JP2005025811A - ディスク状記録媒体用収納体 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で安価に製作できるとともに、確実にディスクの収納状態を得ることが出来るディスク状記録媒体用収納体を提供すること。
【解決手段】板材を接着、溶着するこにより、内部に記録媒体を収納が可能で、一方に収納する記録媒体の出し入れを行う開口部を設けているディスク状記録媒体用収納体において、収納本体1は、収納する記録媒体5よりやや大きめの大きさであって、開口部4の幅方向の端縁部を挟持した時に、開口部4中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質よりなり、収納本体1の開口部4の一方の開口辺に係止片16を設け、他方の開口辺直下に、前記係止片16を開口部4内方向に折り曲げ時に、係止片16が挿入可能な係止部17を設け、前記係止片16の大きさを、収納本体1の開口部4の端縁部を挟持する時、開口部4中央側の外方に膨らむ幅より、やや小さめの大きさとすることを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】板材を接着、溶着するこにより、内部に記録媒体を収納が可能で、一方に収納する記録媒体の出し入れを行う開口部を設けているディスク状記録媒体用収納体において、収納本体1は、収納する記録媒体5よりやや大きめの大きさであって、開口部4の幅方向の端縁部を挟持した時に、開口部4中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質よりなり、収納本体1の開口部4の一方の開口辺に係止片16を設け、他方の開口辺直下に、前記係止片16を開口部4内方向に折り曲げ時に、係止片16が挿入可能な係止部17を設け、前記係止片16の大きさを、収納本体1の開口部4の端縁部を挟持する時、開口部4中央側の外方に膨らむ幅より、やや小さめの大きさとすることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、CD(compact disk)、DVD(digital versatile disk)等のディスク状記録媒体収納物の収納状態を保持するディスク状記録媒体用収納体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なCD用パッケージには、例えば、特開昭58−155583号公報等に見られるように、全体をプラスチック材を用いて開閉蓋付きのケース状に構成するものや、或は、板紙にプラスチック製のトレイを接着してケース状に構成するもの等が存在し、いずれも、プラスチック製のトレイにCDを嵌込んで収納する構成が採用されていた。
また、一側縁を開口させ袋状とする収納ケースがあり、該収納ケースは収納物をその開口から収納するようになっている。かかる収納ケースは構造が極めて簡単で、板紙などを折り畳み、或いは一部を接着するだけで構成することができるため、安価に製造することができる。
【0003】
しかしながら、従来使用されているCDケースにあっては、ヒンジ部が比較的もろく、破損しやすく、破損してしまうと、そのCDケースは最早、ケースとしての機能を喪失してしまうことが多い。また、映像用やコンピュータ用の記憶媒体として広く普及して来るに伴い、その不要となった時の廃棄処分の際に、上述するCD用パッケージを含めて全体がプラスチック製であるが故に、環境汚染の問題が大きくクローズアップされるに至っている。
また、袋状とした収納ケースについては、特に開口に蓋片を設けた構成としても、容易に収納物が出てしまい、これを損傷、破損する危険性があるという問題がある。
そこで、板紙などを折り畳み或いは一部を接着する構成の収納ケースが提案されている。例えば特許文献2〜4を始め多数の技術が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭58−155583号公報
【特許文献2】
特開平09−240767号公報
【特許文献3】
特開平11−292179号公報
【特許文献4】
特開平10−001185号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、板紙を折り畳み或いは一部を接着する構成の収納ケースとしては、例えば、特許文献2の技術では、ディスクは、内部の2つの肩部片に設けている切り欠きでディスクを保持する構成として、収納時には左右の表紙片をディスク上に覆うように閉じ、ディスクの保持を行う構成となっている。また、特許文献3の技術では、腰のある厚紙からなる方形のベース板の両側縁から、左右一対の保持片を対向状に折り返す。該保持片でディスクの外周縁を保持し、蓋部を係止孔に挿入固定する構成である。
ところが、これら従来の紙製の記録媒体用収納体においては、内容物の確実な保持と、収納状態から簡単に取り出しは、相反することであり両者を満足し、しかも簡易な構成で満足するものはなかった。
本発明では、簡易な構成で、確実にディスクの収納状態を得ることが出来るディスク状記録媒体用収納体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、板材を接着、溶着するこにより、内部にCD、DVD等の記録媒体が収納可能で、かつ、一方に収納する記録媒体の出し入れを行う開口部を設けているディスク状記録媒体用収納体において、収納本体は、収納する記録媒体よりやや大きめの大きさであって、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した時に、開口部中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質より形成すると共に、収納本体の開口部の一方の開口辺に設け係止片と、収納本体の開口部の他方の開口辺の直下に、前記係止片を開口部内方向に折り曲げ、係止片先端を挿入可能な係止部とよりなり、前記係止片の大きさを、収納本体の開口部の端縁部を挟持する時、開口部中央側の外方に膨らむ幅より、やや小さめの大きさとすることを特徴とする。
