JP2005026044A - サーモスイッチ - Google Patents

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Tomotaka Konno
智隆 今野
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ASAHI KEIKI CO Ltd
ASAHI KEIKI KK
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ASAHI KEIKI CO Ltd
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Abstract

【課題】温度により湾曲状態を反転するディスク状の湾曲したバイメタルにより電気的開閉機構を開閉するようにしたサーモスイッチにおいて、前記バイメタルの振動による絶縁ケースの削り紛による接点間の接触不良を防止する。
【解決手段】前記サーモスイッチにおけるバイメタルの外周縁付近に、このバイメタルをケース底壁へ押し付ける方向の弾性力付与された押付片を設け、この押付片によりバイメタルを押圧することによりバイメタルの振動を防止する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、温度により湾曲状態を反転するディスク状の湾曲したバイメタルにより電気的開閉機構を開閉するようにしたサーモスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に開示されるている従来のサーモスイッチの構成を図3に示す。
【0003】
この図3において、5はサーモスイッチ、51は、その絶縁ケースである。この絶縁ケース51から2つの端子導体52、53が引き出され、その一方の端子導体52は、その一端に固定接点54が固着され、固定接触子を兼ねている。55は、弾性を有する導電材で形成された可動接触子であり、その一端側は端子導体53に固定的に結合され、固定接点54と対向する可動接点56を固着した他端側は、自由に可動できる状態となっている。前記の固定接触子と可動接触子により電気的開閉機構を構成する。57は、温度により湾曲状態を反転するディスク状の湾曲したバイメタルであり、可動接触子55と対向する絶縁ケース51の底壁上に形成された凹所58内に収容されている。
【0004】
このように構成されたサーモスイッチ5は、バイメタル57の温度が設定された温度より低い状態にあるときは、図3(a)に示すように、バイメタル57は、上向の凸状を示し、可動接触子55から離間しているため、可動接触子55は、その弾性力により可動接点56を固定接点54に所定の圧力で接合する位置にあり、2つの端子導体52、53間を電気的に接続する。
【0005】
そして、バイメタル57の温度が設定温度以上になると、バイメタル57が湾曲状態を反転し、図3(b)に示すように、下向きの凸状を示すようになる。これにより、バイメタルの下面が、絶縁ケース1の凹所58内の突起59により支えられて、周縁部が可動接触子55に接触してこれを押し上げるため、可動接点56が固定接点54から開離し、2つの端子導体52、53間の電気的接続を遮断する。
【0006】
温度が設定温度以下に戻ると、バイメタル57が再び湾曲状態が反転して、図3(a)に示すように下向きの凸状に戻り、可動接触子55から離れるため、可動接触子55がその弾性力により復帰し、可動接点56を固定接点54に接合する位置に戻り、端子導体52、53間の電気的接続を接続状態に戻す。
【0007】
このようにサーモスイッチ5は、温度に応じて湾曲したバイメタル55が湾曲状態を反転することにより可動接触子55を駆動して、可動接点56と固定接点54との接合状態を開閉し、端子導体52、53間に接続された電気回路の開閉を行なうので、電気ヒータの過熱保護等に使用することができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2003−109580号公報(第2−3頁、図18)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来のサーモスイッチおいては、湾曲したバイメタル57が上向の凸状に湾曲し、可動接触子55が可動接点56を固定接点54に接合させる位置にあるときは、このバイメタル57は、可動接触子55と接触せず、これから離間しているため、何にも拘束されない自由な状態におかれる。
【0010】
このため、このサーモスイッチを振動の多い場所で使用した場合、バイメタル57がケース51内で振動しながら、絶縁ケース51の凹所58の周壁面に接触する状態が多くなる。この結果、比較的柔らかい合成樹脂で構成された絶縁ケース51の凹所58の周壁面がバイメタル57の周縁で削られ、細かい樹脂紛が発生し、これが固定接点54と可動接点56の表面に付着することにより開閉接点部が接触不良を起こす不都合がある。
【0011】
この発明は、このような不都合を解消するため、サーモスイッチが振動を受けても、開閉接点部に接触不良が発生することを防止することのできるサーモスイッチを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、この発明は、絶縁ケース内に収められた固定接点を有する固定接触子と前記固定接点に対向する可動接点を固定接点に対して開閉可能に支持する可動接触子とにより電気的開閉機構を構成し、前記可動接触子に対向して温度により湾曲状態を反転するディスク状の湾曲したバイメタルを配置し、このバイメタルによりその湾曲状態の反転動作に応じて前記可動接触子を駆動し、前記電気的開閉機構の開閉を行なうようにしたサーモスイッチにおいて、前記バイメタルの外周縁付近に、このバイメタルをケース底壁へ押し付ける方向の弾性力付与された押付片を設け、この押付片によりバイメタルを押圧することを特徴とする。
【0013】
この発明においては、前記押付片は、前記可動接触子の一部を切り起こして形成することができる。
【0014】
このように、バイメタルを押付片によりケース底壁に押し付けるようにすることにより、バイメタルと可動接触子とが接触しない状態においてもバイメタルをケース底壁に押し付けることができるので、外部から振動が加わってもバイメタルが振動することがなくなる。このため、バイメタルの振動による樹脂紛の発生がなくなり、開閉接点部分に接触不良が起きるのを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0016】
