JP2005029790A - ニトリルゴムを含むポリマーブレンド - Google Patents
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Abstract
【課題】 高い耐熱性および耐液性を有するポリマーコンパウンドを提供する。
【解決手段】 (i)少なくとも1種の水素化ニトリルゴム、(ii)少なくとも1種の水素化ニトリルターポリマーゴム、(iii)少なくとも1種の、強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、および(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルおよび/またはオレフィン/アクリレートゴム、を含むポリマーブレンド。
【選択図】なし
【解決手段】 (i)少なくとも1種の水素化ニトリルゴム、(ii)少なくとも1種の水素化ニトリルターポリマーゴム、(iii)少なくとも1種の、強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、および(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルおよび/またはオレフィン/アクリレートゴム、を含むポリマーブレンド。
【選択図】なし
Description
発明の分野
本発明は、少なくとも2つの異なる水素化ニトリルゴムおよび少なくとも1種のオレフィン-酢酸ビニルまたはオレフィン-アクリレートゴムから構成されるポリマーブレンド、該ポリマーブレンドおよび少なくとも1種のフィラーを含むゴムコンパウンド、該ゴムコンパウンドおよび少なくとも1種の加硫剤を含む硬化性ゴムコンパウンド、並びに該ゴムコンパウンドを含む造形品に関する。
本発明は、少なくとも2つの異なる水素化ニトリルゴムおよび少なくとも1種のオレフィン-酢酸ビニルまたはオレフィン-アクリレートゴムから構成されるポリマーブレンド、該ポリマーブレンドおよび少なくとも1種のフィラーを含むゴムコンパウンド、該ゴムコンパウンドおよび少なくとも1種の加硫剤を含む硬化性ゴムコンパウンド、並びに該ゴムコンパウンドを含む造形品に関する。
発明の背景
ニトリルゴム(NBR、少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種の不飽和ニトリルおよび任意にさらなるコモノマーを含むコポリマー)の選択水素化により調製される水素化ニトリルゴム(HNBR)は、非常に良好な耐熱性、優れた耐オゾン性および耐薬品性、並びに優れた耐油性を有する特殊ゴムである。そのゴムの高度の機械的性質(特に高い耐摩耗性)と結びついて、HNBRが、他のものの中で自動車(シール、ホース、支承パッド)、石油(固定子、ウェルヘッドシール、弁板)、電子(ケーブル外装)、機械工学(ホイール、ローラー)および造船(パイプシール、継手)産業において幅広い使用を見出していることは、驚くことではない。
ニトリルゴム(NBR、少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種の不飽和ニトリルおよび任意にさらなるコモノマーを含むコポリマー)の選択水素化により調製される水素化ニトリルゴム(HNBR)は、非常に良好な耐熱性、優れた耐オゾン性および耐薬品性、並びに優れた耐油性を有する特殊ゴムである。そのゴムの高度の機械的性質(特に高い耐摩耗性)と結びついて、HNBRが、他のものの中で自動車(シール、ホース、支承パッド)、石油(固定子、ウェルヘッドシール、弁板)、電子(ケーブル外装)、機械工学(ホイール、ローラー)および造船(パイプシール、継手)産業において幅広い使用を見出していることは、驚くことではない。
欧州特許出願公開第0 471 250号は、水素化ブタジエン/イソプレン/(メタ)アクリロニトリルコポリマー、特に3.5〜22質量%の共重合イソプレンおよび18〜50質量%の共重合アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルを含有し、ポリマーのC=C二重結合を基準に少なくとも85%の水素化度を有する、即ちRDBが15%を超えないコポリマーを開示している。
国際公開第02/16441号は、不飽和ニトリル、ブタジエンおよびイソプレンの水素化コポリマーを開示し、その中でブタジエン対イソプレンのモル比は、3:1未満である。
国際公開第02/16441号は、不飽和ニトリル、ブタジエンおよびイソプレンの水素化コポリマーを開示し、その中でブタジエン対イソプレンのモル比は、3:1未満である。
欧州特許出願公開第1 081 188号は、少なくとも1つの第2級炭素および第3級炭素をポリマー主鎖に導入する少なくとも約30質量%の第1モノマー、および少なくとも1種の0〜約70質量%の他のモノマーから誘導されたポリマー主鎖を有するポリマーと、強塩基および弱酸の塩とを含むポリマー組成物を提供し、該塩は、元素周期表の第1族から選ばれる金属を含む。
欧州特許出願公開第0 151 691号は、95〜5質量%のEVAおよび5〜95質量%のHNBRのブレンドを開示している。
欧州特許出願公開第0 151 691号は、95〜5質量%のEVAおよび5〜95質量%のHNBRのブレンドを開示している。
残念ながら、引用した全ての文献は、高い耐熱性および耐液性を有するポリマーコンパウンドを提供するという課題を解決していない。
1つの側面において本発明は、
(i)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、好ましくは二成分の強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、および
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルまたはオレフィン/アクリレートゴムを含むポリマーブレンドに関する。
(i)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、好ましくは二成分の強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、および
