JP2005026740A - 機器制御インタフェース構築方法 - Google Patents

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Shinichi Matsui
真一 松居
Riyuutsukasa Inoue
▲りゅう▼司 井上
Tomonari Takahashi
知成 高橋
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Abstract

【課題】個々のユーザに適切で望ましくない制御を排除できる家電機器の制御インタフェースを構築する方法を提供する。
【解決手段】ユーザ情報に応じてサーバから適切な制御のためのユーザインタフェースをモバイル機器がダウンロードする。またモバイル機器と家電機器に制御の優先度を設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線や無線LAN、スペクトラム拡散を用いたBluetoothなどの微弱無線通信その他のワイヤレス通信手段を用いて、AV機器や白物機器などの家電機器、あるいはそれらを接続したホームネットワークに対する制御を行なう、専用リモコン、プログラマブルな汎用リモコン、あるいは携帯電話やPDA、コンテンツビューア、さらに小型PCなどに制御機能を搭載した機器の、機器制御を行なうユーザインタフェース構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家電機器の高機能化が進み、リモコンが備えるべき制御機能は増大の一歩をたどっている。また、携帯電話やPDAなどのモバイル機器への、ソフトウェア追加での実現を含むリモコン機能搭載がはじまっている。これらのモバイル機器でのリモコン機能は、一般的にハードウェアボタンだけでなく、ディスプレイ表示やタッチパネルなどを併用し、機能を表示した上でタッチパネルを選択させたり、ボタンへの機能割り当てを表示して選択させたりするものが多い。
【0003】
このようなタイプの家電機器制御機能では、ユーザインタフェースを改善して使いやすくしようという試みがなされている。例えば、利用頻度の高いプログラム(放送局)を選択する部分を先頭近くに割り当て、スクロールの必要性を減らすといった取組みがなされている(例えば、特許文献1)。また、二つの遠隔制御装置が備えられ、複雑な装置を用いて熟練者がプログラムを行なうことにより、今ひとつの簡単な装置によって非熟練者が簡単に制御することを実現しようとしている(例えば、特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開平05−260555号公報
【特許文献2】
特開平05−014757号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記第一の従来技術の方法では、初期状態は一定の状態であり、ユーザの年齢、性別、あるいは制御対象機器に関する知識など、個々のユーザの状況に限らず同じユーザインタフェースからはじまって、利用に応じて変化していくもので、最初からユーザに応じた適切なユーザインタフェースを提供することはできない。また前記第二の従来技術の方法では、個々のユーザに適切なユーザインタフェースを設定するために、別個の複雑な装置と熟練者によるプログラムが必要であり、すべてのユーザが簡単に利用できるものではなく、また前記別個の複雑な装置に対するコストも必要となる。さらに、このユーザインタフェースを進化・変更しようとすると、そのたびに前記別個の複雑な装置と熟練者によるプログラムが必要となるという問題点がある。
【0006】
さらに、たとえば家庭内、あるいは病院や交通機関の待合室などの公共の場所において、複数のユーザが各自家電機器を制御可能なモバイル機器を所持していた場合に、単一の家電機器に対して前記複数のユーザからの制御指示が集中して競合したり、隣家の保有するモバイル機器の制御指示によって自家の家電機器が制御されてしまうといった、望ましくない制御指示によって家電機器の動作が混乱することが考えられる。
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、利用の当初より個々のユーザに適切なユーザインタフェースを、別個の装置や熟練者の手助けを必要とすることなく、簡単に設定でき、かつ当該ユーザにさらに使いやすくなるようなユーザインタフェースの進化・変更を、ユーザは提案を受けて選択する、という簡易な形で実現することのできる、機器制御インタフェース構築方法を提供することを目的とする。また、単一の家電機器に対して複数の制御指示が集中した場合の競合や、望ましくない制御指示の受信と実行という問題を解決することのできる、機器制御インタフェース構築方法を提供することをもあわせて目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の機器制御インタフェース構築方法および機器制御インタフェース装置は、赤外線、無線LAN、スペクトラム拡散を用いた微弱無線通信その他の、家電機器に対する一方向または双方向のワイヤレス通信手段を備えた、または前記ワイヤレス通信手段に通信カード等の外付け機器で対応したモバイル機器において、前記ワイヤレス通信手段を用いて前記家電機器の制御を行なう家電制御手段と、前記ワイヤレス通信手段または別個の通信機能を用いてサーバとの通信を行なうサーバ通信手段と、前記家電制御手段の入出力をユーザが行なうためのユーザインタフェースを設定するユーザインタフェース設定手段とを備え、前記ユーザインタフェース設定手段は、前記ユーザに対応するユーザ情報を利用して適切な前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を、前記サーバ通信手段を用いて前記サーバからダウンロードして設定することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記モバイル機器が、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、あるいは携帯型コンテンツビューアなどの個人が携帯する機器であって、ユーザもしくは機器を特定する番号、識別子、属性情報などを通信可能であることを特徴としている。
【0010】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段がさらに、前記ユーザ情報にかかわらず、ユーザが希望する際には、前記サーバが提供可能な前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構築要素をユーザの選択に応じて利用してユーザインタフェースを設定することを可能とすることを特徴としている。
【0011】
また、本発明は、前記ユーザ情報が、ユーザの年齢、性別、住所、職業、収入、その他のユーザの属性に関する情報であることを特徴としている。
【0012】
また、本発明は、前記ユーザ情報が、家電機器の操作履歴、番組やコンテンツの選択履歴、ユーザまたは操作時の前記モバイル機器の位置情報、その他のユーザに関する履歴の情報であることを特徴としている。
【0013】
また、本発明は、前記ユーザインタフェースの構成要素が、画面を構成する背景、ボタン、文字列、入力デバイスを表す画像、フォント、その他の表示部品、あるいは声質、トーン、ピッチ、その他の音声入出力用情報、あるいは突起制御情報、圧力制御情報、温度制御情報その他の触覚フィードバック用情報であることを特徴としている。
【0014】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、設定したユーザインタフェースではその時点で利用不可能なすべての機能を隠蔽し、前記利用不可能なすべての機能のうちのいずれかの機能を利用したい場合には、一括して前記利用不可能なすべての機能の中から選択できる状況へ移行することを特徴としている。
【0015】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、設定したユーザインタフェースがその時点で利用可能であるとユーザに示している機能に対応する入力以外の、すべてのまたは一部の物理的には入力可能な入力機能を、入力実施不可能なように設定することを特徴としている。
【0016】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、前記ワイヤレス通信手段を機能させないようにすることで前記入力実施不可能なように設定を行なうことを特徴としている。
【0017】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、前記家電機器に入力または蓄積された前記ユーザ情報を取り込んで前記ユーザインタフェースの設定を行なうことを特徴としている。
【0018】
また、本発明は、前記サーバ通信手段が、前記家電機器がサーバ機能を持つ場合に前記家電機器をサーバとして通信することができることを特徴としている。
【0019】
また、本発明は、さらに、前記サーバより受信した前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素をローカルに蓄積するユーザインタフェースデータローカル記憶手段を備え、前記ユーザインタフェース設定手段は、ユーザの指示により、前記サーバと通信することなく、前記ユーザインタフェースデータローカル記憶手段に蓄積された前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素から選択をおこなって前記ユーザインタフェースの設定を行なうことを特徴としている。
【0020】
また、本発明は、前記ユーザインタフェースデータローカル記憶手段が、前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を使用した順序をつけて蓄積し、前記インタフェース設定手段は、ユーザの指示により、直前の1つまたはそれ以上以前の前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を前記ユーザインタフェースデータローカル記憶手段から読み出して、順に設定を戻していくことができることを特徴としている。
【0021】
また、本発明は、前記家電機器が、TV、ラジオ、STB、VTR、DVDレコーダその他各種放送の受信が可能な機器であって、前記モバイル機器が10キーなどの複数ボタン、あるいは別個の複数の入力機能を保有し、前記ユーザインタフェース設定手段は、各放送局の受信機能を前記複数ボタン、あるいは前記別個の複数の入力機能に割り当てる場合、前記放送局の数が前記複数ボタンあるいは前記複数の入力機能より少なければ、前記放送局に割り当てたもの以外の前記複数ボタンあるいは前記複数の入力機能をユーザに提示しないことを特徴としている。
【0022】
