので、始点Sと終点Gを結ぶ経路は、図8(a)のように反時計回りと、図8(b)のように時計回りの2通りがあるが、このうちコストが小さい方を選ぶ。この処理を、始点と終点に境界サブグラフの各ボロノイノードを割り当てた組に
対して行う。たとえば、図8の境界サブグラフのボロノイノードは、731〜735の5個あるが、始点Sと終点Gに各ノードを割り当てた25通りの組合せについて、前記処理を行う。図8は、始点Sに731、終点Gに734を割り当てた場合の例である。。境界サブグラフのボロノイノード数はあまり多くないので、このようにすべての経路を生成しても処理量はさほど大きくならない。なお、始点と終点が同じノードになってもよい。この場合の経路は、境界サブグラフを一周するようにする。
観測経路のコストは、次の評価関数を用いて計算する。これは、Hの経路長と衝突可能性に、観測確率を加えたものである。
ここで、Bは非負の適当な重みであり、経験的に定める。
(全体経路の探索)
全体経路は、移動経路と観測経路を交互に連結して構成する。2つの経路の連結点は、前の経路の終点であり、後の経路の始点となる。この点を中間目標点と呼ぶ。全体経路を最適にするには、適切な中間目標点を選ぶ必要がある。このために、求めた移動経路と観測経路を単位とする複合グラフを考える。複合グラフは、ノード集合とアーク集合からなる。
複合グラフのノードは、重み付きボロノイグラフのノードのうち、経路の始点、経路の終点、および、中間目標点に対応する。図9(a)に、複合グラフのノード情報810の構成例を示す。ノードID812は、複合グラフ内での一意な名前である。対応ボロノイノード814は、このノードに対応する重み付きボロノイノードを指す。接続アーク集合816は、このノードに接続する複合グラフのアークの集合である。
複合グラフのアークは、1つの移動経路あるいは観測経路に対応する。図9(b)に、複合グラフのアーク情報820の構成例を示す。アークID821は、複合グラフ内での一意な名前である。始点ノード822,終点ノード823は、それぞれ、このアークの始点、終点となる複合グラフのノードを指す。構成ボロノイアーク824は、始点ノードから終点ノードに到達する最適な移動経路あるいは観測経路を構成するボロノイアークの列である。この最適経路は、前述の方法により求める。コスト825は、構成ボロノイアークのコストの総和である。各アークのコストは、移動経路の場合は式(4)の評価関数、観測経路の場合は式(9)の評価関数を用いて計算する。
図10に複合グラフの概念的な構成を示す。この図で、Sは全体経路の始点、Gは全体経路の終点、vi,jは重み付きボロノイグラフのノードである。複合グラフの概念的な構成を明らかにするため、この図10では、複合グラフのノードではなく、対応するボロノイノードを用いて表現している。ノードvi,jはi番目の目標物体を観測する経路の中間目標点であり、その目標物体の境界サブグラフのボロノイノードである。vi,j1からvi,j2へのアークは、vi,j1を始点、vi,j2を終点とした観測経路である。観測経路なのでボロノイグラフの上では始点と終点が同じになりうるが、複合グラフの上では異なるノードである。たとえば、図10の左側のv1,1と右側のv1,1には、異なる複合グラフのノードを割り当てる。一方、Sからv1,j1,vi1,j1からvi2,j2,および、vk,j2からGへのアークは、移動経路に対応する。移動経路では、始点と終点が同じになることはない。
複合グラフでは、コストはすべて非負であり、しかも、始点と終点が同じノードになることはない。そこで、ダイクストラ法を用いてSからGまでの最適な経路を求めることができる。このようにして求めた経路は複合グラフのアーク列となるので、各アークの構成ボロノイアーク情報を用いて重み付きボロノイグラフのアーク列に変換し、最終的な経路とする。
(経路の最適化)
最後に、重み付きボロノイグラフで求めた経路を、衝突可能性と観測確率に配慮しながら、経路長と滑らかさについて最適化する。経路はボロノイアークの列から成る。ここでは、ボロノイアークを経路線分と呼ぶことにする。
経路の最適化の処理手順を図11の流れ図を用いて説明する。まず、ステップS902で、Mを経路線分の個数とする。またiを経路線分の番号とし、その初期値をi=1とする。
ステップS904では、i番目の経路線分とi+1番目の経路線分を取り出す。
そして、ステップS906で、これらの経路線分を制御点で分割する。i>1のときは、i+1番目の経路線分だけ分割し、i番目の経路線分の制御点は、1つ前のステップで分割したものを用いればよい。
