JP2005031907A - 交通信号制御機および信号制御装置 - Google Patents

交通信号制御機および信号制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信障害の期間中に欠落した制御履歴情報を補充するための交通信号制御機および信号制御装置を提供する。
【解決手段】交通信号制御機100の動作を制御するための制御演算部は、交通管制センタ200と専用回線106を介して信号の授受を行なうための通信部の通信状態を監視するための通信状態監視部と、通信状態監視部により通信状態が異常状態であると判断されることに応じて、信号灯の色表示の制御を行なうための信号制御部と、異常状態時に信号制御部により制御される信号灯の制御履歴情報を記憶装置に蓄積するための履歴情報蓄積部と、通信部において制御履歴情報の要求指示が受信されることに応じて、蓄積した制御履歴情報を通信部により通信網に送信させるための履歴情報送信部とを含む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通信号制御機および信号制御装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
交通信号制御機(以下、信号機とする。)には大別して、電気通信回線を介さずに単独で動作(以下、オフライン動作とする。)する信号機(以下、オフライン信号機とする。)と、電気通信回線を介して交通管制センタの信号制御装置(以下、センタとする。)からの遠隔制御により動作(以下、オンライン動作とする。)する信号機(以下、オンライン信号機とする。)とが存在する。
【0003】
オフライン信号機は、制御実行履歴を時刻情報とともに、記憶媒体に所定期間保持する仕組みとなっている。オフライン信号機がどのように動作したのかについて調査するためには、オフライン信号機の設置地点まで作業員が出向して、オフライン信号機に含まれる記憶媒体の制御実行履歴を持ち帰ってくる必要がある。
【0004】
一方、オンライン信号機は、信号機の制御実行履歴が所定の期間毎にセンタに送信される。また、オンライン動作中の詳細は、全てセンタにより、一括管理されている。そのため、センタは、データベースとして保存された制御実行履歴を効率的に検索・照会することが可能である。たとえば、交通事故等の状況および原因を、事故当時の信号機の制御実行履歴に照らし合わせて分析する場合等に、オフライン信号機は、非常に有効であるといえる。
【0005】
また、オンライン信号機についての従来例として、たとえば、特許文献1のような交通信号制御機についての構成が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特許第3021414号公報明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オンライン信号機は、センタとの電気通信回線もしくはその間に存在する各種通信機器に障害等が発生した場合、通信障害が発生している期間中、オフライン動作に移行する。そして、通信が正常状態に復帰したときに、オンライン信号機は、再び、オンライン動作に復帰する。このとき、オンライン信号機がオフライン動作中に実行した制御実行履歴は、オンライン信号機に含まれる記録媒体に保持される。しかし、オフライン動作中の制御履歴情報をセンタに送信する手段がないために、センタが保持するデータベースに、通信障害の期間中の制御実行履歴情報の欠落が生じるという問題点があった。
【0008】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、通信障害の期間中に欠落した制御履歴情報を補充するための交通信号制御機および信号制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のある局面に従うと、交通信号制御機であって、外部の通信網と信号の授受を行なうための通信手段と、信号灯に対して行なう制御に関連する情報を格納するための記憶手段と、交通信号制御機の動作を制御するための制御手段とを備え、制御手段は、通信手段の通信状態を監視するための通信状態監視手段と、通信状態監視手段により通信状態が異常状態であると判断されることに応じて、設定された信号制御プランに基づいて、信号灯の色表示の制御を行なうための信号制御手段と、異常状態時に信号制御手段により制御される信号灯の制御履歴情報を記憶手段に蓄積するための履歴情報蓄積手段と、通信手段において制御履歴情報の要求指示が受信されることに応じて、蓄積した制御履歴情報を通信手段により通信網に送信させるための履歴情報送信手段とを含む。
【0010】
好ましくは、信号制御手段は、通信状態監視手段により通信状態が正常状態であると判断されるとき、通信手段において受信される信号灯制御信号に基づいて、信号灯の色表示の制御を行ない、履歴情報蓄積手段は、正常状態時における信号制御手段による制御履歴情報を記憶手段により蓄積させて、履歴情報送信手段は、正常状態時において、蓄積した制御履歴情報を所定の期間毎に通信手段により送信させる。
【0011】
