JP2005028102A

JP2005028102A - 複数のネットワーク接続型の液管理ポンプを支援するヘルスケアシステム

Info

Publication number: JP2005028102A
Application number: JP2004067638A
Authority: JP
Inventors: John R Zaleski; アールザレスキージョン
Original assignee: Siemens Medical Solutions Health Services Corp
Current assignee: Siemens Medical Solutions USA Inc
Priority date: 2003-03-10
Filing date: 2004-03-10
Publication date: 2005-02-03
Also published as: DE102004011168A1; US20040181314A1; ITMI20040445A1; US7300418B2

Abstract

【課題】本発明の課題は、ヘルスケア事業において、複数の医療装置（たとえば輸液ポンプ）を同時にマネージメントおよびメンテナンスし、該複数の医療装置に関連するデータまたは該医療装置によって形成されたデータを処理および表示するのを支援するシステムを提供することである。
【解決手段】前記課題は、輸液関連のデータを、同時に作動する複数のポンプから取得するステップと、取得された前記輸液関連のデータを処理し、単一のディスプレイイメージでプレゼンテーションするのに適したデータを供給するステップとを有し、前記単一のディスプレイイメージは、同時に作動する前記複数の輸液ポンプを識別すると共に、同時に作動する前記複数の輸液ポンプの個別のポンプの状態を識別する状態情報もともに表示することを特徴とする方法によって解決される。
【選択図】図２

Description

本発明は、２００３年３月１０日に提出された、J. R. Zaleskiによる仮出願連続番号６０／４５３３２０の本出願である。

本発明は、複数のネットワーク接続型の医療装置、たとえば輸液ポンプ等を支援する情報システムに関する。

病院または別のヘルスケア供給施設では、患者に加療する際に、異なる医療装置が使用される。この医療装置にはたとえば、患者医療パラメータデータを取得するための患者モニタリング装置と、呼吸支援装置と、麻酔装置と、静脈内（ＩＶ）輸液ポンプとが含まれる。このような医療装置は通常、病棟、集中治療室、外科室または別の場所にある患者ベッドの脇かナースステーションに配置されている。さらに医療装置は有線接続または無線接続によって、インターネット、ＬＡＮ、ＷＡＮまたはイントラネット等のネットワークに接続されている。これによって、患者パラメータデータが取得され、該医療装置がモニタリングおよび制御される。このような医療装置から取得される患者医療パラメータデータには、バイタルサイン、人工呼吸器情報、輸液に関連する輸液ポンプデータ、および別のデータが含まれる。

公知の輸液ポンプは、情報をレシピエントデータマネージャへ供給し、このレシピエントデータマネージャは未処理の輸液ポンプデータをファイルに（たとえばフラットファイルフォーマットで）記憶する。このファイルは連続的に更新される。輸液ポンプから到着したデータは投薬管理システムによって使用され、患者ケアのモニタリングおよび管理をアシストする。しかし、この情報がフォーマットされて前記投薬管理システムへ個別に送信されるにも関わらず、既存のポンプおよび投薬管理システムは、ヘルスケア事業において同時に作動する複数のポンプの動作のマネージメントを支援することができない。

本発明の課題は、このような制限と該制限から発生する問題を解消することである。

前記課題は、輸液関連のデータを、同時に作動する複数のポンプから取得するステップと、取得された前記輸液関連のデータを処理し、単一のディスプレイイメージでプレゼンテーションするのに適したデータを供給するステップとを有し、前記単一のディスプレイイメージは、同時に作動する前記複数の輸液ポンプを識別すると共に、同時に作動する前記複数の輸液ポンプの個別のポンプの状態を識別する状態情報もともに表示することを特徴とする方法によって解決される。

