JP2005029312A - Abnormality detection device and method for elevator - Google Patents

Abnormality detection device and method for elevator Download PDF

Info

Publication number
JP2005029312A
JP2005029312A JP2003194716A JP2003194716A JP2005029312A JP 2005029312 A JP2005029312 A JP 2005029312A JP 2003194716 A JP2003194716 A JP 2003194716A JP 2003194716 A JP2003194716 A JP 2003194716A JP 2005029312 A JP2005029312 A JP 2005029312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
wireless tag
rope
attached
earthquake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003194716A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP4350986B2 (en
Inventor
Tadashi Nasu
正 那須
Norihide Kojika
紀英 小鹿
Yuichi Watabe
裕一 渡部
Izuru Fukushima
出 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2003194716A priority Critical patent/JP4350986B2/en
Publication of JP2005029312A publication Critical patent/JP2005029312A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4350986B2 publication Critical patent/JP4350986B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an abnormality detection device for an elevator capable of automatically and certainly detecting the fact and also simply and easily installing the device therefor when parts required for operation of the elevator are dropped off by vibration and the midway of a rope connected to an elevator car is caught to an instrument in a hoistway (for example, a guide rail support fitting and a landing device) when the vibration by earthquake and strong wind is applied to the elevator car, and an abnormality detection method for an elevator. <P>SOLUTION: The abnormality detection device for the elevator is constituted by a radio tag 4 mounted to a member of the elevator or the part 3 which may displace such as drop off by vibration by earthquake and strong wind; and a reading device 5 for capturing an electric wave transmitted from the radio tag 4. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、地震や強風などによる振動発生時にエレベータに取り付けた部材または部品の落下やロープの引っかかりを検知する装置および検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物内に設置されているエレベータは地震管制運転により、ある一定以上の揺れを感じると自動的に運転を停止して地震による一次災害の発生を防止するようにしているが、復旧に際しては二次的な災害を避けるためにその危険がないことを確認する必要がある。
【0003】
二次的な災害発生を誘発するおそれのある危険としては、例えば、エレベータかごなどに付設の各種機器の振動による落下があり、阪神大震災後の調査報告でもかなり多く発生する事例である。
【0004】
また、他の危険として、エレベータかごに接続されているロープの途中が振動により他物に引っ掛かることがある。これも阪神大震災後の調査報告で多く報告された事例であり、テンションの懸かりかたが少ないガバナロープやコンペンロープが昇降路内の機器(例えばガイドレール支持金具や着床装置)に引っ掛かるケースが多い。特に建物の高層化は、建物自身の固有振動周期を長周期化させることになり、比較的長い周期を持つこれらのロープ類の振幅が大きくなり、引っ掛かりの可能性も高まる傾向にある。また、このような高層建物では、強風時にもロープ類が共振しやすく、引っ掛かりの可能性が地震時と同様に高まる傾向にある。
【0005】
そして、機器の落下やロープの引っ掛かりを検出するには、従来は、例えば点検員などの人手による地震後の直接作業によって実際に落下した部品や実際に引っ掛かっているロープを確認している。
【0006】
このような人手による直接の確認作業は、特に高層建物では建物頂部に設置されているエレベータ機械室に点検員がたどり着くこと自体困難な場合が想定されることから、復旧作業にはかなりの時間と労力を要する。このため、高層建物が、常時、人が居住する建物である場合などには、特に、高齢者や子供、あるいは病弱者などの、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を確保することが困難である。
【0007】
ロープの引っ掛かりを検出する手段としては、従来、自動検出する方法もあり、例えば、ロープの引っ掛かりによりガバナロープの張り車の移動変位が異常値となることを利用してこれを検知する方法(例えば、特許文献1、2参照)、ガバナロープを加振器で加振した際のロープ長の変化を検知する方法(例えば特許文献3参照)、ガバナロープの揺れの大きさを評価してそれとの比較で検知する方法(例えば特許文献4参照)、ガバナロープに通した落下部材を落としてこれを検出できない場合に引っ掛かりを検知する方法(例えば特許文献5参照)などがある。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−77409号公報
【特許文献2】
特開平10−120327号公報
【特許文献3】
特開2000−255928号公報
【特許文献4】
特開平9−290975号公報
【特許文献5】
特開2001−270666号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特開平9−77409号公報や特開平10−120327号公報のようにガバナロープの張り車の移動変位が異常値となることを利用して検知する方法は、高層建物におけるようなガバナロープ自身が非常に長い場合は、温度変化や湿度変化による移動変位と引っ掛かりによる移動変位との区別がつきにくく、引っ掛かりを正確に検知することが困難である。
【0010】
また、特開2000−255928号公報のようにガバナロープを加振器で加振した際の振幅からロープ長の変化を検知する方法も、前記と同様に温度変化や湿度変化によるロープ長の変化を考慮した検出が困難である。
【0011】
特開平9−290975号公報のようにガバナロープの揺れの大きさを評価してそれとの比較で検知する方法では、地震や強風による揺れの大きさを評価することは、高層建物では複雑な揺れが生じる可能性があるために技術的に困難である。また、いったん引っ掛かりが生じるとガバナロープの揺動が止まり、鉛直加速度が生じなくなり、正常であることとの判別がつきにくく、エレベータの運行への影響の判定が難しい。
【0012】
一方、特開2001−270666号公報のようなガバナロープに通した落下部材を落としてこれを検出できない場合に引っ掛かりを検知する方法は、非常に単純な方法であるが、これは、高層ビルのような高所から落下させた場合には落下部材が跳ねてしまうことがあり、検出器にスイッチを使用するとこれを正確に押すことが難しい。また、検出器の所定位置に落下部材を収めるためには、ロープが挿通される一対のローラが必要となるが、そのローラとロープの隙間が広すぎれば落下部材は飛び跳ねるおそれがあり、逆に狭すぎれば落下しないおそれがあるので、調整が難しいし、落下部材の機構が複雑になる。さらに、エレベータピット内の張り車直上の検出器が二つ必要になり構造が複雑になるだけでなく、検出器は昇降路内のごみや埃を常に被る位置に配設されることになるため、スイッチの誤動作のおそれもある。そして、これを防止するためにはメンテナンスが必要になる。さらに、落下部材の落下は地震感知器により所定の揺れが生じた際に行なわれるが、落下部材の落下を開始する揺れの大きさが小さいすぎると、地震の初期に落下部材が落下してしまい、落下後にさらに揺れが大きくなり引っ掛かった場合を検出できない。また、落下部材の落下を開始する揺れの大きさが大きすぎると、検知させたくても落下させることができずに検知もできない。
【0013】
この発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、地震や強風などによる振動がエレベータかごに加わったときに、振動によってエレベータの運行に必要な部品が落下したり、エレベータかごに接続されているロープの途中が昇降路内の機器(例えばガイドレール支持金具や着床装置)に引っ掛かった場合、これを自動的かつ確実に検知し、しかもそのための装置も簡単で容易に設置できるエレベータの異常検知装置および検知方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、地震や強風などの振動により落下など変位する可能性のあるエレベータの部材または部品に取り付ける無線タグと、前記無線タグが発信する電波を捕捉する読取装置とで構成することを特徴とする。
【0015】
請求項1記載の発明によれば、地震や強風などにより発生する振動がエレベータの部材または部品に加わり、この振動によって部材または部品が落下するなどして変位すると、この部材または部品に取り付けてある無線タグもいっしょに落下する。一方、読取装置はエレベータの昇降路内の壁やエレベータピット床、あるいはエレベータかごなどに配設され固定される。読取装置は無線タグに対して電波を発信し、それに無線タグが応答して電波を発信したものを受信して無線タグの存在を把握するものであるが、無線タグが応答可能な読取装置との距離は一定範囲に限られている。したがって、部材または部品の落下による無線タグの移動に伴って、落下する無線タグと固定された読取装置の距離が変化すると、読取装置から電波を発信しても、落下する無線タグが応答できたり、応答できなかったりすることになり、読取装置で落下する無線タグの電波を捕捉できたり、捕捉できなかったりすることになる。例えば、落下前の無線タグが応答可能な範囲に読取装置が配設されている場合には、無線タグの落下前には読取装置は無線タグの電波を捕捉できるが、無線タグの落下後には読取装置は無線タグの電波を捕捉できなくなる。よって、無線タグが落下したことが検出できる。また、落下前の無線タグが応答可能な範囲に読取装置は配設されていないが、落下後の無線タグが応答可能な範囲に読取装置が配設されている場合には、無線タグの落下前には読取装置は無線タグの電波を捕捉できないが、無線タグの落下後には読取装置は無線タグの電波を捕捉できる。よって、無線タグが落下したことが検出できる。これにより無線タグと読取装置の相対的な位置関係が検出されることとなり、無線タグの変位の有無が検出できるため、間接的に部材または部品の落下を把握することができる。よって、地震や強風などによる振動がエレベータの部材または部品に加わったときに、これらの振動により部材または部品が落下した場合でも、このように無線タグとその読取装置を設置するだけの簡単な構成で、無線タグの移動を自動的に検出でき、部材または部品の落下が簡単に検出されるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。
【0016】
請求項2記載の発明では、前記無線タグは、エレベータかごに装着されて振動により落下の可能性のある部材または部品に取り付けることを特徴とする。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、地震や強風などによる振動で部材または部品がエレベータかごから落下すると、この部材または部品とともに無線タグも落下する。その結果、エレベータかごに読取装置が配設されている場合は、無線タグから発信する信号がこの読取装置で検出されなくなるから、これをもって部材または部品の落下と判断する。また、例えばエレベータピット内の床部に読取装置を配設した場合は、それまで検出されていなかった無線タグからの信号が検出されるようになるから、これをもって部材または部品の落下と判断する。さらに、例えば落下する前の部材または部品を検知できるエレベータかごに読取装置が配設されており、また落下後の部材または部品を検知できるエレベータピット内の床部などにも読取装置が配設されている場合には、落下したことを二重に確認することができる。よって、地震や強風などによる振動がエレベータの部材または部品に加わったときに、エレベータかごに装着されている部材または部品が落下した場合でも、このように無線タグとその読取装置を設置するだけの簡単な構成で、無線タグの移動を自動的に検出でき、部材または部品の落下が簡単に検出されるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。また、落下する前の部材または部品を検知できるエレベータかごの読取装置を併設することで、その確実さを増すことが可能である。
【0018】
請求項3記載の発明は、エレベータに接続されるロープに、無線タグを取り付けた落下部材を落下可能なように装着し、前記ロープの最下部近傍に前記無線タグから発信する電波を捕捉する読取装置を配設し、前記読取装置で前記無線タグからの電波が捕捉されないことを検知してロープの引っ掛かりを検出することを特徴とする。
【0019】
請求項3記載の発明によれば、地震や強風などにより発生する振動がエレベータに接続されるロープに伝わり途中が他物に引っ掛かった後に、無線タグを取り付けた落下部材を落下させると、ロープの途中が昇降路内の機器、例えばガイドレール支持金具や着床装置などの突起に引っ掛かる場合は、ロープの最下部近傍に読取装置を配設しておけば、無線タグと読取装置の距離が離れているために読取装置からの電波に無線タグが応答せず、読取装置では無線タグの電波を捕捉できない。これにより、ロープの途中に引っ掛かりが発生したものと判断する。
【0020】
一方、落下部材がロープに沿って支障なく落下した場合には、読取装置からの電波に応答した無線タグから発信する信号がこの読取装置で捕捉される。これにより、ロープの途中に引っ掛かりが発生しなかったものと判断する。よって、地震や強風などによる振動がエレベータに接続されているロープに加わったときに、これらの振動によりロープが大きく揺れてロープの途中が昇降路内の機器(例えば、ガイドレール支持金具や着床装置)に引っ掛かった場合でも、このように無線タグを取り付けて落下を可能にした落下部材をロープに装着して無線タグの読取装置を設置するだけの簡単な構成により、落下させた落下部材に取り付けた無線タグが読取装置で検出されることでロープが引っかかっていないことが自動的に判断できるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。
【0021】
請求項4記載の発明は、地震や強風などの振動により落下など変位する可能性のあるエレベータの部材または部品に無線タグを取り付け、前記無線タグから発信する電波を捕捉する読取装置を配設し、地震や強風などの振動発生により前記読取装置で捕捉される電波の有無により部品の落下を検出することを特徴とする。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、地震や強風などによる振動で部材または部品が落下すると、この部材または部品とともに無線タグも落下する。一方、読取装置はエレベータの昇降路内の壁やエレベータピット床、あるいはエレベータかごなどに配設され固定される。読取装置は無線タグに対して電波を発信し、それに無線タグが応答して電波を発信したものを受信して無線タグの存在を把握するものであるが、無線タグが応答可能な読取装置との距離は一定範囲に限られている。したがって、部材または部品の落下による無線タグの移動に伴って、落下する無線タグと固定された読取装置の距離が変化すると、読取装置から電波を発信しても、落下する無線タグが応答できたり、応答できなかったりすることになり、読取装置で落下する無線タグの電波を捕捉できたり、捕捉できなかったりすることになる。例えば、落下前の無線タグが応答可能な範囲に読取装置が配設されている場合には、無線タグの落下前には読取装置は無線タグの電波を捕捉できるが、無線タグの落下後には読取装置は無線タグの電波を捕捉できなくなる。よって、これをもって無線タグが落下したことが検出できる。また、落下前の無線タグが応答可能な範囲に読取装置は配設されていないが、落下後の無線タグが応答可能な範囲に読取装置が配設されている場合には、無線タグの落下前には読取装置は無線タグの電波を捕捉できないが、無線タグの落下後には読取装置は無線タグの電波を捕捉できる。よって、これによっても無線タグが落下したことが検出できる。これにより無線タグと読取装置の相対的な位置関係が検出されることとなり、無線タグの変位の有無が検出できるため、間接的に部材または部品の落下を把握することができる。よって、地震や強風などによる振動がエレベータの部材または部品に加わったときに、これらの振動により部材または部品が落下した場合でも、無線タグとその読取装置を設置するだけの簡単な構成を使用して、無線タグの存在を検出できるかどうかを確認するだけで部材または部品の落下を自動的に検出できるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。
【0023】
請求項5記載の発明は、エレベータかごに装着されて地震などの振動により落下の可能性のある部材または部品に無線タグを取り付け、前記無線タグから発信する電波を捕捉する読取装置をエレベータかごまたはエレベータピット内の上方または下方に配設し、振動発生により前記読取装置で捕捉される電波の有無により部材または部品の落下を検出することを特徴とする。
【0024】
請求項5記載の発明によれば、地震による振動で部材または部品がエレベータかごから落下すると、この部材または部品とともに無線タグも落下する。その結果、エレベータピット内の上方位置としてエレベータかごに読取装置が配設されている場合は、無線タグから発信する信号がこの読取装置で検出されなくなるから、これをもって部材または部品の落下と判断する。また、エレベータピット内の下方位置として床部に読取装置を配設した場合は、それまで検出されていなかった無線タグからの信号が検出されるようになるから、これをもって部材または部品の落下と判断する。よって、地震や強風などによる振動がエレベータの部材または部品に加わったときに、これらの振動によりエレベータかごに装着されている部材または部品が落下した場合でも、このように無線タグとその読取装置を設置するだけの簡単な構成を使用して、無線タグの存在を検出できるかどうかを確認するだけでエレベータかごに装着されている部材または部品の落下を自動的に検出できるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。また、落下する前の部材または部品を検知する方法と、落下後の部材または部品を検知する方法を併用することで、その確実さを増すことが可能である。
【0025】
請求項6記載の発明は、エレベータに接続されるロープに、無線タグを取り付けた落下部材を落下可能なように装着し、前記ロープの最下部近傍に前記無線タグから発信する電波を捕捉する読取装置を配設し、地震や強風などの振動発生後にロープの引っ掛かりを検知する際に落下部材を落下させ、前記読取装置で電波が捕捉されないことを検知してロープの引っかかりを検出することを特徴とする。
【0026】
請求項6記載の発明によれば、地震や強風などによる振動が発生した後に、ロープに装着された無線タグを取り付けた落下部材を落下させると、落下部材はロープに沿って落下する。この場合、ロープの最下部近傍位置に読取装置が配設してあるから、ロープの途中でどこにも引っ掛からず、落下部材に取り付けた無線タグがロープにそって支障なくロープ最下部位置まで落下した場合は、読取装置から無線タグに向かって発信した電波に応答して無線タグから発信する電波が読取装置で検出され、これによりロープの途中に引っ掛かりが発生してないことが直ちに判明する。
【0027】
一方、ロープの途中が昇降路内の機器、例えばガイドレール支持金具や着床装置に引っ掛かると、ロープにそって落下する無線タグがこのガイドレール支持金具や着床装置に引っ掛かってそれ以上の落下が阻止されるから、ロープの最下部まで落下せず、ロープの最下部位置に配設した読取装置では無線タグから発信する電波が捕捉されない。よって、地震や強風などによる振動がエレベータに接続されているロープに加わったときに、これらの振動によりロープが大きく揺れてロープの途中が昇降路内の機器(例えば、ガイドレール支持金具や着床装置)に引っ掛かった場合でも、このように無線タグを取り付けて落下を可能にした落下部材をロープに装着して無線タグの読取装置を設置するだけの簡単な構成を使用し、検知する際に落下させた無線タグを取り付けた落下部材が検出されることでロープが引っかかっていないことが自動的に判断できるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。
【0028】
請求項7記載の発明は、前記無線タグには当該無線タグが取り付けられる部材または部品を特定する情報が蓄積され、この情報が発信されることを特徴とする。
【0029】
請求項7記載の発明によれば、例えば、無線タグから発信される情報が個々の部材または部品を完全に特定する詳細情報を蓄積する場合には、その情報により落下した部材または部品が特定されるから、どの部材または部品が落下したかが直ちに判明し、迅速な復旧に役立つ。また、無線タグから発信される情報が部材または部品の種類などの限られた情報を蓄積する場合やそれらの情報を蓄積していない場合でも、何も落下していない場合には、すぐにも運行を再開させる準備ができるため、常時、人が居住する建物である場合などには、高齢者や子供、あるいは病弱者等の、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を早期に確保することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面についてこの発明の実施の形態を詳細に説明する。図1はこの発明のエレベータの異常検知装置および検知方法の第1実施形態を示す説明図で、地震や強風などの振動発生後にエレベータかごから落下する可能性のある運行上必要な部材または部品の落下を検出する例であり、エレベータかご1の上部や側部または底部に付設の部材または部品3に無線タグ4を貼り付けておく。
【0031】
この無線タグ4は、例えば無線自動認識IC、RFIDタグ、ICタグとも称せられ、情報の蓄積や書換えが可能で物品の在庫管理システムなどに用いられるもので、それ自身の大きさが非常に小さいものであるという特徴と、無線タグ自身には電力が不要で後述の読取装置からの電波を受けるとチップ内で起電して応答するという特徴と、読取装置と無線タグとの距離が数センチから数メートル程度という比較的近距離でのみ交信が行なえるという特徴を有する。
【0032】
そして、無線タグ4には当該無線タグ4が貼り付けられた部材または部品3を特定することのできる電子情報を蓄積しておき、読取装置5からの微弱な電波により電力を発生させて、蓄積されている情報を発信するように構成されている。なお、蓄積させる情報には、個々の部材または部品を完全に特定する詳細情報を蓄積する場合と、部材または部品の種類などの限られた情報を蓄積する場合、あるいは部材または部品の情報を蓄積しない場合もある。例えば、無線タグから発信される情報が個々の部材または部品を完全に特定する詳細情報を蓄積する場合には、その情報により落下した部材または部品が特定されるから、どの部材または部品が落下したかが直ちに判明し、迅速な復旧に役立つ。また、無線タグから発信される情報が部材または部品の種類などの限られた情報を蓄積する場合やそれらの情報を蓄積していない場合でも、落下していないことが迅速に判明するので、直ちに運転を復帰させる準備に取りかかることができ早期復旧に役立つ。
【0033】
一方、前記無線タグ4から発信される信号を受信する読取装置5をエレベータピット2に配設する。配設の具体的場所としては、無線タグ4の送信可能範囲である数センチから数メートルの範囲である必要があり、例えば、部材または部品3が設置されるエレベータかご1の壁面や床面、天井面や、部材または部品3の落下先のエレベータピット2の壁面や床面、昇降路の壁面、ガイドレール、ガイドレール支持金具、エレベータ機器室の床面、錘19、張り車13の支持部、張り車23の支持部とする。エレベータかご1に配置するに際しては、その内側に設置しても外側に設置してもよく、小型であるから既存のエレベータにも容易に設置できる。
【0034】
この場合、無線タグ4の送信可能範囲に対応させて、読取装置5のアンテナ部6や送受信部や制御部は別途設置することも可能であり、アンテナ部6だけをエレベータかご1内の各所やエレベータピット2内の各所、例えばエレベータかご1の壁面や床面、天井面やエレベータピット2の壁面や床面、昇降路の壁面、ガイドレール、ガイドレール支持金具、エレベータ機器室の床面、錘19、張り車13の支持部、張り車23の支持部に取り付けることで、読取装置5の設置台数を最小限とすることができる。
【0035】
また、アンテナ部6は、検知する必要のある部材または部品3の配置に合わせて電波の到達範囲を考慮した最低限の配置を行なえばよく、必ずしもエレベータかご1あるいはエレベータピット2内の全体に配置する必要はなく、各種形状に容易に加工できるから、既存のエレベータにも容易に設置できる。この場合、アンテナ部6の形態として、通常のアンテナだけでなく、漏洩同軸ケーブルを使用することができる。この漏洩同軸ケーブルは、同軸ケーブルに無数のスリットを設けたもので、このスリット部分が小さなアンテナ機能を有するため、エレベータシャフトのような狭い場所での敷設が容易である。また、例えば、エレベータピット2の壁面や床面全域で落下物の点検を行なうような、広い範囲に対して同じ目的で検出を行なうような場合には、一本の漏洩同軸ケーブルを範囲内に敷設し、読取装置も一台ですむので、効率よく検出することが可能となる。なお、ケーブルではなく管の場合は、漏洩導波管を使用することになる。
【0036】
図中7はエレベータの制御装置で、読取装置5とは電話回線などの通信回線10を介して接続され、表示部8を備える。また、9は読取装置5と電話回線や無線などの通信回線10を介して接続される遠隔監視装置を示す。
