JP4659498B2 - 光伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、信号波長数が任意に変化する光伝送装置にかかり、特に、大容量化/長距離化される光伝送システムに設けられ、柔軟なアップグレードが可能な光伝送装置に関する。
マルチメディアネットワークの進展に伴い、通信トラフィックの需要は飛躍的に増大し、光増幅器を用いた光信号を多中継増幅する伝送システムが、マルチメデア社会における通信システムの経済化を図る上で大きな役割を果たしている。
近年、コスト/サイズが重視される都市内コアリング(Metro_core)網に活発にWDMシステムが導入されてきており、リングネットワークの従来の光伝送装置として用いられたSONET_ADM装置は、プロテクション機能をもつ光分岐挿入装置(OADM:Optical Add Drop Multiplexer)を用いたOADMシステムに置き換えられてきている。
図10は、OADMシステムのネットワーク構成を示す図である。リング状のネットワークからなるOADMシステム1000は、伝送路1001上の複数(m)のノードn(n1〜nm)には光分岐挿入装置(OADM)1002が配置されている。光分岐挿入装置(OADM)1002は、それぞれ任意の波長の光信号を伝送路1001上から分岐(Drop)および挿入(Add)する。各ノードn(n1〜nm)における、光分岐挿入装置(OADM)1002の前段および後段には、OADM損失を補うために通常、光アンプが設けられる。前段にはPre(プリ)アンプ部1003が設けられ、後段にはPost(ポスト)アンプ部1004が設けられている。
このOADMシステム1000は、初期導入時には、導入コストをできるだけ抑え、その後に都市内通信トラフィックの需要増加に伴って、柔軟に機能拡張(アップグレード)できることが求められている。システムの運用初期では提供できる機能の一部が使用され、その後、長距離化や大容量化の要求にあわせて、機能を順次拡張できることが求められる。
アップグレードをスムーズに行うためには、少なくとも主信号系の光回路変更なくアップグレードできる光回路構造が要求される。初期導入コストの低減については、その後のアップグレード時に光部品を増設できる光回路の構造が必要である。たとえば、初期導入時には、アップグレードを想定して光増幅手段として希土類ドープ光ファイバ増幅器だけを使用し、アップグレード時に伝送路や分散補償ファイバをラマン増幅する方法がある。
アップグレードは、具体的には、a.リングサイズの増大(ノード数の増大、伝送路長の長距離化)と、b.大容量化(ビットレートのアップグレード、信号帯域拡大)の要求に基づいて行われる。このように、大容量化や長距離化へのアップグレード時には、ビットレートの高速化、リングサイズ増大といった要素によって、各ノードn(n1〜nm)のOSNR(光信号対雑音比、Optical Signal to Noise Ratio)で表される雑音特性を改善させる必要が生じる。
たとえば、OADMシステム1000のノードn1〜nmに配置される光分岐挿入装置(OADM)1002を含む伝送システムにおいても、上記のアップグレードの要求に対応するために、各ノードn(n1〜nm)においてOSNRを向上させる技術が用いられている(たとえば、下記特許文献1参照。)。伝送距離の長距離化のためには、OSNRを大きくすることができる光増幅装置を提供することが有用である。OSNRは雑音光を発生させる媒体の入力光パワーレベルと雑音指数NFによって定義される(OSNR=入力光パワーレベル−雑音指数NF−10log(h・ν・Δf))。すなわち、OSNR向上のためには雑音光を発生させる媒体に対して入力光パワーレベルの増加もしくは雑音媒体自身の雑音指数NF低減が必要になる。
図11は、OADMシステムにおける従来の光伝送装置の構成を示す図である。この図には、一つのノードn(n1〜nm)の構成を記載してある。ノード1100は、上流(左)側から順に伝送路1001、Pre(プリ)アンプ部1003、OADM1002、Post(ポスト)アンプ部1004が配置されている。OADM1002は、伝送路1001上で波長多重された光信号を任意に挿入(Add)あるいは分岐(Drop)させる。Preアンプ部1003と、Postアンプ部1004は、OADM1002による光信号の挿入損失を補うために、OADM1002の入力側と出力側にそれぞれ備えられる。
Preアンプ部1003に設けられる分散補償ファイバ1111は、波長多重された光信号の波長ごとに伝送される速度が異なることにより生じる伝送特性劣化を補償する。OADMシステム1000(図10参照)では一般的に、分散マネージメントの観点から、ノード1100ごとに分散補償ファイバ1111を備えている。
Preアンプ部1003は、たとえば、伝送路1001の伝送路長が長い場合(たとえば80km)には、補償する分散量が大きくなる。それに伴って分散補償ファイバ1111の挿入損失も(たとえば10dB)大きくなる。そこで、この分散補償ファイバ1111を配置した際の挿入損失によるOSNR劣化を回避するために、Preアンプ部1003は、2つの光アンプ1112a,1112bを配置し、これら光アンプ1112a,1112bの間に分散補償ファイバ1111を備えてなる。光アンプ1112a,1112bは、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)が用いられ、それぞれは分岐挿入部1113a,1113bを介して受光部1113c,1113dにより受光パワーが検出され、制御部1113eは検出された受光パワーに基づいて光アンプ1112a,1112bの利得もしくは出力を制御するようになっている。
Postアンプ部1004は、OADM1002において光出力レベルが一定に制御されているため、利得が固定された単純な光アンプ、すなわち光可変減衰器(VATT)の機能が省かれた簡単な光アンプ1121が用いられている。この光アンプ1121も光アンプ1112a,1112b同様にEDFAにより構成され、分岐挿入部1113a,1113bと、受光部1113c,1113dおよび制御部1113eを有しており、検出された受光パワーに基づいて利得もしくは出力が制御されるようになっている。
上述した大容量化や、長距離化のアップグレードにおいては、伝送路1001と分散補償ファイバ1111に対するラマン増幅を行うことが効果的であることが知られている。そこで、OADMシステム1000の初期導入の段階から、ラマン増幅用の励起光合波器1114a,1114bを主信号の伝送経路上にあらかじめ備えておき、アップグレードの際には、ラマン増幅用の励起光源1115a,1115bを増設し、ラマン増幅を生じさせる。励起光合波器1114a,1114bは、たとえばWDMカプラが用いられる。