また、本発明は、前記モバイル機器が10キーなどの複数ボタン、あるいは別個の複数の入力機能を保有し、前記ユーザインタフェース設定手段は、複数の機能を前記複数ボタンあるいは前記別個の複数の入力機能に割り当てる場合、前記複数の機能のうち高頻度で使用する機能に対応して割り当てた、1つまたはそれ以上のボタンまたは入力機能に対応する表示を大きくする、あるいは色を変える、また音声出力時に音量を大きくする、あるいは音程を変えるなどの方法を用いて強調を行なうことを特徴としている。
【0023】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、前記ユーザ情報の追加・変更に対応して新たなユーザインタフェースを設定すること、を特徴としている。
【0024】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、前記新たなユーザインタフェースを設定する際、ユーザに前記新たな設定を行なってよいかどうか問合せを行ない、ユーザの指示にしたがって前記新たな設定を行なうこと、を特徴としている。
【0025】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、前記モバイル機器または前記サーバが一定の量または種類のユーザに関する履歴情報を蓄積した時に前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうことを特徴としている。
【0026】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、定期的に、あるいはユーザが設定した時期またはタイミングに、前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうことを特徴としている。
【0027】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、前記サーバに新たなユーザインタフェースあるいはユーザインタフェースの構成要素が蓄積された時に、前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうことを特徴としている。
【0028】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、ユーザに前記新たなユーザインタフェースを設定前に提示して指示を受けることを特徴としている。
【0029】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、ユーザに対して前記新たなユーザインタフェースと現状のユーザインタフェースとの違いの部分を強調して提示して指示を受けることを特徴としている。
【0030】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、ユーザに対して前記新たなユーザインタフェースと現状のユーザインタフェースとを交互に切り替えて提示して指示を受けることを特徴としている。
【0031】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、ユーザに前記新たなユーザインタフェースの複数の候補を提示して選択またはすべて不採用の指示を受けることを特徴としている。
【0032】
また、本発明は、前記新たなユーザインタフェースの複数の候補に、現状のユーザインタフェースを含むことを特徴としている。
【0033】
また、本発明は、前記新たなユーザインタフェースの複数の候補に、異なる候補間をモーフィングして生成した中間段階のものを含むことを特徴としている。
【0034】
また、本発明は、前記ユーザインタフェース設定手段が、ユーザインタフェースの構成要素の1つまたはそれ以上に、形状変更、拡大・縮小、色変換、テキスト変換、音量変更、トーン変更、ピッチ変更、その他の各種変形操作を施し、前記新たなユーザインタフェースを生成することを特徴としている。
【0035】
また、本発明は、赤外線、無線LAN、スペクトラム拡散を用いた微弱無線通信その他の、家電機器に対する一方向または双方向のワイヤレス通信手段を備えた、または前記ワイヤレス通信手段に通信カード等の外付け機器で対応したモバイル機器において、前記ワイヤレス通信手段を用いて前記家電機器の制御を行なう家電制御手段と、前記家電機器の制御を行なう優先度を設定する優先度設定手段とを備え、前記家電機器において、前記優先度の判別を行な優先度判別手段を備え、前記優先度判別手段は、前記優先度のもっとも高い前記モバイル機器からの制御指示のみを受け付けて実行することを特徴としている。
【0036】
また、本発明は、前記モバイル機器がさらに、自らを識別する識別子を送信する識別子送信手段を備え、前記家電機器はさらに、前記モバイル機器の前記識別子と前記優先度を対にして格納する優先度格納手段を備え、前記優先度判別手段は、前記優先度格納手段に格納されている前記優先度がもっとも高い値に対応する前記識別子を持つ前記モバイル機器からの制御指示のみを受け付けて実行することを特徴としている。
【0037】
また、本発明は、前記優先度設定手段が、1つまたはそれ以上の他の前記モバイル機器、あるいは前記家電機器との間で、前記ワイヤレス通信手段または別個の通信手段を用いて通信を行ない、その結果にしたがって前記優先度情報を変更することを特徴としている。
【0038】
また、本発明は、前記優先度判別手段が、前記優先度に基づいて、前記家電機器のすべての機能を一括して制御可能かどうかを判別することを特徴としている。
【0039】
また、本発明は、前記優先度判別手段が、複数の前記優先度に基づく判定を行なう機能を備え、1つの前記優先度は電源のオンオフ、音量変更、チャンネル変更、その他前記家電機器の1つまたはそれ以上の一部の機能についてのみ制御可能かどうかをそれぞれ判別することを特徴としている。
【0040】
また、本発明は、さらに、複数の前記家電機器に対する前記優先度をいずれかの前記家電機器または別個のサーバに格納する複数機器優先度情報格納手段を備え、前記優先度判別手段は、前記複数機器優先度情報格納手段に格納されている前記優先度に基づいて前記優先度の判別を行なうことを特徴としている。
【0041】
また、本発明は、前記優先度判別手段が、前記モバイル機器に加え、前記家電機器の専用制御機器、あるいは前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器をも、優先度判別の対象として含むことを特徴としている。
【0042】
また、本発明は、前記優先度判別手段が、前記専用制御機器、あるいは前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器の前記優先度を最高のもの、あるいは最低のものとして判別することを特徴としている。
【0043】
また、本発明は、前記優先度が、一定時間、一定時間帯、現在の指定番組の間、ユーザ指定の間など、なんらかの方法で指定された有効期間の間だけ存続することを特徴としている。
【0044】
また、本発明は、前記優先度判別手段が、前記有効期間の間に受け取ったもっとも高い優先度を保持し、前記もっとも高い優先度と同じかそれより高い優先度を持つ制御支持を受け付けて実行するとともに、前記保持している優先度より高い優先度を持つ制御支持を受けた場合は、前記より高い優先度を保持する優先度として設定しなおすことを特徴としている。
【0045】
また、本発明は、前記優先度判別手段が、前記家電機器を制御できる前記モバイル機器または前記専用制御機器または前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器の前記識別子を保持し、前記保持している識別子以外の識別子を持つ機器、または識別氏を持たない機器からの制御指示を受け付けないことを特徴としている。
【0046】
また、本発明は、前記優先度設定手段が、ユーザによるパスワードロックを行なう機能を備え、前記優先度判別手段は、前記パスワードロックが解除されるまで、もしくは事前に設定されている期間が過ぎるまでを前記有効期間として優先度の判別を行なうことを特徴としている。
【0047】
また、本発明は、前記優先度判別手段が、あらかじめ設定しておく機能に対しては、前記優先度の指定にかかわらず、すべての機器からの制御指示を受け付けて実行すること、を特徴としている。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0049】
(実施の形態1)
最初に本発明の実施の形態1について説明する。図1は本発明の実施の形態1における機器制御インタフェース装置のブロック図で、この機器制御インタフェース装置は、モバイル機器1、サーバ2と、家電機器3とから構成される。モバイル機器1は、ワイヤレス通信部10と、広域通信部11と、家電制御部12と、サーバ通信部13と、ユーザインタフェース設定部14と、ユーザインタフェース履歴バッファ部15と、10キー16と、ディスプレイ17と、ユーザインタフェースデータローカル記憶部18とを備えている。サーバ2は、ユーザインタフェースデータ記憶部20と、制御機器データ記憶部21と、通信部22と、ユーザ情報記憶部23と、ユーザインタフェース選択部24と、ユーザインタフェース履歴記憶部25とを備えている。家電機器3は、制御指示受信部30と、制御実行部31とを備えている。
【0050】
全体の動作を説明する。モバイル機器1は、本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置を最初にユーザが利用する際、10キー16とディスプレイ17などを用いてユーザが入力した属性データ、例えば年齢、性別、住所、職業、収入その他のうちの一部あるいは全部、および制御対象が家電機器3であること、その他のユーザ情報をサーバ通信部13および広域通信部11を用いてサーバ2に送信する。サーバ2は、前記ユーザ情報をユーザ情報記憶部23に記憶するとともに、ユーザインタフェース選択部24が、機器制御データ記憶部20に記憶されている家電機器3の機器制御データに対応し、前記ユーザ情報に対応したユーザインタフェースデータをユーザインタフェースデータ記憶部21に記憶されているユーザインタフェースデータ、あるいは当該ユーザインタフェースデータの構成要素の中から選択し、通信部22がモバイル機器1に送信する。モバイル機器1は、受信した前記ユーザインタフェースデータあるいは前記構成要素をユーザインタフェース設定部14が家電機器3の制御のためのユーザインタフェースとして設定する。
【0051】
ここでは、前記ユーザインタフェースの構成要素として、背景画像、ボタン表示画像、表示文字列を用い、前記表示文字列を対応付けられた前記ボタン表示画像は、モバイル機器1の10キー16に1対1対応している。図2はこれらの構成要素で構成される、ユーザインタフェース設定部14が設定するユーザインタフェースの例を、家電機器3がテレビ受像機である場合の例として示している。ユーザは設定されたユーザインタフェースを、10キー16とディスプレイ17を用いて利用し、入力を行ない、前記入力に基づいて家電制御部12がワイヤレス通信部10を用いて制御指示を家電機器3に送信する。
