JP2005030795A - 計測流路部、流路ユニット及びガスメータ - Google Patents
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Abstract
【課題】流路に対する整流板の組み込み作業効率の向上を図った計測流路部、流路ユニット及びガスメータを提供する。
【解決手段】ガス流入口11に連通する入口流路部21と、超音波センサSが設けられている計測流路部22と、ガス流出口12と連通する出口流路部23とが、この順で、連結され流路ユニット20を形成している。計測流路部20内においては、積層部22cが、計測流路部本体22aと上蓋22bとの間に挟まれている。
【選択図】 図1
【解決手段】ガス流入口11に連通する入口流路部21と、超音波センサSが設けられている計測流路部22と、ガス流出口12と連通する出口流路部23とが、この順で、連結され流路ユニット20を形成している。計測流路部20内においては、積層部22cが、計測流路部本体22aと上蓋22bとの間に挟まれている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、計測流路部、流路ユニット及びガスメータに係わり、特に、流速センサが設けられる流路を形成する計測流路部、当該計測流路部を備えた流路ユニット及び当該流路ユニットを備えたガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロコンピュータを利用して、流速センサが検出した流速からガス流量を求め、求めたガス流量を積算してガス使用量を算出したり、異常時には保安のために流路を遮断する遮断弁装置等を備えたガスメータが普及している。ところが、ガスメータの小型化が進むと、流速センサ前後の流路直線部を十分確保しきれなくなり、流速センサは、その上流側のガス供給圧力や下流側のガス使用状況の影響を受けやすくなるという問題が発生する。
【0003】
また、ガス消費設備としての給湯器やガスヒートポンプなどは、間欠駆動されていることが多く、このため流路内に圧力変動、すなわち脈動が発生して、逆流が発生することがある。
【0004】
そこで、この逆流を検出してより正確な流量を検出する必要があるが、遮断弁装置等の内蔵部品の存在によって、流速センサの設置位置から見た場合の流路が非対称にならざるを得ず、このため、正流時と逆流時のセンサ出力特性が不均一になって、マイクロコンピュータの流量演算処理時の負担が大きくなるという問題が発生する。
【0005】
そこで、上述の問題を緩和するために、流速センサが取り付けられているメータ内の流路に整流板を装着した電子式ガスメータが提案されている。
【0006】
図3は、従来の電子式ガスメータの構成例を示す概略構成図である。図3において、電子式ガスメータは、ガス供給側である上流側配管61およびガス消費源側である下流側配管62の間に接続される。この上流側配管61および下流側配管62は、電子式ガスメータの上面に設けられたガス流入口11およびガス流出口12がそれぞれ連結されている。
【0007】
ガス流入口11から流入したガスは、ガスメータ内部の流路ユニット20内を通過し、ガス流出口12に流出していく。この流路ユニット20の一部には流速センサとしての超音波センサSが取り付けられ、ここでのガス流速が超音波センサSにより検出される。
【0008】
この超音波センサSで発生したガス流速に応じた電気信号は、マイクロコンピュータに出力され、マイクロコンピュータ内のCPU63は、この電気信号に基づいて、流路ユニット20内に流れるガスの瞬時的な流速を求め、これに流路ユニット20の断面積及びその構造に依存する係数を乗じて、流路ユニット20内を流れるガスの瞬時流量を求める。また、CPU63は、流路内のガス圧またはガス流量の異常値を検出した場合には遮断弁装置64の遮断弁を閉制御して流路を流れるガスを遮断する。
【0009】
超音波センサSが取り付けられている流路ユニット20部分には、複数の整流板B1が装着されている。整流板B1は、超音波センサSが設置されている流路ユニット20部分の断面積を、所定の比率で(例えば均等に)分割するように配置されている。この整流板B1によって、超音波センサS付近のガスの流れは整流され、それにより超音波センサSに対する上流側及び下流側からの影響が軽減されて、超音波センサSの検出精度が高められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、流路に対する上述したような整流板B1の組み付け方法が確立していなかった。
【0011】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、流路に対する整流板の組み込み作業効率の向上を図った計測流路部、流路ユニット及びガスメータを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、流速センサが設けられる流路を形成する計測流路部であって、底面側に設けられる計測流路部本体と、前記計測流路部本体と別体に形成され、上面側に設けられる上蓋と、整流板が複数積層されている積層部とを備え、前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれていることを特徴とする計測流路部に存する。
【0013】
請求項3記載の発明は、ガス流入口に連通する入口流路部と、流速センサが設けられている計測流路部と、ガス流出口と連通する出口流路部とが、この順で、連結されている流路ユニットであって、前記計測流路部は、底面側に設けられる計測流路部本体と、前記計測流路本体とは別体に形成され、上面側に設けられる上蓋と、整流板が複数積層されている積層部とを有し、前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれることを特徴とする流路ユニットに存する。
