JP2005032128A - ドキュメント状態管理装置、ドキュメント状態管理システム、並びにこれらの方法およびプログラム - Google Patents

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典之 駒村
Kazuaki Kidokoro
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Abstract

【課題】 電子ドキュメントの処理の効率化および利便性の向上に寄与することのできるドキュメント状態管理装置、ドキュメント状態管理システム、並びにこれらの方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】 監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段により取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析手段と、前記状態情報解析手段による解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドキュメント状態管理装置、ドキュメント状態管理システム、並びにこれらの方法およびプログラムに関するものである。
従来、ネットワークを介してイベントを送受信するという目的のもとで、制御機器の入出力イベントやキーボードからのキー入力といったイベント情報の変換及び操作を行う技術が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開10−320353号公報 (第2―3頁、第1図)
しかし、上記従来技術は、複数のイベント駆動型システム間におけるドキュメントの処理に関するイベント情報の不整合を解消するものであり、近年増えつづけている電子ドキュメントの処理の効率化および利便性の向上の要請を満たすものではない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、電子ドキュメントの処理の効率化および利便性の向上に寄与することのできるドキュメント状態管理装置、ドキュメント状態管理システム、並びにこれらの方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係るドキュメント状態管理装置は、監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段により取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析手段と、前記状態情報解析手段による解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明に係るドキュメント状態管理システムは、監視対象に設けられ、該監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を収集する状態情報収集手段と、前記状態情報収集手段により収集された状態情報を送信する送信手段と、前記送信手段により送信された状態情報を取得する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段により取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析手段と、前記状態情報解析手段による解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理手段とを有することを特徴とするものである。
本発明に係るドキュメント状態管理方法は、監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得する状態情報取得ステップと、前記状態情報取得ステップにおいて取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析ステップと、前記状態情報解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理ステップとを有することを特徴とするものである。
また、本発明に係るドキュメント状態管理方法は、監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を収集する状態情報収集ステップと、前記状態情報収集ステップにおいて収集された状態情報を送信する送信ステップと、前記送信ステップにおいて送信された状態情報を取得する状態情報取得ステップと、前記状態情報取得ステップにおいて取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析ステップと、前記状態情報解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理ステップとを有することを特徴とするものである。
本発明に係るドキュメント状態管理プログラムは、監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得する状態情報取得ステップと、前記状態情報取得ステップにおいて取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析ステップと、前記状態情報解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理ステップとを有するドキュメント状態管理方法をコンピュータに実行させる構成となっている。