【0037】
次に、読取装置5をエレベータかご1の側に配置した場合の、部材または部品3の落下を検知する方法を図2のフローチャートについて説明する。エレベータかご1に配設された無線タグ4は読取装置5からの微弱な電波を受けて電力を発生させ、蓄積されている情報を発信している。読取装置5の側ではこの情報を一定間隔で読み取り、それに応じて無線タグ4から発信される電波に載せられた機器情報が把握されれば、予め登録された機器情報との比較を行ない両者が一致すれば、部材または部品3は所定の位置にあるものとして、当該部材または部品3は落下していないことが把握できる。
【0038】
一方、予め登録された当該部材または部品3の機器情報が得られなくなれば、部材または部品3が落下したものと判断する。
【0039】
前記機器情報の比較判断を行なうに際しては、読取装置5で得られた情報は読取装置5自身で、あるいは読取装置5とは別個に設けた専用の判断装置で、あるいは、通信回線10を介して連携した遠隔監視装置9で解析され、部材または部品3の落下の判定を行なう。
【0040】
そして、部材または部品3の落下が判定された場合は、エレベータに設けられている制御装置7の表示部8や、遠隔監視装置9に落下が伝達される。これにより、特別な点検員の人手による直接の点検作業を待たずに、監視システムあるいは管理者による、落下した部材または部品3の特定が直ちに行なわれ、エレベータを早期に運行復帰させることができる。
【0041】
次に、エレベータピット2内に読取装置5を配置した場合の、部材または部品3の落下を検知する方法を図3のフローチャートについて説明する。部材または部品3が落下していないときは、読取装置5では無線タグ4から発信する情報を捕捉できないから、部材または部品3は落下していないと判断する。
【0042】
これに対して、部材または部品3が落下した場合は、落下してきた部材または部品3は落下による変位によってエレベータピット2内の読取装置5の近傍に自然に移動するため、部材または部品3に取り付けてある無線タグ4が読取装置5の応答に応えて微弱な電波を発信し、その機器情報が読取装置5で把握される。読取装置5ではこの機器情報を予め登録されている情報と比較し、部材または部品3の落下を把握するとともに落下した部材または部品3を特定する。その他の動作はエレベータかご1の側に読取装置5を設置した場合と同様である。
【0043】
図4は、第2実施形態を示し、エレベータかご1に接続されるガバナロープやコンペンロープなどの途中の引っ掛かりを検知する場合である。ガバナロープは、エレベータの速度の異常を直接検知して非常停止させるために配設されるもので、機械室内のガバナシーブ12とエレベータピット2内の張り車13との間に環状に張られ、エレベータかごに接続部材14で接続される。
【0044】
このガバナロープは全体としては1本のロープであるが、これを自由に振動する部分に区画してとらえると、ガバナシーブ12とエレベータかご1の間の自由ロープ部分11aと、エレベータかご1と張り車13との間の自由ロープ部分11bと、ガバナシーブ12と張り車13との間の自由ロープ部分11cの3本の自由ロープ部分で構成される。
【0045】
この発明では、前記ガバナロープの3本の自由ロープ部分11a〜11cのそれぞれに、無線タグ4を取り付けた環状落下部材15を貫通させて取り付け、この環状落下部材は平常時には各自由ロープ部分11a〜11cの最上部に近い箇所で支持部16によって支持されている。
【0046】
この支持部16は、例えば、環状落下部材15を載せて支持したり、挟んで把持したり、環状落下部材15の材質を調整することにより磁力により支持したりする機構により構成するが、例えば、エレベータに設けられた地震管制運転装置部17に接続されて、ここからの制御信号で支持が解除されるように構成されたり、あるいは、遠隔監視装置9からの制御信号で支持が解除されるように構成されたり、あるいは建物設備の集中管理を行なう中央監視室や防災センターなどからの制御信号で指示が解除されるように構成されている。
【0047】
各自由ロープ部分11a〜11cの最下部に近い箇所に無線タグ4からの信号を読み取る読取装置5とそのアンテナ部6を設置する。
【0048】
次に、地震や強風などによる振動発生後にガバナロープの途中の引っ掛かりを検知する方法を説明する。無線タグ4が取り付けられた環状落下部材15は平常時には各自由ロープ部分11a〜11cの最上部に近い箇所に支持部16によって保持されている。この状態で、各自由ロープ部分11a〜11cの最下部に近い箇所に設置した読取装置5では無線タグ4からの信号は受信されていない。
【0049】
例えば、地震や強風の発生が検知されてロープの途中の引っ掛かりを検知する必要が生じた場合に、地震管制運転装置部17や遠隔監視装置9からの制御信号によって支持部16の支持が解除され、環状落下部材15が各自由ロープ部分11a〜11cをロープにそって自重で落下する。この場合、各自由ロープ部分11a〜11cの途中に引っ掛かりが発生していなければ、環状落下部材15は無線タグ4を取り付けた状態でロープに沿って支障なく最下部まで落下し、最下部近傍に設置してある読取装置5で無線タグ4からの信号が受信される。この信号の受信によって引っ掛かりの発生はないものと判断する。
【0050】
これに対して、支持部16の支持が解除されたにもかかわらず、読取装置5で無線タグ4からの信号が受信されないと、自由ロープ部分11a〜11cの途中で引っ掛かりが発生して環状落下部材15がこの部分で止まっているものと判断し、引っ掛かりを検出する。
【0051】
メインロープは、エレベータかご1の上部と錘19の上部との間に機械室内の巻き上げ機20とシーブ21とを介して張られるもので、メインロープを自由に振動する部分に区画してとらえると、巻き上げ機20とエレベータかご1との間の自由ロープ部分18aと、シーブ21と錘19との間の自由ロープ部分18bとで構成される。
【0052】
このメインロープについても前記ガバナロープと同様に各自由ロープ部分18a、18bに無線タグ4を取り付けた環状落下部材15を通しておき、この環状落下部材15は平常時には各自由ロープ部分18a、18bの最上部に近い部分で支持部16により支持しておく。
【0053】
次に、地震や強風などによる振動発生後にメインロープの途中の引っ掛かりを検知する方法を説明する。無線タグ4が取り付けられた環状落下部材15は平常時には各自由ロープ部分18a、18bの最上部に近い箇所に支持部16によって保持されている。この状態で、各自由ロープ部分18a、18bの最下部に近い箇所に設置した読取装置5では無線タグ4からの信号は受信されていない。
【0054】
例えば、地震や強風の発生が検知されてロープの途中の引っ掛かりを検知する必要が生じた場合に、地震管制運転装置部17や遠隔監視装置9からの制御信号によって支持部16の支持が解除され、環状落下部材15が各自由ロープ部分18a、18bをロープにそって自重で落下する。この場合、各自由ロープ部分18a、18bの途中に引っ掛かりが発生していなければ、環状落下部材15は無線タグ4を取り付けた状態でロープに沿って支障なく最下部まで落下し、最下部近傍に設置してある読取装置5で無線タグ4からの信号が受信される。この信号の受信によって引っ掛かりの発生はないものと判断する。
【0055】
これに対して、支持部16の支持が解除されたにもかかわらず、読取装置5で無線タグ4からの信号が受信されないと、各自由ロープ部分18a、18bの途中で引っ掛かりが発生して環状落下部材15がこの部分で止まっているものと判断し、引っ掛かりを検出する。
【0056】
コンペンロープはエレベータかご1の底部と錘19の底部との間に張り車23を介して張設されるもので、コンペンロープを自由に振動する部分に区画してとらえると、エレベータかご1と張り車23との間のコンペンロープ22aと、張り車23と錘19との間のコンペンロープ22bとで構成される。
【0057】
このコンペンロープについても前記ガバナロープやメインロープと同様に各コンペンロープ22a、22bに無線タグ4を取り付けた環状落下部材15を通しておき、この環状落下部材15は平常時には各コンペンロープ22a、22bの最上部に近い部分で支持部16により支持しておく。
【0058】
次に、地震や強風などによる振動発生後にコンペンロープの途中の引っ掛かりを検知する方法を説明する。無線タグ4が取り付けられた環状落下部材15は平常時には各コンペンロープ22a、22bの最上部に近い箇所に支持部16によって保持されている。この状態で、各コンペンロープ22a、22bの最下部に近い箇所に設置した読取装置5では無線タグ4からの信号は受信されていない。
【0059】
例えば、地震や強風の発生が検知されてロープの途中の引っ掛かりを検知する必要が生じた場合に、地震管制運転装置部17や遠隔監視装置9からの制御信号によって支持部16の支持が解除され、環状落下部材15が各コンペンロープ22a、22bをロープにそって自重で落下する。この場合、各コンペンロープ22a、22bの途中に引っ掛かりが発生していなければ、環状落下部材15は無線タグ4を取り付けた状態でロープに沿って支障なく最下部まで落下し、最下部近傍に設置してある読取装置5で無線タグ4からの信号が受信される。この信号の受信によって引っ掛かりの発生はないものと判断する。
【0060】
これに対して、支持部16の支持が解除されたにもかかわらず、読取装置5で無線タグ4からの信号が受信されないと、各コンペンロープ22a、22bの途中で引っ掛かりが発生して環状落下部材15がこの部分で止まっているものと判断し、引っ掛かりを検出する。
【0061】
なお、環状落下部材15を落下させて異常がなかった場合には、直ちにエレベータの運転を再開するための試運転を行なう必要があり、あるいは異常が検知された場合にも、運転再開前には次回の検知に備えて元の箇所に戻す必要があるので、環状落下部材15のロープからの着脱を容易にする必要がある。また、環状落下部材15をそれぞれの位置に複数設置しておくこともある。これは、前震と本震の関係、本震後の余震のことも考慮すると、環状落下部材15を落下させた後にさらに大きな揺れが発生する可能性があるからである。例えば、ヒンジ部を設け、これを回転してロープから外せる構造とし、また、ロック部を設けてロープに装着した後は、外れないようにしておくことも一例である。また、環状落下部材15を二つ以上の部品から構成し、ボルトなどの容易に着脱可能なもので一体化しておき、着脱時には分解することも有効である。エレベータ運転を再開するための試運転を行なう場合には、ピット2内の張り車13や張り車23の部分にあるはずの環状落下部材15のみが運転の障害になる可能性があるが、ピット2へは比較的容易に接近は可能であり、環状落下部材15がこのように着脱が容易になっていれば、遠隔監視装置9などからの指示によって、特別な資格を持つ点検員によらなくても、建物の管理人等によって除去作業を速やかに行なうことが可能である。なお、例えば、ピット2内の張り車13や張り車23の直上に、落下してきた環状落下部材15は受け材24をさらに設けることで、このような除去作業を省いて試運転ができるようにすることも可能である。知恵の輪のようにロープから外す方法も有効である。また、支持部16は地震検知時には容易に環状落下部材15が落下するように、例えばロック部は電気的にロックが解除されるように構成する。
【0062】
また、読取装置5には供給電力が必要であり、無線タグ4の送信可能範囲に設置する必要があるが、無線タグ4の送信可能範囲には読取装置5のアンテナ部6だけを最適位置に設置することで読取装置5の設置位置を電力供給が可能な範囲に調整することができる。
【0063】
さらに、部材または部品3の落下やロープの引っ掛かりを、無線タグ4の移動を検知する読取装置5で行なっているが、これに限定されるものではなく、読取装置5は無線タグ4からの信号を受信する機能だけを有するものとして、部品の落下やロープの引っ掛かりの検知は、読取装置5からの情報を得た別の専用の判断装置で行なうこともできる。また、エレベータに遠隔監視装置が設置されている場合は、この装置によって遠隔地で判断することもできる。
【0064】
そして、第1実施形態において、読取装置5の設置位置を、無線タグ4が配設されるエレベータかご1の側と、無線タグ4の落下先であるエレベータピット2内との両方とすることもでき、この場合は、一つ目の方法で部材または部品3が落下したことを検知して、さらに二つ目の方法でそれを確認することができ、情報の確度をあげることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、地震や強風などによる振動がエレベータの部材または部品に加わったときに、これらの振動により部材または部品が落下した場合でも、このように無線タグとその読取装置を設置するだけの簡単な構成で、無線タグの移動を自動的に検出でき、部材または部品の落下が簡単に検出されるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、大規模な都市で地震が発生して多数のエレベータが停止して点検員の確認を必要とする事態となってしまい点検員の到着までに長時間を要することが予想される場合においても、この発明により、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。特に、何も落下物が無いことがわかる場合には、すぐにも運行を再開させる準備ができるため、常時、人が居住する建物である場合などには、高齢者や子供、あるいは病弱者等の、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を早期に確保することが可能となる。
【0066】
また、請求項2に記載の発明によれば、地震や強風などによる振動がエレベータの部材または部品に加わったときに、エレベータかごに装着されている部材または部品が落下した場合でも、このように無線タグとその読取装置を設置するだけの簡単な構成で、無線タグの移動を自動的に検出でき、部材または部品の落下が簡単に検出されるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、大規模な都市で地震が発生して多数のエレベータが停止して点検員の確認を必要とする事態となってしまい点検員の到着までに長時間を要することが予想される場合においても、この発明により、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。また、落下する前の部材または部品を検知できるエレベータかごの読取装置を併設することで、その確実さを増すことが可能である。特に、何も落下物が無いことがわかる場合には、すぐにも運行を再開させる準備ができるため、常時、人が居住する建物である場合などには、高齢者や子供、あるいは病弱者等の、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を早期に確保することが可能となる。
【0067】
また、請求項3に記載の発明によれば、地震や強風などによる振動がエレベータに接続されているロープに加わったときに、これらの振動によりロープが大きく揺れてロープの途中が昇降路内の機器(例えば、ガイドレール支持金具や着床装置)に引っ掛かった場合でも、このように無線タグを取り付けて落下を可能にした落下部材をロープに装着して無線タグの読取装置を設置するだけの簡単な構成により、落下させた落下部材に取り付けた無線タグが読取装置で検出されることでロープが引っかかっていないことが自動的に判断できるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、大規模な都市で地震が発生して多数のエレベータが停止して点検員の確認を必要とする事態となってしまい点検員の到着までに長時間を要することが予想される場合においても、この発明により、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。特に、何もロープの引っ掛かりが無いことがわかる場合には、すぐにも運行を再開させる準備ができるため、常時、人が居住する建物である場合などには、高齢者や子供、あるいは病弱者等の、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を早期に確保することが可能となる。
【0068】
また、請求項4に記載の発明によれば、地震や強風などによる振動がエレベータの部材または部品に加わったときに、これらの振動により部材または部品が落下した場合でも、無線タグとその読取装置を設置するだけの簡単な構成を使用して、無線タグの存在を検出できるかどうかを確認するだけで部材または部品の落下を自動的に検出できるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、大規模な都市で地震が発生して多数のエレベータが停止して点検員の確認を必要とする事態となってしまい点検員の到着までに長時間を要することが予想される場合においても、この発明により、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。特に、何も落下物が無いことがわかる場合には、すぐにも運行を再開させる準備ができるため、常時、人が居住する建物である場合などには、高齢者や子供、あるいは病弱者等の、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を早期に確保することが可能となる。
【0069】
また、請求項5に記載の発明によれば、地震や強風などによる振動がエレベータの部材または部品に加わったときに、これらの振動によりエレベータかごに装着されている部材または部品が落下した場合でも、無線タグとその読取装置を設置するだけの簡単な構成を使用して、無線タグの存在を検出できるかどうかを確認するだけでエレベータかごに装着されている部材または部品の落下を自動的に検出できるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、大規模な都市で地震が発生して多数のエレベータが停止して点検員の確認を必要とする事態となってしまい点検員の到着までに長時間を要することが予想される場合においても、この発明により、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。また、落下する前の部材または部品を検知する方法と、落下後の部材または部品を検知する方法を併用することで、その確実さを増すことが可能である。特に、何も落下物が無いことがわかる場合には、すぐにも運行を再開させる準備ができるため、常時、人が居住する建物である場合などには、高齢者や子供、あるいは病弱者等の、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を早期に確保することが可能となる。
【0070】
また、請求項6に記載の発明によれば、地震や強風などによる振動がエレベータに接続されているロープに加わったときに、これらの振動によりロープが大きく揺れてロープの途中が昇降路内の機器(例えば、ガイドレール支持金具や着床装置)に引っ掛かった場合でも、このように無線タグを取り付けて落下を可能にした落下部材をロープに装着して無線タグの読取装置を設置するだけの簡単な構成を使用し、検知する際に落下させた無線タグを取り付けた落下部材が検出されることでロープが引っかかっていないことが自動的に判断できるので、特別な点検員の人手による直接の確認作業を要しない。したがって、大規模な都市で地震が発生して多数のエレベータが停止して点検員の確認を必要とする事態となってしまい点検員の到着までに長時間を要することが予想される場合においても、この発明により、点検員によらず、建物管理者あるいは遠隔の監視システムなどが地震後のエレベータの復旧を迅速に行なえるものである。特に、何もロープの引っ掛かりが無いことがわかる場合には、すぐにも運行を再開させる準備ができるため、常時、人が居住する建物である場合などには、高齢者や子供、あるいは病弱者等の、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を早期に確保することが可能となる。
【0071】
また、請求項7に記載の発明によれば、無線タグから発信される情報が個々の部材または部品を完全に特定する詳細情報を蓄積する場合には、その情報により落下した部材または部品が特定されるから、どの部材または部品が落下したかが直ちに判明し、迅速な復旧に役立つ。また、無線タグから発信される情報が部材または部品の種類などの限られた情報を蓄積する場合やそれらの情報を蓄積していない場合でも、何も落下していない場合には、すぐにも運行を再開させる準備ができるため、常時、人が居住する建物である場合などには、高齢者や子供、あるいは病弱者などの、地震後にもエレベータなしでは避難が困難な人々の安全を早期に確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエレベータの異常検知装置および方法の第1実施形態を示す説明図である。
【図2】この発明のエレベータの異常検知装置および方法の第1実施形態を示す検知動作のフローチャートである。
【図3】この発明のエレベータの異常検知装置および方法の第1実施形態を示す検知動作の他の例のフローチャートである。
【図4】この発明のエレベータの異常検知装置および方法の第2実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エレベータかご 2 エレベータピット
3 部材または部品 4 無線タグ
5 読取装置 6 アンテナ部
7 制御装置 8 表示部
9 遠隔監視装置 10 通信回線
11a、11b、11c 自由ロープ部分
12 ガバナシーブ 13 張り車
14 接続部材 15 環状落下部材
16 支持部 17 地震管制運転装置部
18a、18b 自由ロープ部分 19 錘
20 巻き上げ機 21 シーブ
22a、22b コンペンロープ 23 張り車
24 受け材
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus and a detection method for detecting a fall of a member or a part attached to an elevator or a hook of a rope when vibration is generated by an earthquake or a strong wind.
[0002]
[Prior art]
The elevators installed in the building are automatically controlled by seismic control to prevent the occurrence of primary disasters due to earthquakes when they feel a certain level of shaking. It is necessary to make sure that there is no danger to avoid a natural disaster.
[0003]
As a danger that may induce secondary disasters, for example, there is a drop due to vibration of various devices attached to an elevator car or the like.
[0004]
Another danger is that the rope connected to the elevator car may be caught by another object due to vibration. This is also the case that was frequently reported in the investigation reports after the Great Hanshin Earthquake, and there are many cases where governor ropes and compen- sion ropes with little tension are caught on equipment in the hoistway (for example, guide rail support brackets and landing devices). . In particular, increasing the number of buildings will increase the natural vibration period of the building itself, increasing the amplitude of these ropes having a relatively long period and increasing the possibility of catching. In such high-rise buildings, ropes tend to resonate even during strong winds, and the possibility of catching tends to increase in the same way as during an earthquake.
[0005]
In order to detect the fall of the device and the hook of the rope, conventionally, for example, a part actually dropped by a direct work after an earthquake by a manual operation such as an inspector or a rope actually caught is confirmed.
[0006]
This kind of direct confirmation work, especially in high-rise buildings, can be difficult for the inspector to reach the elevator machine room installed at the top of the building. It takes effort. For this reason, when high-rise buildings are always inhabited by people, ensure the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator even after an earthquake, especially elderly people, children, or the sick. Is difficult.
[0007]
As a means for detecting the hooking of the rope, there is a conventional automatic detection method, for example, a method of detecting this by utilizing that the displacement of the tensioner of the governor rope becomes an abnormal value due to the hooking of the rope (for example, (See Patent Documents 1 and 2), a method of detecting a change in rope length when a governor rope is vibrated with a vibrator (see, for example, Patent Document 3), and the magnitude of the swing of the governor rope is evaluated and compared with that. And a method of detecting a catch when a falling member passed through a governor rope is dropped and cannot be detected (for example, see Patent Document 5).