好ましくは、制御手段は、通信手段において受信される項目指定指示に応じて、異常状態時に履歴情報蓄積手段により蓄積される制御履歴情報の履歴項目を指定するための履歴項目指定手段をさらに含む。
【0012】
好ましくは、履歴情報送信手段は、通信手段において受信される時間帯指定指示に応じて、制御履歴情報の指定される時間帯の制御履歴を通信手段により送信させる。
【0013】
好ましくは、履歴情報送信手段は、通信手段において受信される項目指定指示に応じて、制御履歴情報の指定される履歴項目の制御履歴を通信手段により送信させる。
【0014】
好ましくは、制御手段は、通信手段において受信される消去指示に応じて、記憶手段に蓄積される制御履歴情報を消去するための履歴情報消去手段をさらに含む。
【0015】
好ましくは、制御手段は、通信手段において受信される時間帯指定消去指示に応じて、制御履歴情報の指定される時間帯の制御履歴を消去するための履歴情報消去手段をさらに含む。
【0016】
好ましくは、制御手段は、通信手段において受信される項目指定消去指示に応じて、制御履歴情報の指定される履歴項目の制御履歴を消去するための履歴情報消去手段をさらに含む。
【0017】
この発明の他の局面に従うと、信号制御装置であって、外部の通信網を介して、道路に設置される複数の交通信号制御機との間で信号の授受を行なうための通信手段と、信号制御装置の動作を制御するための制御手段とを備え、制御手段は、通信手段の通信状態を監視するための通信状態監視手段と、複数の交通信号制御機においてそれぞれ行なわれる信号灯の制御の制御履歴情報を要求するための履歴情報要求手段とを含み、履歴情報要求手段は、通信状態監視手段により複数の交通信号制御機のうちの少なくとも一つとの通信状態が異常状態と判断される間の制御履歴情報の欠落部分に対応する部分履歴情報の要求指示を通信手段により送信させ、部分履歴情報の要求に対する応答を通信手段により受信させるための履歴情報受信手段をさらに含む。
【0018】
好ましくは、履歴情報要求手段は、指定された時間帯の部分履歴情報の要求指示を通信手段により送信させる。
【0019】
好ましくは、履歴情報要求手段は、指定された履歴項目の部分履歴情報の要求指示を通信手段により送信させる。
【0020】
好ましくは、制御手段は、交通信号制御機に格納される部分履歴情報の消去指示を通信手段により送信させるための履歴情報消去要求手段をさらに含む。
【0021】
好ましくは、制御手段は、交通信号制御機に格納され、指定された時間帯の部分履歴情報の消去指示を通信手段により送信させるための履歴情報消去要求手段をさらに含む。
【0022】
好ましくは、制御手段は、交通信号制御機に格納され、指定された履歴項目の部分履歴情報の消去指示を通信手段により送信させるための履歴情報消去要求手段をさらに含む。
【0023】
好ましくは、制御履歴情報を格納するための記憶手段をさらに備え、制御手段は、記憶手段に格納される制御履歴情報の欠落部分を検索するための欠落検索手段と、欠落検索手段により検索される欠落部分に対応する部分履歴情報の要求指示を、履歴情報要求手段により、通信手段を介して、複数の交通信号制御機のうちの部分履歴情報を有する交通信号制御機に対して送信させ、履歴情報受信手段により要求指示に対する応答を通信手段を介して受信させて、通信手段により受信させた応答に対応する部分履歴情報に基づいて、欠落部分の補充を行なうためのデータベース補充手段とを含む。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明では、同一の構成部分には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
【0025】
図1は、本発明の実施の形態における交通信号制御機100、102、104と交通管制センタ200との全体の構成の概略を示す図である。
【0026】
図1を参照して、交通管制センタ200は、道路の交差点に設置された交通信号制御機100、102、104とそれぞれ専用回線106、108、110を介して接続される。
【0027】
そして、専用回線106、108、110が正常状態であるとき、交通管制センタ200は、交通信号制御機100、102、104を介して、それぞれの交通信号制御機に対応する信号灯(図示せず)の制御を行なう。このとき、交通信号制御機100、102、104が信号灯に対して行なう制御履歴情報は、所定の期間、内部に含まれる記憶装置(図示せず)にそれぞれ蓄積される。ここで、「制御履歴情報」とは、たとえば、サイクル長、スプリット、ステップの秒時、オフセット、感応制御の結果等の情報をいい、所定の期間に交通信号制御機100がどのように信号灯を制御したかについての情報を含む。また、「所定の期間」とは、たとえば、交差点を想定する場合に、主道路側の信号が青になってから、再び青になるまでの1サイクルでもよいし、予め設定される所定の時間でもよい。
【0028】
そして、交通信号制御機100、102、104は、蓄積した制御履歴情報を所定の期間毎に、専用回線106、108、110のそれぞれを介して、交通管制センタ200に送信する。なお、記憶装置としては、書き換え可能な不揮発性メモリを使用してもよいし、ハードディスク装置、MO(Magneto Optical)ディスクやメモリカードといった脱着式の記憶媒体を用いることもできる。
