JP2005026728A - 個人端末向け情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】個人端末を所持したユーザが特定の場所に出かけることで特典を取得することのできる個人端末向け情報提供システムを得ること。
【解決手段】商店街101の集客の中心となるような場所には共用赤外線通信端末104が配置されており、各商店102のキャッシュレジスタ(図示せず)と共にLAN103で管理端末105と接続されている。管理端末105はインターネット網106に接続されている。赤外線通信機能を備えた個人端末109を所持するユーザ108は、事前登録をした後、共用赤外線通信端末104との赤外線通信でゲームを楽しんだり、インターネットに無料あるいは低価格で接続が可能である。ポイントの取得も可能である。このような特典で商店街101は集客と売り上げの向上を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機、PHS、PDAあるいは携帯型のコンピュータのような持ち運びが自在な個人端末に各種の情報を提供する個人端末向け情報提供システムに係わり、特に赤外線を利用した個人端末向け情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、PHS(Personal Handy−phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)あるいは携帯型のコンピュータのような個人が携行することのできる個人端末が広く普及している。そこで、これらの個人端末を使用した情報提供システムが各種提案されている。たとえば祈願参拝場への参内が困難とされる人に御利益を与える個人端末の提案がその一例である(たとえば特許文献1)。
【0003】
図9はこの提案の概要を表わしたものである。祈願参拝場側端末11は神社等の祈願参拝場側ですでに祈祷された文字や図形からなる御利益情報が格納される第1の情報蓄積手段12と、この御利益情報を送信する第1の通信手段13を備えている。祈願参拝場側端末11はインターネット14を介して仲介サーバ15と接続されている。仲介サーバ15には祈願参拝場側端末11と同一構成の他の祈願参拝場側端末16が専用回線17を介して接続されており、また移動通信網18を介して基地局19が接続されている。したがって、移動端末21は、基地局19から移動通信網18を介して仲介サーバ15に接続されることになる。移動端末21は御利益を得ようとする人が所持する。
【0004】
このような情報提供システムで御利益を受けたいと願う人は、移動端末21から仲介サーバ15へアクセスする。すると、仲介サーバ15に格納されている御利益情報のリストが、移動端末21へ送信され、その図示しないディスプレイに表示される。御利益を受けようとする人は、そのリストを見て、所望の御利益情報ならびにその御利益情報を提供している神社や寺の名称を指定し、その指定した内容を要求信号として仲介サーバ15へ送信する。
【0005】
仲介サーバ15は、その要求信号に対応する御利益情報をサーバ内の図示しない情報蓄積手段から読み出した後、その御利益情報を移動端末21へ送信する。移動端末21は、その御利益情報を受信した後、図示しない内部の情報蓄積手段にこれを格納する。格納された御利益情報は、必要に応じて読み出され、移動端末21の図示しないディスプレイに表示される。
【0006】
この図9に示した提案の他に、赤外線を用いて交換したその情報を携帯網を使用してデータ交換する提案も行われている(たとえば特許文献2)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−92490号公報(第0028、第0029段落、図1)
【特許文献2】
特開2002−291053号公報(第0017、第0029段落、図3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところでインターネットの発展と共に携帯電話機等の個人端末を所持していれば全国で同一の情報を取得するのが容易になっている。しかしながらその一方で、それぞれ土地や場所に出向いて行くことを1つの条件として何らかの特典を与えるような企画が存在する場合、このような企画をこれら個人端末で実現しようとしても困難な場合が多い。たとえばある商店街が集客のために来場者に電子的な「おみくじ」をプレゼントしたり、ゲームをプレイする特典をプレゼントするものとする。このような集客のための企画を行うとき、たとえば図9に示した通信システムでこれが可能であるかどうかを検討する。
