JP2005029150A - ドアミラー制御装置 - Google Patents

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謙治 高島
Kimiharu Shimizu
公治 清水
Ichiro Kato
一郎 加藤
Katsunori Nagata
勝則 永田
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Abstract

【課題】 車両を後退させて駐車させる場合などの必要な時のみドアミラーを車両の後輪周辺を確認できる位置に回動させることができるドアミラー制御装置を提供する。
【解決手段】 ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100、シフトレバーセンサ11、ACCセンサ12、ドアミラー回動装置14と接続されている。ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100及びシフトレバーセンサ11から信号を取得する。そして、ドアミラー制御装置13は、位置検出器1で検出された車両の現在位置が目的地に到達し、かつ、シフトレバーセンサ11で検出された車両のシフトレバーがリバース位置である場合、ドアミラー回動装置14を介してモータ22aを駆動することによってドアミラー21のミラー面23を地面方向(車両の後輪周辺を確認できる位置)へ回動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドアミラー制御装置に関するものである。
従来より、例えば特許文献1に示されるように、車両のドアミラーを後方確認用位置(下方向)に自動的に回動させるようにしたドアミラー制御装置がある。図7は特許文献1に記載されたドアミラー制御装置の概略構成を示すブロック図である。
そのドアミラー制御装置は、制御装置30、ポジション検知スイッチ31、電動角度調整機構32、補助電動角度調整機構33、モータ34、35、36を備える。
電動角度調整機構32は、モータ34、35への正逆通電に応じてミラー本体を上下及び左右方向へ回動させ、補助電動角度調整機構33は、同様にモータ36への正逆通電に応じてミラー本体を上下方向へ回動させる。ポジション検知スイッチ31は、トランスミッションがリバースポジションにあるときに検知信号Srを出力する。制御装置30は、検知信号Srの入力時に、ドライバーが車両の後輪周辺を確認できるように、ミラー本体を予め決められた後方確認用位置(下方向)に自動的に回動させる。
また、特許文献2に示されるように、車両の停車時にドアミラーを格納し忘れることを防止することを目的としたドアミラー制御装置がある。
このドアミラー制御装置は、制御装置、メモリなどを備える。制御装置は、イグニッションスイッチの各端子ACC、IG1、IG2、STからの信号に基づいてイグニッションスイッチの状態変化を検出すると共に、メモリにドアミラーが現在格納されているか否かを表す情報が記憶されているか否かを確認する。そして、制御装置は、イグニッションスイッチの状態変化とドアミラーが現在格納されているか否かによって、ドアミラーの格納/復帰を制御する。
実開平5−7540号公報 特開平6−199178号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載のドアミラー制御装置は、シフトレバーがリバースポジションの時にドアミラーを後方確認用位置(下方向)に回動するものにすぎない。従って、道を間違って後退するような場合など、車両の後輪周辺を確認する必要がない時でもドアミラーを後方確認用位置(下方向)に回動してしまい、ドアミラーの通常位置で目視できる後方範囲を確認しづらいという問題があった。
また、特許文献1に記載のドアミラー制御装置においては、シフトレバーがリバースポジションの時に限ってドアミラーを後方確認用位置(下方向)に回動するものであり、車両が前進している場合においては考慮されていない。ところが、車両が前進している場合においても、車両の下方向の確認が不充分であると縁石などの背の低い障害物に接触したり、または側溝に脱輪したりすることもあり得る。
また、特許文献1に記載のドアミラー制御装置においては、シフトレバーがリバースポジションの時にドアミラーを予め決められた後方確認用位置(下方向)に回動するものであり、後退によって車両を駐車スペースに駐車する際には、後輪と駐車スペースを区画する白線の位置関係をドアミラーで確認することができる。しかしながら、ドアミラーで確認できる後輪と白線の位置関係は、車両が後退することによって変化するものであり、車両の後退に伴って後輪と白線との位置関係などの後輪周辺がドアミラーで確認しづらくなる場合もあり得る。
また、駐車場などの駐車を目的とする場所においては、周辺の車両への影響を考慮すると、なるべく早くドアミラーを格納することが好ましい。しかしながら、特許文献2に記載のドアミラー制御装置においては、ドライバーがドアミラーを格納し忘れた場合、イグニッションスイッチの状態変化、すなわちキーポジションが変化しないとドアミラーを格納する制御は行なわれない。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、車両を後退させて駐車させる場合などの必要な時のみドアミラーを車両の後輪周辺を確認できる位置に回動させることができるドアミラー制御装置を提供することを目的とするものである。
また、その他の目的として、車両が前進している場合においても車両の下方向の確認ができるドアミラー制御装置を提供することを目的とするものである。
また、その他の目的として、車両の後退に応じて後輪周辺がドアミラーで確認しづらくなることを防止することができるドアミラー制御装置を提供することを目的とするものである。
また、その他の目的として、駐車を目的とする場所において適切にドアミラーを格納することができるドアミラー制御装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載のドアミラー制御装置では、道路地図に関する地図データを記憶する地図データ格納手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、車両の目的地を設定し、その設定された目的地に向けて車両を案内する案内手段と、シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、ドアミラーを回動させるドアミラー回動手段と、車両の現在位置が目的地に到達し、かつ、シフトレバーの検出位置がリバース位置である場合、ドアミラーを地面方向へ回動させるように前記ドアミラー回動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするものである。
