JP2005030701A - 積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各チューブシート間に積極的に位置決め部分を設け、治具を用いることなくチューブシートを積層した場合にも、水平方向のずれや隙間発生を無くすことができる積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造を提供する。
【解決手段】 2枚の板材2,3を、これら両板材2,3間に熱交換流体を流す通路4のスペースを確保しつつ結合してチューブシート5を構成し、このチューブシート5を複数積層する際に、互いに積層するチューブシート5の一方の積層面2に複数の第1係合部12を形成する一方、他方の積層面3に前記各第1係合部12に密接して嵌合する第2係合部13を形成し、これら第1係合部12と第2係合部13を互いに嵌合することにより、それぞれのチューブシート5は積層方向に確実に位置決めされることになり、チューブシート5を多段積層した場合にも水平方向の誤差を無くして製品の捩れや歪みを防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、積層型熱交換器のチューブシートを積層する際の位置決め構造に関する。
従来の積層型熱交換器は、2枚の板材を、これら両板材間に熱交換流体を流す第1通路を確保しつつ結合してチュー
ブシート(エレメント)を構成し、このチューブシートをそれぞれの第1通路を相互に連通しつつ複数積層するようになっている。
このとき、前記チューブシートを相互に積層する際、一方のチューブシートの積層面の周縁部に連続した環状突出部を形成し、この環状突出部によって互いに積層したチューブシート間に他の熱交換流体を流す第2通路を形成し、この第2通路内に熱交換効率を向上するためのフィンを収容するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−31097号公報(第3頁、第3図)
しかしながら、かかる従来の積層型熱交換器にあっては、これの組付時に各チューブシートおよびフィンを下層から上層へお順次積層してロー付けするようになっているが、各チューブシート間には積極的に位置決めするための手段は設けられておらず、積層段数が多くなると水平方向の誤差(ずれ)が大きくなって、製品の捩れや歪みが発生してしまう。
このため、積層したチューブシートを外部から治具で拘束すると、この治具との間の摩擦や引っ掛かりなどによって各チューブシート間に隙間が発生するなどして、ロー付け不良が発生し易くなってしまう。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、各チューブシート間に積極的に位置決め部分を設け、治具を用いることなくチューブシートを積層した場合にも、水平方向のずれや隙間発生を無くすことができる積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造にあっては、2枚の板材を、これら両板材間に熱交換流体を流す通路のスペースを確保しつつ結合して構成したチューブシートを複数積層する際、互いに積層するチューブシートの一方の積層面に複数の第1係合部を形成する一方、他方の積層面に前記各第1係合部に密接して嵌合する第2係合部を形成し、これら第1係合部と第2係合部を互いに嵌合する構成としたことを特徴とする。
かかる構成になる本発明によれば、複数のチューブシートを積層するにあたって、互いに積層するチューブシートの一方の積層面に形成した第1係合部と、他方の積層面に形成した第2係合部とを互いに嵌合することにより、これら第1,第2係合部が密接して嵌合されるため、それぞれのチューブシートは積層方向に確実に位置決めされることになり、チューブシートを多段積層した場合にも水平方向の誤差を無くして製品の捩れや歪みを防止でき、チューブシート間の隙間やロー付け不良の発生を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
(第1実施形態)
図1,図2は本発明にかかる積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造の第1実施形態を示し、図1は積層型熱交換器の断面図、図2は積層型熱交換器の分解斜視図である。
この第1実施形態のチューブシート位置決め構造を適用した積層型熱交換器1は、図1,図2に示すように2枚の板材となる矩形状の第1シート2および第2シート3を、これら両シート2,3間に一方の熱交換流体としての冷却水を流す通路4のスペースを確保しつつ結合して構成したチューブシート5を備え、このチューブシート5を複数積層することにより概略構成される。
即ち、第1シート2は平坦状に形成する一方、第2シート3は断面U字状となる皿状に形成し、この第2シート3の外周縁部を折り曲げて第1シート2の外周部に加締めることにより、第1,第2シート2,3を密閉結合して扁平な前記チューブシート5を構成してある。
前記第2シート3の周縁部を所定幅Wをもって連続して凹設して環状凹部3aを形成し、この環状凹部3aを設けることにより第2シート3の下面には、環状凹部3aに囲繞された状態で中央凹部3bが形成され、この中央凹部3bが他方の熱交換流体としてのガスを流すガス通路6となる。
矩形状となった前記第1シート2および前記第2シート3の四隅部分には、対角関係にある1組が一方の熱交換流体である冷却水を通す水連通孔7,7aと、他の対角関係にある1組が他方の熱交換流体であるガスを通すガス連通孔8,8aと、を形成してある。
そして、前記チューブシート5を複数用意し、それぞれのチューブシート5を、中央凹部3b内にフィン9を収容しつつ積層し、このとき、相互に積層するチューブシート5間で水連通孔7,7a同士、ガス連通孔8,8a同士を互いに連通させてある。
また、各チューブシート5は、第1シート2の中央部に第2シート3に向かって突出する複数のエンボス部2aを形成してあり、このエンボス部2aを前記中央凹部3bの通路4側の内面に当接させてある。
更に、複数積層したチューブシート5の積層方向両端には、積層方向先端側(図1中上方)に第1エンドプレート10を配置するとともに、積層方向基端側(図1中下方)に第2エンドプレート11を配置してある。
第1エンドプレート10は、積層した最先端側のチューブシート5の第1シート2に重なるように配置し、図2に示すように、この第1エンドプレート10には、対角位置にある水連通孔7,7aに連通する冷却水導入ポート7P1および冷却水排出ポート7P2を設けてあると共に、他の対角位置にあるガス連通孔8,8aに連通するガス導入ポート8P1およびガス排出ポート8P2を設けてある。
また、第2エンドプレート11は閉塞板として形成され、積層した最基端側のチューブシート5の第2シート3に重なるように配置し、このチューブシート5の中央凹部3bを閉止してある。
ここで、この第1実施形態では、図1に示すように、互いに積層するチューブシート5の一方の積層面、つまり、この実施形態では第1シート2に複数の第1係合部としての第1エンボス12を形成する一方、他方の積層面、つまり、この実施形態では第2シート3に前記各第1エンボス12に密接して嵌合する第2係合部としての第2エンボス13を形成し、これら第1エンボス12と第2エンボス13を互いに嵌合しつつ複数のチューブシート5を積層するようになっている(請求項1,2)。
このとき、前記第1,第2エンボス12,13は、チューブシート5の積層方向、つまり、図1中上方に向かって突出するように凸設される。また、最基端側(図1中最下層)のチューブシート5の第2シート3には第2エンボス13は形成されない。
以上の構成によりこの第1実施形態の積層型熱交換器1のチューブシート位置決め構造によれば、第1シート2と第2シート3の外周縁部を結合した複数のチューブシート5を積層するにあたって、互いに積層するチューブシート5の第1シート2に形成した第1エンボス12と、隣接するチューブシート5の第2シート3に形成した第2エンボス13とを互いに嵌合することにより、これら第1,第2エンボス12,13が密接して嵌合されるため、各チューブシート5は積層方向に確実に位置決めされることになり、チューブシート5を多段積層した場合にも水平方向の誤差を無くして製品の捩れや歪みを防止でき、チューブシート5間の隙間やロー付け不良の発生を防止することができる。
また、この実施形態では前記作用・効果に加えて、第1,第2エンボス12,13によって積層方向に隣接するチューブシート5間を位置決めするようにしたので、第1,第2エンボス12,13の嵌合精度を高めることができ、ひいては、積層したチューブシート5の整合性をより高めることができる。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態を示し、上記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図3は積層型熱交換器の断面図である。
この第3実施形態の積層型熱交換器1aのチューブシート位置決め構造は、水連通孔7,7aを利用して本発明を構成するもので、互いに積層したチューブシート5の一方、この実施形態では積層する基端側(図中下方)のチューブシート5の第1シート2に形成した水連通孔7の周縁に第1係合部としてのバーリング部14を形成し、このバーリング部14を互いに積層したチューブシート5の他方、つまり、積層する先端側(図中上方)のチューブシート5の第2シート3に形成した第2係合部としての水連通孔7aに密接して嵌合してある(請求項3)。
従って、この第2実施形態のチューブ位置決め構造によれば、チューブシート5を積層する際に、互いに積層される一方のチューブシート5に形成したバーリング部14を他方のチューブシート5の水連通孔7aに密接して嵌合することにより、前記第1実施形態と同様に、各チューブシート5は積層方向に確実に位置決めされることになる。
また、この実施形態ではチューブシート5の第1,第2シート2,3に予め形成される水連通孔7,7aを利用して第1,第2係合部を形成することができるため、従来のプレス成形型を僅かに変更するのみで適用することができる。
尚、この実施形態では一方の水連通孔7に形成したバーリング部14を嵌合する他方の水連通孔7aにも、このバーリング部14に密接嵌合するバーリング部を形成し、それぞれのバーリング同士で位置決めすることが好ましい。
また、バーリング部14は水連通孔7,7aに形成したが、これに限ることなくガス連通孔8,8aに形成することもできる。
ところで、本発明の積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造は前記第1,2実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採ることができる。
本発明の第1実施形態のチューブシート位置決め構造に適用される積層型熱交換器の断面図。 本発明の第1実施形態のチューブシート位置決め構造に適用される積層型熱交換器の分解斜視図。 本発明の第2実施形態のチューブシート位置決め構造に適用される積層型熱交換器の断面図。
符号の説明
1,1a 積層型熱交換器
2 第1シート(板材)
3 第2シート(板材)
4 通路
5 チューブシート
7,7a 水連通孔
8,8a ガス連通孔
12 第1エンボス部(第1係合部)
13 第2エンボス部(第2係合部)
14 バーリング部(第1係合部)