【0029】
一方、交通管制センタ200は、制御履歴情報を格納するためのデータベースを含む信号制御装置(図示せず)を備える。ここで、信号制御装置は、交通信号制御機100、102、104からそれぞれ送信されてくる制御履歴情報を受信して、データベースに蓄積していく。
【0030】
図2は、道路に設置される交通信号制御機100と信号灯112との外観を示す図である。
【0031】
図2を参照して、交通信号制御機100は、専用回線106の通信状態が正常状態であるとき、すなわち、オンライン動作モード時において、交通管制センタ200から送信されてくる制御信号に基づいて、信号灯112の信号制御を行なう。
【0032】
一方、交通信号制御機100は、専用回線106の通信状態が異常状態であるとき、すなわち、オフライン動作モード時において、交通管制センタ200との通信を行なえない。そのため、交通信号制御機100は、単独で信号灯112の信号制御を行なう。このとき、交通信号制御機100は、所定の期間毎に制御履歴情報を内部の記憶装置(図示せず)に蓄積していく。
【0033】
[交通信号制御機の構成の説明]
図3は、交通信号制御機100のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。
【0034】
図3を参照して、交通信号制御機100は、通信網400を介して交通管制センタ200へと接続されている。そして、交通信号制御機100は、外部の通信網400と信号の授受を行なうための通信部4と、交通信号制御機100が信号灯112に対して行なう制御の制御履歴情報、または、オフライン動作モード時の信号灯112の信号制御プランを格納するための記憶装置6と、交通信号制御機100の動作を制御するための制御演算部2とを備える。また、通信網400の通信状態が正常である場合、すなわち、オンライン動作モード時において、制御演算部2は、通信部4において受信される交通管制センタ200からの制御信号に基づいて、信号灯112の制御を行なう。
【0035】
図4は、交通信号制御機100に備えられる制御演算部2のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。
【0036】
図4を参照して、交通信号制御機100は、オンライン動作モード時に交通管制センタ200からの制御信号に基づいて、信号灯112の信号制御を行なうための信号制御部14と、信号制御の制御履歴情報を記憶装置6に蓄積するための履歴情報蓄積部16と、制御履歴情報に含まれる複数の履歴項目のうちの少なくとも一つを指定して履歴情報蓄積部16により蓄積させるための履歴蓄積指定部18と、記憶装置6に蓄積された制御履歴情報を通信網400を介して、交通管制センタ200に送信するための履歴情報送信部12と、交通管制センタ200から制御履歴情報の要求信号を受信するための履歴情報要求受信部10と、記憶装置6に蓄積された制御履歴情報の消去信号を受信するための履歴情報消去部8と、通信部4の通信状態を監視するための通信状態監視部20とを備える。
【0037】
信号制御部14は、交通管制センタ200からの指令および交通信号制御機100の有する定数の設定から算出される信号制御プランに基づいて、信号灯色表示の制御を行なう。信号制御部14の制御履歴情報は、所定の期間毎に履歴情報蓄積部16により記憶装置6に蓄積される。なお、交通信号制御機100の有する定数は、記憶装置6に格納されていてもよいし、図示しないROM(Read Only Memory)に格納されていてもよい。
【0038】
履歴情報蓄積部16は、交通信号制御機100が所定の期間毎に所定の期間分制御を実行した後、所定の期間における各現示の実行秒数、各階梯の実行秒数、または感応制御の実行内容等、制御履歴情報の各項目の内容を記憶装置6に蓄積する。
【0039】
また、通信状態監視部20は、所定の期間毎に交通管制センタ200との間の通信状態が正常状態であるか否かを検査する。
【0040】
検査する方法としては、たとえば、交通管制センタ200から所定の期間毎に送信されてくるべき情報が所定の期間経過後にも送信されてこない場合に、通信障害が発生したと判断する方法を用いてもよい。「送信されてくるべき情報」とは、特に限定されるものではないが、たとえば、交通管制センタ200との通信における各レイヤ毎のヘルスチェック電文を含む。すなわち、本検査については、定期的に通信のレイヤ毎にヘルスチェックを行なうこともできる。たとえば、検査するレイヤのうち一つでも障害ありと判断できるレイヤがあれば、通信状態監視部20は、通信障害発生と判断することができる。
【0041】
履歴蓄積指定部18においては、制御履歴情報の保持の有無および、制御履歴情報の履歴項目等の蓄積内容の選択を行なうことができる。
【0042】
たとえば、通信障害期間中に制御履歴情報を保持するように指定されている場合には、履歴情報蓄積部16は、通信障害監視部20の検査結果に基づいて、通信障害発生となることに応じて、すなわち、オフライン動作モード時において、履歴蓄積指定部18により指定される内容項目の制御履歴情報を記憶装置6に保持する。さらに、通信状態が正常状態であるときに制御履歴情報を保持するように指定されている場合には、履歴情報蓄積部16は、オンライン動作モード時において、履歴蓄積指定部18により指定される内容項目の制御履歴情報を記憶装置6に保持する。