また、本発明に係るドキュメント状態管理プログラムは、監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を収集する状態情報収集ステップと、前記状態情報収集ステップにおいて収集された状態情報を送信する送信ステップと、前記送信ステップにおいて送信された状態情報を取得する状態情報取得ステップと、前記状態情報取得ステップにおいて取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析ステップと、前記状態情報解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理ステップとを有するドキュメント状態管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
以上に詳述したように本発明によれば、電子ドキュメントの処理の効率化および利便性の向上に寄与することのできるドキュメント状態管理装置、ドキュメント状態管理システム、並びにこれらの方法およびプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態によるドキュメント状態管理システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施の形態によるドキュメント状態管理システムは、監視対象1としてのOS11、ブラウザアプリケーションソフト12、データベースアプリケーションソフト13、文書処理アプリケーションソフト14および表計算アプリケーションソフト15に、それぞれ設けられているモニタ11m〜15mと、ドキュメント状態管理装置2と、関連表示手段Hと、関連情報データベースDとから構成されている。
モニタ(状態情報収集手段および送信手段に相当)11m〜15mは、監視対象であるOS11〜表計算アプリケーションソフト15において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報(後述)を収集(ドキュメントの状態を監視)し、収集した状態情報を送信するものである。ここでは、モニタ11m〜15mおよび監視対象1は、ドキュメント状態管理装置2と通信可能にネットワーク接続されているPC等のクライアント端末上で動作しているものとする。また、以下に述べるウィンドウとは、このクライアント端末に備えられた不図示の表示部に表示されるものとする。
モニタ11m〜15mは監視しているドキュメントの状態が変化すると、その情報をキャプチャして、ドキュメント状態リスト(図2および図6参照)に書き込みを行う。この時キャプチャする内容(状態情報に相当)は、イベントが起こった時間(更新日時51)、ドキュメントに関する情報(例えば、アプリケーション名52、ドキュメントへのアクセス情報(ドキュメント情報54)、ドキュメント名53、現在ドキュメントにアクセスしているアクセス者55、状態56等)などである。なお状態56には、Open(ドキュメントが起動されている)、Open/Active(ドキュメントが起動されており、ウィンドウが最前面)、Open/Save(ドキュメントが起動されており、保存されている)、およびScreenSaver(スクリーンセーバーが起動されている)等がある。
ドキュメント状態管理装置2は、状態情報取得手段21、状態情報格納手段22、状態判定ルール格納手段23、状態情報解析手段24および状態管理手段25から構成されている。
状態情報取得手段21は、監視対象(OS11〜表計算アプリケーションソフト15)において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得するものである。具体的に、状態情報取得手段21は、モニタ11m〜15mによって収集・送信された状態情報を受信することにより取得している。
状態情報格納手段22は、状態情報取得手段21により取得された状態情報を、リスト形式(ドキュメント状態リスト)で格納するものである。ドキュメント状態リストは、モニタしているドキュメントに変化がある時に更新される(図2参照)。
状態判定ルール格納手段23は、状態管理手段25において発生させるアクションの内容とそれを実行する際のドキュメント状態が、対になっている状態判定ルールテーブルの情報(所定の解析ルール)を格納する。状態判定ルールテーブルには、「ドキュメント状態リストの状態が条件Aを満たしたときに、状態管理手段においてアクションBを実行する」というように、ドキュメント状態リストの状態と状態管理手段25において実行するアクションとが対応するように定義されている(図3参照)。
状態情報解析手段24は、状態情報取得手段21により取得された状態情報を、状態判定ルールテーブルに規定されるルールに基づいて解析する。すなわち、ドキュメント状態リストが更新されたというイベントを受信すると、状態が変化したドキュメントの状態情報が、状態判定ルールテーブル内のいずれかの条件を満たすかどうかの比較・判定を行う。
状態管理手段25は、状態情報解析手段24による解析結果に基づいてドキュメントの状態管理を行う。具体的には、ドキュメント状態リストが状態判定ルールテーブル内の条件を満たす場合は、状態判定ルールテーブル内に規定されているドキュメント状態に対応するアクションを実行する
すなわち、本実施の形態によるドキュメント状態管理装置は、監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得する状態情報取得手段と、状態情報取得手段により取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析手段と、状態情報解析手段による解析結果に基づいてドキュメントの状態管理を行う状態管理手段とを有する構成となっている。
以下、本実施の形態によるドキュメント状態管理システムにおける処理の流れについて説明する。
まず、ドキュメント状態リストに記録されている1つのドキュメントの状態や、複数のドキュメントの状態の組み合わせが状態判定ルールテーブル(図3参照)に定義されている条件と一致する時に、定義されたアクションを状態管理手段25により実行させる場合について説明する。
