JP2005032002A - プラント監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】PIDに依存することなく、監視員に負担をかけることなく、監視に必要なPIDの一覧の絞込みが行えるプラント監視装置を提供することである。
【解決手段】プロセス入力手段11で入力されたプロセス状態量をプロセス入力点に付与されたプロセス信号識別子と共に状態量記憶手段13に記憶する。一覧データ作成手段12は状態量記憶手段13に記憶されたプロセス状態量に基づきプラント状態を示す一覧データを作成し、入出力処理手段26を介して対話装置3に表示出力する。汎用フィルタ手段20は入出力処理手段26を介して対話装置3からフィルタリング条件を受け取り、一覧データ作成手段12で作成された一覧データの中からフィルタリング条件に合致するデータを抽出し、入出力処理手段26を介して対話装置3に表示出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】プロセス入力手段11で入力されたプロセス状態量をプロセス入力点に付与されたプロセス信号識別子と共に状態量記憶手段13に記憶する。一覧データ作成手段12は状態量記憶手段13に記憶されたプロセス状態量に基づきプラント状態を示す一覧データを作成し、入出力処理手段26を介して対話装置3に表示出力する。汎用フィルタ手段20は入出力処理手段26を介して対話装置3からフィルタリング条件を受け取り、一覧データ作成手段12で作成された一覧データの中からフィルタリング条件に合致するデータを抽出し、入出力処理手段26を介して対話装置3に表示出力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラントの状態を監視するプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プラントの監視は監視用計算機を用いて行われ、プラント各所のプロセス入力点からプロセス状態量を入力して各種プロセス状態量を監視するようにしている。この場合、プロセス入力点毎に予めプロセス信号識別子(以下PIDという)を付与しておき、このPID番号によりプロセス状態量を識別するようにしている。
【0003】
そして、監視したいプロセス状態量を選択表示する際には、PIDを指定して表示するようにしたり、PIDが分からない場合には、PIDに関連する名称等を入力して必要なPIDを検索し、PIDを指定するようにしている。
【0004】
例えば、PIDが分からない場合、プロセス入力点設定用の初期画面を表示し、プロセス入力点の種別、設備番号、単位、名称等を設定して、プロセス入力点を抽出するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、プラント入力点に関連する名称を入力してプロセス入力点を抽出するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−133775号公報(図3)
【0006】
【特許文献2】
特開2002−341935号公報(図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のものでは、PIDが分からなくてもPIDに関連する名称等からPIDを検索することができるが、そのためには、検索画面を表示し所定の欄に所定の情報を入力しなければならない。また、入力した名称が含まれるPIDがすべて検索されるので、検索結果には余分なPIDが多く含まれる。
【0008】
また、PIDの検索は監視する上で必要となったPIDをその都度検索している。この場合、検索条件が同じ場合には同じ操作を行うことになり効率的でない。また、検索条件の設定を誤った場合には、異なった検索結果となってしまう。
【0009】
本発明の目的は、PIDに依存することなく、また監視員に負担をかけることなく、監視に必要なPIDの一覧の絞込みが行えるプラント監視装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わるプラント監視装置は、プラントの各所のプロセス入力点からのプロセス状態量を入力するプロセス入力手段と、前記プロセス入力手段で入力されたプロセス状態量を前記プロセス入力点に付与されたプロセス信号識別子と共に記憶する状態量記憶手段と、前記状態量記憶手段に記憶されたプロセス状態量に基づきプラント状態を示す一覧データを作成する一覧データ作成手段と、前記一覧データ作成手段で作成された一覧データの中からフィルタリング条件に合致するデータを抽出する汎用フィルタ手段と、監視員との対話を行うための対話装置から前記フィルタリング条件を受け取り前記汎用フィルタ手段にそのフィルタリング条件を出力すると共に前記一覧データ作成手段で作成された一覧データと前記汎用フィルタ手段で抽出されたデータとを切り換えて前記対話装置に表示出力する入出力処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
前記汎用フィルタ手段は、前記フィルタリング条件としての前記プロセス信号識別子に付随する説明文字列にワイルドカード文字を付加した検索キーに合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する説明ワイルドカードフィルタ手段、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の単位に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する単位フィルタ手段、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量のカテゴリに合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出するカテゴリフィルタ手段、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の値範囲に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する値フィルタ手段、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の状態に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する状態フィルタ手段のうちの少なくとも一つ以上を有する。
【0012】
また、必要に応じて、前記対話装置を通した監視員からの要求でフィルタリング条件をフィルタリング条件DBに登録すると共に前記対話装置を通した監視員からの要求で前記フィルタリング条件DBからフィルタリング条件を取得し前記汎用フィルタ手段に出力するフィルタリング条件登録管理手段、前記監視員が使用したフィルタリング条件を自動的にフィルタリング条件DBに登録すると共に前記対話装置を通した監視員からの要求で前記フィルタリング条件DBからフィルタリング条件を取得し前記汎用フィルタ手段に出力するフィルタリング条件履歴管理手段、前記対話装置を通した監視員からの要求でフィルタリング条件を初期フィルタリング条件DBに設定すると共に一覧データ画面を開いた際の初期フィルタリング条件を前記初期フィルタリング条件DBから取得して前記汎用フィルタ手段に出力する初期フィルタリング条件管理手段、プラント状態から最適なフィルタリング条件を決定し前記対話装置を通して監視員に提示するフィルタリング条件提示手段、前記一覧データ作成手段から入力した一覧データを前記対話装置を通して監視員から指定された順序で並び替える一覧データソート手段を備える。
【0013】
また、必要に応じて、前記プロセス入力手段よりのプロセス状態量に基づきプラント状態を示す系統図データを作成する系統図データ作成手段と、前記系統図データ作成手段から入力した系統図データを絞り込んで前記対話装置に出力する系統図フィルタ手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。プラント1の各所に設けられた計測器などから得られるプロセス状態量は、プラント監視装置2のプロセス入力手段11を介して状態量記憶手段13に入力され記憶される。一覧データ作成手段12は状態量記憶手段13に記憶されたプロセス状態量に基づき、プロセス状態量のID、説明、値、単位、状態などのプラント状態を示す一覧データを作成し、入出力処理手段26を介して対話装置3に表示出力すると共に、汎用フィルタ手段20に出力する。
【0015】
汎用フィルタ手段20は、一覧データ作成手段12で作成された一覧データの中からフィルタリング条件に合致するデータを抽出するものであり、第1の実施の形態では、説明ワイルドカードフィルタ手段15を備えた場合を示している。説明ワイルドカードフィルタ手段15の説明は後述する。
【0016】
汎用フィルタ手段20は、抽出した一覧データを入出力処理手段26を介して対話装置3に表示出力する。一方、入出力処理手段26は、監視員との対話を行うための対話装置3からのフィルタリング条件を汎用フィルタ手段20に出力して、汎用フィルタ手段20で抽出されたデータを対話装置3に表示出力する。すなわち、入出力処理手段26は一覧データ作成手段12で作成された一覧データと汎用フィルタ手段20で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力する。
【0017】
説明ワイルドカードフィルタ手段15は、対話装置3から入出力処理手段26を介して、プロセス入力点に付与されたプロセス信号識別子(PID)に付随する説明文字列にワイルドカード文字を付加した検索キーが入力されると、その検索キーに合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出するものである。
【0018】
すなわち、説明ワイルドカードフィルタ手段15は、対話装置3を通して監視員からPIDに付随する説明語句などの文字列に対するワイルドカードを含む文字列を検索キーとして受け取る。検索キーを受け取ると、一覧データ作成手段12から一覧データを入力し、説明語句がこの検索キーに合致するデータのみを抽出し対話装置3へと一覧出力する。
【0019】
図2は第1の実施の形態における検索キーにより抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面203の説明図である。このプロセス入力点一覧画面203は監視員が説明ワイルドカードとして“*復水*”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、このワイルドカード“*復水*”と合致するPIDのプロセス値のみが一覧表示された場合を示している。
【0020】
ここで、ワイルドカード文字“*”は任意の文字列を表すワイルドカード文字である。すなわち、「復水」という説明語句の前後にワイルドカード文字“*”が付与されているので、「復水」という語句の前後に文字列を含む説明文章がすべて抽出される。このため、“*復水*”に合致するPIDに付随する説明文章などの文字列は、「復水」を真ん中に含むものであり、このようなフィルタリング条件を適用することで、復水に関するプロセス値のみを一覧表示できる。
【0021】
このように、ワイルドカードの表現方法としては、ワイルドカード文字“*”が任意の文字列を表し、また、ワイルドカード文字“?”は任意の1文字を表すものとすると、例えば、“復水?”とした場合には、“?”の部分が1文字に置き換わったもの(例えば復水器など)が抽出される。このようなワイルドカードの表現方法を使用してフィルタリング条件を使用するので、簡易的な表現や通常の正規表現などの語句を使用できる。
【0022】
第1の実施の形態によれば、監視員はPIDを知らなくても、プラント構成機器や信号種別などに絞った一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減されると共に、記憶違いによる誤フィルタの可能性も削減される。また、既設物件のリプレースする場合などPIDの番号体系を見直すことができない場合にも、効果を得ることができる。
【0023】
図3は本発明の第2の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に代えて、対話装置3から入力されたプロセス状態量の単位に合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出する単位フィルタ手段16を備え、入出力処理手段26は、一覧データ作成手段12で作成された一覧データと単位フィルタ手段16で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力するようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0024】
汎用フィルタ手段20の単位フィルタ手段16は、対話装置3を通して監視員からプロセス入力点におけるプロセス状態量の単位を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちこの単位に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力する。
【0025】
図4は第2の実施の形態におけるプロセス状態量の単位を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面204の説明図である。このプロセス入力点一覧画面204は監視員が単位として“℃”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、この単位のプロセス値のみが一覧表示された場合を示している。このようなフィルタリング条件を適用することで、温度に関するプロセス値のみを一覧表示できる。
【0026】
以上の説明では、単一の単位を入力する場合について説明したが、複数の単位を入力できるようにしたり、単位に対するワイルドカードを含む文字列を検索キーとして入力できるようにすることも可能である。これにより、よりきめの細かい絞込みが可能となる。
【0027】