これによれば、車両が目的地に到着し、シフトレバーがリバースの位置である場合に、ドアミラーを地面方向(車両の後輪周辺を確認できる位置)へ回動させる。ここで、車両が目的地に到着し、かつ、車両を後退させる(シフトレバーがリバースの位置である)場合とは、車両が目的地として設定されたレストランなどに到着し、そのレストランの駐車スペースに車両を駐車させる場合であると略判断できる。これにより、道を間違って後退するような場合などは、ドアミラーは回動されることはない。従って、車両を後退させて駐車させる場合などの必要な時のみドアミラーを地面方向(車両の後輪周辺を確認できる位置)に回動させることができる。
また、請求項2に記載のドアミラー制御装置では、制御手段は、シフトレバーの位置がリバース位置からパーキング位置に変化した場合、ドアミラーの地面方向への回動を解除するように前記ドアミラー回動手段を制御することを特徴とするものである。これによれば、車両が目的地に到着し、シフトレバーがリバース位置からパーキング位置に移動した場合に、ドアミラーを通常位置(地面方向に回動させる前の原位置)へ回動させることによって、車両が目的地から出発する際には、ドアミラーを通常位置で使用することができる。
また、請求項3に記載のドアミラー制御装置では、制御手段は、シフトレバーの位置がパーキングであり、かつ、アクセサリーキーがオフになるとドアミラーを格納位置へ回動させるようにドアミラー回動手段を制御することを特徴とするものであり。これによれば、シフトレバーの位置がパーキングであり、かつ、アクセサリーキーがオフになることで、ドアミラー自体の保護及び歩行者などの邪魔にならないようにドアミラーを格納できる。
また、請求項4に記載のドアミラー制御装置では、駐車場情報を含む道路地図に関する地図データを記憶する地図データ格納手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、ドアミラーを回動させるドアミラー回動手段と、車両の現在位置が駐車場もしくは幅員が所定幅員より狭い道路であり、かつ、車速が所定速度以下である場合、ドアミラーを地面方向へ回動させるようにドアミラー回動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするものである。
駐車場内において、縁石があったりするような場合、また、幅員の狭い道路において、側溝があったりするような場合、予め車速は下げるものである。また、このように車速を下げた場合、後方から接近してくる歩行者や自動車、自転車などよりも車両の下方向に対して注意を払いたい場合が多い。
従って、請求項4に記載するように、車両の現在位置が駐車場や幅員の狭い道路であり、かつ、車速が所定速度以下である場合、ドアミラーを地面方向へ回動させることによって、車両が前進している場合においても車両の下方向の確認ができる。
また、請求項5に記載するように、車両の現在位置が駐車場もしくは幅員が所定幅員より狭い道路から移動した場合、もしくは、車速が所定速度以下の状態から所定速度より速い状態に変化した場合、ドアミラーの地面方向への回動を解除することによって、ドアミラーを通常位置で使用し、車の後方の歩行者や自動車、自転車などに注意を払うことができる。
また、請求項6に記載のドアミラー制御装置では、駐車場における車速を比較する所定速度と、幅員が所定幅員より狭い道路における車速を比較する所定速度とは異なることを特徴とするものである。
一般的には、幅員が所定幅員より狭い道路を走行する場合は、駐車場を走行する場合よりも多少速度が速いものである、よって、請求項6に記載するように駐車場と幅員が所定幅員より狭い道路とで車速を比較する所定速度を異ならせるとよい。
また、請求項7に記載のドアミラー制御装置では、駐車場におけるドアミラーの回動角度と、幅員が所定幅員より狭い道路におけるドアミラーの回動角度とは異なることを特徴とするものである。
幅員が所定幅員より狭い道路では、駐車場に比べて後方の歩行者や自動車、自転車の確認が必要になる場合が多い。従って、請求項7に記載するように、ドアミラーの回動角度を、駐車場と幅員が所定幅員より狭い道路とで異ならせるとよい。
また、請求項8に記載のドアミラー制御装置では、駐車場情報を含む道路地図に関する地図データを記憶する地図データ格納手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、ドアミラーを回動させるドアミラー回動手段と、車両が駐車場内にあり、シフトレバーの検出位置がリバース位置である場合に車両の後進度合いを検出する後進度合センサと、後進度合いに応じてドアミラーの回動量を変化させながら地面方向へ回動させるようにドアミラー回動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、車両が駐車場内にて後退する際に車両の後進度合いを検出し、この後進度合いに応じてドアミラーを地面方向へ回動させることによって、車両の後退に応じて後輪周辺がドアミラーで確認しづらくなることを防止することができる。
また、請求項9に記載するように、車両の操舵角を検出する操舵角検出手段を備え、後進度合センサは操舵角が所定の範囲内である場合に車両の後進度合いを検出することによって、車両が略真っ直ぐ後進しはじめてからの後進度合いを検出することができる。
また、車両の後進度合いに関しては、請求項10に記載するように、速度センサにて車両の速度を検出し、この検出速度に基づいて、操舵角が所定の範囲内になってからの後進距離を検出することによって検出することができる。
また、請求項11に記載するように、車両の駐車スペースにおける後端部と車両との距離を検出し、この検出距離に基づいて、操舵角が所定の範囲内になってからの後端部と車両との距離を検出することによっても、後進度合いを検出することができる。
また、請求項12に記載するように、後進度合いとしてドアミラーに設置される撮像手段にて車両の駐車スペースにおける白線の後端部を検出し、常に白線の後端部を検出するようにドアミラーを地面方向へ回動させるようにしてもよい。
また、請求項13に記載のドアミラー制御装置では、施設情報を含む道路地図に関する地図データを記憶する地図データ格納手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、ドアミラーを回動させるドアミラー回動手段と、シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であり、かつ、シフトレバーの検出位置がパーキング位置もしくはニュートラル位置である場合は、ドアミラーを格納位置へ回動させるようにドアミラー回動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であり、かつ、シフトレバーの検出位置がパーキング位置もしくはニュートラル位置である場合は、ドアミラーを格納位置へ回動させることによって、駐車を目的とする場所においてドアミラー自体の保護及び歩行者などの邪魔にならないように適切にドアミラーを格納することができる。