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルまたはオレフィン/アクリレートゴムを含むポリマーブレンドに関する。
別の側面において本発明は、
(i)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、好ましくは二成分の強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルまたはオレフィン/アクリレートゴム、および
(v)少なくとも1種のフィラー、
を含む、前記ポリマーブレンド含有ゴムコンパウンドに関する。
(i)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、好ましくは二成分の強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルまたはオレフィン/アクリレートゴム、および
(v)少なくとも1種のフィラー、
を含む、前記ポリマーブレンド含有ゴムコンパウンドに関する。
さらなる側面において本発明は、
(i)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、好ましくは二成分の強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルまたはオレフィン/アクリレートゴム (v)少なくとも1種のフィラー、および
少なくとも1種の加硫剤、
を含む、前記ポリマー溶液ブレンド含有ゴムコンパウンドに関する。
(i)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、好ましくは二成分の強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルまたはオレフィン/アクリレートゴム (v)少なくとも1種のフィラー、および
少なくとも1種の加硫剤、
を含む、前記ポリマー溶液ブレンド含有ゴムコンパウンドに関する。
なお別の1つの側面において本発明は、
(i)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、好ましくは二成分の強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルまたはオレフィン/アクリレートゴム、および
(v)少なくとも1種のフィラー、
を含む、造形品に関する。
(i)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、好ましくは二成分の強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルまたはオレフィン/アクリレートゴム、および
(v)少なくとも1種のフィラー、
を含む、造形品に関する。
発明の説明
本明細書中で使用される用語「ニトリルゴム」またはNBRは、幅広い意味を有することが意図され、これは、少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β-不飽和ニトリルおよび任意にさらなる共重合性モノマーから誘導された反復単位を有するコポリマーを包含することを意味する。
本明細書中で使用される用語「ニトリルゴム」またはNBRは、幅広い意味を有することが意図され、これは、少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β-不飽和ニトリルおよび任意にさらなる共重合性モノマーから誘導された反復単位を有するコポリマーを包含することを意味する。
本明細書中で使用される用語「ニトリルターポリマーゴム」または「LT-NBR」は、幅広い意味を有することが意図され、これは、(a)少なくとも1種の共役ジエンから誘導された反復単位、(b)少なくとも1種のα,β-不飽和ニトリル、(c)共役ジエン、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸アルキルエステル、アルコキシアルキルアクリレートおよびジエン以外のエチレン性不飽和モノマーからなる群から選ばれる少なくとも1種のさらなるモノマーから誘導された反復単位、並びに(d)任意にさらなる共重合性モノマーを有するコポリマーを包含することを意味する。(a)および(c)が共役ジエンである場合、ニトリルターポリマーゴムが、少なくとも2つの異なる共役ジエンから誘導された反復単位を含むことは理解される。
本明細書中で使用される用語「水素化」またはHNBRは、幅広い意味を有することが意図され、これは、出発NBR中に存在する残留C-C二重結合(RDB)の少なくとも10%が水素化されている、好ましくは存在RDBの50%超が水素化されている、より好ましくはRDBの90%超が水素化されている、さらに好ましくはRDBの90%超が水素化されている、最も好ましくはRDBの99%超が水素化されているNBRを包含することを意味する。
共役ジエンは、あらゆる既知の共役ジエン、特にC4〜C6共役ジエンであり得る。好ましい共役ジエンは、ブタジエン、イソプレン、ピペリレン、2,3-ジメチルブタジエンおよびこれらの混合物である。さらに好ましいC4〜C6共役ジエンは、ブタジエン、イソプレンおよびこれらの混合物である。最も好ましいC4〜C6共役ジエンは、ブタジエンである。
α,β-不飽和ニトリルは、あらゆる既知のα,β-不飽和ニトリル、特にC3〜C5-α,β-不飽和ニトリルであり得る。好ましいC3〜C5-α,β-不飽和ニトリルは、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリルおよびこれらの混合物である。最も好ましいC3〜C5-α,β-不飽和ニトリルは、アクリロニトリルである。
不飽和カルボン酸は、他のモノマーと共重合し得る、あらゆる既知の不飽和カルボン酸、特にC3〜C16-α,β-不飽和カルボン酸であり得る。好ましい不飽和カルボン酸は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸およびマレイン酸並びにこれらの混合物である。
