JP2002182719A - プロセス情報提示システム - Google Patents

プロセス情報提示システム

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JP2002182719A
JP2002182719A JP2000385226A JP2000385226A JP2002182719A JP 2002182719 A JP2002182719 A JP 2002182719A JP 2000385226 A JP2000385226 A JP 2000385226A JP 2000385226 A JP2000385226 A JP 2000385226A JP 2002182719 A JP2002182719 A JP 2002182719A
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造プロセスで必要な部品の調達先に関する
納期やコスト等の情報をプロセスと関連させて可視化し
てユーザに提示する。 【解決手段】 分析部102 は、獲得部101 によって記憶
部400 から獲得されたプロセス情報を解析し、各製造プ
ロセスで必要な部品やその調達先の情報等を抽出してフ
ァイル107 に蓄積する。また、各部品毎に獲得部103 を
使って記憶部500から当該部品を調達可能な代替調達先
に関する情報を獲得してファイル107 に蓄積する。獲得
部104 は部品調達先の情報等を可視化する表現ルールを
記憶部300から獲得する。生成部105 は、表現ルールに
基づいて、ワークファイル107 に蓄積された各製造プロ
セスで必要な部品の調達先の情報(例えば調達コストや
納期など)を、例えば納期が長いほど長くなり且つ調達
コストが高いほど太くなる矢印を持つ表示シンボル等を
使って可視化するユーザインタフェースを生成し、実行
部106 がこれを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の製品を製造
するプロセスで必要な部品の調達先に関する納期やコス
ト等の情報をプロセスと関連させて可視化してユーザに
提示するプロセス情報提示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プロセスの状態を可視化する
システムが種々提案ないし実用化されている。例えば特
開平9−288512号公報には、原子力発電プラント
等を対象として、異常警報が発生していない運転状況で
も、プロセス変動の因果関係により軽微な異常の発生事
象を検知し、その状況に応じたプロセス状態を表示し
て、運転員の状況判断を支援するプラント状態可視化シ
ステムが開示されている。また、特開平6−20173
号公報には、プロセス状態値が時間経過に従って変化し
ていく形を記号表現に変換し、その記号化情報を予め定
めた様式に編集して表示するようにしたプロセス情報表
示システムが開示されている。
【0003】他方、各種の製品を製造するプロセス情報
の可視化に関しては、プロセス間の関連をフロー形式等
で表示したり、個々のプロセスで必要な部品を部品表に
より提示したりすることが日常的に行われている。ま
た、部品の調達先に関するコスト等の情報を表形式で表
現することも行われている(例えば特開2000−11
3051号公報の図7)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に製造業において
は、幾つかの製造プロセスを経て最終製品が製造され、
個々の製造プロセスでは部品または半製品を幾つか使用
して別の半製品や最終製品を製造している。このような
製造プロセスの情報を可視化するために、製造プロセス
間の関連をフロー形式で提示し、個々のプロセスで必要
な部品を部品表で提示し、個々の部品の調達先に関する
情報を表形式で表示しても、個々のプロセスで必要な部
品の調達先に関する納期やコストをプロセスとの関連で
直感的に把握するのは難しい。
【0005】そこで本発明の目的は、製造プロセスで必
要な部品の調達先に関する納期やコスト等の部品調達先
情報をプロセスと関連させて可視化してユーザに提示す
ることにより、個々の製造プロセスで必要な部品の調達
先情報をユーザが直感的に把握できるようにすることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかるプロ
セス情報提示システムは、個々の製造プロセスの情報及
び個々の製造プロセスで必要な部品の調達先の情報を含
むプロセス情報を入力し、個々の製造プロセスの情報及
び個々の製造プロセスで必要な部品の調達先の情報を可
視化して表示するユーザインタフェースを生成して実行
する。より具体的には、個々の製造プロセスの情報及び
個々の製造プロセスで必要な部品の調達先の情報を含む
プロセス情報を記憶するプロセス情報記憶手段からプロ
セス情報を獲得するプロセス情報獲得手段と、前記プロ
セス情報獲得手段で獲得されたプロセス情報を解析し
て、個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プロセス
で必要な部品の調達先の情報を求めるプロセス情報分析
手段と、製造プロセス及び部品調達先の情報を可視化す
る際の表現ルールを表現ルール記憶手段から獲得する表
現ルール獲得手段と、前記表現ルール獲得手段で獲得さ
れた表現ルールに基づいて、前記プロセス情報分析手段
で求められた個々の製造プロセスの情報及び個々の製造
プロセスで必要な部品の調達先の情報を可視化して表示
するユーザインタフェースを生成するユーザインタフェ
ース生成手段と、前記生成されたユーザインタフェース
を実行するユーザインタフェース実行手段とを備えてい
る。
【0007】第2の発明にかかるプロセス情報提示シス
テムは、個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プロ
セスで必要な部品の情報を含むプロセス情報を記憶する
プロセス情報記憶手段からプロセス情報を獲得するプロ
セス情報獲得手段と、前記プロセス情報獲得手段で獲得
されたプロセス情報を解析して、個々の製造プロセスの