【0014】
請求項4記載の発明は、上面にガス流入口及びガス流出口が設けられ、かつ、底面に開口部が設けられたメータボディと、該メータボディ内に収容され、かつ、前記ガス流入口と連通する入口流路部、流速センサが設けられている計測流路部及び前記ガス流出口と連通する出口流路部が、この順で、連結されている流路ユニットと、前記メータボディの底面に設けられた開口部を覆う底面カバーとを備えたガスメータにおいて、前記計測流路部は、底面側に設けられている計測流路部本体と、該計測流路部本体と別体に形成され、上面側に設けられている上蓋と、整流板が複数積層されている積層部とを有し、前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれていることを特徴とするガスメータに存する。
【0015】
請求項1、3及び4記載の発明によれば、積層部が、計測流路部本体と上蓋との間に挟まれている。従って、計測流路部本体に、積層部及び上蓋を上積みして、計測流路部本体と上蓋との間に積層部を挟んだ状態で、計測流路部本体と上蓋とを固定するだけで、簡単に、流路に整流板を組み付けることができる。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の計測流路部であって、ガス流入口に連通する入口流路部及びガス流出口に連通する出口流路部の開口部とそれぞれ連通する開口部が設けられていることを特徴とする計測流路部に存する。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、ガス流入口に連通する入口流路部及びガス流出口に連通する出口流路部の開口部とそれぞれ連通する開口部が設けられている。従って、計測流路部が、入口流路部と出口流路部との間に設けられる流路部の全部となる。このため、入口流路部と出口流路部との間にある流路部の途中に計測流路部を挿入するなどの組み付け作業が悪い構成と成らなくて済む。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の計測流路部、流路ユニット及びガスメータを、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のガスメータの分解断面図であり、図2は、図1のガスメータを構成する計測流路部の分解断面図である。
【0019】
図1に示すように、ガスメータは、上面にガス流入口11及びガス流出口12が設けられ、かつ、底面に開口部13が設けられたメータボディ10と、メータボディ10内に収容される流路ユニット20とを備えている。上述した流路ユニット20は、ガス流路入口11と連通する入口流路部21、超音波センサ(図4参照)からの超音波を通す開口部22dが設けられる計測流路部22及びガス流出口12と連通する出口流路部23が、この順で、連結されている。
【0020】
上述した計測流路部22は、入口流路部21及び出口流路部23の底面に設けられた開口部21a及び23aと各々連通する開口部22b−1及び22b−2が上面に設けられている。そして、開口部21a及び23aの周縁に設けたフランジ部21b及び23bと、計測流路部22の開口部22b−1及び22b−2の周縁とが、ネジD1により固定されている。これにより、入口流路部21及び出口流路部23と、計測流路部22との固定を、流路ユニット20内部のガス気密を保ちつつ行うことができる。
【0021】
上記入口流路部21には、出口流路部23と対向する側面に開口部21cが設けられている。そして、この開口部21cは、入口流路部21を遮断する遮断弁を有する遮断弁装置64によって塞がれ、その開口部21cから遮断弁を含む遮断弁装置64の一部が入口流路部21内に挿入されている。
【0022】
この結果、遮断弁装置64のその他の部分は、流路ユニット20に囲まれた部位に収容される。なお、流路ユニット20に囲まれた部位には、遮断弁装置64だけでなくガスメータに必要な様々な内蔵部品が収容されている。
【0023】
また、計測流路部22は、図2に示すように、底面側に設けられると共に、メータボディ10の開口部13を覆う底面カバー30が一体に設けられた計測流路部本体22aと、計測流路本体22aとは別体に形成され、上面側に設けられる上蓋22bと、複数の整流板B1が積層されている積層部22cとから構成されている。上蓋22bには、開口部22b−1及び22b−2が設けられている。
【0024】
上述したガスメータによれば、計測流路部本体22aに、積層部22c及び上蓋22bを上積みして、計測流路部本体22aと上蓋22bとの間に積層部22cを挟んだ状態で、計測流路部本体22aと上蓋22bとを固定するだけで、簡単に、流路に整流板B1を組み付けることができ、組み付け作業効率の向上を図ることができる。
【0025】
また、上述した計測流路部22によれば、ガス流入口11に連通する入口流路部21及びガス流出口12に連通する出口流路部23の開口部21a及び23aとそれぞれ連通する開口部22b−1及び22b−2が設けられている。従って、計測流路部22が、入口流路部21と出口流路部23との間に設けられる流路部の全部となる。このため、入口流路部21と出口流路部23との間にある流路部の途中に計測流路部22を挿入するなどの組み付け作業が悪い構成と成らなくて済む。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、3及び4記載の発明によれば、計測流路部本体に、積層部及び上蓋を上積みして、計測流路部本体と上蓋との間に積層部を挟んだ状態で、計測流路部本体と上蓋とを固定するだけで、簡単に、流路に整流板を組み付けることができるので、組み付け作業向上を図った計測流路、流路ユニット及びガスメータを得ることができる。