不飽和カルボン酸は、他のモノマーと共重合し得る、あらゆる既知の不飽和カルボン酸、特にC3〜C16-α,β-不飽和カルボン酸であり得る。好ましい不飽和カルボン酸は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸およびマレイン酸並びにこれらの混合物である。
不飽和カルボン酸アルキルエステルは、他のモノマーと共重合し得る、あらゆる既知の不飽和カルボン酸アルキルエステル、特にC3〜C16-α,β-不飽和カルボン酸アルキルエステルであり得る。好ましい不飽和カルボン酸アルキルエステルは、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸およびマレイン酸並びにこれら混合物のアルキルエステル、特にメチルアクリレート、2-エチルへキシルアクリレートおよびオクチルアクリレートである。好ましいアルキルエステルは、メチル、エチル、プロピルおよびブチルエステルを含む。
アルコキシアルキルアクリレートは、他のモノマーと共重合し得る、あらゆる既知のアルコキシアルキルアクリレート、特にメトキシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレートおよびメトキシエトキシエチルアクリレート並びにこれらの混合物であり得る。
エチレン性不飽和モノマーは、他のモノマーと共重合し得る、あらゆる既知のエチレン性不飽和モノマー、特にアリルグリシジルエーテル、クロロ酢酸ビニル、エチレン、1-ブテン、イソブチレンおよびこれらの混合物であり得る。
エチレン性不飽和モノマーは、他のモノマーと共重合し得る、あらゆる既知のエチレン性不飽和モノマー、特にアリルグリシジルエーテル、クロロ酢酸ビニル、エチレン、1-ブテン、イソブチレンおよびこれらの混合物であり得る。
好ましくはHNBRは、1種またはそれ以上の共役ジエンから誘導された40〜85質量%の範囲の反復単位、および1種またはそれ以上の不飽和ニトリルから誘導された15〜60質量%の範囲の反復単位を含む。より好ましくはHNBRは、1種またはそれ以上の共役ジエンから誘導された60〜75質量%の範囲の反復単位、および1種またはそれ以上の不飽和ニトリルから誘導された25〜40質量%の範囲の反復単位を含む。最も好ましくはHNBRは、1種またはそれ以上の共役ジエンから誘導された60〜70質量%の範囲の反復単位、および1種またはそれ以上の不飽和ニトリルから誘導された30〜40質量%の範囲の反復単位を含む。
水素化ニトリルゴム(i)は、水素化α,β-不飽和ニトリル/ブタジエン/イソプレンゴム(ii)と同じであってはならない。
1つの好ましい実施態様においてニトリルターポリマーゴムは、水素化α,β-不飽和ニトリル/ブタジエン/イソプレンゴムである。この実施態様に従い、ブタジエンから誘導された反復単位対イソプレンから誘導された反復単位の比(ブタジエン:イソプレン比)は、好ましくは3:1未満、より好ましくは2:1未満である。その比を、0.1:1と同じほど低くできるが、好ましくは0.5:1以上である。良好な結果は、1:1の比で得られ、好ましい範囲は、0.75:1〜1:0.75である。
1つの好ましい実施態様においてニトリルターポリマーゴムは、水素化α,β-不飽和ニトリル/ブタジエン/イソプレンゴムである。この実施態様に従い、ブタジエンから誘導された反復単位対イソプレンから誘導された反復単位の比(ブタジエン:イソプレン比)は、好ましくは3:1未満、より好ましくは2:1未満である。その比を、0.1:1と同じほど低くできるが、好ましくは0.5:1以上である。良好な結果は、1:1の比で得られ、好ましい範囲は、0.75:1〜1:0.75である。
イソプレンを加えたブタジエンは、通常50〜95%の範囲でコポリマーを構成し、ニトリルは、通常5〜50%の範囲でコポリマーを構成する。本発明のためにニトリル含有量は、普通、36%を超えず、好ましくは30%未満である。ニトリル含有量の好ましい下限は15%である。なぜなら、より少ないニトリル含有量を有するコポリマーは、その耐油性を失う傾向があるからである。しかしながら耐油性が重要ではない適用に対して、下は10%または5%にさえ至るまでの、より低いニトリル含有量が許容できる。大抵の目的のために15〜25%のニトリル含有量が好ましい。
別の好ましい実施態様においてニトリルターポリマーゴムは、水素化α,β-不飽和ニトリル/ブタジエン/アクリレートゴムである。ブタジエンおよびアクリレートの組み合わせた含有量は、50〜95%の範囲のターポリマーを構成し、一方でニトリルは、5〜50%の範囲である。より好ましくは、ニトリル範囲は10〜30%の間である。そのようなターポリマーの市販例は、Therban(商標) LT 2157 (20%のニトリル含有量、5.5%の残留二重結合) および Therban(商標) VP KA 8882 (20%のニトリル含有量、0.9%の最大二重結合含有量) である。所望により、水素化ニトリルゴム(i)および/または水素化ニトリルターポリマーゴム(ii)は、さらに、1種またはそれ以上の共重合性モノマーから誘導された反復単位を含み得る。1種またはそれ以上の共重合性モノマーから誘導された反復単位は、ニトリルゴムのニトリルまたはジエン部分のいずれかと置き換わることができ、上記数字は、100質量%の結果に調節される必要があることは当業者にとって明らかであろう。
第3成分は、強塩基と弱酸との塩であり、該塩は、元素周期表の第1族から選ばれる金属を含む。
上記塩の製造において有用な弱酸の非限定例は、炭酸、C2〜C50カルボン酸、エチレンジアミン四酢酸、リン酸およびこれらの混合物からなる群から選ばれる。本発明のポリマーブレンド中で使用するために好ましい塩は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウムおよびこれらの混合物である。本発明のポリマー組成物中で使用するために最も好ましい塩は、炭酸ナトリウムである。好ましくは、塩は、ポリマーブレンド中に、0.5〜50質量部の範囲、好ましくは1〜20質量部の範囲、最も好ましくは2.5〜7.5質量部の範囲の量で存在する。
