JP2005026558A - 光増幅装置およびこれを用いた光伝送システム - Google Patents

光増幅装置およびこれを用いた光伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】光増幅装置全体の利得平坦性が所定範囲内に収まる調整を簡易かつ容易に行うこと。
【解決手段】EDFAなどによって実現される光増幅部10,11間の信号経路上に配置され、波長多重信号の信号波長帯域内で略均一であり、かつ3dB以下の損失を固定して付与する固定光減衰器1を設け、EDF24,33の長さのばらつきなどによる利得平坦度の設計値からの乖離を吸収する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光送受器あるいは光送受信器間の伝送路上に設けられる光増幅装置およびこれを用いた光伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、急増するトラフィックに対する伝送路は、情報を、より遠くに、より安く、より大容量であることが要求されている。この要求を反映すべく、伝送路に1Rリピータ(再生機能のみ)として設置される光増幅器、主にEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)は大容量化への対応として波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)伝送用に開発され、高出力、低雑音といった単波長伝送用としての光増幅器の特性に加え、さらに、伝送波長域にわたる均一な利得特性である利得平坦性が求められている。なお、低雑音とは、NF(Noise Figure)が少ないことをいう。
【0003】
ここで、図7は、光伝送システムに用いられるEDFAによる光増幅装置の構成を示す図である。図7において、光増幅部10aは、WDMカプラ22とアイソレータ25との間のEDF24に、LD23から出力された0.98μmの励起光が入力され、アイソレータ21から入力された信号光を増幅し、可変光減衰器26に出力される。可変光減衰器26で増幅された光を減衰し、分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Compensation Fiber)やADM(Add/Drop Multiplexer)などの光装置Nを介して光増幅部11に出力される。光増幅部11は、WDMカプラ31とWDMカプラ34との間に設置されたEDF33に対し、LD32から出力される1.48μmの励起光によって前方励起し、LD35から出力される1.48μmの励起光によって後方励起する。端子T3から入力された信号光は、この光増幅部11によって増幅され、増幅された信号光はアイソレータ36および端子T4から出力される。
【0004】
図8は、図7に示した光増幅装置による利得波長依存性を示す図である。図8に示した利得波長依存性は、波長に対して平坦な利得特性を示していない。波長1540nm近傍から1560nm近傍に向けて利得が4〜5dB増加する特性を有している。このままでは、この波長帯域を伝送する各信号光の利得が異なってしまうため、上述したように利得を平坦化する必要がある。利得平坦性が悪い光増幅装置を多段に組み合わせて信号を伝送する場合、利得が高い信号は、ファイバの非線形光学効果によって信号の伝送が困難になり、利得が低い信号は、S/Nの劣化によって信号の再現が困難になる。
【0005】
このため、利得平坦化手段として、利得平坦化フィルタすなわちGFF(Gain Flattening Filter)40を光増幅装置内に組み込むようにしている。図9は、図7に示した光増幅装置におけるアイソレータ25と可変光減衰器26との間にGFF40を設けた場合の光増幅装置を示している。GFF40は、図10に示すように、図8に示した利得波長依存性に略同じ特性をもつ損失波長依存性を有している。これによって、光増幅装置全体の利得波長依存性は、GFF40の損失波長依存性によって相殺され、光増幅装置全体の利得波長依存性は平坦化される。図11は、図9に示した光増幅装置の利得波長依存性であり、利得平坦度は約0.04dBとなり、利得の波長依存性がほとんどなくなっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−349715号公報
【特許文献2】
特開2000−312041号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光増幅装置の利得平坦性を決定する要素は、上述したEDFAの場合、増幅媒体であるEDF24,33とGFF40であるが、このEDF24,33は、たとえ同じ母材から延伸された同一ロットで、かつ同一の長さに揃えて構成しても、製造上初期に製造されたロットと後期に製造されたロットとの間に製造ばらつきによる特性の差異は必ず存在するため、増幅媒体のみを考えても特性のばらつきが生じる。
