JP2005031854A - 代替製品発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱の割当て方法ならびに装置、プログラム - Google Patents

代替製品発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱の割当て方法ならびに装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】代替製品の発送、回収に利用するために最適な梱包箱の割当てを行うことのできる梱包箱の割当て方法および装置ならびにプログラムを提供する。
【解決手段】代替製品を貸し出す際、引き上げが行われるメンテナンス対象製品が梱包でき、かつ、代替製品が梱包可能なサイズを持つ梱包箱を選定するため、代替製品の発送、回収に利用するために最適な梱包箱を自動的に割当てる。また、メンテナンス対象製品が梱包可であって代替機種が梱包不可の場合であっても、代替機種が梱包可能な最適なサイズを持つ梱包箱の選定を行い割当てることにより、入出庫に必要な梱包箱の削減、入出庫効率の改善、コスト削減に貢献する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客からメンテナンスの依頼があった製品のメンテナンス期間中、顧客に代替製品を貸し出し、かつ、メンテナンスの対象製品の引き上げを行う代替製品の発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱の割当て方法ならびに装置、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ等製品の故障修理や調整等のメンテナンス事業を、インターネットを介して合理的に展開する技術が知られており、当事者間のコンピュータをインターネット経由で接続し、メンテナンス事業者が、運送業者、信販会社等と協働して、故障修理依頼の受付から、梱包箱の配送、修理、料金回収までを最大限通信インフラを用いて一貫した処理を行うことができる。
【0003】
また、上記した梱包箱の配送において、梱包箱を少なくし、かつ、出荷効率を向上させるために、あらかじめ出荷製品の体積を記憶しておき、配送時において必要な梱包箱の総計がより少なくなる最適な梱包情報を生成することのできる梱包情報決定装置および方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−91703号公報([0013]、[図1])
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、顧客から修理を含むメンテナンスの依頼があった場合、その製品のメンテナンス期間中代替製品を貸し出し、また、メンテナンスの対象製品の引き上げを行うことが頻繁に行われる。
このため、代替製品の発送、メンテナンス対象製品の回収、また、メンテナンス済み製品の発送、代替製品の引き上げを行う場合においては、それぞれ梱包箱が必要である。ここでは、いずれも発送と回収の往復のタイミングが同じであるので、代替製品とメンテナンス対象製品の梱包効率を考慮した寸法を持つ梱包箱の選定、および梱包箱数の最適化について考慮することが望ましい。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、代替製品の発送、回収に利用するために最適な梱包箱の割当てを行うことのできる、代替製品発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱の割当て方法ならびに装置、プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、顧客からメンテナンスの依頼があった製品のメンテナンス期間中、前記顧客に代替製品を貸し出し、かつ、前記メンテナンスの対象製品の引き上げを行う代替製品の発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱の割当て方法であって、前記代替製品とメンテナンス対象製品の寸法を製品データベースを参照して検出し、前記製品寸法検出部の検出結果に基づいて、前記代替製品の寸法以上であって、かつ、前記メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法である梱包箱を前記梱包箱データベースに記憶された梱包箱データの中から検出することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、代替製品を貸し出す際、引き上げが行われるメンテナンス対象製品が梱包でき、かつ、代替製品が梱包可能なサイズを持つ梱包箱を選定するため、代替製品の発送、回収に利用するために最適な梱包箱を自動的に割当てることができ、入出庫に必要な梱包箱の数が少なくなるため、入出庫効率の改善、コスト削減に貢献することができる。
【0009】