本発明の基本的思想によるシステムは、ヘルスケア事業において、複数の医療装置（たとえば輸液ポンプ）を同時にマネージメントおよびメンテナンスし、該複数の医療装置に関連するデータまたは該医療装置によって形成されたデータを処理および表示するのを支援する。情報システムによって、複数のネットワーク接続型の輸液ポンプが支援される。このシステムには、同時に作動する複数の輸液ポンプから輸液関連のデータを取得するための取得プロセッサが含まれる。データプロセッサによって、取得された輸液関連のデータが処理され、単一のディスプレイイメージでプレゼンテーションするのに適したデータが供給される。前記単一のディスプレイイメージは、前記同時に作動する複数の輸液ポンプを識別するとともに、前記同時に作動する複数の輸液ポンプの個別のポンプの状態を識別する状態情報もともに表示する。

本発明によるシステムは、複数の輸液ポンプ（または別の医療装置）を同時にマネージメントおよびメンテナンスし、該複数の輸液ポンプに関連するデータまたは該複数の輸液ポンプによって形成されたデータを処理し、単一の複合型のユーザインターフェースイメージで表示するのを支援する。該システムは有利には、患者ケアマネージメント、投薬管理および調剤管理をアシストし、かつ電子患者記録（ＥＰＲ）をメンテナンスするのをアシストする。さらに該システムは、複数の輸液ポンプに関連する実質的にリアルタイムのデータおよびノンリアルタイムのデータをユーザがレビューするのを支援するユーザインターフェースとデータベースとを有する。このデータは許可された人によって、ウェブブラウザを介して、病院内またはリモートでＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）を介してアクセスすることができる。前記ウェブブラウザは、たとえばマイクロソフトウィンドウズ互換性のＰＣ上で実行されるウェブブラウザである。ウェブ互換性のビューアアプリケーションによって、ネットワーク上で連続的に作動する複数の輸液ポンプに関連するデータが表示され、ウェブブラウザを有するワークステーションを使用して、ヘルスケア事業所内のバーチャルプライベートネットワーク（ＶＰＮ）内部から、または前記バーチャルプライベートネットワーク（ＶＰＮ）を介してデータを見ることができる。これは一例である。ウェブ互換性のビューアアプリケーションは、複数の患者の輸液ポンプデータへ、ヘルスレベル７（ＨＬ７）を含む異なった通信インターフェースを介してアクセスするのを支援する。このようにアクセスすることにより、患者モニタリングの結果報告が支援され、しかも患者の入退転院マネージメントも支援される。このビューアアプリケーションにより、ユーザは有効な輸液ポンプのデータおよび別の患者データをレシピエントアプリケーションへ、ヘルスレベル７（ＨＬ７）と互換性のフォーマットで送信することができる。

図１は、種々の装置および複数の輸液ポンプを有する通信ネットワークのブロック図である。この通信ネットワークはサーバ２０を有しており、このサーバ２０は、実行可能なウェブ互換性のビューアアプリケーション１９をホスティングする。前記ビューアアプリケーション１９は、複数の患者の輸液ポンプデータへ異なる通信インターフェースを介してアクセスするのを、本発明の基本的原理にしたがって支援する。別の実施形態では、実行可能なアプリケーション１９が設けられる別の処理装置は、図１に示されたネットワークのどの部分に位置していてもよい。通信ネットワーク１（図１）の代表的なものは、相互に接続されたローカルエリアネットワークおよびワイドエリアネットワークの階層を有するＩＰ（インターネットプロトコル）互換性のネットワークである。この実施例の院内ネットワークまたは医療ネットワークはＩＰ互換性のネットワークであるが、光ネットワークまたは無線ネットワーク等の別の種類のネットワークを使用し、Ｘ.２５、フレームリレー、ＩＢＭＳＮＡ等の別の計算プロトコルを使用することもできることと、前記別の種類のネットワークおよび前記別の計算プロトコルは、ここで挙げられたものに制限されないことに留意されたい。このことは、当業者であれば容易に理解できる。さらに、ここに記載された実施例のネットワークは階層型ネットワークであるが、このことは本発明では必要ではない。ネットワーク上の装置間の通信接続を行うのであれば、すべてのネットワークアーキテクチャを使用することができる。