また、Preアンプ部1003の入力側は、光可変減衰器(VATT:Variable Attenetor)1116が設けられる。光可変減衰器1116は、伝送路1001の伝送路長が短い場合に、Preアンプ部1003の入力ダイナミックレンジから外れた光パワー分を自動で補償するために設けられる。伝送路1001の伝送路長はシステムの顧客側の要求にあわせて短いものもあれば長いものもあるため、これらを広く補償できることが要望されている。
特許第3589974号公報
しかしながら、上述したOADMシステム1000では、機能拡張(アップグレード)を行う際に、OSNRの大きな改善の要求を満足させることができなかった。
OSNRの向上を満足できない理由としては、ノード1100の数の増加に伴って光アンプの雑音光が累積され、OSNRの劣化を招くためである。また、伝送路1001の伝送路長の長距離化によって伝送路損失が増加し、OSNRが劣化した。また、ビットレートのアップグレードによる大容量化を行うと、このビットレートの増加により光信号スペクトルが広がり、雑音成分が増えてOSNRが劣化した。また、信号帯域を拡大することによる大容量化を行うと、伝送路1001のラマン効果や利得偏差補償量の増加によりOSNRが劣化した。
図11に示す従来のノード1100の構成では、分散補償器(分散補償ファイバ)1111はPreアンプ部1003に配置されている。この配置構成によると、初期導入時には、分散補償ファイバ1111の挿入損失により、Preアンプ部1003のOSNR劣化を回避するために、Preアンプ部1003が2段の光アンプ1112a,1112bが必要となる等、光回路構成が複雑化した。
また、アップグレード時には、Preアンプ部1003のみに偏ったOSNR増加となるため、OSNRの向上に対して効果的ではなかった。具体的には、上記構成における伝送路1001と分散補償ファイバ1111のラマン増幅では、Preアンプ部1003の入力レベルを増加させるだけであるため、Preアンプ部1003のOSNRだけしか向上できない。OSNRを効果的に改善させるためには、Preアンプ部1003と、Postアンプ部1004の両方に対してOSNRを改善させることが必要となる。したがって、上記構成ではOSNR改善は効果的ではない。
光アンプ数に関しては、より少ない光アンプ数で所要のシステムゲイン幅(顧客の伝送路長は長いもの短いものもあり、したがって光アンプでサポートするべきシステムゲインには幅がある)に対応することが要求されている。波長多重用の光アンプは高価であり、図11に示すように複数の光アンプ(1112a,1112b,1121)を設ける構成はコスト増加を招くことになる。また、伝送路1001の伝送路長が短い場合、光アンプのメニュー数を少なくするために、Preアンプ部1003の入力側に光可変減衰器1116を適用することになる(Preアンプの入力ダイナミックレンジを超過した光パワーレベルを自動補償する)。このメニュー数とは、入力パワー等に応じた特性を有する光アンプを複数の特性の光アンプの中から選択し、配置することを指す。この場合、光可変減衰器1116を配置した挿入損失により、Preアンプ部1003のOSNRが劣化する問題を生じた。
可変分散補償器としては、分散補償ファイバ1111を用いた使用例があるが、OSNRを効果的に増加させる光回路構造が提供されていない。従来技術の構成では、Preアンプ部1003側の構成だけで、伝送路1001と分散補償ファイバ1111の両方の損失変動を吸収する構成であった。また、アップグレードの際には、伝送路1001に対する分布ラマン増幅と、分散補償ファイバ1111に対する集中ラマン増幅を行って、Preアンプ部1003のみのOSNRを増加させる構成であった。
また、Preアンプ部1003に設けられた分散補償ファイバ1111に対するラマン増幅を行う構成では、分散補償ファイバ1111へ入力する光パワーレベルが大きい状態でラマン増幅を行うことになるため、光信号の波形(アイパターン)が崩れる等、非線形による伝送特性の劣化が生じるという問題も新たに生じる。さらに、光可変減衰器1116を設けた挿入損失(一般的に数dB)によって、Preアンプ部1003のOSNRが劣化するという問題も生じる。
そして、ノード1100内では、Preアンプ部1003側で損失の改善およびOSNRの向上を行うため、Preアンプ部1003側の負担が大きく、Preアンプ部1003の光回路構成が複雑化していた。また、当然のことながらOSNRは、Postアンプ部1004とPreアンプ部1003の両方で決定されるため、Preアンプ部1003のみのOSNRを増加させる方法では、OSNRを大きく向上させることが難しかった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、初期導入コストを低減でき、伝送路の大容量化や長距離化に対し柔軟に機能拡張でき、機能拡張時においてOSNRを効果的に向上させつつ、機能拡張を低コストに行える光伝送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる光伝送装置は、伝送路上に光信号を挿入および分岐するOADM(Optical Add Drop Multiplexer)と、当該OADMの前段に配置されたPreアンプ部と、前記OADMの後段に配置されたPostアンプ部と、を備えた光伝送装置において、前記Postアンプ部は、前記OADMの後段に配置された分散補償ファイバおよび励起光合波器と、前記励起光合波器に対して接続され、前記分散補償ファイバをラマン増幅するための励起光源とを備え、前記Preアンプ部は、励起光合波器と、前記励起光合波器に対して装置に接続され、前記伝送路をラマン増幅するための励起光源とを備え、前記Preアンプ部は、複数の光アンプによって構成され、複数の前記光アンプの間に、所要分散補償量の変動分を補償する可変分散補償器を備え、さらに、前記Preアンプ部と、前記Postアンプ部は、それぞれ光信号を光増幅する光アンプと、前記光信号の波長帯域全域における全入力光強度を検出する検出手段と、前記光信号の波長帯域のうち短波長帯域の入力レベルを検出する短波長帯域検出手段と、前記光信号の波長帯域のうち長波長帯域の入力レベルを検出する長波長帯域検出手段と、前記検出手段と、前記短波長帯域検出手段と、前記長波長帯域検出手段とがそれぞれ検出した入力光強度に基づいて入力レベルを算出し、前記光アンプに対する入力光の光パワーレベルと波長特性が所定の値となるように前記励起光源の励起光パワーを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、分散補償ファイバはPostアンプ部に配置されており、Preアンプ部とPostアンプ部のOSNRを均等化してPreアンプ部の光回路の構造を簡略化できる。