【0009】
図9では基地局19を1つしか示していないが、移動通信網18が日本全国をカバーしているものとすると基地局19は日本全国に多数存在していることになる。そこで、個々の基地局19の存在する場所をその商店街と対応付けることが可能であり、移動端末21のユーザが特定の商店街の中に位置する基地局19に直接出向くことは比較的容易である。しかしながら基地局19にはあくまでも移動通信網18から送られてきた信号あるいは移動通信網18に送る信号を無線で移動端末21と通信する中継地点としての役割を果たす機能しか存在しない。そこで基地局19に商店街への来場者としてのユーザに電子的な「おみくじ」等のプレゼントを与える役割を果たさせることはできない。また、基地局19が多くの場所に存在するからといって特定の商店街の所望の位置に配置されているとは限らない。その商店街自体には基地局19が存在しない場合もあり得る。
【0010】
一方、仲介サーバ15の方はパーソナルコンピュータと同様なハードウェアを備えているので、それぞれのユーザに独自に提供する電子的なプレゼントを格納すること自体は不可能でない。したがって、仮に仲介サーバ15と移動端末21の双方が赤外線通信機能を備えていたとすると、移動通信網18や基地局19を使用することなく仲介サーバ15に格納されたこれらの電子的なプレゼントを赤外線通信で移動端末21に配信すること自体は可能である。ところが、基地局19と異なり仲介サーバ15は移動通信網18のいずれかの場所に最低1台存在すれば足りる。このため仲介サーバ15は多くの基地局から位置的に離れた仮想的な存在となる。したがって、仲介サーバ15を地域に密着した存在とし、これに訪問したユーザに限定して電子的なプレゼントを行う企画を立てることは実際上不可能である。
【0011】
そこで、商店街等が集客のための企画を行う場合には、実際に多数のおみくじを用意したり、ゲームがその場でプレイできるように複数のゲームマシンを設置することが必要である。これには印刷代、印刷物の配布、企画を実行する場所の確保およびゲームマシンでプレイさせるためのこれらの装置の購入あるいはレンタルに高額の費用が必要とされる。スクラッチゲーム等の他の企画を実行する場合も同様である。
【0012】
そこで本発明の目的は、個人端末を所持したユーザが特定の場所に出かけることで特典を取得することのできる個人端末向け情報提供システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)特定の地域に配置され赤外線通信を行う赤外線通信手段と、配布のための特定情報を格納した特定情報格納手段とを備えた赤外線通信端末と、(ロ)この赤外線通信端末と通信を可能にする赤外線通信用プログラムを格納した赤外線通信用プログラム格納手段と、アクセスのあった端末が所定の条件を満たすときこれに対して赤外線通信用プログラムを配布する赤外線通信用プログラム配布手段とを備えた情報管理端末と、(ハ)この情報管理端末にアクセスするアクセス手段と、この情報管理端末から赤外線通信用プログラムが送信されてきたときこれを格納する赤外線通信用プログラム格納手段と、この赤外線通信用プログラム格納手段に格納された赤外線通信用プログラムを起動して赤外線通信端末と通信して特定情報を受信する特定情報通信手段とを備えた携帯通信端末とを個人端末向け情報提供システムに具備させる。
【0014】
すなわち請求項1記載の発明では、個人端末向け情報提供システムをシステムの管理側としての情報管理端末と、情報を提供してもらう側としての携帯通信端末(個人端末)と、この携帯通信端末とローカルに赤外線通信で対応する赤外線通信端末とで構成している。情報管理端末は携帯通信端末がシステムを起動させるための赤外線通信用プログラムを格納した赤外線通信用プログラム格納手段を備えており、携帯通信端末の要求によってこれを携帯通信端末にダウンロードさせて、以後は赤外線通信端末の所持する特定情報を携帯通信端末が赤外線通信で利用できるようにしている。赤外線通信は近距離用の通信手段なので、携帯通信端末を所持したユーザが特定の場所すなわち赤外線通信端末の近くに出かけることで特典を取得できることになる。
【0015】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の個人端末向け情報提供システムで、情報管理端末はインターネットにアクセスするインターネットアクセス手段を備え、赤外線通信端末は携帯通信端末がこれに接続された状態でこの携帯通信端末をインターネットに接続させるインターネット接続仲介手段を具備することを特徴としている。