【0043】
また、交通信号制御機100に搭載された記憶装置6の容量には、一定の制限があるため、制御演算部2が制御履歴情報のうち、サイクルにおける各現示の実行秒数のみを選択的に保持させるようにすることも可能である。
【0044】
履歴情報要求受信部10においては、交通管制センタ200からの制御履歴情報の送信要求電文が到着するか否かを検出する。そして、履歴情報要求受信部10は、通信部4により受信される情報要求に応じて、履歴情報送信部12に対して制御履歴情報の送信を要求することができる。
【0045】
要求される制御履歴情報の時間帯、または、内容項目が限られている場合には、交通管制センタ200は、要求される特定の時間帯、または、特定の内容項目に対応する制御履歴情報の送信を履歴情報送信部12に対して要求指示することができる。
【0046】
履歴情報送信部12においては、履歴情報要求受信部10からの要求に基づいて、要求される制御履歴情報の指定された時間帯、または、内容項目を履歴情報蓄積部16に通知する。そして、履歴情報送信部12は、履歴情報蓄積部16から受け取った指定された時間帯、または、内容項目に対応する制御履歴情報を通信部4により交通管制センタ200へと送信させる。
【0047】
また、このとき履歴情報送信部12により送信される制御履歴情報は、たとえば、要求指示によって指定された全ての時間帯もしくは項目の制御履歴を一括して一つの電文情報、もしくは、ファイル等の固まりとして、送信することも可能であるし、複数のフレームに分割して順次送信することも可能である。
【0048】
そして、履歴情報消去部8は、交通管制センタ200から送信される消去要求を受信することに応じて、履歴情報蓄積部16に対して、消去要求により指定された制御履歴情報の時間帯、または、内容項目を通知する。履歴情報蓄積部16は、消去要求により指定された時間帯、または、内容項目に対応する制御履歴情報を記憶装置6により消去させる。
【0049】
なお、履歴情報蓄積部16において、記憶装置6に履歴を保持する方法としては、たとえば、リングバッファ形式で、最古の情報を最新の情報で上書きする方法でもよい。
【0050】
[信号制御装置の構成の説明]
次に、交通管制センタ200に備えられる信号制御装置300の構成についての説明を行なう。
【0051】
図5は、交通管制センタ200に備えられる信号制御装置300のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。
【0052】
図5を参照して、信号制御装置300は、外部の通信網400を介して、複数の交通信号制御機と接続される。そして、信号制御装置300は、外部の通信網400と信号の授受を行なうための通信部22と、複数の交通信号制御機においてそれぞれ行なわれる信号灯の制御の制御履歴情報をデータベースとして格納するための記憶装置26と、外部からの指示入力を受けるための入力部27と、信号制御装置300の動作を制御するための制御演算部24とを含む。
【0053】
信号制御装置300は、複数の交通信号制御機が接続される通信網400に対して、制御信号を送信して、遠隔操作で複数の交通信号制御機のそれぞれに対応する信号灯の制御を行なう。そして、複数の交通信号制御機がそれぞれ行なう信号灯の制御の制御履歴情報は、所定の期間毎に送信されてくる。あるいは、それぞれの交通信号制御機において設定された期間毎に送信されてもよい。制御演算部24は、通信部22において受信する制御履歴情報を記憶装置26のデータベースとして格納する。このとき、通信網400が通信障害の発生等により複数の交通信号制御機のうちの少なくとも一つと通信状態が異常状態であるときは、通信状態が異常状態となる交通信号制御機は、オフライン動作モードで動作する。すなわち、通信状態が異常状態となる交通信号制御機は、予め記憶装置に格納された信号制御プランに基づいて、単独で信号制御を行なう。そのため、交通管制センタ200において、データベースに格納された制御履歴情報に欠落部分が生じる。そのため、通信状態が異常状態であった交通信号制御機が正常状態に回復後に、ユーザの指示入力により、信号制御装置300は、欠落部分に対応する部分履歴情報を、通信状態が異常状態であった交通信号制御機に対して要求する。そして、通信状態が異常状態であった交通信号制御機から欠落部分に対応する部分履歴情報を通信部22において受信することに応じて、制御演算部24は、データベースの欠落部分の補充が可能となる。
【0054】
図6は、交通管制センタ200に備えられる信号制御装置300のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。
【0055】