次に、ステップS908で、該経路線分の評価関数が最適になる制御点の位置を求める。ただし、i番目の経路線分の始点とi+1番目の経路線分の終点は固定し、その間にある制御点の位置だけを変化させる。この詳細は後述する。
ステップS910で、i番目の経路線分を更新経路に加える。なお、i+1番目の経路線分は、次の繰り返しで、もう一度最適化処理が施される。ステップS912でiを1増やし、ステップS914でi=Mになったら終了し、i<MならステップS904に戻る。
(最適化の詳細)
経路線分の評価関数として、移動経路の場合は、たとえば、次のものを用いる。
ただし、psは制御点の集合である。式(10)では、ps内の各制御点を微小線分列g,…,gで連結したと考えている。‖g‖は、線分gの長さを表す。ang(g)はgの方向角を表す。式(10)右辺の第2項は、進行方向の急激な変化に対するペナルティであり、経路の滑らかさの評価値として用いている。A’とB’は非負の適当な重みであり、経験的に求める。Pは数センチのオーダでサンプルする。
観測経路の場合は、Eに物体の可視度を加えて、評価関数を以下のように定義する。
ここで、Cは非負の適当な重みであり、経験的に求める。E(ps)やE(ps)の値が小さいほど、制御点psの位置が良いことになる。
(ps)やE(ps)を最小にする制御点の位置は、式(10)や式(11)に対して非線形最小化の手法を適用すれば求めることができる。ここでは、パーティクルフィルタを用いた例を説明する。パーティクルフィルタは逐次型のモンテカルロ法であり、確率分布をパーティクルと呼ばれるサンプルの集合で表す。各パーティクルは、psの全制御点の位置を変数として持つ。
パーティクルフィルタを用いて、次のように、準最適解を求める。まず、各パーティクルごとに、制御点の位置をランダムに変化させる。ただし、psの始点と終点は固定しておく。そして、その制御点の位置に対して、評価関数e−E1(ps)またはe−E2(ps)の値を計算して、その値をパーティクルの重みとする。この重みが、各パーティクルが表す経路線分の良さを表す。そして、パーティクルの重みに比例した確率で、パーティクルをリサンプルする。このリサンプリング処理により、大きな重みをもつパーティクルがより多くの子孫を残すことができ、その結果、良い経路線分に対応するパーティクルが増えていく。この処理を適当な回数だけ繰り返し、重みが最大のパーティクルを取り出し、その制御点の位置を解とする。このような解は最適とは限らないが、評価関数の最小値にかなり近い準最適解になる。
一般に、変数の個数が増えると、パーティクルフィルタの性能が落ちる。これを防ぐために、本発明の実施形態では、全経路線分ではなく、2本の経路線分ごとに最適化することで、変数の個数を少なく抑えている。また、少数の経路線分ごとの最適化は、ロボットが走行時に外界センサで周囲を計測しながら、局所的に経路を修正するのにも適している。
経路線分を1本ごとでなく、2本を組にして最適化する理由は次のようである。経路を構成する経路線分の連結性を保証するには、経路線分の端点の位置は固定する必要がある。しかし、1本の経路線分ごとに最適化すると、端点が常に固定されるため、滑らかな経路が生成できない。そこで、2本の経路線分を組にして、その連結点の位置を変化できるようにし、経路線分を1本ずつずらしながらこの処理を行うことで、全体経路の始点と終点を除く各経路線分の端点の位置も最適化できるようにしている。なお、経路線分の組は、2本とは限らず、少数であれば何本でもよい。その際も、最初の経路線分の始点と最後の経路線分の終点だけを固定すればよい。
(適用結果)
上述で説明した経路計画の手法を適用した結果の例を以下に説明する。
図4および図6に示したグリッドマップや重み付きボロノイグラフの場合で、ロボットは点Sを出発して目標物体430を見つけて、それを把持して点Gまで運ぶという作業を想定する。そのためには、目標物体430を見つける観測経路を求めることが必要である。目標物体の認識特徴は物体正面に集中し、その法線ベクトルの±60[度]以内にカメラ視線があれば、物体を認識できると仮定した。また、ロボットが持つパンチルトカメラのパン角の可動範囲は−90〜90[度]とした。
図12に経路計画を適用した結果を示す。図12(a)は、目標物体430の正面が上を向いている(矢印)場合の経路である。目標物体の位置は不確実だが、その向きはだいだいわかっていると仮定した。この場合は、目標物体が見やすいので、S→A→Gという簡単な経路が生成された。