また、Preアンプ部により伝送路をラマン増幅し、Postアンプ部で分散補償ファイバをラマン増幅することで、OSNRを効果的に増加できる。これにより、入力レベルが小さいOADMの出力側に配置されたPostアンプ部で分散補償ファイバに対するラマン増幅を行う構成であるため、非線形による伝送特性の劣化を緩和するため、分散補償ファイバのより大きいラマン利得を得ることが可能となり、ひいては伝送路の大容量化や長距離化等の機能拡張に柔軟に対応できる。また、Preアンプ部は、複数の光アンプによって構成され、複数の光アンプの間に、所要分散補償量の変動分を補償する可変分散補償器を備えている。可変分散補償器自体は、挿入損失が大きいため、Preアンプ部を2段の光アンプで構成し、その段間に可変分散補償器を配置することで可変分散補償器の挿入損失によるOSNR劣化を回避できる。また、信号帯域のうち、短波長帯域および長波長帯域以外の残りの帯域における光パワーは、全入力光強度(トータルパワー)と、短波長帯域および長波長帯域での検出値とを演算処理して算出され、簡易的なチルトモニタを実現する。
本発明にかかる光伝送装置によれば、初期導入コストを低減でき、伝送路の大容量化や長距離化に対し柔軟に機能拡張できる。なおかつ、機能拡張時、非線形による伝送特性劣化を回避できるため分散補償ファイバのラマン増幅による利得を増加させることができ、したがってOSNRを効果的に向上(増加)させ、機能拡張を低コストに行えるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光伝送装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1−1は、本発明の実施の形態1による光伝送装置の構成(分散補償ファイバの後方励起の場合)を示す図である。図1−1には、OADMシステム(図10参照)における一つのノードn(n1〜nmのいずれか一つ)の構成を記載してある。ノード100は、上流(左)側から順に伝送路101、Pre(プリ)アンプ部103、OADM102、Post(ポスト)アンプ部104が配置されている。
OADM102は、伝送路101上で波長多重された光信号を任意に挿入(Add)あるいは分岐(Drop)させる。OADM102は、従来、波長合分波器(AWG:Array Waveguide Gratings)を用いた構成であったが、近年では波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)が用いられている。この波長選択スイッチ(WSS)を用いることにより、OADM102の挿入損失を大きく低減できるようになっている(詳細は後述する)。
Preアンプ部103は、主信号の伝送経路上に配置された励起光合波器114aと、光アンプ112を備える。光アンプは、EDFAにより構成され、利得が可変自在である。励起光合波器114aには、アップグレード時にラマン増幅用の励起光源115aが接続される。
Postアンプ部104には、分散補償ファイバ111と、励起光合波器124aと、光アンプ122を備える。分散補償ファイバ111は、波長多重された光信号の波長ごとに伝送される速度が異なることにより生じる伝送特性劣化を補償する。励起光合波器124aには、アップグレード時にラマン増幅用の励起光源125aが接続される。このように、本実施の形態では、図11に示した構成と比べて、分散補償ファイバ111の配置位置が異なる。分散補償ファイバ111は、OADM102の入力側のPreアンプ部103に備えずに、OADM102の出力側のPostアンプ部104に備え、Postアンプ部104にて分散補償ファイバ111を後方励起によりラマン増幅する構成である。
分散補償ファイバ111を用いたラマン増幅時には、Postアンプ部104の入力レベル変動を吸収する必要がある。光アンプ122は、可変光減衰器を備えており、利得が可変できる光アンプである。これにより、光アンプ122に対する入力パワーが変化しても出力パワーを一定にでき、利得の波長平坦性を維持できるようになる。固定利得の光アンプ122と、図示しない可変光減衰器とを組み合わせて設ける構成であってもよい。
OADM102における挿入損失の低減により、Postアンプ部104のOSNRを向上できるため、分散補償ファイバ111をPostアンプ部104に備えることが可能になる。これにより、OADM102の前段に設けられるPreアンプ部103における光信号の増幅の負担を軽くでき、Preアンプ部103を一つの光アンプ112を用いて構成できるようになる。
そして、アップグレード時には、分散補償ファイバ111はPostアンプ部104側でラマン増幅させ、伝送路101はPreアンプ部103で増幅させるため、Preアンプ部103と、Postアンプ部104の両方のOSNRを増加させることができ、OSNRを効果的に向上できるようになる。
また、分散補償ファイバ111は、OADM102の出力側に備え、OADM102自体の挿入損失に起因して、分散補償ファイバ111に対する光信号の入力レベルは小さい。したがって、従来生じていた非線形の課題も解消できる。
また、Postアンプ部104の光アンプ122が有する光可変減衰の機能を利用することにより、Preアンプ部103の入力に配置した光可変減衰器1116(図11参照)を不要にできる。Postアンプ部104の光アンプ122によって光信号を可変減衰させる制御を行うことにより、伝送路101の入力レベルを下げることができ、Preアンプ部103の入力ダイナミックレンジ内に光パワーレベルを収めることができる。これは伝送路の入力レベルを下げることから非線形による伝送特性劣化も比較的に解消できる。また、Preアンプ部103の入力側に配置していた光可変減衰器1116を省くことにより、OSNRの劣化を解消する(詳細は後述する)。
また、図1−2は、本発明の実施の形態1による光伝送装置の構成(分散補償ファイバの前方励起の場合)を示す図である。図1−1では、分散補償ファイバ111に対して励起光源125aを後段に配置した後方励起の構成としたが、図1−2に示すように、前方励起の構成であっても同様に適用することができる。