【0027】
請求項2記載の発明によれば、計測流路部が、入口流路部と出口流路部との間に設けられる流路部の全部となる。このため、入口流路部と出口流路部との間にある流路部の途中に計測流路部を挿入するなどの組み付け作業が悪い構成と成らなくて済むので、より一層、組み付け作業向上を図った計測流路部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスメータの分解断面図である。
【図2】図1のガスメータを構成する計測流路部22の分解断面図である。
【図3】従来の電子式ガスメータの構成例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
11 ガス流入口
12 ガス流出口
13 開口部
20 流路ユニット
21 入口流路部
21a 開口部
22 計測流路部
22a 計測流路部本体
22b 上蓋
22b−1 開口部
22b−2 開口部
22c 積層部
B1 整流板
B2 連結板
23 出口流路部
23a 開口部
S 超音波センサ(流速センサ)
30 底面カバー
【発明の属する技術分野】
この発明は、計測流路部、流路ユニット及びガスメータに係わり、特に、流速センサが設けられる流路を形成する計測流路部、当該計測流路部を備えた流路ユニット及び当該流路ユニットを備えたガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロコンピュータを利用して、流速センサが検出した流速からガス流量を求め、求めたガス流量を積算してガス使用量を算出したり、異常時には保安のために流路を遮断する遮断弁装置等を備えたガスメータが普及している。ところが、ガスメータの小型化が進むと、流速センサ前後の流路直線部を十分確保しきれなくなり、流速センサは、その上流側のガス供給圧力や下流側のガス使用状況の影響を受けやすくなるという問題が発生する。
【0003】
また、ガス消費設備としての給湯器やガスヒートポンプなどは、間欠駆動されていることが多く、このため流路内に圧力変動、すなわち脈動が発生して、逆流が発生することがある。
【0004】
そこで、この逆流を検出してより正確な流量を検出する必要があるが、遮断弁装置等の内蔵部品の存在によって、流速センサの設置位置から見た場合の流路が非対称にならざるを得ず、このため、正流時と逆流時のセンサ出力特性が不均一になって、マイクロコンピュータの流量演算処理時の負担が大きくなるという問題が発生する。
【0005】
そこで、上述の問題を緩和するために、流速センサが取り付けられているメータ内の流路に整流板を装着した電子式ガスメータが提案されている。
【0006】
図3は、従来の電子式ガスメータの構成例を示す概略構成図である。図3において、電子式ガスメータは、ガス供給側である上流側配管61およびガス消費源側である下流側配管62の間に接続される。この上流側配管61および下流側配管62は、電子式ガスメータの上面に設けられたガス流入口11およびガス流出口12がそれぞれ連結されている。
【0007】
ガス流入口11から流入したガスは、ガスメータ内部の流路ユニット20内を通過し、ガス流出口12に流出していく。この流路ユニット20の一部には流速センサとしての超音波センサSが取り付けられ、ここでのガス流速が超音波センサSにより検出される。
【0008】
この超音波センサSで発生したガス流速に応じた電気信号は、マイクロコンピュータに出力され、マイクロコンピュータ内のCPU63は、この電気信号に基づいて、流路ユニット20内に流れるガスの瞬時的な流速を求め、これに流路ユニット20の断面積及びその構造に依存する係数を乗じて、流路ユニット20内を流れるガスの瞬時流量を求める。また、CPU63は、流路内のガス圧またはガス流量の異常値を検出した場合には遮断弁装置64の遮断弁を閉制御して流路を流れるガスを遮断する。
【0009】
超音波センサSが取り付けられている流路ユニット20部分には、複数の整流板B1が装着されている。整流板B1は、超音波センサSが設置されている流路ユニット20部分の断面積を、所定の比率で(例えば均等に)分割するように配置されている。この整流板B1によって、超音波センサS付近のガスの流れは整流され、それにより超音波センサSに対する上流側及び下流側からの影響が軽減されて、超音波センサSの検出精度が高められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、流路に対する上述したような整流板B1の組み付け方法が確立していなかった。
【0011】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、流路に対する整流板の組み込み作業効率の向上を図った計測流路部、流路ユニット及びガスメータを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、流速センサが設けられる流路を形成する計測流路部であって、底面側に設けられる計測流路部本体と、前記計測流路部本体と別体に形成され、上面側に設けられる上蓋と、整流板が複数積層されている積層部とを備え、前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれていることを特徴とする計測流路部に存する。
【0013】