【0052】
ここで、図2(A)の10キー16のうち、「8」「9」「0」の3つのキーに対応するボタン表示画像に網掛けがほどこされ、表示文字列が対応していないのは、前記3つのキーに対して制御指示が割り当てられていないことを意味する。ユーザが前記3つのキーのいずれかを押下した場合、実際には図2のユーザインタフェースに定められた以外の機能に対する制御指示を発するようにすることも可能であるが、ここではユーザのわかりやすさのため、前記ユーザインタフェースに示されていない機能に対する制御指示は、前記3つのキーの押下時にワイヤレス通信部10を作動させないことで、実行不可能としておく。
【0053】
図2(A)の10キー16のうち、「7」のキーは「その他の機能一覧」に対応し、前記「7」のキーをユーザが指定した場合、家電機器3に対する制御指示のうち、10キー16の「1」から「6」までに割り当てられていない、すなわち前記「1」から「6」に割り当てられている機能に比較するとやや使用頻度の高くないすべての機能を図2(B)のようにディスプレイ17に表示する。ユーザは図2(B)の状態で10キー16の「1」と「3」のキーを用いて選択肢を上下に移動し、所望の項目を選択できたところで10キー16の「2」のキーの押下によって制御指示を確定する。
【0054】
家電機器3では、制御指示受信部30が受信した制御指示を制御実行部31が実行する。
【0055】
図3はこの全体の動作の流れを示し、図4は前記ユーザ情報の例を示している。なお前記ユーザの属性データ入力は初回のみ行ない、前記制御対象の入力は制御対象となる機器が追加または変更された時にのみ行なうこととすればよい。前記制御対象となる機器が追加または変更され、前記制御対象の入力がなされた場合、モバイル機器1とサーバ2は同様の動作で新たなユーザインタフェースを選択し設定する。
【0056】
さらに、本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、本装置を用いたユーザの操作履歴、すなわち家電機器3に対する制御指示の履歴をモバイル機器1のユーザインタフェース履歴バッファ部15に蓄積する。図5は前記制御指示の履歴の例を示している。モバイル機器1は、前記制御指示の履歴がユーザインタフェース履歴バッファ部15に一定量蓄積された時点で、前記制御指示の履歴をサーバ通信部13および広域通信部11を利用してサーバ2に送信する。サーバ2は、受信した前記制御指示の履歴をユーザインタフェース履歴記憶部25に蓄積する。ユーザインタフェース選択部24は、今回受信した前記制御指示の履歴、あるいは今回受信した前記制御指示の履歴を含むユーザインタフェース履歴記憶部25に蓄積された全履歴データまたはその一部を利用して、その時点でユーザに最適なユーザインタフェースデータあるいはその構成要素を選択する。例えば図6に示すように、制御指示の履歴から使用頻度の高い「音量大」「音量小」の2つの機能に相当するボタン表示画像を他と比較して大きなものを用い、表示文字列の大きさとフォントを変えてユーザの目につきやすくしたものとする。通信部22は前記選択されたユーザインタフェースデータあるいはその構成要素をモバイル機器1に送信する。モバイル機器1のユーザインタフェース設定部14は、受信した前記ユーザインタフェースデータあるいはその構成要素から作成されるユーザインタフェースが、現在ユーザが使用中のものと異なる場合、ユーザにあらたなお勧めのユーザインタフェースとして提示する。ユーザは10キー16とディスプレイ17を用いて前記お勧めのユーザインタフェースに更新するかどうかの指示を行ない、更新するという指示がなされた場合、ユーザインタフェース設定部14は前記お勧めのユーザインタフェースを新たなユーザインタフェースとして設定する。ここでユーザインタフェース設定部14は、ユーザの判断を助けるために、現在ユーザが使用中の前記ユーザインタフェースと、前記お勧めのユーザインタフェースとをユーザの指示にしたがって交互に切り替えて提示する。図7はお勧めのユーザインタフェースに更新する動作の流れを示し、図8は前記更新するかどうかの指示の様子を示している。
【0057】
さらに、本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、モバイル機器1が受信した前記ユーザインタフェースあるいはその構成要素を、ユーザインタフェースデータローカル記憶部18に一定限度まで蓄積、記憶する。ユーザインタフェース設定部14は、ユーザの指示があった場合、サーバ2と通信することなく、ユーザインタフェースデータローカル記憶部18に記憶された前記ユーザインタフェースあるいはその構成要素から指定されたものを選択して、新たなユーザインタフェースとして設定する。この時、ユーザインタフェースデータローカル記憶部18に蓄積される前記ユーザインタフェースあるいはその構成要素は、使用された順序を付与して格納されており、ユーザの指示によって、直前の1つ、あるいはさらにそれ以前の状態に順に戻していくこともできる。この動作の流れを図9に示す。
【0058】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図10は本発明の実施の形態2における機器制御インタフェース装置のブロック図で、この機器制御インタフェース装置は、第一のモバイル機器5と、第一の家電機器6と、第二のモバイル機器7と、第二の家電機器8とから構成される。第一のモバイル機器5は、ワイヤレス通信部50と、家電制御部51と、優先度設定部52と、識別子送信部53とを備えている。第一の家電機器6は、制御指示受信部60と、制御実行部61と、優先度判別部62と、優先度格納部63と、複数機器優先度情報格納部64と、通信部65とを備えている。第二のモバイル機器7は、ワイヤレス通信部70と、家電制御部71と、優先度設定部72と、識別子送信部73とを備えている。第二の家電機器8は、制御指示受信部80と、制御実行部81と、優先度判別部82と、通信部85とを備えている。
【0059】
全体の動作を説明する。第一のモバイル機器5は、第一の家電機器6の制御を行なうための自らの優先度として、優先度設定部52により設定する。ここでは、前記優先度の取りうる値を「1」から「10」までの整数値とし、前記優先度として例えば「7」を設定する。そして、家電制御部51が設定した制御指示を、ワイヤレス通信部50を用いて送信する際、前記優先度の値「7」を同時に第一の家電機器6に送信する。なおここで、ワイヤレス通信部50の用いる通信手段としては一方向の赤外線(Ir)を利用するが、これは双方向通信可能なものであってもよいし、無線LAN、Bluetoothなどのスペクトラム拡散を用いた微弱無線通信など、その他のワイヤレス通信手段であってもよい。また、第一のモバイル機器5は、ユニークな製造番号に基づく第一のモバイル機器の識別子N1を、識別子送信部53を用いて同時に第一の家電機器6に送信する。
【0060】
第一の家電機器6は、起動時に優先度格納部63に、現在の受入れ可能な前記優先度の値として「1」(最低の値)を設定する。第一の家電機器6は、優先度判別部62が、前記優先度格納部63に設定されている受入れ可能な優先度の値と同じ値か、それより高い値を持つ制御指示を制御指示受信部60を通じて受信したと判断した場合のみ、制御指示実行部61によって前記制御指示を実行する。この時もし受信した制御指示に伴う優先度の値が前記受入れ可能な優先度の値より高い場合、同時に前記受入れ可能な優先度の値を前記受信した制御指示に伴う優先度の値に書き換える。例えば、第一のモバイル機器5から最初の前記制御指示を受信して実行する際に、同時に受信した前記優先度の値「7」に前記受入れ可能な優先度の値の書き換えを行なう。この前記受入れ可能な優先度の値は、あらかじめ設定した一定時間、現在設定されている値と同じかそれより高い値の優先度を持つ制御指示を受信しなかった場合、初期値の「1」にリセットされる。これらの動作の流れを図11に示す。
【0061】
ここで、第一の家電機器6は、第一のモバイル機器5から受信した前記第一のモバイル機器の識別子N1を、その前記優先度の値「7」とともに優先度格納部63に格納する。そして優先度判別部62は、他のモバイル機器からの制御指示を受け取るか、第一のモバイル機器5からの前記優先度の値の変更を受け取るまでは、前記第一のモバイル機器の識別子N1を持つ制御指示を、そのまま実行可能だと判別することができる。
【0062】
その後、第二のモバイル機器7が同様に前記優先度の値「8」、および第二のモバイル機器7の識別子N2とともに制御指示を第一のモバイル機器6に、前記受入れ可能な優先度の値が「7」に設定されている期間中に送信した場合を考える。この時、第一の家電機器6では、前記受入れ可能な優先度の値が「8」に書き換えられ、第二のモバイル機器7からの制御指示が実行される。そして前記受入れ可能な優先度の値の有効期間の間、前記優先度の値が「7」である第一のモバイル機器5の制御指示は第一の家電機器6では実行されなくなる。なお、第一の家電機器6の優先度格納部63は、あらかじめ第一の家電機器6が制御指示を受入れ可能なモバイル機器のリストを保持しており、ここには第一のモバイル機器の識別子N1と第二のモバイル機器の識別子N2が登録されている。ユーザは前記制御指示を受入れ可能なモバイル機器のリストを有効にするか無効にするかを優先度判別部62に指示する。前記ユーザの指示によってリストが無効化されている場合は、優先度判別部62はすべてのモバイル機器からの制御指示の実行の可否を前記優先度にしたがって判断するが、前記ユーザの指示によってリストが有効化されている場合は、優先度判別部62は前記リストに登録されていない識別子を持つ制御指示、あるいは識別子を持たない制御指示はすべて実行不可と判断する。この様子を図12に示す。
【0063】
さらに、ここに、第二の家電機器8を追加する。第一の家電機器6は、優先度格納部63に格納されている前記受入れ可能な優先度の情報を、複数機器優先度情報格納部64に複写する。第二の家電機器8は、優先度格納部を持たず、優先度判別部82は、第一の家電機器6の複数機器優先度格納部64に格納されている前記受入れ可能な優先度を通信部85を利用して受信し、その受信結果に基づいて、第一のモバイル機器5と第二のモバイル機器7からの制御情報の実行の可否を判断する。この様子を図13に示す。
【0064】
以上、本発明に係る機器制御インタフェース装置について実施の形態に基づいて説明したが、この機器制御インタフェース装置を部分的に変形することもでき、本発明は前記の実施の形態に限られないことはあきらかである。すなわち、