【0008】
この結果、たとえGFF40が均一に製造されても、EDF24,33とGFF40とを組み合わせた光増幅装置全体の利得平坦性が、上述した製造上のばらつきから、所定範囲内に収まらない場合が生じるという問題点があった。
【0009】
また、EDF24,33は、近年における光増幅装置の小型化の要請から、ファイバ収納時におけるファイバ曲げ径の小径化や、EDFとこれを接続するファイバとの間の融着損のばらつきなどの機構設計上や製造上のばらつきから、光増幅装置全体の利得平坦性が所定範囲内に収まらない場合が生じるという問題点があった。
【0010】
ここで、上述した利得平坦性を確保するため、GFF40の再設計やEDF長の調整などを行うことが考えられるが、GFF40の再設計には多大な時間と労力とがかかるという問題点があり、EDF長の調整には、EDFを一旦切断し、再度融着するため、EDF長の管理が困難になるという問題点があった。特に、単位長さあたりの吸収損失が大きいLバンド増幅用に開発されたEDFでは、長さに関する管理は困難である。また、たとえEDF長の管理を正確に行うことができたとしても、一旦切断したEDFを、切断前のEDFの接続状態に再現することは困難である。
【0011】
なお、図12は、図9に示した光増幅装置におけるEDF長が設計値から数m長くなった場合における利得波長依存性を示す図である。EDF長が設計値であった場合、図11に示すように利得平坦度は約0.04dBであったが、EDF長が設計値から数m長くなった場合、図12に示すように利得平坦度は約0.7dBと大きくなり、平坦な利得特性が悪化している。
【0012】
この発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、所定範囲内の利得平坦性を容易に得ることができる光増幅装置およびこれを用いた光伝送システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明にかかる光増幅装置は、増幅媒体とこの増幅媒体を励起する励起光を出力する励起光源とこの励起光源から出力された励起光を前記増幅媒体に入力する光合波手段とを有した1以上の光増幅部を備え、各増幅媒体内で波長多重信号を一括して増幅する光増幅装置において、前記光増幅部間の信号経路上に配置され、前記波長多重信号の信号波長帯域内で略均一であり、かつ3dB以下の損失を固定して付与する固定光減衰手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
この請求項1の発明によれば、固定光減衰手段が、前記光増幅部間の信号経路上に配置され、前記波長多重信号の信号波長帯域内で略均一であり、かつ3dB以下の損失を固定して付与し、この損失によって、増幅媒体の特性ばらつきや増幅媒体の長さのばらつき、あるいはGFFなどの利得平坦化手段の製造ばらつきなどに起因する利得平坦度の設計値からの乖離を吸収し、許容する設計値内の利得平坦度を確保するようにしている。
【0015】
また、請求項2の発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記固定光減衰手段は、前記光増幅部の入力端近傍に設けられることを特徴とする。
【0016】
また、請求項3の発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記固定光減衰手段は、前記光増幅部内の入力側に設けられることを特徴とする。
【0017】
また、請求項4の発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記光増幅部は、ブースタアンプであることを特徴とする。
【0018】
また、請求項5の発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記固定光減衰手段は、前記光増幅部の出力端近傍に設けられることを特徴とする。
【0019】
また、請求項6の発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記固定光減衰手段は、前記光増幅部内の出力側に設けられることを特徴とする。
【0020】
また、請求項7の発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記固定光減衰手段は、前記信号波長帯域内における損失傾斜が0.4dB以下であることを特徴とする。
【0021】
