JP2005030434A - 液化ガス充填装置 - Google Patents

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JP2005030434A
JP2005030434A JP2003193247A JP2003193247A JP2005030434A JP 2005030434 A JP2005030434 A JP 2005030434A JP 2003193247 A JP2003193247 A JP 2003193247A JP 2003193247 A JP2003193247 A JP 2003193247A JP 2005030434 A JP2005030434 A JP 2005030434A
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liquefied gas
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Tatsuo Motozuka
達夫 元塚
Koji Yamamoto
孝二 山元
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MIKUNI KIKAI KK
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MIKUNI KIKAI KK
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Abstract

【課題】液化ガスの組成を変化させることなく、装置内の液化ガスの圧力を1.0MPa未満に維持することのできる液化ガス充填装置を提供することにある。
【解決手段】液化ガスを貯蔵する容器2と、容器よりも低い位置に置かれ、液化ガスを蒸発させる蒸発器3と、液化ガスを車両に供給するディスペンサ4と、容器に貯蔵された液化ガスを蒸発器に送る第一の液管8と、液化ガスをディスペンサに送る第二の液管10と、蒸発器で発生したガスを容器に送るガス管6とを備え、第一液管に容器側の液圧に基づいて作動する圧力調整弁9が設けられ、ガス管に容器側のガス圧を制御する減圧弁7が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は液化ガス充填装置に属する。この液化ガス充填装置は、特にLPガスタクシーやフォークリフトのボンベに液化石油ガス(LPG)を充填するオートスタンドにおいて好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平11−210989号公報
【特許文献2】特開2000−18499号公報
LPGを燃料とする車両は、石油を燃料とする車両よりもNOx、SOx、COxなどの排ガスを削減できる利点を有している。従来、LPガススタンドにおいては、タンクに貯蔵されたLPGがポンプによって車両に充填されていた。このようなLPガススタンドは、高圧ガス保安法規上「第一種製造設備」とされ、所定の資格を有する保安監督者を選任したり、保安距離を確保するために広大な土地に建設したりする必要があった。そして、これがLPG自動車の普及を妨げる原因の一つとなっている。
そこで、LPGを貯蔵している容器にプロパンガス等の加圧用ガスを供給して容器内圧を高め、その圧力で容器内のLPGを車両に充填する方法が提案されている(特許文献1)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の方法では、加圧用ガスが燃料ガスに混ざってしまうので、燃料ガスの品質が変化する。
それ故、この発明の課題は、液化ガスの組成を変化させることなく、装置内の液化ガスの圧力を1.0MPa未満に維持することのできる液化ガス充填装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
その課題を解決するために、この発明の液化ガス充填装置は、
液化ガスを貯蔵する容器と、容器よりも低い位置に置かれ、液化ガスを蒸発させる蒸発器と、液化ガスを車両に供給するディスペンサと、容器に貯蔵された液化ガスを蒸発器に送る第一の液管と、液化ガスをディスペンサに送る第二の液管と、蒸発器で発生したガスを容器に送るガス管とを備える。
この液化ガス充填装置によれば、容器内の液化ガスは、蒸発器との高低差によって第一液管を通って蒸発器に送られる。蒸発器で発生したガスはガス管を通って容器に送られる。こうして容器内の圧力が高められる。そして、高められたその圧力でディスペンサから車両に供給される。従って、ポンプは不要である。また、液化ガスの圧力を高めるガスが、その液化ガスの蒸気であることから、異なる化学種の物質が液化ガスに混ざることはない。従って、液化ガスの組成は維持される。