(1)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置のモバイル機器1、サーバ2の各機能は、CPU等において所定のプログラムとして実行されるか、一部または全部の機能を半導体等のハードウェアロジック、あるいは通信機能ハードウェア等によって実現されるものであり、モバイル機器1あるいはサーバ2において必要な情報の保持にはメモリ、ディスク等の記憶装置が用いられる。したがってモバイル機器1は、所定の機能を備えた汎用または汎用に準じた機器、例えば携帯情報端末(PDA)や、プログラムダウンロードなどの方法でアプリケーション追加可能な携帯電話のプログラムなどとして実現することもできる。あるいはコンテンツビューアなどの専用モバイル機器において、組込み機能として実現することもできる。さらに、モバイル機器1、サーバ2の各機能を、プログラムなどのソフトウェアで実現した場合、前記ソフトウェアをネットワークによってダウンロードを行なうこと、または各種のディスク、メモリカード、テープ等の媒体に格納して配布することなどの方法をとることによって、1つあるいはそれ以上の各種のモバイル機器あるいはサーバに導入してもよい。
【0065】
(2)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置のモバイル機器1では、ワイヤレス通信部10と広域通信部11を別個の通信機能として実現しているが、これらを同一の通信機能、例えば無線LAN機能を用いて実現してもよい。
【0066】
(3)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置の制御対象を家電機器3としているが、これは単独でなく複数の種類の家電機器であってもよい。その場合、モバイル機器1が設定するユーザインタフェースデータは前記複数の家電機器の各々に1つずつ対応したものであってもよいし、前記複数の家電機器のうちの2つまたはそれ以上に同時に対応したものであってもよい。ユーザインタフェースデータが複数設定された場合、ユーザは制御対象の家電機器によってそれらを切り替えて利用することができる。
【0067】
(4)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、10キー16とディスプレイ17を用いた視覚情報を利用した入出力としているが、これを音声入出力などの音声情報、稼動突起や圧力制御、温度制御等を用いた触覚情報その他の別の入出力、あるいは視覚情報を含めたこれらの全部またはそのいくつかの複合情報を入出力として利用してもよい。
【0068】
(5)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、モバイル機器1から家電機器3に対して一方向の制御指示送信のみを行なっているが、モバイル機器1と家電機器3は双方向通信が可能で家電機器3の状態などの情報をモバイル機器1に送るようになっていてもよい。その場合、モバイル機器1で指示できる制御機能の内容が増加したり、細かい指示を可能とすることができる。
【0069】
(6)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、モバイル機器1に対するユーザ属性の入力を初回のみとしているが、それらの属性のうちのいずれか、例えば住所が変更された時に前記ユーザ属性の一部または全部を再入力可能としてもよい。また、例えば年齢のように年月に応じて規則的に変化する値を、再入力可能もしくは時計機能を用いて自動的に再計算するようにしてもよい。この場合には、前記制御対象の追加・変更の入力がなされた場合と同様に、モバイル機器1とサーバ2は新たなユーザインタフェースを選択し設定する。
【0070】
(7)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、ユーザインタフェース履歴バッファ部15およびユーザインタフェース履歴記憶部25に蓄積してユーザインタフェースデータまたはその構成要素の選択に利用する履歴を制御指示の履歴としているが、これ以外の履歴を利用してもよい。例えば選択した番組その他のコンテンツに関する履歴、制御指示を行なった時刻や場所に関する履歴、やり直しや操作誤りまたはヘルプ機能利用の履歴などを履歴として蓄積、利用してもよい。
【0071】
(8)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、制御指示の履歴がユーザインタフェース履歴バッファ部15に一定量蓄積された時点で、前記制御指示の履歴をサーバ通信部13および広域通信部11を利用してサーバ2に送信することとしているが、これ以外のタイミングで送信をおこなってもよい。例えば履歴が一定量ではなく一定の種類蓄積された時点、あらかじめ設定されている間隔や「起動3回目ごと」といったようなタイミング、同様にユーザが設定した間隔あるいはタイミング、またユーザが任意に要求した時点などで送信を行なってもよい。あるいは本発明の実施の形態1のユーザインタフェース設定部14のように履歴送信のたびごとに新規の更新用お勧めユーザインタフェースデータあるいはその構成要素を受信するのではなく、前記履歴送信を複数回行なった後、または前記履歴送信と直接関係しないタイミングで前記ユーザインタフェースデータあるいはその構成要素の受信を行なうこととしてもよい。例えば、サーバ2のユーザインタフェースデータ記憶部20にユーザインタフェースデータまたはその構成要素が追加された場合や変更された場合、あるいは機器制御データ記憶部21に機器制御データが追加された場合や変更された場合をトリガーとして、サーバ2の側から前記ユーザインタフェースデータあるいはその構成要素の送信を行ない、モバイル機器1で受信することとしてもよい。
【0072】
(9)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、新たに作成されるお勧めのユーザインタフェースが現在ユーザが使用中のものと異なるかどうかを、モバイル機器1のユーザインタフェース設定部14で判断しているが、前記現在ユーザが使用中のユーザインタフェースに関する情報をユーザ情報の一部としてサーバ2のユーザ情報記憶部23に記憶しておき、この判断をサーバ2のユーザインタフェース選択部24で行なうこととしてもよい。この場合、ユーザインタフェースに変更がない時は、モバイル機器1とサーバ2との間での通信量を削減できるというメリットがある。
【0073】
(10)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、お勧めのユーザインタフェースに更新する動作を行なう際、更新の可否に関してユーザの指示を求めているが、これを前記ユーザの指示なしで、あるいは初回に一度「自動更新の可否」の登録を行なうことで、毎回の更新動作時の確認をしないこととしてもよい。
【0074】
(11)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、前記ユーザインタフェースの構成要素として、背景画像、ボタン表示画像、表示文字列を用いているが、他の要素を構成要素としてもよい。例えば、10キー16以外の入力デバイスを表す画像、フォント、その他の表示用部品、あるいは声質、トーン、ピッチ、その他の音声入出力用情報、あるいは突起制御情報、圧力制御情報、温度制御情報その他の触覚用情報などとしてもよい。
【0075】
(12)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、ユーザの指示があった場合、サーバ2と通信することなくユーザインタフェースデータローカル記憶部18に蓄積されたユーザインタフェースあるいはその構成要素を用いて新たなユーザインタフェースを設定しているが、この際にサーバ2と通信してサーバ2のユーザインタフェースデータ記憶部20に蓄積されている前記ユーザインタフェースあるいはその構成要素を受信し、ユーザの選択によって新たなユーザインタフェースを設定してもよい。
【0076】
(13)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、モバイル機器1はサーバ2と通信して家電機器3の制御指示のためのユーザインタフェースあるいはその構成要素を受信しているが、サーバ2の機能を家電機器3が兼ね備えていてもよい。すなわち、モバイル機器1は、家電機器3に対してユーザ情報を送信し、家電機器3からユーザインタフェースあるいはその構成要素を受信することとしてもよい。
【0077】
(14)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、ユーザ情報はモバイル機器1にユーザが入力する、あるいは操作履歴として蓄積することとしているが、この一部または全部を家電機器3に入力する、あるいは蓄積してもよい。例えば、テレビ受像機に対してチャンネル選択を行なった場合、選択されたチャンネルの履歴を蓄積したり、当該チャンネル選択の結果視聴された番組情報を電子番組ガイド機能などを用いて蓄積したりすることができる。この場合、モバイル機器1は、ワイヤレス通信部10を用いて家電機器3から家電機器3に蓄積されたこれらの情報を受信し、サーバ2に送信するユーザ情報として用いることになる。
【0078】
(15)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、制御指示の履歴がモバイル機器1のユーザインタフェース履歴バッファ部15に蓄積されて利用されるが、これをサーバ2に蓄積、利用してもよい。すなわち、制御指示が行なわれるごとに当該制御指示の内容を逐次サーバ2に送信し、ユーザインタフェース履歴記憶部25に直接蓄積してもよい。この場合、モバイル機器1はユーザインタフェース履歴バッファ部15を備える必要がなくなる。
【0079】
(16)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、図2(A)の10キー16のうち、「8」「9」「0」の3つのキーに対応するボタン表示画像に網掛けがほどこされ、表示文字列が対応せず、前記3つのキーに対して制御指示が割り当てられていないことを示している。これは、家電機器3がテレビ受像機であり、放送局の選局に割り当てられたキーが10キー16のうちの「4」「5」「6」の3つで済む、すなわち受信可能な放送局が3局であるためにこうなっているものである。この場合、「8」「9」「0」の3つのキーを網掛けで表示文字列なしで表示する代わりにまったく表示せず、「1」から「7」までのキーのみを、大きなボタン表示画像を用いて図2(C)のようにユーザインタフェースを構成してもよい。
【0080】
(17)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、使用頻度の高くない機能を図2(B)のようにまとめて表示、選択可能としているが、これらをボタンの数に収まる機能の数ごとにさらに複数の画面にわけて切り替えるようにしてもよい。
【0081】