Claims (3)

  1. 2枚の板材(2、3)を、これら両板材(2、3)間に熱交換流体を流す通路のスペースを確保しつつ結合してチューブシート(5)を構成し、このチューブシート(5)をそれぞれの熱交換流体の通路を相互に連通しつつ複数積層した積層型熱交換器(1)において、
    互いに積層するチューブシート(5)の一方の積層面に複数の第1係合部(12)を形成する一方、他方の積層面に前記各第1係合部(12)に密接して嵌合する第2係合部(13)を形成し、これら第1係合部(12)と第2係合部(13)を互いに嵌合しつつ複数のチューブシート(5)を積層することを特徴とする積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造。
  2. 前記第1係合部(12)は、凹状若しくは凸状の第1エンボス部(12)であり、かつ、前記第2係合部(13)は凸状若しくは凹状の第2エンボス部(13)であることを特徴とする請求項1に記載の積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造。
  3. 前記第1係合部(12)または前記第2係合部(13)の少なくとも一方は、積層したチューブシート(5)を連通する開口部の周縁に形成したバーリング部(14)であり、このバーリング部(14)を他方の開口部に密接して嵌合したことを特徴とする請求項1に記載の積層型熱交換器のチューブシート位置決め構造。
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CN106895723A (zh) * 2017-02-24 2017-06-27 江阴市亚龙换热设备有限公司 高效板式换热器

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