上記した課題を解決するために本発明は、顧客からメンテナンスの依頼があった製品のメンテナンス期間中、前記顧客に代替製品を貸し出し、かつ、前記メンテナンスの対象製品の引き上げを行う代替製品の発送管理システムにおける梱包箱割当て装置であって、梱包箱の寸法が梱包箱データとして記憶された梱包箱データベースと、前記代替製品とメンテナンス対象製品の寸法を製品データベースを参照して検出する製品寸法検出部と、前記製品寸法検出部の検出結果に基づいて、前記代替製品の寸法以上であって、かつ、前記メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法である梱包箱を前記梱包箱データベースに記憶された梱包箱データの中から検出する梱包箱選択部とを備えたこと特徴とする。
【0010】
本発明によれば、梱包箱選定手段が、代替製品を貸し出す際、引き上げが行われるメンテナンス対象製品が梱包でき、かつ、代替製品が梱包可能なサイズを持つ梱包箱を選定するため、代替製品の発送、回収に利用するために最適な梱包箱を自動的に割当てることができ、入出庫に必要な梱包箱の数が少なくなるため、入出庫効率の改善、コスト削減に貢献可能な梱包箱割当て装置を提供することができる。
【0011】
また、本発明において、前記梱包箱選定手段は、前記梱包箱選択部は、前記代替製品の寸法以上であるとともに、前記メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法であって、かつ、体積が小さい梱包箱を選択することを特徴とする。
本発明によれば、梱包箱選定手段が、体積が小さい最適なサイズを持つ梱包箱の選定を行い割当てることができ、従って、入出庫に必要な梱包箱の数が少なくなるため入出庫効率の改善、コスト削減に貢献可能な梱包箱割当て装置を提供することができる。
【0012】
上記した課題を解決するために本発明は、顧客からメンテナンスの依頼があった製品のメンテナンス期間中、前記顧客に代替製品を貸し出し、かつ、前記メンテナンスの対象製品の引き上げを行う代替製品の発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱割当て装置に用いられるプログラムであって、前記代替製品とメンテナンス対象製品の寸法を製品データベースを参照して検出するステップと、前記製品寸法検出部の検出結果に基づいて、前記代替製品の寸法以上であって、かつ、前記メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法である梱包箱を前記梱包箱データベースに記憶された梱包箱データの中から検出するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、上記したプログラムをコンピュータに実行させることで、代替製品を貸し出す際、引き上げが行われるメンテナンス対象製品が梱包でき、かつ、代替製品が梱包可能なサイズを持つ梱包箱を選定するため、代替製品の発送、回収に利用するために最適な梱包箱を自動的に割当てることができ、従って、入出庫に必要な梱包箱の数が少なくなるため、入出庫効率の改善、コスト削減に貢献することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明における梱包箱の割当て方法を採用する代替製品発送および引き上げ管理システムの全体構成を説明するために引用した図である。
図1において、1は顧客(以下、ユーザという)、2、3、4はメーカであり、コールセンタ部門2、物流管理部門3、修理部門4のそれぞれを示す。また、5は複数ある宅配業者であり、メーカの物流管理部門がこれを管理することとする。宅配業者5は、何時までに配送を受付ければいつまでに配送が可能であるという情報、および配送料金をメーカに公開しているものとする。以下、概略業務の流れについて簡単に説明する。
【0015】
コールセンタ部門2は、ユーザ1から対象製品の修理を含むメンテナンス要求を受付ける専用窓口となっており、オペレータが、電話、ファクシミリ、メール等の媒体を介して受付け、その詳細をキー入力してデータベース(ここでは代替機受付DB10)を構築する。
ところで、この代替機受付DB10は、Web(World Wide Web)を経由してメーカ内で公開されており、物流管理部門3では、この代替機受付DB10を参照しながら伝票(発送伝票と着伝票)および修理指示書を印刷する。ここで、コールセンタ部門2のオペレータにメール等で修理対象製品のピックアップの処理に入ったことを通知する(ステータス更新a)。また、代替機を割当て、その梱包に先に印刷済みの伝票を貼付して宅配業者5に対し集荷を依頼して代替機と梱包箱(空き箱)を引き渡す。なお、伝票の貼付は、宅配業者5が行ってもよい。代替機の割当て方法については後述する。
【0016】
宅配業者5は、物流管理部門3の指示(代替機のセットアップのための手順や注意事項が記載された指示書)に基づき、ユーザ1へ引き渡す他に、代替機のセットアップを行う。また、修理対象製品を回収して修理指示書と共に物流管理部門3経由で修理部門4へ引き渡し、ステータスを更新する(ステータス更新b)。
なお、発送用伝票は、代替機を発送する際に利用し、着伝票は、ユーザ1から受け取った修理対象製品を修理部門4へ配送する際に利用する。このとき、発送用伝票は取り外す等して利用しないようにする。