また、請求項14に記載するように、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であり、かつ、シフトレバーの検出位置がパーキングもしくはニュートラル以外の位置に切り換えられた場合は、ドアミラーを格納位置から通常位置へ回動させることによって、出発する際にはドアミラーを適切に通常位置へ復帰させることができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態におけるドアミラー制御装置に関して、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の概略構成を示すブロック図である。図2(a)は本発明の第1の実施の形態に係わる、ドアミラー21を車両の側部方向から見た縦断面図であり、(b)は本発明の第1の実施の形態に係わる、ドアミラー21を車両の上部方向から見た横断面図である。
図1に示すように、本実施の形態におけるドアミラー制御装置13は、シフトレバーセンサ11、ACCセンサ12、ドアミラー回動装置14が接続されており、ナビゲーション装置100から車両の現在位置及び目的地に関する情報が入力される。
ナビゲーション装置100は、位置検出器1、地図データ格納装置5、外部メモリ7、表示装置8、音声出力装置9、VICS受信機10、及びこれらと接続する制御回路6によって構成される。
ナビゲーション装置100は、現在位置と共に、周辺の道路地図を表示したり、更に、目的地までの案内経路を表示する等のナビゲーション機能を実行する。案内経路に関しては、操作デバイスなどによって目的地の位置を指定すると、位置検出器1で検出された現在位置を出発地とする目的地までの最適な経路を自動的に選択して案内経路を形成し表示装置8の画面に表示する。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、例えば、周知のダイクストラ法によるものなどが採用される。
また、これらの機能は、主に制御回路6によって各種の演算処理がなされることで実行される。制御回路6は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、カーナビゲーション装置100が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。なお、このプログラムは、外部メモリ7を介して外部から取得したりすることもできる。
位置検出器1は、いずれも周知のジャイロスコープ2、距離センサ3、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機4を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器1を上述した内の一部のセンサで構成してもよく、更に、図示しないステアリングの回転センサ等を用いてもよい。
地図データ格納装置5は、道路地図データ、及び道路地図上のランドマークなどを描画するための目印データなどの各種の地図データを制御回路6に入力するためのものである。この地図データ格納装置5は、各種の地図データを記憶する記憶媒体を備え、記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVD−ROMを用いるのが一般的であるが、メモリカードやハードディスクなどの媒体を用いてもよい。
表示装置8は、例えば液晶ディスプレイによって構成される。表示装置8の画面には、位置検出器1によって検出された車両の現在位置と地図データ格納装置5から入力される地図データに基づいて、現在位置周辺の道路地図が自車マークと共に表示されたり、目的地が設定された場合には、その目的地までの案内経路が道路地図に重ねて表示される。音声出力装置9は、スピーカやオーディオアンプ等から構成されるもので、音声案内等に用いられる。
VICS受信機10は、道路に敷設されたビーコンや各地のFM放送局を介して、VICSセンタから配信される道路交通情報等の情報を受信する装置である。道路交通情報としては、例えば、各道路に対応するリンク毎の渋滞度やリンク毎の旅行時間(所要移動時間)等の渋滞情報、事故や工事による通行止めや高速道路等の出入り口閉鎖等の規制情報である。なお、渋滞度は、複数の評価段階(例えば、渋滞、混雑、空き等)で表されるものである。受信した道路交通情報は、制御回路6で処理され、例えば、渋滞情報や規制情報等は、表示装置8の画面に表示される地図に重ねて表示する。(VICSは、財団法人道路交通情報通信システムセンターの登録商標)
シフトレバーセンサ11は、車両のシフトレバーの位置(ニュートラル位置、リバース位置、パーキング位置など)を検出し、検出したシフトレバーの位置に対応する信号をドアミラー制御装置13へ出力するものである。例えば、シフトレバーがリバース位置にあるときは、リバース信号Rを出力する。ACCセンサ12は、ACCキー(アクセサリーキー)のオン・オフを検出するものであり、検出したACCキーのオン・オフ信号をドアミラー制御装置13へ出力する。
ドアミラー制御装置13は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。このドアミラー制御装置13は、これらナビゲーション装置100、シフトレバーセンサ11、ACCセンサ12からの信号を取得する。ドアミラー制御装置13は、上記取得した信号に基づいて、車両の現在位置が目的地に到達したか否か、車両が後退しつつ駐車するか否かを判定する。ドアミラー制御装置13は、上記判定結果によって車両の現在位置が目的地に到達して、車両が後退しつつ駐車される場合、ドアミラー21を回動させるようにドアミラー回動装置14に指示する。
ドアミラー回動装置14は、モータ22a、22b、22cを備えている。ドアミラー回動装置14は、ドアミラー制御装置13からの指示に応じて、モータ22a、22b、22cを駆動することによって、車体20に設置されたドアミラー21本体及びミラー面23を回動させる。なお、ドアミラー21は、モータ22a、22cによって回動されるミラー面23を備える。ミラー面23は、モータ22a、22cによって回動させることによって車両のドライバーの体格などに応じた任意の位置に設定できるものである。
モータ22aは、ドアミラー21のミラー面23を地面と平行な回転軸を中心として回動することができる。従って、モータ22aによってドアミラー21のミラー面23が駆動されたとき、ドアミラー21のミラー面23は、通常位置から車両の後輪周辺を確認できる位置または車両の後輪周辺を確認できる位置から通常位置に回動する。モータ22cは、ドアミラー21のミラー面23を地面と垂直な回転軸を中心として回動することができる。従って、モータ22cによってドアミラー21のミラー面23が駆動されたとき、ドアミラー21のミラー面23を車両のドライバーの体格などに応じた任意の位置に設定できるものである。
なお、通常位置とは、車両走行中などに後方を視認できる位置であり、車両のドライバーによって任意に設定できるものである。また、ドアミラー21本体及びミラー面23の位置は、例えば、可変抵抗器からなるポテンショメータなどの位置検出装置によって検出され、その検出された位置は、メモリなどに記憶させておく。これによって、ドアミラー21本体及びミラー面23を通常位置へ回動させる際も、ドライバーによって設定された位置へ戻すことができる。