図6を参照して、交通管制センタ200は、交通信号制御機100に対して制御信号を送信して信号灯112の制御を行なうための信号制御装置300を備える。信号制御装置300は、交通信号制御機100が信号灯112に対して行なう信号制御の制御履歴情報を交通信号制御機100に要求するための履歴情報要求部40と、交通信号制御機100から送信される制御履歴情報を受信するための履歴情報受信部42と、制御履歴情報に含まれる複数の履歴項目のうちの少なくとも一つを指定するための要求内容指定部30と、交通信号制御機100が保持している制御履歴情報の消去指示を送信するための履歴消去要求部38と、消去する履歴項目を指定するための消去内容指定部28と、受信した制御履歴情報を格納するためのデータベース34と、制御履歴要求部40からの要求に対する交通信号制御機100からの応答に基づいて、データベース34に含まれる制御履歴情報を補充するためのデータベース補充部32と、通信状態を監視するための通信状態監視部36とを含む。
【0056】
通信状態監視部36においては、所定の期間毎に交通信号制御機100との間の通信状態が正常状態であるか否かを検査する。
【0057】
検査する方法としては、たとえば、交通信号制御機100から所定の期間毎に送信されてくるべき情報が所定の期間経過後にも送信されてこない場合に、通信障害が発生したと判断する方法を用いてもよい。「送信されてくるべき情報」とは、特に限定されるものではないが、たとえば、交通管制センタ200との通信における各レイヤ毎のヘルスチェック電文を含む。すなわち、本検査については、定期的に通信のレイヤ毎にヘルスチェックを行なうこともできる。たとえば、検査するレイヤのうち一つでも障害ありと判断できるレイヤがあれば、通信状態監視部36は、通信障害発生と判断することができる。
【0058】
履歴情報要求部40においては、要求内容指定部30から指定された時間帯および内容項目の制御履歴情報を要求する要求電文を交通信号制御機100に対して通信部22により送信させる。
【0059】
要求内容指定部30においては、履歴情報要求部40から送信する要求の内容についての指定を行なうことができる。要求内容指定部30により指定できる内容は、たとえば、要求する制御履歴情報の時間帯および内容項目等である。
【0060】
履歴情報受信部42においては、交通信号制御機100から送信されてくる制御履歴情報を通信部22において受信させる。そして、履歴情報受信部42は、受信した制御履歴情報をデータベース補充部32に送る。
【0061】
データベース補充部32においては、履歴情報受信部42から送られる制御履歴情報をデータベース34に格納する。
【0062】
データベース補充部32におけるデータベース34の制御履歴情報の欠落部分の補充方法については、たとえば、データベース補充部32は、データベース34に保持されているデータの欠落部分を検索する。そして、データベース補充部32は、ヒットした欠落時間帯と受信した制御履歴情報の時刻値を比較する。比較結果に基づいて、たとえば、交通信号制御機100に対応する制御履歴情報に欠落時間帯があると確認できた場合に、データベース補充部32は、欠落時間帯を要求内容指定部30により指定させて、欠落部分に対応する部分履歴情報を交通信号制御機100に対して、履歴情報要求部40により要求させる。あるいは、ユーザによる入力部27への、時間帯、または、内容項目の指定、および、部分履歴情報の要求を行なう指示を入力してもよい。そして、データベース補充部32は、交通信号制御機100からの応答に含まれる部分履歴情報をデータベース34の欠落部分に追加するという方法を用いてもよい。
【0063】
なお、データベース34およびデータベース補充部32は、信号制御装置300と独立した別個のハードウェア装置として実現することも可能である。
【0064】
履歴消去要求部38においては、交通信号制御機100に対して、保持している制御履歴情報を消去する要求電文を送信する。
【0065】
消去内容指定部28においては、履歴消去要求部38から送信する消去要求の内容についての指定を行なうことができる。消去内容指定部28により指定できる内容は、たとえば、消去する制御履歴情報の時間帯および内容項目等である。
【0066】
[交通信号制御機の動作の説明]
次に、図3および図4において基本構成について説明した交通信号制御機100が通信部4の回線を監視し、交通管制センタ200と通信障害が発生することに応じて、指定された項目の制御履歴情報を蓄積する動作について説明する。
【0067】
図7は、交通信号制御機100の動作を説明するためのフローチャートである。
【0068】
図7を参照して、まず、通信状態監視部20は、交通管制センタ200に備わる信号制御装置300との通信状態の監視を行なう。
【0069】
すなわち、通信状態監視部20は、信号制御装置300から送信されてくる情報が前回受信してから第1の所定の時間経過後に受信したかどうかの判断を行なう(ステップS101)。
【0070】
ステップS101において、信号制御装置300から送信されてくる情報が前回受信してから第1の所定の時間経過後に受信する場合、通信状態監視部20は、通信状態が正常状態であると判断する(ステップS102)。
【0071】
そして、履歴情報蓄積部16は、オンライン動作モード時において指定された履歴項目の制御履歴情報の蓄積を開始する(ステップS103)。
【0072】
つづいて、履歴情報送信部12は、所定の期間後に蓄積した制御履歴情報を交通管制センタ200に送信する(ステップS104)。
【0073】
そして、制御演算部2は、処理をステップS101に戻す。