【0016】
すなわち請求項2記載の発明では、情報管理端末がインターネットにアクセスする機能を備えることで赤外線通信だけで携帯通信端末(個人端末)がインターネットに接続できるようにしている。これにより、インターネットに直接アクセスできない条件下でも携帯通信端末がインターネットにアクセスすることが可能になる。
【0017】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の個人端末向け情報提供システムで、特定情報は携帯通信端末でおみくじを引くためのおみくじ情報であることを特徴としている。
【0018】
すなわち請求項3記載の発明では、赤外線通信端末から携帯通信端末へ赤外線通信でおみくじ情報を送信することでおみくじを引けるようにしたものである。これにより有効な客寄せが可能になる。
【0019】
請求項4記載の発明では、請求項1記載の個人端末向け情報提供システムで、特定情報は携帯通信端末で所定のゲームを実行するゲームプログラムであることを特徴としている。
【0020】
すなわち請求項4記載の発明では、赤外線通信端末と携帯通信端末が赤外線通信で接続されることでゲームを実行できるようにしている。ゲームのプログラム自体を記憶媒体と共にユーザに配布するのと異なり、その場でプレイを実行させるだけなので、ゲームのプログラムの購入のための体験版としての役割を果たすことにもなり、客寄せの効果だけでなく客寄せに要する費用の点でも負担を軽減させることができる。
【0021】
請求項5記載の発明では、請求項1記載の個人端末向け情報提供システムで、特定情報は景品と交換するポイント情報であり携帯通信端末は受信したポイント情報を逐次加算してその値を格納するポイント情報格納手段を具備することを特徴としている。
【0022】
すなわち請求項5記載の発明では、赤外線通信端末と携帯通信端末が赤外線通信で接続されることでポイントを加算できるようにし、赤外線通信端末を客寄せに使用できるようにしている。
【0023】
請求項6記載の発明では、請求項5記載の個人端末向け情報提供システムで、情報管理端末は赤外線通信用プログラムを配布する際にその携帯通信端末のユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、携帯通信端末からポイント情報と交換する景品を示す情報が送られてきたとき該当する景品をユーザ情報で示される宛先に配送する処理を実行する景品配送処理実行手段を更に具備することを特徴としている。
【0024】
すなわち請求項6記載の発明では、情報管理端末がユーザ情報取得手段で取得したユーザ情報を用いて景品を簡易に宛先に配送できるようにしている。
【0025】
【発明の実施の形態】
【0026】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の一実施例における個人端末向け情報提供システムの概要を示したものである。この個人端末向け情報提供システム100は特定の商店街101の大売出しの企画で構築されたものである。商店街101を構成する各商店102、102、102は、それぞれ図示しないキャッシュレジスタをLAN(ローカルエリアネットワーク)103に接続されている。LAN103は、商店街101の広場に設けられた共用赤外線通信端末104や図示しない管理事務所内に配置された管理端末105とも接続されている。管理端末105は通常のパーソナルコンピュータによって構成されており、インターネット網106と接続されている。インターネット網106は携帯電話網107とも接続されている。ユーザ108の所持する携帯電話機等の個人端末109は、基地局111を介して携帯電話網107と接続され、またインターネット網106とも接続可能になっている。
【0028】