ユーザは、図3の状態判定ルールテーブルにおける「ドキュメント状態62」の項目にドキュメントの状態を状態情報解析手段が理解できる形式で、右の「アクション63」項目にも同様に、その条件が満たされたときに状態管理手段で実行するアクションを、状態管理手段が理解して実行できる形式で任意に入力することができる。
なお、ここで参照するドキュメント状態リストには、少なくとも現在起動されているドキュメントに関する状態情報が表示されている(図2)。
例えば、ドキュメントA、ドキュメントBおよびドキュメントCがあり、それぞれのドキュメントをユーザが使いやすいように表示させたい場合に、「ドキュメントA、BおよびCのドキュメントのうち、2つ以上のドキュメントが起動されているときに、ウィンドウを上から常にドキュメントA、ドキュメントB、ドキュメントCの順序に並べて表示する(ルール4)。」というルールが定義されているとする(図3参照)。
この場合における、本実施の形態によるドキュメント状態管理方法の処理の流れを図4のフローチャートに従って説明する。
まず、監視されているドキュメントAが起動されると、新規な状態情報が発生し、モニタによって収集され(状態情報収集ステップ)、状態情報取得手段21に対して送信される(送信ステップ)。
そして、この送信された状態情報を状態情報取得手段21により取得する(状態情報取得ステップ)。そして、取得された状態情報によって状態情報格納手段22に格納されているドキュメント状態リストが更新される。これに従い、更新されたドキュメント状態リストの内容が状態情報解析手段24に送られる。
状態情報解析手段24は状態判定ルール格納手段23に格納されている状態判定ルールテーブルの中に、ドキュメント状態リストに含まれる状態情報が関連するルールがあるかを判定する(S11)。
現在のドキュメント状態リストの状態に関係のあるルールが、状態判定ルールテーブルの中にない場合(S11,No)、この処理を終了する。一方、現在のドキュメント状態リストの状態に関係のあるルールが、状態判定ルールテーブルの中にある場合(S11,Yes)、次のステップ(S12)へと進む。このとき、関係のあると判断されるルールが複数ある場合もある。
次に、この現在のドキュメント状態リストの状態に関係のあるルールを満たすか否かの判断は、現在のドキュメント状態リストに含まれる状態情報だけで可能か判定する(S12)。なお、現在のドキュメントリストに含まれる状態情報だけでは判断ができない場合(S12,No)については後述することとする。
続いて、ドキュメント状態リストにおける状態情報と、上述のステップ(S11)において関係があると判断されたルールとの比較を行う(S14)。この比較の後、ドキュメント状態リストにおける状態情報が、関係があると判断されたルールを満たしているか否かを判定する(S15)(状態情報解析ステップ)。ここで、ドキュメントの状態がルールを満たしていない場合(S15,No)、まだ判定を行っていない関係があると判断された他のルールとの比較を行うべく(S17)、ステップS12へと戻る。
一方、ドキュメントの状態がルールの条件を満たしている判断した場合(S15,Yes)、関係があると判断された全てのルールの条件との比較が完了したか否かを判定する(S16)。まだ関係があると判断された全てのルールの条件との比較が完了していなければ(S16,No)、関係のある他のルールの条件との比較を行う(S17)。一方、関係のある全てのルールの条件との比較が完了していれば(S16,Yes)、比較の結果条件を満たしたルールに対応するアクションを状態管理手段25により実行する(S18)(状態管理ステップ)。例えば、ルール4を満たした場合、上からドキュメントA、ドキュメントB、ドキュメントCの順序でウィンドウを表示させる。
図5に示すように、ドキュメントCが先に起動されており(状態1)、後にドキュメントAが起動されることにより、ルール4を満たした場合(状態2)、状態判定ルールテーブルの内容に従って、ウィンドウが常に上からドキュメントA、ドキュメントCの順で並ぶように表示させる(状態3)。
もちろん、該当するルールが状態判定ルールテーブルに存在しない場合は、状態管理手段25においては何も行わない。
もし、あるドキュメント状態の時に、状態判定ルールの中に一致するルールが複数存在する場合は、これら一致するルール全てに対応するアクションを実行させることも、実行させるアクションを選択することもできる。また、状態管理手段により実行させたアクションがきっかけとなり、連鎖的にアクションが発生するような場合でも、途中で処理を中断する手段を備えているものとする。これについても、状態判定ルールテーブルの中で定義できる(図3のルール6を参照)。
ドキュメントの操作イベントは、「起動した」、「更新した」、「終了した」といったものや、ドキュメントのウィンドウに関する、「最前面にした」、「最小化した」、「最大化した」、「移動した」なども監視対象とすることができる(すなわち、状態情報として扱うことができる。)。
この他、ドキュメント情報リストにおける状態情報が、「スクリーンセーバーが作動すると、起動していたドキュメントを保存する。」というルール(図3のルール7)を満たした場合、OS11の監視をしていたモニタ11mがスクリーンセーバーの起動を感知して、このOS11において起動されていたドキュメントを自動的に保存させることも可能である。
ここまでは、現在のドキュメントの状態(図2参照)に注目して、それらが状態判定ルールテーブルと一致しているときに、その一致したルールに対応するアクションを実行する例を述べたが、過去のドキュメント状態を参照することで、過去のドキュメント状態と現在のドキュメント状態を組み合わせて、アクションを実行させることもできる。この場合、更新された過去の状態情報も参照できるような形式で状態情報が保管されたドキュメント状態リストを用いる(図6参照)。このとき、状態情報取得手段21により取得される状態情報には、時間情報が含まれ、所定の解析ルールとしての状態判定ルールテーブルには時間に関連する状態が規定されている。