第2の実施の形態によれば、監視員はPIDを知らなくても、信号種別に絞った一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。また、入力を直接入力ではなく、一覧からの選択とすることで、記憶違いや入力ミスによる誤フィルタの可能性も削減される。また、既設物件のリプレースする場合などPIDの番号体系を見直すことができない場合にもPIDの検索を容易に行える。
【0028】
図5は、本発明の第3の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に代えて、対話装置3から入力されたプロセス状態量のカテゴリに合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出するカテゴリフィルタ手段17を備え、入出力処理手段26は、一覧データ作成手段12で作成された一覧データとカテゴリフィルタ手段17で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力するようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0029】
カテゴリフィルタ手段17は、対話装置3を通して監視員からカテゴリを受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうち、このカテゴリに合致するもののみを対話装置3へと一覧出力する。
【0030】
図6はプロセス状態量のカテゴリの指定がなくすべてのプロセス値が一覧表示されたプロセス入力点一覧画面205aの説明図であり、図7はプロセス状態量のカテゴリを指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面205bの説明図である。
【0031】
図6のプロセス入力点一覧画面205aでは、カテゴリが何も指定されておらず、すべてのプロセス値が一覧表示されている。各プロセス値にはあらかじめカテゴリが定義されている。一方、図7のプロセス入力点一覧画面205bは、監視員がカテゴリとして“タービン6温度”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、そのカテゴリのプロセス値のみが一覧表示された場合を示している。このようなフィルタリング条件を適用することで、”タービン6の温度”に関するプロセス値のみを一覧表示できる。
【0032】
以上の説明では、単一のカテゴリを入力する場合について説明したが、複数のカテゴリを入力できるようにしたり、カテゴリに対するワイルドカードを含む文字列を検索キーとして入力できるようにすることも可能である。これにより、よりきめの細かい絞込みが可能となる。また、1種別のカテゴリしか設けていないが、プラント機器種別に関するカテゴリと重要度に関するカテゴリなど複数の種別のカテゴリを設けることで、よりきめの細かい絞込みが可能である。
【0033】
第3の実施の形態によれば、監視員はPIDを知らなくても、カテゴリとして定義されている種別に絞った一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。また、入力を直接入力ではなく一覧からの選択とすることで、記憶違いや入力ミスによる誤フィルタの可能性も削減される。また、既設物件のリプレースをする場合などPIDの番号体系を見直すことができない場合にもPIDの検索を容易に行える。
【0034】
図8は、本発明の第4の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第4の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に代えて、対話装置3から入力されたプロセス状態量の値範囲に合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出する値フィルタ手段18を備え、入出力処理手段は、一覧データ作成手段で作成された一覧データと値フィルタ手段18で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力するようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0035】
値フィルタ手段18は、対話装置3を通して監視員から値範囲を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちプロセス状態量の値がこの値範囲に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力する。
【0036】
図9は、第4の実施の形態におけるプロセス状態量の値範囲を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面206の説明図である。このプロセス入力点一覧画面206は、監視員が値範囲として“>100”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、プロセス値がこの条件を満たすもののみが一覧表示された場合を示している。このようなフィルタリング条件を適用することで、プロセス値が100よりも大きいもののみを一覧表示できる。
【0037】
以上の説明では、単一の値範囲を入力する場合について説明したが、論理式を入力できるようにすることで、よりきめの細かい絞込みが可能である。また、数値を直接指定した場合について説明したが、プロセス状態量の値ごとに上限や下限などとしてあらかじめ定義しておいた閾値や、動的に変化する他プロセス状態量の値を閾値などとし、この閾値を“MAX”や“MIN”などのシンボルで表現できるようにしても良い。これにより、より意味のある絞込みが可能である。
【0038】
第4の実施の形態によれば、監視員はPIDやプロセス値の特性を知らなくても、異常値を示しているプロセス値の一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。
【0039】
図10は、本発明の第5の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第5の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に代えて、対話装置3から入力されたプロセス状態量の状態に合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出する状態フィルタ手段19を備え、入出力処理手段26は、一覧データ作成手段12で作成された一覧データと状態フィルタ手段19で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力するようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0040】
状態フィルタ手段19は、対話装置3を通して監視員から状態を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちプロセス状態量の値がこの状態に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力する。
【0041】
図11は、第5の実施の形態におけるプロセス状態量の状態を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面207の説明図である。このプロセス入力点一覧画面207は、監視員が状態として“故障”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、プロセス値の状態がこの状態であるもののみが一覧表示された場合を示している。このようなフィルタリング条件を適用することで、センサーが故障しているもののみを一覧表示できる。ここで、状態としては、故障に加え、上限逸脱、データ挿入中、警報抑止中なども指定できる。
【0042】
以上の説明では、単一の状態を入力する場合について説明したが、複数の状態の成立や不成立を組合わせて入力できるようにしても良い。これにより、よりきめの細かい絞込みが可能である。
【0043】
第5の実施の形態によれば、監視員はPIDやプロセス値の特性を知らなくても、特殊な状態にあるプロセス値の一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。また、入力を直接入力ではなく、一覧からの選択とすることで、記憶違いや入力ミスによる誤フィルタの可能性も削減される。また、従来においては、このような特殊状態にあるプロセス状態量の値の一覧画面の一部は、専用画面として提供されていたが、この第5の実施の形態によれば、一つの一覧画面に集約されるので、画面数の削減や操作方法の統一が図れ、システムの開発量が削減されると共に監視員の負担も削減される。
【0044】
図12は、本発明の第6の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第6の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に加え、PIDワイルドカードフィルタ手段14と、単位フィルタ手段16と、カテゴリフィルタ手段17と、値フィルタ手段18と、状態フィルタ手段19とを追加して設け、対話装置3から各々のフィルタ手段でのフィルタリング条件を組み合わせて全体としてのフィルタリング条件を設定できるようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0045】
説明ワイルドカードフィルタ手段15は、第1の実施の形態で述べたように、対話装置3から入出力処理手段26を介して、プロセス入力点に付与されたPIDに付随する説明文字列にワイルドカード文字を付加した検索キーを入力し、その検索キーに合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出するものである。
【0046】
PIDワイルドカードフィルタ手段14は、対話装置3を通して監視員からPIDに対するワイルドカードを含む文字列を検索キーとして受け取り、一覧データ作成手段12からデータを入力して、PIDがこの検索キーに合致するデータのみを対話装置3に一覧出力するものである。説明ワイルドカードフィルタ手段15との相違は、PIDに付随する説明文字列ではなく、PID自体を表す文字列を検索キーとするものである。
【0047】
単位フィルタ手段16は、第2の実施の形態で述べたように、対話装置3を通して監視員からプロセス入力点におけるプロセス状態量の単位を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちこの単位に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力するものである。
【0048】
カテゴリフィルタ手段17は、第3の実施の形態で述べたように、対話装置3を通して監視員からカテゴリを受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちこのカテゴリに合致するもののみを対話装置3へと一覧出力するものである。
【0049】
値フィルタ手段18は、第4の実施の形態で述べたように、対話装置3を通して監視員から値範囲を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちプロセス状態量の値がこの値範囲に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力するものである。
【0050】
状態フィルタ手段19は、第5の実施の形態で述べたように、対話装置3を通して監視員から状態を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちプロセス状態量の値がこの状態に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力するものである。
【0051】
図13は、第6の実施の形態におけるプロセス状態量のファイリング条件を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面208の説明図である。このプロセス入力点一覧画面208は、監視員がPIDワイルドカードとして“全部”、説明ワイルドカードとして“温度”、単位として“全部”、カテゴリとして“タービン6発電”、値範囲として“全部”、状態として“上限逸脱”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、各フィルタリング条件に合致するプロセス状態量の値のみが一覧表示された場合を示している。
【0052】
このようなフィルタリング条件を適用することで、例えば、“タービンの発電”に関する各種“温度”のうち“上限逸脱”状態にあるプロセス値のみを一覧表示できることができるようになる。以上の説明では、各フィルタリング条件に合致するかの論理積により一覧表示されるようにした場合について説明したが、論理和や否定なども指定できるようにすることで、よりきめの細かい絞込みが可能である。また、以上の説明では、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15と、PIDワイルドカードフィルタ手段14と、単位フィルタ手段16と、カテゴリフィルタ手段17と、値フィルタ手段18と、状態フィルタ手段19とを備えた場合について説明したが、これらの各フィルタ手段を適宜組み合わせて汎用フィルタ手段20を構成するようにしても良い。
【0053】
第6の実施の形態によれば、監視員はPIDやプロセス値の特性を知らなくても、各種種別だけに絞った特殊な状態にあるプロセス値の一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。また、入力を直接入力ではなく、一覧からの選択とすることで、記憶違いや入力ミスによる誤フィルタの可能性も削減される。
【0054】
