JP2005025770A - 検索サービスの配信方法及びシステム,情報検索方法及び装置,情報検索サーバ,検索サービス提供方法,そのプログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

検索サービスの配信方法及びシステム,情報検索方法及び装置,情報検索サーバ,検索サービス提供方法,そのプログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 音楽、映画著作物、コマーシャル等の断片情報である時系列データの一部により利用者の知りたい情報を容易且つ迅速に検索して配信することを可能にする。
【解決手段】 時系列データの一部を検索鍵として該時系列データに関連する情報を検索する情報検索サーバに対して、ネットワークで接続された利用者の端末から利用者がアクセスして検索を行う。情報検索サーバは検索結果として、楽曲の名前、映画の題名、或いはコマーシャルで放送された商品名などを前記ネットワークを介して利用者の端末に配信し、検索提供者は利用者から該検索の対価を収受する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音楽の情報及び歌手の情報やCD(コンパクト・ディスク)などに記録された時系列データに関連する商品情報のような、時系列データに付随する情報(以下、「付随情報」という)を蓄積したデータベースから、利用者が検索鍵として指定した具体的なメディア情報の断片を検索し、該当する情報を利用者に配信する情報検索システムに関し、特に、該システムで用いられる情報検索装置および該装置を用いた情報検索サーバ、ならびに、情報検索方法および検索サービス提供方法ならびに該方法を実現するためのプログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体に関する。
従来から、例えば、歌手の情報及びCDなどに記録された時系列データである音楽に関連する商品情報のような予め定めた時系列データに付随する情報を蓄積したデータベースの検索を行うことがなされている。そのような場合の情報検索方法に関しては、文字列、数、及び記号を検索鍵として用いる方法や、予め定めた選択肢を利用者に選択させることによる情報検索方法が知られている(例えば、特許文献1,2,3,4参照)。
特開平11−282857号公報 特開平11−120198号公報 特開2000−10989号公報 特開平10−154149号公報
しかし、上記のような従来の情報検索方法では、利用者が、所要の情報に対応する文字列情報、数、記号等が分かっていない場合や、予め選択肢を用意し難い場合においては、有効な検索が行い難いという欠点があり、従って、このような情報検索方法を用いて情報を配信する営業形態の有効性は限られていた。
例えば、従来の情報検索方法を用いる検索サービスの配信方法では、(1)曲名の分からない音楽に関する情報を音楽の断片を用いて検索したい場合、(2)題名の分からない映画に関する情報を映画の断片を用いて検索したい場合、及び(3)コマーシャルの断片を用いて該コマーシャルにかかる商品のより詳細な情報を検索したい場合などにおいて、十分な効果をもった検索サービスの配信を行うことができなかった。
本発明は、上記のような従来の課題を解決するためになされたものであり、音楽、映画の著作物、コマーシャル等の断片情報である時系列データの一部により利用者の知りたい情報を容易且つ迅速に検索して配信するための情報検索システムで用いられる情報検索装置および該装置を用いた情報検索サーバ、ならびに、情報検索方法および該方法を実現するためのプログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1の発明の特徴は、利用者が指定した検索鍵を用いて蓄積された情報を検索し、検索結果を提示することによる検索サービスの配信方法において、情報提供者が提供した時系列データに関連する商品情報を蓄積する情報蓄積過程と、前記時系列データの一部または全部の特徴時系列を蓄積する時系列信号特徴蓄積過程と、前記利用者が指定した時系列データの断片を受理する検索鍵時系列信号入力過程と、前記入力された検索鍵時系列データから該検索鍵時系列データを表現する特徴を導く特徴計算過程と、前記時系列信号特徴蓄積過程に蓄積された特徴の一部または全部と、前記特徴計算過程で導かれた特徴の一部または全部を照合する特徴照合過程と、前記特徴照合過程における照合結果に基づいて前記情報蓄積過程で蓄積された情報の中から出力すべき情報を選択する検索情報選択過程と、前記検索情報選択過程における検索情報選択結果に基づいて検索結果を提示する情報提示過程とを備える情報検索方法を用いることによって、該検索サービスにかかる事業者は、前記利用者が時系列データの断片を検索鍵として検索を行った際、該時系列データに関連する商品情報を提示し、該利用者に対して該商品の購入を促すことにより前記情報提供者から該情報提供の対価を収受することにある。
請求項2の発明の特徴は、利用者が指定した検索鍵を用いて蓄積された情報を検索し、検索結果を提示することによる検索サービスの配信方法において、時系列データに関連する商品情報を蓄積する情報蓄積過程と、前記時系列データの一部または全部の特徴時系列を蓄積する時系列信号特徴蓄積過程と、前記利用者が指定した時系列データの断片を受理する検索鍵時系列信号入力過程と、前記入力された検索鍵時系列データから該検索鍵時系列データを表現する特徴を導く特徴計算過程と、前記時系列信号特徴蓄積過程に蓄積された特徴の一部または全部と、前記特徴計算過程で導かれた特徴の一部または全部を照合する特徴照合過程と、前記特徴照合過程における照合結果に基づいて前記情報蓄積過程で蓄積された情報の中から出力すべき情報を選択する検索情報選択過程と、前記検索情報選択過程における検索情報選択結果に基づいて検索結果を提示する情報提示過程とを備える情報検索方法を用いることによって、前記利用者が、時系列データの断片を検索鍵として検索を行った際、該時系列データに関連する商品情報を提示し、該利用者に対して該商品の購入を促すことにより、該商品の販売利潤の増大を図ることにある。
請求項3の発明の特徴は、前記時系列データは音楽であることを特徴とする。
請求項4の発明の特徴は、前記時系列データは映像著作物であることを特徴とする。
請求項5の発明の特徴は、前記時系列データはコマーシャルであることを特徴とする。
請求項6の発明の特徴は、前記情報検索方法における情報蓄積過程は、コンピュータネットワーク上に分散して接続された複数のコンピュータが有する情報蓄積装置であることを特徴とする。
請求項7の発明の特徴は、時系列データの名称および該時系列データに関連する情報を蓄積した情報蓄積手段と、前記時系列データの一部または全部の特徴時系列を蓄積した時系列信号特徴蓄積手段と、前記利用者が指定した時系列データの断片を受理する機能を有する検索鍵時系列信号入力手段と、前記入力された検索鍵時系列データから該検索鍵時系列データを表現する特徴を導く特徴計算手段と、前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積された特徴の一部または全部と前記特徴計算手段で導かれた特徴の一部または全部を照合する特徴照合手段と、前記特徴照合手段における照合結果に基づいて前記情報蓄積手段で蓄積された情報の中から出力すべき情報を選択する検索情報選択手段と、前記検索情報選択手段における検索情報選択結果に基づいて検索結果を提示する情報提示手段と、を具備することにある。
請求項8の発明の特徴は、時系列データの断片を検索鍵として前記時系列データの関連情報を検索して出力する情報検索装置と、利用者が使用する端末装置と、前記情報検索装置と前記端末装置とを接続するネットワークとを具備し、前記利用者が前記端末装置から前記ネットワークを介して前記情報検索装置にアクセスして時系列データの断片を検索鍵として検索を行うと、前記情報検索装置は前記検索結果を前記ネットワークを介して前記端末装置に送信することにある。
請求項9の発明の前記端末装置は携帯電話であることを特徴とする。
請求項10の発明の特徴は、時系列データに関連する付随情報を予め蓄積している情報蓄積手段と、利用者の端末から入力される時系列データ又は該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づき、前記情報蓄積手段に記憶されている前記付随情報の中から検索を行って検索された付随情報を出力する検索手段とを具備することにある。
請求項11の発明の特徴は、前記検索手段は、前記時系列データを受信する検索鍵入力手段と、該検索鍵入力手段が受信した時系列データに基づいて、該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを算出する特徴計算手段と、該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積している時系列信号特徴蓄積手段と、前記検索時系列信号特徴データを前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積されている前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合手段と、該特徴照合手段の照合結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積されている付随情報を選択する検索情報選択手段と、該検索情報選択手段が選択した付随情報を出力する情報提示手段とを具備することにある。
請求項12の発明の特徴は、前記検索鍵入力手段に入力されたデータの種類を判別し、該入力されたデータが前記検索時系列信号特徴データである場合に、該検索時系列信号特徴データを前記特徴照合手段に出力するデータ判別手段を具備し、前記特徴計算手段を介さずに検索を行うことにある。
請求項13の発明の特徴は、前記検索手段は、前記時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを受信する検索鍵入力手段と、該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積している時系列信号特徴蓄積手段と、前記検索時系列信号特徴データを前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積されている前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合手段と、該特徴照合手段の照合結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積されている付随情報を選択する検索情報選択手段と、該検索情報選択手段が選択した付随情報を出力する情報提示手段とを具備することにある。
請求項14の発明の特徴は、情報提供者の端末から時系列データおよび該時系列データに関連する付随情報を受信した場合、受信した時系列データから算出した時系列信号特徴データ、および、受信した前記付随情報により、前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積されている時系列信号特徴データおよび前記情報蓄積手段に蓄積されている付随情報の追加を行い、時系列信号特徴データおよび付随情報の削除を指示する信号、および、削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を特定するためのデータを前記情報提供者の端末から受信した場合、該削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を前記時系列信号特徴蓄積手段および前記情報蓄積手段からそれぞれ削除する情報更新手段を更に具備し、前記利用者へ提供される前記付随情報の更新を行うにある。
請求項15の発明の特徴は、前記情報更新手段は、受信したデータの種類を判別し、該受信したデータが時系列信号特徴データである場合に、受信した時系列信号特徴データおよび前記付随情報により追加を行うことにある。
請求項16の発明の特徴は、情報提供者の端末から時系列信号特徴データおよび該時系列信号特徴データに関連する付随情報を受信した場合、受信した時系列信号特徴データおよび前記付随情報により、前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積されている時系列信号特徴データおよび前記情報蓄積手段に蓄積されている付随情報の追加を行い、時系列信号特徴データおよび付随情報の削除を指示する信号、および、削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を特定するためのデータを前記情報提供者の端末から受信した場合、該削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を前記時系列信号特徴蓄積手段および前記情報蓄積手段からそれぞれ削除する情報更新手段を更に具備し、前記利用者へ提供される前記付随情報の更新を行うにある。