情報及び個々の製造プロセスで必要な部品の情報を求め
るプロセス情報分析手段と、前記プロセス情報分析手段
で求められた個々の製造プロセスで必要な部品の情報を
受け取り、各部品毎に、部品の調達先に関する情報を記
憶する部品調達先情報記憶手段から当該部品を調達可能
な部品調達先に関する情報を獲得する部品調達先情報獲
得手段と、製造プロセス及び部品調達先の情報を可視化
する際の表現ルールを表現ルール記憶手段から獲得する
表現ルール獲得手段と、前記表現ルール獲得手段で獲得
された表現ルールに基づいて、前記プロセス情報分析手
段で求められた個々の製造プロセスの情報及び個々の製
造プロセスで必要な部品について前記部品調達先情報獲
得手段で獲得された調達先の情報を可視化して表示する
ユーザインタフェースを生成するユーザインタフェース
生成手段と、前記生成されたユーザインタフェースを実
行するユーザインタフェース実行手段とを備えている。
【0008】第3の発明にかかるプロセス情報提示シス
テムは、個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プロ
セスで必要な部品及びその調達先の情報を含むプロセス
情報を記憶するプロセス情報記憶手段からプロセス情報
を獲得するプロセス情報獲得手段と、前記プロセス情報
獲得手段で獲得されたプロセス情報を解析して、個々の
製造プロセスの情報及び個々の製造プロセスで必要な部
品及びその調達先の情報を求めるプロセス情報分析手段
と、前記プロセス情報分析手段で求められた個々の製造
プロセスで必要な部品の情報を受け取り、各部品毎に、
部品の調達先に関する情報を記憶する部品調達先情報記
憶手段から当該部品を調達可能な部品調達先に関する情
報を獲得する部品調達先情報獲得手段と、製造プロセス
及び部品調達先の情報を可視化する際の表現ルールを表
現ルール記憶手段から獲得する表現ルール獲得手段と、
前記表現ルール獲得手段で獲得された表現ルールに基づ
いて、前記プロセス情報分析手段で求められた個々の製
造プロセスの情報並びに個々の製造プロセスで必要な部
品について前記プロセス情報分析手段で求められた調達
先及び前記部品調達先情報獲得手段で獲得された調達先
の情報を可視化して表示するユーザインタフェースを生
成するユーザインタフェース生成手段と、前記生成され
たユーザインタフェースを実行するユーザインタフェー
ス実行手段とを備えている。
【0009】ここで、部品の調達先の情報は、少なくと
も、部品調達に要するコスト及び納期を含んでいる。ま
た、前記表現ルール記憶手段は、製造プロセス及び部品
の調達先をノードと該ノードから延びる矢印で構成され
る表示シンボルで表示することを示すルール、部品調達
に要するコスト及び納期に応じて部品の調達先の表示シ
ンボルにおける矢印の太さ及び長さを変化させることを
示すルールを含んでいる。前記プロセス情報記憶手段、
前記部品調達先情報記憶手段及び前記表現ルール記憶手
段は、前記プロセス情報獲得手段、前記部品調達先情報
獲得手段及び前記表現ルール獲得手段からローカルにア
クセスされるものであっても良いし、ネットワーク経由
でリモートにアクセスされるものであっても良い。後者
の場合、ネットワーク経由でアクセスするためのネット
ワークコントローラが備えられる。また、前記プロセス
情報記憶手段、前記部品調達先情報記憶手段及び前記表
現ルール記憶手段はそれぞれ1つだけ存在していても良
いし、複数存在していても良い。
【0010】
【作用】第1の発明にかかるプロセス情報提示システム
にあっては、プロセス情報獲得手段がプロセス情報記憶
手段から可視化対象とするプロセス情報を獲得し、プロ
セス情報分析手段がそのプロセス情報を解析して、個々
の製造プロセスの情報及び個々の製造プロセスで必要な
部品の調達先の情報を求め、表現ルール獲得手段が製造
プロセス及び部品調達先の情報を可視化する際の表現ル
ールを表現ルール記憶手段から獲得する。そして、ユー
ザインタフェース生成手段が表現ルール獲得手段で獲得
された表現ルールに基づいて、プロセス情報分析手段で
求められた個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プ
ロセスで必要な部品の調達先の情報を可視化して表示す
るユーザインタフェースを生成し、この生成されたユー
ザインタフェースをユーザインタフェース実行手段が実
行することで、個々の製造プロセスで必要な部品の調達
先としてプロセス情報中で記述されていた調達先に関す
る情報(例えば調達コストや納期など)を製造プロセス
と関連させて、例えば納期が長いほど長くなり且つ調達
コストが高いほど太くなる矢印を持つ表示シンボル等を
使って可視化したイメージを表示装置の画面に表示す
る。
【0011】第2の発明にかかるプロセス情報提示シス
テムにあっては、プロセス情報獲得手段がプロセス情報
記憶手段から可視化対象とするプロセス情報を獲得し、
プロセス情報分析手段がそのプロセス情報を解析して、
個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プロセスで必
要な部品の情報を求め、部品調達先情報獲得手段が、プ
ロセス情報分析手段で求められた個々の製造プロセスで
必要な部品の情報を受け取り、各部品毎に部品調達先情
報記憶手段から当該部品を調達可能な部品調達先に関す
る情報を獲得し、表現ルール獲得手段が製造プロセス及
び部品調達先の情報を可視化する際の表現ルールを表現
ルール記憶手段から獲得する。そして、ユーザインタフ
ェース生成手段が表現ルール獲得手段で獲得された表現
ルールに基づいて、プロセス情報分析手段で求められた
個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プロセスで必
要な部品について部品調達先情報獲得手段で獲得された
調達先の情報を可視化して表示するユーザインタフェー
スを生成し、この生成されたユーザインタフェースをユ
ーザインタフェース実行手段が実行することで、個々の
製造プロセスで必要な部品の調達先として部品調達先情
報記憶手段から獲得された調達先に関する情報(例えば
調達コストや納期など)を製造プロセスと関連させて、