(18)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、制御指示の履歴から使用頻度の高い「音量大」「音量小」の2つの機能に相当するボタン表示画像を他と比較して大きなものを用いているが、これは例えば色を変えるなど、他の視覚的効果を用いて強調してもよい。また、音声出力を用いる場合には、このように強調する機能に対して音量を大きくする、あるいは音程を変えるなどして同様に強調してもよい。また、ボタン表示画像に別途のものを用意するのではなく、単一の原型から頂点移動などの形状変更、拡大・縮小、色変換などをおこなって生成したり、表示文字列のテキスト変換を行なったり、フォント変更を行なったりするなどの各種変形操作を行なって使用し、用意すべき前記原型データの数を減らすことも可能である。これは表示部品だけでなく、音声出力の際の音量変更、トーン変更、ピッチ変更その他の音声情報の変形操作や、触覚情報その他の情報の変形操作も同様に行なって原型データの数を減らすことができる。
【0082】
(19)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、ユーザインタフェース設定部14が、現在ユーザが使用中の前記ユーザインタフェースと、前記お勧めのユーザインタフェースとをユーザの指示にしたがって交互に切り替えて提示しているが、これ以外の方法でユーザの選択の補助を行なってもよい。例えば図14に示すように、前記現在ユーザが使用中のユーザインタフェースと、前記お勧めのユーザインタフェースとの違いの部分を強調して提示してもよい。
【0083】
(20)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、前記お勧めのユーザインタフェースをひとつだけ提示しているが、これを複数のものとしてユーザの選択肢を拡げてもよい。例えば図15に示すように、現在ユーザが使用中のユーザインタフェースと、前記お勧めのユーザインタフェースとを含み、これら両者のいくつかの中間段階をモーフィング技術を用いて生成し、それらすべての候補の中からユーザに選択結果の指示を受けるようにしてもよい。複数の候補が提示された場合に、すべての候補が不採用とされた場合には、前記現在ユーザが使用中のユーザインタフェースを変更しないこととする。
【0084】
(21)本発明の実施の形態1の機器制御インタフェース装置では、モバイル機器と家電機器を各々1つとしているが、個数はこれに限らない。例えば、単一の前記家電機器に対する前記ユーザインタフェースあるいはその構成要素を複数の前記モバイル機器にダウンロードして使用してもよいし、また単一の前記モバイル機器に複数の前記家電機器用の前記ユーザインタフェースあるいはその構成要素をダウンロードし、切り替えて使用してもかまわない。
【0085】
(22)本発明の実施の形態2の機器制御インタフェース装置では、複数機器優先度情報格納部64を第一の家電機器6が備えているが、これを第一の家電機器6、第二の家電機器8とはまったく別個のサーバに備えてもよい。その場合、第一の家電機器6は、前記別個のサーバが備えている複数機器優先度情報格納部64から、通信部65を用いて優先度を受信し、その値に基づいて第一のモバイル機器5からの制御指示を実行するかどうかを優先度判別部62で判断する。
【0086】
(23)本発明の実施の形態2の機器制御インタフェース装置では、第一の家電機器6での前記受入れ可能な優先度の有効期間を、あらかじめ設定した一定時間としているが、これは他の方法で決定してもよい。例えば、あらかじめ設定された一定の時間帯や曜日など、現在の指定番組が終了するまでの間、ユーザが指定した期間、値の低い優先度を持つ制御指示が受信された回数が一定値を超えるまで、現在の前記受入れ可能な優先度を設定したモバイル機器のユーザによってパスワードロックがなされ、前記パスワードロックが解除されるかあらかじめ設定された一定時間が経過するまで、などさまざまな方法を取ることができる。
【0087】
(24)本発明の実施の形態2の機器制御インタフェース装置では、第一のモバイル機器5の前記優先度の値を「7」という一定値としているが、これは動的に変更されるものであってもよい。例えば、第一のモバイル機器5のユーザが他のモバイル機器のユーザに優先権を譲るために、自らの指示で第一のモバイル機器5の前記優先度を低い値に下げる、ということを可能としてもよい。また、第一のモバイル機器5と第二のモバイル機器7の間、あるいはさらに第一の家電機器6をも含めた複数機器間で、優先度情報を交換する通信を行ない、ユーザの指示やあらかじめ設定された情報、あるいは時間情報その他の条件に基づいてそれぞれのモバイル機器の前記優先度を変更するようにしてもよい。
【0088】
(25)本発明の実施の形態2の機器制御インタフェース装置では、前記優先度をひとつの家電機器についてひとつだけ設定し、その値に基づいて、優先度判別部62が第一の家電機器6でのすべての制御指示の実行の可否を判断しているが、前記優先度複数を複数設定可能として、それぞれの優先度でひとつまたはそれ以上の機能の制御指示を判断するものとしてもよい。例えば、電源のオンオフ、音量変更、チャンネル変更などの機能のみをひとつの優先度に基づいて可否を判断し、その他の機能については別の優先度に基づく制御指示を受け付けるようにしてもよい。これにより、例えばDVDレコーダからの出力で現在視聴している番組、コンテンツ等の変更は最優先のモバイル機器以外できないが、別途録画予約の入力は他のモバイル機器からも可能にする、といった運用が可能になる。さらに、あらかじめ設定した機能については、ひとつあるいはすべての優先度にかかわらずすべての制御指示を実行可能と判断するようにしてもよい。例えば電話着信時などのための、家電機器の消音機能をこれに割り当てるなどすることができる。
【0089】
(26)本発明の実施の形態2の機器制御インタフェース装置では、モバイル機器と家電機器をそれぞれ2つまでとして説明しているが、各々の個数はこれに限定されない。それらが3つ以上となっても、本発明の方法によって同様の制御が可能である。
【0090】
(27)本発明の実施の形態2の機器制御インタフェース装置では、第一の家電機器6が、優先度格納部63に格納されている前記受入れ可能な優先度の情報を、複数機器優先度情報格納部64に複写しているが、複数機器優先度情報格納部64に格納する前記受入れ可能な優先度の情報は他の手段で設定してもよい。例えば第二の家電機器8に対する前記受入れ可能な優先度の情報はあらかじめ設定された固定の値とすることもできる。
【0091】
(28)本発明の実施の形態2の機器制御インタフェース装置では、前記優先度を設定して制御指示を家電機器に送る機器をモバイル機器としているが、これに限るものではない。例えば、第一の家電機器6に同梱されている専用リモコンにも同様の優先度を設定することが可能である。その場合、常に前記専用リモコンを最優先するために、前記優先度の値を「10」に固定する、あるいは常に他の前記モバイル機器を優先し、前記専用リモコンの優先度を最低にするために、前記優先度の値を「1」に固定する、といった簡易な方法をとることも可能である。さらに、パーソナルコンピュータ等の汎用機器に本機能を持つソフトウェアをインストールして実行させるようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明を用いれば、利用の当初より個々のユーザに適切なユーザインタフェースを、別個の装置や熟練者の手助けを必要とすることなく、簡単に設定でき、かつ当該ユーザにさらに使いやすくなるようなユーザインタフェースの進化・変更を、ユーザは提案を受けて選択する、という簡易な形で実現することのできる、機器制御インタフェース構築方法を提供することができ、また、単一の家電機器に対して複数の制御指示が集中した場合の競合や、望ましくない制御指示の受信と実行という問題を解決することのできる、機器制御インタフェース構築方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るシステムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるユーザインタフェース設定部14が設定するユーザインタフェースの例を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における動作の流れを示す図
【図4】本発明の実施の形態1におけるユーザ情報の例を示す図
【図5】本発明の実施の形態1における制御指示の履歴の例を示す図
【図6】本発明の実施の形態1におけるユーザに最適なユーザインタフェースデータの例を示す図
【図7】本発明の実施の形態1におけるお勧めのユーザインタフェースに更新する動作の流れを示す図
【図8】本発明の実施の形態1における更新に関するユーザの指示の様子を示す図
【図9】本発明の実施の形態1におけるモバイル機器に蓄積したユーザインタフェースの選択の流れを示す図
【図10】本発明の実施の形態2に係るシステムの構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態2における優先度に基づいた制御指示の実行の動作の流れを示す図
【図12】本発明の実施の形態2における識別子を用いた制御指示の実行可否の判断の様子を示す図
【図13】本発明の実施の形態2における複数機器優先度格納部64を用いた制御指示の実行可否の判断の様子を示す図
【図14】本発明の実施の形態2におけるユーザインタフェースの違いの部分を強調する様子を示す図
【図15】本発明の実施の形態2における複数のお勧めユーザインタフェースの様子を示す図
【符号の説明】
1 モバイル機器
2 サーバ
3 家電機器
5 第一のモバイル機器
6 第一の家電機器
7 第二のモバイル機器
8 第二の家電機器
10 ワイヤレス通信部
11 広域通信部
12 家電制御部
13 サーバ通信部
14 ユーザインタフェース設定部
15 ユーザインタフェース履歴バッファ部
16 10キー
17 ディスプレイ
18 ユーザインタフェースデータローカル記憶部
20 ユーザインタフェースデータ記憶部
21 機器制御データ記憶部
22 通信部
23 ユーザ情報記憶部
24 ユーザインタフェース選択部
25 ユーザインタフェース履歴記憶部
30 制御指示受信部
31 制御実行部
50 ワイヤレス通信部
51 家電制御部
52 優先度設定部
53 識別子送信部
60 制御指示受信部
61 制御実行部
62 優先度判別部
63 優先度格納部
64 複数機器優先度情報格納部
65 通信部
70 ワイヤレス通信部
71 家電制御部
72 優先度設定部
73 識別子送信部
80 制御指示受信部
81 制御実行部
82 優先度判別部
85 通信部

Claims (80)

  1. 赤外線、無線LAN、スペクトラム拡散を用いた微弱無線通信その他の、家電機器に対する一方向または双方向のワイヤレス通信手段を備えた、または前記ワイヤレス通信手段に通信カード等の外付け機器で対応したモバイル機器において、
    前記ワイヤレス通信手段を用いて前記家電機器の制御を行なう家電制御手段と、
    前記ワイヤレス通信手段または別個の通信機能を用いてサーバとの通信を行なうサーバ通信手段と、