請求項17の発明の特徴は、情報提供者が提供する請求項11又は12記載の情報検索装置と、利用者の端末と前記情報検索装置との間で情報の送受信を行う通信装置と、を具備し、前記利用者の端末から入力された時系列データ又は時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づいて、該入力された時系列データ又は時系列信号特徴データに関連する付随情報を前記利用者に提供することにある。
請求項18の発明の特徴は、前記情報蓄積手段は商品に関する商品情報を含む付随情報を蓄積しており、前記利用者の端末から送信される商品購入情報を受信する購入情報受信手段と、該購入情報受信手段で受信した前記商品購入情報を前記情報提供者の端末に送信する購入情報送信手段とを備えた商品購入装置を更に具備し、前記利用者が前記情報検索装置の送信する前記検索結果に基づいて前記商品を購入するための情報を提供することを特徴としている。
請求項19の発明の特徴は、前記利用者の登録及び認証を行う利用者登録・認証手段を更に具備し、前記商品購入装置は、前記利用者登録・認証手段による登録及び認証の結果に基づいて、登録を許された利用者の端末のみに対して前記商品の購入に関わる情報を出力することにある。
請求項20の発明の特徴は、前記利用者の端末が前記情報検索装置を利用する度合いに応じた利用対価を算出し、該利用対価を前記利用者から徴収するために該利用対価を前記利用者の端末に提示する利用対価算出装置を更に具備することにある。
請求項21の発明の特徴は、前記利用対価算出装置は、前記利用者の端末から送信されたデータの送信回数及び送信データ量の少なくとも一方に基づいて、前記利用対価を算出することにある。
請求項22の発明の特徴は、前記利用者の端末が前記情報検索装置を利用する度合いに応じた前記情報提供者への情報提供の対価を算出し、該情報提供の対価を前記情報提供者から徴収するために該情報提供の対価を前記情報提供者に提示する情報提供対価算出装置を更に具備することにある。
請求項23の発明の特徴は、前記情報提供対価算出装置は、前記利用者の端末に送信した購入情報の送信回数および商品の購入金額の少なくとも一方に基づいて、前記情報提供の対価を算出することにある。
請求項24の発明の特徴は、時系列データに関連する付随情報を予め蓄積しておく情報蓄積処理と、利用者の端末から入力される時系列データ又は該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づき、予め蓄積しておいた前記付随情報の中から検索を行って検索された付随情報を出力する検索処理とを具備することにある。
請求項25の発明の特徴は、前記検索処理は、前記時系列データを受信する検索鍵入力処理と、該検索鍵入力処理において受信した時系列データに基づいて、該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを算出する特徴計算処理と、該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積しておく時系列信号特徴蓄積処理と、前記検索時系列信号特徴データを予め蓄積しておいた前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合処理と、該特徴照合処理の照合結果に基づいて、予め蓄積しておいた前記付随情報を選択する検索情報選択処理と、該検索情報選択処理において選択した付随情報を出力する情報提示処理とを具備することにある。
請求項26の発明の特徴は、検索鍵入力処理において入力されたデータの種類を判別し、該入力されたデータが前記検索時系列信号特徴データである場合に、該検索時系列信号特徴データを前記特徴照合処理に出力するデータ判別処理を具備し、前記特徴計算処理を迂回して検索を行うことにある。
請求項27の発明の特徴は、前記検索処理は、前記時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを受信する検索鍵入力処理と、該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積しておく時系列信号特徴蓄積処理と、前記検索時系列信号特徴データを予め蓄積しておいた前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合処理と、該特徴照合処理の照合結果に基づいて、予め蓄積しておいた前記付随情報を選択する検索情報選択処理と、該検索情報選択処理において選択した付随情報を出力する情報提示処理とを具備することにある。
請求項28の発明の特徴は、情報提供者の端末から時系列データおよび該時系列データに関連する付随情報を受信した場合、受信した時系列データから時系列信号特徴データを算出する処理と、該時系列信号特徴データおよび受信した前記付随情報により、蓄積されている前記時系列信号特徴データおよび前記付随情報の追加を行う処理とを実行し、時系列信号特徴データおよび付随情報の削除を指示する信号、および、削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を特定するためのデータを前記情報提供者の端末から受信した場合、該削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を蓄積されている時系列信号特徴データおよび付随情報からそれぞれ削除する処理を実行する情報更新処理を更に具備し、前記利用者へ提供される前記付随情報の更新を行うことにある。
請求項29の発明の特徴は、前記情報更新処理は、受信したデータの種類を判別し、該受信したデータが時系列信号特徴データである場合に、受信した時系列信号特徴データおよび前記付随情報により追加を行うことにある。
請求項30の発明の特徴は、情報提供者の端末から時系列信号特徴データおよび該時系列信号特徴データに関連する付随情報を受信した場合、受信した時系列信号特徴データおよび前記付随情報により、蓄積されている時系列信号特徴データおよび付随情報の追加を行う処理を実行し、時系列信号特徴データおよび付随情報の削除を指示する信号、および、削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を特定するためのデータを前記情報提供者の端末から受信した場合、該削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を蓄積されている時系列信号特徴データおよび付随情報からそれぞれ削除する処理を実行する情報更新処理を更に具備し、前記利用者へ提供される前記付随情報の更新を行うことにある。
請求項31の発明の特徴は、前記利用者の端末から入力された時系列データ又は時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づいて、請求項25又は26に記載された情報検索方法に従った処理を行い、該入力された時系列データ又は時系列信号特徴データに関連する付随情報を前記利用者に提供することにある。
請求項32の発明の特徴は、前記付随情報は商品に関する商品情報を含んでおり、前記利用者の端末から送信される商品購入情報を受信する購入情報受信処理と、該購入情報受信処理において受信した前記商品購入情報を前記情報提供者の端末に送信する購入情報送信処理とを有する商品購入処理を更に具備し、前記利用者が前記情報検索方法により得られる前記検索結果に基づいて前記商品を購入するための情報を提供することにある。
請求項33の発明の特徴は、前記利用者の登録及び認証を行う利用者登録・認証処理を更に具備し、前記商品購入処理において、前記利用者登録・認証処理による登録及び認証の結果に基づいて、登録を許された利用者の端末のみに対して前記商品の購入に関わる情報を出力することにある。
請求項34の発明の特徴は、前記利用者の端末が前記情報検索方法を用いた情報検索を利用する度合いに応じた利用対価を算出し、前記利用者から徴収するために該利用対価を前記利用者の端末に提示する利用対価算出処理を更に具備することにある。
請求項35の発明の特徴は、前記利用対価算出処理では、前記利用者の端末から送信されたデータの送信回数及び送信データ量の少なくとも一方に基づいて、前記利用対価を算出することにある。
請求項36の発明の特徴は、前記利用者の端末が前記情報検索方法を用いた情報検索を利用する度合いに応じた前記情報提供者への情報提供の対価を算出し、該情報提供の対価を前記情報提供者から徴収するために該情報提供の対価を前記情報提供者に提示する情報提供対価算出処理を更に具備することにある。
請求項37の発明の特徴は、前記情報提供対価算出処理では、前記利用者の端末に送信した購入情報の送信回数および商品の購入金額の少なくとも一方に基づいて、前記情報提供の対価を算出することにある。
請求項38の発明の特徴は、前記付随情報は、電波またはケーブルまたは計算機ネットワークを介して放送された番組において使用された曲に関する使用曲情報であり、前記時系列データは、該番組または該番組の合間に流されるコマーシャルの一部である断片情報であり、前記利用者の端末から入力された時系列データに関連する前記使用曲情報を前記利用者の端末に通知することにある。
請求項39の発明の特徴は、前記付随情報は、電波またはケーブルまたは計算機ネットワークを介して放送された番組の提供者が提供する商品に関する商品情報であり、前記時系列データは、該番組または該番組の合間に流されるコマーシャルの一部である断片情報であり、前記利用者の端末から入力された時系列データに関連する前記商品情報を前記利用者の端末に通知することにある。
請求項40の発明の特徴は、前記付随情報は、CDまたはビデオに関する商品情報であり、前記時系列データは、該CDに収録されている音楽または該ビデオに収録されている音または映像の断片情報であり、前記利用者の端末から入力された時系列データに関連する前記商品情報を前記利用者の端末に通知することにある。
請求項41の発明の特徴は、前記時系列データは音響信号を含んでいることにある。
請求項42の発明の特徴は、前記時系列データは映像信号を含んでいることにある。
請求項43の発明の特徴は、前記利用者の端末である携帯電話から送られる前記時系列データ又は前記時系列信号特徴データの少なくとも一方を受信することにある。
請求項44の発明の特徴は、時系列データに関連する付随情報を予め蓄積しておく情報蓄積処理と、利用者の端末から入力される時系列データ又は該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づき、予め蓄積しておいた前記付随情報の中から検索を行って検索された付随情報を出力する検索処理とをコンピュータに実行させることにある。
請求項45の発明の特徴は、前記検索処理は、前記時系列データを受信する検索鍵入力処理と、該検索鍵入力処理において受信した時系列データに基づいて、該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを算出する特徴計算処理と、該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積しておく時系列信号特徴蓄積処理と、前記検索時系列信号特徴データを予め蓄積しておいた前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合処理と、該特徴照合処理の照合結果に基づいて、予め蓄積しておいた前記付随情報を選択する検索情報選択処理と、該検索情報選択処理において選択した付随情報を出力する情報提示処理とを具備することにある。
請求項46の発明の特徴は、請求項40又は41に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
上記発明は、音楽、映画の著作物などの断片情報である時系列データの一部を検索鍵として前記時系列データの関連情報を検索する情報検索方法を用いて、利用者に、蓄積した情報を、音響信号または映像信号の断片お用いて検索させることにより、利用者、情報提供者、または回線事業者から対価を得る営業形態を実現する。
以上記述した如く、本発明によれば、音楽、映画の著作物,コマーシャルなどの断片情報である時系列データの一部を検索鍵として前記時系列データの関連情報を検索する情報検索方法を用いて、音響信号または映像信号の断片をもとに蓄積した情報を利用者に検索させることにより、利用者の知りたい情報を容易且つ迅速に検索して配信することができる。また、利用者、情報提供者、または回線事業者から対価を得る営業形態を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明するが、本発明は以下に説明した実施形態に限定されず、例えば、これら実施形態を適宜組み合わせたものであっても良い。
〔第1実施形態〕