図2は、本実施例で使用される個人端末の構成の概要を表わしたものである。この個人端末109は、CPU(中央処理装置)121を搭載している。CPU121は、データバス等のバス122を介して各種の装置あるいは回路と接続されている。このうちROM123はこの個人端末109を制御する制御プログラムを格納したリード・オンリ・メモリである。作業用メモリ124は制御プログラムの実行等に必要な各種データあるいはプログラムを一時的に格納するメモリであり、その一部または全部は不揮発性メモリで構成されている。本実施例の場合には所定のプログラムを外部からダウンロードするようになっており、この際のダウンロードされたプログラムは作業用メモリ124の不揮発性メモリの領域に格納されるようになっている。操作部125は個人端末109の各種操作を行うためのスイッチあるいはキーから構成されている。タッチパネルが使用されていてもよい。画像表示部126は図示しないディスプレイと表示駆動回路から構成されており、文字や画像を液晶等のディスプレイに表示する。対基地局通信部127は図1に示した基地局111と無線で通信する回路部分である。赤外線通信部128は赤外線を用いた比較的近距離の通信に使用される。図1に示した共用赤外線通信端末104は赤外線通信機能を備えており、個人端末109と赤外線通信を行うことができる。
【0029】
なお、携帯型のコンピュータ等の個人端末自体が赤外線ポートを備えていない場合があるが、USB(Universal Serial Bus)バス等に接続する赤外線装置が存在すればこれを使用することで赤外線通信部128を構成することができる。また、個人端末109が携帯電話機の場合、たとえば赤外線ポート(IrMC;Infra−red Mobile Communication)を標準装備した機種を本実施例で使用することができる。
【0030】
図3は共用赤外線通信端末の構成の概要を表わしたものである。共用赤外線通信端末104は、CPU141とこれにバス142を介して接続されたROM143、作業用メモリ144、データ格納部145、表示部146、LAN通信部147および赤外線通信部148によって構成されている。ここでROM143、作業用メモリ144および赤外線通信部148は図2で説明した部品と実質的に同一の機能を持っているでこれらの説明は省略する。データ格納部145は集客のためのゲーム等のソフトウェアやおみくじに関するデータ等を格納するようになっている。これらは図1に示した管理端末105から送られてくるものであってもよいし、図示しない入力インターフェイスあるいはCD(コンパクトディスク)ドライブ等の部品を介して図示しない記録媒体から入力されるものであってもよい。表示部146は図2に示した画像表示部126よりも簡易な回路装置であり、主として保守時に使用される。LAN通信部147はLAN103とパケット通信を行う通信部である。図1では有線LANを想定しているが、無線LANで同様の構成を採ることも可能である。
【0031】
図1に示した管理端末105はLAN103とインターネット網106に接続する通信機能を備えている通常のパーソナルコンピュータであり、その制御プログラムによってこの個人端末向け情報提供システム100を実現するようになっている。そこで後にこれら制御プログラムの内容を示すことにし、回路部品の説明自体は省略する。
【0032】
ところで図1に示した個人端末109のユーザ108は、たとえば地元の商店街101の大売出しの企画をその商店街101のホームページで、あるいは商店街101のチラシで知ったものとする。この企画では、ユーザ108の個人端末109のように赤外線通信部128(図2)を有する個人端末を所持する者は事前に管理端末105に必要な事項を登録し、専用のアプリケーションプログラムをこの管理端末105からダウンロードすることで各種の特典が与えられるようになっている。その特典は次のようなものであったとする。
【0033】
(1)商店街101の共用赤外線通信端末104を使用して個人端末109がおみくじを引いたり、人気のゲームをその場で無料でプレイすることができる。
(2)商店街101の各商店で商品を購入すると、購入金額に応じてポイントが溜まり、獲得したポイントに応じて景品と交換することができる。
(3)共用赤外線通信端末104と赤外線通信を行うことでインターネット網106に無料でアクセス可能であり、各種ホームページの閲覧やインターネット上のメール送受信を無料で行うことができる。
【0034】
図4は個人端末がこの個人端末向け情報提供システムを活用するための初期作業の流れを表わしたものであり、図5はこれに対応する管理端末側の処理の流れを表わしたものである。この初期作業でユーザ108は個人端末109を基地局111ならびに携帯電話網107を介してウエブ上の管理端末105に接続し、個人端末向け情報提供システムへの参加要求を送出する(図4ステップS201)。管理装置105ではこのシステム参加要求を受信すると(図5ステップS221:Y)、そのアクセスした個人端末109に対してユーザ108の個人情報の送信を要求する(ステップS222)。ここで個人情報はユーザ108に景品を郵送する場合等に必要となるもので、たとえばユーザ108の住所、氏名、連絡先の電話番号あるいは電子メールのアドレス等である。