例えば、あるドキュメントが、特定回数利用された場合にそれを通知するという機能が必要だった場合、これに対して例えば、状態判定ルールテーブルで「ドキュメントCを一日で10回起動したら、管理者に通知する(ルール5)」というルールを定義する。
ドキュメントCが起動されたという状態をモニタが感知すると、ドキュメントCのキャプチャ情報が、ドキュメント状態リストに書き込まれる。
この時に、ルール5が条件を満たしているかどうか判断する為には、現在のドキュメント状態リストからのみでは判断できず、過去のドキュメントCのドキュメント状態の情報を利用しないと判断することはできない(図4におけるステップS12およびS13に相当)。
よって、状態情報解析手段24はドキュメント状態リストの中から、ルール5の条件に見合う過去一日分の状態情報(履歴情報)を参照し、これらを対象として条件判断を行う。これらの情報によって、その時のドキュメントCの起動が、本日10回未満だった場合は状態管理手段25では何も行わず、10回目の起動だったら、管理者にそれを通知する。(ここで、例えば10回ごとに通知するには、「10回を通知した」という記録を残しておいて、それ以降の作業リストのみをカウントの対象とすることもできる)
さらに、対象とするドキュメントが複数ある場合で、それぞれのドキュメントの状態情報の組み合わせに時間差のある場合でも、ドキュメントの状態やイベントに意味づけをすることが可能である。
例えば、ドキュメントA,ドキュメントB,ドキュメントCという関係の深い3つのドキュメントがあった場合に、どれか2つを時間的に近い間隔で起動した時に、残りの1つのドキュメントも起動させたいとする。これに対して、状態判断ルールテーブルにおいて「ドキュメントAが開かれてから10分以内にドキュメントBが開かれたら、ドキュメントCを起動させる。(ルール3)」というルールを定義することで、ドキュメントの状態がルール3に一致した場合、ドキュメントCの自動起動が可能になる。
ドキュメントAが起動された状態を状態情報解析手段24が認識すると、「ドキュメントAが起動」されている状態に関係のあるルールを検索する(図4のS11に相当)。ルール3を満たす為には、ドキュメントBが起動されている必要がある。ドキュメント状態リストからこれを判断し、もしドキュメントBが起動されていなかった場合には、このルールのアクションは実行されない。
もし、ドキュメントBが起動されている場合には、それがいつ起動されたものなのかを、過去の状態リストから検索し、条件にある「10分以内かどうか」を判断する。ドキュメントAが10分以上前に起動されていた場合、状態管理手段では何もアクションを起こさないが、10分以内に起動されていた場合には、ルールに定義されている「ドキュメントCを起動する」というアクションを実行する。
また、モニタしているドキュメントのウィンドウが最前面になった時に、それに関する情報を表示させるためには図3のルール2のような定義を行う。
モニタリングしているドキュメントのウィンドウが最前面になると、状態情報解析手段24では状態判定ルールテーブル内のルール2の条件と一致することを確認し、状態管理手段25ではルール2に規定されているアクション「最前面になったドキュメントの情報を関連表示装置に通知」を実行する。
このように、本実施の形態によるドキュメント状態管理システムは、状態管理手段25は、状態情報解析手段24による解析結果に基づいて、監視対象にドキュメントに対して所定の処理を行わせる構成となっている。
この他、図1に示すように、他の解析装置等によって解析されたドキュメント間の関係に関する情報(「そのドキュメントが作成する時に参考にした情報」、「そのドキュメントを使って作られたドキュメント」など、ドキュメントに関連のある情報)が格納されている関連情報データベースDからこれらの情報を取得し、関連表示装置Hにて表示させることもできる。この関連表示装置Hでは、最前面になったドキュメントに関する情報を受信する。
図7に関連表示装置Hの表示例を示す。
注目ドキュメントフィールド801は、検索の対象となるドキュメントの識別子を入力するフィールドである。「選択文書に注目」ボタン(後述)により、注目ドキュメントを切り替えた場合には、切り替え後のドキュメントの識別子が表示される。「関連表示」ボタン802を押すことにより、注目ドキュメントフィールドに入力されているドキュメント識別子を用いてドキュメント情報データベースを検索し、検索結果の関連ドキュメントが、「参照」「派生」「共起」ドキュメントリストに表示される。ここでは、Aの情報を使ってBの情報を作成した場合には、「AはBの参照情報である」逆に「BはAの派生情報である」という意味で「参照」「派生」の関連を定義し、また、同時に利用される可能性の高いドキュメント間には「共起」という関連を用いている。
参照したドキュメントリスト803には、「注目ドキュメント」に対して、「参照」の関連のあるドキュメントが関連の強いものから順に表示される。派生したドキュメントリスト804には、「注目ドキュメント」に対して、「派生」の関連のあるドキュメントが関連の強いものから順に表示される。共起するドキュメントリスト805には、「注目ドキュメント」に対して、「共起」の関連のあるドキュメントが関連の強いものから順に表示される。検索結果のドキュメントリストのひとつを選択して、「選択文書に注目」ボタン806を押すと、選択ドキュメントを注目ドキュメントとした場合の、「参照」「派生」「共起」関連ドキュメントの検索を行い、表示を更新する。これにより、注目ドキュメントフィールド801へキーボードで再入力することなく、マウスクリックだけで簡単にドキュメントの関連をたどることができる。また、検索結果のドキュメントリストのひとつを選択して、「選択文書の起動」ボタン807を押すことで、選択されたドキュメントを起動する。検索結果のドキュメントリストのひとつを選択して、「選択文書の印刷」ボタン808を押すことで、選択されたドキュメントの印刷処理を起動する。