図14は、本発明の第7の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第7の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、フィルタリング条件を登録するためのフィルタリング条件DB51を設け、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件をフィルタリング条件DB51に登録すると共に、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件DB51からフィルタリング条件を取得し汎用フィルタ手段20に出力するフィルタリング条件登録管理手段21を備えたものである。なお、図14では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0055】
フィルタリング条件DB51には、汎用フィルタ手段20の各フィルタ手段のフィルタリング条件の集合が記憶される。汎用フィルタ手段20は、一覧データ作成手段12から入力した一覧データをフィルタリング条件DB51に記憶されたフィルタリング条件を用いて絞り込んで対話装置3へと一覧出力する。
【0056】
フィルタリング条件登録管理手段21は、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件をフィルタリング条件DB51に登録し、汎用フィルタ手段20は、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件DB51からフィルタリング条件を取得し、一覧データ作成手段12から入力した一覧データをそのフィルタリング条件で絞り込んで対話装置3へと一覧出力する。
【0057】
図15は、第7の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面209の説明図であり、図16は第7の実施の形態におけるフィルタリング条件管理画面251の説明図である。
【0058】
図15のプロセス入力点一覧画面209では、フィルタリング条件として、PIDワイルドカード、説明ワイルドカード、単位、カテゴリ、値範囲、状態のいずれも全部が設定されたときのフィルタリング条件に合致するプロセス状態量の値が一覧表示された場合を示している。
【0059】
このプロセス入力点一覧画面209でフィルタリング条件を登録設定する場合には、まず、監視員は、図15のプロセス入力点一覧画面209で“管理”ボタンを押す。これにより、図16のフィルタリング条件管理画面251が開く。フィルタリング条件管理画面251では、フィルタリング条件DB51に登録されているフィルタリング条件が表形式で一覧表示されており、表上で各条件を編集することができるようになっている。なお、名称はフィルタリング条件ではなく、監視員がフィルタリング条件を識別するための名称である。
【0060】
以下、フィルタリング条件登録管理手段21で行われる演算処理について説明する。フィルタリング条件管理画面251の“新規追加”ボタンを押すことで、新たなフィルタリング条件がフィルタリング条件DB51に追加され、画面の表上にも行が追加され、これにより、表上で各条件を編集することができるようになっている。また、フィルタリング条件管理画面251の表上で適当な行を選択し、“削除”ボタンを押すことで、対応するフィルタリング条件がフィルタリング条件DB51から削除され画面の表上から行が削除される。また、フィルタリング条件管理画面251の表上で適当な行を選択し、“OK”ボタンを押すことで、対応するフィルタリング条件がプロセス入力点一覧画面209に設定され、フィルタリング条件管理画面251は閉じる。
【0061】
監視員は、プロセス入力点一覧画面209に設定されたフィルタリング条件を必要に応じて見直した上で、“フィルタリング”ボタンを押すことで、このフィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができる。また、フィルタリング条件管理画面251の“キャンセル”ボタンを押すことで、プロセス入力点一覧画面209に設定されているフィルタリング条件を変更することなく、フィルタリング条件管理画面251は閉じる。
【0062】
以上の説明では、汎用フィルタ手段20として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示したが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。
【0063】
また、プロセス入力点一覧画面209とは、別の画面であるフィルタリング条件管理画面251でフィルタリング条件の登録や取得を行うようになっているが、プロセス入力点一覧画面209からフィルタリング条件の登録や取得を直接行えるようにすることも可能である。また、フィルタリング条件DB51としては、各マシンローカルのHDD(Hard Disk Drive)などの分散された記憶媒体、ネットワークにより接続されたサーバマシン上のHDDなどの集中管理された記憶媒体、FDD(Flexible Disk Drive)などの可搬性のある記憶媒体などを用いることが可能である。
【0064】
第7の実施の形態によれば、監視員は使用頻度の高いフィルタリング条件をあらかじめ登録しておき、必要な際にはそれを取得することができるので、監視員の負担が削減されると共に、フィルタリング条件を誤設定する可能性も削減される。
【0065】
図17は、本発明の第8の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第8の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、監視員が使用したフィルタリング条件を登録するためのフィルタリング条件DB51を設け、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件DB51からフィルタリング条件を取得し汎用フィルタ手段20に出力するフィルタリング条件履歴管理手段22を備えたものである。なお、図17では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0066】
フィルタリング条件DB51には、汎用フィルタ手段20の各フィルタ手段のフィルタリング条件の集合が記憶される。汎用フィルタ手段20は、一覧データ作成手段12から入力した一覧データをフィルタリング条件を用いて絞り込んで対話装置3へと一覧出力する。
【0067】
フィルタリング条件履歴管理手段22は、監視員が過去に使用したフィルタリング条件を自動的にフィルタリング条件DB51に登録し、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件DB51からフィルタリング条件を取得する。
【0068】
図18は、第8の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面210の説明図であり、図19は第8の実施の形態におけるフィルタリング条件履歴画面252の説明図である。図18のプロセス入力点一覧画面210では、フィルタリング条件として、PIDワイルドカード、説明ワイルドカード、単位、カテゴリ、値範囲、状態のいずれも全部が設定されたときのフィルタリング条件に合致するプロセス状態量の値が一覧表示された場合を示している。
【0069】
以下、フィルタリング条件履歴管理手段22で行われる演算処理について説明する。監視員が図18のプロセス入力点一覧画面210でフィルタリング条件を設定し、“フィルタリング”ボタンを押すと、このフィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができると共に,このフィルタリング条件がフィルタリング条件DB51に追加される。
【0070】
また、プロセス入力点一覧画面210で“履歴”ボタンを押すと、図19のフィルタリング条件履歴画面252が開く。フィルタリング条件履歴画面252では、フィルタリング条件DB51に登録されているフィルタリング条件が表形式で一覧表示されている。
【0071】
フィルタリング条件履歴画面252の表上で適当な行を選択し、“OK”ボタンを押すことで、対応するフィルタリング条件がプロセス入力点一覧画面210に設定され、フィルタリング条件履歴画面252は閉じる。監視員は、プロセス入力点一覧画面210に設定されたフィルタリング条件を必要に応じて見直した上で、“フィルタリング”ボタンを押すことで、このフィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができる。
【0072】
また、フィルタリング条件履歴画面252の“キャンセル”ボタンを押すことで、プロセス入力点一覧画面210に設定されているフィルタリング条件を変更することなく、フィルタリング条件履歴画面252は閉じる。
【0073】
以上の説明では、汎用フィルタ手段20として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示したが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。
【0074】
また、プロセス入力点一覧画面210とは別の画面であるフィルタリング条件履歴画面252でフィルタリング条件の取得を行うようになっているが、プロセス入力点一覧画面から取得を直接行えるようにすることも可能である。また、フィルタリング条件DB51としては、各マシンローカルのHDDなどの分散された記憶媒体、ネットワークにより接続されたサーバマシン上のHDDなどの集中管理された記憶媒体、FDDなどの可搬性のある記憶媒体などを用いることができる。
【0075】
第8の実施の形態によれば、監視員は過去に用いたフィルタリング条件を再度用いたい場合には、それを取得することができるので、監視員の負担が削減されると共に、フィルタリング条件を誤設定する可能性も削減される。
【0076】
図20は、本発明の第9の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第9の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件を登録するための初期フィルタリング条件DB52を設け、一覧データ画面を開いた際の初期フィルタリング条件を初期フィルタリング条件DB52から取得して汎用フィルタ手段20に出力する初期フィルタリング条件管理手段23を備えたものである。なお、図20では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0077】
初期フィルタリング条件DB52には汎用フィルタ手段20のフィルタリング条件が格納されている。汎用フィルタ手段20は、一覧データ作成手段12から入力した一覧データを初期フィルタリング条件DB52に格納されたフィルタリング条件を用いて絞り込んで対話装置3へと一覧出力する。
【0078】
初期フィルタリング条件管理手段23は、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件を初期フィルタリング条件DB52に設定し、一覧画面を開いた際の初期フィルタリング条件を初期フィルタリング条件DB52から取得する。
【0079】
図21は、第9の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面211の説明図である。図18のプロセス入力点一覧画面210では、フィルタリング条件として、PIDワイルドカード、説明ワイルドカード、単位、カテゴリ、値範囲、状態のいずれも全部が設定されたときのフィルタリング条件に合致するプロセス状態量の値が一覧表示された場合を示している。
【0080】
以下、初期フィルタリング条件管理手段23で行われる演算処理について説明する。監視員がプロセス入力点一覧画面211でフィルタリング条件を設定し、“初期設定”ボタンを押すと、このフィルタリング条件が初期フィルタリング条件DB52に設定される。監視員が次回の操作の時に、プロセス入力点一覧画面211を開いた際には、初期フィルタリング条件DB52に設定されたフィルタリング条件がプロセス入力点一覧画面211の初期フィルタリング条件として設定され、この初期フィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができる。
【0081】
以上の説明では、汎用フィルタ手段20として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示したが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。
【0082】
また、プロセス入力点一覧画面211で初期フィルタリング条件の設定を行うようになっているが、別の画面にて設定を行えるようにすることもできる。また、初期フィルタリング条件DB52としては、各マシンローカルのHDDなどの分散された記憶媒体、ネットワークにより接続されたサーバマシン上のHDDなどの集中管理された記憶媒体、FDDなどの可搬性のある記憶媒体などを用いることができる。
【0083】
第9の実施の形態によれば、監視員は初期フィルタリング条件を使用頻度の高いものに変更することができるので、監視員の負担が削減されると共に、フィルタリング条件を誤設定する可能性も削減される。
【0084】
図22は、本発明の第10の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第9の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、プラント状態から最適なフィルタリング条件を決定し対話装置3を通して監視員にそのフィルタリング条件を提示するフィルタリング条件提示手段を備えたものである。なお、図22では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0085】
フィルタリング条件提示手段24は、状態量記憶手段13に記憶されたプロセス状態量に基づいてプラント状態を判定し、その判定したプラント状態から最適なフィルタリング条件を決定し対話装置3を通して監視員に提示する。
【0086】
図23は第10の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面212の説明図である。例えば、タービントリップを示すプロセス値入力があったとする。フィルタリング条件提案手段24はプロセス入力手段11よりこのプロセス値入力を受け、タービンに関する情報に絞って一覧表示できるようなフィルタリング条件を、プロセス入力点一覧画面212にて提案する。監視員は“提案採用”ボタンを押すことで、この提案されたフィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができる。