次に、図2および図3を用いて光伝送装置のアップグレード前後の構成を説明する。図2は、初期導入時における光伝送装置の構成を示す図である。隣接する2つのノードn1,n2を記載してある。初期導入時には、伝送路101の上流のノードn1(100)のPostアンプ部104では、励起光合波器124aに対して励起光源125a(図1−1および図1−2参照)を未接続の状態としておく。同様に、下流のノードn2(100)においても、Preアンプ部103では、励起光合波器114aに対して励起光源115a(図1−1および図1−2参照)の接続を未接続としておく。
ところで、Preアンプ部103の光アンプ112の前段には分岐挿入部113aが設けられ、受光部113cにより検出された受光パワーが制御部113eに出力される。光アンプ112の後段にも分岐挿入部113bが設けられ、受光部113dにより検出された受光パワーが制御部113eに出力される。制御部113eは受光部113c,113dにより検出された受光パワーに基づいて光アンプ112の利得もしくは出力を制御する。
同様に、Postアンプ部104の光アンプ122の前段には分岐挿入部123aが設けられ、受光部123cにより検出された受光パワーが制御部123eに出力される。光アンプ122の後段にも分岐挿入部123bが設けられ、受光部123dにより検出された受光パワーが制御部123eに出力される。制御部123eは受光部123c,123dにより検出された受光パワーに基づいて光アンプ122の利得もしくは出力を制御する。
また、下流のノードn2(100)に設けられたPreアンプ部103の受光部113cにより検出された受光パワーは、上流のノードn1(100)に設けられたPostアンプ部104の制御部123eにも出力される。これにより、伝送路101を介して伝送される光信号の減衰量に応じて上流のノードn1(100)が出力する光信号の出力パワーを調整できるようになっている。
なお、Preアンプ部103の分岐挿入部113aと受光部113cとの間、およびPostアンプ部104の分岐挿入部123aと受光部123cとの間には、それぞれ分岐部(カプラ)116,126をあらかじめ接続しておく。この分岐部116,126には、それぞれ後述するアップグレード時に分岐された光信号が入力される受光器等が接続される。
図3は、アップグレード時における光伝送装置の構成を示す図である。図1−1および図1−2に示す初期導入時がたとえば10Gbpsの伝送速度で中距離用のOADMシステムであったとする。アップグレード(機能拡張)は、たとえば10Gbpsで長距離化する場合や、伝送を40Gbpsに高速化するときに実施される。図3において図2と同一の構成部には同一の符号を付している。
アップグレード時、Preアンプ部103側では、図中点線で示した拡張部301が追加配置され、Postアンプ部104側では、図中点線で示した拡張部302が追加配置される。これら拡張部301,302は、ほぼ同一の構成である。
Postアンプ部104側の拡張部302について説明する。励起光合波器124aには、励起光源125aが接続される。この励起光源125aは、分散補償ファイバ111に対してたとえば2つの励起波長(λ1,λ3)の励起光を後方励起として励起光合波器124aに出力する。ここで、励起光源125aは複数の励起波長の励起光を出力することにより、光信号の信号帯域の全帯域における利得の波長平坦性を得ることができるようになる。
また、分岐部126には、さらに分岐部(カプラ)312を介して励起光源125aの励起波長(λ1,λ3)によってラマン増幅された光信号の波長をそれぞれ透過する2つの光フィルタ313a,313bと、受光器314a,314bが接続される。励起波長λ1は光信号の波長帯域のうち短波長帯域をラマン増幅し、λ3が光信号の波長帯域のうち長波長帯域をラマン増幅するための波長である。光フィルタ313a,313bの透過特性としては、自然放出光(ASE:Amplified Spountaneous Emission)の光を遮断し、モニタする光信号の帯域のみを透過する特性を有している。
光信号光パワーレベルの波長特性(ここではチルトと定義する)によってはOSNRを劣化させる。したがってチルトをモニタし、これを所定値に制御する機能が必要である。図4は、光信号の波長帯域ごとの検出を説明する図表である。光信号は、所定の帯域幅の信号帯域λallを有し、複数のチャネル(たとえば50チャネル)がそれぞれ所定のパワーを有している。アップグレード時には、信号帯域λallのうち、短波長帯域λsのパワーは受光器314aにより検出し、長波長帯域λlのパワーは、受光器314bにより検出する。また、信号帯域λallのうち、短波長帯域λsおよび長波長帯域λl以外の残りの帯域λmにおける光パワーは、受光部123cによって検出された全入力光強度(トータルパワー)と、前記の受光器314aと314bでの検出値とを演算処理して算出される。本発明ではこの光回路構造を有して簡易的なチルトモニタを実現する。
受光器314a,314b、および受光部123cにより検出された波長の光信号のパワーは、信号波長数/入力レベル算出部315に入力される。信号波長数/入力レベル算出部315は、ラマン増幅の後段の光アンプ122の入力光が所定のパワーレベル、並びに所定の波長特性になるように制御部316を介してラマン増幅用の励起光源125aの励起光パワーを制御する。また、制御部123eを介して光アンプ122の利得を制御する。
信号波長数/入力レベル算出部315は、特に、ラマン増幅にかかる制御を行うために上記のチルトモニタを行う。この際、受光器314aにより検出された短波長帯域λsのレベルと、受光器314bにより検出された長波長帯域λlのレベルについては、優先度を上げ、残りの帯域λmのレベルとともに入力レベルの算出を行う。このように信号帯域λallを3つのブロックに分けて行うチルトモニタにより、後段の光アンプ112,122への入力を一定なパワーレベルにできるようになる。また、伝送路101で生じた誘導ラマン散乱(SRS:Stimulated Raman Scattering)を補償し、所定の波長特性になるようにラマン増幅用の励起光源115a,125aの励起光パワーを制御できるようになる。
ところで、Preアンプ部103側の拡張部301は、伝送路101に対して後方励起によりラマン増幅を行うための励起光源115aの励起光の波長(λ2,λ4)がPostアンプ部104側の分散補償ファイバの励起波長(λ1,λ3)と異なる。ここで、Postアンプ部104において分散補償ファイバ111をラマン増幅するための波長(λ1,λ3)と、Preアンプ部103において伝送路101をラマン増幅するための波長(λ2,λ4)は、互いの波長が重ならずに交互の波長となるように設定されている。これにより、OADM102に設けられたPreアンプ部103およびPostアンプ部104をあわせたノード全体における利得の波長平坦性を得ることができるようになる。このように、各ノードn(n1,n2)におけるラマン増幅の利得波長特性の形状が同一にならないように励起波長をシフトさせることにより、Preアンプ部103およびPostアンプ部104は、ラマン増幅により生じた利得波長偏差を互いに補償できる。そして、ラマン増幅の利得波長偏差を補償する利得等化器を不要にできる。