図１に示されているように、実施例の階層型ネットワーク１の第１のレベルには、医療インターフェースバス（ＭＩＢ）２が含まれている。ＭＩＢは、医療装置をローカルに相互に接続するための医療産業上の公知の標準規格である。図１に示されているように、ＭＩＢ２は典型的には、ナースステーションにおいてたとえば患者室等のケアユニット内の医療装置を接続するために使用される。こうすることにより、特定の患者に対するケアが管理され、該特定の患者がモニタリングされる。異なる医療装置がＭＩＢ２を介して接続される。図１に示されている例には、人工呼吸器６ａ、第１の輸液ポンプ８、または別の医療装置１０が含まれる。ＭＩＢ２は典型的には、イーサネット互換性のＬＡＮネットワーク３に接続するため、インターフェースドッキングステーション（ＩＤＳ）装置１２を介して第２のレベルのＬＡＮネットワーク３に接続される。この上位レベルのＬＡＮ３は典型的には、必ずしも必要ではないが、たとえば病院内の特定の部局等の別のケアユニットによって使用される。このことは組織の大きさに依存する。前記特定の部局は、たとえば集中治療室または外科室等である。

図１に示されていないが、１つより多数のＭＩＢを第２レベルのＬＡＮ３に接続することができる。こうすることによりＬＡＮ３を介して、１人より多数の患者をモニタリングまたはケアすることができる。さらに、医療装置を上位レベルのＬＡＮ３に直接接続することができる。たとえば図１に示されているように、第２輸液ポンプ６ｂおよび麻酔システム２２が、ＭＩＢを使用せずにＬＡＮ３に直接接続されている。さらにＬＡＮ３は、院内ＬＡＮ中枢部４に接続されており、この院内ＬＡＮ中枢部４もまたイーサネット互換性である。この中枢ネットワーク４によって、病院内または医療機関内の異なる部局間が通信接続される。たとえば、院内管理システム１５と検査システム（ＬＩＳ）１７とが接続される。さらに、院内ＬＡＮ４はリモートアクセスゲートウェイ１１を有し、このリモートアクセスゲートウェイ１１によって、たとえば遠隔の医師の部屋２３または遠隔のケア室２４からネットワーク１上の異なるシステムまたは装置への情報に、たとえばインターネット２９を介して安全にリモートアクセスすることができる。択一的に、遠隔の場所がリモートアクセスゲートウェイ１１に、たとえばダイヤルアップ電話ポート、ＡＤＳＬまたは別の種類のプライベート接続を介して直接アクセスすることもできる。リモートアクセスゲートウェイ１１は独立する代わりに、サーバ２０の一部とすることもできる。このことは従来技術において公知である。

本発明の基本的思想によれば、実行可能なアプリケーション１９（または別の実施形態では複数のアプリケーション）は、ＬＡＮ３または院内ＬＡＮ４に接続された複数の輸液ポンプ（および別の装置および機能）からデータを収集および処理するため、ＬＡＮ３上の中央サーバ２０に設けられている。所定の患者に関連して取得される輸液ポンプデータは、ネットワーク１上の輸液ポンプ８および６ｂ（およびここに示されていない別のポンプ）から取得され、モニタ５ａ，５ｂ上、またはＰＣ２６および３９上、またはディスプレイ機能を有する装置上に表示され、制御される。ディスプレイ機能を有する前記装置は、図１のネットワークのどのレベルに存在していてもよい。当業者であれば、サーバ２０をネットワーク１の階層のどのレベルに設けてもよいことが理解できる。というのも、図１のネットワークのＬＡＮ（たとえば３または４）のすべての異なるレベルも、遠隔場所も相互接続されるからである。該サーバはたとえば、マイクロソフトＮＴオペレーティングシステムを実行するコンピュータシステムによってホスティングされる。