なお、上述の監視対象1におけるOS11〜表計算アプリケーションソフト15およびドキュメント状態管理装置2は、処理を行うための不図示のCPUをそれぞれ有しており、上述のドキュメント状態管理方法は、これらのCPUによってドキュメント状態管理プログラムを実行することにより実現される。
なお、ドキュメント状態管理プログラムは、監視対象1もしくはドキュメント状態管理装置2に備えられた不図示のROMに格納されている。
ここでは、装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティングシステム)等と共働してその機能を実現させるものであってもよい。
また、本実施の形態では、所定の解析ルールとしての状態判定ルールテーブルの情報は、ドキュメント状態管理装置内に配置された状態判定ルール格納手段に格納されているが、これに限られるものではなく、この状態判定ルール格納手段をドキュメント状態管理装置とネットワーク接続された外部機器に配置するといったことも可能である。
(第2の実施の形態)
上述の第1の実施の形態においては、モニタをアプリケーション等ごとに設け、モニタリングしているが、これに限らず例えばOSを監視することによって、そのOS上で処理を行う複数のアプリケーションの状態を把握できる場合は、そのようなOS11’のみにモニタ11m’を設ける構成とすることもできる(図8)。
本実施の形態によるドキュメント状態管理システムは、上述の第1の実施の形態の応用例である。本実施の形態によるドキュメント状態管理装置は、第1の実施の形態におけるものと同様な構成であるため、同様な機能を有する部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
なお、本実施の形態によるドキュメント状態管理装置が上述の第1の実施の形態におけるものと同様な効果を奏することは言うまでもない。
(第3の実施の形態)
この他、ファイルサーバ上のシステムファイル、共有ドキュメントなどへの外部装置g1〜gnからのアクセスにファイルシステムfを利用する場合は、このファイルシステムfにモニタfmを設け、このファイルシステムfにおけるドキュメントの処理の状態に関する状態情報の収集・送信を行わせることも可能である(図9参照)。
本実施の形態によるドキュメント状態管理システムは、上述の各実施の形態の応用例である。本実施の形態によるドキュメント状態管理装置は、上述の各実施の形態におけるものと同様な構成であるため、同様な機能を有する部分については同一符号を付し、説明は割愛する。なお、本実施の形態によるドキュメント状態管理装置が上述の第1の実施の形態におけるものと同様な効果を奏することは言うまでもない。
以上のように、本発明に係るドキュメント状態管理システムは、ひとつ以上の監視対象に組み込まれた、監視対象のドキュメント状態をモニタするひとつ以上のモニタと、モニタされたドキュメントの状態を複数記録するドキュメント状態リストと、ドキュメント状態リスト内の状態があらかじめ指定された条件と一致したときに実行するアクションを複数記録した状態判定ルールテーブルと、ドキュメント状態リストを監視し、指定された条件をリストから発見したときに指定されたアクションを実行する状態管理手段とから構成されている。
また、上述のドキュメント状態リストは、状態の変化を変化の発生順とともに記録するものとすることができ、この場合、状態管理手段は状態遷移に基づく条件判定を行う構成となっている。
上述のような構成としたことにより、ドキュメントのイベントを他のイベント(アクション)に置き換えることができる。また、複数のドキュメント状態を把握し、それらの状態の組み合わせが成立した時に、別のアクションを実行させることを可能としている。具体的には、モニタしているドキュメントの状態が、定義されている条件を満たした場合にそれに応じてアクションを実行させる。これにより、複数のドキュメントのイベントや状態を関係づけて活用することができる。
本発明の第1の実施の形態によるドキュメント状態管理システムの構成を示す機能ブロック図である。 ドキュメント状態リストの一例を示す図である。 状態判定ルールテーブルについて説明するための図である。 本実施の形態によるドキュメント状態管理方法の処理の流れを示すフローチャートである。 状態管理手段におけるアクションの実行について説明するための図である。 過去の状態情報を含む、ドキュメント状態リストの一例を示す図である。 関連表示装置の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるドキュメント状態管理システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態によるドキュメント状態管理システムの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1 監視対象、2 ドキュメント状態管理装置、21 状態情報取得手段、22 状態情報格納手段、23 状態判定ルール格納手段、24 状態情報解析手段、25 状態管理手段、H 関連表示手段、D 関連情報データベース。

Claims (11)

  1. 監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得する状態情報取得手段と、