例えば納期が長いほど長くなり且つ調達コストが高いほ
ど太くなる矢印を持つ表示シンボル等を使って可視化し
たイメージを表示装置の画面に表示する。
【0012】第3の発明にかかるプロセス情報提示シス
テムにあっては、プロセス情報獲得手段がプロセス情報
記憶手段から可視化対象となるプロセス情報を獲得し、
プロセス情報分析手段がこのプロセス情報を解析して、
個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プロセスで必
要な部品及びその調達先の情報を求め、部品調達先情報
獲得手段がプロセス情報分析手段で求められた個々の製
造プロセスで必要な部品の情報を受け取り、各部品毎
に、部品調達先情報記憶手段から当該部品を調達可能な
部品調達先に関する情報を獲得し、表現ルール獲得手段
が製造プロセス及び部品調達先の情報を可視化する際の
表現ルールを表現ルール記憶手段から獲得する。そし
て、ユーザインタフェース生成手段が表現ルール獲得手
段で獲得された表現ルールに基づいて、プロセス情報分
析手段で求められた個々の製造プロセスの情報並びに個
々の製造プロセスで必要な部品について前記プロセス情
報分析手段で求められた調達先及び前記部品調達先情報
獲得手段で獲得された調達先の情報を可視化して表示す
るユーザインタフェースを生成し、この生成されたユー
ザインタフェースをユーザインタフェース実行手段が実
行することで、個々の製造プロセスで必要な部品の調達
先としてプロセス情報中で記述されていた調達先及び部
品調達先情報記憶手段によって新たに獲得された調達先
に関する情報(例えば調達コストや納期など)を製造プ
ロセスと関連させて、例えば納期が長いほど長くなり且
つ調達コストが高いほど太くなる矢印を持つ表示シンボ
ル等を使って可視化したイメージを表示装置の画面に表
示する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1を参照すると、本発明の一実施の形態
にかかるプロセス情報提示システムは、処理装置100
と、この処理装置100に接続された表示装置200、
表現ルール記憶部300、プロセス情報記憶部400及
び部品調達先情報記憶部500と、プロセス情報記憶部
400に接続されたプロセス情報更新部600と、部品
調達先情報記憶部500に接続された部品調達先情報更
新部700と、表現ルール記憶部300に接続された表
現ルール更新部800とで構成される。
【0015】プロセス情報記憶部400は、磁気ディス
ク等で構成され、可視化対象とするプロセス情報を記憶
している。プロセス情報は、個々の製造プロセスの情報
及び個々の製造プロセスで必要な部品及びその調達先の
情報を含んでいる。図2にプロセス情報の一例を示す。
【0016】図2に示されるプロセス情報401は、全
体プロセス情報402と個々の製造プロセス毎のプロセ
ス情報403とで構成される。全体プロセス情報402
は、製造プロセスの総数、個々の製造プロセスの実行順
番など、可視化対象とする一連の製造プロセスの情報を
定義する。個々のプロセス情報403は、当該製造プロ
セスの製造品の種類411、その製造数量412、単位
数量当たりの処理時間413、単位数量当たりの処理コ
スト414、当該製造プロセスで必要な部品の種類数4
15及び部品の種類数分の部品情報416で構成され
る。
【0017】また、個々の部品情報416は、当該部品
を一意に識別する部品名421、当該製造プロセスで単
位数量の製造品を製造するのに必要な当該部品の数量4
22、当該部品の調達先の種類数423及び調達先の種
類数分の部品調達先情報424で構成される。さらに、
個々の部品調達先情報424は、当該部品調達先を一意
に識別する部品調達先名431、当該製造プロセスで単
位数量の製造品を製造する際に当該部品調達先から調達
する当該部品の納入数量432、当該部品調達先におけ
る当該部品の納期433、当該部品調達先における当該
部品の単位数量当たりの調達コスト434を含んでい
る。
【0018】プロセス情報更新部600は、利用者から
の操作に応じてプロセス情報記憶部400に記憶された
プロセス情報を更新する手段で、例えばキーボード及び
表示装置を含む端末等で構成される。
【0019】部品調達先情報記憶部500は、種々雑多
な部品の調達先に関する情報を記憶する手段で、磁気デ
ィスク装置などで構成される。図3に部品調達先情報記
憶部500に記憶された1つの部品調達先情報の例を示
す。部品調達先情報記憶部500にはこのような部品調
達先情報が多数の部品調達先毎に記憶されている。
【0020】図3に示す部品調達先情報501は、部品
調達先を一意に識別する部品調達先名502、当該部品
調達先の所在地や企業規模などの付加情報503、当該
部品調達先から調達可能な部品の種類数504及びこの
種類数分の部品情報505で構成される。また、個々の
部品情報505は、当該部品を一意に識別する部品名5
11、単位数量当たりの調達コスト512及び実現可能
な納期513を含んでいる。
【0021】部品調達先情報更新部700は、利用者か
らの操作に応じて部品調達先情報記憶部500に記憶さ
れた部品調達先情報を更新する手段で、例えばキーボー
ド及び表示装置を含む端末等で構成される。
【0022】表現ルール記憶部300は、製造プロセス
及び部品の調達先の情報を可視化する際の表現ルールを
保持する手段で、磁気ディスク装置等で構成される。図
4及び図5に表現ルール記憶部300に記憶された表現
ルールの例を示す。このうち図4は製造プロセス情報可
視化用ルール群を示し、図5は部品調達先情報可視化用
ルール群を示す。
【0023】図4に示した製造プロセス情報可視化用ル
ール群301において、ルール302は、個々の製造プ
ロセス情報を矩形ノードと該ノードから延びる矢印とか
らなる表示シンボルで表示すべきことを示している。ル
ール303〜305はノードに関するルールで、ルール
303は、ノードの大きさを当該製造プロセスの製造数
量に比例させることを、ルール304は、ノードの色を
当該製造プロセスの製造品の種類に応じた色にすること
を、ルール305は、ノードの表示位置はプロセスの実