図２は、実行可能アプリケーション１９によって実行される機能をフローチャート形式で示している。アプリケーション１９はステップ２０１における開始後、ステップ２０２において、ネットワーク上で同時に作動する輸液ポンプ（ポンプ６ｂおよび８）と通信を開始する。この通信はたとえば、ＩＰプロトコルとネットワーク１上の各ポンプ（図１）に対する既知のＩＰ装置アドレスとを使用することによって、どの上位アプリケーション層プロトコルとでも関連して行われる。このことは従来技術にて公知である。サーバ２０と、同時に作動する輸液ポンプとの間で通信が開始された後、アプリケーション１９はステップ２０４において、輸液関連のデータをポンプから取得する。前記輸液関連のデータは、輸液に関連するパラメータと、点滴投薬関連のパラメータと、別の液関連のパラメータとを含む。

ユーザは、図３に示されたユーザインターフェースイメージを介してログイン情報を入力し、輸液ポンプ情報にアクセスする。アプリケーション１９はステップ２０６において、ユーザが輸液ポンプに関連するデータへのアクセスを許可されているか否かを検出し、受け取られたログイン情報に基づき、またはログイン情報が欠落しているためアクセスが許可されていないと検出された場合、それに応じてポンプ情報へのアクセスが禁止される（たとえば、ポンプパラメータの表示が禁止される）。アクセスが許可されていると検出された場合、それに応じてアプリケーション１９はステップ２０８において、取得された輸液関連データを処理し、該取得された輸液関連データはデータベースに記憶され、単一のディスプレイイメージでプレゼンテーションするのに適したデータが供給される。前記単一のディスプレイイメージは、同時に作動する複数の輸液ポンプを識別するとともに、個別のポンプの状態を識別する状態情報を表示する。

図４および５は、ステップ２０８で形成されたユーザインターフェースディスプレイイメージウィンドウを示している。このユーザインターフェースディスプレイイメージウィンドウは、特定のヘルスケア供給者によってケアされる患者のための輸液ポンプに関連するデータ（およびその都度リフレッシュされたデータ）を示している。とりわけ図４のイメージウィンドウは、２つの異なるポンプに関連して取得された輸液関連データを示している。前記２つの異なるポンプは、欄４００および４０３にそれぞれ示されている。とりわけ図４（および図５）は、たとえば特定の臨床医または看護士によってケアされる患者によって認証されたポンプ、または該患者に対して認証されたポンプを示している。別の実施形態では図４はたとえば、特定の患者によって使用されるポンプか、特定のケアユニットまたは特定の院内部局に存在するポンプか、または特定の診療所または診療団体のすべての患者によって使用されるポンプを示す。ポンプデータはたとえば、ポンプ識別子、ポンプ位置、ポンプアクセスアドレス（たとえば、ポンプＩＰアドレスまたはポンプイーサネットＭＡＣアドレス）、ポンプ開始時点、ポンプ流量、ポンプの液識別子、ポンプ状態（たとえば動作中、保留状態または非動作状態）または投与された液容量を含む。図５は、ポンプ作動時間値（図５では０３：２５：０８および００：３５：４０であるのに対し、図４では０３：２４：４６および００：３５：１８）によって示されているように、更新された図４のデータを、リフレッシュボタン４０５のユーザ選択に応じて示している。図４および５のディスプレイイメージは、同時に作動する相応の輸液ポンプに関連するユーザ選択可能なリンク（リンク１００６および１０２２）を含む。これらのリンクはハイパーリンクされている対象を表し、これらによって相応の特定のポンプに関連するデータにアクセスすることができる。