図12(b)は、目標物体430の正面が左を向いている(矢印)場合の経路である。この場合は、ロボットは、目標物体の正面を見るために、S→A→B→A→Gという回りこんだ経路を生成した。なお、図12で、目標物体の領域430内の黒い長方形は、姿勢の期待値を示しており、実際の位置姿勢は、その周辺に雲状に分布している。
図13には、目標物体が2つある例に経路計画を適用した場合を示す。矢印で示した方向が正面である。図13は経路計画の結果であり、S→A→B→A→C→D→C→Gという経路が生成されている。目標物体432,433を見るためにA→BとC→Dのように、回りこむ経路を生成していることがわかる。
図12(b)の経路について、最適化を行った場合の結果を図14に示す。図12(b)の経路が滑らかになっているのが分かる。しかも、経路の下の部分は、途中で引き返しても目標物体を観測できるので、経路長も短くなっている。
本発明の実施形態の処理手順を示す流れ図である。 幾何マップの物体情報の構成例を示す図である。 グリッドマップのセル情報の構成例を示す図である。 グリッドマップの一例を示す図である。 重み付きボロノイグラフのノード情報およびアーク情報の構成例を示す図である。 重み付きボロノイグラフの一例を示す図である。 ロボットから見た物体の可視領域の一例を示す図である。 観測経路のパターンを示す図である。 複合グラフのノード情報およびアーク情報の構成例を示す図である。 複合グラフの概念的な構成を示す図である。 本発明の実施形態の経路最適化手順を示す流れ図である。 図4や図6で、経路計画を適用した結果を示す図である。 目標物体が2つある例に経路計画を適用した場合を示す図である。 図12(b)の経路について、最適化を行った場合の結果を示す図である。

Claims (5)

  1. 移動ロボットが出発点から目的地に向かう経路を求める移動ロボット用経路計画システムであって、
    環境内の物体の幾何マップを用いて、位置姿勢を確率的に表した物体が占有する空間の分布を表したグリッドマップを生成するグリッドマップ生成手段と、
    前記生成したグリッドマップから、物体の位置姿勢の不確実性に応じた距離を用いてボロノイグラフを生成するボロノイグラフ生成手段と、
    前記生成したボロノイグラフの上で、物体との衝突可能性と経路長をコストとして、与えられた前記出発点から目的地へ向かう経路の探索を行う経路探索手段と
    を備えることを特徴とする移動ロボット用経路計画システム。
  2. 請求項1記載の移動ロボット用経路計画システムにおいて、
    さらに、前記経路を、制御点を含む線分で分割し、該経路の出発点から目的地までの隣接する複数本の線分を組にして順次取り出し、それぞれの線分組に対して、最初の線分の始点と最後の線分の終点は固定し、前記制御点の位置を変化させることにより、経路長、経路の滑らかさ、物体との衝突可能性で定義される評価関数を用いて最適又は準最適にすることで最適化する最適化手段
    を備えることを特徴とする移動ロボット用経路計画システム。
  3. 請求項1記載の移動ロボット用経路計画システムにおいて、
    さらに、1 つまたは複数の目標物体が与えられており、
    前記経路探索手段は、全目標物体の観測経路を、ロボットの位置姿勢と目標物体の位置姿勢に基づいて、前記目標物体が前記ロボットのセンサにより観測できるかどうかの度合を前記コストに含めて探索することを含む
    ことを特徴とする移動ロボット用経路計画システム。
  4. 請求項3記載の移動ロボット用経路計画システムにおいて、
    さらに、前記経路を、制御点を含む線分で分割し、該経路の出発点から目的地までの隣接する複数本の線分を組にして順次取り出し、それぞれの線分組に対して、最初の線分の始点と最後の線分の終点は固定し、前記制御点の位置を変化させることにより、経路長、経路の滑らかさ、物体との衝突可能性および観測経路の場合は目標物体の可視度で定義される評価関数を用いて最適又は準最適にすることで最適化する最適化手段
    を備えることを特徴とする移動ロボット用経路計画システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の移動ロボット用経路計画システムをコンピュータ・システムに構築させるプログラム。
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