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-9-77409
[Patent Document 2]
JP-A-10-120327
[Patent Document 3]
JP 2000-255928 A
[Patent Document 4]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-290975
[Patent Document 5]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-270666
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
As disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 9-77409 and 10-120327, the detection method using the fact that the moving displacement of the tensioner of the governor rope becomes an abnormal value is very high in the governor rope itself in a high-rise building. When the length is long, it is difficult to distinguish between a movement displacement due to a temperature change or humidity change and a movement displacement due to a catch, and it is difficult to accurately detect the catch.
[0010]
In addition, the method of detecting the change in the rope length from the amplitude when the governor rope is vibrated with a vibrator as in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-255828 is also similar to the above in which the change in the rope length due to the temperature change or humidity change is detected. Detection in consideration is difficult.
[0011]
In the method of evaluating the magnitude of the swing of the governor rope and detecting it by comparison with that as in JP-A-9-290975, it is difficult to evaluate the magnitude of the shake due to an earthquake or strong wind in a high-rise building. It is technically difficult because it can occur. In addition, once the hook is generated, the governor rope stops swinging, the vertical acceleration is not generated, and it is difficult to determine that it is normal, and it is difficult to determine the influence on the operation of the elevator.
[0012]
On the other hand, a method of detecting a catch when a falling member passed through a governor rope as in JP-A-2001-270666 is dropped and cannot be detected is a very simple method. When falling from a high place, the falling member may jump, and if a switch is used for the detector, it is difficult to press it accurately. In addition, in order to store the dropping member in a predetermined position of the detector, a pair of rollers through which the rope is inserted is necessary. However, if the gap between the roller and the rope is too wide, the dropping member may jump, and conversely If it is too narrow, it may not fall, so adjustment is difficult and the mechanism of the dropping member becomes complicated. In addition, two detectors directly above the tensioning vehicle in the elevator pit are required, which not only complicates the structure, but also the detector is disposed at a position that is always covered with dust and dirt in the hoistway. There is also a risk of malfunction of the switch. In order to prevent this, maintenance is required. In addition, the falling member is dropped when a predetermined vibration is generated by the earthquake detector, but if the magnitude of the shaking that starts the dropping of the falling member is too small, the falling member will fall at the beginning of the earthquake. , It is not possible to detect the case where the swing becomes larger after being dropped. Moreover, if the magnitude | size of the shake which starts the fall of a dropping member is too large, even if it wants to detect, it cannot drop and cannot detect.
[0013]
The object of the present invention is to eliminate the inconvenience of the conventional example, and when vibrations due to earthquakes or strong winds are applied to the elevator car, parts necessary for elevator operation are dropped or connected to the elevator car due to the vibration. When an intermediate part of the rope gets caught in equipment in the hoistway (for example, guide rail support brackets or landing devices), this is automatically and reliably detected, and the equipment for that can be installed easily and easily. It is to provide an apparatus and a detection method.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to claim 1 is directed to a wireless tag attached to a member or part of an elevator that may be displaced by a vibration such as an earthquake or a strong wind, and the wireless tag transmits. And a reader that captures radio waves.
[0015]
According to the first aspect of the present invention, when vibration generated by an earthquake or strong wind is applied to an elevator member or part and the member or part is dropped due to this vibration, it is attached to the member or part. The wireless tag also falls. On the other hand, the reading device is disposed and fixed on a wall in an elevator hoistway, an elevator pit floor, or an elevator car. The reading device transmits a radio wave to the wireless tag, receives a radio tag responding to the radio tag and transmits the radio wave, and grasps the presence of the wireless tag. The distance is limited to a certain range. Therefore, if the distance between the falling wireless tag and the fixed reader changes as the wireless tag moves due to the drop of a member or component, the falling wireless tag can respond even if a radio wave is transmitted from the reader. In other words, it is impossible to respond, and radio waves of the RFID tag falling by the reader can be captured or cannot be captured. For example, when the reader is arranged in a range where the wireless tag before dropping can respond, the reader can capture the radio wave of the wireless tag before dropping the wireless tag, The reader cannot capture radio waves from the wireless tag. Therefore, it can be detected that the wireless tag has been dropped. In addition, the reader is not arranged in a range where the wireless tag before dropping can respond, but if the reader is arranged in the range where the wireless tag after dropping can respond, Before, the reader cannot capture radio waves from the wireless tag, but after the wireless tag is dropped, the reader can capture radio waves from the wireless tag. Therefore, it can be detected that the wireless tag has been dropped. As a result, the relative positional relationship between the wireless tag and the reader is detected, and the presence or absence of displacement of the wireless tag can be detected, so that it is possible to indirectly grasp the fall of the member or component. Therefore, when vibrations due to earthquakes, strong winds, etc. are applied to elevator members or parts, even if the members or parts fall due to these vibrations, a simple configuration that simply installs a wireless tag and its reader in this way Therefore, the movement of the wireless tag can be automatically detected, and the fall of the member or part can be easily detected, so that a direct check operation by a special inspector is not required. Therefore, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, regardless of an inspector.
[0016]
According to a second aspect of the present invention, the wireless tag is attached to a member or a part that is mounted on an elevator car and may drop due to vibration.
[0017]
According to the second aspect of the present invention, when a member or part is dropped from the elevator car due to vibration caused by an earthquake or strong wind, the wireless tag is also dropped together with the member or part. As a result, when the reading device is disposed in the elevator car, a signal transmitted from the wireless tag is not detected by the reading device, so that it is determined that the member or component has dropped. Further, for example, when a reading device is arranged on the floor in the elevator pit, a signal from a wireless tag that has not been detected before will be detected. . Furthermore, for example, a reading device is provided in an elevator car that can detect a member or part before falling, and a reading device is also provided in a floor portion in an elevator pit that can detect a member or part after dropping. If it is, you can double-check that it has fallen. Therefore, even when a vibration or vibration caused by an earthquake or strong wind is applied to an elevator member or part, even if the member or part attached to the elevator car falls, the wireless tag and its reader can only be installed in this way. Since the movement of the wireless tag can be automatically detected with a simple configuration and the fall of the member or part is easily detected, a direct check operation by a special inspector is not required. Therefore, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, regardless of an inspector. In addition, it is possible to increase the certainty by providing an elevator car reader that can detect a member or a part before falling.
[0018]
According to a third aspect of the present invention, a rope member connected to an elevator is attached so that a dropping member attached with a wireless tag can be dropped, and a radio wave transmitted from the wireless tag is captured near the bottom of the rope. An apparatus is provided, and the hooking of the rope is detected by detecting that the radio wave from the wireless tag is not captured by the reader.
[0019]
According to the third aspect of the present invention, after the vibration generated by an earthquake or a strong wind is transmitted to the rope connected to the elevator and is caught in the middle, the dropping member attached with the wireless tag is dropped. If the device is caught on a projection in the hoistway, such as a guide rail support bracket or a landing device, if the reader is installed near the bottom of the rope, the distance between the wireless tag and the reader will be increased. Therefore, the wireless tag does not respond to the radio wave from the reading device, and the reading device cannot capture the radio wave of the wireless tag. As a result, it is determined that a catch has occurred in the middle of the rope.
[0020]
On the other hand, when the dropping member falls along the rope without any trouble, a signal transmitted from the wireless tag in response to the radio wave from the reading device is captured by the reading device. As a result, it is determined that no catch has occurred in the middle of the rope. Therefore, when vibrations due to earthquakes or strong winds are applied to the ropes connected to the elevator, the ropes are greatly shaken by these vibrations, and the middle of the ropes are installed in the equipment in the hoistway (for example, guide rail support brackets and landing floors). Even if the device is caught by a device, the dropping member that has been attached with the wireless tag and made possible to fall can be attached to the rope and the wireless tag reader can be installed. Since the attached wireless tag is detected by the reader, it can be automatically determined that the rope is not caught, so that direct confirmation work by a special inspector is not required. Therefore, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, regardless of an inspector.
[0021]
According to a fourth aspect of the present invention, a wireless tag is attached to a member or part of an elevator that may be displaced due to vibration such as an earthquake or strong wind, and a reading device that captures radio waves transmitted from the wireless tag is provided. The fall of the component is detected by the presence or absence of radio waves captured by the reader due to the occurrence of vibration such as an earthquake or strong wind.
[0022]