請求項3記載の発明は、ガス流入口に連通する入口流路部と、流速センサが設けられている計測流路部と、ガス流出口と連通する出口流路部とが、この順で、連結されている流路ユニットであって、前記計測流路部は、底面側に設けられる計測流路部本体と、前記計測流路本体とは別体に形成され、上面側に設けられる上蓋と、整流板が複数積層されている積層部とを有し、前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれることを特徴とする流路ユニットに存する。
【0014】
請求項4記載の発明は、上面にガス流入口及びガス流出口が設けられ、かつ、底面に開口部が設けられたメータボディと、該メータボディ内に収容され、かつ、前記ガス流入口と連通する入口流路部、流速センサが設けられている計測流路部及び前記ガス流出口と連通する出口流路部が、この順で、連結されている流路ユニットと、前記メータボディの底面に設けられた開口部を覆う底面カバーとを備えたガスメータにおいて、前記計測流路部は、底面側に設けられている計測流路部本体と、該計測流路部本体と別体に形成され、上面側に設けられている上蓋と、整流板が複数積層されている積層部とを有し、前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれていることを特徴とするガスメータに存する。
【0015】
請求項1、3及び4記載の発明によれば、積層部が、計測流路部本体と上蓋との間に挟まれている。従って、計測流路部本体に、積層部及び上蓋を上積みして、計測流路部本体と上蓋との間に積層部を挟んだ状態で、計測流路部本体と上蓋とを固定するだけで、簡単に、流路に整流板を組み付けることができる。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の計測流路部であって、ガス流入口に連通する入口流路部及びガス流出口に連通する出口流路部の開口部とそれぞれ連通する開口部が設けられていることを特徴とする計測流路部に存する。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、ガス流入口に連通する入口流路部及びガス流出口に連通する出口流路部の開口部とそれぞれ連通する開口部が設けられている。従って、計測流路部が、入口流路部と出口流路部との間に設けられる流路部の全部となる。このため、入口流路部と出口流路部との間にある流路部の途中に計測流路部を挿入するなどの組み付け作業が悪い構成と成らなくて済む。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の計測流路部、流路ユニット及びガスメータを、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のガスメータの分解断面図であり、図2は、図1のガスメータを構成する計測流路部の分解断面図である。
【0019】
図1に示すように、ガスメータは、上面にガス流入口11及びガス流出口12が設けられ、かつ、底面に開口部13が設けられたメータボディ10と、メータボディ10内に収容される流路ユニット20とを備えている。上述した流路ユニット20は、ガス流路入口11と連通する入口流路部21、超音波センサ(図4参照)からの超音波を通す開口部22dが設けられる計測流路部22及びガス流出口12と連通する出口流路部23が、この順で、連結されている。
【0020】
上述した計測流路部22は、入口流路部21及び出口流路部23の底面に設けられた開口部21a及び23aと各々連通する開口部22b−1及び22b−2が上面に設けられている。そして、開口部21a及び23aの周縁に設けたフランジ部21b及び23bと、計測流路部22の開口部22b−1及び22b−2の周縁とが、ネジD1により固定されている。これにより、入口流路部21及び出口流路部23と、計測流路部22との固定を、流路ユニット20内部のガス気密を保ちつつ行うことができる。
【0021】
上記入口流路部21には、出口流路部23と対向する側面に開口部21cが設けられている。そして、この開口部21cは、入口流路部21を遮断する遮断弁を有する遮断弁装置64によって塞がれ、その開口部21cから遮断弁を含む遮断弁装置64の一部が入口流路部21内に挿入されている。
【0022】
この結果、遮断弁装置64のその他の部分は、流路ユニット20に囲まれた部位に収容される。なお、流路ユニット20に囲まれた部位には、遮断弁装置64だけでなくガスメータに必要な様々な内蔵部品が収容されている。
【0023】
また、計測流路部22は、図2に示すように、底面側に設けられると共に、メータボディ10の開口部13を覆う底面カバー30が一体に設けられた計測流路部本体22aと、計測流路本体22aとは別体に形成され、上面側に設けられる上蓋22bと、複数の整流板B1が積層されている積層部22cとから構成されている。上蓋22bには、開口部22b−1及び22b−2が設けられている。
【0024】
上述したガスメータによれば、計測流路部本体22aに、積層部22c及び上蓋22bを上積みして、計測流路部本体22aと上蓋22bとの間に積層部22cを挟んだ状態で、計測流路部本体22aと上蓋22bとを固定するだけで、簡単に、流路に整流板B1を組み付けることができ、組み付け作業効率の向上を図ることができる。
【0025】