また、モータ22bは、ドアミラー21本体を地面と垂直な回転軸を中心として回動することができる。従って、モータ22bによってドアミラー21が駆動されたとき、ドアミラー21は、通常位置から格納位置または格納位置から通常位置に回動する。
次に、本発明の実施の形態におけるドアミラー制御装置13の処理動作について説明する。図3は、第1の実施の形態におけるドアミラー制御装置13の処理動作を示すフロー図である。
ナビゲーション装置100に図示しないリモコンなどの操作デバイスによって目的地の位置を設定すると、位置検出器1で検出された現在位置を出発地とする目的地までの最適な経路を自動的に選択して経路案内が開始され、図3に示す処理がスタートする。
まず、ステップS1では、車両の現在位置を位置検出器1によって検出し、ステップS2へ進む。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100から出力された車両の現在位置が目的地であるか否かを示す信号を取得する。
ステップS2では、位置検出器1によって検出された車両の現在位置が設定した目的地に到達したか否かを判定する。現在位置が設定した目的地に到達した場合は、ステップS3へ進み、現在位置が設定した目的地に到達してない場合は、ステップS2での処理を繰り返すためにステップS1へ戻る。
ステップS3では、車両のシフトレバーの位置をシフトレバーセンサ11によって検出し、ステップS4へ進む。ステップS4では、ドアミラー制御装置13によってシフトレバーの位置がリバースであるか否かを判定する。すなわち、ドアミラー制御装置13は、シフトレバーセンサ11からの信号がリバース信号Rであるか否かを判定する。ドアミラー制御回路13へリバース信号Rが入力された場合は、ステップS5へ進み、ドアミラー制御回路13へリバース信号Rが入力されなかった場合は、ステップS12へ進む。
ステップS12では、ACCキーのオン・オフをACCセンサ12によって検出し、ステップS13へ進む。ステップS13では、ドアミラー制御装置13によってACCのオン・オフを判定する。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ACCセンサ11からの信号がオフ信号であるか否かを判定する。ドアミラー制御回路13へオフ信号が入力された場合は、ステップS11へ進み、ドアミラー制御回路13へオフ信号が入力されなかった場合は、ステップS4での処理を繰り返すためにステップS3へ戻る。
ステップS5では、ドアミラー21のミラー面23を地面方向(車両の後輪周辺を確認できる位置)へ回動させ、ステップS6へ進む。すなわち、ドアミラー制御装置13は、リバース信号Rが入力されると、ドアミラー回動装置14へ、モータ22aによってドアミラー21のミラー面23を回動させるように指示する。そしてドアミラー回動装置14は、ドアミラー21のミラー面23を回動させてドアミラー21を車両の後輪周辺を確認できる位置にする。
ステップS6では、車両のシフトレバーの位置をシフトレバーセンサ11によって検出し、ステップS7へ進む。ステップS7では、ドアミラー制御装置13によってシフトレバーの位置がパーキングであるか否かを判定する。すなわち、ドアミラー制御装置13は、シフトレバーセンサ11からの信号がパーキング信号Pであるか否かを判定する。ドアミラー制御回路13へパーキング信号Pが入力された場合は、ステップS8へ進み、ドアミラー制御回路13へパーキング信号Pが入力されなかった場合は、ステップS7での処理を繰り返すためにステップS6へ戻る。
ステップS8では、ドアミラー21のミラー面23を通常位置へ回動させ、ステップS9へ進む。すなわち、ドアミラー制御装置13は、パーキング信号Pが入力されると、ドアミラー回動装置14へ、モータ22aによってドアミラー21のミラー面23を回動させるように指示する。そしてドアミラー回動装置14は、ドアミラー21のミラー面23を回動させてドアミラー21のミラー面23を車両の後輪周辺を確認できる位置から通常位置に戻す。
ステップS9では、ACCキーのオン・オフをACCセンサ12によって検出し、ステップS10へ進む。ステップS10では、ドアミラー制御装置13によってACCのオン・オフを判定する。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ACCセンサ11からの信号がオフ信号であるか否かを判定する。ドアミラー制御回路13へオフ信号が入力された場合は、ステップS11へ進み、ドアミラー制御回路13へオフ信号が入力されなかった場合は、ステップS10での処理を繰り返すためにステップS9へ戻る。
ステップS11では、ドアミラー21を格納位置へ回動させる。すなわち、ドアミラー制御装置13は、オフ信号が入力されると、ドアミラー回動装置14へモータ22bによってドアミラー21を回動させるように指示する。そしてドアミラー回動装置14は、ドアミラー21を回動させてドアミラー21を格納位置とする。
このように、車両の現在位置が目的地に到達し、かつ、車両のシフトレバーがリバース位置である場合、ドアミラー21のミラー面23を地面方向(車両の後輪周辺を確認できる位置)へ回動させる。これにより、道を間違って後退するような場合などは、ドアミラーは回動されることはないので、車両を後退させて駐車させる場合などの必要な時のみドアミラーを地面方向(車両の後輪周辺を確認できる位置)へ回動させることができる。
また、車両が目的地に到着し、シフトレバーがリバース位置からパーキング位置に移動した場合に、ドアミラー21を格納位置から通常位置へ回動させる。これによって、車両が目的地から出発する際には、ドアミラー21を通常位置で使用することができる。
また、シフトレバーの位置がパーキング位置であり、かつ、ACCキーがオフになることで、ドアミラー21自体の保護及び歩行者などの邪魔にならないようにドアミラーを格納できる。
なお、本実施の形態においては、ドアミラー21のミラー面23を通常位置から車両の後輪周辺を確認できる位置または車両の後輪周辺を確認できる位置から通常位置に回動する例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ドアミラー21を地面と平行な回転軸を中心として回動させるモータを設け、ドアミラー21を通常位置から車両の後輪周辺を確認できる位置または車両の後輪周辺を確認できる位置から通常位置に回動するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態との共通部分についての詳しい説明は省略する。特に、本実施の形態におけるドアミラー制御装置13の構成は、ドアミラー制御装置13に車両の車速を検出する車速センサ(図示せず)が接続されている点以外は、第1の実施の形態におけるドアミラー制御装置13と同様であるため、以下、制御上の相違点のみ説明する。