上記の構成では、ASEを検出するのではなく、光信号を直接、受光部113c,123cによって検出する。また、アップグレード時には、チルトに最も影響する短波長帯域λsと、長波長帯域λlを受光器314a,314bにより検出する。これにより、高価な光部品の適用を最小限にできる。すなわち、アップグレードにより、ラマン増幅を行うことになった際に、必要最小限度の短波長帯域λsと、長波長帯域λlを検出するための受光器314a,314b、および光フィルタ313a,313bを増設すればよい。
そして、上記の構成によれば、初期導入時にあらかじめグレードアップする際の拡張部301,302が接続されることを想定して光信号を分岐/合波させる励起光合波器114a,124aや分岐部116,126を設けておく。これにより、グレードアップ時であっても主の光信号を切断することなく、運用状態のままでアップグレード(インサービスアップグレード)が可能となる。また、高価な光スペクトルアナライザを使用することなく、簡易で高精度なチルトモニタを構成できる。
図5は、本発明の光伝送装置の隣接ノード間雑音性能の相対値を示す図表である(特性線401)。数値計算により算出した特性を表している。横軸は光分岐挿入装置(OADM)の挿入損失[dB]、縦軸はOSNR[dB]である。対比のために、図11に示した既存(従来)の光回路構成方法におけるOSNRの特性線402を併記してある。光分岐挿入装置(OADM)損失が小さい領域では、従来の特性線402に比べて、本発明の特性線401の方がよりOSNRが向上(改善)することが分かる。たとえば挿入損失の比較的に大きいAWGなどを用いる場合には本発明(特性線401)よりも従来技術(特性線402)の方がOSNRがよい。しかしながら、たとえば、波長選択スイッチ(WSS)などの低損失媒体を光分岐挿入装置(OADM)に用いた場合には、本発明(特性線401)の方がよりSNRを改善することができる。このようなOADM1002では、仮にPreアンプ部1003の光アンプを1段だけの配置とした場合であってもOSNRを改善することはできない。
たとえば、OSNRを0.5dB改善できた場合、伝送路101の伝送路長が1000kmのOADMシステム100では、112kmもの長距離化を可能とすることと基本的に等価であり、本発明のOSNR改善効果がたとえば長距離化のアップグレードに対して重要であることが容易に考えられる。また、今後の技術成熟により、OADM102などの装置の挿入損失の低減化が推定されるため、本発明の適用によりOSNRの効果的な改善を実現できる。
図6は、本発明の光伝送装置のOSNR相対値を示す図表である。本発明の構成(図1−1)による特性測定点501と、既存の構成(図11)による特性測定点502を記載してある。横軸はOADM102内部の各部の構成、縦軸はOSNR[dB]である。横軸には、本発明の各構成部と、既存の技術による各構成部(従来技術の各構成部の符号1001〜1112bにはカッコ()を付す)を順に記載してある。伝送路101(1001)に対するラマン増幅部(DRA)部(励起光源115a(1115a)等)と、前段光アンプ112(1112a)においては本発明および既存の技術は同等の特性である。
しかし、既存の技術では、他の構成部におけるOSNRに比べて分散補償ファイバ111(1111)におけるラマン増幅(DCFRA)におけるOSNRが極端に大きいため、OSNRの向上に対して効果的ではない。また、既存の技術では、後段光アンプ(1112b)が特別に設けられているため、余分な雑音成分を生じさせて、OSNRを低下させる要因となっている。
特に、図中の範囲503に示すように、既存の技術では、Postアンプ部104に設けられた光アンプ(1112b)は、分散補償ファイバ1111に対するラマン増幅により非線形の限度を超えて生じる伝送特性の劣化によりOSNRが低下している。これに比して本発明の構成では、Preアンプ部103側で伝送路101に対するラマン増幅を行い、Postアンプ部104側で分散補償ファイバ111に対するラマン増幅を行う構成であるため、Postアンプ部104に設けられた光アンプ122のOSNRを向上させることができる。このように、本発明では、入力パワーが小さい位置に分散補償ファイバ111を配置することから、既存の技術に比べて非線形の制限を解消することができ、分散補償ファイバ111を用いたラマン増幅(DCFRA)の利得を増やすことができる。結果的にPostアンプ部104でのOSNRをより向上できる。また、本発明によれば、既存の技術では用いられているPreアンプ部(1003)における後段の光アンプ(1112b)を不要にできるため、その分だけ雑音成分を減らせることができるようになる。
たとえば、伝送路101の入力(In)〜OADM102の出力(out)までの区間における光パワーは、本発明の構成と、既存の技術による構成との差異はみられない。しかし、Postアンプに対する入力(In)の部分では、本発明によるPostアンプ部104(光アンプ122)への入力の光パワーに比べて、既存の技術によるPostアンプ部1004(光アンプ1121)への入力の光パワーの低下が生じている。
以上のように、本発明の構成によれば、下記1.〜3.に示す利点を有している。
1.OADM102などのノードを形成する装置の挿入損失の低減化という条件のもとでOSNRを向上できる。
2.部品のコスト低下を図ることができる。このコスト低下は、既存の技術の構成に比して簡単に構成できることが大きい。既存の技術の構成では、Preアンプ部103の後段の光アンプ1112b(図11参照)が必要であったが、本発明では不要にできる。また、既存の技術の構成では、前段の光アンプ1112aの出力を増加させる必要があるが本発明の構成ではこれが不要である。
3.また、本発明による非線形位相シフト量は、既存の技術の構成に比して低減化(約2分の1以下)することができ、非線形による伝送特性の劣化を十分回避できる。
以上説明した本発明は、波長選択スイッチ(WSS)を適用により、OADM102の挿入損失を低減化させた構成であることを利用し、分散補償ファイバ111をPostアンプ部104の負荷として配置している。これにより、OSNRは、従来の構成とほぼ同等とすることができつつ、Preアンプ部103の構成を簡略化(光アンプ数の削減)できる。アップグレード時には、Preアンプ部103側と、Postアンプ部104の両方でそれぞれラマン増幅を施すことができ、OSNRを効果的に増加させることができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2による光伝送装置の構成を示す図である。図7に示す構成において実施の形態1(図3参照)と同一の構成部には同一の符号を付してある。
