JP2005029036A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアバッグが迅速に展開膨張可能な頭部保護エアバッグ装置の提供。
【解決手段】頭部保護エアバッグ装置は、車内側の開口の上縁側に折り畳まれて収納されたエアバッグ11が、下方へ展開膨張して車内側の開口を覆う。エアバッグ11は、膨張用ガスを流入させて、開口の上縁側から下方へ延び、車内側壁部13aと車外側壁部13bとを車内外方向に離して膨張するセル部16を、前後方向に複数並設させている。各セル部16の上端には、各セル部16を連通させるように前後方向に延びるガス供給路部15が、設けられ、ガス供給路部15には、膨張用ガス供給用の接続口部が、設けられている。各セル部16は、車内側壁部13aと車外側壁部13bとに、それぞれ、表面側に突出する山折りとセル部内に凹む谷折りとを繰り返す蛇腹折り部位17・18、を設けて、下縁16bを上縁16aに接近させるように、折り畳まれている。
【選択図】図5
【解決手段】頭部保護エアバッグ装置は、車内側の開口の上縁側に折り畳まれて収納されたエアバッグ11が、下方へ展開膨張して車内側の開口を覆う。エアバッグ11は、膨張用ガスを流入させて、開口の上縁側から下方へ延び、車内側壁部13aと車外側壁部13bとを車内外方向に離して膨張するセル部16を、前後方向に複数並設させている。各セル部16の上端には、各セル部16を連通させるように前後方向に延びるガス供給路部15が、設けられ、ガス供給路部15には、膨張用ガス供給用の接続口部が、設けられている。各セル部16は、車内側壁部13aと車外側壁部13bとに、それぞれ、表面側に突出する山折りとセル部内に凹む谷折りとを繰り返す蛇腹折り部位17・18、を設けて、下縁16bを上縁16aに接近させるように、折り畳まれている。
【選択図】図5
Description
本発明は、車内側の開口の上縁側に折り畳まれて収納されたエアバッグが、下方へ展開膨張して、車内側の開口を覆う構成の頭部保護エアバッグ装置に関する。
従来、折り畳まれたエアバッグを迅速に展開膨張させるために、エアバッグをカクタス折りすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のエアバッグの折り畳み方は、エアバッグの車内側壁部と車外側壁部とに、それぞれ、表面側に突出する山折りと内部側に凹む谷折りとを繰り返す蛇腹折り部位、を設けて、折り畳む折り方であった。
特開平9−207698号公報
しかし、上記のエアバッグの折り方では、シートに装着されるような比較的小さなエアバッグには、適するものの、車両の開口を覆うような前後方向に長い頭部保護用のエアバッグには、適用し難かった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグが迅速に展開膨張可能な頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車内側の開口の上縁側に折り畳まれて収納されたエアバッグが、下方へ展開膨張して、車内側の開口を覆う構成の頭部保護エアバッグ装置であって、
エアバッグが、膨張用ガスを流入させて、開口の上縁側から下方へ延び、車内側壁部と車外側壁部とを車内外方向に離して膨張するセル部を、前後方向に複数並設させるとともに、各セル部の上端に、各セル部を連通させるように前後方向に延びるガス供給路部を、設け、ガス供給路部に、膨張用ガスを供給するインフレーターと接続される接続口部を、配設させて、構成され、
各セル部が、車内側壁部と車外側壁部とに、それぞれ、表面側に突出する山折りとセル部内に凹む谷折りとを繰り返す蛇腹折り部位、を設けて、下縁を上縁に接近させるように、折り畳まれていることを特徴とする。
エアバッグが、膨張用ガスを流入させて、開口の上縁側から下方へ延び、車内側壁部と車外側壁部とを車内外方向に離して膨張するセル部を、前後方向に複数並設させるとともに、各セル部の上端に、各セル部を連通させるように前後方向に延びるガス供給路部を、設け、ガス供給路部に、膨張用ガスを供給するインフレーターと接続される接続口部を、配設させて、構成され、