行順に従うことを、それぞれ示している。ルール306
〜308は矢印に関するルールで、ルール306は、矢
印の長さを当該製造プロセスの処理時間に比例させるこ
とを、ルール307は、矢印の太さ(線の太さ)を、当
該製造プロセスの製造コストに比例させることを、ルー
ル308は、矢印を自プロセスの次に実行されるプロセ
ス方向に向けることを、それぞれ示している。
【0024】図5に示した部品調達先情報可視化用ルー
ル群311において、ルール312は、個々の部品調達
先情報を円形ノードと該ノードから延びる矢印とからな
る表示シンボルで表示すべきことを示している。ルール
313、314はノードに関するルールで、ルール31
3は、ノードの大きさを当該部品調達先の納入数量に比
例させることを、ルール314は、ノードの色を当該部
品調達先から調達する部品の種類に応じた色にすること
を、それぞれ示している。ルール315〜318は矢印
に関するルールで、ルール315は、矢印の長さは当該
部品調達先から当該部品を調達するのにかかる納期に比
例させることを、ルール316は、矢印の太さ(線の太
さ)は、当該部品調達先から当該部品を調達するのにか
かるコストに比例させることを、ルール317は、矢印
の先の位置を当該調達部品が使われる製造プロセスのノ
ードに合わせ、且つ、同じ部品が別の調達先から調達さ
れる場合には同じ位置に合わせることを、ルール318
は、矢印の線の種類は、プロセス情報中で記述された調
達先の場合は実線とし、部品調達先情報獲得手段103
で獲得された代替調達先の場合は破線とすることを、そ
れぞれ示している。
【0025】プロセス情報記憶部400におけるプロセ
ス情報の記述形式、部品調達先情報記憶部500におけ
る部品調達先情報の記述形式、表現ルール記憶部300
における表現ルールの記述形式は任意であるが、例えば
XML(extensive markup language) を用いることがで
きる。
【0026】処理装置100は、プロセス情報記憶部4
00からプロセス情報を、部品調達先情報記憶部500
から部品調達先情報を、表現ルール記憶部300から表
現ルールをそれぞれ獲得して、個々の製造プロセスで必
要な部品の調達先及びその代替調達先に関する情報を製
造プロセスと関連させて表示装置200の画面に可視化
して表示する処理を司る部分であり、プロセス情報獲得
部101、プロセス情報分析部102、部品調達先情報
獲得部103、表現ルール獲得部104、ユーザインタ
フェース生成部105、ユーザインタフェース実行部1
06及びワークファイル107、108を含んでいる。
【0027】このような処理装置100は、例えばCP
U及びメモリ等を備えるコンピュータとプロセス情報提
示用プログラムを記憶する記録媒体とで実現することが
できる。記録媒体はCDROM、半導体メモリ、磁気デ
ィスク等の機械読み取り可能な記録媒体であり、ここに
記録されたプロセス情報提示用プログラムはコンピュー
タに読み取られ、コンピュータの動作を制御することに
より、コンピュータ上にプロセス情報獲得部101、プ
ロセス情報分析部102、部品調達先情報獲得部10
3、表現ルール獲得部104、ユーザインタフェース生
成部105、ユーザインタフェース実行部106及びワ
ークファイル107、108を実現する。
【0028】図6に処理装置100の処理例を示す。処
理装置100は図示しないキーボード等を通じて利用者
から起動されると、図6に示す処理を開始する。先ず、
プロセス情報獲得部101はプロセス情報記憶部400
から図2に示したようなプロセス情報401を獲得し、
プロセス情報分析部102に渡す(ステップS1)。プ
ロセス情報分析部102は、プロセス情報401を解析
して、個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プロセ
スで必要な部品及びその調達先の情報を求め、ワークフ
ァイル107に蓄積する(ステップS2)。更にプロセ
ス情報分析部102は、部品調達先情報獲得手段103
を使って代替調達先の情報を抽出してワークファイル1
07に蓄積する(ステップS3)。このステップS3の
実施例について以下説明する。
【0029】○実施例1 プロセス情報分析部102は、個々の製造プロセスで必
要な部品の種類毎に部品調達先情報獲得部103に対し
て部品名421を指定して部品調達先の調査を依頼す
る。部品調達先情報獲得部103は、指定された部品名
と同じ部品名を図3の部品名511に持つ部品調達先情
報を部品調達先情報記憶部500から検索し、存在すれ
ば、部品調達先名502、調達コスト512及び納期5
13を含む検索結果をプロセス情報分析部102に通知
する。プロセス情報分析部102は、検索された部品調
達先と同じ部品調達先がワークファイル107中の当該
部品の調達先として既に蓄積されていなければ、検索さ
れた部品調達先の情報を代替調達先情報としてワークフ
ァイル107に追加する。ここで、当該部品の調達先と
して既に蓄積されている部品調達先としては、プロセス
情報中に含まれる調達先及び部品調達先情報獲得部10
3で重複して獲得された調達先がある。
【0030】○実施例2 部品調達先情報獲得手段103から検索結果をプロセス
情報分析部102に通知するまで、及び、検索された部
品調達先と同じ部品調達先がワークファイル107中の
当該部品の調達先として既に蓄積されていなければ検索
された部品調達先の情報を代替調達先情報としてワーク
ファイル107に追加する点は実施例1と同様である
が、以下の点が異なる。プロセス情報分析部102は、
検索された部品調達先と同じ部品を調達する部品調達先
の情報がワークファイル107中の当該部品の調達先と
して既に蓄積されていれば、今回検索された部品調達先
の納期、調達コストと既に蓄積されている部品調達先の
納期、調達コストとを比較し、今回検索された部品調達
先が納期及びコストとも既蓄積の部品調達先に比べて劣
っている場合には廃棄し、そうでない場合にはワークフ
ァイル107に蓄積する。
【0031】図7にワークファイル107に蓄積された
情報の例を示す。プロセス共通情報1071は、プロセ
ス情報分析部102によってプロセス情報401から抽