【0017】
次に、修理部門4では、修理対象製品の受付を行い、ステータスを更新し(ステータス更新c)、修理指示書を参照して修理のための診断を行い、修理完了予定期日、故障原因、修理方法等に関する情報を代替機受付DB10に格納する。修理が完了したら完了をオペレータに通知するとともに代替機受付DB10のステータスを更新する(ステータス更新d)。
一方、コールセンタ部門2のオペレータは、ユーザ1と連絡を取り合い、修理が完了した製品と代替機の引き上げの期日を決定して宅配業者5に代替機の引き上げの指示を行い、ステータスを更新する(ステータス更新e)。このとき、物流管理部門3は、修理済みの製品に対して代替機回収先の着伝票とを発行し、宅配業者5は、これを利用して代替機の回収を行う。
【0018】
回収された代替機は、修理部門4において、例えばプリンタの場合、インクやトナーのチェック、補充、不具合の有無、動作確認等のリワークが行われ、完了したら物流管理部門3に対してその旨の通知がなされるとともに、代替機が修理部門4から物流管理部門3に返却される。これにより、物流管理部門3は、在庫数のカウントアップをし、ステータスを更新する(ステータス更新f)。
上記した一連の流れは、逐次、ステータスとして管理され、このステータスの進捗状況をユーザ1とのインタフェースとなるコールセンタ部門2のオペレータが把握できるようにして、代替機の割当てから回収までの作業を円滑に行う。
【0019】
図2は、本発明の梱包箱割当て装置の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
本発明の梱包箱割当て装置は、例えば、物流管理部門3のサーバに実装され、在庫調査部31と、在庫割当て部32と、物流管理部33と、梱包箱選定部34と、ステータス管理部35と、ステータス通知部36と、ドキュメント印刷部37で構成される。
【0020】
在庫調査部31は、ユーザ1からオペレータ経由で修理を含む製品のメンテナンス依頼を受付け、代替機DB38を参照することにより同じ機種、もしくは仕様が類似する機種の在庫を調査する機能を持つ。また、在庫割当て部32は、代替製品を、修理属性、顧客属性、もしくはその組み合わせによって決まる優先順位に従い選定されたユーザに割当てる機能を持つ。
在庫割当て部32は、更に、修理依頼があった製品の受付日を修理属性として決まる優先順位に従い代替製品を割当てるか、緊急度を修理属性として決まる優先順位に従い代替製品を割当てるか、あるいは、顧客のメーカに対する貢献度を顧客属性として決まる優先順位に従い代替製品を割当てることができる。
【0021】
ここで、緊急度によって決まる優先順位とは、製品が全く動かないユーザ、あるいは故障している機能が働かないと困る場合を優先し、例えば、自動給紙機能は使えないが手差しが可能な場合は優先度を下げることをいう。
また、貢献度によって決まる優先度とは、例えば、ユーザがメーカの製品を購入した累計金額、修理履歴の回数、問合せ回数、フェアや展示会等への参加回数のそれぞれにポイントを付し、ポイント累計が多い順に優先度を上げることを意味する。
【0022】
一方、物流管理部33は、代替製品を割当てた後に梱包箱選定部34を起動して最適な梱包箱を選択し、宅配業者5に対して代替製品の配送および修理対象製品の引き上げを指示する機能を持つ。これら指示についてはオンライン、オフラインの両方が考えられる。また、梱包箱選定部34は、修理を要する引き上げ対象製品が梱包でき、更に代替製品も梱包可能な最適な梱包箱を決定し、割当てる機能を持つ。
ステータス管理部35は、コールセンタ部門2のオペレータに対して代替製品および修理対象製品が現在どのような状態(ピックアップ、ユーザ返却、修理受付、修理完了、在庫数更新)にあるかを管理する機能を持ち、これらはステータス通知部36を介して、例えば、メール等により最新の状態が通知される。
【0023】
なお、ドキュメント印刷部37は、オペレータにより構築される代替機受付DBに格納された情報に基づき、伝票類や修理指示書等を印刷する機能を持つ。
また、代替機DB39には、代替製品のリスト、およびその在庫数、更には類似仕様を持つ製品リストが格納され、顧客DB39には、ユーザが購入し使用している製品の仕様、メーカに対する貢献度が示されるポイントを含む個人情報が格納され、梱包箱DB40には、梱包箱毎の種類、およびその寸法データ(縦、横、高さの寸法)が格納されているものとする。
【0024】
図3は、本発明の梱包箱割当て装置の動作を説明するために引用したフローチャートであり、具体的には本発明における梱包箱割当てプログラムの処理手順に相当する。
以下、図3に示すフローチャートを参照しながら図2に示す本発明の梱包箱割当て装置の動作について詳細に説明する。
【0025】
本発明の梱包箱割当て装置は、Web経由で代替機受付DB10を参照することにより、コールセンタ部門2を経由してユーザ1から修理のための代替製品の受付要求があったことを検出する。ここでは図示せぬ記憶装置の作業領域の待ち行列に登録されるものとする。