また、上述した計測流路部22によれば、ガス流入口11に連通する入口流路部21及びガス流出口12に連通する出口流路部23の開口部21a及び23aとそれぞれ連通する開口部22b−1及び22b−2が設けられている。従って、計測流路部22が、入口流路部21と出口流路部23との間に設けられる流路部の全部となる。このため、入口流路部21と出口流路部23との間にある流路部の途中に計測流路部22を挿入するなどの組み付け作業が悪い構成と成らなくて済む。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、3及び4記載の発明によれば、計測流路部本体に、積層部及び上蓋を上積みして、計測流路部本体と上蓋との間に積層部を挟んだ状態で、計測流路部本体と上蓋とを固定するだけで、簡単に、流路に整流板を組み付けることができるので、組み付け作業向上を図った計測流路、流路ユニット及びガスメータを得ることができる。
【0027】
請求項2記載の発明によれば、計測流路部が、入口流路部と出口流路部との間に設けられる流路部の全部となる。このため、入口流路部と出口流路部との間にある流路部の途中に計測流路部を挿入するなどの組み付け作業が悪い構成と成らなくて済むので、より一層、組み付け作業向上を図った計測流路部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスメータの分解断面図である。
【図2】図1のガスメータを構成する計測流路部22の分解断面図である。
【図3】従来の電子式ガスメータの構成例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
11 ガス流入口
12 ガス流出口
13 開口部
20 流路ユニット
21 入口流路部
21a 開口部
22 計測流路部
22a 計測流路部本体
22b 上蓋
22b−1 開口部
22b−2 開口部
22c 積層部
B1 整流板
B2 連結板
23 出口流路部
23a 開口部
S 超音波センサ(流速センサ)
30 底面カバー
Claims (4)
- 流速センサが設けられる流路を形成する計測流路部であって、
底面側に設けられる計測流路部本体と、
前記計測流路部本体と別体に形成され、上面側に設けられる上蓋と、
整流板が複数積層されている積層部とを備え、
前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれている
ことを特徴とする計測流路部。 - 請求項1記載の計測流路部であって、
ガス流入口に連通する入口流路部及びガス流出口に連通する出口流路部の開口部とそれぞれ連通する開口部が設けられている
ことを特徴とする計測流路部。 - ガス流入口に連通する入口流路部と、流速センサが設けられている計測流路部と、ガス流出口と連通する出口流路部とが、この順で、連結されている流路ユニットであって、
前記計測流路部は、底面側に設けられる計測流路部本体と、該計測流路部本体と別体に形成され、上面側に設けられる上蓋と、整流板が複数積層されている積層部とを有し、
前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれる
ことを特徴とする流路ユニット。 - 上面にガス流入口及びガス流出口が設けられ、かつ、底面に開口部が設けられたメータボディと、該メータボディ内に収容され、かつ、前記ガス流入口と連通する入口流路部、流速センサが設けられている計測流路部及び前記ガス流出口と連通する出口流路部が、この順で、連結されている流路ユニットと、前記メータボディの底面に設けられた開口部を覆う底面カバーとを備えたガスメータにおいて、
前記計測流路部は、底面側に設けられている計測流路部本体と、該計測流路部本体と別体に形成され、上面側に設けられている上蓋と、整流板が複数積層されている積層部とを有し、
前記積層部は、前記計測流路部本体と前記上蓋との間に挟まれている
ことを特徴とするガスメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003193484A JP2005030795A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 計測流路部、流路ユニット及びガスメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003193484A JP2005030795A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 計測流路部、流路ユニット及びガスメータ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007263874A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Tokyo Gas Co Ltd | 超音波式ガスメーターのガス流量計測構造 |
JP2008232943A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Kimmon Mfg Co Ltd | 超音波ガスメーター |
JP2014215061A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | パナソニック株式会社 | 流量計測装置 |
CN107218981A (zh) * | 2017-05-16 | 2017-09-29 | 湖北锐意自控系统有限公司 | 一种基于超声波旁流原理的气体流量测量装置及方法 |
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2003
- 2003-07-08 JP JP2003193484A patent/JP2005030795A/ja active Pending
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