上記塩の製造において有用な弱酸の非限定例は、炭酸、C2〜C50カルボン酸、エチレンジアミン四酢酸、リン酸およびこれらの混合物からなる群から選ばれる。本発明のポリマーブレンド中で使用するために好ましい塩は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウムおよびこれらの混合物である。本発明のポリマー組成物中で使用するために最も好ましい塩は、炭酸ナトリウムである。好ましくは、塩は、ポリマーブレンド中に、0.5〜50質量部の範囲、好ましくは1〜20質量部の範囲、最も好ましくは2.5〜7.5質量部の範囲の量で存在する。
オレフィン/酢酸ビニルゴムは、該技術で知られている、あらゆるオレフィン/酢酸ビニルゴムであり得る。
オレフィンは、あらゆる既知のオレフィン、特にエチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテンおよびこれらの高級同族体、並びにこれらの混合物であり得る。
オレフィンは、あらゆる既知のオレフィン、特にエチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテンおよびこれらの高級同族体、並びにこれらの混合物であり得る。
オレフィン/酢酸ビニルゴムは、通常10〜95質量%、好ましくは25〜90質量%の範囲のオレフィンモノマーから誘導された反復単位、および5〜90質量%、好ましくは10〜75質量%の範囲の酢酸ビニルから誘導された反復単位を含む。好ましいものは、商品名 LEVAPRENTM で Bayer AG から入手できるオレフィン/酢酸ビニルゴムである。
オレフィン/アクリレートゴムは、該技術で知られているあらゆるオレフィン/アクリレートゴムであり得る。
オレフィンは、あらゆる既知のオレフィン、特にエチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテンおよびこれらの高級同族体、並びにこれらの混合物であり得る。
アクリレートは、オレフィンと共重合し得る、あらゆる既知のアクリレート、特にアクリル酸および誘導体、例えばメタクリル酸およびメチルメタクリレートであり得る。
オレフィンは、あらゆる既知のオレフィン、特にエチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテンおよびこれらの高級同族体、並びにこれらの混合物であり得る。
アクリレートは、オレフィンと共重合し得る、あらゆる既知のアクリレート、特にアクリル酸および誘導体、例えばメタクリル酸およびメチルメタクリレートであり得る。
オレフィン/アクリレートゴムは、通常10〜95質量%、好ましくは25〜90質量%の範囲のオレフィンモノマーから誘導された反復単位、および5〜90質量%、好ましくは10〜75質量%の範囲のアクリレートから誘導された反復単位を含む。好ましいものは、商品名 VAMACTM で DuPont から入手できるオレフィン/アクリレートゴムである。
本発明のブレンドは、1種またはそれ以上のオレフィン/酢酸ビニルゴム、あるいは1種またはそれ以上のオレフィン/アクリレートゴム、あるいは1種またはそれ以上のオレフィン/酢酸ビニルゴムおよび1種またはそれ以上のオレフィン/アクリレートゴムの組合せを含み得る。
本発明のポリマーブレンドの組成は、幅広い範囲で変化することができ、そうして最終コンパウンドの性質および最終造形品の性質を調製することができる。通常、該ブレンドは、1〜40質量%、好ましくは10〜20質量%の範囲の少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルゴム、5〜95質量%、好ましくは30〜70質量%の範囲の少なくとも1種の、好ましくはランダムの水素化ニトリルターポリマーゴム、および95〜5質量%、好ましくは70〜30質量%の範囲の、1種またはそれ以上のオレフィン/酢酸ビニルゴムおよび/または1種またはそれ以上のオレフィン/アクリレートゴムを含む。
該ポリマーブレンド中の該ポリマーのムーニー粘度も、幅広い範囲で変化することができ、そうして最終コンパウンドの性質および最終造形品の性質を調製することができる。該成分(i)および(ii)は、通常20〜100MU、好ましくは40〜80MUの範囲のムーニー粘度ML(1+4、100℃)を有し得る。該成分(iv)は、通常15〜90MU、好ましくは20〜70MUの範囲のムーニー粘度ML(1+4、100℃)を有し得る。
原料ゴム、ポリマーブレンドおよびゴムコンパウンドのムーニー粘度を、ASTM 試験 D1646 を使用して測定することができる。
原料ゴム、ポリマーブレンドおよびゴムコンパウンドのムーニー粘度を、ASTM 試験 D1646 を使用して測定することができる。
本発明のブレンドは、さらに25phrまでの他のポリマー、例えばポリオレフィン、BR(ポリブタジエン)、ABR(ブタジエン/アクリル酸-C1〜C4-アルキルエステルコポリマー)、CR(ポリクロロプレン)、IR(ポリイソプレン)、1〜60質量%の範囲のスチレン含有量を有するSBR(スチレン/ブタジエンコポリマー)、EPDM(エチレン/プロピレン/ジエンコポリマー)、FKM(フルオロポリマーまたはフルオロゴム)、および与えられたポリマーの混合物を含み得るが、それは好ましくない。前記の他のポリマーとの慎重なブレンドは、コンパウンドの望ましい最終特性の多くを犠牲にせずに、ポリマーブレンドのコストをしばしば減少させる。他のポリマーの量は、造形品の製造中に適用される作業条件および目標の最終特性に依存し、少数の予備実験により容易に得られる。
前記の本発明のポリマーブレンドをベースとするゴムコンパウンドを調製するために、好ましくは少なくとも1種のフィラーが、添加される必要がある。
フィラーは、活性若しくは不活性フィラーまたはこれらの混合物であり得る。フィラーは、特に以下のものであり得る:
・例えばケイ酸塩溶液の析出またはハロゲン化ケイ素の火炎加水分解により調製され、5〜1000m2/gの範囲の比表面積、および10〜400nmの範囲の一次粒度を有する、高分散シリカ;該シリカは、任意に他の金属酸化物、例えばAl、Mg、Ca、Ba、Zn、ZrおよびTiのものとの混合酸化物としても存在し得る;