According to the fourth aspect of the present invention, when a member or part is dropped due to vibration caused by an earthquake or strong wind, the wireless tag is dropped together with the member or part. On the other hand, the reading device is disposed and fixed on a wall in an elevator hoistway, an elevator pit floor, or an elevator car. The reading device transmits a radio wave to the wireless tag, receives a radio tag responding to the radio tag and transmits the radio wave, and grasps the presence of the wireless tag. The distance is limited to a certain range. Therefore, if the distance between the falling wireless tag and the fixed reader changes as the wireless tag moves due to the drop of a member or component, the falling wireless tag can respond even if a radio wave is transmitted from the reader. In other words, it is impossible to respond, and radio waves of the RFID tag falling by the reader can be captured or cannot be captured. For example, when the reader is arranged in a range where the wireless tag before dropping can respond, the reader can capture the radio wave of the wireless tag before dropping the wireless tag, The reader cannot capture radio waves from the wireless tag. Therefore, it can be detected that the wireless tag has been dropped. In addition, the reader is not arranged in a range where the wireless tag before dropping can respond, but if the reader is arranged in the range where the wireless tag after dropping can respond, Before, the reader cannot capture radio waves from the wireless tag, but after the wireless tag is dropped, the reader can capture radio waves from the wireless tag. Therefore, it can be detected that the wireless tag has been dropped. As a result, the relative positional relationship between the wireless tag and the reader is detected, and the presence or absence of displacement of the wireless tag can be detected, so that it is possible to indirectly grasp the fall of the member or component. Therefore, when vibrations due to earthquakes or strong winds are applied to elevator members or parts, even if the members or parts fall due to these vibrations, a simple configuration that simply installs a wireless tag and its reader is used. In addition, since it is possible to automatically detect the fall of a member or part simply by confirming whether or not the presence of the wireless tag can be detected, no direct confirmation work by a special inspector is required. Therefore, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, regardless of an inspector.
[0023]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a reading device that attaches a wireless tag to a member or part that is attached to an elevator car and may drop due to vibration such as an earthquake and captures radio waves transmitted from the wireless tag. It is arranged above or below in the elevator pit, and detects the fall of a member or a component based on the presence or absence of radio waves captured by the reader when vibrations are generated.
[0024]
According to the fifth aspect of the present invention, when a member or part is dropped from the elevator car due to vibration caused by an earthquake, the wireless tag is dropped together with the member or part. As a result, when the reading device is disposed in the elevator car as the upper position in the elevator pit, the signal transmitted from the wireless tag is not detected by this reading device. . In addition, when a reader is installed on the floor as a lower position in the elevator pit, a signal from a wireless tag that has not been detected before will be detected. to decide. Therefore, when vibrations due to earthquakes or strong winds are applied to the elevator members or parts, even if the members or parts mounted on the elevator car are dropped due to these vibrations, the wireless tag and its reader are A special inspector is able to automatically detect the fall of a member or part attached to the elevator car by simply checking whether the presence of the wireless tag can be detected using a simple configuration that only needs to be installed. There is no need for direct confirmation by hand. Therefore, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, regardless of an inspector. Moreover, the certainty can be increased by using together the method of detecting the member or component before dropping, and the method of detecting the member or component after dropping.
[0025]
According to a sixth aspect of the present invention, a rope member connected to an elevator is attached such that a dropping member attached with a wireless tag can be dropped, and a radio wave transmitted from the wireless tag is captured near the bottom of the rope. A device is installed to drop the dropping member when detecting the hooking of the rope after the occurrence of vibration such as an earthquake or strong wind, and the hooking of the rope is detected by detecting that the radio wave is not captured by the reader. And
[0026]
According to the sixth aspect of the present invention, when the dropping member attached with the wireless tag attached to the rope is dropped after vibration due to an earthquake or strong wind occurs, the dropping member falls along the rope. In this case, since the reader is arranged near the bottom of the rope, the RFID tag attached to the dropping member falls to the bottom of the rope without any trouble along the rope. In this case, the radio wave transmitted from the wireless tag in response to the radio wave transmitted from the reading device toward the wireless tag is detected by the reading device, so that it is immediately determined that there is no catch in the middle of the rope.
[0027]
On the other hand, if the middle of the rope is caught by equipment in the hoistway, such as a guide rail support bracket or landing device, the RFID tag that falls along the rope will be caught by this guide rail support bracket or landing device and fall further. Therefore, the reading device disposed at the lowest position of the rope does not capture the radio wave transmitted from the wireless tag. Therefore, when vibrations due to earthquakes or strong winds are applied to the ropes connected to the elevator, the ropes are greatly shaken by these vibrations, and the middle of the ropes are installed in the equipment in the hoistway (for example, guide rail support brackets and landing floors) Even when caught by a device), when using a simple configuration that simply installs a RFID tag reader and attaches a dropping member that can be dropped by attaching a wireless tag in this way, when detecting Since it is possible to automatically determine that the rope is not caught by detecting the falling member attached with the dropped wireless tag, a direct check operation by a special inspector is not required. Therefore, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, regardless of an inspector.
[0028]
The invention according to claim 7 is characterized in that information specifying a member or a component to which the wireless tag is attached is stored in the wireless tag, and this information is transmitted.
[0029]
According to the seventh aspect of the present invention, for example, when the information transmitted from the wireless tag accumulates detailed information for completely specifying each member or part, the dropped member or part is specified by the information. Therefore, it is immediately known which member or part has been dropped, which is useful for quick recovery. In addition, even if the information transmitted from the wireless tag stores limited information such as the type of member or part, or when such information is not stored, if nothing has fallen, immediately Since it is possible to prepare for resumption of operation, the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator even after an earthquake, such as elderly people, children, or sick people, etc. It can be secured.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is an explanatory view showing a first embodiment of an elevator abnormality detection device and detection method according to the present invention, which shows components or parts necessary for operation that may fall from an elevator car after vibration such as earthquake or strong wind occurs. This is an example of detecting a fall, and a wireless tag 4 is attached to a member or component 3 attached to the top, side, or bottom of the elevator car 1.
[0031]
The wireless tag 4 is also referred to as, for example, a wireless automatic recognition IC, an RFID tag, or an IC tag, and can be used for an article inventory management system that can store and rewrite information. The wireless tag itself does not require power, and when it receives radio waves from a reader, which will be described later, it responds by generating electricity within the chip, and the distance between the reader and the wireless tag is several centimeters. It is characterized in that communication can be performed only at a relatively short distance of about a few meters.
[0032]
The wireless tag 4 stores electronic information that can identify the member or component 3 to which the wireless tag 4 is attached, and generates electric power by weak radio waves from the reading device 5 for storage. It is configured to transmit information that has been. As information to be stored, when storing detailed information that completely specifies individual members or parts, when storing limited information such as the type of members or parts, or storing information of members or parts Sometimes not. For example, if the information transmitted from a wireless tag stores detailed information that completely identifies an individual member or part, the member or part that was dropped is identified by that information, so which member or part has fallen Is immediately known, and helps with quick recovery. In addition, even if the information transmitted from the wireless tag accumulates limited information such as the type of member or part, or even when such information is not accumulated, it is quickly determined that it has not fallen, so immediately It is possible to start preparations for returning to operation, which is useful for early recovery.
[0033]
On the other hand, a reading device 5 that receives a signal transmitted from the wireless tag 4 is disposed in the elevator pit 2. As a specific place of arrangement, it is necessary to be within a range of several centimeters to several meters, which is the transmittable range of the wireless tag 4, for example, The ceiling surface, the wall surface and floor surface of the elevator pit 2 to which the member or component 3 is dropped, the wall surface of the hoistway, the guide rail, the guide rail support bracket, the floor surface of the elevator equipment room, the weight 19, and the support portion of the tension wheel 13 Suppose that it is a support portion of the tension wheel 23. When it is arranged in the elevator car 1, it may be installed inside or outside, and since it is small, it can be easily installed in an existing elevator.
[0034]
In this case, the antenna unit 6, the transmission / reception unit, and the control unit of the reading device 5 can be separately installed so as to correspond to the transmittable range of the wireless tag 4, and only the antenna unit 6 is installed in various places in the elevator car 1. Various places in the elevator pit 2, for example, the wall surface and floor surface of the elevator car 1, the ceiling surface, the wall surface and floor surface of the elevator pit 2, the wall surface of the hoistway, the guide rail, the guide rail support bracket, the floor surface of the elevator equipment room, the weight 19, By attaching to the support part of the tension wheel 13 and the support part of the tension wheel 23, the installation number of the readers 5 can be minimized.
[0035]
In addition, the antenna unit 6 may be arranged in the elevator car 1 or the elevator pit 2 as a minimum, considering the reach of radio waves in accordance with the arrangement of the members or parts 3 that need to be detected. There is no need to do this, and since it can be easily processed into various shapes, it can be easily installed in existing elevators. In this case, as the form of the antenna unit 6, not only a normal antenna but also a leaky coaxial cable can be used. The leaky coaxial cable is provided with an infinite number of slits in the coaxial cable, and since this slit portion has a small antenna function, it is easy to lay in a narrow place such as an elevator shaft. In addition, for example, in the case where detection is performed for the same purpose over a wide range, such as inspection of falling objects on the entire wall surface or floor surface of the elevator pit 2, a single leaky coaxial cable should be within the range. Since it is installed and only one reading device is required, efficient detection is possible. In the case of a tube instead of a cable, a leaky waveguide is used.
[0036]