実施の形態2は、アップグレード時にPreアンプ部103に拡張部301を追加配置し、Postアンプ部104に拡張部302を追加配置する構成は図3と同様である。アップグレード時には、さらに、Preアンプ部103の光アンプを2段構成とする。初期導入時に配置されている光アンプ112の前段に光アンプ701を増設し、一対の光アンプ701,112の間に可変分散補償器(VDC)702を配置する。
可変分散補償器(VDC)702は、分散補償ファイバ111のメニューを減らすことに有効である。しかし、可変分散補償器(VDC)702単体では、補償できる分散量に限界があり、伝送路101が長距離の場合には可変分散補償器(VDC)702単体では所要の分散補償を行えない。このため、分散補償量が固定の分散補償ファイバ111を併用し、可変分散補償器(VDC)702は、異なる所要分散補償量の変動分のみを補償するために用いる。
そこで、実施の形態2では、分散補償ファイバ111については、実施の形態1(図3)同様にPostアンプ部104でもラマン増幅を行う。これにより、OSNRを効果的に増加できるようになる。可変分散補償器(VDC)702自体は、挿入損失が大きい(約10dB)ため、Preアンプ部103を2段の光アンプ701,112で構成し、その段間に可変分散補償器(VDC)702を配置することで可変分散補償器(VDC)702の挿入損失によるOSNR劣化を回避できる。このように、実施の形態2によれば、可変分散補償器(VDC)702を備えた次世代のOADMシステムにも本発明で言及した光回路構成を適用することができるものである。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3による光伝送装置の構成を示す図である。図8に示す構成において実施の形態1(図3参照)と同一の構成部には同一の符号を付してある。なお、図8では、実施の形態1において説明したアップグレード時の拡張部301,302の構成の記載は省略している。図には上り回線801と下り回線802を記載してある。
この実施の形態3では、伝送路101の伝送路長に影響を受けずにPreアンプ部103に対して入力される光の入力レベルを一定にする構成に関する。より具体的には、上り回線801の伝送路101を介してPreアンプ部103に入力されたパワーを検出し、下り回線802のOSC(Optical Supervisory Channel)を用い、検出されたパワーの情報に対応した制御信号を伝送し、上り回線801のPostアンプ部104の光アンプ122の利得もしくは出力を制御して、上り回線801のPreアンプ部103に入力されるパワーを一定にする。
アンプユニット1(811)は、上り回線801に配置されたPostアンプ部104と、下り回線802に配置されたPreアンプ部103によって構成されている。上り回線801上のPostアンプ部104の出力端には、OSC信号を分岐/挿入させるOSCカプラ821が設けられている。また、下り回線802上のPreアンプ部103の入力端にも、OSC信号を分岐/挿入させるOSCカプラ822が設けられている。アンプユニット1(811)の設けられる光アンプ122は、利得を可変する機能を有する。
アンプユニット2(812)は、上り回線801に配置されたPreアンプ部103と、下り回線802に配置されたPostアンプ部104によって構成されている。上り回線801上のPreアンプ部10の入力端には、OSC信号を分岐/挿入させるOSCカプラ823が設けられている。また、下り回線802上のPostアンプ部104の出力端にも、OSC信号を分岐/挿入させるOSCカプラ824が設けられている。
図示のように、上り回線801のアンプユニット2(812)に設けられた受光部(PD)113cは、Preアンプ部103に対する光信号の入力のパワーを検出し、この検出されたパワーの情報はOSC信号とされ、下り回線802に設けられたOSCカプラ824を介して伝送路101のOSCを利用してアンプユニット1(811)側に送出される。
アンプユニット1(811)では、伝送路101上のOSCを利用したOSC信号がOSCカプラ822により分岐され、Postアンプ部104の制御部123eに入力される。制御部123eは、OSC信号に含まれるパワーの情報に基づき、光アンプ122の利得を制御する。これにより、伝送路101の伝送路長が変化しても、この伝送路長にあわせてPostアンプ部104の利得を制御し、伝送路101の下流のPreアンプ部103の光アンプ112に入力される光信号の入力レベルを一定にすることができる。
特に、上流のノードn1(100)と、下流のノードn2(100)との間の伝送路101の伝送路長が短い場合には、上流のノードn1(100)のPostアンプ部104の光アンプ122の利得を下げて(出力のパワーを低下させて)、伝送路101の下流のPreアンプ部103の光アンプ112に入力される光信号の入力レベルを一定にすることができる。また、Postアンプ部104の光アンプ122の利得を調整することにより、分散補償ファイバ111の損失および利得を吸収(調整)することもできる。
上記実施の形態3の構成によれば、伝送路101の下流のノードn1(100)に設けられるPreアンプ部103の光アンプ112のメニュー数を低減化することができるとともに、OSNR劣化を回避することができるようになる。メニュー数とは、光アンプ112の特性(たとえば入力レンジ)ごとに異なる構成の光アンプ112を複数用意し、配置位置に適した特性を有する光アンプ112を選択することを意味する。メニュー数は、光アンプ112に限らず、入力レベルの検出範囲ごとに異なる特性の複数の受光部113cが必要なことになる。上記実施の形態3の構成によれば、伝送路101の伝送路長にかかわらずに、Preアンプ部103の光アンプ112に対する光信号の入力レベルを一定にすることができる。したがって、伝送路101の伝送路長に応じた特性の光アンプ112を選定し配置する、という手間を省くことができるようになる。
以上説明したように、実施の形態3によれば、上り下りのOSC回線を利用し、伝送路101の下流のノードn(n2)のPreアンプ部103に入力される光信号のパワーをモニタし、伝送路101の上流のノードn(n1)のPostアンプ部104の光アンプ122を制御し、Postアンプ部104の出力を自動調整することができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4による光伝送装置の構成を示す図である。この実施の形態4では、実施の形態2(図7参照)において説明した可変分散補償器(VDC)702の他の使用例について説明する。
図9に示す可変分散補償器(VDC)900は、一般的な構成として、光信号の入力側に配置された光サーキュレータ901と、可変分散補償部902とからなる。可変分散補償部902は、入力側から順に、伝送路101の出射端(フェルール)912と、コリメートレンズ913と、ラインフォーカスレンズ914と、波長分散素子915(図示の例では、VIPA(Virtually Imaged Phased Array)915)と、フォーカスレンズ916と、3次元局面ミラー917とを備えている。波長分散素子915は、図の上下方向にそれぞれ光信号を波長ごとに異なる出射角度で出射する。3次元局面ミラー917を図中横方向(Y方向)に移動させることにより、波長ごとの波長分散量を可変することができる。
そして、可変分散補償器(VDC)900にあらかじめ備えられた光サーキュレータ901と、可変分散補償部902との間の光路上に、励起光合波器114a(図1−1参照)と、光増幅媒体920を備える。また、光増幅媒体920と可変分散補償部902の間の光路上には、光信号を通過し、励起光を高反射する励起光反射媒体921を備える。光増幅媒体920は、分散補償ファイバ111(図1−1参照)や、希土類ドープファイバ、石英系高非線形ファイバ、高屈折率硝子ファイバ等により構成することができる。励起光反射媒体921は、コリメートレンズ913の入射面に蒸着膜により形成することができる。
上記の実施の形態4の構成によれば、励起光反射媒体921により、励起光を光増幅媒体920に対して往復させることができ、利得の効率化を図ることができる。光増幅媒体920としてEDFを用いた場合には、光増幅媒体920と可変分散補償部902との間に利得等化器(GEQ:Gain Equalizer)と、ASEカットフィルタを備える。これにより、利得波長偏差と逆方向に生じるASEによる雑音指数(NF: Noise Figure)の劣化を抑えることができる。なお、可変分散補償器(VDC)900は、挿入損失の変動はほぼなく、希土類ドープファイバを利用しても利得波長特性は変化しない。また、上記構成によれば、既存の可変分散補償器(VDC)702では、光信号の入力側および出力側にそれぞれアイソレータを備えるが、このアイソレータの機能を光サーキュレータ901により代用することができる。このように、実施の形態4の可変分散補償器(VDC)900によれば、部品点数の削減と小型化および低コストを図ることができるようになる。
以上説明した本発明は、OADMを含むシステムに適用するに限らず、ハブ(HUB)や光クロスコネクト(OXC,Optical cross Connect)などの装置を含む光伝送システムにも適用が可能である。近年のメトロシステムではOADMなどの装置の挿入損失の低減と、伝送路101の伝送路長の長距離化が推進されているが、本発明はこれらに対応し、従来方法に比べてより多くのOSNR改善を得る。
(付記1)伝送路上に光信号を挿入および分岐するOADM(Optical Add Drop Multiplexer)を備えた光伝送装置において、
前記OADMの後段に配置された分散補償ファイバおよび励起光合波器と、
前記励起光合波器に対して装置の機能拡張時に接続され、前記分散補償ファイバをラマン増幅するための励起光源と、
を備えたことを特徴とする光伝送装置。
(付記2)伝送路上に光信号を挿入および分岐するOADM(Optical Add Drop Multiplexer)と、当該OADMの前段に配置されたPreアンプ部と、後段に配置されたPostアンプ部と、を備えた光伝送装置において、
前記Postアンプ部は、前記OADMの後段に配置された分散補償ファイバおよび励起光合波器と、
前記励起光合波器に対して装置の機能拡張時に接続され、前記分散補償ファイバをラマン増幅するための励起光源とを備え、
前記Preアンプ部は、励起光合波器と、
前記励起光合波器に対して装置の機能拡張時に接続され、前記伝送路をラマン増幅するための励起光源とを備えたことを特徴とする光伝送装置。
(付記3)前記OADMは、波長選択スイッチ(WSS)を備え、前記光信号を挿入および分岐することを特徴とする付記2に記載の光伝送装置。
(付記4)前記Postアンプ部には、光信号の減衰量を可変自在な可変光減衰手段を備えたことを特徴とする付記2に記載の光伝送装置。
(付記5)前記Preアンプ部は、複数の光アンプによって構成され、
複数の前記光アンプの間に、所要分散補償量の変動分を補償する可変分散補償器を備えたことを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記6)前記可変分散補償器は、
サーキュレータと、分散補償量を可変自在に補償する可変分散補償部との間の光路上に、励起光源からの励起光を合波させる励起光合波器と、光増幅媒体とを備え、
前記光増幅媒体と、前記可変分散補償部の間の光路上に、光信号を通過し励起光を高反射させる励起光反射媒体を備えたことを特徴とする付記5に記載の光伝送装置。
(付記7)前記光増幅媒体は、希土類ドープファイバ、分散補償ファイバ、石英系高非線形ファイバまたは高屈折率硝子ファイバであることを特徴とする付記6に記載の光伝送装置。
(付記8)前記Preアンプ部と、前記Postアンプ部は、それぞれ光信号を光増幅する光アンプと、前記光信号の波長帯域全域における全入力光強度を検出する検出手段を備え、
前記機能拡張時には、
前記光信号の波長帯域のうち最短波長帯域の入力レベルを検出する短波長帯域検出手段と、前記光信号の波長帯域のうち長波長帯域の入力レベルを検出する長波長帯域検出手段と、
前記検出手段と、前記短波長帯域検出手段と、前記長波長帯域検出手段とがそれぞれ検出した入力光強度に基づいて入力レベルを算出し、前記光アンプに対する入力光の強度と波長特性が所定の値となるように前記励起光源の励起光パワーを制御する制御手段と、
が接続されることを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記9)前記制御手段は、前記検出手段により検出された入力レベルに比して、前記短波長帯域検出手段および前記長波長帯域検出手段により検出された入力レベルの優先度を上げて前記入力レベルの算出を行うことを特徴とする付記8に記載の光伝送装置。