ステップ２１０においてアプリケーション１９は、特定のポンプに関連するリンクがユーザ選択されたのに対して応答し、第２のイメージを表すデータの形成を開始する。この第２のイメージは、特定のポンプに固有のパラメータを含む。図６は、特定の輸液ポンプに関連するデータを示すこのような第２のイメージを示している。これは、図４におけるリンク１００６のユーザ選択に応答して表示される。図６の輸液ポンプ情報は、現在の液流量、輸液される液容量、液識別子、現在の時点、ポンプアクセスポイント、認証臨床医識別子、残存輸液時間インジケータ、特定のポンプＩＰアドレス（またはポンプＭＡＣアドレス、またはポンプシリアルアドレス）、ユーザ選択可能なデータリフレッシュ速度、患者名、患者識別子、特定のポンプに固有のパラメータ、および輸液関連の値をユーザが手動入力するのを支援するユーザ選択可能な項目のうち少なくとも１つを含む。さらに、輸液関連の値をユーザが手動入力するのを支援するユーザ選択可能な項目によって、第３のイメージの形成が開始される。こうすることによりユーザは、既存の輸液流量または輸液される液容量値を変更するか、新規の輸液流量または輸液される液容量を付加することができる。また図６のイメージは、輸液流量のグラフィカル表示および輸液される輸液容量のグラフィカル表示も含む。流量のグラフィカル表示および輸液される容量のグラフィカル表示は、３０分の（または別のユーザ選択可能な）期間をカバーし、スクロールバーと共に示される。これによってユーザは、グラフィカル表示の全域にわたってカーソルラインを移動させ、該パラメータの特定の変化の正確な時間に注目することができる。グラフプロットウィンドウの幅は、ウィンドウ間に位置するドラッグバーを使用して変更される。

ユーザは、図６のセクション６０５内のチェックボックスを介して、イメージデータ自動更新速度（ここには、１０秒、３０秒または６０秒が示されている）を選択するか、またはリフレッシュボタン６０７を選択して、図６のイメージの最新結果を見ることができる。図６のイメージはさらに、薬剤履歴、流量、および患者へ輸液された容量とともに、残存時間（患者が輸液点滴位置に配置された時点で入力された投薬管理データ入力に基づいて検出される）も含む。ユーザは、結果を確認（すなわち受け取られた結果を無効にし、より正確であると推定される結果を有効に）できるようにするために、「現在の流量」フィールド内のチェックボックス６１０または「輸液される容量」フィールド内のチェックボックス６１３を選択する。このチェックボックス選択に応答してメニューが形成され、ユーザが値を手動で入力するというオプションが得られる。チェックボックスを含むデータフィールドは太線で強調され、ユーザは結果の変更を許可される。これらの結果は自動的に、ヘルスレベル７（ＨＬ７）プロトコル互換性の結果トランザクションを介して、出力インターネットプロトコル（ＩＰ）ポートおよびサーバアドレスへ送信される。前記サーバアドレスは、たとえばサーバ２０のサーバアドレスである（図１）。この結果はデータベース２５に記憶され、投薬管理システムまたは別の臨床情報システムによって使用され、電子患者記録に書き込まれる。

ステップ２１２においてアプリケーション１９は、輸液関連データをデータベースから検索し、ステップ２１４で、検索された輸液関連データを第２の異なるシステムのデータフォーマットに変換する。第２の異なるシステムにはたとえば、電子患者医療記録のリポジトリと、投薬を補充する際に使用される調剤情報システムと、特定の液投薬の使用をモニタリングするのに使用される投薬オーダ情報システム、または液投薬の患者使用をモニタリングするのに使用される患者管理情報とが含まれる。ステップ２１６においてアプリケーション１９は、ユーザコマンドに応答して該第２の異なるシステムへ、変換された輸液関連データの伝達を開始し、単一のディスプレイイメージでプレゼンテーションするのに適するように該データを処理する。図２の処理はステップ２１８で終了する。