In the figure, reference numeral 7 denotes an elevator control device, which is connected to the reading device 5 via a communication line 10 such as a telephone line and includes a display unit 8. Reference numeral 9 denotes a remote monitoring device connected to the reading device 5 via a communication line 10 such as a telephone line or a wireless line.
[0037]
Next, a method of detecting the fall of the member or component 3 when the reading device 5 is arranged on the elevator car 1 side will be described with reference to the flowchart of FIG. The wireless tag 4 disposed in the elevator car 1 receives weak radio waves from the reading device 5 to generate electric power and transmit the stored information. The reading device 5 reads this information at regular intervals, and if the device information placed on the radio wave transmitted from the wireless tag 4 is grasped accordingly, the information is compared with the pre-registered device information. If they match, it can be understood that the member or component 3 is in a predetermined position and that the member or component 3 has not dropped.
[0038]
On the other hand, if the device information of the member or component 3 registered in advance cannot be obtained, it is determined that the member or component 3 has dropped.
[0039]
When the device information is compared and determined, the information obtained by the reading device 5 is read by the reading device 5 itself, by a dedicated determination device provided separately from the reading device 5, or via the communication line 10. It is analyzed by the linked remote monitoring device 9 to determine whether the member or component 3 is dropped.
[0040]
When it is determined that the member or component 3 is dropped, the fall is transmitted to the display unit 8 of the control device 7 provided in the elevator or the remote monitoring device 9. Thereby, without waiting for a direct inspection work by a special inspector, the dropped member or part 3 can be immediately identified by the monitoring system or the administrator, and the elevator can be returned to service early.
[0041]
Next, a method for detecting the fall of the member or component 3 when the reading device 5 is arranged in the elevator pit 2 will be described with reference to the flowchart of FIG. When the member or part 3 is not dropped, the information transmitted from the wireless tag 4 cannot be captured by the reader 5, and therefore it is determined that the member or part 3 is not dropped.
[0042]
On the other hand, when the member or component 3 falls, the dropped member or component 3 naturally moves to the vicinity of the reading device 5 in the elevator pit 2 due to the displacement due to the fall, so that the member or component 3 is attached to the member or component 3. The wireless tag 4 transmits a weak radio wave in response to the response of the reading device 5, and the device information is grasped by the reading device 5. The reading device 5 compares this device information with pre-registered information, grasps the fall of the member or component 3, and identifies the dropped member or component 3. Other operations are the same as when the reading device 5 is installed on the elevator car 1 side.
[0043]
FIG. 4 shows a second embodiment, and is a case where catching in the middle of a governor rope or a compen- sion rope connected to the elevator car 1 is detected. The governor rope is arranged to directly detect an abnormal speed of the elevator and to make an emergency stop. The governor rope is stretched between the governor sheave 12 in the machine room and the tension wheel 13 in the elevator pit 2, and is installed in an elevator car. The connection member 14 is connected.
[0044]
This governor rope is a single rope as a whole, but if this is sectioned into freely vibrating parts, the free rope part 11a between the governor sheave 12 and the elevator car 1, the elevator car 1 and the tensioning car 13 The free rope portion 11b between the two and the free rope portion 11c between the governor sheave 12 and the tensioning wheel 13 is composed of three free rope portions.
[0045]
In the present invention, an annular dropping member 15 to which the wireless tag 4 is attached is attached to each of the three free rope portions 11a to 11c of the governor rope, and this annular dropping member is normally attached to each free rope portion 11a to 11c. It is supported by the support part 16 at a location close to the uppermost part.
[0046]
For example, the support portion 16 is configured by a mechanism that supports the annular drop member 15 by placing it, holds it while holding it, or supports it by magnetic force by adjusting the material of the annular drop member 15. It is connected to the seismic control operation unit 17 provided in the elevator and is configured to be unsupported by a control signal from here, or is unsupported by a control signal from the remote monitoring device 9 Or an instruction is canceled by a control signal from a central monitoring room or a disaster prevention center that performs centralized management of building facilities.
[0047]
A reading device 5 for reading a signal from the wireless tag 4 and its antenna unit 6 are installed at a position near the lowermost portion of each free rope portion 11a to 11c.
[0048]
Next, a method for detecting catching in the middle of the governor rope after occurrence of vibration due to an earthquake or strong wind will be described. The annular drop member 15 to which the wireless tag 4 is attached is held by a support portion 16 at a location near the top of each free rope portion 11a to 11c in a normal state. In this state, a signal from the wireless tag 4 is not received by the reader 5 installed at a location near the lowermost portion of each free rope portion 11a to 11c.
[0049]
For example, when the occurrence of an earthquake or strong wind is detected and it becomes necessary to detect catching in the middle of the rope, the support of the support 16 is released by a control signal from the seismic control operation device 17 or the remote monitoring device 9. The annular drop member 15 falls by its own weight along each rope along the free rope portions 11a to 11c. In this case, if the hook is not generated in the middle of each free rope portion 11a to 11c, the annular dropping member 15 falls to the lowermost portion along the rope with no trouble in the state where the wireless tag 4 is attached, and near the lowermost portion. A signal from the wireless tag 4 is received by the reading device 5 installed. It is determined that there is no occurrence of catching by receiving this signal.
[0050]
On the other hand, if the signal from the wireless tag 4 is not received by the reader 5 even though the support of the support portion 16 is released, a catch occurs in the middle of the free rope portions 11a to 11c and the ring falls. It is determined that the member 15 is stopped at this portion, and the catch is detected.
[0051]
The main rope is stretched between the upper part of the elevator car 1 and the upper part of the weight 19 via a hoisting machine 20 and a sheave 21 in the machine room. When the main rope is divided into freely vibrating parts, The free rope portion 18 a between the hoist 20 and the elevator car 1 and the free rope portion 18 b between the sheave 21 and the weight 19 are configured.
[0052]
As with the governor rope, the main rope is passed through the annular drop member 15 with the wireless tag 4 attached to the free rope portions 18a and 18b. The annular drop member 15 is normally placed at the top of the free rope portions 18a and 18b. It is supported by the support portion 16 at a close portion.
[0053]
Next, a method for detecting catching in the middle of the main rope after occurrence of vibration due to an earthquake or strong wind will be described. The annular drop member 15 to which the wireless tag 4 is attached is held by a support portion 16 at a location close to the top of each free rope portion 18a, 18b in normal times. In this state, a signal from the wireless tag 4 is not received by the reader 5 installed at a location near the lowermost portion of each free rope portion 18a, 18b.
[0054]
For example, when the occurrence of an earthquake or a strong wind is detected and it becomes necessary to detect catching in the middle of the rope, the support of the support unit 16 is released by a control signal from the earthquake control operation device unit 17 or the remote monitoring device 9. The annular dropping member 15 falls by its own weight along each rope along the free rope portions 18a and 18b. In this case, if there is no catch in the middle of each free rope portion 18a, 18b, the annular drop member 15 falls to the bottom without any trouble along the rope with the wireless tag 4 attached, and near the bottom. A signal from the wireless tag 4 is received by the reading device 5 installed. It is determined that there is no occurrence of catching by receiving this signal.
[0055]
On the other hand, if the signal from the wireless tag 4 is not received by the reader 5 even though the support of the support portion 16 is released, the free rope portions 18a and 18b are caught in the middle of the free rope portions 18a and 18b. It is determined that the dropping member 15 is stopped at this portion, and the catch is detected.
[0056]
The compen- sion rope is stretched between the bottom of the elevator car 1 and the bottom of the weight 19 via a tensioning wheel 23. When the compen- sion rope is divided into freely vibrating parts, A compen- sion rope 22a between the vehicle 23 and a compen- sion rope 22b between the tension wheel 23 and the weight 19 is formed.
[0057]
As with the governor rope and the main rope, this compen- sion rope is passed through an annular drop member 15 having a wireless tag 4 attached to each compen- sion rope 22a, 22b. It is supported by the support portion 16 at a portion close to.
[0058]
Next, a method for detecting catching in the middle of the compen- sion rope after occurrence of vibration due to an earthquake or strong wind will be described. The annular drop member 15 to which the wireless tag 4 is attached is held by a support portion 16 at a location near the top of each compen rope 22a, 22b in normal times. In this state, a signal from the wireless tag 4 is not received by the reading device 5 installed at a location near the lowermost portion of each of the compensation ropes 22a and 22b.
[0059]
For example, when the occurrence of an earthquake or a strong wind is detected and it becomes necessary to detect catching in the middle of the rope, the support of the support unit 16 is released by a control signal from the earthquake control operation device unit 17 or the remote monitoring device 9. The annular dropping member 15 falls by its own weight along the ropes 22a and 22b. In this case, if there is no catch in the middle of each compen- sion rope 22a, 22b, the annular drop member 15 falls to the bottom without any trouble along the rope with the wireless tag 4 attached, and is installed near the bottom. The reader 5 receives the signal from the wireless tag 4. It is determined that there is no occurrence of catching by receiving this signal.
[0060]
On the other hand, if the signal from the wireless tag 4 is not received by the reader 5 even though the support of the support unit 16 is released, a catch occurs in the middle of each compen rope 22a, 22b and the ring falls. It is determined that the member 15 is stopped at this portion, and the catch is detected.
[0061]