    前記状態情報取得手段により取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析手段と、
    前記状態情報解析手段による解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理手段と
    を有するドキュメント状態管理装置。
  2. 請求項1に記載のドキュメント状態管理装置において、
    前記状態管理手段は、前記状態情報解析手段による解析結果に基づいて、前記監視対象に前記ドキュメントに対して所定の処理を行わせるドキュメント状態管理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のドキュメント状態管理装置において、
    前記状態情報取得手段により取得される状態情報には、時間情報が含まれ、前記所定の解析ルールには時間に関連する状態が規定されているドキュメント状態管理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のドキュメント状態管理装置において、
    前記監視対象はアプリケーションソフトであり、
    前記状態情報取得手段は、該アプリケーションソフトにおけるドキュメントの状態情報を取得するドキュメント状態管理装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のドキュメント状態管理装置において、
    前記監視対象はオペレーティングシステムであり、
    前記状態情報取得手段は、該オペレーティングシステムにおけるドキュメントの状態情報を取得するドキュメント状態管理装置。
  6. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のドキュメント状態管理装置において、
    前記監視対象はファイルシステムであり、
    前記状態情報取得手段は、該ファイルシステムにおけるドキュメントの状態情報を取得するドキュメント状態管理装置。
  7. 監視対象に設けられ、該監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を収集する状態情報収集手段と、
    前記状態情報収集手段により収集された状態情報を送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された状態情報を取得する状態情報取得手段と、
    前記状態情報取得手段により取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析手段と、
    前記状態情報解析手段による解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理手段と
    を有するドキュメント状態管理システム。
  8. 監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
    前記状態情報取得ステップにおいて取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析ステップと、
    前記状態情報解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理ステップと
    を有するドキュメント状態管理方法。
  9. 監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を収集する状態情報収集ステップと、
    前記状態情報収集ステップにおいて収集された状態情報を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて送信された状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
    前記状態情報取得ステップにおいて取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析ステップと、
    前記状態情報解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理ステップと
    を有するドキュメント状態管理方法。
  10. 監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
    前記状態情報取得ステップにおいて取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析ステップと、
    前記状態情報解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理ステップと
    を有するドキュメント状態管理方法をコンピュータに実行させるドキュメント状態管理プログラム。
  11. 監視対象において処理されるドキュメントの処理状態に関する状態情報を収集する状態情報収集ステップと、
    前記状態情報収集ステップにおいて収集された状態情報を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて送信された状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
    前記状態情報取得ステップにおいて取得された状態情報を、所定の解析ルールに基づいて解析する状態情報解析ステップと、
    前記状態情報解析ステップにおける解析結果に基づいて前記ドキュメントの状態管理を行う状態管理ステップと
    を有するドキュメント状態管理方法をコンピュータに実行させるドキュメント状態管理プログラム。
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