まず、在庫調査部31は、代替機DB38を参照することにより、修理が必要な製品と同機種、あるいは仕様が類似する代替製品の、在庫の有無をチェックする。ここで、在庫割当てが可能な場合は、在庫割当て部32により、割当てのための優先順位に従ってユーザにその代替製品を割当てる。在庫割当てが不可能な場合は、返却があるまで待つことになる。このようにして同機種の代替製品が割当てられたユーザは、待ち行列(スタック)から削除される。
【0026】
このことにより、ユーザは、同機種、あるいは類似の仕様を持つ製品が代替製品として割当てられることから、色感や操作性等に変化がなく無理なく使用でき、また、メーカは、代替製品の割当て処理が自動的になされることから手作業で割当てのための管理を行っていた物流担当者の負担軽減がはかれる。
【0027】
一方、物流管理部33は、梱包箱選定部34を起動し、梱包箱選定部34から、梱包箱DB40を参照することによる代替製品の梱包、および修理対象製品の回収に最適な寸法を持つ選択された梱包箱の通知を受け、宅配業者5に対する発送、回収の指示を行う。これらの指示については、メーカと宅配業者5間がネットワークで接続されていればオンラインで、接続されていなければ、電話やファクシミリ等によるオフラインで通知される。
なお、ドキュメント印刷部37は、修理のために代替製品の依頼があったときに、伝票や修理指示書を印刷するための処理を行う。ここで印刷された伝票を梱包箱に貼付することで、配送あるいは回収時におけるユーザ1および配送業者5側での負担が無くなり、また、修理指示書に修理部門4および宅配業者5が実行すべき作業手順が記載されているため、作業効率の改善もはかれる。
【0028】
ここで、梱包箱選定部34による梱包箱の割当て処理について図3に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
あらかじめ用意される梱包箱については、縦、横、高さの寸法が梱包箱データとして梱包箱DB40に格納されている。梱包箱選定部34は、まず、引き上げ対象製品が持つ寸法を検出し、検出した寸法に基づいて、引き上げ対象製品が持つ寸法以上であって、引き上げ対象製品に近い寸法の梱包箱を梱包箱DB40を参照して検出する(ステップS31)。ここでは、代替機DB38に代替機の寸法データを予め記憶しておき、引き上げ対象製品と同一機種の代替機の寸法データを代替機DB38を参照することにより代替製品の寸法検出が可能である。
次に、ステップS31において検出した梱包箱に代替製品が梱包可能であるか否か(梱包箱の縦、横、高さの寸法が代替製品の各寸法以上であるか否か)を検出し、梱包可能である場合(梱包箱の縦、横、高さの寸法が代替製品の各寸法以上である場合)にこの梱包箱を割り当てる(ステップS34)。また、寸法上、一方の製品が梱包されたときに空間が生じる場合は、ダンボール、ウレタン系の素材、発泡スチロール系の素材などの緩衝材をいれるように指示を発する。また。このとき、必要な緩衝材の数量を出すことも可能である。また、一つの梱包箱に複数台梱包可能な寸法を持つ梱包箱を選択して割当てることも可能である。
【0029】
一方、S32の処理において、代替製品が入らない場合は(S32“NO”)、代替製品の寸法以上であるとともに、メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法であって、梱包箱DB40に記憶された梱包箱のうち体積が最も小さい梱包箱(最適梱包箱)を選択する。例えば、汎用的な寸法を持つ梱包箱をあらかじめ複数用意しておき、これらが持つ寸法を梱包箱DB40に格納しておき、梱包箱選定部34が梱包箱DB40を参照することにより、どの梱包箱を利用すべきかについて検出される。この体積の算出は、梱包箱選定部34が寸法データに基づいて算出する。
【0030】
物流管理部33は、例えば、ユーザ1から引き上げてくるメンテナンス対象製品が、例えばA機種3台、B機種2台であって、代替製品がA機種1台、B機種2台の場合は、代替製品の機種とその台数を宅配業者5に通知すると共に、梱包箱選定部34により生成される、A機種が1台入るaタイプの梱包箱3個と、B機種が2台入るbタイプの梱包箱1個の情報を梱包箱情報として付加して通知する。
また、このとき、宅配業者5がどのような作業をすべきかについての指示が書かれた指示書データも送る。指示書データによってどの製品とどの代替製品とを交換すればよいのか、また、解梱後の製品の据付方法についても書かれてある。従って、宅配業者5は、その指示書を確認しながら代替製品の据付けを行い、また、同じ梱包箱に引き上げ製品を梱包のうえ、修理部門4に引き上げてくる。更に、ドキュメント印刷部37で印刷された伝票を往復用にそれぞれ梱包箱に貼付しておき、引き上げ時に戻り用のラベルを剥がす作業も行う。
【0031】
以上説明のように本発明は、代替製品を貸し出す際、引き上げが行われるメンテナンス対象製品が梱包でき、かつ、代替製品が梱包可能なサイズを持つ梱包箱を選定するため、代替製品の発送、回収に利用するために最適な梱包箱を自動的に割当てることができ、入出庫に必要な梱包箱の数が少なくなるため、入出庫効率の改善、コスト削減に貢献するものである。