図1は、この発明の実施例を示す平面図である。この図において、1は、サーモスイッチ、11は合成樹脂で形成された絶縁ケース、12はリベット21によりこの絶縁ケース11に固着された固定接触子を兼ねた一方の端子導体、13はリベット22により絶縁ケースに固着された他方の端子導体、15は基端部をリベット23により図2に示すように端子導体13および絶縁ケース11に固着された弾性を有する導電材で形成された可動接触子、17はこの可動接触子15の下方にこれと対向して配置された温度よって湾曲状態を反転するディスク状の湾曲したバイメタルである。
【0017】
図2の断面図から明らかであるが、固定接触子12の一端部には、固定接点14が固着され、可動接触子15のこの固定接点14と対向する側の先端部に可動接点16が固着されている。そして、バイメタル17はケース11の底壁上に形成された凹所18内に収容されている。
【0018】
ここまでの構成は、従来のサーモスイッチと同じである。この発明にしたがって、押付片10が設けられている。この押付片10は、可動接触子15の一部を切り起こして形成されているので、これと同様に弾性を有し、可動接触子15とバイメタル17の間に配置される。押付片10の一端は可動接触子の基端部とともに固定され、他端はバイメタル17の外周付近の上面に当接される。このため、押付片10が、その弾性力によりバイメタル17を下方に押圧し、凹所18内において湾曲したバイメタル17の外周縁をケース11の底壁面に押し付ける(図2(a)参照)。
【0019】
このようなサーモスイッチ1において、温度が設定温度以下にあるときは、バイメタル17は、図2(a)に示すように、上向きの凸状に湾曲している。この状態において、バイメタル17は、上面の外周縁付近を押付片10の先端により押下されるので、その外周縁を絶縁ケース11の凹所18の底壁面に押し付けられ、可動接触子15から離間している。したがって、可動接触子15の先端の可動接点16が可動接触子15の弾性力により固定接点14に押し付けられ接触され、端子導体12、13間の電気的接続が閉じられる。
【0020】
この状態では、バイメタル17が押付片10の弾性力により底壁面に押し付けられるので、外部から多少の振動が加わっても、バイメタル17は、移動せずこの位置に固定される。
【0021】
温度が設定温度を超えると、バイメタル17が湾曲状態を反転し、下向きに凸状を示すようになる。これにより、図2(b)に示すように、バイメタル17がその中心部を凹所8の底壁上の突起19で支えられて外周縁で可動接触子17の先端側を押し上げるため、可動接点16が固定接点14から開離され、端子導体12,13間の電気的接続を開く。この状態では、バイメタル17は、可動接触子15と突起19とにより挟持されるかたちとなるため、ここで外部から振動が加わっても、バイメタル17は振動せず固定されている。
【0022】
したがって、この発明によれば、バイメタル17を常に絶縁ケースまたは可動接触子に押し付けてこれを無拘束の自由な状態におくことがないので、振動を受けても、バイメタルが振動するのを防止することができるので、このバイメタルにより絶縁ケースが削られることがなく、樹脂紛の発生が防止される。
【0023】
上記の実施例においては、押付片10を、可動接触子15の一部を切り起こして形成しているが、これは、可動接触子とは別体で構成するようにしてもよい。そして、この押付片10によってバイメタル17へ加える押圧力は、バイメタル17が湾曲状態を反転して可動接触子15を押し上げる動作に支障がないような値に選ばれる。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、このように、バイメタル17が上向の凸状に湾曲して可動接触子15から離れている状態でも、押付片10により押圧されて凹所18の底壁面に押し付けられて固定されるようになるため、外部から振動が加わってもこれが振動することがなくなる。したがって、絶縁ケース11がバイメタルの振動によって削られることがなく、樹脂紛の発生がなくなるので、固定接点14と可動接点16間に接触不良の発生することのない信頼性の高いサーモスイッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す平面図。
【図2】(a)および(b)は、この発明の実施例のそれぞれ異なる動作状態を示す、図1のA−A線の縦断面図。
【図3】(a)および(b)は、従来のサーモスイッチのそれぞれ異なる動作状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 :サーモスイッチ
10:弾性片
11:絶縁ケース
12、13:端子導体
14:固定接点
15:可動接触子
16:可動接点
17:ディスク状バイメタル

Claims (2)

  1. 絶縁ケース内に収められた固定接点を有する固定接触子と前記固定接点に対向する可動接点を固定接点に対して開閉可能に支持する可動接触子とにより電気的開閉機構を構成し、前記可動接触子に対向して温度により湾曲状態を反転するディスク状の湾曲したバイメタルを配置し、このバイメタルによりその湾曲状態の反転動作に応じて前記可動接触子を駆動し、前記電気的開閉機構の開閉を行なうようにしたサーモスイッチにおいて、前記バイメタルの外周縁付近に、このバイメタルをケース底壁へ押し付ける方向の弾性力付与された押付片を設け、この押付片によりバイメタルを押圧することを特徴とするサーモスイッチ。
  2. 前記押付片を、前記可動接触子の一部を切り起して形成したことを特徴とする請求項1記載のサーモスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006082749A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Uchiya Thermostat Co., Ltd. サーモスタット
USRE49754E1 (en) 2008-03-26 2023-12-12 Lg Electronics Inc. Refrigerator

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