また、請求項8の発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記固定光減衰手段は、ファイバの軸ずれによって形成したことを特徴とする。
【0022】
また、請求項9の発明にかかる光伝送システムは、上記の発明において、増幅媒体とこの増幅媒体を励起する励起光を出力する励起光源とこの励起光源から出力された励起光を前記増幅媒体に入力する光合波手段とを有し、各増幅媒体内で波長多重信号を一括して増幅する複数の光増幅部が、光伝送媒体上に配置された光伝送システムにおいて、前記複数の光増幅部間における前記光伝送媒体上に請求項1〜8に記載した固定光減衰手段を設けたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明にかかる光増幅装置およびこれを用いた光伝送システムの好適な実施の形態について説明する。
【0024】
(実施の形態1)
まず、この発明の実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1である光増幅装置の概要構成を示すブロック図である。図1において、この光増幅装置は、光増幅部10,11との間に信号波長帯域内の損失が3dB以下の固定光減衰器1を設けている。
【0025】
図2は、図1に示した光増幅装置の具体的な構成の一例を示す図である。図2において、この光増幅装置は、図9に示した光増幅装置に、上述した固定光減衰器1を光増幅部11の前段に設けている。その他の構成は図9に示した光増幅装置と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。すなわち、この光増幅装置は、前段の光増幅部10が980nm帯励起光による前方励起方式を採用したEDFAであり、後段の光増幅部11が1480nm帯励起光による双方向励起方式を採用したEDFAである。
【0026】
光増幅部10の端子T1から入力された波長多重化された信号光は、アイソレータ21、WDMカプラ22を介してEDF24に出力される。WDMカプラ22は、LD23から出力された980nm帯励起光は、EDF24に入射してEDF24を励起状態にし、信号光を増幅する。増幅された信号光は、アイソレータ25を介してGFF40に出力され、さらに可変光減衰器26を介して光装置Nに出力される。光装置Nは、DCFやADMなどによって実現される。
【0027】
光装置Nから出力された光信号は、3dB以下の固定光減衰器1によって減衰された後、光増幅部11に出力される。光増幅部11は、まず固定光減衰器1から入力された信号光をWDMカプラ31を介してEDF33に出力する。続いて、WDMカプラ31が、LD32から出力された1480nm帯励起光をEDF33に入射して前方励起するとともに、WDMカプラ34が、LD35から出力された1480nm帯励起光をEDF33に入射して後方励起する。このようにして、EDF33によって信号光が増幅され、増幅された信号光は、アイソレータ36、端子T4を介して出力される。
【0028】
なお、上述した光増幅部10は、前置増幅部(プリアンプ)として機能し、光増幅部11は、後置増幅部(ブースタアンプ)として機能する。また、固定光減衰器1は、たとえば軸ずれ融着などによって、3dB以下の減衰を実現している。
【0029】
図3は、EDF長が設計値から1.5m長くなった場合であって、固定光減衰器1の減衰量を約1.7dBに設定した場合における利得平坦性を示す図である。図3に示すように、EDF長が、設計値がずれても、固定光減衰器1を信号パス上に設けることによって、図12に示すように大きな利得平坦度の悪化を生じさせず、利得平坦度を約0.08dBに抑えることができる。すなわち、GFF40の再設計やEDF長の調整をせずとも、固定光減衰器1の挿入によって光増幅装置全体の利得平坦度を改善することができる。
【0030】
特に、図2に示したように、ブースタアンプとして機能し、利得平坦度に大きな影響を及ぼす光増幅部11の近傍に、3dB以下の小さな減衰量をもつ固定光減衰器1を設けることによって、光増幅部11の動作点が変化し、利得平坦度が改善されることになる。この場合、数mのEDF長の変化による利得平坦度の劣化が、固定光減衰器1の損失によって吸収され、調整されることになる。
【0031】
なお、固定光減衰器1の損失を3dB以下としたのは、損失を大きくすると、後段の増幅作用時における雑音が増大し、また増幅の動作点が大きく変化すると、増幅特性自体が大きく変化してしまい、所望の利得特性を得ることができなくなってしまうからである。
【0032】
また、固定光減衰器1自体は、減衰量の傾き、すなわち波長依存性が0.4dB以下であることが好ましい。すなわち、固定光減衰器1自体も、減衰の波長依存性がほとんどないことが好ましい。