各セル部が、車内側壁部と車外側壁部とに、それぞれ、表面側に突出する山折りとセル部内に凹む谷折りとを繰り返す蛇腹折り部位、を設けて、下縁を上縁に接近させるように、折り畳まれていることを特徴とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置のエアバッグでは、膨張して開口を覆う部位が、前後方向に並設させた複数のセル部から構成されて、各セル部を、相互に干渉させずに、別々に折り畳むことができる。そのため、車内側壁部と車外側壁部とに、それぞれ、表面側に突出する山折りとセル部内に凹む谷折りとを繰り返す蛇腹折り部位、を設けて、下縁を上縁に接近させるような、所謂、カクタス折りであっても、前後方向に長い頭部保護用のエアバッグの全体を、下縁側を上縁側に接近させるように、折り畳むことができる。
そして勿論、折り畳んで開口の上縁側周縁に収納させた後、エアバッグに膨張用ガスが供給されれば、エアバッグは、膨張用ガスが、接続口部とガス供給路部と経て、各セル部に流入し、各セル部の下縁側に直接的に当たるような状態となって、各セル部が、それぞれ、迅速に展開膨張する。
したがって、本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、前後方向に長いエアバッグを、迅速に展開可能なカクタス折りにより、折り畳むことができて、膨張用ガスの流入時には、エアバッグを迅速に展開膨張させることができる。
そして、エアバッグは、隣接するセル部相互を、前後方向に離隔することを防止可能に、少なくとも下部側で、連結させることが望ましい。
このようにエアバッグの各セル部相互が、下部側を連結させていれば、エアバッグ全体の下縁側に、前後方向の張力を発揮させることが可能となって、エアバッグの下縁側の乗員の拘束性能を向上させることができる。
この場合、各セル部相互の連結部位は、セル部相互の前後方向の縁部側として、車内側壁部と車外側壁部との谷折り部位に、配設させることが望ましい。
なぜなら、エアバッグにおける各セル部の前後方向の縁部においては、車内外方向の車内側壁部と車外側壁部とのそれぞれの山折り部位と谷折り部位との位相を、反ピッチずらすことができ、すなわち、車内側壁部と車外側壁部とのそれぞれの谷折り部位の底部の前後両端部位を、各セル部の前後方向の縁部では、山折り部位の頂部とすることが、できる。そして、各セル部の前後方向の縁部における山折り部位の頂部は、隣接するセル部にも形成することができて、隣接した各セル部の頂部相互は、距離が短く、カクタス折りする折り畳み方であっても、容易に連結させておくことができる。さらに、このような連結部位は、各セル部の前後方向の縁部において、上下方向に沿った複数箇所に、配設させることもできて、その場合には、各セル部相互を、一層、前後方向に一体的に連結させることができる。また、各セル部相互の前後方向の縁部において、山折りの頂部相互を連結する場合には、それらの山折りの頂部相互は、折り畳み完了時、距離を短くすることができ、山折りの頂部相互を短く連結すれば、セル部の膨張完了時、セル部相互の前後方向に沿ったテンションを向上させることが可能となって、エアバッグの乗員の拘束性能を、一層、向上させることもできる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、図1・2に示すように、エアバッグ11を、車内側のドアや窓部の開口Wの上縁側周縁UWにおけるフロントピラー部FPの下縁側、ルーフサイドレール部RRの下縁側、及び、リヤピラー部RPの上方側にわたって、折り畳んで収納させている。
頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバッグ11、インフレーター34、取付ブラケット31・35、及び、エアバッグカバー9、を備えて構成されている。
インフレーター34は、図1に示すように、折り畳まれたエアバッグ11に膨張用ガスを供給するシリンダタイプとしており、エアバッグ11の接続口部14が外装され、クランプ37を利用して接続口部14と接続されている。
取付ブラケット35は、板金製として、エアバッグ11の接続口部14を外装させたインフレーター34を、外周側から挟持し、二本の取付ボルト36を利用して、ルーフサイドレール部RRのボディ1側の板金製のインナパネル2に、取り付けられている。