出された全体プロセス情報402で構成される。このプ
ロセス共通情報1071の下位層に、プロセス情報分析
部102によってプロセス情報401から抽出された製
造品の種類411、製造数量412、処理時間413及
び処理コスト414から構成されるプロセス属性情報1
072が各製造プロセス毎に蓄積される。また、個々の
プロセス属性情報1072の下位層に、プロセス情報分
析部102によってプロセス情報401から抽出された
部品名421及び必要数量422から構成される部品調
達先共通情報1073が必要部品の種類数415だけ蓄
積される。そして、それぞれの部品調達先共通情報10
73の下位層に、プロセス情報分析部102によってプ
ロセス情報401から抽出された部品調達先名431、
納入数量432、納期433及び調達コスト434から
構成される部品調達先属性情報1074が部品調達先の
種類数423だけ蓄積されると共に、部品調達先情報獲
得部103で部品調達先情報記憶部500から検索され
た部品調達先名502、納期513及び調達コスト51
2から構成される代替調達先属性情報1075が蓄積さ
れる。
【0032】プロセス情報分析部102の上述した処理
の完了後、制御は表現ルール獲得部104に移される。
表現ルール獲得部104は、ワークファイル107に蓄
積された個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プロ
セスで必要な部品の調達先の情報を可視化する際の図4
及び図5に示したような表現ルール群301、311を
表現ルール記憶部300から獲得し、ワークファイル1
08に蓄積する(ステップS4)。
【0033】次にユーザインタフェース生成部105
は、ワークファイル108に蓄積された表現ルールに基
づいて、ワークファイル107に蓄積された個々の製造
プロセスの情報及び個々の製造プロセスで必要な部品の
調達先の情報を可視化するユーザインタフェースを生成
する(ステップS5)。具体的には、図7に示したワー
クファイル107中のプロセス属性情報1072毎のプ
ロセス情報表示オブジェクトを生成し、部品調達先属性
情報1074及び代替調達先属性情報1075毎の部品
調達先情報表示オブジェクトを生成する。
【0034】個々のプロセス属性情報1072毎のプロ
セス情報表示オブジェクトは、起動されることにより、
表示装置200の画面上にプロセス情報の表示シンボル
を表示する一種のプログラムである。矩形ノードの大き
さ、矩形ノードの表示色、矩形ノードの表示位置、矢印
の長さ、矢印の太さ、矢印の先の位置をそれぞれ指定す
るパラメータがあり、矩形ノードの大きさに製造数量4
12に比例した値を、矩形ノードの表示色に製造品の種
類411に応じた色を、矩形ノードの表示位置に当該プ
ロセスの実行順番等に応じた位置を、矢印の長さに処理
時間413に比例した値を、矢印の太さに処理コスト4
14に比例した値を、矢印の方向に次プロセス方向をそ
れぞれパラメータで指定することで、各製造プロセスに
応じた表示シンボルの表示を実現する。また、製造品の
種類411、製造数量412、処理時413、処理コス
ト414を内部に保持し、表示シンボルがマウスでクリ
ックされた場合、これらを別ウィンドウにてテキスト表
示する機能も持っている。
【0035】個々の部品調達先属性情報1074毎の部
品調達先情報表示オブジェクトは、起動されることによ
り、表示装置200の画面上に部品調達先情報の表示シ
ンボルを表示する一種のプログラムである。円形ノード
の大きさ、円形ノードの表示色、矢印の長さ、矢印の太
さ、矢印の先の位置、矢印の線種をそれぞれ指定するパ
ラメータがあり、円形ノードの大きさに納入数量432
に比例した値を、円形ノードの表示色に部品名421に
応じた色を、矢印の長さに納期433に比例した値を、
矢印の太さに調達コスト434に比例した値を、矢印の
先の位置に当該部品調達先情報が提供する部品を使う製
造プロセスのノードの位置を、矢印の線種に実線をそれ
ぞれパラメータで指定することで、各部品調達先属性情
報1074に応じた表示シンボルの表示を実現する。ま
た、部品名421、部品調達先名431、納入数量43
2、納期433、調達コスト434を内部に保持し、表
示シンボルがマウスでクリックされた場合、これらを別
ウィンドウにてテキスト表示する機能も持っている。
【0036】個々の代替調達先属性情報1075毎の部
品調達先情報表示オブジェクトは、基本的には部品調達
先属性情報1074毎の部品調達先情報表示オブジェク
トと同じであるが、円形ノードの大きさにはデフォルト
値が設定される。
【0037】以上のようなプロセス情報表示オブジェク
ト及び部品調達先情報表示オブジェクトを記述するプロ
グラム言語は任意であるが、例えばJavaを使用すれ
ば、処理装置100のプラットフォームに依存しないユ
ーザインタフェースを生成することができる。この場
合、各オブジェクトを生成する元となるクラス情報は表
現ルール記憶部300に記憶しておき、そこから獲得し
たクラスをインスタンス化して各オブジェクトを生成す
る。
【0038】ユーザインタフェース実行部106は、ユ
ーザインタフェース生成部105によって生成されたユ
ーザインタフェースを実行することにより、表示装置2
00の画面上に、個々の製造プロセスで必要な部品の調
達先及びその代替調達先に関する情報を製造プロセスと
関連させて可視化したイメージを表示する(ステップS
6)。
【0039】このようにして表示装置200の画面に表
示されたイメージの例を図8に示す。図8において、8
01〜804は製造プロセス情報の表示シンボル、81
1〜825は部品調達先情報の表示シンボルである。こ
れらのイメージから、一連の製造プロセスは、製造プロ
セス情報の表示シンボル801〜804が示す合計4つ
の製造プロセスから構成され、表示シンボル801及び
表示シンボル802が示す各製造プロセスは、部品調達
先情報の表示シンボル811〜815の矢印の入力点が
3箇所であるため3種類の部品を使って製造品を製造
し、同様に表示シンボル803が示す製造プロセスはそ
れらで製造された2種類の製造品と2種類の部品を使っ
て製造品を製造し、この製造品と2種類の部品から表示