また、メンテナンス対象製品が梱包可であって代替機種が梱包不可の場合であっても、代替機種が梱包可能な最適なサイズを持つ梱包箱の選定を行い割当てることができ、従って、入出庫に必要な梱包箱の数が少なくなるため入出庫効率の改善、コスト削減に貢献可能な梱包箱割当て装置を提供することができる。
なお、本発明は、代替製品としてプリンタは勿論のこと、スキャナやディジタルカメラ、PC等の家電製品全般に応用が可能であり、また、定期メンテナンス等、修理以外のサポート依頼全般に応用が可能である。
【0032】
また、上述した実施形態においては、引き上げ対象製品が持つ寸法以上であって引き上げ対象製品に近い寸法の梱包箱を検出し、当該梱包箱に代替製品が梱包可能であるか否かを検出するようにしたが、先に代替製品が持つ寸法以上であって代替製品に近い寸法の梱包箱を検出し、当該梱包箱に引き上げ製品が梱包可能であるか否かを検出するようにしてもよい。
【0033】
また、図2に示す、在庫調査部31と、在庫割当て部32と、物流管理部33と、梱包箱選定部34と、ステータス管理部35と、ステータス通知部36と、ドキュメント印刷部37のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本発明の梱包箱割当て装置が実現されるものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0034】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0035】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が採用される代代替製品発送および引き上げ管理システムの構成を示す図。
【図2】本発明の梱包箱割当て装置の内部構成を示す図。
【図3】本発明の梱包箱割当てプログラムの処理の流れを示す図。
【符号の説明】
1…ユーザ、2…コールセンタ部門、3…物流管理部門、4…修理部門、5…宅配業者、10…代替機受付DB、31…在庫調査部、32…在庫割当て部、33…物流管理部、34…梱包箱選定部、35…ステータス管理部、36…ステータス通知部、37…ドキュメント印刷部、38…代替機DB、39…顧客DB、40…梱包箱DB

Claims (4)

  1. 顧客からメンテナンスの依頼があった製品のメンテナンス期間中、前記顧客に代替製品を貸し出し、かつ、前記メンテナンスの対象製品の引き上げを行う代替製品の発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱の割当て方法であって、
    前記代替製品とメンテナンス対象製品の寸法を製品データベースを参照して検出し、
    前記製品寸法検出部の検出結果に基づいて、前記代替製品の寸法以上であって、かつ、前記メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法である梱包箱を前記梱包箱データベースに記憶された梱包箱データの中から検出することを特徴とする代替製品発送管理システムにおける梱包箱の割当て方法。
  2. 顧客からメンテナンスの依頼があった製品のメンテナンス期間中、前記顧客に代替製品を貸し出し、かつ、前記メンテナンスの対象製品の引き上げを行う代替製品の発送管理システムにおける梱包箱割当て装置であって、
    梱包箱の寸法が梱包箱データとして記憶された梱包箱データベースと、
    前記代替製品とメンテナンス対象製品の寸法を製品データベースを参照して検出する製品寸法検出部と、
    前記製品寸法検出部の検出結果に基づいて、前記代替製品の寸法以上であって、かつ、前記メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法である梱包箱を前記梱包箱データベースに記憶された梱包箱データの中から検出する梱包箱選択部とを備えたこと特徴とする代替製品発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱割当て装置。
  3. 前記梱包箱選択部は、前記代替製品の寸法以上であるとともに、前記メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法であって、かつ、体積が小さい梱包箱を選択することを特徴とする請求項2記載の代替製品発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱割当て装置。
  4. 顧客からメンテナンスの依頼があった製品のメンテナンス期間中、前記顧客に代替製品を貸し出し、かつ、前記メンテナンスの対象製品の引き上げを行う代替製品の発送および引き上げ管理システムにおける梱包箱割当て装置に用いられるプログラムであって、
    前記代替製品とメンテナンス対象製品の寸法を製品データベースを参照して検出するステップと、
    前記製品寸法検出部の検出結果に基づいて、前記代替製品の寸法以上であって、かつ、前記メンテナンス対象製品の寸法以上の寸法である梱包箱を前記梱包箱データベースに記憶された梱包箱データの中から検出するステップとをコンピュータに実行させる梱包箱割当てプログラム。
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