本実施形態では基本的な情報検索システムについて説明する。図1は本発明の一実施形態に係わる情報検索システムの構成例を示したブロック図である。本情報検索システムは、情報提供者(スポンサー)1が保有する情報提供者端末11と、利用者2が所有する利用者端末12と、回線事業者3と、検索提供者4と、検索提供者4の提供する情報検索サーバ15で構成される。そしてこの情報検索システムは、例えば、音楽情報を検索の対象として、検索された音楽情報を前記利用者2の利用者端末12に配信する営業形態に利用される。この営業形態を計算機ネットワーク上で実施されるオークションに適用したとすれば、オークションの開設者が検索提供者4となり、オークションに商品を出品する者が情報提供者1となり、オークションを利用して商品の購入を希望する者が利用者2となる。
利用者端末12は、携帯電話やPHS(登録商標)(パーソナル・ハンディフォン・システム)電話機といった移動電話、PDA (Personal Digital Assistants)といった携帯端末、パーソナルコンピュータやワークステーションといったコンピュータなど様々なものが考えられる。要するに、時系列データを情報検索サーバ15に送信する機能を有するものであれば利用者端末12として何を利用してもよい。また、情報提供者端末11はパーソナルコンピュータ,ワークステーションといったコンピュータなどであって、情報検索サーバ15に対して情報を提供する機能を有するものであれば何を利用しても良い。
ここで、本明細書で言う時系列データとは、所定の再生装置があれば再生することが可能な情報全般を意味している。例えば音楽で言えば、音楽そのものであるアナログデータ,CDに記録されているデータ,WAVファイルのデータ、MP3(MPEG-1 Audio Layer III)ファイルのデータ等を示す。また映像で言えば、映像そのものであるアナログデータ,MPEG−2(Moving Picture Experts Group - 2)に代表されるデジタルデータ等を示す。したがって、情報の検索のために使用する検索鍵は、音楽で言えば1曲の中の短いフレーズのような情報(すなわち、音の断片)であり、映像でいえば映画の1シーン,短いセグメント,あるいは1ショットのような情報(すなわち、映像の断片)である。なお、サービスの形態を考えると映像は動画が主体となるが、静止画であっても良いのはもちろんである。
情報検索サーバ15は、少なくとも情報提供者端末11および利用者端末12との間でそれぞれ通信を行うための通信装置16,17と、情報検索装置5とにより構成される。なお、厳密に言うと、サーバとはワークステーション等のコンピュータ上においてバックグラウンドで動作する一種のプログラム(プロセス)である。ただ、こうしたプログラムを含むソフトウェアとコンピュータのハードウェアを一体的に見てサーバと呼ぶことも少なくない。そこで、本明細書では利用者2に対してサービスを提供する(ソフトウェアおよびハードウェアを含めた)装置全体をサーバと呼ぶことにする。また図1において、矢印の付いた破線は検索提供の対価としての金銭の流れを示している。また図1では、情報提供者端末11,利用者端末12のいずれとの間で各情報が送受信されるのかが理解しやすいように、通信装置を利用者用および情報提供者用に分割しているが、実際にはこれらの機能を統合した1台の通信装置で実現するのが通常である。
次に、情報検索装置5の構成についてその概要を説明する。図2は本発明の情報検索装置(図1の情報検索装置5に相当)の一実施形態を示したブロック図である。情報検索装置5は、情報蓄積部51、時系列信号特徴蓄積部52、検索鍵時系列信号入力部53、特徴計算部54、特徴照合部55、検索情報選択部56及び情報提示部57で構成され、検索鍵としたい時系列データの一部(例えば、音響信号)を入力とし、検索された情報を出力する。なお、情報検索装置5を構成する各部の機能については後に詳述する。
次に、本実施形態による情報検索サーバ15の動作について説明する。図1に示した情報提供者1は、テレビ番組,ラジオ番組,映画,CDに収録されている楽曲または映像の少なくとも一方からなる時系列データに基づいて、後述する特徴データの算出方法と同じ方法を用いて、特徴データ(以下、時系列信号特徴データという)を算出し、これを検索提供者4に提供して、情報検索装置5に含まれる時系列信号特徴蓄積部52(図2を参照)に予め蓄積しておく。併せて、情報提供者1は、算出した時系列信号特徴データに対応する付随情報として、利用者2にとって有益と思われる情報を検索提供者4に提供し、情報検索装置5に含まれる情報蓄積部51に予め蓄積しておく。
この情報蓄積部51に蓄積される付随情報は、例えば、番組のタイトル、使用されている楽曲の題名、演奏家の名前、該演奏家にかかる他の楽曲の題名、発売中のCDや関連商品等の品番や注文方法などであり、これらの情報を時系列信号特徴データに関連づけて蓄積しておく。あるいは、音楽や映像がWeb上で入手可能な場合にはこれら音楽や映像が格納されているファイルのURL(UniformResource Locator),音楽や映像の内容に関連する情報を公開しているWebサイトのURL,出演者やアーティスト名,音楽や映像がコマーシャルに係るものの場合にはその商品を購入するための注文オーダーフォームなどが、付随情報として挙げられる。
蓄積の技術的方法としては、データベースに関する公知の技術を用いればよい。尚、蓄積する情報のまとまりを本出願では以後「情報単位」と称する。付随情報はこの情報単位ごとに関連づけられている。なお、本実施形態では、利用者2の検索対象がCDに収録されている楽曲であって情報単位が1曲である場合を例に挙げて説明する。
次に、利用者2は、自動車内,店舗内,テレビ番組中等で遭遇した音楽(例えば、ラジオ番組や店舗内で流れるBGM(バックグラウンドミュージック),テレビ番組の挿入歌など)の断片を携帯端末などでキャプチャし、キャプチャされた音響信号や映像信号を検索鍵として、利用者端末12から回線事業者3の提供する携帯電話等の通信回線を通じて情報検索サーバ15に送信する。
ここで、利用者2が情報検索サーバ15へ検索鍵を送信するには、いま述べた手法以外にもWebページから行う手法などが考えられる。この場合、利用者2は、利用者端末12を通じて検索提供者4が提供するWebページ(ホームページ)にアクセスして検索鍵を情報検索サーバ15にアップロードする。図3は、利用者2が映像に関する情報検索を行うために情報検索サーバ15上に用意されたWebページの表示例を示している。なお、同図は映像信号の場合であるが、ここで想定しているCDの楽曲(音響信号)に関する付随情報を検索する場合もほぼ同様の表示となる。
図3に示したWebページは送信ファイル選択セクション,検索範囲選択セクション,付随情報選択セクションおよび検索ボタンで構成されている。送信ファイル選択セクションは、利用者端末12内に予め記録しておいた映像ファイル(例えば、テレビ放送番組の映像をキャプチャしたもの)の中から、情報検索サーバ15に送信すべきファイルを選択するためのものであって、ファイル名を入力するためのフィールドとファイル参照ボタンとから構成されている。ファイル名の入力フィールドには、利用者端末12上に格納されているムービーファイル等のファイル名が入力される。またファイル参照ボタンは、利用者2がファイル名を入力する代わりに、利用者端末12上に格納されるファイルを選択するためのボタンである。
なお、ムービーファイルは、例えばテレビ番組を録画した映像信号をディジタル化してコンピュータ上に取り込んでその全部または一部を切り出すことにより、周知の方法で作成可能である。また、図3ではUNIX(登録商標)の形式に準じてパス名を記述してあるが、例えばMS−Windows(登録商標)では"C:\My Documents\movies\uploadfile.mov"等となる。なお、利用者2がファイル名を入力するのに代えて、例えばコンピュータのデスクトップ上に置かれたファイルのアイコンをファイル名の入力フィールド上にドラッグ&ドロップしてファイルを指定する形態であっても良い。
検索範囲選択セクションは、情報検索サーバ15によって検索の対象とされる検索範囲を利用者2が指定するためのものであり、例えば、世界中の映像ライブラリからの検索を指定するためのラジオボタンと、日本の映像ライブラリからの検索を指定するためのラジオボタンとで構成される。
付随情報選択セクションは、情報検索サーバ15から送信される検索結果の内容を指定するためのものであって、利用者2は4つのチェックボックスを任意に選択することができる。これらチェックボックスのうち、「映像ダウンロード」は検索鍵を含む映像の全部を利用者端末12にダウンロードするためのもの、「関連URL表示」は、検索された映像のファイルが登録されているインターネット上の場所を利用者端末12の画面上に表示するためのもの、「アーティストまたは出演者情報表示」は例えば検索されたコマーシャルに関する制作者や登場人物などの情報を表示するためのもの、「商品情報購入表示」は例えば映画を収録したビデオ(LD(登録商標)(レーザディスク)やDVD(Digital Versatile Disc)なども含む)の価格や購入手順などを利用者端末12の画面上に表示するためのものである。
そして、利用者2は各セクションについて必要な情報の入力や項目の選択を行ったのちに検索ボタンをクリックして、利用者端末12から情報検索サーバ15に検索鍵を送信する。
情報検索サーバ15は利用者端末12から送信された検索鍵(音楽の断片)を通信装置17で受信して情報検索装置5に入力する。情報検索装置5は、利用者端末12から送信されてきた音楽の断片を検索鍵として情報蓄積部51に蓄積された付随情報を検索し、該当する付随情報を選択して通信装置17及び通信回線を通じて利用者端末12に送信する。これにより、検索された付随情報が利用者端末12を通じて利用者2に提示される。
ここで、図4は本実施形態の情報検索サーバ15で行われる情報検索方法の手順を示したフローチャートである。また、図5は図4に記載された処理のうちの検索処理についてその詳細な手順を示したフローチャートである。
まず、情報提供者1は、検索の対象となる付随情報を検索提供者4に提供し、検索提供者4はこの付随情報を情報検索サーバ15に与えて情報蓄積部51に蓄積する(ステップS1)。また、情報提供者1は、情報蓄積部51に蓄積した付随情報のそれぞれに関連する時系列信号を表現する特徴データを作成して検索提供者4に提供し、検索提供者4はこの特徴データを時系列信号特徴蓄積部52に蓄積する(ステップS2)。なお、ステップS1,S2の処理順序は逆であっても良い。次に、利用者2は利用者端末12を操作し、時系列データを検索鍵として情報検索サーバ15に送信する。情報検索サーバ15は送信された検索鍵を受信して情報検索装置5に入力する(ステップS3)。情報検索装置5は、送信された検索鍵をもとに蓄積された付随情報を検索し、検索された付随情報を検索結果として出力する(ステップS4)。情報検索サーバ15は情報検索装置5から出力される検索結果を利用者端末12に送信する(ステップS5)。
上記ステップS4における検索は次のようにして行われる。すなわち、検索鍵時系列信号入力部53は、所要の情報を検索するための検索鍵となる時系列信号(情報検索サーバ15が利用者端末12から受信した楽曲の一部または全部の時系列データ。以下、検索鍵時系列信号という)を受信して特徴計算部54に入力する(ステップS11,検索特徴時系列受信過程)。特徴計算部54は、検索鍵時系列信号から、該検索鍵時系列信号を表現する特徴(以下、検索時系列信号特徴データという)を算出して特徴照合部55に出力する(ステップS12)。特徴照合部55は、時系列信号特徴蓄積部52に蓄積された特徴(以下、時系列信号特徴データという)の一部または全部と、特徴計算部54で導かれた検索時系列信号特徴データの一部または全部を情報単位ごとに照合し、検索時系列信号特徴データと類似する部分を時系列信号特徴蓄積部52に蓄積された情報の中から見つけ出す(ステップS13,特徴照合過程)。このように、類似部分の検出は特徴照合によって行う。検索情報選択部56は、特徴照合部55における照合結果に基づいて、情報蓄積部51に蓄積されている付随情報の中から、類似部分を含む情報単位に関連づけられている付随情報を選択する(ステップS14,検索結果作成過程)。このように、類似部分検出処理では、検索時系列信号特徴データと予め同様の特徴算出方法により算出されて蓄積された時系列信号特徴データとを情報単位ごとに比較して、検索時系列信号特徴データと類似する部分を時系列信号特徴蓄積部52から見つけ出している。次に、情報提示部57は検索情報選択部56における検索情報選択結果に基づいて検索結果である付随情報を利用者端末12に向けて送信する(ステップ15,検索結果送信過程)。
次に、情報検索装置5内の各機能ブロックについて詳述する。情報蓄積部51には、検索の対象となる音楽情報のうち、利用者2、或いは本実施形態の実施者(情報提供者1,回線事業者3,検索提供者4)にとって有益と思われるものを蓄積しておく。
時系列信号特徴蓄積部52は、情報蓄積部51に蓄積した付随情報の各情報単位に対応する音響信号特徴を蓄積する。この音響信号特徴を得るための具体的手法は以下の通りである。まず、情報蓄積部51に蓄積した付随情報の各情報単位に対応する音楽信号(時系列データ)を用意する。次に、この音楽信号に対して特徴計算部54が行うのと同様の特徴抽出を行う。特徴抽出には様々な手法が考えられるが、その一具体例として例えば帯域通過フィルタによって実現する手法が挙げられる。
即ち、例えば7個の帯域通過フィルタを用い、それらの中心周波数を対数軸上で等間隔に設定し、60ミリ秒の時間長の分析窓を10ミリ秒ずつ移動させながら、分析窓内の各帯域通過フィルタの出力の2乗の平均値を計算し、得られた7個の値を一組にして7次元特徴ベクトルとする。こうした特徴ベクトルを用いることで、抽出される音響特徴として良い結果が得られる。なおこの場合、特徴ベクトルは10ミリ秒ごとに1つ得られる。時系列信号特徴蓄積部52は、このように時間に沿って算出された特徴ベクトルの時系列を時系列信号特徴データとして、情報蓄積部51における付随情報の各情報単位と対応づけて蓄積しておく。
尚、本実施形態の情報検索装置5は、映像特徴を用いることにより映像を検索鍵とした検索にも用いることができる。そこで、時系列データが映像である場合の特徴抽出手法の一具体例を併せて説明しておく。この場合、映像の時系列データをもとにして、例えば映像の1フレームの画像を横に4等分かつ縦に3等分して合計12の領域に分割し、それぞれの分割(領域)内におけるRGBの各色の画素について画素値の平均を算出する。こうして得られた12個の領域におけるRGBそれぞれの平均画素値からなる合計36次元のベクトルを特徴ベクトルとして扱う。こうした特徴ベクトルを用いることで、抽出される映像特徴として良い結果が得られる。
次に、検索鍵時系列信号入力部53は、利用者2が指定した検索鍵となる音楽信号の断片を通信装置17を通じて受理して記憶する。例えば、利用者2が携帯電話を用いて検索鍵を指定する場合、検索鍵時系列信号入力部53は、携帯電話から送られる音響信号を受信する処理と、受信した音響信号(時系列データの一部又は全体)から利用者2が意図した音楽部分を切り出す処理と、該音楽部分を記憶して特徴計算部54に対してこの音楽信号を出力する処理とを実行することになる。
次に、特徴計算部54は、始めに、検索鍵時系列信号入力部53から出力された音楽信号を読み込み、次に、前記音楽信号に対して特徴ベクトルの抽出を行う。この特徴ベクトルの抽出は、時系列信号特徴蓄積部52に蓄積される時系列信号特徴データを時系列データから算出する場合の説明と同一の方法によって行う。
特徴照合部55は、始めに、特徴計算部54から出力された特徴ベクトルの時系列(検索時系列信号特徴データ)を読み込んで、特徴ベクトルのヒストグラムを作成する。ヒストグラムは、例えば、特徴ベクトルの各要素が取りうる値の範囲をいくつかのビン(区間)に分割することによって作成することができる。例えば、各要素が取りうる値の範囲を3つの区間に分割し、各特徴ベクトルの要素数が7であるとすれば、全体のビン数(すなわちヒストグラムの横軸に配置される区間の数)は3の7乗となる。したがって、各特徴ベクトルは、この3の7乗個ある区間のうちのどれか一つに分類されることとなり、それぞれの分類についての特徴ベクトルの個数を数えることにより、特徴ベクトルのヒストグラムを作成できる。
続いて、特徴照合部55は時系列信号特徴蓄積部52から出力された特徴ベクトル(時系列信号特徴データ)を対応する情報単位ごとに読み込む。特徴照合部55は、この情報単位ごとの特徴ベクトルの時系列について、特徴計算部54から出力された特徴ベクトルの時系列と同じ時間長の注目窓を設定し、この注目窓内の特徴ベクトルに対して、上記検索時系列信号特徴データと同様に特徴ベクトルのヒストグラムを作成する。
続いて、特徴照合部55は時系列信号特徴蓄積部52から送られた特徴ベクトルのヒストグラム(以下、参照信号のヒストグラムHRという)と特徴計算部54から送られた特徴ベクトルのヒストグラム(以下、入力信号のヒストグラムHIという)との類似度を計算する。参照信号のヒストグラムHRと入力信号のヒストグラムHIとの類似度SRIは、次のように定義される。
Figure 2005025770
但し、Lはヒストグラムのビンの総数(上記の例では3の7乗)、Dはヒストグラムの総度数、hRl,hIlはそれぞれヒストグラムHR,HIのl番目のビンに含まれる特徴ベクトルの数(度数)を表す。また、min(hRl,hIl)はhRl,hIlのうちの小さい方の値を求めるための関数である。
もし、類似度SRIの値が予め設定した値を越えている場合は、現在の情報単位における現在の注目窓位置において、検索鍵として入力された信号(時系列データ)が、時系列信号特徴蓄積部52から読み出されている時系列信号特徴データの元になる信号(時系列データ)とよく類似していることを表す。そこで、現在の情報単位が該当する検索情報であると見なして、現在の情報単位を指定する情報(例えば、情報単位毎に付与された情報単位番号)を検索情報選択部56に対して出力する。
一方、もし、類似度SRIの値が予め設定した値以下である場合には、注目窓をずらして、現在の情報単位に対する検索を続行する。その結果、もし注目窓が現在の情報単位に対する時系列信号の終端に達したならば、順次、未検索の情報単位に対する特徴時系列(時系列信号特徴データ)に対して同様に検索を行う。
このほか、特徴照合処理は、例えば特徴ベクトルを直接比較することにより行うこともできる。そこで、時系列データが映像である場合を例にして具体的に説明しておく。この場合には、まず初めに,検索時系列信号特徴データの各特徴ベクトルを展開して高次元特徴ベクトルを求める。検索時系列信号特徴データが例えば150フレームであった場合、5400次元(=36×150)の高次元特徴ベクトルが得られる。この高次元特徴ベクトルを時系列信号特徴蓄積部52に蓄積された特徴ベクトルから求めた高次元ベクトル(すなわち、検索時系列信号特徴データのフレーム数と同じ長さの照合窓を時系列信号特徴データにかけて特徴ベクトルを展開することにより得られた高次元特徴ベクトル)と照合する。この照合は,互いの高次元ベクトルのユークリッド距離を求めることで行う。そして、時系列信号特徴データに設けられた照合窓を1フレームごとにずらしながらユークリッド距離を計算し、最もユークリッド距離が小さい部分を類似部分の検出結果とする。
次に、検索情報選択部56は、始めに、特徴照合部55から出力された情報単位番号(すなわち、検索された情報単位を指定する情報)を読み込み、この情報を用いて、情報蓄積部51に蓄積された付随情報にアクセスし、当該情報単位を取得して情報提示部57に出力する。
次に、情報提示部57は、検索情報選択部56から出力された情報単位を読み込み、該情報単位に対し、利用者2にとって見易くするなどの整形を必要に応じて施した後、利用者端末12に向けて送信することで、利用者端末12に備えられたディスプレイ装置等により利用者2に提示する。ここで、利用者2に対する情報提示方法は様々なものが考えられる。利用者2が利用者端末12としてコンピュータを利用している場合、電子メールにより通知する方法があるほか、上述したように、検索のための入出力インタフェースとしてWebページを採用しているのであれば検索結果をWebページ上に表示する方法等が考えられる。また、利用者2が利用者端末12として例えば携帯電話を利用している場合には、音声により通知する方法、携帯電話向けインターネット接続サービス(いわゆるiモード(登録商標)と呼ばれているサービスなど)を利用した通知方法等が考えられる。なお、検索鍵の入力の際に、図3に示した付随情報選択セクションにより情報選択が行われている場合、情報提示部57は付随情報の提示の順番を情報選択の条件に合わせて変更して提示する。
図6は、情報検索装置5から送信されたWebページ形式の検索結果を利用者端末12上のディスプレイに表示したときの表示例を示している。この表示例では,利用者端末12を用いてあるテレビコマーシャルをキャプチャし、得られた映像信号から検索特徴時系列データを導いて情報検索サーバ15に送信した場合について、得られた検索結果を示してある。同図では、検索された付随情報の件数とともに、図3に示した検索範囲選択セクション及び付随情報選択セクションで選択した内容に関わる付随情報として、関連URLや商品購入のために必要となる商品購入情報(利用者2の電話番号やサービス開始希望日)の入力フィールドが表示される。
最後に、本例による情報検索サーバ15の実現性及び具体性を示すために行った実験結果について述べる。本実験では、ワークステーション上に図1に示す情報検索サーバ15を実現し、3000曲の楽曲に相当する音響特徴を蓄積し、検索鍵として無作為に選択した10秒間の楽曲の断片100個を用いて検索を行った。この結果、検索所要時間は平均2秒、検索精度は100%の検索結果を得た。ここで、検索精度100%とは、誤った情報単位を検索結果として出力した場合や、出力すべき情報単位を出力しなかった場合が、ともに生じなかったことを意味している。
〈変形例1〉
これまでの説明では、情報検索サーバ15に対して音響や映像などの時系列データそのものが入力されることを想定していたが、時系列信号特徴データを情報検索サーバ15に入力することも可能である。上述したように時系列データそのものを情報検索サーバ15へ入力する構成では、時系列データのデータ量が膨大であるために、利用者端末12から情報検索サーバ15に対して時系列データを転送するために要する時間が無視できなくなる。また、情報検索サーバ15は、多数の利用者端末から送信される時系列データについて個々に特徴データを算出する必要があるため、情報検索サーバ15にかかる負荷も大きくなる。こうしたことから、利用者端末12側で時系列信号特徴データを算出して情報検索サーバ15に送信するように構成すれば、転送されるデータ量の削減と処理の分散化による情報検索サーバ15の負荷軽減を図ることができる。
図7は、本変形例による情報検索装置5aの構成を示したブロック図であって、図2と同じ構成要素には同一の符号を付けている。なお、情報検索装置以外の構成は上述したものと同じである。情報検索装置5aでは、時系列データの代わりに検索時系列特徴データが検索鍵時系列信号入力部53に与えられる。また、図2の情報検索装置5に設けられていた特徴計算部54は存在せず、検索鍵時系列信号入力部53で受信された検索時系列特徴データが直接特徴照合部55に入力される。
図8は情報検索装置5aにおいて行われる情報検索処理の手順を示したフローチャートであって、ステップS21〜S24の処理は図5に示したステップS11,S13〜S15の処理に対応している。なお、図4に示した検索サービス全体の処理は同じである。情報検索装置5aの動作が情報検索装置5の動作と異なる点は、利用者端末12から検索時系列特徴データを受信する(ステップS21)点と、受信した検索時系列特徴データをそのまま照合処理に用いる(ステップS22)点である。
本変形例によれば、利用者端末12と情報検索サーバ15との間でデータ量の大きな時系列データを転送する必要がなくなる。また、情報検索装置内に特徴計算部54を設けずに済むため、情報検索装置の構成を簡易にすることができ、特徴データの計算を行わずに済む分だけ情報検索装置の負荷を軽減することができる。
〈変形例2〉
本変形例は、情報検索サーバ15に与える検索鍵として時系列データ,時系列信号特徴データの双方を入力可能としたものである。図9は、本変形例による情報検索装置5bの構成を示したブロック図であって、図2と同じ構成要素には同一の符号を付けている。なお、情報検索装置以外の構成は同じである。情報検索装置5bには、検索鍵として時系列データ又は検索時系列特徴データのいずれかが検索時系列信号入力部53に与えられる。また、情報検索装置5bでは情報検索装置5に対してデータ判別部20が追加されている。このデータ判別部20は、検索鍵時系列信号入力部53で受信されたデータが時系列データ,時系列信号特徴データのいずれであるかを判別し、時系列データが入力されている場合にはこの時系列データを特徴計算部54に出力し、時系列信号特徴データが入力されている場合にはこれを特徴照合部55bに出力して特徴計算部54をバイパスする。特徴照合部55bは、特徴計算部54又はデータ判別部20の何れかによって出力される時系列信号特徴データを受信する点で図2の特徴照合部55と相違するが、その他の機能は特徴照合部55と同じである。
図10は情報検索装置5bにおいて行われる情報検索処理の手順を示したフローチャートであって、ステップS31,S33〜S36の処理は図5に示したステップS11〜S15の処理に対応している。なお、図4に示した全体の処理は同じである。情報検索装置5bの動作が情報検索装置5の動作と異なる点は、利用者端末12から時系列データ又は時系列特徴データを受信する(ステップS31)点と、利用者端末12からデータを受信した場合には受信データの種類を判別(ステップS32)して時系列データであれば特徴計算部54を用いて特徴データの算出(ステップS33)を行い、時系列信号特徴データであれば特徴データの算出処理をスキップして特徴データの照合処理(ステップS34)に処理を進める点である。
本変形例によれば、情報検索サーバ15が時系列データ及び時系列信号特徴データのいずれをも受信できるため、ある利用者端末は時系列データをそのまま情報検索サーバ15に送信し、別の利用者端末は時系列信号特徴データを情報検索サーバ15に送信するような形態を実現できる。このため、例えば、処理能力が低い利用者端末は時系列データをそのまま送信し、記憶容量が少なく時系列データをそのまま保持しておくだけの余裕がない利用者端末ではデータ量の小さい特徴データだけを保持しておいて情報検索サーバ15に送信するといった形態が実現できる。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、情報検索サーバに対して情報提供者1が新たな情報の登録(追加),削除を可能とするものである。具体的には、情報蓄積部51(図2を参照)に蓄積される付随情報および時系列信号特徴蓄積部52に蓄積される時系列信号特徴データを情報提供者端末11から随時更新可能としたものである。
図11は本実施形態による情報検索装置5cの構成を示したブロック図であって、図2に示したものと同じ構成要素については同一の符号を付けている。なお、情報検索装置以外の構成は第1実施形態と同じである。情報検索装置5cでは、図2に示した情報検索装置5に対して情報更新部30を追加している。また、本実施形態では、情報提供者端末11から提供される更新情報として時系列データおよびこれに関連する付随情報を情報更新部30に入力しているほか、更新に関する指示を行うための制御信号を情報更新部30に入力している。情報受信部31は受信した時系列データを特徴計算部32に出力するとともに、受信した付随情報を情報蓄積部51cに出力する。特徴計算部32は特徴計算部54と同じ構成であって、受信した時系列データから時系列信号特徴データを算出して時系列信号特徴蓄積部52cに出力する。情報蓄積部51c及び時系列信号特徴蓄積部52cは、それぞれ図2に示した情報蓄積部51及び時系列信号特徴蓄積部52と同様の構成であるが、情報受信部31を介して入力される制御信号に従って、蓄積している情報を削除可能に構成されている点で相違している。なお、制御信号には情報の削除を指示する削除信号に加えて、削除すべき情報を特定するためのデータが含まれる。
次に、本実施形態の情報検索装置5cによる情報更新処理について図12に示すフローチャートを参照して説明する。
まず最初に情報を追加する場合について説明する。情報提供者1は情報提供者端末11を操作して、情報を追加する旨の指示とともに追加すべき時系列データ及び付随情報を情報検索サーバ15に送信する。情報検索サーバ15では、情報受信部31が情報提供者端末11から信号が送信されたことを検知(ステップS41)して、時系列データ及び付随情報を受信しているか否かを調べる(ステップS42)。もし、これらを受信している(同ステップがYES)のであれば情報の追加であるため、情報受信部31は受信した時系列データ,付随情報をそれぞれ特徴計算部32,情報蓄積部51cに送信する。特徴計算部32は送られた時系列データをもとに時系列信号特徴データを算出して時系列信号特徴蓄積部52cに送信し、時系列信号特徴蓄積部52cへ時系列信号特徴データを蓄積する(ステップS43)。また、情報蓄積部51cは送られた付随情報を受信して、時系列信号特徴蓄積部52cに追加される時系列信号特徴データと関連づけて蓄積する(ステップS44)。なお、ステップS43,S44の処理順序は図示した場合に限られない。
次に、蓄積されている情報を削除する場合について説明する。まず、上記同様にして情報提供者端末11から受信(ステップS41)した信号に基づいて時系列データ及び付随情報が送られているかどうか調べ(ステップS42)、これらが送られてきていないことを検出(同ステップがNO)すると、情報受信部31は情報提供者端末11から送られてくる制御信号に削除信号が含まれているかどうかを調べる(ステップS45)。そして削除信号が含まれていることを検出(同ステップがYES)すると、情報受信部31は情報提供者端末11から受信した制御信号を情報蓄積部51c及び時系列信号特徴蓄積部52cに送信する。これにより、時系列信号特徴蓄積部52cは送られてくる制御信号により指定されている時系列信号特徴データを削除(ステップS46)する。また、情報蓄積部51cは送られた制御信号により指定されている付随情報を削除する(ステップS47)。なお、ステップS46,S47の処理順序は図示した場合に限定されない。
本実施形態によれば、情報提供者1が検索提供者4を介在させることなく、情報検索サーバ15に登録した情報を必要に応じて適宜更新することが可能となる。
〈変形例1〉
本変形例は第1実施形態の変形例1(図7)に対応している。すなわち、本変形例では情報提供者1が更新情報として時系列データそのものを提供するのではなく、時系列信号特徴データを提供する。図13は本変形例による情報検索装置5dの構成を示したブロック図であって、図11と同じ構成要素については同一の符号を付けている。情報検索装置5dが図11の構成と相違する点は、情報更新部30dに入力されるのが時系列データではなく時系列信号特徴データである点と、情報更新部30dが図11の情報受信部31と同様に構成されており図11の特徴計算部32に相当する構成を具備していない点にある。このため、時系列信号特徴蓄積部52cには、情報更新部30dが情報提供者端末11から受信した時系列信号特徴データが直接入力される。
図14は本変形例の情報検索装置5dにより行われる情報更新処理の手順を示したフローチャートであり、同図に示したステップS51〜S57の処理はそれぞれ図12のステップS41〜S47の処理に対応している。図14に示した情報更新処理が図12と相違する点は次の通りである。まず、情報提供者1側では、更新したい時系列データをもとに時系列信号特徴データを算出して、これを付随情報および制御信号とともに情報検索サーバ15に出力して情報更新部30dに入力する。そして、情報検索サーバ15に対して情報を追加する場合、情報更新部30dは時系列信号特徴データ及び付随情報を受信したかどうかを調べるようにしている(ステップS52)。次に、時系列信号特徴蓄積部52cに時系列信号特徴データを追加する場合、情報更新部30dは情報提供者端末11から受信した時系列信号特徴データをそのまま時系列信号特徴蓄積部52cに送信して蓄積する(ステップS53)。
本変形例によれば、情報提供者端末11と情報検索サーバ15との間でデータ量の大きな時系列データを転送する必要がなくなるため、情報検索サーバ15に蓄積されている情報の更新を迅速に行うことが可能となる。また、情報検索装置5dの情報更新部30dに特徴計算部32を設けずに済むため、情報検索装置の構成を簡易にすることができる。
〈変形例2〉
本変形例は第1実施形態の変形例2(図9)に対応している。すなわち、本変形例では、情報提供者1が更新情報として時系列データ又は時系列信号特徴データのいずれかを提供しても良く、これに対応して情報検索サーバ15で更新情報がいずれのデータであるかを判別して適切な処理を行うようにしている。
図15は本変形例による情報検索装置5eの構成を示したブロック図であって、図11と同じ構成要素については同一の符号を付けている。情報検索装置5eが図11の構成と相違する点は、時系列データに加えて時系列信号特徴データが情報更新部30eに与えられる点と、図9に示されているのと同じデータ判別部20が情報更新部30eに設けられている点と、時系列信号特徴蓄積部52eが特徴計算部32又はデータ判別部20のいずれかが出力する時系列信号特徴データを受信可能に構成されている点にある。
図16は本変形例の情報検索装置5eにより行われる情報更新処理の手順を示したフローチャートである。同図に示したステップS61〜S69のうち、ステップS63,S66を除く各ステップが図12のステップS41〜S47に対応している。図16に示した情報更新処理が図12の処理と相違する点は次の通りである。まず、情報提供者1側では時系列データ又は時系列信号特徴データの何れかを付随情報および制御信号とともに情報検索サーバ15に出力する。次に、情報検索サーバ15に対して情報が追加される場合、情報更新部30eは付随情報に加えて時系列データ又は時系列信号特徴データのいずれかが受信されたかどうかを調べる(ステップS62)。情報受信部31は受信した時系列データ又は時系列信号特徴データをそのままデータ判別部20に送信していずれのデータであるかを判別(ステップS63)させる。時系列データが受信されていれば、データ判別部20は時系列データを特徴計算部32に送出して時系列信号特徴データを算出させて時系列信号特徴蓄積部52eに蓄積する(ステップS64)。これに対して、時系列信号特徴データが受信されているのであれば、データ判別部20はこれをそのまま時系列信号特徴蓄積部52eに送信して蓄積する(ステップS66)。
本変形例によれば、情報提供者端末11が更新情報として時系列データ又は時系列信号特徴データの何れかを適宜選択することが可能となる。
〈変形例3〉
図11では、説明の都合上、特徴計算部54とは別に情報更新部30内に特徴計算部32を設けていた。しかしこれら2つの特徴計算部の構成は互いに同一であることから、特徴計算部を一つだけ設けて検索鍵時系列信号入力部53および情報更新部30でこの特徴計算部を共有して構成を単純化することが好ましい。
図17は本変形例による情報検索装置5fの構成を示したブロック図であって、図11に示した構成要素と同じものついては同一の符号を付けてある。情報検索装置5fが図11の構成と相違する点は、情報更新部30fが図11の情報受信部31と同様に構成されていて図11の特徴計算部32を具備していない点と、特徴計算部54の代わりに特徴計算部54fが設けられている点にある。特徴計算部54fは、検索鍵時系列信号が検索鍵時系列信号入力部53から与えられたのであれば、対応する時系列信号特徴データを特徴照合部55に送信し、情報更新部30fから時系列データが与えられたのであれば、対応する時系列信号特徴データを時系列信号特徴蓄積部52cに送信する。
本変形例の動作は図11に示した情報検索装置5cを用いた場合(図12のフローチャート)と同様である。
なお、変形例2(図15)に対して本変形例3を適用するようにしても良い。
〔第3実施形態〕
本実施形態では、付随情報が商品情報を含んでおり、利用者が検索結果に含まれる商品情報に基づいて商品の購入を可能とする情報検索サーバについて説明する。本実施形態は、例えば利用者がコマーシャルで流れていた楽曲の一部をもとに検索を行い、利用者が店舗に赴くことなくこの楽曲が収録されたCDの情報を入手して注文することを可能にするためのものである。
図18は、本実施形態による情報検索システムの構成を示したブロック図であって、図1と同じ構成要素については同一の符号を付けている。本実施形態の情報検索サーバ15aは、図1に示した情報検索サーバ15に対して、通信装置16,17を通じて情報を送受信する商品購入装置40を追加している。
図19は商品購入装置40の詳細な構成を示したブロック図である。同図において、利用者通信部41は図18に示した通信装置17を介して利用者端末12との間で情報を送受信する。同様にして、情報提供者通信部42は通信装置16を介して情報提供者端末11との間で情報を送受信する。利用者登録・認証部43は、特定の利用者にのみ商品購入サービスを提供するために、各利用者に関わる情報が登録された利用者登録データベース44を参照して、利用者の登録および認証を行う。商品購入制御部45は商品購入装置40内の各部を制御し、利用者通信部41及び情報提供者通信部42を通じて利用者端末2や情報提供者端末1との間で情報をやり取りする。なお、利用者登録・認証部43及び商品購入制御部45の詳細な機能については後述する動作説明で明らかにする。
次に、上記構成による情報検索システムにおいて利用者2が商品を購入する場合の動作について説明する。ここで、図20は商品購入装置40において実施される処理の手順を示したフローチャートである。また、図21は利用者端末12,情報検索サーバ15a,情報提供者端末11間で授受されるデータの流れを以下の説明に基づいてまとめた説明図である。なお、図21では情報検索システムに登録された正規の利用者が商品を購入する場合について示してあり、利用者の認証が失敗した場合については特に示していない。
以下では利用者の検索対象がCDに収録されている楽曲である場合を例に挙げて説明を行う。このため、情報検索装置5(図2を参照)内の情報蓄積部51,時系列信号特徴蓄積部52は、それぞれ各楽曲の付随情報,各楽曲の時系列信号特徴データを蓄積している。なお、付随情報としてはCDのタイトル、CDに収録されている個々の楽曲の題名、演奏家の名前、該演奏家にかかる他の楽曲の題名、関連商品等の品番や注文方法などのCDに係る商品情報である。
まず利用者2は、例えば第1実施形態と同様に、遭遇した音の断片を利用者端末12を操作して情報検索サーバ15aに送信する。情報検索サーバ15aは、例えば第1実施形態と同様に検索を行い、利用者2が送信した音の断片に関連する検索結果(曲名およびCDタイトル等をはじめとする付随情報)を利用者端末12に送信する。なお、利用者端末12に対して検索結果を送信する方法は第1実施形態で説明したのと同様な方法で良い。
次に、利用者2は、検索結果に示されているCD情報にアクセスしてCDを購入するかどうかを決める。すなわち、利用者2は利用者端末12を操作し、CD購入のための商品購入情報を情報検索サーバ15aに送信してこれを商品購入装置40に入力する(ステップS71)。ここで、利用者2が商品購入装置40にアクセスするための方法としては、利用者端末12を用いた様々な形態が考えられる。幾つかの例を以下に示すが、これらはあくまで一例に過ぎず、本情報検索システムの商品購入装置40にアクセスすることが可能な方法であればどの様な方法を用いても問題ない。
まず、利用者端末12がコンピュータであって、電子メールを利用して情報を送受信しており、なおかつ、html(Hyper Text Markup Language)メールに対応している場合には、CD情報にURL情報を埋め込んでおき、そのURL情報を利用者2が利用者端末12上で選択することによりブラウザを起動して、CD購入のためのホームページを表示することが考えられる。一方、htmlメールには対応しておらずテキストのみのメールに対応している場合には、CD情報にそれぞれ個別の番号を付与しておき、題名にその番号を記載した電子メールを送るように指示しておく等の方法が考えられる。他方、Webページを利用している場合には、htmlメールの場合と同様な方法により実現できる。
利用者端末12からのアクセスに対して、商品購入装置40は利用者2の認証を行う。すなわち、図19に示した利用者登録・認証部43は、アクセスしてきた利用者2が利用者登録データベース44に登録されているかどうかを調べ、その結果を商品購入制御部45に通知する(ステップS72)。この結果に基づき、本情報検索システムを利用して過去に物品を購入したことのある登録済の利用者に対して、商品購入制御部45は、利用者端末12に対して、それぞれの利用者に付与したユーザID(識別番号)の入力を求め、利用者端末12から送られてくるユーザIDに基づいて当該ユーザIDに関する利用者登録データベース44内の利用者データ(例えば、当該ユーザIDに対応したパスワード)により認証を行う(ステップS73)。
一方、本情報検索システムを初めて利用する未登録の利用者に対して、商品購入制御部45はアクセスしてきた利用者2に対して利用者登録を求める(ステップS74)。この利用者登録を行うにあたっては様々な方法が考えられる。例えば、利用者2が利用者端末12として携帯電話を利用している場合には、携帯電話番号、住所、氏名、クレジットカード番号等の入力を求める。また、利用者端末12がコンピュータであって電子メールを利用している場合には、メールアドレス、住所、氏名、クレジットカード番号等の入力を求める。さらに、利用者端末12がコンピュータであってWebページを利用している場合には、購入ページアクセス用新規登録ID、パスワード、住所、氏名、クレジットカード番号等の入力を求める。そして、利用者登録が正常になされた場合には、商品購入制御部45は利用者2にユーザIDを付与してこれを利用者端末2に通知し、同時に利用者登録データベース44に当該ユーザIDおよび利用者端末12から入力された情報の登録を行う。
こうして利用者の認証が正常に行われると、商品購入制御部45は利用者端末12へ注文内容を送信して利用者2に注文内容の確認を促す(ステップS75)。具体的には、利用者2が注文したCDの情報を再度、利用者2に提示して確認を求めることになる。利用者2が注文内容を確認したならば、利用者端末12を操作して了承情報を情報検索サーバ15に送信する。利用者2から了承情報を受信すると、商品購入制御部45は、利用者端末12に対して注文受付を通知すると共に、利用者2に提示した情報を提供している情報提供者1(または図示を省略したCD販売業者であっても良い)に対してCDの発注を行う(ステップS76)。この後、例えばCD販売業者が発注を受け付けると、注文受領と発送予定日の情報を情報検索サーバ15aに対して送信してくるので、商品購入制御部45はこれらを受信して、利用者端末12へ注文終了と発送予定日を通知する(ステップS77)。以上をもって商品購入処理が終了する。
なお、サービスにおけるセキュリティの向上または有料化を考える場合には、利用者の登録及び認証を行う利用者認証装置を新たに設けて利用者の管理を行うようにしても良い。この利用者認証装置の構成は公知の技術を利用することで実現可能であり、利用者登録及び認証を行える装置であればどのようなものであっても良く、その構成は特に限定されない。
〔第4実施形態〕
本実施形態では、利用者から対価を得る機能を備えた情報検索サーバの具体例について説明する。本実施形態の情報検索サーバは、利用者に提供したサービスに対する対価を計算し、これを利用料として利用者に提示するものである。
図22は本実施形態による情報検索システムの構成を示したブロック図であって、図1と同じ構成要素については同一の符号を付けている。なお、本実施形態と後述する第5実施形態では対価の算出方法および対価を徴収する対象が異なるだけであるため、図22にはこれら2つの実施形態を実現可能な構成を示してある。本実施形態の情報検索サーバ15bは、図1に示した情報検索サーバ15に対して対価算出装置60を追加している。この対価算出装置60は、利用者端末12から情報検索サーバ15bに送られる検索鍵時系列信号(または、検索鍵時系列信号特徴データ)と、情報検索サーバ15bから利用者端末12に送られる検索結果とを捕捉して対価を算出する。
図23は、本実施形態による対価算出装置60の具体的な構成を示すブロック図である。同図において、受信回数計数部61は、利用者端末12から送られてくる時系列データ(または時系列信号特徴データ)を情報検索サーバ15bが受信した回数をカウントして受信回数を出力する。送信回数/件数計数部62は、情報検索サーバ15bが利用者端末12に対して検索結果を送信した回数及び送信件数をそれぞれカウントして送信回数及び送信件数を出力する。なお、1回の検索によって複数の件数の付随情報が得られる場合があるため、送信件数は送信回数に等しいかこれよりも大きな値となる。送信データ量計数部63は、情報検索サーバ15bから利用者端末12に対して何バイトの検索結果が送信されたかを算出し、これを送信データ量として出力する。購入金額計数部64は、利用者2が商品を購入した場合における購入金額の総計および購入件数の総数をそれぞれ算出してこれらを出力する。重み付け積算部65は、4種類の計数部から出力されるデータに対してそれぞれ個別に重み付けを行い、重み付けによって得られた値を積算した結果を対価(本実施形態では利用対価)として出力する。
対価算出装置60における利用対価の算出法としては幾つかの方法が考えられ、一例として、利用者に対する検索結果の送信回数,送信件数,送信データ量から算出する方法がある。
図24は、本実施形態の対価算出装置60による利用対価の算出手順を示したフローチャートである。利用者端末12は例えば第1実施形態で説明したように情報検索サーバ15bを利用して情報検索を行う。この情報検索と並行して、送信回数/件数計数部62,送信データ量計数部63は、情報検索サーバ15bから出力される検索結果を取り込んで、利用者端末12に送信される検索結果の回数及び件数とデータ量とを求めてそれぞれ重み付け積算部65に出力する(ステップS81)。これらをもとにして重み付け積算部65が利用対価を算出(ステップS82)すると、この利用対価が利用者端末12に送信されて利用者2に提示される(ステップS83)。
〔第5実施形態〕
本実施形態では、情報提供者に課金を行って情報提供者から情報提供の対価を得る機能を備えた情報検索サーバの具体例を説明する。本実施形態の情報検索サーバは、利用者に提供したサービスに対する対価を計算し、これを情報提供または販売促進の対価として情報提供者に料金の提示を行うようにしている。
本実施形態による情報検索システムの構成、および、対価算出装置の構成は第4実施形態と同じである。また、対価算出装置60(図22を参照)における情報提供対価の算出法としては幾つかの方法が考えられる。一例として、利用者端末12に対する購入情報の送信回数や商品の購入金額から算出する方法等がある。
図25は、本実施形態の対価算出装置60による情報提供対価の算出手順を示したフローチャートである。利用者2は利用者端末12により例えば第1実施形態で説明したように情報検索サーバ15bを利用して情報の検索を行う。この情報検索と並行して、購入金額計数部64(図23を参照)は、情報検索サーバ15bから出力される検索結果をとりこんで、利用者2が購入する商品の購入金額の総計および購入件数の総数をそれぞれ求めて重み付け積算部65に出力する(ステップS91)。これをもとに重み付け積算部65が情報提供対価を算出(ステップS92)して情報提供者端末11に送信し、情報提供者1に対して情報提供対価を提示する(ステップS93)。
〔まとめ〕
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、蓄積された付随情報に対して音や映像などの具体的な時系列信号の断片を検索鍵として検索することができるため、(1)曲名の分からない音楽に関する情報、(2)題名の分からない映画に関する情報及び(3)コマーシャルの断片による詳細な商品情報などを容易且つ迅速に検索して提供することができる。従って、例えば、歌手の情報及びCDなどに記録されている音楽に関連する商品情報のような予め定めた情報を蓄積したデータベースを、具体的なメディア情報の断片を検索鍵として利用者に検索させることにより、利用者の興味ある情報を選択して提示し、該利用者から情報提供料を得たり、該情報の提供者から販売促進の対価を得たりすることが可能である。
それ故、(1)有益な情報が提供されたことに対する対価としての利用者2から検索提供者4への金銭の流れ、(2)宣伝及び販売促進の効果に対する対価としての情報提供者1から検索提供者4への金銭の流れの少なくとも一つを生じさせることができる。
尚、本例は、情報提供者1や回線事業者3自身が、前記検索の機能を提供する場合も含まれる。また、前記データベースは、単一のコンピュータ上に実現されたものばかりではなく、例えばインターネット等のコンピュータネットワークに接続された多数のコンピュータが分散してデータを蓄積するような形態の分散型データベースも含まれる。
更に、上述したように本発明の検索対象は音楽等の音響信号に限定されることはなく、映画等やコマーシャルの映像信号に対して、それぞれに係る断片情報である時系列データの一部によって、関連する情報を容易且つ迅速に検索して配信することができる。なお、音響信号および映像信号をともに含むコンテンツに対して音響信号および映像信号の断片をもとにした検索を同時に行っても良い。
上述した情報検索サーバ内の各部が具備している機能は、実際にはいずれもコンピュータによって実現できる。そのためには、本発明の各実施形態の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行させることにより、本発明の各実施形態の機能を実現にしてもよい。ここでいうコンピュータシステムとは、OS(オペレーティングシステム)に加えて周辺機器等のハードウェアを含むものとする。またWWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、コンピュータはホームページ提供環境(あるいはその表示環境)を含むものとする。上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するものでも良く、さらにコンピュータにすでに記録されているプログラムとの組み合わせでかかる機能を実現するもの(いわゆる差分プログラム)でも良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フレキシブルディスク,光磁気ディスク,ROM(読み出し専用メモリ),CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを指す。あるいはコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間だけ動的にプログラムを保持するものや、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
上述した各実施形態では、利用者端末,情報検索サーバ,情報提供者端末が通信回線を通じて接続されていたが、電波(無線),ケーブル(有線)あるいは計算機ネットワークなど情報を伝送する媒体であればどのようなものであっても良い。また、このことは利用者が得る時系列データについても同様である。
上記各実施形態やそれらの変形例を任意に組み合わせても良い。例えば、第1実施形態の変形例1や変形例2を第2実施形態の変形例1〜変形例3と組み合わせても良い。さらには、第1実施形態の変形例2(図9)と第2の実施形態の変形例2(図15)との組み合わせに対し、図17に準じてデータ判別部および特徴計算部を検索鍵時系列信号入力部と情報更新部とで共有するように構成しても良い。
本発明の第1実施形態による情報検索システムの構成を示したブロック図である。 同実施形態による情報検索装置の構成を示したブロック図である。 同実施形態において利用者が情報検索を行うためのWebページの表示例を示した説明図である。 同実施形態による情報検索方法の手順を示したフローチャートである。 図4に示した検索処理の具体的な手順を示したフローチャートである。 同実施形態における情報検索装置から送信されるWebページ形式の検索結果の表示例を示した説明図である 本発明の第1実施形態の変形例1による情報検索装置の構成を示したブロック図である。 同変形例1による情報検索処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例2による情報検索装置の構成を示したブロック図である。 同変形例2による情報検索処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態による情報検索装置の構成を示したブロック図である。 同実施形態の情報検索装置内に蓄積されている情報の更新処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例1による情報検索装置の構成を示したブロック図である。 同変形例1による更新処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例2による情報検索装置の構成を示したブロック図である。 同変形例2による更新処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例3による情報検索装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第3実施形態による情報検索システムの構成を示したブロック図である。 同実施形態における商品購入装置の詳細な構成を示したブロック図である。 同商品購入装置で行われる商品購入処理の手順を示したフローチャートである。 同実施形態において、利用者端末,情報検索サーバ,情報提供者端末間におけるデータの流れを示した説明図である。 本発明の第4実施形態による情報検索システムの構成を示したブロック図である。 同実施形態における対価算出装置の構成を示したブロック図である。 同実施形態における利用対価の算出手順を示したフローチャートである。 同実施形態における情報提供対価の算出手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 情報提供者 2 利用者 3 回線事業者 4 検索提供者 5,5a〜5e 情報検索装置11 情報提供者端末12 利用者端末15,15a,15b 情報検索サーバ16,17 通信装置20 データ判別部30,30d,30e 情報更新部31 情報受信部32 特徴計算部40 商品購入装置41 利用者通信部42 情報提供者通信部43 利用者登録・認証部44 利用者登録データベース45 商品購入制御部51,51c 情報蓄積部52,52c,52e 時系列信号特徴蓄積部53 検索鍵時系列信号入力部54,54f 特徴計算部55,55b 特徴照合部56 検索情報選択部57 情報提示部60 利用対価算出装置61 受信回数計数部62 送信回数/件数計数部63 送信データ量計数部64 購入金額計数部65 重み付け積算部

Claims (46)

  1. 利用者が指定した検索鍵を用いて蓄積された情報を検索し、検索結果を提示することによる検索サービスの配信方法において、
    情報提供者が提供した時系列データに関連する商品情報を蓄積する情報蓄積過程と、
    前記時系列データの一部または全部の特徴時系列を蓄積する時系列信号特徴蓄積過程と、
    前記利用者が指定した時系列データの断片を受理する検索鍵時系列信号入力過程と、
    前記入力された検索鍵時系列データから該検索鍵時系列データを表現する特徴を導く特徴計算過程と、
    前記時系列信号特徴蓄積過程に蓄積された特徴の一部または全部と、前記特徴計算過程で導かれた特徴の一部または全部を照合する特徴照合過程と、
    前記特徴照合過程における照合結果に基づいて前記情報蓄積過程で蓄積された情報の中から出力すべき情報を選択する検索情報選択過程と、
    前記検索情報選択過程における検索情報選択結果に基づいて検索結果を提示する情報提示過程とを備える情報検索方法を用いることによって、
    該検索サービスにかかる事業者は、前記利用者が時系列データの断片を検索鍵として検索を行った際、該時系列データに関連する商品情報を提示し、該利用者に対して該商品の購入を促すことにより前記情報提供者から該情報提供の対価を収受することを特徴とする検索サービスの配信方法。
  2. 利用者が指定した検索鍵を用いて蓄積された情報を検索し、検索結果を提示することによる検索サービスの配信方法において、
    時系列データに関連する商品情報を蓄積する情報蓄積過程と、
    前記時系列データの一部または全部の特徴時系列を蓄積する時系列信号特徴蓄積過程と、
    前記利用者が指定した時系列データの断片を受理する検索鍵時系列信号入力過程と、
    前記入力された検索鍵時系列データから該検索鍵時系列データを表現する特徴を導く特徴計算過程と、
    前記時系列信号特徴蓄積過程に蓄積された特徴の一部または全部と、
    前記特徴計算過程で導かれた特徴の一部または全部を照合する特徴照合過程と、
    前記特徴照合過程における照合結果に基づいて前記情報蓄積過程で蓄積された情報の中から出力すべき情報を選択する検索情報選択過程と、
    前記検索情報選択過程における検索情報選択結果に基づいて検索結果を提示する情報提示過程とを備える情報検索方法を用いることによって、
    前記利用者が、時系列データの断片を検索鍵として検索を行った際、該時系列データに関連する商品情報を提示し、該利用者に対して該商品の購入を促すことにより、該商品の販売利潤の増大を図ることを特徴とする検索サービスの配信方法。
  3. 前記時系列データは音楽であることを特徴とする請求項1または2に記載の検索サービスの配信方法。
  4. 前記時系列データは映像著作物であることを特徴とする請求項1または2に記載の検索サービスの配信方法。
  5. 前記時系列データはコマーシャルであることを特徴とする請求項1または2に記載の検索サービスの配信方法。
  6. 前記情報検索方法における情報蓄積過程は、コンピュータネットワーク上に分散して接続された複数のコンピュータが有する情報蓄積装置であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の検索サービスの配信方法。
  7. 時系列データの名称および該時系列データに関連する情報を蓄積した情報蓄積手段と、
    前記時系列データの一部または全部の特徴時系列を蓄積した時系列信号特徴蓄積手段と、
    前記利用者が指定した時系列データの断片を受理する機能を有する検索鍵時系列信号入力手段と、
    前記入力された検索鍵時系列データから該検索鍵時系列データを表現する特徴を導く特徴計算手段と、
    前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積された特徴の一部または全部と前記特徴計算手段で導かれた特徴の一部または全部を照合する特徴照合手段と、
    前記特徴照合手段における照合結果に基づいて前記情報蓄積手段で蓄積された情報の中から出力すべき情報を選択する検索情報選択手段と、
    前記検索情報選択手段における検索情報選択結果に基づいて検索結果を提示する情報提示手段と、
    を具備することを特徴とする情報検索装置。
  8. 時系列データの断片を検索鍵として前記時系列データの関連情報を検索して出力する情報検索装置と、
    利用者が使用する端末装置と、
    前記情報検索装置と前記端末装置とを接続するネットワークとを具備し、
    前記利用者が前記端末装置から前記ネットワークを介して前記情報検索装置にアクセスして時系列データの断片を検索鍵として検索を行うと、前記情報検索装置は前記検索結果を前記ネットワークを介して前記端末装置に送信することを特徴とする検索サービスの配信システム。
  9. 前記端末装置は携帯電話であることを特徴とする請求項8記載の検索サービスの配信システム。
  10. 時系列データに関連する付随情報を予め蓄積している情報蓄積手段と、
    利用者の端末から入力される時系列データ又は該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づき、前記情報蓄積手段に記憶されている前記付随情報の中から検索を行って検索された付随情報を出力する検索手段と
    を具備することを特徴とする情報検索装置。
  11. 前記検索手段は、
    前記時系列データを受信する検索鍵入力手段と、
    該検索鍵入力手段が受信した時系列データに基づいて、該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを算出する特徴計算手段と、
    該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積している時系列信号特徴蓄積手段と、
    前記検索時系列信号特徴データを前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積されている前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合手段と、
    該特徴照合手段の照合結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積されている付随情報を選択する検索情報選択手段と、
    該検索情報選択手段が選択した付随情報を出力する情報提示手段と
    を具備することを特徴とする請求項10記載の情報検索装置。
  12. 前記検索鍵入力手段に入力されたデータの種類を判別し、該入力されたデータが前記検索時系列信号特徴データである場合に、該検索時系列信号特徴データを前記特徴照合手段に出力するデータ判別手段を具備し、前記特徴計算手段を介さずに検索を行うことを特徴とする請求項11記載の情報検索装置。
  13. 前記検索手段は、
    前記時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを受信する検索鍵入力手段と、
    該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積している時系列信号特徴蓄積手段と、
    前記検索時系列信号特徴データを前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積されている前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合手段と、
    該特徴照合手段の照合結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積されている付随情報を選択する検索情報選択手段と、
    該検索情報選択手段が選択した付随情報を出力する情報提示手段と
    を具備することを特徴とする請求項10記載の情報検索装置。
  14. 情報提供者の端末から時系列データおよび該時系列データに関連する付随情報を受信した場合、受信した時系列データから算出した時系列信号特徴データ、および、受信した前記付随情報により、前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積されている時系列信号特徴データおよび前記情報蓄積手段に蓄積されている付随情報の追加を行い、
    時系列信号特徴データおよび付随情報の削除を指示する信号、および、削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を特定するためのデータを前記情報提供者の端末から受信した場合、該削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を前記時系列信号特徴蓄積手段および前記情報蓄積手段からそれぞれ削除する情報更新手段を更に具備し、前記利用者へ提供される前記付随情報の更新を行うことを特徴とする請求項11又は13記載の情報検索装置。
  15. 前記情報更新手段は、受信したデータの種類を判別し、該受信したデータが時系列信号特徴データである場合に、受信した時系列信号特徴データおよび前記付随情報により追加を行うことを特徴とする請求項14記載の情報検索装置。
  16. 情報提供者の端末から時系列信号特徴データおよび該時系列信号特徴データに関連する付随情報を受信した場合、受信した時系列信号特徴データおよび前記付随情報により、前記時系列信号特徴蓄積手段に蓄積されている時系列信号特徴データおよび前記情報蓄積手段に蓄積されている付随情報の追加を行い、
    時系列信号特徴データおよび付随情報の削除を指示する信号、および、削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を特定するためのデータを前記情報提供者の端末から受信した場合、該削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を前記時系列信号特徴蓄積手段および前記情報蓄積手段からそれぞれ削除する情報更新手段を更に具備し、前記利用者へ提供される前記付随情報の更新を行うことを特徴とする請求項11又は13記載の情報検索装置。
  17. 情報提供者が提供する請求項6又は7記載の情報検索装置と、
    利用者の端末と前記情報検索装置との間で情報の送受信を行う通信装置と、
    を具備し、前記利用者の端末から入力された時系列データ又は時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づいて、該入力された時系列データ又は時系列信号特徴データに関連する付随情報を前記利用者に提供することを特徴とする情報検索サーバ。
  18. 前記情報蓄積手段は商品に関する商品情報を含む付随情報を蓄積しており、
    前記利用者の端末から送信される商品購入情報を受信する購入情報受信手段と、
    該購入情報受信手段で受信した前記商品購入情報を前記情報提供者の端末に送信する購入情報送信手段と
    を備えた商品購入装置を更に具備し、前記利用者が前記情報検索装置の送信する前記検索結果に基づいて前記商品を購入するための情報を提供することを特徴とする請求項17記載の情報検索サーバ。
  19. 前記利用者の登録及び認証を行う利用者登録・認証手段を更に具備し、
    前記商品購入装置は、前記利用者登録・認証手段による登録及び認証の結果に基づいて、登録を許された利用者の端末のみに対して前記商品の購入に関わる情報を出力することを特徴とする請求項18記載の情報検索サーバ。
  20. 前記利用者の端末が前記情報検索装置を利用する度合いに応じた利用対価を算出し、該利用対価を前記利用者から徴収するために該利用対価を前記利用者の端末に提示する利用対価算出装置を更に具備することを特徴とする請求項17記載の情報検索サーバ。
  21. 前記利用対価算出装置は、前記利用者の端末から送信されたデータの送信回数及び送信データ量の少なくとも一方に基づいて、前記利用対価を算出することを特徴とする請求項20に記載の情報検索サーバ。
  22. 前記利用者の端末が前記情報検索装置を利用する度合いに応じた前記情報提供者への情報提供の対価を算出し、該情報提供の対価を前記情報提供者から徴収するために該情報提供の対価を前記情報提供者に提示する情報提供対価算出装置を更に具備することを特徴とする請求項17記載の情報検索サーバ。
  23. 前記情報提供対価算出装置は、前記利用者の端末に送信した購入情報の送信回数および商品の購入金額の少なくとも一方に基づいて、前記情報提供の対価を算出することを特徴とする請求項22記載の情報検索サーバ。
  24. 時系列データに関連する付随情報を予め蓄積しておく情報蓄積処理と、
    利用者の端末から入力される時系列データ又は該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づき、予め蓄積しておいた前記付随情報の中から検索を行って検索された付随情報を出力する検索処理と
    を具備することを特徴とする情報検索方法。
  25. 前記検索処理は、
    前記時系列データを受信する検索鍵入力処理と、
    該検索鍵入力処理において受信した時系列データに基づいて、該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを算出する特徴計算処理と、
    該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積しておく時系列信号特徴蓄積処理と、
    前記検索時系列信号特徴データを予め蓄積しておいた前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合処理と、
    該特徴照合処理の照合結果に基づいて、予め蓄積しておいた前記付随情報を選択する検索情報選択処理と、
    該検索情報選択処理において選択した付随情報を出力する情報提示処理と
    を具備することを特徴とする請求項24記載の情報検索方法。
  26. 検索鍵入力処理において入力されたデータの種類を判別し、該入力されたデータが前記検索時系列信号特徴データである場合に、該検索時系列信号特徴データを前記特徴照合処理に出力するデータ判別処理を具備し、前記特徴計算処理を迂回して検索を行うことを特徴とする請求項25記載の情報検索方法。
  27. 前記検索処理は、
    前記時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを受信する検索鍵入力処理と、
    該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積しておく時系列信号特徴蓄積処理と、
    前記検索時系列信号特徴データを予め蓄積しておいた前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合処理と、
    該特徴照合処理の照合結果に基づいて、予め蓄積しておいた前記付随情報を選択する検索情報選択処理と、
    該検索情報選択処理において選択した付随情報を出力する情報提示処理と
    を具備することを特徴とする請求項24記載の情報検索方法。
  28. 情報提供者の端末から時系列データおよび該時系列データに関連する付随情報を受信した場合、受信した時系列データから時系列信号特徴データを算出する処理と、該時系列信号特徴データおよび受信した前記付随情報により、蓄積されている前記時系列信号特徴データおよび前記付随情報の追加を行う処理とを実行し、
    時系列信号特徴データおよび付随情報の削除を指示する信号、および、削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を特定するためのデータを前記情報提供者の端末から受信した場合、該削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を蓄積されている時系列信号特徴データおよび付随情報からそれぞれ削除する処理を実行する情報更新処理を更に具備し、前記利用者へ提供される前記付随情報の更新を行うことを特徴とする請求項25又は27記載の情報検索方法。
  29. 前記情報更新処理は、
    受信したデータの種類を判別し、該受信したデータが時系列信号特徴データである場合に、受信した時系列信号特徴データおよび前記付随情報により追加を行うことを特徴とする請求項28記載の情報検索方法。
  30. 情報提供者の端末から時系列信号特徴データおよび該時系列信号特徴データに関連する付随情報を受信した場合、受信した時系列信号特徴データおよび前記付随情報により、蓄積されている時系列信号特徴データおよび付随情報の追加を行う処理を実行し、
    時系列信号特徴データおよび付随情報の削除を指示する信号、および、削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を特定するためのデータを前記情報提供者の端末から受信した場合、該削除すべき時系列信号特徴データおよび付随情報を蓄積されている時系列信号特徴データおよび付随情報からそれぞれ削除する処理を実行する情報更新処理を更に具備し、前記利用者へ提供される前記付随情報の更新を行うことを特徴とする請求項25又は27記載の情報検索方法。
  31. 前記利用者の端末から入力された時系列データ又は時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づいて、請求項24又は25に記載された情報検索方法に従った処理を行い、該入力された時系列データ又は時系列信号特徴データに関連する付随情報を前記利用者に提供することを特徴とする検索サービス提供方法。
  32. 前記付随情報は商品に関する商品情報を含んでおり、
    前記利用者の端末から送信される商品購入情報を受信する購入情報受信処理と、
    該購入情報受信処理において受信した前記商品購入情報を前記情報提供者の端末に送信する購入情報送信処理と
    を有する商品購入処理を更に具備し、前記利用者が前記情報検索方法により得られる前記検索結果に基づいて前記商品を購入するための情報を提供することを特徴とする請求項31記載の検索サービス提供方法。
  33. 前記利用者の登録及び認証を行う利用者登録・認証処理を更に具備し、
    前記商品購入処理において、前記利用者登録・認証処理による登録及び認証の結果に基づいて、登録を許された利用者の端末のみに対して前記商品の購入に関わる情報を出力することを特徴とする請求項32記載の検索サービス提供方法。
  34. 前記利用者の端末が前記情報検索方法を用いた情報検索を利用する度合いに応じた利用対価を算出し、前記利用者から徴収するために該利用対価を前記利用者の端末に提示する利用対価算出処理を更に具備することを特徴とする請求項31記載の検索サービス提供方法。
  35. 前記利用対価算出処理では、前記利用者の端末から送信されたデータの送信回数及び送信データ量の少なくとも一方に基づいて、前記利用対価を算出することを特徴とする請求項34に記載の検索サービス提供方法。
  36. 前記利用者の端末が前記情報検索方法を用いた情報検索を利用する度合いに応じた前記情報提供者への情報提供の対価を算出し、該情報提供の対価を前記情報提供者から徴収するために該情報提供の対価を前記情報提供者に提示する情報提供対価算出処理を更に具備することを特徴とする請求項31記載の検索サービス提供方法。
  37. 前記情報提供対価算出処理では、前記利用者の端末に送信した購入情報の送信回数および商品の購入金額の少なくとも一方に基づいて、前記情報提供の対価を算出することを特徴とする請求項36に記載の検索サービス提供方法。
  38. 前記付随情報は、電波またはケーブルまたは計算機ネットワークを介して放送された番組において使用された曲に関する使用曲情報であり、
    前記時系列データは、該番組または該番組の合間に流されるコマーシャルの一部である断片情報であり、
    前記利用者の端末から入力された時系列データに関連する前記使用曲情報を前記利用者の端末に通知することを特徴とする請求項24記載の情報検索方法。
  39. 前記付随情報は、電波またはケーブルまたは計算機ネットワークを介して放送された番組の提供者が提供する商品に関する商品情報であり、
    前記時系列データは、該番組または該番組の合間に流されるコマーシャルの一部である断片情報であり、
    前記利用者の端末から入力された時系列データに関連する前記商品情報を前記利用者の端末に通知することを特徴とする請求項24記載の情報検索方法。
  40. 前記付随情報は、CDまたはビデオに関する商品情報であり、
    前記時系列データは、該CDに収録されている音楽または該ビデオに収録されている音または映像の断片情報であり、
    前記利用者の端末から入力された時系列データに関連する前記商品情報を前記利用者の端末に通知することを特徴とする請求項24記載の情報検索方法。
  41. 前記時系列データは音響信号を含んでいることを特徴とする請求項24記載の情報検索方法。
  42. 前記時系列データは映像信号を含んでいることを特徴とする請求項24記載の情報検索方法。
  43. 前記利用者の端末である携帯電話から送られる前記時系列データ又は前記時系列信号特徴データの少なくとも一方を受信することを特徴とする請求項24記載の情報検索方法。
  44. 時系列データに関連する付随情報を予め蓄積しておく情報蓄積処理と、
    利用者の端末から入力される時系列データ又は該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データの少なくとも一方に基づき、予め蓄積しておいた前記付随情報の中から検索を行って検索された付随情報を出力する検索処理と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  45. 前記検索処理は、
    前記時系列データを受信する検索鍵入力処理と、
    該検索鍵入力処理において受信した時系列データに基づいて、該時系列データを表現した検索時系列信号特徴データを算出する特徴計算処理と、
    該検索時系列信号特徴データと比較を行うための時系列信号特徴データを予め蓄積しておく時系列信号特徴蓄積処理と、
    前記検索時系列信号特徴データを予め蓄積しておいた前記時系列信号特徴データから検索する特徴照合処理と、
    該特徴照合処理の照合結果に基づいて、予め蓄積しておいた前記付随情報を選択する検索情報選択処理と、
    該検索情報選択処理において選択した付随情報を出力する情報提示処理と
    を具備することを特徴とする請求項44記載のプログラム。
  46. 請求項44又は45に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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