シンボル804が示す製造プロセスで最終製品を製造し
ていることがわかる。各製造プロセスのより詳細な情報
を知りたければ、各表示シンボル801〜804をマウ
スでクリックすれば、別ウィンドウが開いて、製造品の
種類、製造数量、処理時間、処理コストがテキスト表示
される。
【0040】また、表示シンボル801が示す製造プロ
セスにおいては、1つの部品は表示シンボル811及び
表示シンボル812が示す2つの部品調達先から調達
し、他の1つの部品は表示シンボル813が示す部品調
達先から調達し、残りの1つの部品は表示シンボル81
4及び表示シンボル815が示す2つの部品調達先から
調達していることがわかる。表示シンボル802〜80
4における製造プロセスにおいても、各部品の調達先が
幾つあるかが容易に理解できる。各部品調達先のより詳
細な情報を知りたければ、各表示シンボル811〜82
5をマウスでクリックすれば、別ウィンドウが開いて、
部品名、部品調達先名、納入数量、納期、調達コストが
別ウィンドウにてテキスト表示される。
【0041】更に、現状の製造プロセスにおける問題点
も容易に見い出すことが可能である。例えば、表示シン
ボル801が示す製造プロセスにおいて、同じ部品を表
示シンボル811が示す部品調達先と表示シンボル81
2が示す部品調達先との2箇所から調達しているが、表
示シンボル811の方が表示シンボル812よりノード
の大きさが大きく、矢印の長さが長く、矢印の太さが太
くなっていることから、調達コストが高く、然も納期の
長い調達先から、より多くの部品を調達している問題点
があることがわかる。また、矢印が破線で示される表示
シンボル825は、その矢印の先の位置が表示シンボル
821と同じであるため、表示シンボル821で調達し
ている部品の代替調達先の情報に対応しているが、表示
シンボル821と比べて矢印の長さが短く、且つ太さが
細い。このことから、表示シンボル821が示す部品調
達先に代えて表示シンボル825が示す部品調達先と取
引すれば、当該部品の調達コスト及び納期を短縮できる
ことがわかる。
【0042】再び図6を参照すると、処理装置100
は、ユーザインタフェース実行部106におけるユーザ
インタフェースの実行と並行して、プロセス情報記憶部
400でプロセス情報の更新が行われたか否か(ステッ
プS7)、部品調達先情報更新部700で部品調達先情
報の更新が行われたか否か(ステップS8)、表現ルー
ル記憶部800で表現ルールの更新が行われたか否か
(ステップS9)を常時監視している。この監視は、各
更新部600、700、800が更新時にその旨を処理
装置100に通知することで実現しても良いし、各獲得
部101、103、104が記憶部400、500、3
00の内容を定期的にチェックして更新の有無を検出す
るようにしても良い。
【0043】プロセス情報記憶部400でプロセス情報
の更新が行われたことを検出した場合、処理装置100
は、ユーザインタフェースの実行を停止してステップS
1から処理をやり直すことで、更新後のプロセス情報に
応じたユーザインタフェースの生成と実行を行う。ま
た、処理装置100は、部品調達先情報更新部700で
部品調達先情報の更新が行われたことを検出した場合に
はステップS3から処理をやり直し、表現ルール記憶部
300で表現ルールの更新が行われたことを検出した場
合にはステップS4から処理をやり直すことで、それぞ
れ更新後の部品調達先情報を考慮したユーザインタフェ
ースの生成と実行、更新後の表現ルールに基づくユーザ
インタフェースの生成と実行とを可能にしている。
【0044】
【発明の他の実施の形態】図9は本発明の別の実施の形
態にかかるプロセス情報提示システムのブロック図であ
り、図1と同一符号は同一部分を示し、109は処理装
置100に設けられたネットワークコントローラ、90
0はインターネット等のネットワーク、300−1〜3
00−nはネットワーク900を通じて処理装置100
からアクセス可能な複数の表現ルール記憶部、400−
1〜400−nはネットワーク900を通じて処理装置
100からアクセス可能な複数のプロセス情報記憶部、
500−1〜500−nはネットワーク900を通じて
処理装置100からアクセス可能な複数の部品調達先情
報記憶部である。
【0045】本実施の形態にかかるプロセス情報提示シ
ステムが図1で説明した実施の形態にかかるプロセス情
報提示システムと相違する点は、図2で説明したような
プロセス情報を記憶するプロセス情報記憶部400−1
〜400−n、図4及び図5で説明したような表現ルー
ルを記憶する表現ルール記憶部300−1〜300−
n、図3で説明したような部品調達先情報を記憶する部
品調達先情報記憶部500−1〜500−nがそれぞれ
ネットワーク上に分散して存在しており、処理装置10
0のプロセス情報獲得部101、部品調達先情報獲得部
103、表現ルール獲得部104はネットワークコント
ローラ109を使ってネットワーク900経由でこれら
をアクセスして、可視化対象とするプロセス情報、部品
調達先情報、表現ルールを獲得するようにした点にあ
る。
【0046】ここで、個々のプロセス情報記憶部400
−1〜400−nは、それぞれが図2で説明したような
プロセス情報の全体をそれぞれ異なるプロセス情報につ
いて記憶していても良いし、プロセス情報の一部を互い
に分担して記憶していても良い。前者の場合、プロセス
情報獲得部101は利用者から指定された1つのプロセ
ス情報記憶部をネットワーク900経由でアクセスして
可視化対象とするプロセス情報を獲得する。後者の場
合、プロセス情報獲得部101は利用者から指定される
アクセス先に従って複数のプロセス情報記憶部をアクセ
スしてプロセス情報を獲得し、それをマージすることで
可視化対象とするプロセス情報の全体を獲得する。
【0047】部品調達先情報記憶部500−1〜500
−nは、それぞれが図3で説明したような或る部品調達
先で調達できる全ての部品に関する情報の全体をそれぞ
れ異なる部品調達先について記憶していても良いし、或
る部品調達先で調達できる一部の部品に関する情報だけ
を記憶していても良い。何れの場合も、部品調達先情報
獲得部103は、ネットワーク900経由でアクセス可