If there is no abnormality after the annular dropping member 15 is dropped, it is necessary to immediately perform a trial operation to resume the operation of the elevator, or even if an abnormality is detected, the next time before the operation is resumed Since it is necessary to return to the original location in preparation for the detection of this, it is necessary to make it easy to attach and detach the annular drop member 15 from the rope. In addition, a plurality of annular dropping members 15 may be installed at each position. This is because, if the relationship between the foreshock and the main shock and the aftershock after the main shock are taken into account, there is a possibility that a larger shake may occur after the annular drop member 15 is dropped. For example, it is an example that a hinge portion is provided and configured so that it can be rotated and removed from the rope, and after the lock portion is provided and attached to the rope, it cannot be removed. It is also effective to construct the annular drop member 15 from two or more parts, integrate them with a detachable one such as a bolt, and disassemble them when attaching and detaching. When performing a trial operation for resuming the elevator operation, only the annular dropping member 15 that should be in the tensioning vehicle 13 and the tensioning vehicle 23 in the pit 2 may become an obstacle to the operation. Can be accessed relatively easily, and if the annular drop member 15 is thus easy to attach and detach, the remote monitoring device 9 or the like does not require an inspector with special qualifications. However, the removal work can be promptly performed by a building manager or the like. In addition, for example, the annular drop member 15 that has fallen directly above the tension wheel 13 and the tension wheel 23 in the pit 2 is further provided with a receiving material 24 so that such a removal operation can be omitted and a test operation can be performed. It is also possible. It is also effective to remove it from the rope like a circle of wisdom. Further, the support portion 16 is configured such that, for example, the lock portion is electrically unlocked so that the annular drop member 15 is easily dropped when an earthquake is detected.
[0062]
Further, the reading device 5 requires power supply and needs to be installed in a transmittable range of the wireless tag 4, but only the antenna unit 6 of the reader 5 is placed in an optimal position in the transmittable range of the wireless tag 4. By installing, the installation position of the reader 5 can be adjusted to a range where power can be supplied.
[0063]
Furthermore, the member or component 3 is dropped or the rope is caught by the reader 5 that detects the movement of the wireless tag 4, but the present invention is not limited to this, and the reader 5 receives a signal from the wireless tag 4. It is also possible to detect a fall of a component or a hook of a rope by using another dedicated determination device that obtains information from the reading device 5. Moreover, when the remote monitoring apparatus is installed in the elevator, it can also be judged in a remote place with this apparatus.
[0064]
In the first embodiment, the installation position of the reading device 5 may be both the elevator car 1 side where the wireless tag 4 is disposed and the elevator pit 2 where the wireless tag 4 is dropped. In this case, it is possible to detect that the member or component 3 has been dropped by the first method and to confirm it by the second method, and to increase the accuracy of information.
[0065]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, even when a vibration due to an earthquake or a strong wind is applied to an elevator member or part, even if the member or the part is dropped due to the vibration, this is the case. With a simple configuration that simply installs a wireless tag and its reader, the movement of the wireless tag can be automatically detected, and the fall of a member or part can be easily detected. No confirmation work is required. Therefore, even if an earthquake occurs in a large city and many elevators stop and require confirmation by the inspector, it will take a long time before the arrival of the inspector. According to the present invention, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, without depending on an inspector. In particular, if you know that there is no fallen object, you can prepare to resume operation immediately. Therefore, if it is a building where people live, the elderly, children, or the sick Even after an earthquake, it becomes possible to ensure the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator.
[0066]
Further, according to the invention described in claim 2, even when a member or part mounted on the elevator car is dropped when vibration due to an earthquake or strong wind is applied to the member or part of the elevator, With a simple configuration that simply installs a wireless tag and its reader, the movement of the wireless tag can be automatically detected, and the fall of a member or part can be easily detected, allowing direct confirmation by a special inspector. No work is required. Therefore, even if an earthquake occurs in a large city and many elevators stop and require confirmation by the inspector, it will take a long time before the arrival of the inspector. According to the present invention, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, without depending on an inspector. In addition, it is possible to increase the certainty by providing an elevator car reader that can detect a member or a part before falling. In particular, if you know that there is no fallen object, you can prepare to resume operation immediately. Therefore, if it is a building where people live, the elderly, children, or the sick Even after an earthquake, it becomes possible to ensure the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator.
[0067]
According to the invention described in claim 3, when vibrations due to earthquakes or strong winds are applied to the rope connected to the elevator, the ropes are greatly shaken by these vibrations, and the middle of the rope is in the hoistway. Even when hooked to equipment (eg, guide rail support bracket or landing device), simply install the RFID tag reader by attaching the dropping member that can be dropped by attaching the RFID tag to the rope. With a simple configuration, it is possible to automatically determine that the rope is not caught by detecting the RFID tag attached to the dropped drop member with the reader, so direct check work by a special inspector is not necessary. I don't need it. Therefore, even if an earthquake occurs in a large city and many elevators stop and require confirmation by the inspector, it will take a long time before the arrival of the inspector. According to the present invention, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, without depending on an inspector. In particular, if you know that there is no rope caught, you can prepare to resume operation immediately, so if you are in a building where people always live, the elderly, children, or the sick Thus, it is possible to ensure the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator even after an earthquake.
[0068]
According to the invention described in claim 4, when vibration due to an earthquake or strong wind is applied to an elevator member or part, even if the member or part falls due to the vibration, the wireless tag and the reading device thereof A simple configuration that simply installs the device, and it is possible to automatically detect the fall of a member or part simply by checking whether the presence of a wireless tag can be detected. No work is required. Therefore, even if an earthquake occurs in a large city and many elevators stop and require confirmation by the inspector, it will take a long time before the arrival of the inspector. According to the present invention, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, without depending on an inspector. In particular, if you know that there is no fallen object, you can prepare to resume operation immediately. Therefore, if it is a building where people live, the elderly, children, or the sick Even after an earthquake, it becomes possible to ensure the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator.
[0069]
According to the invention described in claim 5, when vibrations caused by earthquakes or strong winds are applied to the elevator members or parts, even if the members or parts mounted on the elevator car are dropped due to these vibrations. Using a simple configuration that simply installs a wireless tag and its reader, it is possible to automatically detect the presence of a wireless tag, and to automatically drop a member or part attached to the elevator car Since it can be detected, direct confirmation work by a special inspector is not required. Therefore, even if an earthquake occurs in a large city and many elevators stop and require confirmation by the inspector, it will take a long time before the arrival of the inspector. According to the present invention, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, without depending on an inspector. Moreover, the certainty can be increased by using together the method of detecting the member or component before dropping, and the method of detecting the member or component after dropping. In particular, if you know that there is no fallen object, you can prepare to resume operation immediately. Therefore, if it is a building where people live, the elderly, children, or the sick Even after an earthquake, it becomes possible to ensure the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator.
[0070]
According to the invention described in claim 6, when vibration due to an earthquake or strong wind is applied to the rope connected to the elevator, the rope is greatly shaken by the vibration and the middle of the rope is in the hoistway. Even when hooked to equipment (eg, guide rail support bracket or landing device), simply install the RFID tag reader by attaching the dropping member that can be dropped by attaching the RFID tag to the rope. Using a simple configuration, it is possible to automatically determine that the rope is not caught by detecting the falling member attached with the RFID tag that has been dropped when detecting, so it is possible to determine whether the rope is caught or not. No confirmation work is required. Therefore, even if an earthquake occurs in a large city and many elevators stop and require confirmation by the inspector, it will take a long time before the arrival of the inspector. According to the present invention, a building manager or a remote monitoring system can quickly restore an elevator after an earthquake, without depending on an inspector. In particular, if you know that there is no rope caught, you can prepare to resume operation immediately, so if you are in a building where people always live, the elderly, children, or the sick Thus, it is possible to ensure the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator even after an earthquake.
[0071]
According to the seventh aspect of the present invention, when the information transmitted from the wireless tag accumulates detailed information that completely identifies each member or part, the member or part that has fallen is identified by that information. As a result, it is immediately known which member or component has been dropped, which is useful for quick recovery. In addition, even if the information transmitted from the wireless tag stores limited information such as the type of member or part, or when such information is not stored, if nothing has fallen, immediately Because it is possible to prepare for resumption of operation, the safety of people who are difficult to evacuate without an elevator even after an earthquake, such as elderly people, children, or sick people, etc. It can be secured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a first embodiment of an elevator abnormality detection apparatus and method according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart of a detection operation showing a first embodiment of an elevator abnormality detection device and method according to the present invention.
FIG. 3 is a flowchart of another example of the detection operation showing the first embodiment of the elevator abnormality detection device and method according to the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a second embodiment of the elevator abnormality detection device and method according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Elevator car 2 Elevator pit
3 Member or part 4 Wireless tag
5 Reading device 6 Antenna part
7 Control device 8 Display section
9 Remote monitoring device 10 Communication line
11a, 11b, 11c Free rope part
12 Governor sieve 13
14 connecting member 15 annular dropping member
16 Supporting part 17 Seismic control operation part
18a, 18b Free rope part 19 Weight
20 Winding machine 21 Sieve
22a, 22b Compen rope 23
24 Receiving material