【0035】
個人端末109側では個人情報の送信が要求された場合には(図4ステップS202:Y)、その要求された個人情報が管理端末105側に送信される(ステップS203)。管理端末105はこの個人情報が送られてきたら(図5ステップS223:Y)、これを所定の記憶領域に格納し(ステップS224)、この個人端末向け情報提供システムを利用するために必要なアプリケーションプログラムをその個人端末109に送信する(ステップS225)。
【0036】
一方、個人端末109側ではアプリケーションプログラムが管理端末105から送られてくると(図4ステップS204:Y)、これを作業用メモリ124(図2)の前記した不揮発性メモリ領域に格納する(ステップS205)。これは、個人端末109の電源が切られるたびにアプリケーションプログラムを再度ダウンロードしなければならない不都合の発生を防止するためである。以上の処理で管理端末105および個人端末109側の初期作業が終了する。この後、ユーザ108は個人端末109を持って図1に示した商店街101に出かけることになる。その目的は先に挙げた(1)〜(3)の特典のいずれであってもよい。
【0037】
図6は個人端末が個人端末向け情報提供システムで共用赤外線通信端末を使用する際の処理の流れを表わしたものである。図1に示したユーザ108は共用赤外線通信端末104の配置されている箇所で、ステップS205で格納した個人端末向け情報提供システムを活用するためのアプリケーションプログラムを起動させる(ステップS241)。すると図2に示した赤外線通信部128が共用赤外線通信端末104に所定の信号を送信する(ステップS242)。個人端末109の付近に共用赤外線通信端末104が存在すると、共用赤外線通信端末104はこの信号を受信して、登録したユーザの個人端末からの送信であることを管理端末105から認証されるとシステムの使用権を送信する。個人端末109はこのシステムの使用権を受信すると(ステップS243:Y)、この使用権に付帯して送られてきたメニュー情報を基にしてその画像表示部126に個人端末向け情報提供システムで利用可能なメニューを表示する(ステップS244)。
【0038】
図7は個人端末のメニュー画面の一例を示したものである。図2に示した画像表示部126の表示画面161には、共用赤外線通信端末104で使用できるメニューとして「ゲーム」と、「ポイントと景品交換」と、「インターネット接続」が表示され、これらの一部または全部については更に細目が選択できることが示されている。たとえばユーザ108がゲームの中の「おみくじ」を選択したとすると(ステップS245:Y)、おみくじをプレイする権利が実行される(ステップS246)。すなわちユーザ108は自身の個人端末105の操作部125および画像表示部126(図2)を使用しておみくじを引くプレイを実行することができる。おみくじを実行する制御プログラム自体はユーザ108に渡らずにプレイする権利だけが与えられるので権利関係が複雑化しない。このときのデータの送受信は図3に示した共用赤外線通信端末104の赤外線通信部148と図2に示した個人端末109の赤外線通信部128との間で行われる。対戦ゲーム等の他のゲームをその場でプレイする場合も同様である。複数のユーザがそれぞれの所持する個人端末で別々のゲームを同一の共用赤外線通信端末104を通して行うことはもちろん可能である。ゲームのプレイが終了したら、所定のポイントが登録した個人端末109あるいはユーザ108に対して与えられ(ステップS247)、処理が終了する(エンド)。
【0039】
一方、ユーザ108が「ポイントと景品交換」を選択した場合には(ステップS248:Y)、ポイントの合計額のチェックと景品交換を行う処理が実行される(ステップS249)。この後、所定のポイントが加算される(ステップS247)。ポイントをチェックするだけではポイントを与えないことも可能であるが、ポイントのチェックを行うためには商店街101に出かけなければならないので、本実施例ではこのような場合にもポイントを加算することにして、商品の購入につながるようにしている。これに対してインターネットでポイントを見るような場合には商店街101に出かける必要がないので、ポイントを加算する必要がない。
【0040】
