JP2005028809A - 記録用紙及びそれを用いる記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】葉書用紙として用いるときは投函後の見栄えが通常の場合と全く変らないような形で用紙情報を有する記録用紙、及びそのような用紙情報を有する記録用紙の用紙情報に応じた記録を行なう記録装置を提供する。
【解決手段】葉書用紙7、8、葉書サイズシール紙9には印刷面の裏面(葉書では表)の葉書の切手を貼る四角い枠で示す領域6(又はその領域6に対応する領域6´、以下同様)に、プリンタ側の読取装置で自動認識させるための用紙情報として縦に帯状のマークが印刷されている。葉書サイズ用紙であることを領域6の中央の帯状マークで表し、標準紙であることを領域6の右側だけの帯状マークで表し、高画質紙であることを領域6の左側だけの帯状マークで表し、シール紙であることを領域6の両側の帯状マークで表している。プリンタ側には領域6に対応する位置に帯状マーク読み取りセンサが設けられる。
【選択図】 図2

Description

記録用紙に付加された情報を読み取って該情報に応じて対応する記録制御を行う記録装置に用いられる記録用紙、及び記録用紙に付加された情報を読み取って該記録用紙にインクリボンのインクを転写して上記の情報に対応した記録を行う記録装置に関する。
従来、ディジタルカメラ用のプリンタの開発が盛んに行われているが、近年、ディジタルカメラの性能の向上に伴い、これらディジタルカメラの高解像度化と高階調度化に対応して、プリンタの高画質化が急速に進み、ディジタルカメラを用いる人々の行動の迅速性に対応して、プリンタの高速印刷化も急速に進んできている。
さらに、そのようなプリンタで印刷が可能な用紙のサイズも、葉書サイズ、Lサイズ、2Lサイズなど種類が増えている。また、用紙の機能においても、標準紙、高画質紙、シール紙、16分割シール紙など様々なものが出てきている。
ところで、用紙の種類の多様化は、プリンタの使用者にとっては、用紙をプリンタに装着するとき、適合性の判断に混乱をきたすという問題を有している。そして、この対策として、プリンタの使用者が区別しやすいように、予め用紙の印刷面の裏面の隅、あるいは表側の非印刷領域となる余白部などに、目立ちにくい色や目立ちにくい大きさの文字で用紙のサイズや機能などの用紙情報を印刷しておくという方法が知られている。(例えば、特許文献1又は特許文献2参照。)
図9(a),(b) は、上記のような用紙情報を予め印刷した葉書1又は2の例を示す図である。同図(a),(b) は、挨拶文や写真などを印刷する葉書1又は2の印刷面の裏面(葉書の表)の右下隅の宛名書きの非印字領域となる余白部3に葉書の用紙情報が小さく印刷されている。
同図(a) の例では、余白部3には「葉書サイズ専用、標準紙」とあり、この印刷用紙が葉書として用いるために葉書サイズで印刷する専用の用紙であることと、紙質が標準の紙質であることを示している。
また、同図(b) の例では、余白部3には「葉書サイズ専用、高画質紙」とあり、この印刷用紙が上記と同じく葉書として用いるために葉書サイズで印刷する専用の用紙であることと、この場合は、紙質が紙面に光沢が有り且つ平滑であって写真印刷のような高画質の印刷に好適な紙質の用紙であることを示している。
これによって、プリンタの使用者がこの葉書用の用紙をプリンタに装着するときに、この用紙が間違いなく葉書のサイズであり、これから印刷しようとしている印刷内容に適合する紙質であるかどうかを容易に知ることが出来、混乱を生じることなく印刷を行うことができるようになると考えられている。
特開平05−024224号公報(段落[0012]〜[0015]、図5、図6) 特開平05−330245号公報(段落[0007]〜[0010]、図1〜図5)
しかしながら、上記の印刷面の裏面の余白に用紙情報を印刷する方法は、シール紙のような場合は、その裏面が剥離紙であってプリンタで印刷したシールを使用するときは用紙情報が印刷されている剥離紙は捨ててしまうものであるからよいが、剥離紙などの無い上記の葉書用紙の場合は、印刷面の裏面とはいっても葉書としては表面であり、また、いかに目立たない色や目立たない大きさで隅の余白に印刷したものであっても、葉書の表である限り、見栄えが悪いという問題がある。
更に、用紙情報の視認性をよくするためには、文字の色を濃くしたり文字を大きくすることが望ましいが、それでは上記の見栄えの悪さがますます増大するから、容易に視認性をよくすることが出来ないという問題の残る方法であった。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、葉書用紙として用いるときは投函後の見栄えが通常の場合と全く変らないような形で用紙情報を有する記録用紙、及びそのような用紙情報を有する記録用紙の用紙情報に応じた記録を行なう記録装置を提供することである。
以下に、本発明に係わる記録用紙及び記録装置の構成を述べる。
先ず、請求項1記載の発明の記録用紙は、記録用紙に付加された情報を読み取り該情報に応じて対応する記録制御を行う記録装置に用いられる記録用紙であって、上記情報は記録用紙が利用される際に隠れて見えなくなる領域に対応する領域に印刷されているように構成される。
上記記録用紙は、例えば請求項2記載のように、ハガキ用紙であり且つ隠れて見えなくなる領域は切手を貼付する領域であるように構成される。
また、上記情報は、例えば請求項3記載のように、上記記録用紙の種類を区別する情報であっても良く、また、例えば請求項4記載のように、上記記録用紙の残量を示す情報であっても良い。
次に、請求項5記載の発明の記録装置は、記録用紙に付加された情報を読み取り、上記記録用紙にインクリボンのインクを転写して上記情報に対応した記録を行う記録装置であって、上記記録用紙の該記録用紙が利用される際に隠れて見えなくなる領域に対応する領域に印刷されている情報を用紙情報として認識する用紙情報認識手段と、上記インクリボンにインク以外に附加さされている情報をリボン情報として認識するリボン情報認識手段と、上記用紙情報認識手段により認識された用紙情報と上記リボン情報認識手段により認識されたリボン情報とにより上記記録用紙と上記インクリボンとの整合性の可否を識別する整合性識別手段と、該整合性識別手段による識別において整合性が可であるとき記録を実行し整合性が否であるとき記録を実行しない記録実行制御手段と、を備えて構成される。
上記記録実行制御手段は、例えば請求項6記載のように、上記整合性識別手段による識別において整合性が否であるとき整合性が否であることを警告報知し、外部からの入力指示を待って記録を実行するか否かを決定するように構成しても良い。
また、上記記録用紙は、例えば請求項7記載のように、ハガキ用紙であり且つ隠れて見えなくなる領域は切手を貼付する領域であるように構成される。
そして、上記用紙情報は、例えば請求項8記載のように、上記記録用紙の種類を区別する情報であってもよく、また、例えば請求項9記載のように、上記記録用紙の残量を示す情報であってもよい。
このように、本発明の記録用紙は、葉書の切手を貼る位置を示す四角い枠内に対応する領域に文字やマークで用紙情報を予め示しておくことにより、葉書として用いるときには投函後の見栄えが通常の場合と全く変らないので、従来では問題となっていた見栄えの悪さが解消され、更には切手で隠れる位置に表示するので用紙情報をより分かり易く表示することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a),(b) は、投函後の見栄えが通常の場合と全く変らない形で用紙情報を有する葉書用紙の例を示す図である。同図(a),(b) に示すように、葉書用紙4又は5には、挨拶文や写真などを印刷する葉書の印刷面からは裏面となる葉書の表の切手を貼る四角い枠で示す領域6に、葉書用紙4又は5の用紙情報が、ほぼ領域6の全面にわたって印刷されている。
同図(a) の例では、葉書用紙4の切手を貼る四角い枠で示す領域6には「葉書サイズ専用、標準紙」とあり、この印刷用紙が葉書として用いるために葉書サイズで印刷する専用の用紙であることと、紙質が標準の紙質であることを示している。
また、同図(b) の例では、葉書用紙5の切手を貼る四角い枠で示す領域6には「葉書サイズ専用、高画質紙」とあり、この印刷用紙が上記と同じく葉書として用いるために葉書サイズで印刷する専用の用紙であることと、この場合は、紙質が紙面に光沢が有り且つ平滑であって写真印刷のような高画質の印刷に好適な紙質の用紙であることを示している。
このように、本発明の記録用紙は、葉書の切手を貼る位置を示す四角い枠内に対応する領域に、用紙のサイズや紙質示す種類などの用紙情報を文字で印刷しておくので、葉書が投函されるときには用紙情報は切手に隠れて見えなくなり、したがって、見栄えは通常の葉書とまったく変わるところがなく、従来では問題となっていた見栄えの悪さが解消され、葉書による快適な通信が可能となる。
また、切手を貼ると見えなくなるので情報の文字を濃い色や目立つ色で印刷でき、更に切手を貼る四角い枠内でさえあれば重要な情報を大きな文字で表示することができ(図1(a),(b) に示す例では、「標準紙」や「高画質紙」の文字をほかに比べて大きくしてある)、したがって、従来よりも用紙情報の視認性が良く、使用時における用紙サイズの確認や種類(紙質)の確認でユーザが混乱することも無くなって便利である。
尚、切手を貼る四角い枠内には、文字と限ることなく、一目で分かる表意絵柄やその他の表現方法を用いるようにすることもできる。
また、目で確認することに限らず、切手を貼る四角い枠内に、印刷に使用するプリンタに用紙のサイズや種類を自動認識させる情報を印刷するようにしてもよい。
図2(a),(b),(c) は、印刷に使用するプリンタ側の読取装置に印刷用紙のサイズや種類を自動認識させるための用紙情報を印刷した用紙の例を示す図である。同図(a),(b),(c) に示すように、葉書用紙7、8、又は葉書サイズシール紙9には、印刷面の裏面(葉書では表)の葉書の切手を貼る四角い枠で示す領域6又はその領域6に対応する領域6´に、プリンタ側の読取装置に印刷用紙のサイズや種類を自動認識させるための用紙情報として縦に帯状のマークが印刷されている。
同図(a) の例では、葉書用紙7の切手を貼る四角い枠で示す領域6に右側と中央とで二本の帯状マークが印刷されている。中央の帯状マークはこの印刷用紙が葉書サイズの用紙であることを示しており、右側の帯状マークはこの印刷用紙の種類が標準紙であることを示している。
また、同図(b) の例では、葉書用紙8の切手を貼る四角い枠で示す領域6に左側と中央とで二本の帯状マークが印刷されている。中央の帯状マークは上記同様にこの印刷用紙が葉書サイズの用紙であることを示しており、左側の帯状マークはこの印刷用紙の種類が高画質紙であることを示している。
また、同図(c) の例では、この葉書サイズシール紙9がそのまま葉書として郵送されることが殆どないため切手を貼る位置を示す四角い枠は無いが、葉書の切手を貼る四角い枠で示す領域に対応する領域6´には、葉書用紙7又は8の場合と同様に帯状マークが印刷されている。
この場合は、その領域6´には、右側、中央、左側とで三本の帯状マークが印刷されている。中央の帯状マークはこの印刷用紙が葉書サイズであることを示し、左右のマークはこの印刷用紙がシール紙であることを示している。
このように、四角い枠の有る無しに拘わり無く、プリンタ側の読取装置で読み取るためのマーク(以下、単にセンサマークという)を、切手を貼る四角い枠の位置に対応する領域に設けることで、センサマークを読み取るためのプリンタ側の読取装置を葉書用紙と葉書サイズシール紙とで共通に用いることができる。
尚、同図(a),(b),(c) に示すセンサマークの形状は、例として示したものであって、プリンタ側の読取装置で読み取って認識できる形状であれば、どのような形状のセンサマークであってもよく、また、用紙の種類の分類方法も上記の3通りと限るものでもない。
図3(a),(b),(c) は、プリンタ側の読取装置に自動認識させる用紙に種々のサイズがあることの例を示す図である。同図(a) は葉書サイズ用紙11、同図(b) はLサイズ用紙12、同図(c) は2Lサイズ用紙13をそれぞれ示している。これらは、普通紙、高画質紙、シール紙のいずれであってもよい。
いずれにおいても、同図(a),(b),(c) に示すように、用紙情報としての裏面のセンサマークは、用紙の中央線aを基準にして葉書サイズ用紙11の切手を貼る位置に相当する位置6´に設けるようにする。これは、プリンタで印刷を行なう場合、いずれのサイズの用紙であっても用紙の中央位置がプリンタの印刷中央位置に重なるよう設定されて印刷されることに基づいている。
したがって、上記のようにセンサマークを用紙の中央線aを基準にして葉書サイズ用紙11の切手を貼る位置に相当する位置6´に設けるようにすれば、いずれのサイズの用紙を用いた場合でも、プリンタに対するセンサマークの位置は常にプリンタに対して同一の位置にあることになる。これにより、プリンタ側では、読取装置を同一位置に固定したまま、いずれのサイズの用紙のセンサマークでも容易に読み取って、その用紙情報を取得することができるようになる。
このように、本例では、葉書サイズの印刷用紙の切手を貼って隠れる領域に対応する領域にプリンタ側の読取装置で認識可能な用紙情報を印刷するので、プリンタ側で用紙情報を自動的に取得することができるようになり、これにより、ユーザが適合しない用紙をプリンタに装着して使用しようとしたような場合には、警告を報知して誤りを防止することができるようになる。
また、その用紙情報は、葉書として投函されるときは切手に隠れて見えなくなり、目に見える形では残らなくなるので見映えを損なうことがなく、シールとして使用されるときは剥離紙と共に捨て去られて後に残らず、高画質紙として使用されるときは鑑賞される画像印刷面の裏側であって目の邪魔にならず便利である。
尚、上記のセンサマークを設ける切手を貼る領域には、センサマークのみではなく実施例1の場合と同様に文字と混在させるようにしてもよい。センサマークは小さくても、読取装置がある程度の性能を持っていれば用紙情報として読み取ることは充分にできるものである。
また、本例のプリンタ側で用紙情報を自動的に取得する方法は、ディジタルカメラ用として多く採用されているサーマルプリンタ(熱転写型プリンタ)に適用すると極めて好適である。
サーマルプリンタは、消耗品として用紙とインクリボンをセットで使用し、サーマルプリンタには組み合わせが対応している用紙とインクリボンとを一組にして装着させなければならないが、現在、用紙の種類が増加するに伴いインクリボンの種類も増えている。
また、それらの種類があまりにも多くて、ユーザにとって用紙とインクリボンの正規の組み合わせがわかりにくく、これは誤装着による不良画像の印刷という不具合をしばしば発生させる要因となっている。
ところが、本発明をプリンタ側で用紙情報を自動的に取得する方法を適用すれば、通常のサーマルプリンタには、インクリボンの種類を自動的に識別する機能が備えられているので、このインクリボンの種類自動識別機能と、本例の用紙情報自動取得機能とを組み合わせて用いれば、用紙とインクリボンとの組み合わせの整合性の可否を判別することができ、組み合わせが不適であるときはユーザに警告を出せるので、誤装着による不良画像の印刷という不具合の発生を防止することができる。
図4は、上記のような複数種類(本例では3種類)のサイズの印刷用カット紙を自在に印刷するサーマルプリンタの主要部の内部構成を模式的に示す側面図である。同図に示すようにサーマルプリンタ15は、プラテンローラ16、熱印字ヘッド17、インクリボン送出ボビン18、インクリボン19、インクリボン巻取ボビン21、インクリボンセンサ22、用紙センサ23、搬入用紙ガイド24、搬出用紙ガイド25、及び搬出ローラ対26を備えている。
熱印字ヘッド17は、不図示の付勢部材により、発熱素子アレイからなる印字部17−1をプラテンローラ16の周面に向けて押圧されおり、この押圧部に上下から挟持されインク面を下に向けてインクリボン19がインクリボン送出ボビン18とインクリボン巻取ボビン21間に張り渡されている。
インクリボン送出ボビン18の近傍に、インクリボンセンサ22がセンサ部をインクリボン19のインク面に向けて配置される。また、用紙センサ23は搬入用紙ガイド24の用紙搬入路上流側の端部近傍に配置される。用紙搬入路上流側には用紙供給装置27が着脱自在に配置され、この用紙供給装置27には多枚数の印刷用カット紙28(図2及び図3に示した葉書用紙7、8、葉書サイズシール紙9、葉書サイズ用紙11、Lサイズ用紙12又は2Lサイズ用紙13)が載置収容されている。
印刷用カット紙28は、不図示の給紙装置により用紙供給装置27から一枚毎に取り出され、矢印bで示すように給送されて、用紙センサ23の上を通過し、搬入用紙ガイド24に案内され、熱印字ヘッド17の印字部17−1とプラテンローラ16とが対向する押圧部に搬入され、インクリボン19と共に押圧部に挟持されて搬送されながら、インクリボン19のインクを画像信号に応じて印刷面に熱転写され、画像を形成されながら搬出用紙ガイド25に案内され、搬出ローラ対26によって搬出され、矢印cで示すように機外に排出される。
このとき、上記のように用紙供給装置27から取り出された印刷用カット紙28が用紙センサ23の上を通過し、用紙センサ23によって領域6又は6´の用紙情報が読み取られたとき、この用紙情報と既にインクリボンセンサ22によって読み取られているインクリボン19のリボン情報とが照合され、印刷用カット紙28とインクリボン19との適否がサーマルプリンタ15の不図示の制御部によって判別される。
図5(a),(b),(c) は、上記構成のサーマルプリンタ15によって使用される3種類のサイズの印刷用カット紙に対応する3種類のインクリボン19の構成を示す図である。同図(a) は葉書サイズの印刷用カット紙を印刷するインクリボン19−1を示し、同図(b) はLサイズの印刷用カット紙を印刷するインクリボン19−2を示し、同図(c) は2Lサイズの印刷用カット紙を印刷するインクリボン19−3を示している。
同図(a),(b),(c) に示すように、インクリボン19(19−1、19−2、19−3)には、Y(イエロー)のインク面の先端部に設けられる先頭色検出用マーク29(29−1、29−2、29−3)と、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各インク面とインク面の間に設けられるリボン種類検出用マーク31(31−1、31−2、31−3)から成るインクリボン識別用マークが付けられている。
これにより、サーマルプリンタ15の制御部は、インクリボンセンサ22により上記のインクリボン識別用マークを読み取って、装着されているインクリボン19の種類がインクリボン19−1、19−2、又は19−3であるかを識別すると共に、印刷を開始するインクリボン19の先頭位置を検出している。
本例のサーマルプリンタ15は、上記のような構成の印刷用カット紙28及びインクリボン19を用いて印刷を行うに際して、用紙供給装置27に収容されて給紙されてくる印刷用カット紙28のサイズと、インクリボン送出ボビン18とインクリボン巻取ボビン21間に張り渡されているインクリボン19のサイズとが整合しているか否かを判別し、整合していないときにはユーザに警告を報知するようにしている。
これにより、ユーザの不注意によって印刷用カット紙28やインクリボン19がサーマルプリンタ15へ誤装着されるような不具合などを防止することができるようになる。
図6(a),(b) は、本例のサーマルプリンタ15の制御部によって行なわれる印刷用カット紙28とインクリボン19とのサイズ整合性の判別とユーザに警告を報知する処理のフローチャートである。
先ず、図6(a) において、サーマルプリンタ15の制御部は、用紙センサ23により、用紙供給装置27に収容されて給紙されてくる印刷用カット紙28のセンサマークを読み取り、用紙情報を取得する(S1)。
次に、サーマルプリンタ15の制御部は、インクリボン送出ボビン18とインクリボン巻取ボビン21間に張り渡されているインクリボン19のインクリボン識別用マークを読み取ってインクリボン19の種類情報を取得する(S2)。
続いて、サーマルプリンタ15の制御部は、上記取得した印刷用カット紙28の用紙情報とインクリボン19の種類情報とから、これら装着されている印刷用カット紙28とインクリボン19との組み合わせが整合しているか(正しいか)否かを判別する(S3)。
そして、2つの組み合わせが正しければ(S3がY)、ユーザからの印刷開始の指示を待機する(S4)。
他方、2つの組み合わせが正しくないときは(S3がN)、その場合は、不図示の液晶表示パネル等に、用紙とインクリボンの装着が間違っている旨の警告を表示報知して(S5)、最初の処理S1に戻って処理S1〜S3を繰り返す。そして、処理S3で、印刷用カット紙28とインクリボン19との組み合わせが正しいことが確認されてから、処理S4に移行する。
これにより、ユーザの不注意によって印刷用カット紙28やインクリボン19がサーマルプリンタ15へ誤装着された場合に発生する不良画像の印刷などの不具合を未然に防止することができる。
ところで、例えば葉書サイズの用紙に急いで印刷したいが手元には2Lサイズ用のインクリボンしかないような場合、2Lサイズ用のインクリボンで葉書サイズの用紙への印刷は可能であるので、ユーザが印刷用カット紙28とインクリボン19との組み合わせが正しくないことを承知で印刷を行おうとする場合がある。
図6(b) は、そのような場合にも対処が可能な処理のフローチャートである。同図(b) において処理S101〜S104は、同図(a) の処理S1〜S4の処理と同一である。
本例の場合は、サーマルプリンタ15の制御部は、処理S4において印刷用カット紙28とインクリボン19との組み合わせが正しくないときに行なう警告の表示報知において、単に警告のみではなく、例えば「このまま印刷を行いますか」などの問い合わせの表示報知も行なう(S105)。
そして、同図(a) のように直ちに処理S101へは戻らずに、先ず、ユーザが印刷用カット紙28とインクリボン19との組み合わせが正しくないことを承知で印刷を行おうとしているか否かを判別する(S106)。この処理では、サーマルプリンタ15の不図示の入力操作パネルからのユーザによるキー入力を待って、そのキー入力イベントの結果から、判別する。
そして、ユーザが、上記の警告と問い合わせの表示報知に対して「OK」ボタン又は「Y」キーを押したときは(S106がY)、ユーザは用紙とインクリボンの組み合わせが正しくないことを承知の上であると判断して、そのまま処理S104の処理に移行する。
他方、ユーザが、「NO」ボタン又は「N」キーを押したときは(S106がN)、ユーザは用紙とインクリボンの組み合わせが正しくないことを知らなかったのであり、上記の警告で初めて誤りに気づいたのであるから、この場合は、処理S101に戻って処理S101〜S103を繰り返す、というようにする。
これにより、ユーザが印刷用カット紙28とインクリボン19との組み合わせが正しくないことを承知で印刷を行う場合にも、組み合わせが正しくないことを知らなかった場合にも対処することができる。
ところで、葉書用紙は上記のようにカット紙だけに限るものではない。ロール状に巻かれて連続紙状に形成された葉書用紙(葉書用ロール紙)もある。一般に、プリンタの用紙がロール紙であった場合、印刷枚数を計数していくことで、ロール紙の残り枚数を管理するようにしている。しかし、この方法は、ロール紙が新品の状態から連続して使われているということが前提であるため、他の方面で使用されていた使用途中のロール紙がプリンタに装着された場合、プリンタ側で管理していた枚数と実際に使用中のロール紙の枚数が異なって折角の管理が無駄になるという問題が発生する。
ところが、この場合も葉書の切手を貼る枠内にセンサマークを設けることで問題が解消する。
図7は、ロール状に巻かれて連続紙状に形成された葉書用ロール紙の例を示す図である。同図に示すように、葉書用ロール紙32は、多枚数の各葉書33(33−1〜33−4)が連続紙状に連なって形成されている。各葉書33の境目にはミシン目が入れられており、印刷後の切り離しが容易なように形成されている。
葉書33−1は、葉書用ロール紙32の最初の所定枚数部分の葉書33を示し、葉書33−2は、それより中間部分の所定枚数部分の葉書33を示し、葉書33−3は、更に使用が進んだ部分の所定枚数部分の葉書33を示し、そして、葉書33−4は、葉書用ロール紙32の終わり部分の所定枚数部分の葉書33を示している。
各葉書33の切手を貼る四角い枠の領域6には、長短の差のあるセンサマーク34(34−1〜34〜4)が予め印刷されており、最初は短く、後になるほど順次長くなっている。このように葉書ロール紙32の葉書33の使用量に応じてセンサマーク34の長さを変えていることにより、一般的なプリンタにおける用紙搬送機構はステッピングモータを使用しているので単位時間当たりの用紙の搬送量は一定であることから、センサマーク34の長さを測定することにより、葉書ロール紙32の葉書33の使用量を検出することができる。
尚、センサマークで示す量を、使用量ではなく用紙残量とするようにしてもよい。また、センサマークを長さの長短ではなく、残り枚数を表すバーコードにしもよい。この場合は、用紙センサはバーコードリーダに置き換えられる。
図8は、上記のようにロール状に巻かれて連続紙状に形成された印刷用紙に印刷を行うサーマルプリンタの主要部の内部構成を模式的に示す側面図である。同図に示すようにサーマルプリンタ35は、プラテンローラ36、熱印字ヘッド37、インクリボン送出ボビン38、インクリボン39、インクリボン巻取ボビン41、インクリボンセンサ42、用紙センサ43、及び搬出ローラ対44を備えている。
上記の構成は,図4に示したサーマルプリンタ15の構成とほぼ同様である。図4のサーマルプリンタ15の場合と異なるのは、図4では用紙搬入路上流側に配置されていた用紙供給装置27に代わって、この図8ではロール紙45(図7の葉書用ロール紙32参照)が配置され、各用紙46(図7の葉書33参照)がロール紙45から繰り出された用紙46毎に、熱印字ヘッド37とプラテンローラ36とが対向する押圧・印字部に搬入され、インクリボン39によりインクを画像信号に応じて印刷面に熱転写され、画像を形成されて機外に排出され、用紙46毎にミシン目に沿って切り離される。
尚、上記の例では、利用される際に隠れて見えなくなる領域を有する記録用紙の例としてハガキを挙げて説明しているが、これに限ることなく、後で印紙等が貼られる証書等の記録用紙であっても良い。
以上説明したように、本発明の記録用紙は、葉書用紙として用いるときは投函後の見栄えが通常の場合と全く変らないような形で用紙情報を有することができるので、用紙情報に応じた印刷を行い且つ投函後の葉書の見栄えを重んずる全ての産業において利用することが可能である。
(a),(b) は実施例1における投函後の見栄えが通常の場合と全く変らない形で用紙情報を有する葉書用紙の例を示す図である。 (a),(b),(c) は実施例2における印刷に使用するプリンタ側の読取装置に印刷用紙のサイズや種類を自動認識させるための用紙情報を印刷した用紙の例を示す図である。 (a),(b),(c) は実施例2におけるプリンタ側の読取装置に自動認識させる用紙に種々のサイズがあることの例を示す図である。 実施例2における3種類のサイズの印刷用カット紙を自在に印刷するサーマルプリンタの主要部の内部構成を模式的に示す側面図である。 実施例2におけるプリンタによって使用される3種類のサイズの印刷用カット紙に対応する3種類のインクリボンの構成を示す図である。 (a),(b) は実施例2におけるプリンタの制御部によって行なわれる印刷用カット紙とインクリボンとのサイズ整合性の判別とユーザに警告を報知する処理のフローチャートである。 実施例3におけるロール状に巻かれて連続紙状に形成された葉書用ロール紙の例を示す図である。 実施例3におけるロール状に巻かれて連続紙状に形成された印刷用紙に印刷を行うサーマルプリンタの主要部の内部構成を模式的に示す側面図である。 (a),(b) は従来の葉書の表右下隅の宛名書きの非印字領域となる部分に葉書の用紙情報が小さく印刷されている例を示す図である。
符号の説明
1、2 従来の葉書用紙
3 右下隅余白部
4、5 発明の葉書用紙
6、6´ 切手を貼る位置に対応する領域
7、8 発明の葉書用紙
9 発明の葉書サイズシール紙
11 葉書サイズ用紙
12 Lサイズ用紙
13 2Lサイズ用紙
a 用紙中央線
15 サーマルプリンタ
16 プラテンローラ
17 熱印字ヘッド
18 インクリボン送出ボビン
19(19−1、19−2、19−3) インクリボン
21 インクリボン巻取ボビン
22 インクリボンセンサ
23 用紙センサ
24 搬入用紙ガイド
25 搬出用紙ガイド
26 搬出ローラ対
27 用紙供給装置
28 印刷用カット紙
29(29−1、29−2、29−3) 先頭色検出用マーク
31(31−1、31−2、31−3) リボン種類検出用マーク
32 葉書用ロール紙
33(33−1〜33−4) 葉書
34(34−1〜34〜4) センサマーク
35 プリンタ
36 プラテンローラ
37 熱印字ヘッド
38 インクリボン送出ボビン
39 インクリボン
41 インクリボン巻取ボビン
42 インクリボンセンサ
43 用紙センサ
44 搬出ローラ対
45 ロール紙
46 用紙

Claims (9)

  1. 記録用紙に付加された情報を読み取り該情報に応じて対応する記録制御を行う記録装置に用いられる記録用紙であって、
    前記情報は記録用紙が利用される際に隠れて見えなくなる領域に対応する領域に印刷されていることを特徴とする記録用紙。
  2. 前記記録用紙は、ハガキ用紙であり、隠れて見えなくなる領域は、切手を貼付する領域であることを特徴とする請求項1記載の記録用紙。
  3. 前記情報は、前記記録用紙の種類を区別する情報であることを特徴とする請求項1又は2記載の記録用紙。
  4. 前記情報は、前記記録用紙の残量を示す情報であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の記録用紙。
  5. 記録用紙に付加された情報を読み取り、前記記録用紙にインクリボンのインクを転写して前記情報に対応した記録を行う記録装置であって、
    前記記録用紙の該記録用紙が利用される際に隠れて見えなくなる領域に対応する領域に印刷されている情報を用紙情報として認識する用紙情報認識手段と、
    前記インクリボンにインク以外に附加されている情報をリボン情報として認識するリボン情報認識手段と、
    前記用紙情報認識手段により認識された用紙情報と前記リボン情報認識手段により認識されたリボン情報とにより前記記録用紙と前記インクリボンとの整合性の可否を識別する整合性識別手段と、
    該整合性識別手段による識別において整合性が可であるとき記録を実行し整合性が否であるとき記録を実行しない記録実行制御手段と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  6. 前記記録実行制御手段は、前記整合性識別手段による識別において整合性が否であるとき整合性が否であることを警告報知し、外部からの入力指示を待って記録を実行するか否かを決定することを特徴とする請求項5記載の記録装置。
  7. 前記記録用紙は、ハガキ用紙であり、隠れて見えなくなる領域は、切手を貼付する領域であることを特徴とする請求項5又は6記載の記録装置。
  8. 前記用紙情報は、前記記録用紙の種類を区別する情報であることを特徴とする請求項5、6又は7記載の記録装置。
  9. 前記用紙情報は、前記記録用紙の残量を示す情報であることを特徴とする請求項5、6、7又は8記載の記録装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010143199A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Canon Inc 印刷装置、その制御方法及びプログラム
JP2010149366A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Teac Corp インクフィルム及びこれを用いた画像転写方法

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