【0033】
なお、光増幅部10,11における励起方式は任意である。すなわち、前方励起方式、後方励起方式、双方向励起方式のいずれを採用してもよい。このようないずれの励起方式を採用しても上述した実施の形態1と同様な作用効果を得ることができる。さらに、各光増幅部10,11の内部構成は、複数の光増幅器の多段接続であってもよい。
【0034】
この実施の形態1では、光増幅部10,11の間の信号パス上に固定光減衰器1を設けるという簡易な構成によって、EDF長やGFFなどのばらつきを吸収し、光増幅装置全体の利得平坦性を改善するようにしている。
【0035】
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、光増幅部10,11の間の信号パス上に固定光減衰器1を設けるようにしていたが、この実施の形態2では、1つの光増幅部10のみによって構成されている場合に、光増幅部10の出力端に固定光減衰器1を設けるようにしている。
【0036】
図4は、この発明の実施の形態2である光増幅装置の概要構成を示す図である。図4において、この光増幅装置は、光増幅部10の出力端に、損失の波長依存性が0.4dB以下であって、3dB以下の損失を与える固定光減衰器1が接続される。なお、光増幅部10の励起方式は任意であり、内部構成は、複数の光増幅器の多段接続であってもよい。
【0037】
この実施の形態2では、光増幅部10による利得平坦性の悪化を、固定光減衰器1の損失によって吸収し、利得平坦度を改善して出力するようにしている。
【0038】
(実施の形態3)
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1では、光増幅部10,11の間の信号パス上に固定光減衰器1を設けるようにしていたが、この実施の形態3では、1つの光増幅部10のみによって構成されている場合に、光増幅部10の入力端に固定光減衰器1を設けるようにしている。
【0039】
図5は、この発明の実施の形態3である光増幅装置の概要構成を示す図である。図5において、この光増幅装置は、光増幅部10の入力端に、損失の波長依存性が0.4dB以下であって、3dB以下の損失を与える固定光減衰器1が接続される。なお、光増幅部10の励起方式は任意であり、内部構成は、複数の光増幅器の多段接続であってもよい。
【0040】
この実施の形態3では、光増幅部11による利得平坦性の悪化を、予め固定光減衰器1の損失によって吸収しておき、利得平坦度を改善して出力するようにしている。
【0041】
(実施の形態4)
つぎに、この発明の実施の形態4について説明する。この実施の形態4は、複数の光増幅部が信号パス上に設けられる光伝送システムであり、各光増幅部の間の任意の箇所に上述した固定光減衰器を設けるようにしている。
【0042】
図6は、この発明の実施の形態4である光伝送システムの概要構成を示す図である。図6において、この光伝送システムは、信号パス上に複数の光増幅部10−1〜10−nが設けられ、光増幅部10−1〜10−nの任意の段間に、上述した固定光減衰器1に対応した固定光減衰器1−1〜1−mが設けられる。
【0043】
この実施の形態4では、利得平坦性の悪化に大きな影響を及ぼす光増幅部10−1〜10−nの近傍に固定光減衰器1−1〜1−mを設け、システム全体としての利得平坦度の改善を行うようにしている。
【0044】
なお、上述した実施の形態1〜4において、固定光減衰器1,1−1〜1−mが配置される場合、固定光減衰器1,1−1〜1−mが光増幅部の入力端に接続される場合、この光増幅部は、ブースタアンプであることが好ましく、固定減衰器1,1−1〜1−mが光増幅部の出力端に接続される場合、この光増幅部は、プリアンプであることが好ましい。また、上述した実施の形態1〜4は、光増幅部がインラインアンプであっても適用できる。
【0045】
また、上述した実施の形態1〜4では、CバンドEDFAを一例として説明したが、これに限らず、EDFAと同様な増幅動作あるいは増幅原理を有する全ての光増幅装置に適用することができる。さらに、信号波長帯域に関しても、Cバンドに限らない。また、各光増幅部10,11,10−1〜10−nは、単体、複数のパラレル接続、複数のシリアル接続であってもよい。
【0046】