取付ブラケット31は、図1・2に示すように、板金製として、エアバッグ11の各取付部12を挟持するもので、それぞれ、車内側Iの内プレート31aと車外側Oの外プレート31bとを備えて構成され、それらの内・外プレート31a・31bには、各取付部12の取付孔12aに対応する取付孔31cが貫通されている。そして、取付ボルト32を、取付孔12a・31cに挿通させて、インナパネル2の取付孔2a周縁に固着されたナット2bに螺合させることにより、各取付部12がインナパネル2に取り付けられている。
エアバッグカバー9は、図1・2に示すように、フロントピラー部FPに配置されるピラーガーニッシュ4とルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5とのそれぞれの下縁側から構成されている。なお、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とは、合成樹脂製として、フロントピラー部FPとルーフサイドレール部RRの車内側Iにおけるボディ1のインナパネル2に取付固定されている。また、ルーフヘッドライニング5は、フロントピラー部FPの上方付近から、中間ピラー部としてのセンターピラー部CPの上方を経て、リヤピラー部RPの上方付近まで、配設されている。
エアバッグ11は、袋織りにより製造され、図1〜3に示すように、インフレーター34からの膨張用ガスGを流入させて、折り畳み状態から展開して、開口Wやピラー部RP・CPのピラーガーニッシュ6・7の車内側Iを覆うように、開口Wの上縁側周縁UWに、折り畳まれて収納されている。
そして、エアバッグ11は、膨張用ガスGを流入させるガス流入部13を備えて構成されている。また、エアバッグ11の上縁11a側には、ボディ1側のインナパネル2に取り付けるための複数の取付部12が形成され、各取付部12には、取付ボルト32を挿通させる取付孔12aが貫通されている。なお、エアバッグ11の前後端の取付部12A・12Bは、ベルト状として、セル部16の下端側から前後方向両側に延びるように、形成され、それぞれの先端に、取付孔12aを配設させて構成されている。
ガス流入部13は、インフレーター34と接続させる筒状の接続口部14を、エアバッグ11の上縁11a側における前後方向の中央部位から、後方へ突設させている。ガス流入部13は、接続口部14から膨張用ガスGを流入させて膨張を完了させれば、車内側Iの壁部13aと車外側Oの壁部13bとを車内外方向で離すこととなる。
そして、実施形態の場合、ガス流入部13は、膨張完了時に、開口Wやピラー部RP・CPのピラーガーニッシュ6・7の車内側Iを覆うように展開膨張する縦セル部16を、前後方向に複数(実施形態では、6個)並設させて、構成されている。各縦セル部16は、膨張完了時に上下方向に棒状に膨らむように構成され、その上端(上縁)16aは、エアバッグ11の上縁11a側で前後方向に延びるガス供給路部15と連通されている。ガス供給路部15には、前後方向の略中間付近で、接続口部14が接続されている。そして、ガス流入部13は、接続口部14からの膨張用ガスGが、ガス供給路部15を経て、各縦セル部16の上縁16aから下縁16b側へ流れ、展開膨張することとなる。
さらに、このエアバッグ11は、各縦セル部16が、支障なくカクタス折りできるように、相互の間に、エアバッグ11の下縁11b側からガス供給路部15付近まで上方に延びるスリット29を介在させている。さらに、実施形態の場合、各縦セル部16相互は、スリット29を介在させているものの、前後方向に離隔しないように、所定の連結部位を、可撓性を有したベルト状の連結材26・27により連結させている。図5に示すように、連結材26は、隣接する縦セル部16の下端16b相互を連結するように配設され、連結材27は、各縦セル部16の車内側・車外側壁部13a・13bの谷折り部20の底部20aの延長部位で、各セル部16の前後方向の縁部21に形成された蛇腹折り部位22における山折り部位23の頂部23aの位置に、配設されている。
このエアバッグ11では、各縦セル部16が、図4に示すように、車内側壁部13aと車外側壁部13bとに、それぞれ、表面側に突出する山折り部位19とセル部16内に凹む谷折り部位20とを繰り返す蛇腹折り部位17・18を設けて、下縁16b(11b)側を上縁16a(11a)側に接近させるように、折り畳んでいる。さらに、この蛇腹折り部位17・18は、折り重なる方向を、車内側Iと車外側Oとを結ぶような車内外方向に沿わせて、折り畳み作業を完了させている。
そして、図5に示すように、各縦セル部16の前後方向の縁部21では、車内外方向での蛇腹折り部位17・18の各谷折り部位20の底部20aにおける延長部位が、縁部21における山折り部位23の頂部23aとなり、蛇腹折り部位17・18の各山折り部位19の頂部19aが、縁部21における谷折り部位24の底部24aと連なるように、蛇腹折り部位22が形成されている。
このようなエアバッグ11の折り畳み作業を具体的に説明すると、図4のA・B・Cに示すように、エアバッグ11内にエアを入れて、各セル部16をある程度膨張させておき、各谷折り部位20・24の底部20a・24aとする箇所に板状の押圧材40・40Fを押し付けて、蛇腹折り部位17・18・22を形成し、ついで、エアを抜きつつ、図4のDに示すように、押圧材40・40F相互を接近させ、さらに、押圧材40・40Fを引き抜いて、蛇腹折り部位17・18を、車内外方向で重ねれば、図4のEのように、エアバッグ11を折り畳むことができる。なお、押圧材40Fは、前後方向の縁部21に配置される押圧材であり、押圧材40と反ピッチずれて、配置されている。
なお、ガス供給路部15の部位では、図4のEに示すように、車内側・車外側壁部13a・13bが、それぞれ、蛇腹折り部位17・18を包むように、前後方向に沿う折目15a・15aを付けて、蛇腹折り部位17・18のさらに車内側Iと車外側Oとに配置させておく。
そして、エアバッグ11を折り畳んだ後には、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピング材を所定箇所で巻き付ければ、エアバッグ11の折り畳み作業を、完了させることができる。
さらに、折り畳んだエアバッグ11を図示しないラッピング材で包んだ後には、インフレーター34・取付ブラケット31・35・クランプ37を取り付けて、エアバッグ組立体を形成する。そして、各取付ブラケット31・35をインナパネル2の所定位置に配置させ、各取付孔12a等を挿通させてボルト32・36止めして、各取付ブラケット31・35をインナパネル2に固定し、エアバッグ組立体をボディ1に取り付ける。さらに、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1に取り付けるとともに、リヤピラーガーニッシュ6・センターピラーガーニッシュ7をボディ1に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置Mを車両に搭載することができる。
そして、頭部保護エアバッグ装置Mの車両への搭載後、インフレーター34が作動して膨張用ガスGが吐出されると、膨張用ガスGが、図3の二点鎖線に示すように、エアバッグ11の接続口部14からガス供給路部15に流入して、ガス供給路部15から各縦セル部16に供給される。そのため、エアバッグ11は、くるんでおいた図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5の下縁側のエアバッグカバー9を押し開いて、図1・2の二点鎖線で示すように、下方へ突出しつつ、開口W・センターピラー部CP・リヤピラー部RPの車内側Iを覆うように、大きく展開膨張することとなる。
この時、実施形態のエアバッグ11は、膨張用ガスGが、接続口部14とガス供給路部15と経て、各縦セル部16に流入し、各縦セル部16の下縁16b側に直接的に当たるような状態となって、各縦セル部16が、それぞれ、迅速に展開膨張する。
そして、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mのエアバッグ11では、膨張して開口Wを覆う部位が、スリット29を間に配設させて、前後方向に並設させた複数のセル部16から構成されて、各セル部16を、相互に干渉させずに、別々に折り畳むことができる。そのため、車内側壁部13aと車外側壁部13bとに、それぞれ、表面側に突出する山折り部位19とセル部16内に凹む谷折り部位20とを繰り返す蛇腹折り部位17・18、を設けて、下縁16bを上縁16aに接近させるような、所謂、カクタス折りであっても、前後方向に長い頭部保護用のエアバッグ11の全体を、支障なく、折り畳むことができる。
したがって、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、前後方向に長いエアバッグ11を、迅速に展開可能なカクタス折りにより、折り畳むことができて、膨張用ガスGの流入時には、エアバッグ11を迅速に展開膨張させることができる。
なお、実施形態のエアバッグ11では、エアバッグ11の上縁11a側の前後方向に長いガス供給路部15においても、車内側・車外側壁部13a・13bが、それぞれ、蛇腹折り部位17・18を包むように、前後方向に沿う折目15a・15aを付けて、蛇腹折り部位17・18のさらに車内側Iと車外側Oとに配置させており、ガス供給路部15に流入した膨張用ガスが、直ちに、各縦セル部16の下縁16bを押し下げ可能としており、一層、エアバッグ11を迅速に展開膨張させることができる。
ちなみに、上記の点を考慮しなければ、図4のFに示すように、ガス供給路部15の車内側壁部13aと車外側壁部13bとを接触させるように重ねて、一枚状として、一体的に、山折りと谷折りとを繰り返す蛇腹折りにより、折り畳んでもよい。
また、実施形態のエアバッグ11では、隣接する縦セル部16相互が、前後方向に離隔することを防止可能に、下部側の二箇所で、連結材26・27により、連結されている。そのため、連結材26・27が、前後両端の取付部12A・12Bと共に、エアバッグ11全体の下縁11b側に、前後方向の張力を発揮させることが可能となって、エアバッグ11の下縁11b側の乗員の拘束性能を向上させることができる。
さらに、下端から上方に位置する各縦セル部16相互の連結部位に関して、実施形態のエアバッグ11では、縦セル部16相互の前後方向の縁部21側において、連結材27が、車内側壁部13aと車外側壁部13bとの谷折り部位20に、配設されている。
すなわち、エアバッグ11における各縦セル部16の前後方向の縁部21においては、車内外方向の車内側壁部13aと車外側壁部13bとのそれぞれの山折り部位19と谷折り部位20との位相を、反ピッチずらすことができる。そのため、車内側壁部13aと車外側壁部13bとのそれぞれの谷折り部位20の底部20aの前後両端部位を、各縦セル部16の前後方向の縁部21では、山折り部位23の頂部23aとすることが、できる。そして、各縦セル部16の前後方向の縁部21における山折り部位23の頂部23aは、隣接する縦セル部16にも形成することができて、隣接した各縦セル部16の頂部23a相互は、距離が短く、カクタス折りする折り畳み方であっても、容易に連結させておくことができる。
さらに、このような連結部位は、各縦セル部16の前後方向の縁部21において、上下方向に沿った複数箇所、例えば、図3・5の二点鎖線に示すように、連結材27の他に、連結材27A・27Bも配設させることもできて、その場合には、各縦セル部16相互を、一層、前後方向に一体的に連結させることができる。
勿論、このような構成を考慮しなければ、図4のD・Eに示すようなエアバッグ11のように、縦セル部16の下縁16b側を下端側に突出させているようなカクタス折りでは、図6に示すように、縦セル部16の下縁16b側の一箇所だけに、連結材26を設けて、エアバッグ11Aを構成してもよい。
但し、各セル部16相互の前後方向の縁部21において、山折りの頂部23a相互を連結する場合には、それらの山折りの頂部23a相互は、折り畳み完了時、距離を短くすることができ、山折りの頂部23a相互を短く連結すれば、縦セル部16の膨張完了時、縦セル部16相互の前後方向に沿ったテンションを向上させることが可能となって、エアバッグ11の乗員の拘束性能を、一層、向上させることもできる。
また、カクタス折りするセル部としては、上下方向の棒状に膨張する縦セル部16ばかりでなく、図7・8のエアバッグ11Bのセル部16Aのように、前後方向の横方向に延びる横セル部16Aとしてもよい。ちなみに、横セル部16Aのように、内部に、膨張時の車内側壁部13aと車外側壁部13bとの離隔距離を規制するテザー部30を設けてもよい。
なお、テザー部30は、セル部16Aをカクタス折りできるように、上下方向に線状に延びる形状でなく、前後方向の横方向に延びる線状若しくは点状に形成することが望ましい。そして、このようなテザー部30を設ける場合には、図8のA・Bに示すように、テザー部30より下方のエアバッグ下部11Bb側では、通常のカクタス折りをおこない、テザー部30より上方のエアバッグ上部11Ba側では、車内側壁部13aと車外側壁部13bとを、下部11Bbの車内側Iと車外側Oとで、それぞれ別々に、山折り部位19と谷折り部位20とを形成して、カクタス折りするように、折り畳めばよい。
また、実施形態のエアバッグ11では、セル部16相互を、ベルト状の連結材で連結した場合を示したが、上下方向に延びるスリット29の前後方向の幅を狭くし、かつ、スリット29を上下方向に断続的に形成して、それらの複数のスリット間を、セル部相互の連結部位としてもよい。
さらに、セル部相互を連結する連結材27として、可撓性の他に、弾力性のある部材から形成するような場合には、セル部16の前後方向の縁部21に、蛇腹折り部位22を設けず、すなわち、下縁16b側の全体(全周)を、山折りの折目を付けてセル部16の内部側に、順次押し込むように、カクタス折りし、セル部16の下縁16b付近のみ、あるいは、下縁16b付近に限らず、下縁16bから離れた上方付近、あるいは、下縁16bと併せて、セル部16相互を、弾力性のある連結材27を利用して、連結してもよい。さらに、弾力性のある連結材27を配設する場合、縁部21に蛇腹折り部位22を設けて、谷折り部位24の底部24a付近相互を連結するように、構成してもよい。
11・11A・11B…エアバッグ、
11a…上縁、
11b…下縁、
13…ガス流入部、
13a…車内側壁部、
13b…車外側壁部、
14…接続口部、
15…ガス供給路部、
16・16A…セル部、
16a…上縁、
16b…下縁、
17・18・22…蛇腹折り部位、
19・23…山折り部位、
19a…頂部、
23a…(連結部位)頂部、
20・24…谷折り部位、
20a・24a…底部、
21…(前後方向の)縁部、
26・27…連結材、
34…インフレーター、
I…車内側、
O…車外側、
W…開口、
UW…上縁側周縁、
M…頭部保護エアバッグ装置。
11a…上縁、
11b…下縁、
13…ガス流入部、
13a…車内側壁部、
13b…車外側壁部、
14…接続口部、
15…ガス供給路部、
16・16A…セル部、
16a…上縁、
16b…下縁、
17・18・22…蛇腹折り部位、
19・23…山折り部位、
19a…頂部、
23a…(連結部位)頂部、
20・24…谷折り部位、
20a・24a…底部、
21…(前後方向の)縁部、
26・27…連結材、
34…インフレーター、
I…車内側、
O…車外側、
W…開口、
UW…上縁側周縁、
M…頭部保護エアバッグ装置。
Claims (3)
- 車内側の開口の上縁側に折り畳まれて収納されたエアバッグが、下方へ展開膨張して、車内側の前記開口を覆う構成の頭部保護エアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、膨張用ガスを流入させて、前記開口の上縁側から下方へ延び、車内側壁部と車外側壁部とを車内外方向に離して膨張するセル部を、前後方向に複数並設させるとともに、前記各セル部の上端に、前記各セル部を連通させるように前後方向に延びるガス供給路部を、設け、該ガス供給路部に、膨張用ガスを供給するインフレーターと接続される接続口部を、配設させて、構成され、
前記各セル部が、車内側壁部と車外側壁部とに、それぞれ、表面側に突出する山折りとセル部内に凹む谷折りとを繰り返す蛇腹折り部位、を設けて、下縁を上縁に接近させるように、折り畳まれていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。 - 前記エアバッグにおける隣接するセル部相互が、前後方向に離隔することを防止可能に、少なくとも下部側で、連結されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
- 前記セル部相互の前記連結部位が、セル部相互の前後方向の縁部側として、前記車内側壁部と前記車外側壁部との谷折り部位に、配設されていることを特徴とする請求項2に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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