第1の実施の形態と本実施の形態との相違点は、第1の実施の形態は車両を後退させる際にドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させるのに対して、本実施の形態は、車両を前進させる際にもドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させる点にある。本実施の形態におけるドアミラー制御装置13は、車速センサからの検出車速と車両の現在位置とに基づいてドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させるか否かを判定するものである。
ここで、第2の実施の形態におけるドアミラー制御装置13の処理動作について説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の処理動作を示すフロー図である。図4に示すフローはドアミラー制御装置13に電源供給されるとスタートする。
まず、ステップS21では、車両の現在位置を位置検出器1によって検出し、ステップS22へ進む。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100から出力された車両の現在位置が駐車場であるか否か、及び現在位置が所定値以下の幅員の道路であるか否かを示す信号を取得する。
ステップS22では、位置検出器1によって検出された車両の現在位置が駐車場であるか否かを判定する。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100から出力された車両の現在位置が駐車場であるか否かを示す信号を確認し、現在位置が駐車場である場合はステップS23へ進み、現在位置が駐車場でない場合はステップS26へ進む。
これは、ドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させるか否かを判定するためである。駐車場では縁石などの背の低い障害物に車両が接触する可能性が比較的高いため、ドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させて背の低い障害物を確認しやすくすることが望ましい。しかしながら、駐車場においても、後方から歩行者や自転車などが車両に接近してくる可能性もあるため、現在位置が駐車場であることのみを条件にドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させることは望ましくない。
そこで、車速が所定車速以下(例えば、10km/h以下程度)であることを条件に加える。このような所定車速まで車速を下げた場合、後方から接近してくる歩行者や自転車などが車両と接触しそうであっても、車両の速度が遅いため歩行者などが自ら車両を避けることができる。よって、車速を下げた場合に関しては、後方から接近してくる歩行者や自転車に然程注意を払う必要はなくなるため、ドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させる。
このような車速に関する条件を判定するためにステップS23では、ドアミラー制御装置13は、車速センサからの検出車速を取得する。そして、ステップS24では、ドアミラー制御装置13は、取得した検出車速が所定車速以下であるか否かを判定し、検出車速が所定車速以下である場合はステップS25へ進み、検出車速が所定車速以下でない場合はステップS30へ進む。
ステップS25では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21のミラー面23を駐車場用の設定にする。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー回動装置14へモータ22aによってドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させるように指示する。なお、ミラー面23の駐車場用の設定、及び後ほど説明する幅員が狭い道路用の設定とは、ミラー面23を地面方向へ回動させる回動角度を示すものである。
本実施の形態においては、現在位置が駐車場であるか、幅員の狭い道路であるかによって、ミラー面23を地面方向へ回動させる回動角度を異ならせている。幅員の狭い道路では、駐車場に比べて後方から歩行者や自転車などが車両に接近してくる可能性が高いため、駐車場である場合に比べて回動角度を小さく設定し、後方から歩行者や自転車をも確認しやすくする。また、駐車場用及び幅員の狭い道路用の回動角度は、ドアミラー制御装置13内のメモリ(図示せず)に記憶しておく。
ステップS26では、位置検出器1によって検出された車両の現在位置が所定値以下の幅員の道路上であるか否かを判定する。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100から出力された車両の現在位置が所定値以下の幅員の道路であるか否かを示す信号を確認し、現在位置が所定値以下の幅員の道路である場合はステップS27へ進み、現在位置が所定値以下の幅員の道路でない場合はステップS30へ進む。
これは、上述のステップS22と同様に、ドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させるか否かを判定するためである。幅員の狭い道路では側溝に脱輪したりする可能性が比較的高いため、ドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させて側溝などを確認しやすくことが望ましい。しかしながら、幅員の狭い道路においても、後方から歩行者や自転車などが車両に接近してくる可能性もあるため、現在位置が幅員の狭い道路であることのみを条件にドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させることは望ましくない。
そこで、上述のステップS23と同様に車速が所定車速以下(例えば、20km/h以下程度)であることを条件に加える。なお、幅員の狭い道路を走行する場合は駐車場内を走行する場合よりも多少速度が速いものであるため、幅員の狭い道路の所定車速は駐車場での所定車速よりも速い値とすると好ましい。
ステップS27では、ドアミラー制御装置13は、車速センサからの検出車速を取得する。そして、ステップS28では、ドアミラー制御装置13は、取得した検出車速が所定車速以下であるか否かを判定し、検出車速が所定車速以下である場合はステップS29へ進み、検出車速が所定車速以下でない場合はステップS30へ進む。
ステップS29では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21のミラー面23を幅員の狭い道路用の設定にする。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー回動装置14へモータ22aによってドアミラー21のミラー面23を地面方向へ幅員の狭い道路用の回動角度で回動させるように指示する。
ステップS30では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21のミラー面23を通常位置とする。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ミラー面23の位置を確認し、ミラー面23が地面方向へ回動されている場合はドアミラー回動装置14へモータ22aによってドアミラー21のミラー面23を回動させるように指示し、ミラー面23が通常位置である場合は通常位置を維持する。