ユーザ108が「インターネット接続」を選択した場合には(ステップS250:Y)、図1に示した共用赤外線通信端末104からLAN103および管理装置105を経由する形でインターネット網106と個人端末109を接続し、赤外線の通信によって各種ホームページの閲覧や電子メールの送信処理を可能にする(ステップS251)。本実施例の場合、このインターネット接続自体は無料であり、更に利用者にポイントが加算される(ステップS247)。ポイントの加算の主旨は、ステップS248の処理あるいはステップS246のプレイする権利の実行と同様に集客のためであるが、更にこの商店街101に対して好印象を抱かせるためにも有効である。
【0041】
なお、図1に示した各商店102、102、102で商品を購入すると、前記したキャッシュレジスタから商品の購入金額に応じたポイント情報が管理端末105に送られるようになっている。したがって、この個人端末向け情報提供システム100の登録者は景品の交換を行うとき、商品購入時に獲得したポイントと合算した合計ポイントを用いて希望の景品を指定することができる。
【0042】
図8は、管理端末におけるポイント管理の処理の流れを表わしたものである。管理端末105は図1に示した共用赤外線通信端末104や各商店102、102、102のキャッシュレジスタからLAN103を通じてポイント加算要求があるか(ステップS261)、ポイントの確認(チェック)要求があるか(ステップS262)あるいは景品交換要求があるか(ステップS263)を常に監視している。ユーザ108が商店街101で商品を購入したり、あるいは図6のステップS247で示したポイントを取得した場合には、キャッシュレジスタあるいは共用赤外線通信端末104からユーザ108を指定してポイント加算要求が管理端末105に送信されてくる(ステップS261:Y)。この場合、管理端末105は通知されたポイントを該当する登録済みのユーザのポイントに加算して(ステップS264)、再び処理を待機する(リターン)。
【0043】
また、ポイントの確認の要求があった場合には(ステップS262:Y)、要求されたユーザの現時点のポイントを読み出して(ステップS265)、景品の一覧と共に要求のあったキャッシュレジスタあるいは共用赤外線通信端末104に返信する(ステップS266)。景品の一覧は必ずしも送信する必要がないが、これを送信してより高額な景品をユーザ108に知らせることで商店街101に対するリピータとしての効果を発揮させることができる。
【0044】
景品交換の要求があった場合には(ステップS263:Y)、要求したユーザの現時点のポイントを読み出して(ステップS267)、交換可能な景品の一覧と共に要求のあったキャッシュレジスタあるいは共用赤外線通信端末104に返信する(ステップS268)。そして、景品の指示があれば(ステップS269:Y)、図4のステップS203で送られてきている個人情報を基にしてその宛先に発送処理を行う(ステップS270)。具体的には景品を取り扱っている商店街101内の商店あるいは外部の取引先に対して、その個人情報の中の発送に必要なデータ(住所、氏名等)と景品の種類や個数を電子メールの形式で編集して送信する。したがって、無人の発送処理が可能になる。もちろん、商店街101が現実に購入した景品に個人情報の中の発送に必要なデータから印字処理した発送用ラベルを貼り付けて発送を人手によって行うことも可能である。以上の発送処理が開始した時点でそのユーザの発送した景品に対応するポイントの減算処理が実行される(ステップS271)。なお、景品の交換が要求されたものの、交換前にこの処理を中止する要求があった場合には(ステップS272)、発送を行うことなくその処理を終了させる(リターン)。
【0045】
なお、以上説明した実施例では商店街101の大売出しの企画を例に挙げて説明したが、各種の催し物に本発明を適用することができる。また、本実施例では各商店のキャッシュレジスタは赤外線通信機能を持たないものとして説明したが、これらに赤外線通信機能を付加して、店内に設けた休憩用のコーナ等でインターネットに接続させたりユーザが自由にポイントのチェックを行うことを可能にしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、携帯通信端末としての個人端末に赤外線通信機能が備わっているときこの近距離通信機能と情報管理端末との通信機能をうまく使い分けることで、地域に密着したサービスを実現することができる。しかも赤外線を使用した電子的な情報を個人端末側に提供できるので、紙等の従来から多用された媒体とは異なったサービスを実現することができる。
【0047】