    前記家電制御手段の入出力をユーザが行なうためのユーザインタフェースを設定するユーザインタフェース設定手段とを備え、
    前記ユーザインタフェース設定手段は、前記ユーザに対応するユーザ情報を利用して適切な前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を、前記サーバ通信手段を用いて前記サーバからダウンロードして設定すること、
    を特徴とする機器制御インタフェース構築方法。
  2. 前記モバイル機器は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、あるいは携帯型コンテンツビューアなどの個人が携帯する機器であって、ユーザもしくは機器を特定する番号、識別子、属性情報などを通信可能であること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  3. 前記ユーザインタフェース設定手段はさらに、
    前記ユーザ情報にかかわらず、ユーザが希望する際には、前記サーバが提供可能な前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構築要素をユーザの選択に応じて利用してユーザインタフェースを設定することを可能とすること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  4. 前記ユーザ情報は、ユーザの年齢、性別、住所、職業、収入、その他のユーザの属性に関する情報であること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  5. 前記ユーザ情報は、家電機器の操作履歴、番組やコンテンツの選択履歴、ユーザまたは操作時の前記モバイル機器の位置情報、その他のユーザに関する履歴の情報であること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  6. 前記ユーザインタフェースの構成要素は、画面を構成する背景、ボタン、文字列、入力デバイスを表す画像、フォント、その他の表示部品、あるいは声質、トーン、ピッチ、その他の音声入出力用情報、あるいは突起制御情報、圧力制御情報、温度制御情報その他の触覚フィードバック用情報であること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  7. 前記ユーザインタフェース設定手段は、
    設定したユーザインタフェースではその時点で利用不可能なすべての機能を隠蔽し、前記利用不可能なすべての機能のうちのいずれかの機能を利用したい場合には、一括して前記利用不可能なすべての機能の中から選択できる状況へ移行すること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  8. 前記ユーザインタフェース設定手段は、
    設定したユーザインタフェースがその時点で利用可能であるとユーザに示している機能に対応する入力以外の、すべてのまたは一部の物理的には入力可能な入力機能を、入力実施不可能なように設定すること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  9. 前記ユーザインタフェース設定手段は、
    前記ワイヤレス通信手段を機能させないようにすることで前記入力実施不可能なように設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項8に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  10. 前記ユーザインタフェース設定手段は、
    前記家電機器に入力または蓄積された前記ユーザ情報を取り込んで前記ユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  11. 前記サーバ通信手段は、
    前記家電機器がサーバ機能を持つ場合に前記家電機器をサーバとして通信することができること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  12. 請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法はさらに、
    前記サーバより受信した前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素をローカルに蓄積するユーザインタフェースデータローカル記憶手段を備え、
    前記ユーザインタフェース設定手段は、ユーザの指示により、前記サーバと通信することなく、前記ユーザインタフェースデータローカル記憶手段に蓄積された前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素から選択をおこなって前記ユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、機器制御インタフェース構築方法。
  13. 前記ユーザインタフェースデータローカル記憶手段は、
    前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を使用した順序をつけて蓄積し、
    前記インタフェース設定手段は、ユーザの指示により、直前の1つまたはそれ以上以前の前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を前記ユーザインタフェースデータローカル記憶手段から読み出して、順に設定を戻していくことができること、
    を特徴とする、請求項12に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  14. 前記家電機器は、TV、ラジオ、STB、VTR、DVDレコーダその他各種放送の受信が可能な機器であって、
    前記モバイル機器が10キーなどの複数ボタン、あるいは別個の複数の入力機能を保有し、
    前記ユーザインタフェース設定手段は、各放送局の受信機能を前記複数ボタン、あるいは前記別個の複数の入力機能に割り当てる場合、前記放送局の数が前記複数ボタンあるいは前記複数の入力機能より少なければ、前記放送局に割り当てたもの以外の前記複数ボタンあるいは前記複数の入力機能をユーザに提示しないこと、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  15. 前記モバイル機器が10キーなどの複数ボタン、あるいは別個の複数の入力機能を保有し、
    前記ユーザインタフェース設定手段は、複数の機能を前記複数ボタンあるいは前記別個の複数の入力機能に割り当てる場合、前記複数の機能のうち高頻度で使用する機能に対応して割り当てた、1つまたはそれ以上のボタンまたは入力機能に対応する表示を大きくする、あるいは色を変える、また音声出力時に音量を大きくする、あるいは音程を変えるなどの方法を用いて強調を行なうこと、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  16. 前記ユーザインタフェース設定手段は、前記ユーザ情報の追加・変更に対応して新たなユーザインタフェースを設定すること、
    を特徴とする、請求項1に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  17. 前記ユーザインタフェース設定手段は、前記新たなユーザインタフェースを設定する際、ユーザに前記新たな設定を行なってよいかどうか問合せを行ない、ユーザの指示にしたがって前記新たな設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項16に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  18. 前記ユーザインタフェース設定手段は、前記モバイル機器または前記サーバが、一定の量または種類のユーザに関する履歴情報を蓄積した時に前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項16に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  19. 前記ユーザインタフェース設定手段は、定期的に、あるいはユーザが設定した時期またはタイミングに、前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項16に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  20. 前記ユーザインタフェース設定手段は、前記サーバに新たなユーザインタフェースあるいはユーザインタフェースの構成要素が蓄積された時に、前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項16に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  21. 前記ユーザインタフェース設定手段は、ユーザに前記新たなユーザインタフェースを設定前に提示して指示を受けること、
    を特徴とする、請求項17に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  22. 前記ユーザインタフェース設定手段は、ユーザに対して前記新たなユーザインタフェースと現状のユーザインタフェースとの違いの部分を強調して提示して指示を受けること、
    を特徴とする、請求項17に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  23. 前記ユーザインタフェース設定手段は、ユーザに対して前記新たなユーザインタフェースと現状のユーザインタフェースとを交互に切り替えて提示して指示を受けること、
    を特徴とする、請求項17に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  24. 前記ユーザインタフェース設定手段は、ユーザに前記新たなユーザインタフェースの複数の候補を提示して選択またはすべて不採用の指示を受けること、
    を特徴とする、請求項17に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  25. 前記新たなユーザインタフェースの複数の候補には、現状のユーザインタフェースを含むこと、
    を特徴とする、請求項24に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  26. 前記新たなユーザインタフェースの複数の候補には、異なる候補間をモーフィングして生成した中間段階のものを含むこと、