なお、第2の実施の形態においては、ドアミラー21のミラー面23を通常位置から車両の後輪周辺を確認できる位置または車両の後輪周辺を確認できる位置から通常位置に回動する例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ドアミラー21を地面と平行な回転軸を中心として回動させるモータを設け、ドアミラー21を通常位置から車両の後輪周辺を確認できる位置または車両の後輪周辺を確認できる位置から通常位置に回動するようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、上述の実施の形態との共通部分についての詳しい説明は省略する。特に、本実施の形態におけるドアミラー制御装置13の構成はドアミラー制御装置13に車両の車速を検出する車速センサ(図示せず)及び車両の操舵角を検出する操舵角センサ(図示せず)が接続されている点以外は、第1の実施の形態におけるドアミラー制御装置13と同様であるため、以下、制御上の相違点のみ説明する。
上述の実施の形態と本実施の形態との相違点は、上述の実施の形態はドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させる際の回動角度は一定であるのに対して、本実施の形態は、車両の後進度合いに応じてミラー面23の回動量を変化させて地面方向へ回動させる点にある。本実施の形態におけるドアミラー制御装置13は、車速センサからの検出車速と操舵角センサからの検出角度とに基づいて車両の後進度合いを判定するものである。
ここで、第3の実施の形態におけるドアミラー制御装置13の処理動作について説明する。図5は、本発明の第3の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の処理動作を示すフロー図である。なお、図5に示すフローは、車両が駐車場内で後進している際に、操舵角が所定の範囲内になるとスタートする。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100から車両の現在位置が駐車場であることを示す信号を取得し、シフトレバーセンサ11からリバース信号Rが入力され、操舵角センサからの検出角度が所定範囲内であり車両が略真っ直ぐ後進すると判定した場合にスタートする。
ステップS31では、ドアミラー制御装置13は、車両の後進距離を検出するために車両の車速を検出する。そして、ステップS32にて、ドアミラー制御装置13は、検出した車速に基づいて車両の後進距離を検出する。このように、車両が略真っ直ぐ後進すると判定してからの後進距離を検出することによって、車両の後進度合いを判定する。
ステップS33では、ドアミラー制御装置13は、検出した後進距離に応じてドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させる。すなわち、ドアミラー制御装置13は、検出した後進距離が長くなるに従ってドアミラー回動装置14へ、モータ22aによってドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させるように指示する。
ステップS34では、ドアミラー制御装置13は、車両のシフトレバーの位置をシフトレバーセンサ11によって検出し、ステップS35へ進む。ステップS35では、ドアミラー制御装置13は、シフトレバーセンサ11からの信号がパーキング信号Pであるか否かを判定する。ドアミラー制御回路13は、パーキング信号Pが入力された場合は処理を終了し、パーキング信号Pが入力されてない場合はステップS31へ戻る。
また、駐車スペースの後端部が壁であるような場合、後進度合いを判定する方法としては、レーダなどによって車両の駐車スペースにおける後端部と車両との距離を検出するようにしてもよい。この場合、ドアミラー制御装置13は、駐車スペースの後端部(壁)までの距離が短くなるに従ってドアミラー回動装置14へ、モータ22aによってドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させるように指示する。
また、ドアミラー21にカメラを設け、ドアミラー制御装置13は、カメラにて車両の駐車スペースにおける白線の後端部を検出し、常に白線の後端部を検出するようにドアミラー回動装置14へ、モータ22aによってドアミラー21のミラー面23を地面方向へ回動させるように指示するようにしてもよい。
なお、車両が略真っ直ぐ後進している際に切り換えしするような場合は、ドアミラー21のミラー面23を地面とは反対方向(通常位置の方向)へ回動させるようにしてもよい。すなわち、ドアミラー制御装置13は、操舵角センサから所定範囲を超えるような検出角度が入力され、かつ、シフトレバーセンサ11からドライブ信号が入力される場合は、ドアミラー回動装置14へ、モータ22aによってドアミラー21のミラー面23を地面とは反対方向へ回動させるように指示するようにする。
なお、第3の実施の形態においては、ドアミラー21のミラー面23を通常位置から車両の後輪周辺を確認できる位置または車両の後輪周辺を確認できる位置から通常位置に回動する例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ドアミラー21を地面と平行な回転軸を中心として回動させるモータを設け、ドアミラー21を通常位置から車両の後輪周辺を確認できる位置または車両の後輪周辺を確認できる位置から通常位置に回動するようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。なお、上述の実施の形態との共通部分についての詳しい説明は省略する。特に、本実施の形態におけるドアミラー制御装置13の構成は、第1の実施の形態におけるドアミラー制御装置13と同様であるため、以下、制御上の相違点のみ説明する。
上述の実施の形態と本実施の形態との相違点は、上述の実施の形態はACCキーがオフである場合にドアミラー21を格納位置へ回動させるのに対して、本実施の形態は、シフトレバーの位置がパーキング位置である場合にドアミラー21を格納位置へ回動させる点にある。
第4の実施の形態におけるドアミラー制御装置13の処理動作について説明する。図6は、本発明の第4の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の処理動作を示すフロー図である。図6に示すフローはドアミラー制御装置13に電源供給されるとスタートする。
ステップS41では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21を格納位置へ回動するか通常位置へ回動するかを判定するために、図示しないメモリに記憶されているドアミラー21の位置を確認する。そして、ステップS42では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21の位置が格納位置であるか否かを判定し、ドアミラー21の位置が格納位置である場合はステップS43へ進み、ドアミラー21の位置が格納位置でない場合はステップS48へ進む。