さらに、上述した実施の形態1では、光増幅部11をWDMカプラ31〜アイソレータ36までの間の構成として記述し、固定光減衰器1を光増幅部11の外部に構成されるものとして記載したが、光増幅部11を端子T3〜T4の間の構成として記述することによって、固定光減衰器1は、光増幅部11の内部に構成されることになる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、固定光減衰手段が、前記光増幅部間の信号経路上に配置され、前記波長多重信号の信号波長帯域内で略均一であり、かつ3dB以下の損失を固定して付与し、この損失によって、増幅媒体の特性ばらつきや増幅媒体の長さのばらつき、あるいはGFFなどの利得平坦化手段の製造ばらつきなどに起因する利得平坦度の設計値からの乖離を吸収し、許容する設計値内の利得平坦度を確保するようにしているので、簡易な構成によって容易に許容範囲内の利得平坦度を得ることができ、波長多重信号の誤り発生を小さくすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる光増幅装置の概要構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1にかかる光増幅装置の詳細構成を示す図である。
【図3】図2に示した光増幅装置の利得波長依存性を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態2にかかる光増幅装置の概要構成を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態3にかかる光増幅装置の概要構成を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態4にかかる光伝送システムの概要構成を示す図である。
【図7】従来の光増幅装置の一例を示す図である。
【図8】図7に示した光増幅装置の利得波長依存性の一例を示す図である。
【図9】図7に示した光増幅装置にGFFを設けた光増幅装置の構成を示す図である。
【図10】図9に示したGFFの損失波長依存性を示す図である。
【図11】図9に示した光増幅装置による利得波長依存性の一例を示す図である。
【図12】EDF長が変化した場合における利得波長依存性の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,1−1〜1−m 固定光減衰器
10,11,10−1〜10−n 光増幅部
21,25,36 アイソレータ
22,31,34 WDMカプラ
23,32,35 LD
24,33 EDF
26 可変光減衰器
40 GFF
T1〜T4 端子
N 光装置

Claims (9)

  1. 増幅媒体とこの増幅媒体を励起する励起光を出力する励起光源とこの励起光源から出力された励起光を前記増幅媒体に入力する光合波手段とを有した1以上の光増幅部を備え、各増幅媒体内で波長多重信号を一括して増幅する光増幅装置において、
    前記光増幅部間の信号経路上に配置され、前記波長多重信号の信号波長帯域内で略均一であり、かつ3dB以下の損失を固定して付与する固定光減衰手段を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  2. 前記固定光減衰手段は、前記光増幅部の入力端近傍に設けられることを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  3. 前記固定光減衰手段は、前記光増幅部内の入力側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  4. 前記光増幅部は、ブースタアンプであることを特徴とする請求項2または3に記載の光増幅装置。
  5. 前記固定光減衰手段は、前記光増幅部の出力端近傍に設けられることを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  6. 前記固定光減衰手段は、前記光増幅部内の出力側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  7. 前記固定光減衰手段は、前記信号波長帯域内における損失傾斜が0.4dB以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  8. 前記固定光減衰手段は、ファイバの軸ずれによって形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  9. 増幅媒体とこの増幅媒体を励起する励起光を出力する励起光源とこの励起光源から出力された励起光を前記増幅媒体に入力する光合波手段とを有し、各増幅媒体内で波長多重信号を一括して増幅する複数の光増幅部が、光伝送媒体上に配置された光伝送システムにおいて、
    前記複数の光増幅部間における前記光伝送媒体上に請求項1〜8に記載した固定光減衰手段を設けたことを特徴とする光伝送システム。
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