    を特徴とする、請求項24に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  27. 前記ユーザインタフェース設定手段は、ユーザインタフェースの構成要素の1つまたはそれ以上に、形状変更、拡大・縮小、色変換、テキスト変換、音量変更、トーン変更、ピッチ変更、その他の各種変形操作を施し、前記新たなユーザインタフェースを生成すること、
    を特徴とする、請求項16に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  28. 赤外線、無線LAN、スペクトラム拡散を用いた微弱無線通信その他の、家電機器に対する一方向または双方向のワイヤレス通信手段を備えた、または前記ワイヤレス通信手段に通信カード等の外付け機器で対応したモバイル機器において、
    前記ワイヤレス通信手段を用いて前記家電機器の制御を行なう家電制御手段と、
    前記家電機器の制御を行なう優先度を設定する優先度設定手段とを備え、
    前記家電機器において、
    前記優先度の判別を行な優先度判別手段を備え、
    前記優先度判別手段は、前記優先度のもっとも高い前記モバイル機器からの制御指示のみを受け付けて実行すること、
    を特徴とする、機器制御インタフェース構築方法。
  29. 前記モバイル機器はさらに、自らを識別する識別子を送信する識別子送信手段を備え、
    前記家電機器はさらに、前記モバイル機器の前記識別子と前記優先度を対にして格納する優先度格納手段を備え、
    前記優先度判別手段は、前記優先度格納手段に格納されている前記優先度がもっとも高い値に対応する前記識別子を持つ前記モバイル機器からの制御指示のみを受け付けて実行すること、
    を特徴とする、請求項28に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  30. 前記優先度設定手段は、1つまたはそれ以上の他の前記モバイル機器、あるいは前記家電機器との間で、前記ワイヤレス通信手段または別個の通信手段を用いて通信を行ない、その結果にしたがって前記優先度情報を変更すること、
    を特徴とする、請求項28に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  31. 前記優先度判別手段は、前記優先度に基づいて、前記家電機器のすべての機能を一括して制御可能かどうかを判別すること、
    を特徴とする、請求項28に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  32. 前記優先度判別手段は、複数の前記優先度に基づく判定を行なう機能を備え、1つの前記優先度は電源のオンオフ、音量変更、チャンネル変更、その他前記家電機器の1つまたはそれ以上の一部の機能についてのみ制御可能かどうかをそれぞれ判別すること、
    を特徴とする、請求項28に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  33. 請求項28に記載の機器制御インタフェース構築方法はさらに、
    複数の前記家電機器に対する前記優先度をいずれかの前記家電機器または別個のサーバに格納する複数機器優先度情報格納手段を備え、
    前記優先度判別手段は、前記複数機器優先度情報格納手段に格納されている前記優先度に基づいて前記優先度の判別を行なうこと、
    を特徴とする、機器制御インタフェース構築方法。
  34. 前記優先度判別手段は、前記モバイル機器に加え、前記家電機器の専用制御機器、あるいは前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器をも、優先度判別の対象として含むこと、
    を特徴とする、請求項28に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  35. 前記優先度判別手段は、前記専用制御機器、あるいは前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器の前記優先度を最高のもの、あるいは最低のものとして判別すること、
    を特徴とする、請求項34に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  36. 前記優先度は、一定時間、一定時間帯、現在の指定番組の間、ユーザ指定の間など、なんらかの方法で指定された有効期間の間だけ存続すること、
    を特徴とする、請求項28に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  37. 前記優先度判別手段は、前記有効期間の間に受け取ったもっとも高い優先度を保持し、前記もっとも高い優先度と同じかそれより高い優先度を持つ制御支持を受け付けて実行するとともに、前記保持している優先度より高い優先度を持つ制御支持を受けた場合は、前記より高い優先度を保持する優先度として設定しなおすこと、
    を特徴とする、請求項36に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  38. 前記優先度判別手段は、前記家電機器を制御できる前記モバイル機器または前記専用制御機器または前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器の前記識別子を保持し、前記保持している識別子以外の識別子を持つ機器、または識別氏を持たない機器からの制御指示を受け付けないこと、
    を特徴とする、請求項29または請求項34に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  39. 前記優先度設定手段は、ユーザによるパスワードロックを行なう機能を備え、
    前記優先度判別手段は、前記パスワードロックが解除されるまで、もしくは事前に設定されている期間が過ぎるまでを前記有効期間として優先度の判別を行なうこと、
    を特徴とする、請求項36に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  40. 前記優先度判別手段は、あらかじめ設定しておく機能に対しては、前記優先度の指定にかかわらず、すべての機器からの制御指示を受け付けて実行すること、
    を特徴とする、請求項28に記載の機器制御インタフェース構築方法。
  41. 赤外線、無線LAN、スペクトラム拡散を用いた微弱無線通信その他の、家電機器に対する一方向または双方向のワイヤレス通信部を備えた、または前記ワイヤレス通信部に相当する機能を通信カード等の外付け機器で対応・装備したモバイル機器において、
    前記ワイヤレス通信部を用いて前記家電機器の制御を行なう家電制御部と、
    前記ワイヤレス通信部または別個の通信機能を用いてサーバとの通信を行なうサーバ通信部と、
    前記家電制御部の入出力をユーザが行なうためのユーザインタフェースを設定するユーザインタフェース設定部とを備え、
    前記ユーザインタフェース設定部は、前記ユーザに対応するユーザ情報を利用して適切な前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を、前記サーバ通信部を用いて前記サーバからダウンロードして設定すること、を特徴とする機器制御インタフェース装置。
  42. 前記モバイル機器は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、あるいは携帯型コンテンツビューアなどの個人が携帯する機器であって、ユーザもしくは機器を特定する番号、識別子、属性情報などを通信可能であること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  43. 前記ユーザインタフェース設定部はさらに、
    前記ユーザ情報にかかわらず、ユーザが希望する際には、前記サーバが提供可能な前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構築要素をユーザの選択に応じて利用してユーザインタフェースを設定することを可能とすること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  44. 前記ユーザ情報は、ユーザの年齢、性別、住所、職業、収入、その他のユーザの属性に関する情報であること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  45. 前記ユーザ情報は、家電機器の操作履歴、番組やコンテンツの選択履歴、ユーザまたは操作時の前記モバイル機器の位置情報、その他のユーザに関する履歴の情報であること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  46. 前記ユーザインタフェースの構成要素は、画面を構成する背景、ボタン、文字列、入力デバイスを表す画像、フォント、その他の表示部品、あるいは声質、トーン、ピッチ、その他の音声入出力用情報、あるいは突起制御情報、圧力制御情報、温度制御情報その他の触覚フィードバック用情報であること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  47. 前記ユーザインタフェース設定部は、
    設定したユーザインタフェースではその時点で利用不可能なすべての機能を隠蔽し、前記利用不可能なすべての機能のうちのいずれかの機能を利用したい場合には、一括して前記利用不可能なすべての機能の中から選択できる状況へ移行すること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  48. 前記ユーザインタフェース設定部は、
    設定したユーザインタフェースがその時点で利用可能であるとユーザに示している機能に対応する入力以外の、すべてのまたは一部の物理的には入力可能な入力機能を、入力実施不可能なように設定すること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  49. 前記ユーザインタフェース設定部は、
    前記ワイヤレス通信部を機能させないようにすることで前記入力実施不可能なように設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項48に記載の機器制御インタフェース装置。
  50. 前記ユーザインタフェース設定部は、
    前記家電機器に入力または蓄積された前記ユーザ情報を取り込んで前記ユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  51. 前記サーバ通信部は、
    前記家電機器がサーバ機能を持つ場合に前記家電機器をサーバとして通信することができること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  52. 請求項41に記載の機器制御インタフェース装置はさらに、