Claims (7)

地震や強風などの振動により落下など変位する可能性のあるエレベータの部材または部品に取り付ける無線タグと、前記無線タグが発信する電波を捕捉する読取装置とで構成することを特徴とするエレベータの異常検知装置。Elevator abnormality characterized by comprising a wireless tag attached to an elevator member or component that may be displaced due to vibration such as an earthquake or strong wind, and a reader that captures radio waves transmitted by the wireless tag Detection device. 前記無線タグは、エレベータかごに装着されて振動により落下の可能性のある部材または部品に取り付けることを特徴とする請求項1記載のエレベータの異常検知装置。The elevator abnormality detection device according to claim 1, wherein the wireless tag is attached to a member or a part that is attached to an elevator car and may drop due to vibration. エレベータに接続されるロープに、無線タグを取り付けた落下部材を落下可能なように装着し、前記ロープの最下部近傍に前記無線タグから発信する電波を捕捉する読取装置を配設し、前記読取装置で前記無線タグからの電波が捕捉されないことを検知してロープの引っ掛かりを検出することを特徴とするエレベータの異常検知装置。A dropping member attached with a wireless tag is attached to a rope connected to the elevator so that it can be dropped, and a reading device for capturing a radio wave transmitted from the wireless tag is disposed in the vicinity of the lowermost portion of the rope. An apparatus for detecting an abnormality in an elevator, wherein the apparatus detects that a radio wave from the wireless tag is not captured by the apparatus and detects a hook of a rope. 地震や強風などの振動により落下など変位する可能性のあるエレベータの部材または部品に無線タグを取り付け、前記無線タグから発信する電波を捕捉する読取装置を配設し、地震などの振動発生により前記読取装置で捕捉される電波の有無により部材または部品の落下を検出することを特徴とするエレベータの異常検知方法。A wireless tag is attached to an elevator member or part that may be displaced due to vibration such as an earthquake or strong wind, and a reading device that captures radio waves transmitted from the wireless tag is provided. A method for detecting an abnormality of an elevator, comprising detecting a fall of a member or a component based on presence or absence of radio waves captured by a reader. エレベータかごに装着されて地震などの振動により落下の可能性のある部材または部品に無線タグを取り付け、前記無線タグから発信する電波を捕捉する読取装置をエレベータかごまたはエレベータピット内の上方または下方に配設し、振動発生により前記読取装置で捕捉される電波の有無により部材または部品の落下を検出することを特徴とするエレベータの異常検知方法。A wireless tag is attached to a member or part that is attached to an elevator car and may fall due to vibrations such as an earthquake, and a reader that captures radio waves transmitted from the wireless tag is placed above or below the elevator car or elevator pit. A method for detecting an abnormality of an elevator, comprising: detecting a fall of a member or a component based on presence or absence of a radio wave that is disposed and is captured by the reader when vibration is generated. エレベータに接続されるロープに、無線タグを取り付けた落下部材を落下可能なように装着し、前記ロープの最下部近傍に前記無線タグから発信する電波を捕捉する読取装置を配設し、地震や強風などの振動発生後に、ロープの引っ掛かりを検知する際に落下部材を落下させ、前記読取装置で電波が捕捉されないことを検知してロープの引っかかりを検出することを特徴とするエレベータの異常検知方法。A rope connected to the elevator is attached so that a dropping member attached with a wireless tag can be dropped, and a reading device that captures radio waves transmitted from the wireless tag is arranged near the bottom of the rope, An elevator abnormality detection method comprising: detecting a rope catch by detecting that a radio wave is not captured by the reading device by dropping a dropping member when detecting the rope catch after occurrence of vibration such as a strong wind . 前記無線タグには当該無線タグが取り付けられる部材または部品を特定する情報が蓄積され、この情報が発信されることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載のエレベータの異常検知方法。The abnormality detection of the elevator according to any one of claims 4 to 6, wherein information specifying a member or a part to which the wireless tag is attached is stored in the wireless tag, and the information is transmitted. Method.
JP2003194716A 2003-07-10 2003-07-10 Elevator abnormality detection method Expired - Fee Related JP4350986B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003194716A JP4350986B2 (en) 2003-07-10 2003-07-10 Elevator abnormality detection method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003194716A JP4350986B2 (en) 2003-07-10 2003-07-10 Elevator abnormality detection method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005029312A true JP2005029312A (en) 2005-02-03
JP4350986B2 JP4350986B2 (en) 2009-10-28