【0087】
以上の説明では、汎用フィルタ手段20として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示したが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。また、以上の説明では、提案の要因としてプロセス値入力を示したが、時間や季節、監視員の操作などを要因とすることもできる。
【0088】
第10の実施の形態によれば、監視員はプラント状態に応じたフィルタリング条件が提示され、それを使用することができるので、監視員の負担が削減される。
【0089】
図24は、本発明の第11の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第11の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、一覧データ作成手段12から入力した一覧データを対話装置3を通して監視員から指定された順序で並び替える一覧データソート手段25を設けたものである。なお、図24では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0090】
一覧データソート手段25は、一覧データ作成手段12から入力した一覧データを対話装置3を通して監視員から指定された順序で対話装置3へと一覧出力する。図25は、第11の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面212の説明図であり、図26は第11の実施の形態におけるソート設定画面253の説明図である。以下、一覧データソート手段25で行われる演算処理について説明する。
【0091】
監視員が図25のプロセス入力点一覧画面212で“ソート”ボタンを押すと、図26のソート設定画面253が開く。ソート設定画面253では、ソートの基準となる項目と方向とが表形式で一覧表示されており、表上で項目や方向を編集することができる。項目としては、プロセス入力点一覧画面212で表示対象となっているPID、説明、値、単位、状態を選択することができる。方向としては昇順か降順を選択することができる。
【0092】
また、ソート設定画面253の“OK”ボタンを押すことで、このソート設定に従ってソートされた一覧表示をプロセス入力点一覧画面212において得ることができ、ソート設定画面253は閉じる。また、ソート設定画面253の“キャンセル”ボタンを押すことで、プロセス入力点一覧画面212の表示順序を変更することなく、ソート設定画面253は閉じる。
【0093】
以上の説明では、ソートの項目として、一覧表示の対象となっている内容しか選択できないようになっているが、最終変化時刻などの他の項目を含めることもできる。また、プロセス入力点一覧画面212とは別の画面であるソート設定画面253でソート設定を行うようにしているが、プロセス入力点一覧画面212から設定を直接行えるようにすることもできる。また、ソート設定画面で“OK”ボタンを押した際にソートを行うようになっているが、値や状態などが変化するたびに動的にソートを行うこともできる。
【0094】
また、第7の実施の形態のフィルタリング条件登録管理手段21、第8の実施の形態のフィルタリング条件履歴管理手段22、第9の実施の形態の初期フィルタリング条件管理手段23、第10の実施の形態のフィルタリング条件提示手段24を設けるようにしても良い。
【0095】
第11の実施の形態によれば、監視員は一覧表示のソート設定を行い、特に注意して監視したい項目が上に表示されるようにすることができるので、監視員の負担が削減される。
【0096】
図27は、本発明の第12の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第12の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、プロセス入力手段11よりのプロセス状態量に基づきプラント状態を示す系統図データを作成する系統図データ作成手段31と、系統図データ作成手段31から入力した系統図データを絞り込んで対話装置3に出力する系統図データフィルタ手段32とを備えたものである。
【0097】
系統図データ作成手段31は、プロセス入力手段11よりのプロセス状態量に基づき、プラント状態を示す系統図データを作成する。系統図データ作成手段31で作成された系統図データは、系統図データフィルタ手段32に入力される。そして、系統図データフィルタ手段32は、系統図データ作成手段31から入力した系統図データを絞り込んで対話装置3へと出力する。
【0098】
図28は第12の実施の形態におけるフィルタリング条件がすべて“全部”である場合の系統図の説明図であり、図29は第12の実施の形態におけるカテゴリのフィルタリング条件を“ガス”と指定した場合の系統図の説明図である。
【0099】
図28の系統図画面219は、フィルタリング条件がすべて“全部”となっており、すべての情報が表示されている状態である。図29の系統図画面219は、この状態から、監視員がカテゴリのフィルタリング条件を“ガス”とし、“フィルタリング”ボタンを押した状態である。図29の系統図上では、“ガス”に関するシンボルのみが表示され、それ以外の情報は表示されなくなる。
【0100】
以上の説明では、系統図データフィルタ手段32として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示した場合を示しているが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。また、汎用フィルタ手段20および一覧データ作成手段12を備えた場合について説明したが、これらを省略し系統図だけを表示できるようにしても良い。
【0101】
第12の実施の形態によれば、例えば、“ガス”などに絞った重要な系統図を別系統図画面として提供するのではなく、一つの系統図画面に集約されるので、画面数の削減や操作方法の統一が図れる。また、システムの開発量が削減されると共に監視員の負担が削減される。
【0102】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、監視員はPIDを知らなくても、プラント構成機器や信号種別などに絞った一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減されると共に、記憶違いによる誤フィルタの可能性も削減される。また、既設物件のリプレースする場合などPIDの番号体系を見直すことができない場合にも、PIDの検索を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における検索キーにより抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図3】本発明の本発明の第2の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるプロセス状態量の単位を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるプロセス状態量のカテゴリの指定がなくすべてのプロセス値が一覧表示されたプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図7】本発明の第3の実施の形態におけるプロセス状態量のカテゴリを指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるプロセス状態量の値範囲を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図11】本発明の第5の実施の形態におけるプロセス状態量の状態を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図13】本発明の第6の実施の形態におけるプロセス状態量のファイリング条件を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図14】本発明の第7の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図15】本発明の第7の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図16】本発明の第7の実施の形態におけるフィルタリング条件管理画面の説明図。
【図17】本発明の第8の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図18】本発明の第8の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図19】本発明の第8の実施の形態におけるフィルタリング条件履歴画面の説明図。
【図20】本発明の第9の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図21】本発明の第9の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図22】本発明の第10の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図23】本発明の第10の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図24】本発明の第11の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図25】本発明の第11の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図26】本発明の第11の実施の形態におけるソート設定画面の説明図。
【図27】本発明の第12の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図28】本発明の第12の実施の形態におけるフィルタリング条件がすべて“全部”である場合の系統図の説明図。
【図29】本発明の第12の実施の形態におけるカテゴリのフィルタリング条件を“ガス”と指定した場合の系統図の説明図。
【符号の説明】
1…プラント、2…プラント監視装置、3…対話装置、11…プロセス入力手段、12…一覧データ作成手段、13…状態量記憶手段、14…PIDワイルドカードフィルタ手段、15…説明ワイルドカードフィルタ手段、16…単位フィルタ手段、17…カテゴリフィルタ手段、18…値フィルタ手段、19…状態フィルタ手段、20…汎用フィルタ手段、21…フィルタリング条件登録管理手段、22…フィルタリング条件履歴管理手段、23…初期フィルタリング条件管理手段、24…フィルタリング条件提示手段、25…一覧データソート手段、31…系統図データ作成手段、32…系統図データフィルタ手段、51…フィルタリング条件DB、52…初期フィルタリング条件DB、202…プロセス入力点一覧画面(PIDワイルドカードフィルタ)、203…プロセス入力点一覧画面(説明ワイルドカードフィルタ)、204…プロセス入力点一覧画面(単位フィルタ)
205…プロセス入力点一覧画面(カテゴリフィルタ)、206…プロセス入力点一覧画面(値フィルタ)、207…プロセス入力点一覧画面(状態フィルタ)、208…プロセス入力点一覧画面(混合フィルタ)、209…プロセス入力点一覧画面(フィルタリング条件登録管理)、210…プロセス入力点一覧画面(フィルタリング条件履歴管理)、211…プロセス入力点一覧画面(初期フィルタリング条件管理)、212…プロセス入力点一覧画面(フィルタリング条件提案)
213…プロセス入力点一覧画面(ソート)、219…系統図画面、251…フィルタリング条件管理画面、252…フィルタリング条件履歴画面、253…ソート設定画面
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラントの状態を監視するプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プラントの監視は監視用計算機を用いて行われ、プラント各所のプロセス入力点からプロセス状態量を入力して各種プロセス状態量を監視するようにしている。この場合、プロセス入力点毎に予めプロセス信号識別子(以下PIDという)を付与しておき、このPID番号によりプロセス状態量を識別するようにしている。
【0003】
そして、監視したいプロセス状態量を選択表示する際には、PIDを指定して表示するようにしたり、PIDが分からない場合には、PIDに関連する名称等を入力して必要なPIDを検索し、PIDを指定するようにしている。
【0004】
例えば、PIDが分からない場合、プロセス入力点設定用の初期画面を表示し、プロセス入力点の種別、設備番号、単位、名称等を設定して、プロセス入力点を抽出するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、プラント入力点に関連する名称を入力してプロセス入力点を抽出するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−133775号公報(図3)
【0006】
【特許文献2】
特開2002−341935号公報(図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のものでは、PIDが分からなくてもPIDに関連する名称等からPIDを検索することができるが、そのためには、検索画面を表示し所定の欄に所定の情報を入力しなければならない。また、入力した名称が含まれるPIDがすべて検索されるので、検索結果には余分なPIDが多く含まれる。
【0008】
また、PIDの検索は監視する上で必要となったPIDをその都度検索している。この場合、検索条件が同じ場合には同じ操作を行うことになり効率的でない。また、検索条件の設定を誤った場合には、異なった検索結果となってしまう。
【0009】
本発明の目的は、PIDに依存することなく、また監視員に負担をかけることなく、監視に必要なPIDの一覧の絞込みが行えるプラント監視装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わるプラント監視装置は、プラントの各所のプロセス入力点からのプロセス状態量を入力するプロセス入力手段と、前記プロセス入力手段で入力されたプロセス状態量を前記プロセス入力点に付与されたプロセス信号識別子と共に記憶する状態量記憶手段と、前記状態量記憶手段に記憶されたプロセス状態量に基づきプラント状態を示す一覧データを作成する一覧データ作成手段と、前記一覧データ作成手段で作成された一覧データの中からフィルタリング条件に合致するデータを抽出する汎用フィルタ手段と、監視員との対話を行うための対話装置から前記フィルタリング条件を受け取り前記汎用フィルタ手段にそのフィルタリング条件を出力すると共に前記一覧データ作成手段で作成された一覧データと前記汎用フィルタ手段で抽出されたデータとを切り換えて前記対話装置に表示出力する入出力処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
前記汎用フィルタ手段は、前記フィルタリング条件としての前記プロセス信号識別子に付随する説明文字列にワイルドカード文字を付加した検索キーに合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する説明ワイルドカードフィルタ手段、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の単位に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する単位フィルタ手段、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量のカテゴリに合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出するカテゴリフィルタ手段、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の値範囲に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する値フィルタ手段、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の状態に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する状態フィルタ手段のうちの少なくとも一つ以上を有する。
【0012】
また、必要に応じて、前記対話装置を通した監視員からの要求でフィルタリング条件をフィルタリング条件DBに登録すると共に前記対話装置を通した監視員からの要求で前記フィルタリング条件DBからフィルタリング条件を取得し前記汎用フィルタ手段に出力するフィルタリング条件登録管理手段、前記監視員が使用したフィルタリング条件を自動的にフィルタリング条件DBに登録すると共に前記対話装置を通した監視員からの要求で前記フィルタリング条件DBからフィルタリング条件を取得し前記汎用フィルタ手段に出力するフィルタリング条件履歴管理手段、前記対話装置を通した監視員からの要求でフィルタリング条件を初期フィルタリング条件DBに設定すると共に一覧データ画面を開いた際の初期フィルタリング条件を前記初期フィルタリング条件DBから取得して前記汎用フィルタ手段に出力する初期フィルタリング条件管理手段、プラント状態から最適なフィルタリング条件を決定し前記対話装置を通して監視員に提示するフィルタリング条件提示手段、前記一覧データ作成手段から入力した一覧データを前記対話装置を通して監視員から指定された順序で並び替える一覧データソート手段を備える。
【0013】
また、必要に応じて、前記プロセス入力手段よりのプロセス状態量に基づきプラント状態を示す系統図データを作成する系統図データ作成手段と、前記系統図データ作成手段から入力した系統図データを絞り込んで前記対話装置に出力する系統図フィルタ手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。プラント1の各所に設けられた計測器などから得られるプロセス状態量は、プラント監視装置2のプロセス入力手段11を介して状態量記憶手段13に入力され記憶される。一覧データ作成手段12は状態量記憶手段13に記憶されたプロセス状態量に基づき、プロセス状態量のID、説明、値、単位、状態などのプラント状態を示す一覧データを作成し、入出力処理手段26を介して対話装置3に表示出力すると共に、汎用フィルタ手段20に出力する。
【0015】
汎用フィルタ手段20は、一覧データ作成手段12で作成された一覧データの中からフィルタリング条件に合致するデータを抽出するものであり、第1の実施の形態では、説明ワイルドカードフィルタ手段15を備えた場合を示している。説明ワイルドカードフィルタ手段15の説明は後述する。
【0016】
汎用フィルタ手段20は、抽出した一覧データを入出力処理手段26を介して対話装置3に表示出力する。一方、入出力処理手段26は、監視員との対話を行うための対話装置3からのフィルタリング条件を汎用フィルタ手段20に出力して、汎用フィルタ手段20で抽出されたデータを対話装置3に表示出力する。すなわち、入出力処理手段26は一覧データ作成手段12で作成された一覧データと汎用フィルタ手段20で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力する。
【0017】
説明ワイルドカードフィルタ手段15は、対話装置3から入出力処理手段26を介して、プロセス入力点に付与されたプロセス信号識別子(PID)に付随する説明文字列にワイルドカード文字を付加した検索キーが入力されると、その検索キーに合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出するものである。
【0018】
すなわち、説明ワイルドカードフィルタ手段15は、対話装置3を通して監視員からPIDに付随する説明語句などの文字列に対するワイルドカードを含む文字列を検索キーとして受け取る。検索キーを受け取ると、一覧データ作成手段12から一覧データを入力し、説明語句がこの検索キーに合致するデータのみを抽出し対話装置3へと一覧出力する。
【0019】
図2は第1の実施の形態における検索キーにより抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面203の説明図である。このプロセス入力点一覧画面203は監視員が説明ワイルドカードとして“*復水*”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、このワイルドカード“*復水*”と合致するPIDのプロセス値のみが一覧表示された場合を示している。
【0020】
ここで、ワイルドカード文字“*”は任意の文字列を表すワイルドカード文字である。すなわち、「復水」という説明語句の前後にワイルドカード文字“*”が付与されているので、「復水」という語句の前後に文字列を含む説明文章がすべて抽出される。このため、“*復水*”に合致するPIDに付随する説明文章などの文字列は、「復水」を真ん中に含むものであり、このようなフィルタリング条件を適用することで、復水に関するプロセス値のみを一覧表示できる。
【0021】
このように、ワイルドカードの表現方法としては、ワイルドカード文字“*”が任意の文字列を表し、また、ワイルドカード文字“?”は任意の1文字を表すものとすると、例えば、“復水?”とした場合には、“?”の部分が1文字に置き換わったもの(例えば復水器など)が抽出される。このようなワイルドカードの表現方法を使用してフィルタリング条件を使用するので、簡易的な表現や通常の正規表現などの語句を使用できる。
【0022】
第1の実施の形態によれば、監視員はPIDを知らなくても、プラント構成機器や信号種別などに絞った一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減されると共に、記憶違いによる誤フィルタの可能性も削減される。また、既設物件のリプレースする場合などPIDの番号体系を見直すことができない場合にも、効果を得ることができる。
【0023】
図3は本発明の第2の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に代えて、対話装置3から入力されたプロセス状態量の単位に合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出する単位フィルタ手段16を備え、入出力処理手段26は、一覧データ作成手段12で作成された一覧データと単位フィルタ手段16で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力するようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0024】
汎用フィルタ手段20の単位フィルタ手段16は、対話装置3を通して監視員からプロセス入力点におけるプロセス状態量の単位を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちこの単位に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力する。
【0025】
図4は第2の実施の形態におけるプロセス状態量の単位を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面204の説明図である。このプロセス入力点一覧画面204は監視員が単位として“℃”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、この単位のプロセス値のみが一覧表示された場合を示している。このようなフィルタリング条件を適用することで、温度に関するプロセス値のみを一覧表示できる。
【0026】
以上の説明では、単一の単位を入力する場合について説明したが、複数の単位を入力できるようにしたり、単位に対するワイルドカードを含む文字列を検索キーとして入力できるようにすることも可能である。これにより、よりきめの細かい絞込みが可能となる。
【0027】
第2の実施の形態によれば、監視員はPIDを知らなくても、信号種別に絞った一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。また、入力を直接入力ではなく、一覧からの選択とすることで、記憶違いや入力ミスによる誤フィルタの可能性も削減される。また、既設物件のリプレースする場合などPIDの番号体系を見直すことができない場合にもPIDの検索を容易に行える。
【0028】
図5は、本発明の第3の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に代えて、対話装置3から入力されたプロセス状態量のカテゴリに合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出するカテゴリフィルタ手段17を備え、入出力処理手段26は、一覧データ作成手段12で作成された一覧データとカテゴリフィルタ手段17で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力するようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0029】
カテゴリフィルタ手段17は、対話装置3を通して監視員からカテゴリを受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうち、このカテゴリに合致するもののみを対話装置3へと一覧出力する。
【0030】
図6はプロセス状態量のカテゴリの指定がなくすべてのプロセス値が一覧表示されたプロセス入力点一覧画面205aの説明図であり、図7はプロセス状態量のカテゴリを指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面205bの説明図である。
【0031】
図6のプロセス入力点一覧画面205aでは、カテゴリが何も指定されておらず、すべてのプロセス値が一覧表示されている。各プロセス値にはあらかじめカテゴリが定義されている。一方、図7のプロセス入力点一覧画面205bは、監視員がカテゴリとして“タービン6温度”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、そのカテゴリのプロセス値のみが一覧表示された場合を示している。このようなフィルタリング条件を適用することで、”タービン6の温度”に関するプロセス値のみを一覧表示できる。
【0032】
以上の説明では、単一のカテゴリを入力する場合について説明したが、複数のカテゴリを入力できるようにしたり、カテゴリに対するワイルドカードを含む文字列を検索キーとして入力できるようにすることも可能である。これにより、よりきめの細かい絞込みが可能となる。また、1種別のカテゴリしか設けていないが、プラント機器種別に関するカテゴリと重要度に関するカテゴリなど複数の種別のカテゴリを設けることで、よりきめの細かい絞込みが可能である。
【0033】
第3の実施の形態によれば、監視員はPIDを知らなくても、カテゴリとして定義されている種別に絞った一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。また、入力を直接入力ではなく一覧からの選択とすることで、記憶違いや入力ミスによる誤フィルタの可能性も削減される。また、既設物件のリプレースをする場合などPIDの番号体系を見直すことができない場合にもPIDの検索を容易に行える。
【0034】
図8は、本発明の第4の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第4の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に代えて、対話装置3から入力されたプロセス状態量の値範囲に合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出する値フィルタ手段18を備え、入出力処理手段は、一覧データ作成手段で作成された一覧データと値フィルタ手段18で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力するようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0035】
値フィルタ手段18は、対話装置3を通して監視員から値範囲を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちプロセス状態量の値がこの値範囲に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力する。
【0036】
図9は、第4の実施の形態におけるプロセス状態量の値範囲を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面206の説明図である。このプロセス入力点一覧画面206は、監視員が値範囲として“>100”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、プロセス値がこの条件を満たすもののみが一覧表示された場合を示している。このようなフィルタリング条件を適用することで、プロセス値が100よりも大きいもののみを一覧表示できる。
【0037】
以上の説明では、単一の値範囲を入力する場合について説明したが、論理式を入力できるようにすることで、よりきめの細かい絞込みが可能である。また、数値を直接指定した場合について説明したが、プロセス状態量の値ごとに上限や下限などとしてあらかじめ定義しておいた閾値や、動的に変化する他プロセス状態量の値を閾値などとし、この閾値を“MAX”や“MIN”などのシンボルで表現できるようにしても良い。これにより、より意味のある絞込みが可能である。
【0038】
第4の実施の形態によれば、監視員はPIDやプロセス値の特性を知らなくても、異常値を示しているプロセス値の一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。
【0039】
図10は、本発明の第5の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第5の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に代えて、対話装置3から入力されたプロセス状態量の状態に合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出する状態フィルタ手段19を備え、入出力処理手段26は、一覧データ作成手段12で作成された一覧データと状態フィルタ手段19で抽出されたデータとを切り換えて対話装置3に表示出力するようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0040】
状態フィルタ手段19は、対話装置3を通して監視員から状態を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちプロセス状態量の値がこの状態に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力する。
【0041】
図11は、第5の実施の形態におけるプロセス状態量の状態を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面207の説明図である。このプロセス入力点一覧画面207は、監視員が状態として“故障”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、プロセス値の状態がこの状態であるもののみが一覧表示された場合を示している。このようなフィルタリング条件を適用することで、センサーが故障しているもののみを一覧表示できる。ここで、状態としては、故障に加え、上限逸脱、データ挿入中、警報抑止中なども指定できる。
【0042】
以上の説明では、単一の状態を入力する場合について説明したが、複数の状態の成立や不成立を組合わせて入力できるようにしても良い。これにより、よりきめの細かい絞込みが可能である。
【0043】
第5の実施の形態によれば、監視員はPIDやプロセス値の特性を知らなくても、特殊な状態にあるプロセス値の一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。また、入力を直接入力ではなく、一覧からの選択とすることで、記憶違いや入力ミスによる誤フィルタの可能性も削減される。また、従来においては、このような特殊状態にあるプロセス状態量の値の一覧画面の一部は、専用画面として提供されていたが、この第5の実施の形態によれば、一つの一覧画面に集約されるので、画面数の削減や操作方法の統一が図れ、システムの開発量が削減されると共に監視員の負担も削減される。
【0044】
図12は、本発明の第6の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第6の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15に加え、PIDワイルドカードフィルタ手段14と、単位フィルタ手段16と、カテゴリフィルタ手段17と、値フィルタ手段18と、状態フィルタ手段19とを追加して設け、対話装置3から各々のフィルタ手段でのフィルタリング条件を組み合わせて全体としてのフィルタリング条件を設定できるようにしたものである。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0045】
説明ワイルドカードフィルタ手段15は、第1の実施の形態で述べたように、対話装置3から入出力処理手段26を介して、プロセス入力点に付与されたPIDに付随する説明文字列にワイルドカード文字を付加した検索キーを入力し、その検索キーに合致するデータを一覧データ作成手段12で作成された一覧データから抽出するものである。
【0046】
PIDワイルドカードフィルタ手段14は、対話装置3を通して監視員からPIDに対するワイルドカードを含む文字列を検索キーとして受け取り、一覧データ作成手段12からデータを入力して、PIDがこの検索キーに合致するデータのみを対話装置3に一覧出力するものである。説明ワイルドカードフィルタ手段15との相違は、PIDに付随する説明文字列ではなく、PID自体を表す文字列を検索キーとするものである。
【0047】
単位フィルタ手段16は、第2の実施の形態で述べたように、対話装置3を通して監視員からプロセス入力点におけるプロセス状態量の単位を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちこの単位に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力するものである。
【0048】
カテゴリフィルタ手段17は、第3の実施の形態で述べたように、対話装置3を通して監視員からカテゴリを受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちこのカテゴリに合致するもののみを対話装置3へと一覧出力するものである。
【0049】
値フィルタ手段18は、第4の実施の形態で述べたように、対話装置3を通して監視員から値範囲を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちプロセス状態量の値がこの値範囲に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力するものである。
【0050】
状態フィルタ手段19は、第5の実施の形態で述べたように、対話装置3を通して監視員から状態を受け取り、一覧データ作成手段12から入力した一覧データのうちプロセス状態量の値がこの状態に合致するもののみを対話装置3へと一覧出力するものである。
【0051】
図13は、第6の実施の形態におけるプロセス状態量のファイリング条件を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面208の説明図である。このプロセス入力点一覧画面208は、監視員がPIDワイルドカードとして“全部”、説明ワイルドカードとして“温度”、単位として“全部”、カテゴリとして“タービン6発電”、値範囲として“全部”、状態として“上限逸脱”を指定し、“フィルタリング”ボタンを押した状態で、各フィルタリング条件に合致するプロセス状態量の値のみが一覧表示された場合を示している。
【0052】
このようなフィルタリング条件を適用することで、例えば、“タービンの発電”に関する各種“温度”のうち“上限逸脱”状態にあるプロセス値のみを一覧表示できることができるようになる。以上の説明では、各フィルタリング条件に合致するかの論理積により一覧表示されるようにした場合について説明したが、論理和や否定なども指定できるようにすることで、よりきめの細かい絞込みが可能である。また、以上の説明では、汎用フィルタ手段20は、説明ワイルドカードフィルタ手段15と、PIDワイルドカードフィルタ手段14と、単位フィルタ手段16と、カテゴリフィルタ手段17と、値フィルタ手段18と、状態フィルタ手段19とを備えた場合について説明したが、これらの各フィルタ手段を適宜組み合わせて汎用フィルタ手段20を構成するようにしても良い。
【0053】
第6の実施の形態によれば、監視員はPIDやプロセス値の特性を知らなくても、各種種別だけに絞った特殊な状態にあるプロセス値の一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減される。また、入力を直接入力ではなく、一覧からの選択とすることで、記憶違いや入力ミスによる誤フィルタの可能性も削減される。
【0054】
図14は、本発明の第7の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第7の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、フィルタリング条件を登録するためのフィルタリング条件DB51を設け、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件をフィルタリング条件DB51に登録すると共に、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件DB51からフィルタリング条件を取得し汎用フィルタ手段20に出力するフィルタリング条件登録管理手段21を備えたものである。なお、図14では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0055】
フィルタリング条件DB51には、汎用フィルタ手段20の各フィルタ手段のフィルタリング条件の集合が記憶される。汎用フィルタ手段20は、一覧データ作成手段12から入力した一覧データをフィルタリング条件DB51に記憶されたフィルタリング条件を用いて絞り込んで対話装置3へと一覧出力する。
【0056】
フィルタリング条件登録管理手段21は、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件をフィルタリング条件DB51に登録し、汎用フィルタ手段20は、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件DB51からフィルタリング条件を取得し、一覧データ作成手段12から入力した一覧データをそのフィルタリング条件で絞り込んで対話装置3へと一覧出力する。
【0057】
図15は、第7の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面209の説明図であり、図16は第7の実施の形態におけるフィルタリング条件管理画面251の説明図である。
【0058】
図15のプロセス入力点一覧画面209では、フィルタリング条件として、PIDワイルドカード、説明ワイルドカード、単位、カテゴリ、値範囲、状態のいずれも全部が設定されたときのフィルタリング条件に合致するプロセス状態量の値が一覧表示された場合を示している。
【0059】
このプロセス入力点一覧画面209でフィルタリング条件を登録設定する場合には、まず、監視員は、図15のプロセス入力点一覧画面209で“管理”ボタンを押す。これにより、図16のフィルタリング条件管理画面251が開く。フィルタリング条件管理画面251では、フィルタリング条件DB51に登録されているフィルタリング条件が表形式で一覧表示されており、表上で各条件を編集することができるようになっている。なお、名称はフィルタリング条件ではなく、監視員がフィルタリング条件を識別するための名称である。
【0060】
以下、フィルタリング条件登録管理手段21で行われる演算処理について説明する。フィルタリング条件管理画面251の“新規追加”ボタンを押すことで、新たなフィルタリング条件がフィルタリング条件DB51に追加され、画面の表上にも行が追加され、これにより、表上で各条件を編集することができるようになっている。また、フィルタリング条件管理画面251の表上で適当な行を選択し、“削除”ボタンを押すことで、対応するフィルタリング条件がフィルタリング条件DB51から削除され画面の表上から行が削除される。また、フィルタリング条件管理画面251の表上で適当な行を選択し、“OK”ボタンを押すことで、対応するフィルタリング条件がプロセス入力点一覧画面209に設定され、フィルタリング条件管理画面251は閉じる。
【0061】
監視員は、プロセス入力点一覧画面209に設定されたフィルタリング条件を必要に応じて見直した上で、“フィルタリング”ボタンを押すことで、このフィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができる。また、フィルタリング条件管理画面251の“キャンセル”ボタンを押すことで、プロセス入力点一覧画面209に設定されているフィルタリング条件を変更することなく、フィルタリング条件管理画面251は閉じる。
【0062】
以上の説明では、汎用フィルタ手段20として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示したが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。
【0063】
また、プロセス入力点一覧画面209とは、別の画面であるフィルタリング条件管理画面251でフィルタリング条件の登録や取得を行うようになっているが、プロセス入力点一覧画面209からフィルタリング条件の登録や取得を直接行えるようにすることも可能である。また、フィルタリング条件DB51としては、各マシンローカルのHDD(Hard Disk Drive)などの分散された記憶媒体、ネットワークにより接続されたサーバマシン上のHDDなどの集中管理された記憶媒体、FDD(Flexible Disk Drive)などの可搬性のある記憶媒体などを用いることが可能である。
【0064】
第7の実施の形態によれば、監視員は使用頻度の高いフィルタリング条件をあらかじめ登録しておき、必要な際にはそれを取得することができるので、監視員の負担が削減されると共に、フィルタリング条件を誤設定する可能性も削減される。
【0065】
図17は、本発明の第8の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第8の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、監視員が使用したフィルタリング条件を登録するためのフィルタリング条件DB51を設け、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件DB51からフィルタリング条件を取得し汎用フィルタ手段20に出力するフィルタリング条件履歴管理手段22を備えたものである。なお、図17では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0066】
フィルタリング条件DB51には、汎用フィルタ手段20の各フィルタ手段のフィルタリング条件の集合が記憶される。汎用フィルタ手段20は、一覧データ作成手段12から入力した一覧データをフィルタリング条件を用いて絞り込んで対話装置3へと一覧出力する。
【0067】
フィルタリング条件履歴管理手段22は、監視員が過去に使用したフィルタリング条件を自動的にフィルタリング条件DB51に登録し、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件DB51からフィルタリング条件を取得する。
【0068】
図18は、第8の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面210の説明図であり、図19は第8の実施の形態におけるフィルタリング条件履歴画面252の説明図である。図18のプロセス入力点一覧画面210では、フィルタリング条件として、PIDワイルドカード、説明ワイルドカード、単位、カテゴリ、値範囲、状態のいずれも全部が設定されたときのフィルタリング条件に合致するプロセス状態量の値が一覧表示された場合を示している。
【0069】
以下、フィルタリング条件履歴管理手段22で行われる演算処理について説明する。監視員が図18のプロセス入力点一覧画面210でフィルタリング条件を設定し、“フィルタリング”ボタンを押すと、このフィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができると共に,このフィルタリング条件がフィルタリング条件DB51に追加される。
【0070】
また、プロセス入力点一覧画面210で“履歴”ボタンを押すと、図19のフィルタリング条件履歴画面252が開く。フィルタリング条件履歴画面252では、フィルタリング条件DB51に登録されているフィルタリング条件が表形式で一覧表示されている。
【0071】
フィルタリング条件履歴画面252の表上で適当な行を選択し、“OK”ボタンを押すことで、対応するフィルタリング条件がプロセス入力点一覧画面210に設定され、フィルタリング条件履歴画面252は閉じる。監視員は、プロセス入力点一覧画面210に設定されたフィルタリング条件を必要に応じて見直した上で、“フィルタリング”ボタンを押すことで、このフィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができる。
【0072】
また、フィルタリング条件履歴画面252の“キャンセル”ボタンを押すことで、プロセス入力点一覧画面210に設定されているフィルタリング条件を変更することなく、フィルタリング条件履歴画面252は閉じる。
【0073】
以上の説明では、汎用フィルタ手段20として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示したが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。
【0074】
また、プロセス入力点一覧画面210とは別の画面であるフィルタリング条件履歴画面252でフィルタリング条件の取得を行うようになっているが、プロセス入力点一覧画面から取得を直接行えるようにすることも可能である。また、フィルタリング条件DB51としては、各マシンローカルのHDDなどの分散された記憶媒体、ネットワークにより接続されたサーバマシン上のHDDなどの集中管理された記憶媒体、FDDなどの可搬性のある記憶媒体などを用いることができる。
【0075】
第8の実施の形態によれば、監視員は過去に用いたフィルタリング条件を再度用いたい場合には、それを取得することができるので、監視員の負担が削減されると共に、フィルタリング条件を誤設定する可能性も削減される。
【0076】
図20は、本発明の第9の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第9の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件を登録するための初期フィルタリング条件DB52を設け、一覧データ画面を開いた際の初期フィルタリング条件を初期フィルタリング条件DB52から取得して汎用フィルタ手段20に出力する初期フィルタリング条件管理手段23を備えたものである。なお、図20では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0077】
初期フィルタリング条件DB52には汎用フィルタ手段20のフィルタリング条件が格納されている。汎用フィルタ手段20は、一覧データ作成手段12から入力した一覧データを初期フィルタリング条件DB52に格納されたフィルタリング条件を用いて絞り込んで対話装置3へと一覧出力する。
【0078】
初期フィルタリング条件管理手段23は、対話装置3を通した監視員からの要求でフィルタリング条件を初期フィルタリング条件DB52に設定し、一覧画面を開いた際の初期フィルタリング条件を初期フィルタリング条件DB52から取得する。
【0079】
図21は、第9の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面211の説明図である。図18のプロセス入力点一覧画面210では、フィルタリング条件として、PIDワイルドカード、説明ワイルドカード、単位、カテゴリ、値範囲、状態のいずれも全部が設定されたときのフィルタリング条件に合致するプロセス状態量の値が一覧表示された場合を示している。
【0080】
以下、初期フィルタリング条件管理手段23で行われる演算処理について説明する。監視員がプロセス入力点一覧画面211でフィルタリング条件を設定し、“初期設定”ボタンを押すと、このフィルタリング条件が初期フィルタリング条件DB52に設定される。監視員が次回の操作の時に、プロセス入力点一覧画面211を開いた際には、初期フィルタリング条件DB52に設定されたフィルタリング条件がプロセス入力点一覧画面211の初期フィルタリング条件として設定され、この初期フィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができる。
【0081】
以上の説明では、汎用フィルタ手段20として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示したが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。
【0082】
また、プロセス入力点一覧画面211で初期フィルタリング条件の設定を行うようになっているが、別の画面にて設定を行えるようにすることもできる。また、初期フィルタリング条件DB52としては、各マシンローカルのHDDなどの分散された記憶媒体、ネットワークにより接続されたサーバマシン上のHDDなどの集中管理された記憶媒体、FDDなどの可搬性のある記憶媒体などを用いることができる。
【0083】
第9の実施の形態によれば、監視員は初期フィルタリング条件を使用頻度の高いものに変更することができるので、監視員の負担が削減されると共に、フィルタリング条件を誤設定する可能性も削減される。
【0084】
図22は、本発明の第10の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第9の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、プラント状態から最適なフィルタリング条件を決定し対話装置3を通して監視員にそのフィルタリング条件を提示するフィルタリング条件提示手段を備えたものである。なお、図22では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0085】
フィルタリング条件提示手段24は、状態量記憶手段13に記憶されたプロセス状態量に基づいてプラント状態を判定し、その判定したプラント状態から最適なフィルタリング条件を決定し対話装置3を通して監視員に提示する。
【0086】
図23は第10の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面212の説明図である。例えば、タービントリップを示すプロセス値入力があったとする。フィルタリング条件提案手段24はプロセス入力手段11よりこのプロセス値入力を受け、タービンに関する情報に絞って一覧表示できるようなフィルタリング条件を、プロセス入力点一覧画面212にて提案する。監視員は“提案採用”ボタンを押すことで、この提案されたフィルタリング条件によって絞り込まれた一覧表示を得ることができる。
【0087】
以上の説明では、汎用フィルタ手段20として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示したが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。また、以上の説明では、提案の要因としてプロセス値入力を示したが、時間や季節、監視員の操作などを要因とすることもできる。
【0088】
第10の実施の形態によれば、監視員はプラント状態に応じたフィルタリング条件が提示され、それを使用することができるので、監視員の負担が削減される。
【0089】
図24は、本発明の第11の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第11の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、一覧データ作成手段12から入力した一覧データを対話装置3を通して監視員から指定された順序で並び替える一覧データソート手段25を設けたものである。なお、図24では、汎用フィルタ手段20の説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19の図示を省略している。図12に示した第6の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0090】
一覧データソート手段25は、一覧データ作成手段12から入力した一覧データを対話装置3を通して監視員から指定された順序で対話装置3へと一覧出力する。図25は、第11の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面212の説明図であり、図26は第11の実施の形態におけるソート設定画面253の説明図である。以下、一覧データソート手段25で行われる演算処理について説明する。
【0091】
監視員が図25のプロセス入力点一覧画面212で“ソート”ボタンを押すと、図26のソート設定画面253が開く。ソート設定画面253では、ソートの基準となる項目と方向とが表形式で一覧表示されており、表上で項目や方向を編集することができる。項目としては、プロセス入力点一覧画面212で表示対象となっているPID、説明、値、単位、状態を選択することができる。方向としては昇順か降順を選択することができる。
【0092】
また、ソート設定画面253の“OK”ボタンを押すことで、このソート設定に従ってソートされた一覧表示をプロセス入力点一覧画面212において得ることができ、ソート設定画面253は閉じる。また、ソート設定画面253の“キャンセル”ボタンを押すことで、プロセス入力点一覧画面212の表示順序を変更することなく、ソート設定画面253は閉じる。
【0093】
以上の説明では、ソートの項目として、一覧表示の対象となっている内容しか選択できないようになっているが、最終変化時刻などの他の項目を含めることもできる。また、プロセス入力点一覧画面212とは別の画面であるソート設定画面253でソート設定を行うようにしているが、プロセス入力点一覧画面212から設定を直接行えるようにすることもできる。また、ソート設定画面で“OK”ボタンを押した際にソートを行うようになっているが、値や状態などが変化するたびに動的にソートを行うこともできる。
【0094】
また、第7の実施の形態のフィルタリング条件登録管理手段21、第8の実施の形態のフィルタリング条件履歴管理手段22、第9の実施の形態の初期フィルタリング条件管理手段23、第10の実施の形態のフィルタリング条件提示手段24を設けるようにしても良い。
【0095】
第11の実施の形態によれば、監視員は一覧表示のソート設定を行い、特に注意して監視したい項目が上に表示されるようにすることができるので、監視員の負担が削減される。
【0096】
図27は、本発明の第12の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図である。この第12の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態に対し、プロセス入力手段11よりのプロセス状態量に基づきプラント状態を示す系統図データを作成する系統図データ作成手段31と、系統図データ作成手段31から入力した系統図データを絞り込んで対話装置3に出力する系統図データフィルタ手段32とを備えたものである。
【0097】
系統図データ作成手段31は、プロセス入力手段11よりのプロセス状態量に基づき、プラント状態を示す系統図データを作成する。系統図データ作成手段31で作成された系統図データは、系統図データフィルタ手段32に入力される。そして、系統図データフィルタ手段32は、系統図データ作成手段31から入力した系統図データを絞り込んで対話装置3へと出力する。
【0098】
図28は第12の実施の形態におけるフィルタリング条件がすべて“全部”である場合の系統図の説明図であり、図29は第12の実施の形態におけるカテゴリのフィルタリング条件を“ガス”と指定した場合の系統図の説明図である。
【0099】
図28の系統図画面219は、フィルタリング条件がすべて“全部”となっており、すべての情報が表示されている状態である。図29の系統図画面219は、この状態から、監視員がカテゴリのフィルタリング条件を“ガス”とし、“フィルタリング”ボタンを押した状態である。図29の系統図上では、“ガス”に関するシンボルのみが表示され、それ以外の情報は表示されなくなる。
【0100】
以上の説明では、系統図データフィルタ手段32として、説明ワイルドカードフィルタ手段15、PIDワイルドカードフィルタ手段14、単位フィルタ手段16、カテゴリフィルタ手段17、値フィルタ手段18、状態フィルタ手段19を有したものを示した場合を示しているが、これらのうちから2以上のフィルタ手段を選んで組み合わせるようにしても良いし、他のフィルタ手段を用いることも可能である。また、汎用フィルタ手段20および一覧データ作成手段12を備えた場合について説明したが、これらを省略し系統図だけを表示できるようにしても良い。
【0101】
第12の実施の形態によれば、例えば、“ガス”などに絞った重要な系統図を別系統図画面として提供するのではなく、一つの系統図画面に集約されるので、画面数の削減や操作方法の統一が図れる。また、システムの開発量が削減されると共に監視員の負担が削減される。
【0102】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、監視員はPIDを知らなくても、プラント構成機器や信号種別などに絞った一覧表示を得ることができるので、監視員の負担が削減されると共に、記憶違いによる誤フィルタの可能性も削減される。また、既設物件のリプレースする場合などPIDの番号体系を見直すことができない場合にも、PIDの検索を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における検索キーにより抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図3】本発明の本発明の第2の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるプロセス状態量の単位を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるプロセス状態量のカテゴリの指定がなくすべてのプロセス値が一覧表示されたプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図7】本発明の第3の実施の形態におけるプロセス状態量のカテゴリを指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるプロセス状態量の値範囲を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図11】本発明の第5の実施の形態におけるプロセス状態量の状態を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図13】本発明の第6の実施の形態におけるプロセス状態量のファイリング条件を指定して抽出されたデータのプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図14】本発明の第7の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図15】本発明の第7の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図16】本発明の第7の実施の形態におけるフィルタリング条件管理画面の説明図。
【図17】本発明の第8の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図18】本発明の第8の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図19】本発明の第8の実施の形態におけるフィルタリング条件履歴画面の説明図。
【図20】本発明の第9の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図21】本発明の第9の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図22】本発明の第10の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図23】本発明の第10の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図24】本発明の第11の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図25】本発明の第11の実施の形態におけるプロセス入力点一覧画面の説明図。
【図26】本発明の第11の実施の形態におけるソート設定画面の説明図。
【図27】本発明の第12の実施の形態に係わるプラント監視装置のブロック構成図。
【図28】本発明の第12の実施の形態におけるフィルタリング条件がすべて“全部”である場合の系統図の説明図。
【図29】本発明の第12の実施の形態におけるカテゴリのフィルタリング条件を“ガス”と指定した場合の系統図の説明図。
【符号の説明】
1…プラント、2…プラント監視装置、3…対話装置、11…プロセス入力手段、12…一覧データ作成手段、13…状態量記憶手段、14…PIDワイルドカードフィルタ手段、15…説明ワイルドカードフィルタ手段、16…単位フィルタ手段、17…カテゴリフィルタ手段、18…値フィルタ手段、19…状態フィルタ手段、20…汎用フィルタ手段、21…フィルタリング条件登録管理手段、22…フィルタリング条件履歴管理手段、23…初期フィルタリング条件管理手段、24…フィルタリング条件提示手段、25…一覧データソート手段、31…系統図データ作成手段、32…系統図データフィルタ手段、51…フィルタリング条件DB、52…初期フィルタリング条件DB、202…プロセス入力点一覧画面(PIDワイルドカードフィルタ)、203…プロセス入力点一覧画面(説明ワイルドカードフィルタ)、204…プロセス入力点一覧画面(単位フィルタ)
205…プロセス入力点一覧画面(カテゴリフィルタ)、206…プロセス入力点一覧画面(値フィルタ)、207…プロセス入力点一覧画面(状態フィルタ)、208…プロセス入力点一覧画面(混合フィルタ)、209…プロセス入力点一覧画面(フィルタリング条件登録管理)、210…プロセス入力点一覧画面(フィルタリング条件履歴管理)、211…プロセス入力点一覧画面(初期フィルタリング条件管理)、212…プロセス入力点一覧画面(フィルタリング条件提案)
213…プロセス入力点一覧画面(ソート)、219…系統図画面、251…フィルタリング条件管理画面、252…フィルタリング条件履歴画面、253…ソート設定画面
Claims (12)
- プラントの各所のプロセス状態量に基づいてプラントの監視を行うプラント監視装置において、プラントの各所のプロセス入力点からのプロセス状態量を入力するプロセス入力手段と、前記プロセス入力手段で入力されたプロセス状態量を前記プロセス入力点に付与されたプロセス信号識別子と共に記憶する状態量記憶手段と、前記状態量記憶手段に記憶されたプロセス状態量に基づきプラント状態を示す一覧データを作成する一覧データ作成手段と、前記一覧データ作成手段で作成された一覧データの中からフィルタリング条件に合致するデータを抽出する汎用フィルタ手段と、対話を行うための対話装置から前記フィルタリング条件を受け取り前記汎用フィルタ手段にそのフィルタリング条件を出力すると共に前記一覧データ作成手段で作成された一覧データと前記汎用フィルタ手段で抽出されたデータとを切り換えて前記対話装置に表示出力する入出力処理手段とを備えたことを特徴とするプラント監視装置。
- 前記汎用フィルタ手段は、前記プロセス信号識別子に付随する説明文字列にワイルドカード文字を付加した検索キーに合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する説明ワイルドカードフィルタ手段を備え、前記入出力処理手段は、前記フィルタリング条件として前記対話装置から前記検索キーを受け取り前記説明ワイルドカードフィルタ手段にその検索キーを出力すると共に前記一覧データ作成手段で作成された一覧データと前記説明ワイルドカードフィルタ手段で抽出されたデータとを切り換えて前記対話装置に表示出力することを特徴とする請求項1記載のプラント監視装置。
- 前記汎用フィルタ手段は、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の単位に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する単位フィルタ手段を備え、前記入出力処理手段は、前記一覧データ作成手段で作成された一覧データと前記単位フィルタ手段で抽出されたデータとを切り換えて前記対話装置に表示出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラント監視装置。
- 前記汎用フィルタ手段は、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量のカテゴリに合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出するカテゴリフィルタ手段を備え、前記入出力処理手段は、前記一覧データ作成手段で作成された一覧データと前記カテゴリフィルタ手段で抽出されたデータとを切り換えて前記対話装置に表示出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の記載のプラント監視装置。
- 前記汎用フィルタ手段は、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の値範囲に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する値フィルタ手段を備え、前記入出力処理手段は、前記一覧データ作成手段で作成された一覧データと前記値フィルタ手段で抽出されたデータとを切り換えて前記対話装置に表示出力することを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のプラント監視装置。
- 前記汎用フィルタ手段は、前記フィルタリング条件として前記対話装置から入力されたプロセス状態量の状態に合致するデータを前記一覧データ作成手段で作成された一覧データから抽出する状態フィルタ手段を備え、前記入出力処理手段は、前記一覧データ作成手段で作成された一覧データと前記状態フィルタ手段で抽出されたデータとを切り換えて前記対話装置に表示出力することを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のプラント監視装置。
- 前記対話装置を通した監視員からの要求でフィルタリング条件をフィルタリング条件DBに登録すると共に、前記対話装置を通した監視員からの要求で前記フィルタリング条件DBからフィルタリング条件を取得し前記汎用フィルタ手段に出力するフィルタリング条件登録管理手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のプラント監視装置。
- 前記監視員が使用したフィルタリング条件を自動的にフィルタリング条件DBに登録すると共に、前記対話装置を通した監視員からの要求で前記フィルタリング条件DBからフィルタリング条件を取得し前記汎用フィルタ手段に出力するフィルタリング条件履歴管理手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のプラント監視装置。
- 前記対話装置を通した監視員からの要求でフィルタリング条件を初期フィルタリング条件DBに設定すると共に、一覧データ画面を開いた際の初期フィルタリング条件を前記初期フィルタリング条件DBから取得して前記汎用フィルタ手段に出力する初期フィルタリング条件管理手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のプラント監視装置。
- プラント状態から最適なフィルタリング条件を決定し前記対話装置を通して監視員に提示するフィルタリング条件提示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のプラント監視装置。
- 前記一覧データ作成手段から入力した一覧データを前記対話装置を通して監視員から指定された順序で並び替える一覧データソート手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載のプラント監視装置。
- 前記プロセス入力手段よりのプロセス状態量に基づきプラント状態を示す系統図データを作成する系統図データ作成手段と、前記系統図データ作成手段から入力した系統図データを絞り込んで前記対話装置に出力する系統図フィルタ手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載のプラント監視装置。
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