一方、ステップS101において、信号制御装置300から送信されてくる情報が前回受信してから第1の所定の時間経過後に受信しない場合、通信状態監視部20は、第1の所定の時間経過後からさらに第2の所定の時間以内に情報を受信するか否かの判断を行なう(ステップS105)。
【0074】
そして、ステップS105において、第2の所定の時間以内に情報を受信する場合、制御演算部2は、処理をステップS102に移行させる。
【0075】
一方、ステップS105において、第2の所定の時間以内に情報を受信しない場合、通信状態監視部20は、通信状態が異常状態であると判断する(ステップS106)。
【0076】
そして、履歴情報蓄積部16は、オフライン動作モード時において指定された履歴項目の制御履歴情報の蓄積を開始する(ステップS107)。
【0077】
そして、通信状態監視部20は、通信状態が正常状態に回復したか否かの判断を行なう(ステップS108)。
【0078】
ステップS108において、通信状態が正常状態に回復していない場合、制御演算部2は、処理をステップS107に移行させる。
【0079】
一方、ステップS108において、通信状態が正常状態に回復した場合、制御演算部2は、処理をステップS103に移行させる。
【0080】
[信号制御装置300の動作の説明]
次に、図5および図6において基本構成について説明した信号制御装置300の動作について説明する。
【0081】
図8は、交通管制センタ200に備わる信号制御装置300の動作を説明するためのフローチャートである。
【0082】
図8を参照して、まず、通信状態監視部36は、信号制御装置300と通信網400を介して接続される交通信号制御機100との通信状態の監視を行なう(ステップS201)。
【0083】
すなわち、通信状態監視部36は、交通信号制御機100から送信されてくる情報が前回受信してから第1の所定の時間経過後に受信したかどうかの判断を行なう。
【0084】
ステップS201において、交通信号制御機100から送信されてくる情報を前回受信してから第1の所定の時間経過後に受信する場合、通信状態監視部36は、通信状態が正常状態であると判断する(ステップS202)。
【0085】
つづいて、データベース補充部32は、受信した情報に含まれる制御履歴情報をデータベース34に格納する(ステップS203)。
【0086】
そして、制御演算部24は、処理をステップS201に戻す。
一方、ステップS201において、交通信号制御機100から送信されてくる情報を前回受信してから第1の所定の時間経過後に受信しない場合、通信状態監視部36は、第1の所定の時間経過後からさらに第2の所定の時間以内に情報を受信するか否かの判断を行なう(ステップS204)。
【0087】
ステップS204において、第2の所定の時間以内に情報を受信する場合、制御演算部24は、処理をステップS202に移行させる。
【0088】
一方、ステップS204において、第2の所定の時間以内に情報を受信しない場合、通信状態監視部36は、通信状態が異常状態であると判断する(ステップS205)。
【0089】
次に、通信状態監視部36は、通信状態が正常状態に回復したか否かの判断を行なう(ステップS206)。
【0090】
ステップS206において、通信状態が正常状態に回復していない場合、通信状態監視部36は、通信状態が正常状態になるまで監視を継続する。
【0091】
一方、ステップS206において、通信状態が正常状態に回復した場合、制御演算部24は、処理をステップS201に戻す。
【0092】
[部分履歴情報のデータベースへの補充の動作の説明]
次に、信号制御装置300が交通信号制御機100に対して、データベース34の欠落部分に対応する部分履歴情報を要求して、要求に対する応答に基づいて、データベース34に部分履歴情報を補充する動作について説明する。
【0093】
図9は、信号制御装置300において制御履歴情報の欠落部分に対応する部分履歴情報をデータベース34に補充するときのフローチャートである。
【0094】
まず、データベース補充部32は、データベース34に制御履歴情報の欠落部分の有無の検索を行なう(ステップS301)。
【0095】
そして、交通信号制御機100において、格納された制御履歴情報に欠落部分を含む場合、要求内容指定部30は、欠落部分に対応する項目を指定する。そして、履歴情報要求部40は、欠落部分に対応する部分履歴情報の要求指示を送信する(ステップS302)。
【0096】
そして、交通信号制御機100において、履歴情報要求受信部10は、部分履歴情報の要求指示を受信する(ステップS303)。
【0097】
部分履歴情報の要求指示の受信に応じて、履歴情報送信部12は、オフライン動作モード時に履歴情報蓄積部16により蓄積された部分履歴情報を信号制御装置300に送信する(ステップS304)。
【0098】
次に、信号制御装置300において、履歴情報受信部42は、部分履歴情報を受信する(ステップS305)。
【0099】
つづいて、データベース補充部32は、データベース34に受信した部分履歴情報を補充する(ステップS306)。
【0100】