(付記10)前記短波長帯域検出手段と、前記長波長帯域検出手段は、それぞれ前記光信号の短波長帯域を透過する光フィルタと、当該光フィルタを透過した光信号を検出する受光器と、
前記光信号の長波長帯域を透過する光フィルタと、当該光フィルタを透過した光信号を検出する受光器と、
により構成されたことを特徴とする付記8または9に記載の光伝送装置。
(付記11)前記短波長帯域および前記長波長帯域を透過するそれぞれの前記光フィルタは、ファイバグレーティングであることを特徴とする付記10に記載の光伝送装置。
(付記12)前記Preアンプ側に接続される励起光源と、前記Postアンプ側に接続される励起光源は、それぞれの励起光の波長が異なることを特徴とする付記2〜11のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記13)前記Preアンプ部側に接続される励起光源と、前記Postアンプ部側に接続される励起光源は、それぞれ複数の励起光を出射し、かつ互いの波長が重ならずに交互の波長であることを特徴とする付記2〜11のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記14)前記伝送路の下流に設けられるノードには、
前記Preアンプ部を前記伝送路の上り回線に備え、当該Preアンプ部に設けられた検出手段により検出された前記光信号の入力レベルを前記伝送路の下り回線のOSC信号に含ませて伝送するOSCカプラを備え、
前記伝送路の上流に設けられるノードには、前記下り回線を介して伝送される前記OSC信号を分岐するOSCカプラと、
前記OSC信号に含まれた入力レベルに基づいて、前記伝送路の下流のPreアンプ部に対する前記光信号の入力レベルが一定となるように、当該上流のノードのPostアンプ部による前記光信号の出力パワーを制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする付記2〜13のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記15)前記上流のノードのPostアンプ部は、光可変減衰機能を有し、前記制御手段の制御により前記光信号の出力パワーを可変することを特徴とする付記14に記載の光伝送装置。
以上のように、本発明にかかる光伝送装置は、光ネットワークにおけるOSNR向上に有用であり、特に、伝送路の大容量化や長距離化によって機能拡張できるOADM、ハブ、光クロスコネクト等の装置を含む光伝送システムに適している。
本発明の実施の形態1による光伝送装置の構成(分散補償ファイバの後方励起の場合)を示す図である。 本発明の実施の形態1による光伝送装置の構成(分散補償ファイバの前方励起の場合)を示す図である。 初期導入時における光伝送装置の構成を示す図である。 アップグレード時における光伝送装置の構成を示す図である。 光信号の波長帯域ごとの検出を説明する図表である。 本発明の光伝送装置の隣接ノード間雑音性能の相対値を示す図表である。 本発明の光伝送装置のOSNR相対値を示す図表である。 本発明の実施の形態2による光伝送装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3による光伝送装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4による光伝送装置の構成を示す図である。 OADMシステムのネットワーク構成を示す図である。 OADMシステムにおける従来の光伝送装置の構成を示す図である。
符号の説明
100 ノード
101 伝送路
102 OADM
103 Preアンプ部
104 Postアンプ部
111 分散補償ファイバ
112,122 光アンプ
114a,124a 励起光合波器
115a,125a 励起光源

Claims (3)

  1. 伝送路上に光信号を挿入および分岐するOADM(Optical Add Drop Multiplexer)と、当該OADMの前段に配置されたPreアンプ部と、前記OADMの後段に配置されたPostアンプ部と、を備えた光伝送装置において、
    前記Postアンプ部は、前記OADMの後段に配置された分散補償ファイバおよび励起光合波器と、
    前記励起光合波器に対して接続され、前記分散補償ファイバをラマン増幅するための励起光源とを備え、
    前記Preアンプ部は、励起光合波器と、
    前記励起光合波器に対して装置に接続され、前記伝送路をラマン増幅するための励起光源とを備え、
    前記Preアンプ部は、複数の光アンプによって構成され、
    複数の前記光アンプの間に、所要分散補償量の変動分を補償する可変分散補償器を備え
    さらに、前記Preアンプ部と、前記Postアンプ部は、それぞれ光信号を光増幅する光アンプと、
    前記光信号の波長帯域全域における全入力光強度を検出する検出手段と、
    前記光信号の波長帯域のうち短波長帯域の入力レベルを検出する短波長帯域検出手段と、
    前記光信号の波長帯域のうち長波長帯域の入力レベルを検出する長波長帯域検出手段と、
    前記検出手段と、前記短波長帯域検出手段と、前記長波長帯域検出手段とがそれぞれ検出した入力光強度に基づいて入力レベルを算出し、前記光アンプに対する入力光の光パワーレベルと波長特性が所定の値となるように前記励起光源の励起光パワーを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記Preアンプ部側に接続される励起光源と、前記Postアンプ部側に接続される励起光源は、それぞれ複数の励起光を出射し、かつ互いの波長が重ならずに交互の波長であることを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記伝送路の下流に設けられるノードには、
    前記Preアンプ部を前記伝送路の上り回線に備え、当該Preアンプ部に設けられた検出手段により検出された前記光信号の入力レベルを前記伝送路の下り回線のOSC信号に含ませて伝送するOSCカプラを備え、
    前記伝送路の上流に設けられるノードには、前記下り回線を介して伝送される前記OSC信号を分岐するOSCカプラと、
    前記OSC信号に含まれた入力レベルに基づいて、前記伝送路の下流のPreアンプ部に対する前記光信号の入力レベルが所定の一定値となるように、当該上流のノードのPostアンプ部による前記光信号の出力パワーを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の光伝送装置。
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