能な全ての部品調達先情報記憶部500−1〜500−
nを検索して、部品調達先の情報を獲得する。
【0048】表現ルール記憶部300−1〜300−n
は、それぞれが図4及び図5で説明したような表現ルー
ルの全体セットを異なるセットについて記憶していても
良いし、表現ルールのセットの一部を互いに分担して記
憶していても良い。前者の場合、表現ルール獲得部10
4は利用者から指定された1つの表現ルール記憶部をネ
ットワーク900経由でアクセスして表現ルールのセッ
トを獲得する。後者の場合、表現ルール獲得部104は
利用者から指定されるアクセス先に従って複数の表現ル
ール記憶部をアクセスして表現ルールを獲得し、それを
マージすることで表現ルールの全体セットを獲得する。
【0049】
【発明のその他の実施の形態】以上の各実施の形態で
は、プロセス情報中に個々の製造プロセスで必要な部品
の調達先の情報が含まれていたが、個々の製造プロセス
で必要な部品の情報(部品名421)だけを含ませるよ
うにしても良い。この場合、表示される部品調達先の情
報は部品調達先情報獲得部103が獲得した部品調達先
情報だけとなる。このような使い方は、製造プロセスに
おいて必要となる部品を調達できる部品調達先を調査す
る場合などに有効である。
【0050】また、以上の各実施の形態では、プロセス
情報に含まれる部品の情報に基づいてその部品を調達可
能な部品調達先を獲得する部品調達先獲得部103を備
えるようにしたが、部品調達先獲得部103を省略する
こともできる。この場合、表示される部品調達先の情報
はプロセス情報中に含まれていた部品調達先情報だけと
なる。
【0051】さらに以上の各実施の形態では、製造プロ
セス及び部品調達先の情報をノードと該ノードから延び
る矢印で構成される二次元の表示シンボルで表示し、部
品調達に要するコスト及び納期に応じて部品の調達先の
表示シンボルにおける矢印の太さ及び長さを変化させる
ようにしたが、表示シンボルの形状は任意であり、コス
トや納期を可視化する要素は矢印の長さや太さに限定さ
れない。また二次元でなく三次元の表示シンボルを使っ
ても良い。
【0052】また本発明によって可視化するプロセス情
報は、ローカルな製造業における製造プロセスにかかる
プロセス情報であっても良いし、サプライチェーンマネ
ジメントシステムにおける製造プロセスにかかるプロセ
ス情報であっても良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が得られる。
【0054】第1乃至第3の発明にかかるプロセス情報
提示システムによれば、利用者は、個々の製造プロセス
で必要な部品の調達に関する情報を直感的に把握するこ
とができる。その理由は、製造プロセスで必要な部品の
調達先に関する納期やコスト等の部品調達先情報をプロ
セスと関連させて矢印の長さや太さ等に変換し可視化し
て利用者に提示するからである。
【0055】また、第1の発明にかかるプロセス情報提
示システムによれば、製造プロセスにおいて現に取引し
ている部品調達先の問題点を利用者が直感的に把握する
ことができる。その理由は、個々の製造プロセスで必要
な部品の調達先としてプロセス情報中で記述されていた
調達先に関する調達コストや納期などの情報を製造プロ
セスと関連させて、例えば納期が長いほど長くなり且つ
調達コストが高いほど太くなる矢印を持つ表示シンボル
等を使ったイメージで表示するからである。
【0056】また、第2の発明にかかるプロセス情報提
示システムによれば、製造プロセスにおいて必要となる
部品を調達できる部品調達先の調査結果を利用者が直感
的に把握することができる。その理由は、個々の製造プ
ロセスで必要な部品の調達先として部品調達先情報記憶
手段によって獲得された調達先に関する調達コストや納
期などの情報を製造プロセスと関連させて、例えば納期
が長いほど長くなり且つ調達コストが高いほど太くなる
矢印を持つ表示シンボル等を使ったイメージで表示する
からである。
【0057】また、第3の発明にかかるプロセス情報提
示システムによれば、製造プロセスにおいて現に取引し
ている部品調達先の問題点やより良い部品調達先の有無
を利用者が直感的に把握することができる。その理由
は、個々の製造プロセスで必要な部品の調達先としてプ
ロセス情報中で記述されていた調達先及び部品調達先情
報記憶手段によって新たに獲得された調達先に関する調
達コストや納期などの情報を製造プロセスと関連させ
て、例えば納期が長いほど長くなり且つ調達コストが高
いほど太くなる矢印を持つ表示シンボル等を使ったイメ
ージで表示するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるプロセス情報提
示システムのブロック図である。
【図2】可視化対象とするプロセス情報の一例を示す図
である。
【図3】部品調達先情報記憶部に記憶された1つの部品
調達先情報の例を示す図である。
【図4】製造プロセス情報可視化用ルール群の例を示す
図である。
【図5】部品調達先情報可視化用ルール群の例を示す図
である。
【図6】処理装置の処理例を示すフローチャートであ
る。
【図7】ワークファイル107に蓄積された情報の例を
示す図である。
【図8】プロセス情報を可視化したイメージの例を示す
図である。
【図9】本発明の別の実施の形態にかかるプロセス情報
提示システムのブロック図である。
【符号の説明】
100…処理装置 101…プロセス情報獲得部 102…プロセス情報分析部 103…部品調達先情報獲得部 104…表現ルール獲得部 105…ユーザインタフェース生成部 106…ユーザインタフェース実行部 107、108…ワークファイル 109…ネットワークコントローラ 200…表示装置 300…表現ルール記憶部 400…プロセス情報記憶部 500…部品調達先情報記憶部 600…プロセス情報更新部 700…部品調達先情報更新部 800…表現ルール更新部 900…ネットワーク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の製造プロセスの情報及び個々の製
    造プロセスで必要な部品の調達先の情報を含むプロセス
    情報を入力し、個々の製造プロセスの情報及び個々の製
    造プロセスで必要な部品の調達先の情報を可視化して表
    示するユーザインタフェースを生成して実行するプロセ
    ス情報提示システム。
  2. 【請求項2】 個々の製造プロセスの情報及び個々の製
    造プロセスで必要な部品の調達先の情報を含むプロセス
    情報を記憶するプロセス情報記憶手段からプロセス情報
    を獲得するプロセス情報獲得手段と、 前記プロセス情報獲得手段で獲得されたプロセス情報を
    解析して、個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プ
    ロセスで必要な部品の調達先の情報を求めるプロセス情
    報分析手段と、 製造プロセス及び部品調達先の情報を可視化する際の表
    現ルールを表現ルール記憶手段から獲得する表現ルール
    獲得手段と、 前記表現ルール獲得手段で獲得された表現ルールに基づ
    いて、前記プロセス情報分析手段で求められた個々の製
    造プロセスの情報及び個々の製造プロセスで必要な部品
    の調達先の情報を可視化して表示するユーザインタフェ
    ースを生成するユーザインタフェース生成手段と、 前記生成されたユーザインタフェースを実行するユーザ
    インタフェース実行手段とを備えたことを特徴とするプ
    ロセス情報提示システム。
  3. 【請求項3】 個々の製造プロセスの情報及び個々の製
    造プロセスで必要な部品の情報を含むプロセス情報を記
    憶するプロセス情報記憶手段からプロセス情報を獲得す
    るプロセス情報獲得手段と、 前記プロセス情報獲得手段で獲得されたプロセス情報を
    解析して、個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プ
    ロセスで必要な部品の情報を求めるプロセス情報分析手
    段と、 前記プロセス情報分析手段で求められた個々の製造プロ
    セスで必要な部品の情報を受け取り、各部品毎に、部品
    の調達先に関する情報を記憶する部品調達先情報記憶手
    段から当該部品を調達可能な部品調達先に関する情報を
    獲得する部品調達先情報獲得手段と、 製造プロセス及び部品調達先の情報を可視化する際の表
    現ルールを表現ルール記憶手段から獲得する表現ルール
    獲得手段と、 前記表現ルール獲得手段で獲得された表現ルールに基づ
    いて、前記プロセス情報分析手段で求められた個々の製
    造プロセスの情報及び個々の製造プロセスで必要な部品
    について前記部品調達先情報獲得手段で獲得された調達
    先の情報を可視化して表示するユーザインタフェースを
    生成するユーザインタフェース生成手段と、 前記生成されたユーザインタフェースを実行するユーザ
    インタフェース実行手段とを備えたことを特徴とするプ
    ロセス情報提示システム。
  4. 【請求項4】 個々の製造プロセスの情報及び個々の製
    造プロセスで必要な部品及びその調達先の情報を含むプ
    ロセス情報を記憶するプロセス情報記憶手段からプロセ
    ス情報を獲得するプロセス情報獲得手段と、 前記プロセス情報獲得手段で獲得されたプロセス情報を
    解析して、個々の製造プロセスの情報及び個々の製造プ
    ロセスで必要な部品及びその調達先の情報を求めるプロ
    セス情報分析手段と、 前記プロセス情報分析手段で求められた個々の製造プロ
    セスで必要な部品の情報を受け取り、各部品毎に、部品
    の調達先に関する情報を記憶する部品調達先情報記憶手
    段から当該部品を調達可能な部品調達先に関する情報を
    獲得する部品調達先情報獲得手段と、 製造プロセス及び部品調達先の情報を可視化する際の表
    現ルールを表現ルール記憶手段から獲得する表現ルール
    獲得手段と、 前記表現ルール獲得手段で獲得された表現ルールに基づ
    いて、前記プロセス情報分析手段で求められた個々の製
    造プロセスの情報並びに個々の製造プロセスで必要な部
    品について前記プロセス情報分析手段で求められた調達
    先及び前記部品調達先情報獲得手段で獲得された調達先
    の情報を可視化して表示するユーザインタフェースを生
    成するユーザインタフェース生成手段と、 前記生成されたユーザインタフェースを実行するユーザ
    インタフェース実行手段とを備えたことを特徴とするプ
    ロセス情報提示システム。
  5. 【請求項5】 部品の調達先の情報は、少なくとも、部
    品調達に要するコスト及び納期を含むことを特徴とする
    請求項1、2、3または4記載のプロセス情報提示シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記表現ルール記憶手段は、製造プロセ
    ス及び部品の調達先をノードと該ノードから延びる矢印
    で構成される表示シンボルで表示することを示すルー
    ル、部品調達に要するコスト及び納期に応じて部品の調
    達先の表示シンボルにおける矢印の太さ及び長さを変化
    させることを示すルールを含むことを特徴とする請求項
    5記載のプロセス情報提示システム。
  7. 【請求項7】 前記プロセス情報記憶手段、前記部品調
    達先情報記憶手段及び前記表現ルール記憶手段をネット
    ワーク経由でアクセスするためのネットワークコントロ
    ーラを備え、前記プロセス情報獲得手段、前記部品調達
    先情報記憶手段及び前記表現ルール獲得手段は前記ネッ
    トワークコントローラによってネットワーク経由でプロ
    セス情報、部品調達先情報及び表現ルールを獲得する請
    求項3または4記載のプロセス情報提示システム。
  8. 【請求項8】 前記プロセス情報記憶手段、前記部品調
    達先情報記憶手段及び前記表現ルール記憶手段が複数存
    在する請求項7記載のプロセス情報提示システム。
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