次に、履歴消去要求部38は、ユーザからの指示に応じて、交通信号制御機100に含まれる記憶装置6に格納された制御履歴情報の消去指示を交通信号制御機100に対して送信する(ステップS307)。
【0101】
そして、交通信号制御機100において、履歴情報消去部8は、制御履歴情報の消去指示を受信する(ステップS308)。
【0102】
このとき、消去指示の受信に応じて、履歴情報消去部8は、制御履歴情報の消去を行なう(ステップS309)。
【0103】
以上説明したとおり、本発明によれば、交通信号制御機100の通信障害期間中にオフライン動作モード時の制御履歴情報を、通信障害回復後にまとめて交通管制センタ200に送信することができる。
【0104】
また、制御履歴情報のうち指定された内容項目の情報のみを保持もしくは送信することにより、通信回線の帯域、および、交通信号制御機100に搭載可能な記憶装置6の容量を効率よく使用することができる。
【0105】
さらに、記憶装置6に蓄積される制御履歴情報を交通管制センタ200からの指示により消去することにより、交通信号制御機100に搭載可能な記憶装置6を効率よく使うことができる。
【0106】
また、たとえば、路側に設置される交通信号制御機100に備わる記憶媒体の容量が有限であるため記憶媒体の記憶領域をより有効に活用するために、リングバッファ形式で記憶媒体に含まれる最古の情報を最新の情報で上書きする等の機能を用意することもできる。
【0107】
一方、信号制御装置300において、指定した時間帯、または、指定した内容項目の制御履歴情報を交通信号制御機100に要求することにより、通信障害中に欠落した制御履歴情報を受信し、データベース34に欠落した制御履歴情報を補充することができる。
【0108】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0109】
【発明の効果】
交通信号制御機が通信状態の異常状態時に信号制御手段により制御される信号灯の制御履歴情報を記憶手段に蓄積するための履歴情報蓄積手段と、通信手段において制御履歴情報の要求指示が受信されることに応じて、蓄積した制御履歴情報を通信手段により通信網に送信させるための履歴情報送信手段とを備えることにより、信号制御装置において、通信状態の異常状態中に欠落した制御履歴情報を記憶手段に補充することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における交通信号制御機100、102、104と交通管制センタ200との全体の構成の概略を示す図である。
【図2】道路に設置される交通信号制御機100と信号灯112との外観を示す図である。
【図3】交通信号制御機100のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。
【図4】交通信号制御機100に備えられる制御演算部2のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。
【図5】交通管制センタ200に備えられる信号制御装置300のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。
【図6】交通管制センタ200に備えられる信号制御装置300のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。
【図7】交通信号制御機100の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】交通管制センタ200に備わる信号制御装置300の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】信号制御装置300において制御履歴情報の欠落部分に対応する部分履歴情報をデータベース34に補充するときのフローチャートである。
【符号の説明】
2 制御演算部、4 通信部、6 記憶装置、8 履歴情報消去部、10 履歴情報要求受信部、12 履歴情報送信部、14 信号制御部、16 履歴情報蓄積部、18 履歴蓄積指定部、20 通信状態監視部、22 通信部、24 制御演算部、26 記憶装置、27 入力部、28 消去内容指定部、30 要求内容指定部、32 データベース補充部、34 データベース、36 通信状態監視部、38 履歴消去要求部、40 履歴情報要求部、42 履歴情報受信部、100,102,104 交通信号制御機、106,108,110 専用回線、112 信号灯、200 交通管制センタ、300 信号制御装置、400 通信網。

Claims (15)

  1. 交通信号制御機であって、
    外部の通信網と信号の授受を行なうための通信手段と、
    信号灯に対して行なう制御に関連する情報を格納するための記憶手段と、
    前記交通信号制御機の動作を制御するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記通信手段の通信状態を監視するための通信状態監視手段と、
    前記通信状態監視手段により前記通信状態が異常状態であると判断されることに応じて、設定された信号制御プランに基づいて、前記信号灯の色表示の制御を行なうための信号制御手段と、