図７は、サーバ２０上で動作するアプリケーション１９によって輸液ポンプ７０６からＩＰ通信を使用して取得された輸液関連データを処理するための機能システムを示す。該データはパラメータ７２５およびバーコードラベル識別子７０３を有し、連続的または周期的または非周期的に取得され、所定の患者と相関付けられ、サーバ２０内の関連のデータベース２５（図１）に記憶される。データベース２５は、関連データを記憶するために使用される種類、たとえばマイクロソフトＳＱＬサーバとすることができる。さらにアプリケーション１９は、別の医療データとともに患者パラメータデータと、医療検査結果を含む患者データとを取得する。この医療検査結果はまず、たとえば図１の検査情報システム１７に入力および記憶される。アプリケーション１９ではデータベースアプリケーション７１５が、取得された輸液ポンプデータをポンプ識別子と取得時点と取得日とによって照合し、ファイル７１７に記憶する。（アプリケーション１９内の）ポンプマネージャアプリケーション７２１は、ファイル７１７内に記憶された輸液ポンプデータをモニタリングし、輸液ポンプデータ（たとえば、現在のポンプ状態、輸液される容量、流量等）を処理して、インターフェースアプリケーション７１３を使用して臨床アプリケーション７１１および投薬管理モニタリングアプリケーション７０９へ、ヘルスレベル７（ＨＬ７）プロトコルを使用して伝達する。これは一例である。このデータは実質的にリアルタイムで、認証された人によって、マイクロソフトウィンドウズ互換性のＰＣ２６上で動作するウェブブラウザを介して、たとえば病院内または遠隔でＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）ネットワークを介してアクセスされる。

（ＰＣ２６またはサーバ２０上で動作する）ウェブ互換性のビューアアプリケーションによって、ネットワーク上で同時に作動する複数の輸液ポンプに関連するデータが、ＨＴＭＬ互換性のウェブページの形態でディスプレイされる。これは一例である。前記ビューアアプリケーションによって、ユーザは患者に対する投薬管理をマネージメントすることができ、グラフィック作図機能が提供される。このグラフィック作図機能は、ユーザに対する、連続的に更新される（またはユーザによって開始される）輸液ポンプデータのディスプレイを支援する。また該システムによってユーザは、複数の患者のための輸液ポンプを同時に、複合ユーザインターフェースイメージで見ることもできる。該システムはスケーラブルであるから、事業内のどのような数の患者のための輸液ポンプでもモニタリングすることができる。

図８は、サーバ２０（図１）の実施例のブロック図を示している。このサーバ２０には、輸液ポンプデータおよび別の医療データを処理および表示するための本発明による機能と、処理されたデータをデータベース２５（図１）に記憶するための本発明による機能とが含まれる。アプリケーション１９には、データベースアプリケーション７１５、記憶ファイル７１７、ポンプマネージャアプリケーション７２１およびインターフェースアプリケーション７１３が含まれている。このことは、患者輸液ポンプパラメータを処理してデータベース２５に記憶することに関連して前述されたとおりである。ナビゲーション照合プロセッサ２５０４は、ＰＣ２６上のウェブブラウザ２７およびディスプレイ形成ソフトウェアと関連して動作し、パラメータを照合して該パラメータの優先順位を決定し、該パラメータをユーザに対して表示する。同時に該ナビゲーション照合プロセッサ２５０４は、ユーザによってユーザインターフェースを介して選択された異なるアプリケーション全体にわたってナビゲートする。ネームサーバプロセッサ２５０６は一意の識別子（ＩＤ）を、システムネットワークに接続された各ノードおよび該システム内の各患者と関連づけ、該システム全体にわたって患者情報を追跡および更新する。入出力データおよび制御信号を使用して、異なるプロセッサ間で通信が行われ、かつ通信線路２５１０を介してデータベース２５およびサーチエンジン２３と接続され、ネットワークと接続される。

図１〜８に示されたユーザインターフェースディスプレイイメージ、システムおよび処理のみに限定されることはなく、本発明の基本的思想にしたがって別のユーザインターフェースシステムおよび処理システムを導き出して、同一の目的を果たすことができる。本発明は特定の実施形態に関連して説明されたが、ここに図示および記載された実施形態および変形形態は、単に例解するためだけのものであることを理解すべきである。当業者であれば現在の構成を、本発明の範囲から逸脱することなく変更できる。本発明によるユーザインターフェースシステムおよび輸液マネージメントシステム、ならびに関連の機能を別の適用において、実質的にリアルタイムの装置によって形成されたデータをユーザが見るのをサポートするために使用することができる。