Family

ID=34205776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003194716A Expired - Fee Related JP4350986B2 (en) 2003-07-10 2003-07-10 Elevator abnormality detection method

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4350986B2 (en)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084191A (en) * 2005-09-20 2007-04-05 Toshiba Elevator Co Ltd Elevator maintenance system
WO2007040050A1 (en) * 2005-09-30 2007-04-12 Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha Elevator signal transmission device
JP2007153520A (en) * 2005-12-05 2007-06-21 Nippon Otis Elevator Co Earthquake control operation system of elevator and earthquake control operation method of elevator
JP2007232706A (en) * 2006-02-06 2007-09-13 Ohbayashi Corp Response deformation detector, and response deformation detecting method
JP2007243821A (en) * 2006-03-10 2007-09-20 Toshiba It & Control Systems Corp Wireless tag movement detection system
JP2008020292A (en) * 2006-07-12 2008-01-31 Ohbayashi Corp Relative displacement detection method and relative displacement recording device
JP2008094578A (en) * 2006-10-13 2008-04-24 Mitsubishi Electric Corp Elevator abnormality detecting device and elevator control method
CN105731210A (en) * 2016-03-18 2016-07-06 南京市特种设备安全监督检验研究院 Multi-functional emergency alarm communication system of elevator
JP2018080018A (en) * 2016-11-16 2018-05-24 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 Elevator rope catch inspection device and elevator rope catch inspection method
CN110171756A (en) * 2016-05-20 2019-08-27 通力股份公司 Transmission and method, equipment, program and the elevator for receiving security related information
CN113003338A (en) * 2021-02-22 2021-06-22 上海三菱电梯有限公司 Elevator reminding system
CN113466935A (en) * 2021-06-30 2021-10-01 中国建筑第八工程局有限公司 Trigger type detection device for deformation threshold detection and detection method thereof
WO2024038563A1 (en) * 2022-08-18 2024-02-22 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 Collection assisting system and collection assisting method for lost item in elevator

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61252724A (en) * 1985-05-01 1986-11-10 Kyoritsu Denpa Kk On board ship system for detecting falling of clew
JPH0753152A (en) * 1993-08-18 1995-02-28 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk Inspection device for each equipment in elevator pit
JPH1116066A (en) * 1997-06-20 1999-01-22 Hitachi Zosen Corp Monitoring system
JPH1179588A (en) * 1997-09-02 1999-03-23 Toshiba Elevator Kk Balance weight derailment detection device for elevator
JPH11278761A (en) * 1998-03-25 1999-10-12 Hitachi Ltd Control device for operation of elevator
JP2000289943A (en) * 1999-01-29 2000-10-17 Inventio Ag Method of use of elevator installation
JP2001270666A (en) * 2000-03-24 2001-10-02 Toshiba Elevator Co Ltd Governor rope abnormality detecting device
JP2002159736A (en) * 2000-11-27 2002-06-04 Omron Corp Game machine
JP2003182820A (en) * 2001-12-12 2003-07-03 Mitsubishi Electric Corp Book and document file location automatic search device

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61252724A (en) * 1985-05-01 1986-11-10 Kyoritsu Denpa Kk On board ship system for detecting falling of clew
JPH0753152A (en) * 1993-08-18 1995-02-28 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk Inspection device for each equipment in elevator pit
JPH1116066A (en) * 1997-06-20 1999-01-22 Hitachi Zosen Corp Monitoring system
JPH1179588A (en) * 1997-09-02 1999-03-23 Toshiba Elevator Kk Balance weight derailment detection device for elevator
JPH11278761A (en) * 1998-03-25 1999-10-12 Hitachi Ltd Control device for operation of elevator
JP2000289943A (en) * 1999-01-29 2000-10-17 Inventio Ag Method of use of elevator installation
JP2001270666A (en) * 2000-03-24 2001-10-02 Toshiba Elevator Co Ltd Governor rope abnormality detecting device
JP2002159736A (en) * 2000-11-27 2002-06-04 Omron Corp Game machine
JP2003182820A (en) * 2001-12-12 2003-07-03 Mitsubishi Electric Corp Book and document file location automatic search device

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084191A (en) * 2005-09-20 2007-04-05 Toshiba Elevator Co Ltd Elevator maintenance system
WO2007040050A1 (en) * 2005-09-30 2007-04-12 Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha Elevator signal transmission device
JP2007091441A (en) * 2005-09-30 2007-04-12 Toshiba Elevator Co Ltd Elevator signal transmission device
JP2007153520A (en) * 2005-12-05 2007-06-21 Nippon Otis Elevator Co Earthquake control operation system of elevator and earthquake control operation method of elevator
JP2007232706A (en) * 2006-02-06 2007-09-13 Ohbayashi Corp Response deformation detector, and response deformation detecting method
JP2007243821A (en) * 2006-03-10 2007-09-20 Toshiba It & Control Systems Corp Wireless tag movement detection system
JP2008020292A (en) * 2006-07-12 2008-01-31 Ohbayashi Corp Relative displacement detection method and relative displacement recording device
JP2008094578A (en) * 2006-10-13 2008-04-24 Mitsubishi Electric Corp Elevator abnormality detecting device and elevator control method
CN105731210A (en) * 2016-03-18 2016-07-06 南京市特种设备安全监督检验研究院 Multi-functional emergency alarm communication system of elevator
CN105731210B (en) * 2016-03-18 2019-03-15 南京市特种设备安全监督检验研究院 A kind of elevator multifunctional emergent alarm communication system
CN110171756A (en) * 2016-05-20 2019-08-27 通力股份公司 Transmission and method, equipment, program and the elevator for receiving security related information
JP2018080018A (en) * 2016-11-16 2018-05-24 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 Elevator rope catch inspection device and elevator rope catch inspection method
CN113003338A (en) * 2021-02-22 2021-06-22 上海三菱电梯有限公司 Elevator reminding system
CN113003338B (en) * 2021-02-22 2022-12-20 上海三菱电梯有限公司 Elevator reminding system
CN113466935A (en) * 2021-06-30 2021-10-01 中国建筑第八工程局有限公司 Trigger type detection device for deformation threshold detection and detection method thereof
CN113466935B (en) * 2021-06-30 2024-05-10 中国建筑第八工程局有限公司 Trigger type detection device for deformation threshold detection and detection method thereof
WO2024038563A1 (en) * 2022-08-18 2024-02-22 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 Collection assisting system and collection assisting method for lost item in elevator

Also Published As

Publication number Publication date
JP4350986B2 (en) 2009-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4350986B2 (en) Elevator abnormality detection method
US12012308B2 (en) Method and an elevator for automatic elevator condition checking
JP5246636B2 (en) Elevator seismic control system
JP5087853B2 (en) Elevator equipment
CN101613045B (en) Method and device of restoring running of lift
JP2000255928A (en) Elevator device
JP5401281B2 (en) Elevator rope swing detection device and automatic earthquake recovery operation control method using the same
JP2009113937A (en) Emergency operation device of elevator
JP2007254047A (en) Status recording system at occurrence of earthquake for elevator
JP5023511B2 (en) Elevator equipment
JP2009298546A (en) Control system for elevator
EP3459892B1 (en) Elevator hoistway inspection device
JP4705364B2 (en) Elevator earthquake recovery operation device and elevator earthquake recovery service providing system
JP5251999B2 (en) Elevator equipment
JP4844410B2 (en) Hook detection device for elevator ropes
JP6780614B2 (en) Elevator operation control system
JP2007276895A (en) Detection device for elevator
JP5062289B2 (en) Elevator earthquake recovery operation device
JP4924254B2 (en) Elevator earthquake response operation device
JP2009001368A (en) Earthquake emergency operation system of elevator
JP7075824B2 (en) Escalator monitoring method and monitoring system
JP4641411B2 (en) Elevator earthquake recovery operation device and elevator earthquake recovery service providing system
JP2003341954A (en) Cable monitoring system for elevator
JP4849902B2 (en) Elevator maintenance device by detecting abnormality of communication cable in hoistway
JP2011105412A (en) Elevator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090721

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090723

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150731

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees