JP2005028733A - 昇華プリント用カード - Google Patents

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Hidekazu Shiraki
秀和 白木
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Abstract

【課題】昇華プリント処理を施しても、「にじみ」や「ぼやけ」の発生を極力抑えることが可能であり、結果として鮮明かつ美麗な転写画像を得ることができるようにする。
【解決手段】カード基材20と、このカード基材20の少なくとも片面に積層されたリライト層50と、このリライト層50に積層された保護層60と、この保護層60に積層された隠色層70とを備えてなる昇華プリント用カード10を前提とし、特に隠色層70に昇華プリント処理で昇華したインキを付着させる受理層80がさらに積層されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱処理で昇華したインキを対象物に転写させるように構成されたいわゆる昇華型プリンタによる印刷処理に適した昇華プリント用カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、昇華型プリンタによって印刷処理が施される昇華プリント印刷技術が知られている。昇華型プリンタは、シアン(青色)、イエロー(黄色)、マゼンダ(赤色)の3原色の昇華容易なインキがそれぞれ所定長さで直列に含浸されてなる印刷リボン(サーマルリボン)と、このサーマルリボンに熱を与えるサーマルヘッドとを備えた基本構成を有している。そして、まずサーマルリボンのシアン部を印刷対象物に対向させた状態でサーマルヘッドから当該シアン部の印刷領域に熱を付与し、ついでサーマルリボンを移動させて同イエロー部を印刷対象物に対向させた状態でサーマルヘッドからイエローの印刷領域に熱を付与し、最後にサーマルリボンの同マゼンダ部を印刷対象物に対向させた状態でサーマルヘッドからマゼンダの印刷領域に熱を付与することにより、印刷対象物にカラー画像が転写される。
【0003】
サーマルリボンは、それぞれ同一の所定長(被印刷物の長さ寸法に対応するように設定されている)を有するシアン部、イエロー部およびマゼンダ部からなる単位カラーリボンが直列に多数連接されることによって形成され、所定のカセットの供給側リールに巻き取られており、転写処理を行う毎に単位カラーリボンの長さ分だけ回収側リールに巻き取られるようになっている。したがって、一度転写処理に使用された単位カラーリボンは、再度使用されることはない。
【0004】
前記昇華可能なインキは、加熱されると容易に昇華するとともに、低温の被印刷面で容易に凝縮するものが採用されている。
【0005】
前記サーマルヘッドへは、原稿画像から読み取った画像情報に基づく制御信号(具体的には電流量)が所定の制御手段から出力されるようになっており、印刷対象物と対向しているサーマルリボンの色に同期してその色用の制御信号が出力されるため、各色の単位カラーリボンが被印刷物の被印刷面を通過した後には、被印刷面に原稿画像と同一のカラー画像が転写されることになる。
【0006】
かかる昇華型プリンタを用いると、被印刷物が枚葉紙やロール紙のようないわゆるペーパーではない各種の物体に容易にカラー印刷を施すことが可能であり、重宝されている。そして、本発明に係る昇華プリント用カードは、このような昇華型プリンタによる印刷処理に供されるものである。
【0007】
このような昇華プリント用カードの候補として挙げられるものに、ロイコリライトカードがある。このロイコリライトカードは、通常、硬質の合成樹脂材料からなるカード基材と、このカード基材の表面側に積層されたリライト層と、このリライト層に積層された中間層と、この中間層に積層された絵柄層と、この絵柄層にさらに積層された保護層とを備えている。カード基材の裏面には、各種の情報が記録された磁気層と、この磁気層に被覆された保護層とが積層されているのが一般的である。磁気層の各種の情報は、例えば、カード所有者を特定するための情報や、商品を購入することで得た所定のポイント数であったりする。前記リライト層は、例えば、可塑性感熱発色素材の塗布層からなり、サーマルヘッドを備えたライティングヘッドにより前記磁気層に記録されている情報を書き換え自在に表示する層である。かかるロイコリライトカードとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−167234号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のロイコリライトカードにおいて、その表面をより広く汎用的に活用する(表面を美麗にしたりオリジナリティを高めるような活用を行う)ために、当該表面に昇華型プリンタによる印刷処理を施すことが望まれる。しかしながら、ロイコリライトカードの表面のリライト保護層は、白色の顔料(例えば亜鉛華(ZnO)やシリカ(SiO)の微細な粒子)が混入された樹脂材料によって形成されているのが一般的である。
【0010】
したがって、かかるリライト保護層に昇華プリント処理を施すと、サーマルヘッドにより加熱されサーマルリボンから一旦昇華したインキがリライト保護層で凝縮するに際し、色成分が微細な顔料粒子の隙間に過度に浸透してしまうため、画像の輪郭部分がにじんでしまい、結局リライト保護層に転写された画像は、全体的にぼやけたものになってしまうという不都合が生じる。したがって、例えば、ロイコリライトカードの表面に昇華プリント処理を施しても、美麗なプリント画像を得ることができず、これの解決が嘱望されていた。
【0011】
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであって、昇華プリント処理を施しても、「にじみ」や「ぼやけ」の発生を極力抑えることが可能であり、結果として鮮明かつ美麗な転写画像を得ることができる昇華プリント用カードを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、カード基材と、このカード基材の少なくとも片面に積層されたリライト層と、このリライト層に積層された保護層と、この保護層に積層された隠色層とを備えてなる昇華プリント用カードであって、前記隠色層に昇華プリント処理で昇華したインキを付着させる受理層が積層されていることを特徴とするものである。
【0013】
この発明によれば、カード基材の片面の最上層には、昇華プリント用として特に積層された受理層が設けられているため、従来の隠色層に昇華プリントを施す場合に比較し、転写画像の「ぼやけ」や「にじみ」を抑えることが可能であり、これによって昇華プリントで得られた転写画像は、従来にも増して鮮明で且つ美麗なものになる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記リライト層は、ロイコリライト層であり、前記隠色層は、耐熱性を有していることを特徴とするものである。
【0015】
この発明によれば、ロイコリライト層は、ロイコ化合物と、顕減色剤と、バインダーとを主成分とする、熱の授受によって記録内容の書き換えが自在の層であるため、例えば、視認が不可能な磁気層の記録内容をこのロイコリライト層に表示させておき、磁気層の記録内容の更新に合わせてロイコリライト層の表示も更新させることで磁気層の記録内容が視認可能になり、非常に便利である。
【0016】
そして、このようなリライト層に耐熱性を備えた隠色層が積層されているため、受理層にサーマルヘッドにより昇華プリント処理を施すに際し、このときのサーマルヘッドからの熱が隠色層によって断熱されてロイコリライト層に伝わり難くなり、これによってロイコリライト層の熱による発色が有効に防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る昇華プリント用カードの一実施形態を示す図であり、(イ)は一部切り欠き斜視図、(ロ)は、(イ)のA−A線断面図である。なお、図1においては、カードの厚み寸法を実際より誇張して示している。図1に示すように、昇華プリント用カード10は、平面視で矩形状を呈した(通常、略85mm×54mmに寸法設定されている)カード基材20と、このカード基材20の裏面側に積層された磁気層30と、この磁気層30に積層された当該磁気層30を隠蔽するための隠蔽層40と、前記カード基材20の表面側に積層されたリライト層50と、このリライト層50に積層された当該リライト層50を保護するための保護層60と、この保護層60に積層された隠色層70と、この隠色層70にさらに積層された本発明に係る受理層80とを備えて構成されている。
【0018】
前記隠色層70および受理層80は、保護層60の中央部における所定の領域を除いて、この領域を囲繞するように積層され、これによって昇華プリント用カード10の表面に隠色層70および受理層80が設けられないで保護層60が外部に露出した保護層露出部61が形成されている。この保護層露出部61は、昇華プリント以外のリライト処理が施される領域である。
【0019】
前記カード基材20は、昇華プリント用カード10に構造的な強度を付与するためのものであり、硬質の合成樹脂材料によって形成されている。本実施形態においては、前記合成樹脂材料としてPET(ポリエチレンテレフタレート)が採用されているが、PETに限定されるものではなく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリビニルクロライド等の各種の硬質の合成樹脂材料を適用することが可能である。
【0020】
前記磁気層30は、磁気的に各種の情報を記録するためのものであり、通常、熱可塑性合成樹脂であるポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンに鉄粉などの微細な磁性体を分散させたものが採用されたものが使用される。かかる磁気層30は、通常、茶褐色あるいは黒色を呈している。
【0021】
前記隠蔽層40は、前記磁気層30を隠蔽して保護するためのものであり、本実施形態においては、通常の油性塗料にアルミニウムやチタンの微粉を混入したものが採用され、この塗料が磁気層30に塗布されることにより隠蔽層40が形成されている。
【0022】
前記リライト層50は、視認可能な記録を所定のサーマルヘッドによる熱処理で自在に書き換え得るようになされた層である。かかるリライト層50としては、ロイコリライト層と、白濁リライト層とを挙げることができる。
【0023】
まず、ロイコリライト層は、ロイコ化合物と、顕減色剤と、バインダーとを主成分として構成されている。
【0024】
前記ロイコ化合物としては、ラクトン、サルトン、スピロピラン等の部分骨格を有するキサンテン、スピロピラン、ラクトン、フルオラン、サルトン系のものが適用される。
【0025】
前記顕減色剤としては、フェノール系水酸基またはカルビキシル基からなる酸性基と、アミノ基からなる塩基性基の双方を有する化合物が用いられる。かかる化合物は、熱エネルギーの相違により酸性または塩基性となってロイコ化合物を顕色させたり減色させる機能を有するものである。
【0026】
前記バインダーとしては、アクリル系樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリウレア、メラミン樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルクロライド等の通常の合成樹脂や、各種のワックス類の他、セルロース類やゼラチンカゼイン、デンプンあるいはゴム等が採用される。かかるバインダーによってロイコ化合物と顕減色剤とが互いに均一に分散される。
【0027】
つぎに、白濁リライト層は、バインダー樹脂中に塩胡散などの有機値分子化合物を分散し、第1の特定温度で透明状態となり、第2の特定温度に加熱後、冷却すると白濁するようなもので形成されている。
【0028】
前記バインダー樹脂としては、ガラス転移温度が50℃〜100℃程度の樹脂が好ましく、具体的には、ポリビニルクロライドまたは塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系の共重合体、ポリ塩化ビニリデンまたは塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリデン系の共重合体、さらにはシリコーン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等を用いることができる。
【0029】
また、バインダー樹脂中に分散する有機低分子化合物の具体例としては、脂肪酸エステル、二塩基エステル、多価アルコールジ脂肪酸エステル、高級アルキル基を有するケトン、脂肪酸、アルキルアミド、アルキル尿素等を挙げることができる。そして、通常、これらの少なくとも1種あるいは2種以上を混合したものが用いられる。
【0030】
前記保護層60は、前記リライト層50を保護するものであり、本実施形態においては、二酸化珪素の化合物である非晶質シリカが採用されている。
【0031】
前記隠色層70は、本来、印刷処理を施すために設けられる層であり、通常の印刷インキに亜鉛華(ZnOの微粉末)等の白色の顔料を混入したものが採用されている。従来は、この隠色層70に昇華プリント処理が施されていたのであるが、それでは転写画像に「ぼやけ」や「にじみ」が生じるため、本発明においては、この隠色層70にさらに受理層80が積層されるのである。
【0032】
また、本発明においては、隠色層70に優れた断熱性能が付与され、これによってカード製造装置80に昇華プリント処理が施されるに際し、所定のサーマルヘッドからサーマルリボンに供給される熱が、リライト層に容易に到達しないようになされている。これによってリライト層の変色が有効に防止される。隠色層70の断熱機能は、油性のベースに混入される白色顔料として断熱効果の高いものを採用し、その混入率を上げることによって実現している。かかる白色顔料としては、二酸化亜鉛や二酸化珪素を挙げることができる。
【0033】
受理層80は、昇華プリント処理が施されても、当該受理層80に転写された画像に「ぼやけ」や「にじみ」が生じないようにした上で、インキの乗りの良好な組成物によって形成されている。かかる組成物としては、本実施形態においては、以下のものを採用している。
・顔料 5〜15重量%
・感光性樹脂 20〜30重量%
・感光性モノマー 40〜50重量%
・光重合開始剤 5〜15重量%
・補助剤 5重量%以下
前記感光性樹脂は、光の作用によって化学反応を起し、溶媒に対する溶解度や親和性に変化を生じたり、液状から固体状に変化したりする合成樹脂のことであり、ビスアジド化合物等の光分解型感光性樹脂、ポリビニルアルコールやポリアクリル酸エステル等の側鎖にケイ皮酸基が導入された光二量化型感光性樹脂および不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリル酸エステル、ウレタンアクリル酸エステル等のプレポリマー等に各種のアクリル酸エステルやメチルメタクリル酸エステルモノマーを加えた光重合型感光性樹脂があるが、本発明においてはこれらの内で光重合型感光性樹脂が採用されている。
【0034】
前記感光性モノマーは、前記感光性樹脂の原料としてもモノマーであり、かかるモノマーに光が照射されることによる化学反応でポリマーとなって感光性樹脂が形成される。前記感光性樹脂に加えてかかる感光性モノマーが採用されるのは、塗布されてからの重合反応でポリマーを形成させるようにし、これによってより強固な被膜を得るためである。
【0035】
前記光重合開始剤は、紫外線エネルギーによりラジカル(活性種)を発生し、これによって感光性モノマーの光重合を助けるものであり、本実施形態においては、ベンゾフェノン系、ベンゾイン系、アセトフェノン系またはチオキサントン系のものが採用されている。
【0036】
前記補助剤は、紫外線があたらない状態でのいわゆる暗反応を防止するためのものであり、所定のものがppmオーダーで使用される。
【0037】
かかる受理層80は、厚み寸法が1〜10μmに設定され、好ましくは2〜5μmに設定されている。このような範囲が設定されるのは、受理層80の厚み寸法が1μm未満であると、受理層80そのものが隠色層70の表面の微細な凹凸の中に嵌り込んでしまい、昇華プリント処理における色粒子を適正に受け入れ得なくなるからであり、10μmを越えると、保護層露出部61を形成する保護層60との間に段差が生じてしまい、これによってリライト層50に対するサーマルヘッドの熱供給が阻害される虞が生じるからである。
【0038】
以上詳述したように、本発明の昇華プリント用カード10によれば、カード基材20と、このカード基材20の少なくとも片面に積層されたリライト層50と、このリライト層50に積層された保護層60と、この保護層60に積層された隠色層70とを備えてなる昇華プリント用カード10を前提とし、特に隠色層70に昇華プリント処理で昇華したインキを付着させる受理層80がさらに積層されているため、この受理層80の作用によって従来の隠色層70に昇華プリントを施す場合に比較し、転写画像の「ぼやけ」や「にじみ」を抑えることが可能になり、これによって昇華プリントで得られた転写画像を、従来にも増して鮮明で且つ美麗なものとすることができる。
【0039】
そして、前記受理層80は、顔料が5〜15重量%、感光性樹脂が20〜30重量%、感光性モノマーが40〜50重量%、光重合開始剤が5〜15重量%および補助剤が5重量%以下の光重合型感光性樹脂からなる組成物によって形成されているため、加熱されて一旦昇華したインキの定着性が良好になるとともに、表面が滑らかで優れた平滑性を備えているため、不必要にインキが層内に浸透することはなく、適度な不浸透性が得られ、これによって転写画像の「ぼやけ」や「にじみ」を確実に防止することができる。
【0040】
さらに、前記リライト層50は、ロイコ化合物、顕減色剤およびバインダーによって構成されているため、所定のサーマルヘッドで所定の熱処理を施すことにより、表面に表示されている視認可能な表示内容を容易に書き換えることができる。特に、磁気層30の記録内容の更新と同期させて同一の内容をリライト層50に更新表示させることで、視認が不可能な磁気層30の記録内容を視認することが可能になり、非常に便利である。
【0041】
加えて、保護層60を介してリライト層50に積層される隠色層70は、耐熱性を備えているため、受理層にサーマルヘッドにより昇華プリント処理を施すに際し、このときのサーマルヘッドからの熱が隠色層70によって断熱されてリライト層50に伝わり難くなり、これによってロイコリライト層からなるリライト層50の熱による発色が有効に防止される。
【0042】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0043】
(1)上記の実施形態においては、昇華プリント用カード10は、カード基材20の裏面側に磁気層30および隠蔽層40の積層されたものが採用されているが、本発明は、カード基材20の裏面側に磁気層30および隠蔽層40を設けることに限定されるものではなく、これらの層が特に設けられていなくてもよい。
【0044】
(2)上記の実施形態においては、昇華プリント用カード10の表面側に隠色層70および受理層80が積層されずに保護層60が露出した保護層露出部61が設けられているが、本発明は、保護層露出部61を設けることに限定されるものではなく、特に設けなくてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は、カード基材と、このカード基材の少なくとも片面に積層されたリライト層と、このリライト層に積層された保護層と、この保護層に積層された隠色層とを備えてなる昇華プリント用カードであり、隠色層に昇華プリント処理で昇華したインキを付着させる受理層が積層されているため、従来の隠色層に昇華プリントを施す場合に比較し、転写画像の「ぼやけ」や「にじみ」を抑えることが可能であり、これによって昇華プリントで得られた転写画像を従来にも増して鮮明で且つ美麗なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇華プリント用カードの一実施形態を示す図であり、(イ)は一部切り欠き斜視図、(ロ)は、(イ)のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 昇華プリント用カード
20 カード基材
30 磁気層
40 隠蔽層
50 リライト層
60 保護層
61 保護層露出部
70 隠色層
80 受理層

Claims (2)

  1. カード基材と、このカード基材の少なくとも片面に積層されたリライト層と、このリライト層に積層された保護層と、この保護層に積層された隠色層とを備えてなる昇華プリント用カードであって、
    前記隠色層に昇華プリント処理で昇華したインキを付着させる受理層が積層されていることを特徴とする昇華プリント用カード。
  2. 前記リライト層は、ロイコリライト層であり、前記隠色層は、耐熱性を有していることを特徴とする請求項1記載の昇華プリント用カード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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