    前記サーバより受信した前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素をローカルに蓄積するユーザインタフェースデータローカル記憶部を備え、
    前記ユーザインタフェース設定部は、ユーザの指示により、前記サーバと通信することなく、前記ユーザインタフェースデータローカル記憶部に蓄積された前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素から選択をおこなって前記ユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、機器制御インタフェース装置。
  53. 前記ユーザインタフェースデータローカル記憶部は、
    前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を使用した順序をつけて蓄積し、
    前記インタフェース設定部は、ユーザの指示により、直前の1つまたはそれ以上以前の前記ユーザインタフェースまたは前記ユーザインタフェースの構成要素を前記ユーザインタフェースデータローカル記憶部から読み出して、順に設定を戻していくことができること、
    を特徴とする、請求項52に記載の機器制御インタフェース装置。
  54. 前記家電機器は、TV、ラジオ、STB、VTR、DVDレコーダその他各種放送の受信が可能な機器であって、
    前記モバイル機器が10キーなどの複数ボタン、あるいは別個の複数の入力機能を保有し、
    前記ユーザインタフェース設定部は、各放送局の受信機能を前記複数ボタン、あるいは前記別個の複数の入力機能に割り当てる場合、前記放送局の数が前記複数ボタンあるいは前記複数の入力機能より少なければ、前記放送局に割り当てたもの以外の前記複数ボタンあるいは前記複数の入力機能をユーザに提示しないこと、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  55. 前記モバイル機器が10キーなどの複数ボタン、あるいは別個の複数の入力機能を保有し、
    前記ユーザインタフェース設定部は、複数の機能を前記複数ボタンあるいは前記別個の複数の入力機能に割り当てる場合、前記複数の機能のうち高頻度で使用する機能に対応して割り当てた、1つまたはそれ以上のボタンまたは入力機能に対応する表示を大きくする、あるいは色を変える、また音声出力時に音量を大きくする、あるいは音程を変えるなどの方法を用いて強調を行なうこと、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  56. 前記ユーザインタフェース設定部は、前記ユーザ情報の追加・変更に対応して新たなユーザインタフェースを設定すること、
    を特徴とする、請求項41に記載の機器制御インタフェース装置。
  57. 前記ユーザインタフェース設定部は、前記新たなユーザインタフェースを設定する際、ユーザに前記新たな設定を行なってよいかどうか問合せを行ない、ユーザの指示にしたがって前記新たな設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項56に記載の機器制御インタフェース装置。
  58. 前記ユーザインタフェース設定部は、前記モバイル機器または前記サーバが、一定の量または種類のユーザに関する履歴情報を蓄積した時に前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項56に記載の機器制御インタフェース装置。
  59. 前記ユーザインタフェース設定部は、定期的に、あるいはユーザが設定した時期またはタイミングに、前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項56に記載の機器制御インタフェース装置。
  60. 前記ユーザインタフェース設定部は、前記サーバに新たなユーザインタフェースあるいはユーザインタフェースの構成要素が蓄積された時に、前記新たなユーザインタフェースの設定を行なうこと、
    を特徴とする、請求項56に記載の機器制御インタフェース装置。
  61. 前記ユーザインタフェース設定部は、ユーザに前記新たなユーザインタフェースを設定前に提示して指示を受けること、
    を特徴とする、請求項57に記載の機器制御インタフェース装置。
  62. 前記ユーザインタフェース設定部は、ユーザに対して前記新たなユーザインタフェースと現状のユーザインタフェースとの違いの部分を強調して提示して指示を受けること、
    を特徴とする、請求項57に記載の機器制御インタフェース装置。
  63. 前記ユーザインタフェース設定部は、ユーザに対して前記新たなユーザインタフェースと現状のユーザインタフェースとを交互に切り替えて提示して指示を受けること、
    を特徴とする、請求項57に記載の機器制御インタフェース装置。
  64. 前記ユーザインタフェース設定部は、ユーザに前記新たなユーザインタフェースの複数の候補を提示して選択またはすべて不採用の指示を受けること、
    を特徴とする、請求項57に記載の機器制御インタフェース装置。
  65. 前記新たなユーザインタフェースの複数の候補には、現状のユーザインタフェースを含むこと、
    を特徴とする、請求項64に記載の機器制御インタフェース装置。
  66. 前記新たなユーザインタフェースの複数の候補には、異なる候補間をモーフィングして生成した中間段階のものを含むこと、
    を特徴とする、請求項64に記載の機器制御インタフェース装置。
  67. 前記ユーザインタフェース設定部は、ユーザインタフェースの構成要素の1つまたはそれ以上に、形状変更、拡大・縮小、色変換、テキスト変換、音量変更、トーン変更、ピッチ変更、その他の各種変形操作を施し、前記新たなユーザインタフェースを生成すること、
    を特徴とする、請求項56に記載の機器制御インタフェース装置。
  68. 赤外線、無線LAN、スペクトラム拡散を用いた微弱無線通信その他の、家電機器に対する一方向または双方向のワイヤレス通信部を備えた、または前記ワイヤレス通信部に通信カード等の外付け機器で対応したモバイル機器において、
    前記ワイヤレス通信部を用いて前記家電機器の制御を行なう家電制御部と、
    前記家電機器の制御を行なう優先度を設定する優先度設定部とを備え、
    前記家電機器において、
    前記優先度の判別を行な優先度判別部を備え、
    前記優先度判別部は、前記優先度のもっとも高い前記モバイル機器からの制御指示のみを受け付けて実行することを特徴とする機器制御インタフェース装置。
  69. 前記モバイル機器はさらに、自らを識別する識別子を送信する識別子送信部を備え、
    前記家電機器はさらに、前記モバイル機器の前記識別子と前記優先度を対にして格納する優先度格納部を備え、
    前記優先度判別部は、前記優先度格納部に格納されている前記優先度がもっとも高い値に対応する前記識別子を持つ前記モバイル機器からの制御指示のみを受け付けて実行すること、
    を特徴とする、請求項68に記載の機器制御インタフェース装置。
  70. 前記優先度設定部は、1つまたはそれ以上の他の前記モバイル機器、あるいは前記家電機器との間で、前記ワイヤレス通信部または別個の通信手段を用いて通信を行ない、その結果にしたがって前記優先度情報を変更すること、
    を特徴とする、請求項68に記載の機器制御インタフェース装置。
  71. 前記優先度判別部は、前記優先度に基づいて、前記家電機器のすべての機能を一括して制御可能かどうかを判別すること、
    を特徴とする、請求項68に記載の機器制御インタフェース装置。
  72. 前記優先度判別部は、複数の前記優先度に基づく判定を行なう機能を備え、1つの前記優先度は電源のオンオフ、音量変更、チャンネル変更、その他前記家電機器の1つまたはそれ以上の一部の機能についてのみ制御可能かどうかをそれぞれ判別すること、
    を特徴とする、請求項68に記載の機器制御インタフェース装置。
  73. 請求項68に記載の機器制御インタフェース装置はさらに、
    複数の前記家電機器に対する前記優先度をいずれかの前記家電機器または別個のサーバに格納する複数機器優先度情報格納部を備え、
    前記優先度判別部は、前記複数機器優先度情報格納部に格納されている前記優先度に基づいて前記優先度の判別を行なうこと、
    を特徴とする、機器制御インタフェース装置。
  74. 前記優先度判別部は、前記モバイル機器に加え、前記家電機器の専用制御機器、あるいは前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器をも、優先度判別の対象として含むこと、
    を特徴とする、請求項68に記載の機器制御インタフェース装置。
  75. 前記優先度判別部は、前記専用制御機器、あるいは前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器の前記優先度を最高のもの、あるいは最低のものとして判別すること、
    を特徴とする、請求項74に記載の機器制御インタフェース装置。
  76. 前記優先度は、一定時間、一定時間帯、現在の指定番組の間、ユーザ指定の間など、なんらかの方法で指定された有効期間の間だけ存続すること、
    を特徴とする、請求項68に記載の機器制御インタフェース装置。
  77. 前記優先度判別部は、前記有効期間の間に受け取ったもっとも高い優先度を保持し、前記もっとも高い優先度と同じかそれより高い優先度を持つ制御支持を受け付けて実行するとともに、前記保持している優先度より高い優先度を持つ制御支持を受けた場合は、前記より高い優先度を保持する優先度として設定しなおすこと、
    を特徴とする、請求項76に記載の機器制御インタフェース装置。
  78. 前記優先度判別部は、前記家電機器を制御できる前記モバイル機器または前記専用制御機器または前記家電機器の制御が可能なように調整された別途の制御機器の前記識別子を保持し、前記保持している識別子以外の識別子を持つ機器、または識別氏を持たない機器からの制御指示を受け付けないこと、
    を特徴とする、請求項69または請求項74に記載の機器制御インタフェース装置。
  79. 前記優先度設定部は、ユーザによるパスワードロックを行なう機能を備え、
    前記優先度判別部は、前記パスワードロックが解除されるまで、もしくは事前に設定されている期間が過ぎるまでを前記有効期間として優先度の判別を行なうこと、
    を特徴とする、請求項76に記載の機器制御インタフェース装置。
  80. 前記優先度判別部は、あらかじめ設定しておく機能に対しては、前記優先度の指定にかかわらず、すべての機器からの制御指示を受け付けて実行すること、
    を特徴とする、請求項78に記載の機器制御インタフェース装置。
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