種々の装置および複数の輸液ポンプを有する、本発明の基本的思想による通信ネットワークのブロック図である。

輸液ポンプ関連のデータを処理するための、本発明による方法のフローチャートである。

本発明の基本的思想による、ユーザインターフェースイメージ内のログオンデータ入力ボックスを示している。

特定のヘルスケア供給者によってケアされる患者のための輸液ポンプに関連するデータ（およびその都度リフレッシュされたデータ）を示す本発明のユーザインターフェースディスプレイイメージウィンドウを示している。

図４に示されたユーザによるポンプリンク選択に応答して表示された特定の輸液ポンプに関連するデータを示す本発明のユーザインターフェースディスプレイイメージを示している。

輸液関連のデータを処理するための、本発明による機能システムを示している。

本発明による機能を有するサーバのブロック図である。

Claims

複数のネットワーク接続型の輸液ポンプを支援する情報システムにおいて、
取得プロセッサおよびデータプロセッサを有し、
前記取得プロセッサは輸液関連のデータを、同時に作動する複数の輸液ポンプから取得するために使用され、
前記データプロセッサは、取得された前記輸液関連のデータを処理し、単一のディスプレイイメージでプレゼンテーションするのに適したデータを供給するために使用され、
前記単一のディスプレイイメージは、該同時に作動する複数の輸液ポンプを識別すると共に、該同時に作動する複数の輸液ポンプの個別のポンプの状態を識別する状態情報も示すことを特徴とする情報システム。
前記取得された輸液関連のデータは、個別のポンプに関連するデータを供給し、
前記個別のポンプに関連するデータは、
（ａ）ポンプ位置と、
（ｂ）ポンプアクセスアドレスと、
（ｃ）ポンプ開始時点と、
（ｄ）ポンプ流量と、
（ｅ）ポンプの液識別子と、
（ｆ）投与された液容量とのうち少なくとも１つを含み、
前記同時に作動する複数の輸液ポンプは、インターネットプロトコル（ＩＰ）互換性のネットワークに接続されており、
前記ポンプアクセスアドレスはＩＰアドレスである、請求項１記載の情報システム。
前記ディスプレイイメージは、ユーザ選択可能な複数のリンクを含んでおり、
前記ユーザ選択可能な複数のリンクは、同時に作動する相応の複数の輸液ポンプに関連づけられており、
該システムはディスプレイプロセッサを有し、
前記ディスプレイプロセッサは、特定のポンプに関連するリンクがユーザ選択されたのに応答して、第２のイメージを表すデータの形成を開始し、
前記第２のイメージは、該特定のポンプに固有のパラメータを含む、請求項１記載の情報システム。
前記第２のイメージは、
（ａ）現在の液流量と、
（ｂ）輸液される液容量と、
（ｃ）液識別子と、
（ｄ）認証臨床医識別子と、
（ｅ）残存輸液時間インジケータと、
（ｆ）特定のポンプＩＰアドレスと、
（ｇ）現在の時点と、
（ｈ）ユーザ選択可能なデータリフレッシュ速度と、
（ｉ）該特定のポンプに特有のパラメータと、
（ｊ）ユーザが手動で輸液関連の値を入力するのを支援するユーザ選択可能な項目とのうち少なくとも１つを含んでおり、
前記第２のイメージは、
（ａ）輸液流量のグラフィカル表示と、
（ｂ）輸液される輸液容量のグラフィカル表示とのうち少なくとも１つを含む、請求項３記載の情報システム。
ユーザが手動で輸液関連の値を入力するのを支援する前記ユーザ選択可能な項目によって、第３のイメージの形成が開始され、
前記第３のイメージによって、ユーザは、
（ａ）既存の輸液流量または輸液される液容量の値の変更と、
（ｂ）新規の輸液流量または輸液される液容量の値の付加とのうち少なくとも１つを行う、請求項４記載の情報システム。
認証プロセッサが設けられており、
前記認証プロセッサは、ユーザが輸液ポンプに関連する情報にアクセスすることが許可されているか否かを検出するために使用され、
アクセスが許可されていないことが検出された場合、それに応答してデータプロセッサは、特定のポンプに固有のパラメータを含む前記イメージのプレゼンテーションを禁止し、