    前記異常状態時に前記信号制御手段により制御される前記信号灯の制御履歴情報を前記記憶手段に蓄積するための履歴情報蓄積手段と、
    前記通信手段において前記制御履歴情報の要求指示が受信されることに応じて、蓄積した前記制御履歴情報を前記通信手段により前記通信網に送信させるための履歴情報送信手段とを含む、交通信号制御機。
  2. 前記信号制御手段は、前記通信状態監視手段により前記通信状態が正常状態であると判断されるとき、前記通信手段において受信される信号灯制御信号に基づいて、前記信号灯の色表示の制御を行ない、
    前記履歴情報蓄積手段は、前記正常状態時における前記信号制御手段による前記制御履歴情報を前記記憶手段により蓄積させて、
    前記履歴情報送信手段は、前記正常状態時において、蓄積した前記制御履歴情報を所定の期間毎に前記通信手段により送信させる、請求項1記載の交通信号制御機。
  3. 前記制御手段は、前記通信手段において受信される項目指定指示に応じて、前記異常状態時に前記履歴情報蓄積手段により蓄積される前記制御履歴情報の履歴項目を指定するための履歴項目指定手段をさらに含む、請求項1記載の交通信号制御機。
  4. 前記履歴情報送信手段は、前記通信手段において受信される時間帯指定指示に応じて、前記制御履歴情報の指定される時間帯の制御履歴を前記通信手段により送信させる、請求項1記載の交通信号制御機。
  5. 前記履歴情報送信手段は、前記通信手段において受信される項目指定指示に応じて、前記制御履歴情報の指定される履歴項目の制御履歴を前記通信手段により送信させる、請求項1記載の交通信号制御機。
  6. 前記制御手段は、前記通信手段において受信される消去指示に応じて、前記記憶手段に蓄積される前記制御履歴情報を消去するための履歴情報消去手段をさらに含む、請求項1記載の交通信号制御機。
  7. 前記制御手段は、前記通信手段において受信される時間帯指定消去指示に応じて、前記制御履歴情報の指定される時間帯の制御履歴を消去するための履歴情報消去手段をさらに含む、請求項1記載の交通信号制御機。
  8. 前記制御手段は、前記通信手段において受信される項目指定消去指示に応じて、前記制御履歴情報の指定される履歴項目の制御履歴を消去するための履歴情報消去手段をさらに含む、請求項1記載の交通信号制御機。
  9. 信号制御装置であって、
    外部の通信網を介して、道路に設置される複数の交通信号制御機との間で信号の授受を行なうための通信手段と、
    前記信号制御装置の動作を制御するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記通信手段の通信状態を監視するための通信状態監視手段と、
    複数の前記交通信号制御機においてそれぞれ行なわれる信号灯の制御の制御履歴情報を要求するための履歴情報要求手段とを含み、
    前記履歴情報要求手段は、前記通信状態監視手段により複数の前記交通信号制御機のうちの少なくとも一つとの前記通信状態が異常状態と判断される間の前記制御履歴情報の欠落部分に対応する部分履歴情報の要求指示を前記通信手段により送信させ、
    前記部分履歴情報の要求に対する応答を前記通信手段により受信させるための履歴情報受信手段をさらに含む、信号制御装置。
  10. 前記履歴情報要求手段は、指定された時間帯の前記部分履歴情報の前記要求指示を前記通信手段により送信させる、請求項9記載の信号制御装置。
  11. 前記履歴情報要求手段は、指定された履歴項目の前記部分履歴情報の前記要求指示を前記通信手段により送信させる、請求項9記載の信号制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記交通信号制御機に格納される前記部分履歴情報の消去指示を前記通信手段により送信させるための履歴情報消去要求手段をさらに含む、請求項9記載の信号制御装置。
  13. 前記制御手段は、前記交通信号制御機に格納され、指定された時間帯の前記部分履歴情報の消去指示を前記通信手段により送信させるための履歴情報消去要求手段をさらに含む、請求項9記載の信号制御装置。
  14. 前記制御手段は、前記交通信号制御機に格納され、指定された履歴項目の前記部分履歴情報の消去指示を前記通信手段により送信させるための履歴情報消去要求手段をさらに含む、請求項9記載の信号制御装置。
  15. 前記制御履歴情報を格納するための記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記記憶手段に格納される前記制御履歴情報の欠落部分を検索するための欠落検索手段と、
    前記欠落検索手段により検索される前記欠落部分に対応する前記部分履歴情報の要求指示を、前記履歴情報要求手段により、前記通信手段を介して、複数の前記交通信号制御機のうちの前記部分履歴情報を有する交通信号制御機に対して送信させ、前記履歴情報受信手段により前記要求指示に対する応答を前記通信手段を介して受信させて、前記通信手段により受信させた前記応答に対応する前記部分履歴情報に基づいて、前記欠落部分の補充を行なうためのデータベース補充手段とを含む、請求項9記載の信号制御装置。
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