また、収納本体は、収納する記録媒体よりやや大きめの大きさであって、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した時に、開口部中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質より形成すると共に、収納本体の開口部の一方の開口辺に近接し、ディスク収納時にディスク外周に近接する位置に切り込みにより形成している係止片と、収納本体の開口部の他の開口辺に近接し、前記係止片に対向する位置の収納本体に、係止片の先端を挿入する位置に設けている係止孔とよりなることを特徴とする。
【0007】
また前記の記録媒体用収納体において、腰のある紙を折り畳んで形成する収納本体とすること、或いは、収納本体内部に内部にディスク記録面保護体を設けることが好ましい。
更に、収納本体の内部に厚さ方向に1又は2以上の仕切板を設け、更に収納本体の内部の1の仕切板により仕切られる空間の一方の深さを記録媒体の大きさより浅くし、深い方の空間内部にディスク記録面保護体を設けることことが好ましい。
また、前記ディスク状記録媒体用収納体を1対として、それぞれの非開口部側の適宜端辺を接続し折り畳み可能に形成することを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項1記載の発明の収納本体は、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した時に、開口部中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質より形成されている。また収納本体は、収納する記録媒体よりやや大きめの大きさに形成してあることより、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると、開口部中央側が外方に膨らませることが出来る。そして、この開口部上縁部内に設けている係止片は、前記開口部中央側の外方に膨らませた時に、開口部の膨らんだ大きさより小さく形成している為、係止片を開口部に向かって折り込むことが出来、簡単に開口部内に係止片を折曲挿入することが出来る。そして、係止片とは反対側の収納本体の開口部内の開口辺の直下に設けている係止部内に、前記係止片の先端が挿入する事が出来る。
なお、この状態で、収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を解くと、収納本体の弾性力が働き、薄い定常の状態となる。
従って、収納本体の開口部に例えばCD等のディスク状記録媒体を挿入後、上述のように係止部内に、前記係止片の先端を挿入すると、係止片がディスク状記録媒体の収納物は係止片によって、収納本体から外に飛び出すことを防止できるように作用する。また係止片は収納本体の開口部内に折り曲げて収納されているため、収納本体の外部から係止部を間違ってさわることがなく、予期しないときに開口部が開くことがない。
逆に、ディスク状記録媒体を収納本体から取り出すときは、収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を加えると、開口部の中央が膨らみむ力で、係止片が係止部から引き出されるように作用し、自動的に係止を解くことが出来る。
【0009】
次に請求項2記載の発明では、係止構造として、収納本体が弾性力を有する材質を切り込みによって形成している係止片を、係止孔に挿入する構成となっている。そして、係止は、係止片の先端を1〜2mm程度の部分を係止孔内に保持係止することにより行う。従って、係止片は、多少の弾性力を有するものであり、係止片を折り込むと撓み係止孔に挿入される。或いは、前記請求項1記載の場合と同様に収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を加え、開口部の中央開いた状態とすると、先端と係止孔の距離が離れることより容易に挿入させることが出来る。
なお、ディスク状記録媒体を収納本体から取り出すときは、前記請求項1の発明の場合と同様に、収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を加えると、開口部の中央が膨ら、係止片と係止孔の間隔が広がり、係止片が係止孔から引き出されるように作用し、自動的に係止を解くことが出来る。
また、請求項1及び2記載の発明では、ディスク状記録媒体を収納本体に収納時には、収納本体の弾性力で、開口部を故意に開くように特に力を加えない限り、開口部が開くことがないことより、完全に開口部の閉鎖状態を維持できる。
【0010】
また前記の記録媒体用収納体において、収納本体の内部に不織布等のディスク記録面保護体を設けることで記録媒体用収納体にCD等の記録媒体を挿入するときに傷が付くことを防止できる。なお、特許文献4に記載の如く、不織布の袋等に収納する事で、記録媒体を挿入するときに傷が付くことの防止を図っているが、本発明では、収納本体の内部に不織布を貼付することで、不織布を無くすることがなく、簡便に取り扱うことが出来る。
更に、収納本体の内部に厚さ方向に1又は2以上の仕切板を設け、更に収納本体の内部の1の仕切板により仕切られる空間の一方の深さを記録媒体の大きさより浅くし、深い方の空間内部に不織布を貼付する構成とすることで、浅い方に間違って記録媒体を入れた場合には、記録媒体の一部が収納本体から突出するになり容易に収納位置間違いを把握することが出来、記録媒体、及び説明書等の印刷物の収納を確実に行うことが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係るディスク状記録媒体用収納体を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る記録媒体用収納体展開した状態を示す説明図,図2〜4は、本発明に係る記録媒体用収納体の組み立て時を示す斜視説明図、図5は、本発明に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの斜視説明図、図6は本発明に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの部分拡大断面図である。
本発明にかかるディスク状記録媒体用収納体に使用する収納本体1は、例えば腰のある厚手の厚紙を使用する。ここで、腰のある厚紙とは、通常の厚い厚紙はもとより、厚みの少ない紙を2枚以上重ねて使用する場合、或いは、金属、プラスチックを開口部付近に内装させ、腰のある弾性力のある開口部を形成する構成使用した場合も含まれる。ただし、収納本体1を撓ますことが出来ないような、余り厚すぎるものは好ましくない。好ましくは200〜360g/m2程度の厚紙が良い。これは上述範囲では柔らかさが最適で、適度な腰の強さとなり、収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると、開口部中央側が外方に適度に膨らませることが出来るからであり、収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した力を解除すると、開口部4が変形せずに元に戻る程度の弾性力となるからである。
なお、厚手の紙を使用する場合には、開口部4全体を折り返して使用すると、弾性力を有しているが、固くなりすぎるので、後述する係止片、係止部等の部分のみを折り返す構成として使用する事が出来る。
また、廃棄の点で問題があるが弾性力のある厚さのプラスチックを使用して収納本体1を製作しても良い。
【0012】
次に前記厚紙等の基材を例えば図1に示すように切断する。
ここで、収納本体1の幅は、収納する記録媒体5よりやや大きめの大きさとする。これは、開口部4の中央側を外方に膨らませて使用する為に、収納本体1内の記録媒体5の外周の両脇部に多少隙間があって初めて、開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持することができるからである。
ここで、この基材を図2に示すように両端の内面材10,内面材11を図2に示すように外面材12,外面材13上に内方に折り畳む。次いで、不織布等のディスク記録面保護体3を片面に設けた仕切板20の仕切板接着折片21を、図2に示す如く外面材12の外面材13側の折り曲げ部近傍に貼着し、接着折片14,接着折片15を折り曲げ図3の状態とする。この状態から、両側に位置する内面材10,外面材12及び内面材11,外面材13を起立させ、接着折片14,接着折片15を貼着等適宜手段等で外面材13に固定し、収納本体1を完成する(図4)。
【0013】
図1中、点線部分は折り曲げ部である。また、図中16は係止片であり、17は係止片16の先端を挿入可能なように切り込みにより形成している係止部である。
なおこの係止片16の大きさは開口部4の端縁部を内部方向に挟持したとき、開口部4の開く大きさ以上であれば良い。ここで、例えば260g/m2の厚紙では、収納本体1の幅を記録媒体5より5mm程度の大きく形成し、直径30mm程度の半円形の切り込みを、収納本体1に設けて突出長さ15mmの係止片16を形成し、収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると20mm程度の幅で開口部を形成することが出来た。
なお上記接着折片14,接着折片15と外面材13は貼着により行っているが、例えばプラスチック等の材質で製作する場合には、溶着等により固定しても良いことは言うまでもない。
【0014】
また、上述の実施の形態において、例えば不織布等よりなるディスク記録面保護体3を片面に設けた仕切板20を内装している。ここで、ディスク記録面保護体3を設ける構成としたのは、ディスクの記録面保護の観点からであり上記不織布に限らずフェルト状素材、柔軟な紙質のものであっても良い。
また、ディスク記録面保護体を例えば腰のある、ある程度強度を有する不織布自体を用いて、前記仕切り板を兼ねて使用することも出来る。そして、仕切板20を内装しているのは、例えば2枚のディスク状記録媒体を収納する場合に記録媒体同士が接触すること防止の観点から使用する場合と、1枚のディスク状記録媒体とデータに使用する場合(例えば音楽データのCDと歌詞カード等収納する場合)に好適である。
この場合、仕切板20を内装する位置を変更し、収納本体1の内部の仕切板20により仕切られる空間の一方の深さを記録媒体の大きさより浅くし、深い方の空間内部にディスク記録面保護体3を片面に設ける構成とすることで、浅い方に間違って記録媒体5を挿入した場合、記録媒体が収納本体1からはみ出した状態となるため、間違った場所に収納することを未然に防止できる。
なお、仕切板20の数は特に限定するものではない。
【0015】
次に、本発明に係るディスク状記録媒体用収納体内部にCD、DVD等の記録媒体を収納仕方について図5、図6に基づいて述べる。
図5(b)の矢印方向に収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると、開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると、開口部中央側が外方に膨らませることが出来る。そして、収納本体1の開口部4に上方から収納するCD等の記録媒体5を装入する(図5(c)、図6(a))。この後、この開口部4の上縁部内に設けている係止片16は、前記開口部4の中央側の外方に膨らませた時に、開口部4の膨らんだ幅の大きさより小さく形成している為、係止片16を開口部4に向かって折り込むと、係止片16は、簡単に開口部4内に折曲挿入することが出来る(図5(d)、図6(b)(c))。そして、係止片16とは反対側の開口部4内の開口辺直下に設けている係止部17内に、前記係止片16の先端を挿入する事が出来る(図5(d)、図6(d))。
そして、この状態で、収納本体1の開口部4幅方向の端縁部への挟持力を解くと、収納本体1の弾性力が働き、薄い定常の状態となる。このとき係止片16の先端は更に係止部17内に挿入され、内面材10と外面材12の間に差し込まれ、安定した係止状態となる(図5(e)、図6(e))
そして、係止片16は、開口部4の内側の係止部17内に開口部4の外側方向から挿入されている為、開口部を開くような力が加わらない限り、係止部17から抜け出ることはない。従って、収納本体1内のCD等のディスク状記録媒体は、係止片16によって、収納本体1から外に飛び出すことを防止できる。
【0016】
次に、CD等のディスク状記録媒体5を収納本体1から取り出すときは、収納本体1の開口部4の幅方向端縁部に挟持力を加えると、開口部4の中央部が膨らみむ力で、係止片16が係止部17から引き出されるように作用し、自動的に係止を解くことが出来、収納しているディスク状記録媒体5を取り出すことができる。
また前記の記録媒体用収納体において、収納本体の内部にディスク記録面保護体3を設けると記録媒体用収納体にCD等の記録媒体を挿入するときに傷が付くことを防止できる。
【0017】
次に、図7は、記録媒体用収納体を1対として、それぞれの非開口部側の適宜端辺を接続し折り畳み可能に形成する実施の形態を示すものであり、上述したのと同様の係止構造を有する収納本体1A,1Bを有する構成としている。このように複数の収納本体1A,1Bを有しても、同様の係止構造に製作が出来、複数の記録媒体を収納することが出来る。
【0018】
第2の実施形態を図8,図9に示す例で説明する。
この第2の実施の形態では、ディスクを収納本体に収納時、ディスクの外周に近接した位置の開口部近傍の位置に、係止構造を設けるものである。
この係止構造は、収納本体1自体が前記第1の発明と同様に弾性力を有する材質で、図9の収納本体1の上面側の開口部4の端辺に近接し、ディスク収納時にディスク5外周に近接する位置に、係止片18を収納本体1の上面に切り込みを設けることで形成している。
また、図9の収納本体1の下面側の開口部4の端辺に近接する位置で、前記係止片18に対向する位置であって、係止片18の先端の下方であって係止片の数mm程度手前の位置に係止孔19を設け、係止片18を係止孔19に挿入したときたこと1〜2mm程度の部分を係止保持する構成としている。
従って、係止片18を折り込むと撓み係止孔19に挿入される。
なお、係止片18を押し込んで係止孔19に挿入しにくいときは、前記第1の実施形態の発明と同様に、収納本体1の開口部4幅方向の端縁部への挟持力を加え、開口部の中央を開いた状態とすると、係止片18の先端と係止孔19の距離が離れることより容易に挿入させることが出来る。
なお、ディスク状記録媒体5を収納本体1から取り出すときは、前記第1の実施形態の発明と同様と同様に、収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部への挟持力を加えると、開口部4の中央が膨らみむ力で、係止片18が係止孔19から引き出されるように作用し、自動的に係止を解くことが出来る。
【0019】
【発明の効果】
本発明の記録媒体用収納体は、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持し、係止片を開口部に向かって折り込むことで、係止片は、簡単に開口部内に折曲挿入することが出来、収納本体の開口部を簡単に閉じることが出来、収納中のCD等のディスク状記録媒体もこの係止片によって、収納本体から外に飛び出すことを防止できることが出来る。
また、ディスク状記録媒体を収納本体から取り出すときは、収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を加えると、開口部の中央が膨らみむ力で、係止片が係止部から引き出され、自動的に係止を解くことが出来、ディスク状記録媒体を収納本体から簡単に取り出すことがる。
また前記の記録媒体用収納体において、収納本体の内部に不織布を貼付すると記録媒体用収納体にCD等の記録媒体を挿入するときに傷が付くことを防止でき、また収納本体の内部に厚さ方向に1又は2以上の仕切板を設けことで、複数の、ディスク状記録媒体を収納本体に収納できる。そして、仕切板により仕切られる空間の一方の深さをかえることで、記録媒体を間違った場所に収納することを防止することが出来る。
このように本発明では、簡易な構成で安価に製作できるとともに、確実にディスクの収納状態を得ることが出来るディスク状記録媒体用収納体を提供することが出来る等優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体用収納体展開した状態を示す説明図で、(a)は収納本体の展開図、(b)は仕切板のを示す説明図、(c)は不織布の説明図である。
【図2】本発明に係る記録媒体用収納体の組み立て時を示す斜視説明図。
【図3】本発明に係る記録媒体用収納体の組み立て時を示す斜視説明図。
【図4】本発明に係る記録媒体用収納体の組み立て時を示す斜視説明図。
【図5】本発明に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの斜視説明図。
【図6】本発明に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの部分拡大断面図。
【図7】本発明に係る記録媒体用収納体の2つの収納部を有する実施形態を示す斜視説明図。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態の記録媒体用収納体にCDを収納するときの斜視説明図。
【図9】図8の実施の形態に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの部分拡大断面図。
【符号の説明】
1 収納本体
10 内面材
11 内面材
12 外面材
13 外面材
14 接着折片
15 接着折片
16 係止片
17 係止部
18 係止片
19 係止孔
20 仕切板
21 仕切板接着折片
3 ディスク記録面保護体
4 開口部
5 記録媒体
【産業上の利用分野】
本発明は、CD(compact disk)、DVD(digital versatile disk)等のディスク状記録媒体収納物の収納状態を保持するディスク状記録媒体用収納体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なCD用パッケージには、例えば、特開昭58−155583号公報等に見られるように、全体をプラスチック材を用いて開閉蓋付きのケース状に構成するものや、或は、板紙にプラスチック製のトレイを接着してケース状に構成するもの等が存在し、いずれも、プラスチック製のトレイにCDを嵌込んで収納する構成が採用されていた。
また、一側縁を開口させ袋状とする収納ケースがあり、該収納ケースは収納物をその開口から収納するようになっている。かかる収納ケースは構造が極めて簡単で、板紙などを折り畳み、或いは一部を接着するだけで構成することができるため、安価に製造することができる。
【0003】
しかしながら、従来使用されているCDケースにあっては、ヒンジ部が比較的もろく、破損しやすく、破損してしまうと、そのCDケースは最早、ケースとしての機能を喪失してしまうことが多い。また、映像用やコンピュータ用の記憶媒体として広く普及して来るに伴い、その不要となった時の廃棄処分の際に、上述するCD用パッケージを含めて全体がプラスチック製であるが故に、環境汚染の問題が大きくクローズアップされるに至っている。
また、袋状とした収納ケースについては、特に開口に蓋片を設けた構成としても、容易に収納物が出てしまい、これを損傷、破損する危険性があるという問題がある。
そこで、板紙などを折り畳み或いは一部を接着する構成の収納ケースが提案されている。例えば特許文献2〜4を始め多数の技術が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭58−155583号公報
【特許文献2】
特開平09−240767号公報
【特許文献3】
特開平11−292179号公報
【特許文献4】
特開平10−001185号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、板紙を折り畳み或いは一部を接着する構成の収納ケースとしては、例えば、特許文献2の技術では、ディスクは、内部の2つの肩部片に設けている切り欠きでディスクを保持する構成として、収納時には左右の表紙片をディスク上に覆うように閉じ、ディスクの保持を行う構成となっている。また、特許文献3の技術では、腰のある厚紙からなる方形のベース板の両側縁から、左右一対の保持片を対向状に折り返す。該保持片でディスクの外周縁を保持し、蓋部を係止孔に挿入固定する構成である。
ところが、これら従来の紙製の記録媒体用収納体においては、内容物の確実な保持と、収納状態から簡単に取り出しは、相反することであり両者を満足し、しかも簡易な構成で満足するものはなかった。
本発明では、簡易な構成で、確実にディスクの収納状態を得ることが出来るディスク状記録媒体用収納体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、板材を接着、溶着するこにより、内部にCD、DVD等の記録媒体が収納可能で、かつ、一方に収納する記録媒体の出し入れを行う開口部を設けているディスク状記録媒体用収納体において、収納本体は、収納する記録媒体よりやや大きめの大きさであって、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した時に、開口部中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質より形成すると共に、収納本体の開口部の一方の開口辺に設け係止片と、収納本体の開口部の他方の開口辺の直下に、前記係止片を開口部内方向に折り曲げ、係止片先端を挿入可能な係止部とよりなり、前記係止片の大きさを、収納本体の開口部の端縁部を挟持する時、開口部中央側の外方に膨らむ幅より、やや小さめの大きさとすることを特徴とする。
また、収納本体は、収納する記録媒体よりやや大きめの大きさであって、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した時に、開口部中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質より形成すると共に、収納本体の開口部の一方の開口辺に近接し、ディスク収納時にディスク外周に近接する位置に切り込みにより形成している係止片と、収納本体の開口部の他の開口辺に近接し、前記係止片に対向する位置の収納本体に、係止片の先端を挿入する位置に設けている係止孔とよりなることを特徴とする。
【0007】
また前記の記録媒体用収納体において、腰のある紙を折り畳んで形成する収納本体とすること、或いは、収納本体内部に内部にディスク記録面保護体を設けることが好ましい。
更に、収納本体の内部に厚さ方向に1又は2以上の仕切板を設け、更に収納本体の内部の1の仕切板により仕切られる空間の一方の深さを記録媒体の大きさより浅くし、深い方の空間内部にディスク記録面保護体を設けることことが好ましい。
また、前記ディスク状記録媒体用収納体を1対として、それぞれの非開口部側の適宜端辺を接続し折り畳み可能に形成することを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項1記載の発明の収納本体は、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した時に、開口部中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質より形成されている。また収納本体は、収納する記録媒体よりやや大きめの大きさに形成してあることより、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると、開口部中央側が外方に膨らませることが出来る。そして、この開口部上縁部内に設けている係止片は、前記開口部中央側の外方に膨らませた時に、開口部の膨らんだ大きさより小さく形成している為、係止片を開口部に向かって折り込むことが出来、簡単に開口部内に係止片を折曲挿入することが出来る。そして、係止片とは反対側の収納本体の開口部内の開口辺の直下に設けている係止部内に、前記係止片の先端が挿入する事が出来る。
なお、この状態で、収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を解くと、収納本体の弾性力が働き、薄い定常の状態となる。
従って、収納本体の開口部に例えばCD等のディスク状記録媒体を挿入後、上述のように係止部内に、前記係止片の先端を挿入すると、係止片がディスク状記録媒体の収納物は係止片によって、収納本体から外に飛び出すことを防止できるように作用する。また係止片は収納本体の開口部内に折り曲げて収納されているため、収納本体の外部から係止部を間違ってさわることがなく、予期しないときに開口部が開くことがない。
逆に、ディスク状記録媒体を収納本体から取り出すときは、収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を加えると、開口部の中央が膨らみむ力で、係止片が係止部から引き出されるように作用し、自動的に係止を解くことが出来る。
【0009】
次に請求項2記載の発明では、係止構造として、収納本体が弾性力を有する材質を切り込みによって形成している係止片を、係止孔に挿入する構成となっている。そして、係止は、係止片の先端を1〜2mm程度の部分を係止孔内に保持係止することにより行う。従って、係止片は、多少の弾性力を有するものであり、係止片を折り込むと撓み係止孔に挿入される。或いは、前記請求項1記載の場合と同様に収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を加え、開口部の中央開いた状態とすると、先端と係止孔の距離が離れることより容易に挿入させることが出来る。
なお、ディスク状記録媒体を収納本体から取り出すときは、前記請求項1の発明の場合と同様に、収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を加えると、開口部の中央が膨ら、係止片と係止孔の間隔が広がり、係止片が係止孔から引き出されるように作用し、自動的に係止を解くことが出来る。
また、請求項1及び2記載の発明では、ディスク状記録媒体を収納本体に収納時には、収納本体の弾性力で、開口部を故意に開くように特に力を加えない限り、開口部が開くことがないことより、完全に開口部の閉鎖状態を維持できる。
【0010】
また前記の記録媒体用収納体において、収納本体の内部に不織布等のディスク記録面保護体を設けることで記録媒体用収納体にCD等の記録媒体を挿入するときに傷が付くことを防止できる。なお、特許文献4に記載の如く、不織布の袋等に収納する事で、記録媒体を挿入するときに傷が付くことの防止を図っているが、本発明では、収納本体の内部に不織布を貼付することで、不織布を無くすることがなく、簡便に取り扱うことが出来る。
更に、収納本体の内部に厚さ方向に1又は2以上の仕切板を設け、更に収納本体の内部の1の仕切板により仕切られる空間の一方の深さを記録媒体の大きさより浅くし、深い方の空間内部に不織布を貼付する構成とすることで、浅い方に間違って記録媒体を入れた場合には、記録媒体の一部が収納本体から突出するになり容易に収納位置間違いを把握することが出来、記録媒体、及び説明書等の印刷物の収納を確実に行うことが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係るディスク状記録媒体用収納体を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る記録媒体用収納体展開した状態を示す説明図,図2〜4は、本発明に係る記録媒体用収納体の組み立て時を示す斜視説明図、図5は、本発明に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの斜視説明図、図6は本発明に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの部分拡大断面図である。
本発明にかかるディスク状記録媒体用収納体に使用する収納本体1は、例えば腰のある厚手の厚紙を使用する。ここで、腰のある厚紙とは、通常の厚い厚紙はもとより、厚みの少ない紙を2枚以上重ねて使用する場合、或いは、金属、プラスチックを開口部付近に内装させ、腰のある弾性力のある開口部を形成する構成使用した場合も含まれる。ただし、収納本体1を撓ますことが出来ないような、余り厚すぎるものは好ましくない。好ましくは200〜360g/m2程度の厚紙が良い。これは上述範囲では柔らかさが最適で、適度な腰の強さとなり、収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると、開口部中央側が外方に適度に膨らませることが出来るからであり、収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した力を解除すると、開口部4が変形せずに元に戻る程度の弾性力となるからである。
なお、厚手の紙を使用する場合には、開口部4全体を折り返して使用すると、弾性力を有しているが、固くなりすぎるので、後述する係止片、係止部等の部分のみを折り返す構成として使用する事が出来る。
また、廃棄の点で問題があるが弾性力のある厚さのプラスチックを使用して収納本体1を製作しても良い。
【0012】
次に前記厚紙等の基材を例えば図1に示すように切断する。
ここで、収納本体1の幅は、収納する記録媒体5よりやや大きめの大きさとする。これは、開口部4の中央側を外方に膨らませて使用する為に、収納本体1内の記録媒体5の外周の両脇部に多少隙間があって初めて、開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持することができるからである。
ここで、この基材を図2に示すように両端の内面材10,内面材11を図2に示すように外面材12,外面材13上に内方に折り畳む。次いで、不織布等のディスク記録面保護体3を片面に設けた仕切板20の仕切板接着折片21を、図2に示す如く外面材12の外面材13側の折り曲げ部近傍に貼着し、接着折片14,接着折片15を折り曲げ図3の状態とする。この状態から、両側に位置する内面材10,外面材12及び内面材11,外面材13を起立させ、接着折片14,接着折片15を貼着等適宜手段等で外面材13に固定し、収納本体1を完成する(図4)。
【0013】
図1中、点線部分は折り曲げ部である。また、図中16は係止片であり、17は係止片16の先端を挿入可能なように切り込みにより形成している係止部である。
なおこの係止片16の大きさは開口部4の端縁部を内部方向に挟持したとき、開口部4の開く大きさ以上であれば良い。ここで、例えば260g/m2の厚紙では、収納本体1の幅を記録媒体5より5mm程度の大きく形成し、直径30mm程度の半円形の切り込みを、収納本体1に設けて突出長さ15mmの係止片16を形成し、収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると20mm程度の幅で開口部を形成することが出来た。
なお上記接着折片14,接着折片15と外面材13は貼着により行っているが、例えばプラスチック等の材質で製作する場合には、溶着等により固定しても良いことは言うまでもない。
【0014】
また、上述の実施の形態において、例えば不織布等よりなるディスク記録面保護体3を片面に設けた仕切板20を内装している。ここで、ディスク記録面保護体3を設ける構成としたのは、ディスクの記録面保護の観点からであり上記不織布に限らずフェルト状素材、柔軟な紙質のものであっても良い。
また、ディスク記録面保護体を例えば腰のある、ある程度強度を有する不織布自体を用いて、前記仕切り板を兼ねて使用することも出来る。そして、仕切板20を内装しているのは、例えば2枚のディスク状記録媒体を収納する場合に記録媒体同士が接触すること防止の観点から使用する場合と、1枚のディスク状記録媒体とデータに使用する場合(例えば音楽データのCDと歌詞カード等収納する場合)に好適である。
この場合、仕切板20を内装する位置を変更し、収納本体1の内部の仕切板20により仕切られる空間の一方の深さを記録媒体の大きさより浅くし、深い方の空間内部にディスク記録面保護体3を片面に設ける構成とすることで、浅い方に間違って記録媒体5を挿入した場合、記録媒体が収納本体1からはみ出した状態となるため、間違った場所に収納することを未然に防止できる。
なお、仕切板20の数は特に限定するものではない。
【0015】
次に、本発明に係るディスク状記録媒体用収納体内部にCD、DVD等の記録媒体を収納仕方について図5、図6に基づいて述べる。
図5(b)の矢印方向に収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると、開口部4の幅方向の端縁部を内部方向に挟持すると、開口部中央側が外方に膨らませることが出来る。そして、収納本体1の開口部4に上方から収納するCD等の記録媒体5を装入する(図5(c)、図6(a))。この後、この開口部4の上縁部内に設けている係止片16は、前記開口部4の中央側の外方に膨らませた時に、開口部4の膨らんだ幅の大きさより小さく形成している為、係止片16を開口部4に向かって折り込むと、係止片16は、簡単に開口部4内に折曲挿入することが出来る(図5(d)、図6(b)(c))。そして、係止片16とは反対側の開口部4内の開口辺直下に設けている係止部17内に、前記係止片16の先端を挿入する事が出来る(図5(d)、図6(d))。
そして、この状態で、収納本体1の開口部4幅方向の端縁部への挟持力を解くと、収納本体1の弾性力が働き、薄い定常の状態となる。このとき係止片16の先端は更に係止部17内に挿入され、内面材10と外面材12の間に差し込まれ、安定した係止状態となる(図5(e)、図6(e))
そして、係止片16は、開口部4の内側の係止部17内に開口部4の外側方向から挿入されている為、開口部を開くような力が加わらない限り、係止部17から抜け出ることはない。従って、収納本体1内のCD等のディスク状記録媒体は、係止片16によって、収納本体1から外に飛び出すことを防止できる。
【0016】
次に、CD等のディスク状記録媒体5を収納本体1から取り出すときは、収納本体1の開口部4の幅方向端縁部に挟持力を加えると、開口部4の中央部が膨らみむ力で、係止片16が係止部17から引き出されるように作用し、自動的に係止を解くことが出来、収納しているディスク状記録媒体5を取り出すことができる。
また前記の記録媒体用収納体において、収納本体の内部にディスク記録面保護体3を設けると記録媒体用収納体にCD等の記録媒体を挿入するときに傷が付くことを防止できる。
【0017】
次に、図7は、記録媒体用収納体を1対として、それぞれの非開口部側の適宜端辺を接続し折り畳み可能に形成する実施の形態を示すものであり、上述したのと同様の係止構造を有する収納本体1A,1Bを有する構成としている。このように複数の収納本体1A,1Bを有しても、同様の係止構造に製作が出来、複数の記録媒体を収納することが出来る。
【0018】
第2の実施形態を図8,図9に示す例で説明する。
この第2の実施の形態では、ディスクを収納本体に収納時、ディスクの外周に近接した位置の開口部近傍の位置に、係止構造を設けるものである。
この係止構造は、収納本体1自体が前記第1の発明と同様に弾性力を有する材質で、図9の収納本体1の上面側の開口部4の端辺に近接し、ディスク収納時にディスク5外周に近接する位置に、係止片18を収納本体1の上面に切り込みを設けることで形成している。
また、図9の収納本体1の下面側の開口部4の端辺に近接する位置で、前記係止片18に対向する位置であって、係止片18の先端の下方であって係止片の数mm程度手前の位置に係止孔19を設け、係止片18を係止孔19に挿入したときたこと1〜2mm程度の部分を係止保持する構成としている。
従って、係止片18を折り込むと撓み係止孔19に挿入される。
なお、係止片18を押し込んで係止孔19に挿入しにくいときは、前記第1の実施形態の発明と同様に、収納本体1の開口部4幅方向の端縁部への挟持力を加え、開口部の中央を開いた状態とすると、係止片18の先端と係止孔19の距離が離れることより容易に挿入させることが出来る。
なお、ディスク状記録媒体5を収納本体1から取り出すときは、前記第1の実施形態の発明と同様と同様に、収納本体1の開口部4の幅方向の端縁部への挟持力を加えると、開口部4の中央が膨らみむ力で、係止片18が係止孔19から引き出されるように作用し、自動的に係止を解くことが出来る。
【0019】
【発明の効果】
本発明の記録媒体用収納体は、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持し、係止片を開口部に向かって折り込むことで、係止片は、簡単に開口部内に折曲挿入することが出来、収納本体の開口部を簡単に閉じることが出来、収納中のCD等のディスク状記録媒体もこの係止片によって、収納本体から外に飛び出すことを防止できることが出来る。
また、ディスク状記録媒体を収納本体から取り出すときは、収納本体の開口部幅方向の端縁部への挟持力を加えると、開口部の中央が膨らみむ力で、係止片が係止部から引き出され、自動的に係止を解くことが出来、ディスク状記録媒体を収納本体から簡単に取り出すことがる。
また前記の記録媒体用収納体において、収納本体の内部に不織布を貼付すると記録媒体用収納体にCD等の記録媒体を挿入するときに傷が付くことを防止でき、また収納本体の内部に厚さ方向に1又は2以上の仕切板を設けことで、複数の、ディスク状記録媒体を収納本体に収納できる。そして、仕切板により仕切られる空間の一方の深さをかえることで、記録媒体を間違った場所に収納することを防止することが出来る。
このように本発明では、簡易な構成で安価に製作できるとともに、確実にディスクの収納状態を得ることが出来るディスク状記録媒体用収納体を提供することが出来る等優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体用収納体展開した状態を示す説明図で、(a)は収納本体の展開図、(b)は仕切板のを示す説明図、(c)は不織布の説明図である。
【図2】本発明に係る記録媒体用収納体の組み立て時を示す斜視説明図。
【図3】本発明に係る記録媒体用収納体の組み立て時を示す斜視説明図。
【図4】本発明に係る記録媒体用収納体の組み立て時を示す斜視説明図。
【図5】本発明に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの斜視説明図。
【図6】本発明に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの部分拡大断面図。
【図7】本発明に係る記録媒体用収納体の2つの収納部を有する実施形態を示す斜視説明図。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態の記録媒体用収納体にCDを収納するときの斜視説明図。
【図9】図8の実施の形態に係る記録媒体用収納体にCDを収納するときの部分拡大断面図。
【符号の説明】
1 収納本体
10 内面材
11 内面材
12 外面材
13 外面材
14 接着折片
15 接着折片
16 係止片
17 係止部
18 係止片
19 係止孔
20 仕切板
21 仕切板接着折片
3 ディスク記録面保護体
4 開口部
5 記録媒体
Claims (7)
- 板材を接着、溶着するこにより、内部にCD、DVD等の記録媒体が収納可能で、かつ、一方に収納する記録媒体の出し入れを行う開口部を設けているディスク状記録媒体用収納体において、
収納本体は、収納する記録媒体よりやや大きめの大きさであって、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した時に、開口部中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質より形成すると共に、
収納本体の開口部の一方の開口辺に設け係止片と、
収納本体の開口部の他方の開口辺の直下に、前記係止片を開口部内方向に折り曲げ、係止片先端を挿入可能な係止部とよりなり、
前記係止片の大きさを、収納本体の開口部の端縁部を挟持する時、開口部中央側の外方に膨らむ幅より、やや小さめの大きさとすることを特徴とするディスク状記録媒体用収納体。 - 板材を接着、溶着するこにより、内部にCD、DVD等の記録媒体が収納可能で、かつ、一方に収納する記録媒体の出し入れを行う開口部を設けているディスク状記録媒体用収納体において、
収納本体は、収納する記録媒体よりやや大きめの大きさであって、開口部の幅方向の端縁部を内部方向に挟持した時に、開口部中央側が外方に膨らむ弾性力を有する材質より形成すると共に、
収納本体の開口部の一方の開口辺に近接し、ディスク収納時にディスク外周に近接する位置に切り込みにより形成している係止片と、
収納本体の開口部の他の開口辺に近接し、前記係止片に対向する位置の収納本体に、係止片の先端を挿入する位置に設けている係止孔とよりなることを特徴とするディスク状記録媒体用収納体。 - 請求項1又は2に記載のディスク状記録媒体用収納体において、腰のある紙を用いて形成する収納本体とすることを特徴とするディスク状記録媒体用収納体。
- 請求項1〜3の何れかに記載のディスク記録媒体用収納体において、収納本体の内部にディスク記録面保護体を設けたことを特徴とするディスク状記録媒体用収納体。
- 請求項1〜4の何れかに記載のディスク状記録媒体用収納体において、収納本体の内部に厚さ方向に1又は2以上の仕切板を設けたことを特徴とするディスク状記録媒体用収納体。
- 請求項5に記載のディスク状記録媒体用収納体において、収納本体の内部の1の仕切板により仕切られる空間の一方の深さを記録媒体の大きさより浅くし、深い方の空間内部にディスク記録面保護体を設けたことを特徴とするディスク状記録媒体用収納体。
- 請求項1〜6の何れかに記載のディスク記録媒体用収納体を1対として、それぞれの非開口部側の適宜端辺を接続し折り畳み可能に形成することを特徴とするディスク状記録媒体用収納体。
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