前記データプロセッサは、アクセスが許可されていないという検出に応答して、ポンプ情報へのアクセスを禁止する、請求項１記載の情報システム。
データプロセッサは、取得された輸液関連のデータを処理し、該データを
（ａ）電子患者医療記録のリポジトリと、
（ｂ）投薬を補充する際に使用される調剤情報システムと、
（ｃ）特定の液投薬の使用をモニタリングする際に使用される投薬オーダ情報システムと、
（ｄ）患者による液投薬の使用をモニタリングする際に使用される患者マネージメント情報システムとのうち少なくとも１つへ供給し、
前記リポジトリは、該リポジトリ内の相応する複数の電子患者医療記録に記憶するために使用される、請求項１記載の情報システム。
輸液関連のデータを、同時に作動する複数の輸液ポンプから取得するための取得プロセッサが設けられており、
前記同時に作動する複数の輸液ポンプは、異なる位置に存在する異なる相応の複数の患者へ輸液する、請求項１記載の情報システム。
複数のネットワーク接続型の輸液ポンプを支援するシステムにおいて、
取得プロセッサと、データプロセッサと、変換プロセッサとが設けられており、
前記取得プロセッサは輸液関連のデータを、同時に作動する複数の輸液ポンプから受け取り、
前記受け取られたデータは、同時に作動する前記複数の輸液ポンプを識別し、同時に作動する前記複数の輸液ポンプの個別のポンプの状態を識別する状態情報もともに有し、
前記データプロセッサは、前記受け取られた輸液関連のデータを、データベースに記憶するのに適するように処理し、
前記変換プロセッサは、輸液関連のデータを前記データベースから検索し、前記検索された輸液関連のデータを、第２の異なるシステムのデータフォーマットに変換することを特徴とするシステム。
前記変換プロセッサは、検索された輸液関連のデータを、第２の異なるシステムのデータフォーマットに変換し、
前記第２の異なるシステムは、
（ａ）電子患者医療記録のリポジトリと、
（ｂ）投薬を補充する際に使用される調剤情報と、
（ｃ）特定の液投薬の使用をモニタリングする際に使用される投薬オーダ情報システムと、
（ｄ）液投薬の患者による使用をモニタリングする際に使用される患者マネージメント情報システムとのうち少なくとも１つを有し、
前記リポジトリは、該リポジトリ内の相応の複数の電子患者医療記録に記憶するために使用され、
前記変換プロセッサは、前記変換された輸液関連のデータを前記第２の異なるシステムへ、ユーザコマンドに応答して伝達する、請求項９記載のシステム。
変換プロセッサは、検索された輸液関連のデータを、単一のディスプレイイメージでプレゼンテーションするのに適したデータフォーマットに変換し、
取得プロセッサは輸液関連のデータを、同時に作動する複数の輸液ポンプから、インターネットプロトコル（ＩＰ）互換性の通信を使用して受け取る、請求項９記載のシステム。
複数のネットワーク接続型の輸液ポンプに関連する情報をマネージメントするための方法において、
輸液関連のデータを、同時に作動する複数のポンプから取得するステップと、
取得された前記輸液関連のデータを処理し、単一のディスプレイイメージでプレゼンテーションするのに適したデータを供給するステップとを有し、
前記単一のディスプレイイメージは、同時に作動する前記複数の輸液ポンプを識別すると共に、同時に作動する前記複数の輸液ポンプの個別のポンプの状態を識別する状態情報もともに表示することを特徴とする方法。
複数のネットワーク接続型の輸液ポンプを支援するための方法において、
輸液関連のデータを、同時に作動する複数の輸液ポンプから受け取るステップと、
受け取られた前記輸液関連のデータを、データベースに記憶するのに適するように処理するステップと、
前記受け取られた輸液関連のデータを、第２のシステムのデータフォーマットに変換するステップとを有し、
前記受け取られたデータは、同時に作動する前記複数の輸液ポンプを識別すると共に、同時に作動する前記複数の輸液ポンプの個別のポンプの状態を識別する状態情報もともに有することを特徴とする方法。