前記第一液管に容器側の液圧に基づいて作動する圧力調整弁が設けられていると好ましい。容器側の液圧が設定圧力より高くなると閉じ、低くなると開く圧力調整弁によって、蒸発器に入る液量を制御し、蒸発器内及び容器内が異常に高圧になるのを防止することができるからである。前記ガス管に容器側のガス圧を制御する減圧弁が設けられていると更に好ましい。減圧弁によって容器内が異常に高圧になるのを二重に防止することができるからである。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明の液化ガス充填装置の実施形態を図面と共に説明する。図1は、実施形態の液化ガス充填装置の構成を示フローシートである。液化ガス充填装置1は、耐圧製の気密容器2、蒸発器3及びディスペンサ4を備える。
蒸発器3とディスペンサ4は地上に設置され、気密容器2は台5に載せられて蒸発器3及びディスペンサ4よりも高い位置に固定されている。容器2内には液化ガスLが貯められている。蒸発器3は、容器2の出口と液管8を介して接続されており、内部に導入した液体を図略のヒータもしくは温水等の熱媒体で加熱するとともに気化させて外部に送るもので、その出口はガス管6を介して容器2の入口に接続されている。液管8は、容器2の内部に挿入されて、その先端が底付近に達している。液管8の途中には圧力調整弁9が取り付けられている。圧力調整弁9は、容器2内の圧力が低いときは開いている。そのため、液化ガスが落差により容器2より液管8を通って蒸発器3へ流れる。容器2内の圧力が高くなると圧力調整弁9は閉じて液化ガスの流れを止める。ガス管6の途中には減圧弁7が取り付けられている。減圧弁7は、容器2側の圧力が高くなりすぎないように、容器2側のガス管6内の圧力を検知し、蒸発器3から供給されるガス圧を一定値以下に制御して容器2側に送り出す。ガス管6は、容器2の内部に挿入されて、その先端が天井付近に達している。
【0006】
液管8は、圧力調整弁9と容器2との間で第二の液管10を介してディスペンサ4の入口に接続されている。ディスペンサ4の出口にはホース11が接続され、ホース11の先端には開閉弁12が取り付けられている。ディスペンサ4は、開閉弁12から出る液化ガス量を計測し、表示する。
【0007】
この装置1によれば、容器2内の液化ガスLは容器2の底における液圧と、液管8内の液柱及びガス管6内のガス柱による圧力との圧力差によって、液管8を通って蒸発器3に入る。液化ガスLは蒸発器3内で気化されてガス管6を通って容器2内に入る。これにより容器2内のガス圧及び液圧が上昇する。この圧力が圧力調整弁9の設定圧力より高くなると圧力調整弁9が閉じ、蒸発器3に液化ガスが流れ込まなくなり容器2内のガス圧および液圧の上昇が止まる。そして、ガス圧及び液圧が一定値に保たれている状態で、ホース11を車両のボンベに接続し、開閉弁12を開くと、ボンベ内の圧力と容器2内の液圧との差によって液化ガスがホース11を通ってボンベに充填される。ホース11を通過する液量がディスペンサ4に表示される。液化ガスLの昇圧を液化ガスLと同じ化学種のガスを用いて循環系で行っているので、充填される液化ガスの組成は容器2に入れられた当初と同等である。
また、設定圧力より高くなると圧力調整弁9が閉じて蒸発器3による気化が停止するので安全である。万一、圧力調整弁9が作動しなくてもガス管6に減圧弁7が取り付けられているので、容器2内の圧力が異常に高くなることはない。尚、更に安全を期すため、容器2の上に散水用のシャワーを設置するとよい。
【0008】
【発明の効果】
この発明によれば、ポンプを用いていないので、保安監督者の選任を要することがなく、低コストで液化ガスを車両に充填することができる。そして、車両に充填される液化ガスの組成は容器に入れられた当初と同等に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の液化ガス充填装置の構成を示フローシートである
【符号の説明】
1 液化ガス充填装置
2 容器
3 蒸発器
4 ディスペンサ
5 台
6 ガス管
7 減圧弁
8、10 液管
9 圧力調整弁

Claims (3)

  1. 液化ガスを貯蔵する容器と、容器よりも低い位置に置かれ、液化ガスを蒸発させる蒸発器と、液化ガスを車両に供給するディスペンサと、容器に貯蔵された液化ガスを蒸発器に送る第一の液管と、液化ガスをディスペンサに送る第二の液管と、蒸発器で発生したガスを容器に送るガス管とを備える液化ガス充填装置。
  2. 前記第一液管に容器側の液圧に基づいて作動する圧力調整弁が設けられている請求項1に記載の液化ガス充填装置。
  3. 前記ガス管に容器側のガス圧を制御する減圧弁が設けられている請求項2に記載の液化ガス充填装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008330A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Iwatani Internatl Corp 液化ガス充填装置
CN103574283A (zh) * 2012-07-20 2014-02-12 北京超拓远大石油科技有限公司 一种lng应急移动加注装置

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