ステップS43では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21を通常位置へ回動するか否かを判定するための条件の一つである車両の現在位置を検出する。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100から出力された車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であるか否かを示す信号を取得する。
ステップS44では、ドアミラー制御装置13は、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であるか否かを判定する。ドアミラー制御装置13は、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内である場合はこれから出発する可能性があるとみなしてステップS45へ進み、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内でない場合は、ドライバーが手動でドアミラー21を通常位置へ回動させるとみなしてステップS41へ戻る。
ステップS45では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21を通常位置へ回動するか否かを判定するためのもう一つの条件であるシフトレバーの位置をシフトレバーセンサ11からの信号によって検出する。そして、ステップS46では、ドアミラー制御装置13は、シフトレバーセンサ11からの信号がパーキング信号Pであるか否かによって、シフトレバーの位置がパーキングであるか否かを判定する。ドアミラー制御回路13は、シフトレバーセンサ11からパーキング信号Pが入力された場合はまだ車両は出発しないとみなしてステップS45へ戻り、パーキング信号Pが入力されない場合は車両が出発するとみなしてステップS47へ進む。
ステップS47では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21を通常位置へ回動させる。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー回動装置14へモータ22bによってドアミラー21を回動させるように指示する。そしてドアミラー回動装置14は、ドアミラー21を回動させてドアミラー21を通常位置とする。
ステップS48では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21を格納位置へ回動するか否かを判定するための条件の一つである車両の現在位置を検出する。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ナビゲーション装置100から出力された車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であるか否かを示す信号を取得する。
ステップS49では、ドアミラー制御装置13は、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であるか否かを判定し、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内である場合は駐車する意思があるみなしてステップS50へ進み、車両の現在位置が駐車場もしくは建物内でない場合はステップS48へ戻る。
ステップS50では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21を格納位置へ回動するか否かを判定するためのもう一つの条件であるシフトレバーの位置をシフトレバーセンサ11からの信号によって検出する。そして、ステップS51では、ドアミラー制御装置13は、シフトレバーセンサ11からの信号がパーキング信号Pであるか否かによって、シフトレバーの位置がパーキングであるか否かを判定する。ドアミラー制御回路13は、シフトレバーセンサ11からパーキング信号Pが入力された場合は車両が駐車するとみなしてステップS52へ進み、パーキング信号Pが入力されない場合はまだ車両は駐車しないとみなしてステップS48へ戻る。
ステップS52では、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー21を格納位置へ回動させる。すなわち、ドアミラー制御装置13は、ドアミラー回動装置14へモータ22bによってドアミラー21を回動させるように指示する。そしてドアミラー回動装置14は、ドアミラー21を回動させてドアミラー21を格納位置とする。
なお、本実施の形態においては、ドアミラー21を通常位置/格納位置へ回動するか否かを判定するための一つの条件としてシフトレバーの位置がパーキング位置を用いる例で説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、シフトレバーの位置がニュートラル位置であることを条件としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の概略構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の第1の実施の形態に係わる、ドアミラー21を車両の側面方向から見た縦断面図であり、(b)は本発明の第1の実施の形態に係わる、ドアミラー21を車両の上面方向から見た横断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の処理動作を示すフロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の処理動作を示すフロー図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の処理動作を示すフロー図である。 本発明の第4の実施の形態に係わる、ドアミラー制御装置13の処理動作を示すフロー図である。 従来技術に係わる、ドアミラー制御装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 位置検出器、2 ジャイロスコープ、3 距離センサ、4 GPS受信機、5 地図データ格納装置、6 制御回路、7 外部メモリ、8 表示装置、9 音声出力装置、10 VICS受信機、11 シフトレバーセンサ、12 ACCセンサ、13 ドアミラー制御装置、14 ドアミラー回動装置、20 車体、21 ドアミラー、22a モータ、22b モータ、22c モータ、23 ミラー面、100 ナビゲーション装置

Claims (14)

  1. 道路地図に関する地図データを記憶する地図データ格納手段と、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    車両の目的地を設定し、その設定された目的地に向けて車両を案内する案内手段と、
    シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、
    ドアミラーを回動させるドアミラー回動手段と、
    前記車両の現在位置が前記目的地に到達し、かつ、前記シフトレバーの検出位置がリバース位置である場合、前記ドアミラーを地面方向へ回動させるように前記ドアミラー回動手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするドアミラー制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記シフトレバーの位置がリバース位置からパーキング位置に変化した場合、前記ドアミラーの地面方向への回動を解除するように前記ドアミラー回動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のドアミラー制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記シフトレバーの位置がパーキングであり、かつ、アクセサリーキーがオフになるとドアミラーを格納位置へ回動させるように前記ドアミラー回動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載のドアミラー制御装置。
  4. 駐車場情報を含む道路地図に関する地図データを記憶する地図データ格納手段と、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    車両の車速を検出する車速検出手段と、
    ドアミラーを回動させるドアミラー回動手段と、
    前記車両の現在位置が駐車場もしくは幅員が所定幅員より狭い道路であり、かつ、前記車速が所定速度以下である場合、前記ドアミラーを地面方向へ回動させるように前記ドアミラー回動手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするドアミラー制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記車両の現在位置が駐車場もしくは幅員が所定幅員より狭い道路から移動した場合、もしくは、前記車速が所定速度以下の状態から当該所定速度より速い状態に変化した場合、前記ドアミラーの地面方向への回動を解除するように前記ドアミラー回動手段を制御することを特徴とする請求項4に記載のドアミラー制御装置。
  6. 前記駐車場における前記車速を比較する所定速度と、前記幅員が所定幅員より狭い道路における前記車速を比較する所定速度とは異なることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のドアミラー制御装置。
  7. 前記駐車場における前記ドアミラーの回動角度と、前記幅員が所定幅員より狭い道路における前記ドアミラーの回動角度とは異なることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のドアミラー制御装置。
  8. 駐車場情報を含む道路地図に関する地図データを記憶する地図データ格納手段と、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、
    ドアミラーを回動させるドアミラー回動手段と、
    前記車両が駐車場内にあり、前記シフトレバーの検出位置がリバース位置である場合に前記車両の後進度合いを検出する後進度合センサと、
    前記後進度合いに応じて、前記ドアミラーの回動量を変化させながら地面方向へ回動させるように前記ドアミラー回動手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするドアミラー制御装置。
  9. 前記車両の操舵角を検出する操舵角検出手段を備え、前記後進度合センサは、前記操舵角が所定の範囲内である場合に前記車両の後進度合いを検出することを特徴とする請求項8に記載のドアミラー制御装置。
  10. 前記後進度合センサは、前記車両の速度を検出する速度センサを備え、前記後進度合いとして、当該速度センサの検出速度に基づいて、前記操舵角が所定の範囲内になってからの後進距離を検出するものであり、前記制御手段は、前記後進距離が長くなるに従って前記ドアミラーを地面方向への回動量を増加させるように前記ドアミラー回動手段を制御することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のドアミラー制御装置。
  11. 前記後進度合センサは、前記車両の駐車スペースにおける後端部と当該車両との距離を検出する距離センサを備え、前記後進度合いとして、当該距離センサの検出距離に基づいて、前記操舵角が所定の範囲内になってからの前記後端部と前記車両との距離を検出するものであり、前記制御手段は、前記後端部と前記車両との距離が短くなるに従って前記ドアミラーを地面方向への回動量を増加させるように前記ドアミラー回動手段を制御することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のドアミラー制御装置。
  12. 前記後進度合センサは、前記ドアミラーに設置される撮像手段を備え、前記後進度合いとして、当該撮像手段にて前記車両の駐車スペースにおける白線の後端部を検出するものであり、前記制御手段は、常に前記白線の後端部を検出するように前記ドアミラーを地面方向への回動量が増加させるように前記ドアミラー回動手段を制御することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のドアミラー制御装置。
  13. 施設情報を含む道路地図に関する地図データを記憶する地図データ格納手段と、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    ドアミラーを回動させるドアミラー回動手段と、
    シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、
    前記車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であり、かつ、前記シフトレバーの検出位置がパーキング位置もしくはニュートラル位置である場合は、ドアミラーを格納位置へ回動させるように前記ドアミラー回動手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするドアミラー制御装置。
  14. 前記制御手段は、前記車両の現在位置が駐車場もしくは建物内であり、かつ、前記シフトレバーの検出位置がパーキングもしくはニュートラル以外の位置に切り換えられた場合は、前記ドアミラーを格納位置から通常位置へ回動させるように前記ドアミラー回動手段を制御することを特徴とする請求項13に記載のドアミラー制御装置。
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