・20〜400m2/gの範囲のBET比表面積、および10〜400nmの範囲の一次粒径を有する合成ケイ酸塩、例えばケイ酸アルミニウム、およびケイ酸マグネシウムまたはケイ酸カルシウムのようなアルカリ土類金属ケイ酸塩;
・天然ケイ酸塩、例えばカオリン、および他の天然に産出するシリカ;
・ガラス繊維およびガラス繊維製品(マット類、押出物)またはガラス微小球;
・金属酸化物、例えば酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化マグネシウムおよび酸化アルミニウム;
・金属炭酸塩、例えば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸亜鉛;
・金属水酸化物、例えば水酸化アルミニウムおよび水酸化マグネシウム;
・カーボンブラック;ここで使用されるカーボンブラックは、ランプブラック、ファーネスブラックまたはガスブラック法により調製され、好ましくは20〜200m2/gの範囲のBET(DIN 66 131)比表面積を有し、例えばSAF、ISAF、HAF、FEFまたはGPFカーボンブラックである;
・ゴムゲル、特にポリブタジエン、ブタジエン/スチレンコポリマー、ブタジエン/アクリロニトリルコポリマーおよびポリクロロプレンをベースとするもの;
・大きいアスペクト比のナノクレー、例えば Cloisite(商標)
またはこれらの混合物。
フィラーは、活性若しくは不活性フィラーまたはこれらの混合物であり得る。フィラーは、特に以下のものであり得る:
・例えばケイ酸塩溶液の析出またはハロゲン化ケイ素の火炎加水分解により調製され、5〜1000m2/gの範囲の比表面積、および10〜400nmの範囲の一次粒度を有する、高分散シリカ;該シリカは、任意に他の金属酸化物、例えばAl、Mg、Ca、Ba、Zn、ZrおよびTiのものとの混合酸化物としても存在し得る;
・20〜400m2/gの範囲のBET比表面積、および10〜400nmの範囲の一次粒径を有する合成ケイ酸塩、例えばケイ酸アルミニウム、およびケイ酸マグネシウムまたはケイ酸カルシウムのようなアルカリ土類金属ケイ酸塩;
・天然ケイ酸塩、例えばカオリン、および他の天然に産出するシリカ;
・ガラス繊維およびガラス繊維製品(マット類、押出物)またはガラス微小球;
・金属酸化物、例えば酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化マグネシウムおよび酸化アルミニウム;
・金属炭酸塩、例えば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸亜鉛;
・金属水酸化物、例えば水酸化アルミニウムおよび水酸化マグネシウム;
・カーボンブラック;ここで使用されるカーボンブラックは、ランプブラック、ファーネスブラックまたはガスブラック法により調製され、好ましくは20〜200m2/gの範囲のBET(DIN 66 131)比表面積を有し、例えばSAF、ISAF、HAF、FEFまたはGPFカーボンブラックである;
・ゴムゲル、特にポリブタジエン、ブタジエン/スチレンコポリマー、ブタジエン/アクリロニトリルコポリマーおよびポリクロロプレンをベースとするもの;
・大きいアスペクト比のナノクレー、例えば Cloisite(商標)
またはこれらの混合物。
好ましい鉱物フィラーの例は、シリカ、ケイ酸塩、粘土、例えばベントナイト、石膏、アルミナ、二酸化チタン、タルク、これらの混合物などを含む。多くの目的のために好ましい鉱物は、シリカ、特にケイ酸ナトリウムの二酸化炭素析出により製造されたシリカである。本発明に従い使用するために適当な乾燥非晶質シリカ粒子は、1〜100ミクロンの範囲、好ましくは10〜50ミクロンの間、最も好ましくは10〜25ミクロンの間の平均凝集粒度を有し得る。寸法において5ミクロン未満または50ミクロンを超えている凝集粒子が、10体積%未満であることが好ましい。適当な非晶質乾燥シリカは、さらに通常、DIN (ドイツ工業規格) 66131 に従い測定される50〜450m2/gの範囲のBET表面積、および DIN 53601 に従い測定されるような150〜400g/シリカ100gの範囲のDBP吸収、および DIN ISO 787/11 により測定されるような0〜10質量%の範囲の乾燥減量を有する。適当なシリカフィラーは、商品名 HiSil(商標) 210、HiSil(商標) 233 および HiSil(商標) 243 で PPG Industries Inc. から入手できる。また適当なものは、Bayer AG からの Vulkasil(商標) S および Vulkasil(商標) N である。
しばしば、フィラーとしてカーボンブラックを使用することは有利である。カーボンブラックは、ポリマーブレンド中に、通常20〜200質量部、好ましくは30〜150質量部、より好ましくは40〜100質量部の範囲の量で存在する。さらに、カーボンブラックおよび鉱物フィラーの組合せを本発明のゴムコンパウンド中で使用することが有利であり得る。この組合せにおいてカーボンブラックに対する鉱物フィラーの比は、通常0.05〜20、好ましくは0.1〜10の範囲である。
任意に本発明のゴムコンパウンドは、さらに、カルボジイミド、ポリカルボジイミドまたはこれらの混合物を含む。好ましいカルボジイミドは、商品名 RhenogramTM P50 および StabaxolTM P で市販されている。この成分を、本発明のゴムコンパウンド中で、0〜約15質量部の範囲、より好ましくは0〜約10質量部の範囲、さらに好ましくは約0〜約3質量部の範囲の量で使用し得る。
好ましくは本発明のゴムコンパウンドは、さらにアクリル化合物を含む。本明細書中で使用される用語「アクリル化合物」は、幅広い意味を有することが意図され、一般構造:[R-CH=CR'COO-]n Mn+〔式中、RおよびR'は、脂肪族若しくは芳香族炭化水素基または水素であり、独立に選ばれ、互いに同じまたは異なるものであり、Mは、第2族、12族または13族(IUPAC 1985)から選ばれる金属イオンであり、nは2または3の整数である。〕で示される化合物、並びに液状アクリレート、例えばトリメチロールプロパントリメタクリレート(TRIM)、ブタンジオールジメタクリレート(BDMA)およびエチレングリコールジメタクリレート(EDMA)を包含することを意味する。欧州特許出願公開第0 319 320号、特に第3頁第16行〜35行、米国特許第5 208 294号、特に第2欄第25行〜40行、および米国特許第4 983 678号、特に第2欄第45行〜62行から知られているアクリレートが、特に言及される。好ましいものは、アクリル酸亜鉛、二アクリル酸亜鉛若しくは二メタクリル酸亜鉛または液状アクリレートである。異なるアクリレートおよび/またはそれらの金属塩の組合せを使用することが有利であり得る。しばしば、特に有利なことは、金属アクリル酸塩を、スコーチ防止剤、例えば立体傷害フェノール(例えばメチル置換アミノアルキルフェノール、特に2,6-ジ-t-ブチル-4-ジメチルアミノメチルフェノール)と組み合わせて使用することである。
本発明のゴムコンパウンド中においてアクリル化合物は、0〜100phr(=ゴム100部あたりの部数)、好ましくは0.1〜20phr、より好ましくは0.2〜7phrの範囲の量で存在する。
本発明の別の目的は、前記の本発明のゴムコンパウンドおよび1種またはそれ以上の加硫剤または硬化系を含む加硫性ゴムコンパウンドである。本発明は、特別な硬化系に限定されないが、パーオキシド硬化系が好ましい。さらに本発明は、特別なパーオキシド硬化系に限定されない。例えば無機または有機パーオキシドが適当である。好ましいものは、有機パーオキシド、例えばジアルキルパーオキシド、ケタールパーオキシド、アラルキルパーオキシド、パーオキシドエーテル、パーオキシドエステル、例えばジ-t-ブチルパーオキシド、ビス-(t-ブチルパーオキシイソプロピル)-ベンゼン、ジクミルパーオキシド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)-ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)-ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)-ヘキセン-(3)、1,1-ビス-(t-ブチルパーオキシ)-3,3,5-トリメチル-シクロヘキサン、ベンゾイルパーオキシド、t-ブチルクミルパーオキシドおよびt-ブチルペルベンゾエートである。ポリマーブレンド中のパーオキシド量は、通常1〜10phr、好ましくは4〜8phrの範囲である。その後の硬化は、通常100〜200℃、好ましくは130〜180℃の範囲の温度で行われる。パーオキシドを、有利に、ポリマー結合形態で適用し得る。適当な系は、市販されており、例えば Rhein Chemie Rheinau GmbH, D からの Polydispersion(ポリ分散物) T(VC) D-40 P(=ポリマー結合ジ-t-ブチルパーオキシイソプロピルベンゼン)である。
本発明の加硫性ゴム組成物は、さらに、ゴム用補助製品、例えば反応促進剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、酸化防止剤、起泡剤、老化防止剤、熱安定剤、光安定剤、オゾン安定剤、加工助剤、可塑剤、粘着付与剤、発泡剤、染料、顔料、ワックス、エキステンダー、有機酸、阻害剤、金属酸化物、および活性化剤、例えばトリエタノールアミン、ポリエチレングリコール、ヘキサントリオールなどを含有することができ、これらは、ゴム産業で知られている。ゴム助剤は、とりわけ目的用途に依存して、通常の量で使用される。通常量は、例えば0.1〜50phrである。好ましくは、該ゴムコンパウンドを含む加硫性コンパウンドは、0.1〜20phrの範囲の1種またはそれ以上の有機酸を補助製品として、好ましくは分子中に1つ、2つまたはそれ以上の炭素二重結合を有する不飽和脂肪酸をさらに含み、これは、より好ましくは、その分子中に少なくとも1つの共役炭素-炭素二重結合を有する共役ジエン10質量%またはそれ以上を含む。それらの脂肪酸は、好ましくは8〜22個、より好ましくは12〜18個の範囲の炭素原子を有する。その例は、ステアリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸、並びにそれらのカルシウム、亜鉛、マグネシウム、カリウムおよびアンモニウム塩を含む。
ポリマーブレンド、ゴムコンパウンドおよび加硫性コンパウンドの成分は、しばしば一緒に、適当には25〜200℃の範囲にわたり得る高温で混合される。標準的に混合時間は1時間を越えず、2〜30分の範囲の時間で通常充分である。ゴム、任意にフィラー、任意に加硫剤、および/またはさらなる成分の混合は、適当には、密閉式ミキサー、例えばバンバリーミキサー、またはハーケ(Haake)若しくはブラベンダー密閉式ミキサー内で行われる。2本ロールミルミキサーも、最終生成物中でのコンパウンドの良好な分散を提供する。押出機も良好な混合を提供し、より短い混合時間を可能にする。2つまたはそれ以上の工程で混合を行うことができ、混合を、異なる装置、例えば密閉式ミキサーで1工程を、押出機中で1工程を行うことができる。しかしながら望ましくない前架橋(=スコーチ)が混合工程中に起こらないことを注意すべきである。配合および加硫のために Encyclopedia of Polymer Science and Engineering, 第4巻, 第66頁以降 (配合) および第17巻, 第666頁以降 (加硫) も参照されたい。
ポリマーブレンド、ゴムコンパウンドおよび加硫性ゴムコンパウンドは、造形品、例えばシール、ホース、支承パッド、固定子、ウェルヘッドシール、弁板、ケーブル外装、ホイールローラー、パイプシール、現場のガスケットまたは履物部品を製造するために非常に良く適している。さらにそれらは、ワイヤおよびケーブル製造のために非常に良く適している。
ポリマーブレンドは、優れた低温および高温特性の組合せを有するコンパウンドを提供する。該コンパウンドは、液体、例えば鉱油および合成油、並びに自動変速液およびパワーステアリング液に対する非常に良好な耐性を有する。
配合成分リスト