また請求項2記載の発明によれば、携帯通信端末自体がインターネットに接続できない条件下でもインターネットへのアクセスを可能にし、また独自にインターネットに接続できる環境の下でも接続の多様性によって通信の信頼性や経済性を高めることができる。
【0048】
更に請求項4記載の発明によれば、赤外線通信でゲームをプレイできるようにしたのでゲームのプログラム自体を配布する場合と比べて情報の提供者側の負担を軽減させることができるだけでなく、在庫の管理が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における個人端末向け情報提供システムの概要を示したシステム構成図である。
【図2】本実施例で使用される個人端末の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図3】本実施例における共用赤外線通信端末の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図4】本実施例で個人端末が個人端末向け情報提供システムを活用するための初期作業を表わした流れ図である。
【図5】図4に対応した管理端末側の処理を表わした流れ図である。
【図6】本実施例で個人端末が個人端末向け情報提供システムで共用赤外線通信端末を使用する際の処理を表わした流れ図である。
【図7】本実施例で使用権を受信した個人端末のメニュー画面の一例を示した平面図である。
【図8】本実施例で管理端末におけるポイント管理の処理を表わした流れ図である。
【図9】従来提案された御利益情報を提供する通信システムの構成図である。
【符号の説明】
100 個人端末向け情報提供システム
101 商店街
102 商店
103 LAN
104 共用赤外線通信端末
105 管理端末
106 インターネット網
107 携帯電話網
108 ユーザ
109 個人端末
121、141 CPU
123、143 ROM
125 操作部
126 画像表示部
127 対基地局通信部
128、148 赤外線通信部
145 データ格納部
147 LAN通信部
161 表示画面

Claims (6)

  1. 特定の地域に配置され赤外線通信を行う赤外線通信手段と、配布のための特定情報を格納した特定情報格納手段とを備えた赤外線通信端末と、
    この赤外線通信端末と通信を可能にする赤外線通信用プログラムを格納した赤外線通信用プログラム格納手段と、アクセスのあった端末が所定の条件を満たすときこれに対して前記赤外線通信用プログラムを配布する赤外線通信用プログラム配布手段とを備えた情報管理端末と、
    この情報管理端末にアクセスするアクセス手段と、この情報管理端末から前記赤外線通信用プログラムが送信されてきたときこれを格納する赤外線通信用プログラム格納手段と、この赤外線通信用プログラム格納手段に格納された赤外線通信用プログラムを起動して前記赤外線通信端末と通信して前記特定情報を受信する特定情報通信手段とを備えた携帯通信端末
    とを具備することを特徴とする個人端末向け情報提供システム。
  2. 前記情報管理端末はインターネットにアクセスするインターネットアクセス手段を備え、前記赤外線通信端末は前記携帯通信端末がこれに接続された状態でこの前記携帯通信端末をインターネットに接続させるインターネット接続仲介手段を具備することを特徴とする請求項1記載の個人端末向け情報提供システム。
  3. 前記特定情報は前記携帯通信端末でおみくじを引くためのおみくじ情報であることを特徴とする請求項1記載の個人端末向け情報提供システム。
  4. 前記特定情報は前記携帯通信端末で所定のゲームを実行するゲームプログラムであることを特徴とする請求項1記載の個人端末向け情報提供システム。
  5. 前記特定情報は景品と交換するポイント情報であり前記携帯通信端末は受信したポイント情報を逐次加算してその値を格納するポイント情報格納手段を具備することを特徴とする請求項1記載の個人端末向け情報提供システム。
  6. 前記情報管理端末は前記赤外線通信用プログラムを配布する際にその携帯通信端末のユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、前記携帯通信端末からポイント情報と交換する景品を示す情報が送られてきたとき該当する景品を前記ユーザ情報で示される宛先に配送する処理を実行する景品配送処理実行手段を更に具備することを特徴とする請求項5記載の個人端末向け情報提供システム。
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