Therban(商標) LT VP KA 8882 (Bayer Inc. から入手できる低温ニトリルターポリマーゴム)。
Therban(商標) HT VP KA 8805 (Bayer Inc. から入手できる水素化ニトリルゴム)
LevaprenTM 700 HV (酢酸ビニル70質量%であるエチレン/酢酸ビニルコポリマー)は、Bayer Inc. から入手できる。
カーボンブラック N774 および N 990 は、両方とも Cabot Corp. から入手できる。
Naugard(商標) 445 はp-ジクミルジフェニルアミンであり、Uniroyal Chemicals を通じて入手できる。
VulkanoxTM ZMB-2/C5 は、4-および5-メチルメルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩 (ZMMBI) であり、Bayer Inc. から入手できる。
Plasthall(商標) TOTM は、The C.P. Hall. Co., Inc. から入手できる、トリオクチルトリメリテートである。
酸化亜鉛 (KadoxTM 920) St. Lawrence Chem. Inc. による酸化亜鉛。
TAIC-DLC-A は、Natrochem, Inc. から入手できる、二酸化ケイ素担体上のトリアリールイソシアヌレート (72質量%) である。
Vulcup(商標) 40KE は、Geo Specialty Chemicals, Inc. から入手できる、ビス-2-(t-ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン (バージェス(Burgess)クレー上40%)である。
Chrysler Corp. から入手できる自動変速液。
Therban(商標) LT VP KA 8882 (Bayer Inc. から入手できる低温ニトリルターポリマーゴム)。
Therban(商標) HT VP KA 8805 (Bayer Inc. から入手できる水素化ニトリルゴム)
LevaprenTM 700 HV (酢酸ビニル70質量%であるエチレン/酢酸ビニルコポリマー)は、Bayer Inc. から入手できる。
カーボンブラック N774 および N 990 は、両方とも Cabot Corp. から入手できる。
Naugard(商標) 445 はp-ジクミルジフェニルアミンであり、Uniroyal Chemicals を通じて入手できる。
VulkanoxTM ZMB-2/C5 は、4-および5-メチルメルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩 (ZMMBI) であり、Bayer Inc. から入手できる。
Plasthall(商標) TOTM は、The C.P. Hall. Co., Inc. から入手できる、トリオクチルトリメリテートである。
酸化亜鉛 (KadoxTM 920) St. Lawrence Chem. Inc. による酸化亜鉛。
TAIC-DLC-A は、Natrochem, Inc. から入手できる、二酸化ケイ素担体上のトリアリールイソシアヌレート (72質量%) である。
Vulcup(商標) 40KE は、Geo Specialty Chemicals, Inc. から入手できる、ビス-2-(t-ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン (バージェス(Burgess)クレー上40%)である。
Chrysler Corp. から入手できる自動変速液。
試験の説明:
コンパウンドのムーニー粘度:
ラージローターをこれらの試験のために使用し、ASTM 法 D-1646 に従った。試料を1分予熱し、次いで2rpmでの粘度計ディスクの回転により引き起こされた剪断作用の4分後にトルク(ムーニー粘度単位)を測定することにより、コンパウンドのムーニー粘度を100℃で測定した。
硬化レオメトリー:
振動周波数1.7Hzおよび0.5°アークを170℃で30分の全実行時間で用いる Moving Die Rheometer(移動ダイレオメーター) (MDR 2000(E)) を、加硫経過をたどるために使用した。試験手順は、ASTM D-5289に従う。
コンパウンドのムーニー粘度:
ラージローターをこれらの試験のために使用し、ASTM 法 D-1646 に従った。試料を1分予熱し、次いで2rpmでの粘度計ディスクの回転により引き起こされた剪断作用の4分後にトルク(ムーニー粘度単位)を測定することにより、コンパウンドのムーニー粘度を100℃で測定した。
硬化レオメトリー:
振動周波数1.7Hzおよび0.5°アークを170℃で30分の全実行時間で用いる Moving Die Rheometer(移動ダイレオメーター) (MDR 2000(E)) を、加硫経過をたどるために使用した。試験手順は、ASTM D-5289に従う。
応力-ひずみ:
試料を、170℃でマクロシートを21分間硬化することにより調製し、この後に適切な試料を、標準 ASTM ダイCダンベルに打ち抜いた。試験を23℃で行った。
硬度:
全ての硬度測定を、ASTM D-2240 に従うA-2タイプのデュロメーターで行った。
試料を、170℃でマクロシートを21分間硬化することにより調製し、この後に適切な試料を、標準 ASTM ダイCダンベルに打ち抜いた。試験を23℃で行った。
硬度:
全ての硬度測定を、ASTM D-2240 に従うA-2タイプのデュロメーターで行った。
熱空気経時変化/応力-ひずみ:
加硫ダンベルダイC試料を、熱空気オーブン内150℃で168および504時間経時変化させ、次いで23℃で試験した。この試験は、ASTM 標準 D-573 に従う。
浸漬経時変化/応力-ひずみ:
加硫ダンベルダイC試料を、試験液中150℃で168、504および1008時間浸漬した。その後、応力-ひずみ特性の変化を、ASTM D-471 により測定した。浸漬経時変化での体積変化も、ASTM D-471 を使用して測定した。
加硫ダンベルダイC試料を、熱空気オーブン内150℃で168および504時間経時変化させ、次いで23℃で試験した。この試験は、ASTM 標準 D-573 に従う。
浸漬経時変化/応力-ひずみ:
加硫ダンベルダイC試料を、試験液中150℃で168、504および1008時間浸漬した。その後、応力-ひずみ特性の変化を、ASTM D-471 により測定した。浸漬経時変化での体積変化も、ASTM D-471 を使用して測定した。
3つのゴムコンパウンドを調製した。その成分を表1に列挙する。コンパウンド成分を、混合容量1.6Lを有する BR-82 BanburyTM 密閉式ミキサーで混合した。ローターは55rpmで回転し、冷却水を30℃に設定した。充填率73%を使用した。0分でポリマーを添加し、1.5分間混合させた。次いでカーボンブラック、酸化亜鉛、酸化防止剤系および可塑剤を添加した。ラムを再び低下させ、混合を1.5分間行い、その後に掃き取りを行った。コンパウンドを再び、さらに1.5分間混合し、最終的に6分で取り出した。混合バッチの温度は140℃を超えなかった。パーオキシドおよびその架橋助剤を、冷却(30℃)2本ロール(10”×20”)ミル上で添加し、コンパウンドを、3/4カットおよび最後に6つのまっすぐなパスを使用して精製した。
表2は、HNBRブレンド(A)の加工が、LevaprenTM 700 HV のブレンドへの添加 (BおよびC) により向上することを示す。より低いコンパウンドのムーニー粘度は、特に射出成形の種類の適用において、コンパウンドの流れを助けることが知られている。架橋度は、AおよびBに比べて、三成分ブレンド(C)で高められる。硬化挙動に関して50%および90%の硬化について類似の時間が、3つ全てのコンパウンドで記録された。ブレンドCで達成された向上した架橋密度は、伸びの値における重大な損失無しに、より高い未経時変化の硬度、モジュラスおよび引張強度を与える。
図1は、ブレンドAおよびBの両方に対して、三成分ブレンドCを使用することにより達成された圧縮永久ひずみ値の向上を示す。この効果は、特に168時間の経時変化後に明らかである。圧縮永久ひずみは、ガスケットおよびシールの領域において重要な特性である。図2〜5は、引張試験における150℃でのブレンドの熱空気経時変化を説明する。図2においてブレンドBは、AおよびCの両方と比べて、経時変化に対する硬化の増加を示す。そのようなゴムコンパウンド中における硬化は、ガスケットタイプの適用において表面亀裂および不良なシール保持につながり得る。硬化の影響は、図3で示される100%モジュラス値の変化を用いることにより最も良く例証される。再びコンパウンドBが、特に504時間後に、かなりの量の硬化を示す。このデータから、コンパウンドAは、コンパウンドCよりもかなり大きな程度で硬化することも明らかになる。熱空気経時変化における伸び変化は、コンパウンド中に生ずる酸化崩壊を表す。図4で示されるように、コンパウンドBは、504時間後に伸びを30%超えて失う。コンパウンドAおよびCの両方は、伸び変化において軽い増加を有し、コンパウンドCは、全体の少ない伸び変化を示す。図5において、コンパウンドBの明らかに良好な引張強度の保持は、実際上、硬化と架橋密度の損失との組み合わせである。コンパウンドAおよびCにおける引張強さ損失は許容できる。
図6〜10は、自動変速液中における浸漬経時変化の試験結果を示す。試料を、150℃で168、504および1008時間経時変化させた。HNBRコンパウンドは、一般に、液体、例えばATF中における経時変化で硬化する。これは、二成分ブレンドAおよびBの両方で見られるが、Cにおいてコンパウンドは、1008時間の経時変化後でさえ軟らかいままである。この効果は、図7における100%モジュラス変化を見ると強められる。コンパウンドBは、高度の硬化を示し、一方Aは1008時間で硬化を始める。他方コンパウンドCは、1008時間までの間、ほとんど、ないし全く硬化を示さない。図8は、コンパウンドBが、ATF経時変化の作用として重大な伸び率(%)を失うことを示す。コンパウンドAおよびCは、504時間まで似た伸びの保持を示すが、コンパウンドCは、1008時間で明らかにAをしのぐ。引張強さ損失(図9)は、3つ全てのコンパウンドで類似するが、コンパウンドAおよびBは、Cよりも少ない架橋密度を有し、より大きな程度で硬化することを思い出さなければならない。図10に示される体積膨潤度の結果は、AおよびBの両方と比べて、コンパウンドCではやや少ない。
Claims (9)
- (i)少なくとも1種の水素化ニトリルゴム、
(ii)少なくとも1種の水素化ニトリルターポリマーゴム、
(iii)少なくとも1種の、強塩基と弱酸との第1族金属を含む塩、および
(iv)少なくとも1種のオレフィン/酢酸ビニルおよび/またはオレフィン/アクリレートゴム、
を含むポリマーブレンド。 - 水素化ニトリルターポリマーゴムが、α,β-不飽和ニトリル/ブタジエン/イソプレンゴムであり、ブタジエンから誘導された反復単位対イソプレンから誘導された反復単位の、3:1よりも少ない比を有する請求項1に記載のポリマーブレンド。
- ニトリルが、アクリロニトリルである請求項1または2に記載のポリマーブレンド。
- オレフィン/酢酸ビニルゴムを含む請求項1〜3のいずれかに記載のポリマーブレンド。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のポリマーブレンドおよび少なくとも1種のフィラーを含むゴムコンパウンド。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のポリマーブレンドまたは請求項4に記載のゴムコンパウンドおよび少なくとも1種の加硫剤を含む加硫性ゴムコンパウンド。
- 加硫剤が、パーオキシドである請求項6に記載の加硫性ゴムコンパウンド。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のコンパウンドを含む造形品。
- シール、ガスケット、ベルト、ホース、支承パッド、固定子、ウェルヘッドシール、弁板、ケーブル外装、ホイールローラー、現場のガスケットまたはパイプシールの形態の、請求項8に記載の造形品。
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