JP2005024795A - オンスクリーン表示装置及びオンスクリーン表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】オンスクリーン信号の水平解像度の低下を防止する。
【解決手段】オンスクリーン信号生成部12において、映像信号とは非同期の同期信号及びクロックを用いてオンスクリーン信号を生成し、それを逆パレット変換部16で逆パレット変換してメモリ13に一旦書き込み、読出してパレット変換部18でパレット変換することで元のオンスクリーン信号を復元し、ブレンド処理部19で映像信号に重畳して、表示部14に出力する。オンスクリーン信号を映像信号とは非同期で生成できるので、生成の過程で表示部14の画素クロックの影響を受けることがなく、高い動作周波数でオンスクリーン信号を生成できるようになる。
【選択図】 図1
【解決手段】オンスクリーン信号生成部12において、映像信号とは非同期の同期信号及びクロックを用いてオンスクリーン信号を生成し、それを逆パレット変換部16で逆パレット変換してメモリ13に一旦書き込み、読出してパレット変換部18でパレット変換することで元のオンスクリーン信号を復元し、ブレンド処理部19で映像信号に重畳して、表示部14に出力する。オンスクリーン信号を映像信号とは非同期で生成できるので、生成の過程で表示部14の画素クロックの影響を受けることがなく、高い動作周波数でオンスクリーン信号を生成できるようになる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル映像信号に対してオンスクリーン信号を重畳して表示手段で表示するようにしたオンスクリーン表示装置に関し、特にオンスクリーン信号の解像度を低下させることなく映像信号に重畳して表示させることができるようにしたオンスクリーン表示装置及びオンスクリーン表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受像機においては、放送番組等の映像信号に対して、受像機内部で生成したオンスクリーン情報を重畳して表示手段で表示させるオンスクリーン表示手段が一般的に備えられている。
テレビジョン放送の一部がデジタル化されて映像信号がデジタル信号として伝送され、あるいはDVD(Digital Versatile Disk)が商品化されて映像信号がデジタル信号として出力される等、昨今では、映像信号をデジタル信号として扱う状況が増えつつある。
【0003】
デジタル放送対応のテレビジョン受像機では、表示手段で表示するための最後段の表示ドライブの段階を除いて、伝送されてくる映像信号をデジタル映像信号のままで処理する回路構成をとっており、オンスクリーン情報を重畳する回路も、デジタル映像信号に対してデジタルのオンスクリーン情報を重畳する構成になっている。
【0004】
そのようなオンスクリーン重畳装置として、例えば特許文献1(特開平9−219828号)に提示されたものがある。特許文献1の装置は、チューナで受信されデコードされたデジタルビデオ信号に対して、オンスクリーン情報発生装置で生成されたオンスクリーン情報をデジタルマルチプレクス装置で重畳するように構成したものである。
【0005】
オンスクリーン情報発生装置で生成されるオンスクリーン情報は、デジタルビデオ信号と同期している必要があり、デジタルビデオ信号に同期した水平・垂直同期信号及び画素クロックで生成されるのが一般である。
しかしながら、昨今表示手段として従来の陰極線管だけでなく、PDP(Plasma Display Panel)を用いた表示装置や液晶表示装置が実用に供されるようになってきており、それら表示装置においては、画素数が多く、表示の走査方式が順次走査方式であると、画素クロック周波数を高く設定する必要がある。
【0006】
例えば、水平画素数1650、ライン数843、垂直走査周波数60HzのPDPの場合、画素クロック周波数は1650×843×60=83.457MHzとなる。
一般的なオンスクリーン情報発生装置の動作周波数は、43MHz程度であり、この画素クロックをそのまま使用することはできない。そこで、画素クロックを例えば2分周して41.7285MHzとしたクロックを用いることになる。2分周したクロックを用いると、1水平期間のクロック数が1/2となり、オンスクリーンの水平解像度が1/2に低下してしまうという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−219828号公報(第2,3頁、図5,6)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来、表示装置の画素クロック周波数が高いと、オンスクリーン情報発生装置では、その画素クロックを分周して使わざるを得ないため、オンスクリーン情報の解像度が低下してしまうという問題があり、画素クロック周波数が高い表示装置を用いた場合であっても、オンスクリーン情報の解像度が低下しない装置の実現が強く要望されていた。
【0009】
本発明は、以上の点に対処してなされたものであり、オンスクリーン情報をその解像度を高く保ったまま映像信号に重畳させることを可能としたオンスクリーン表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のオンスクリーン表示装置は、オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号をメモリに書き込む書込み手段と、前記メモリに書き込まれたオンスクリーン信号を読み出す読み出し手段と、この読み出し手段で読み出されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳して出力する重畳手段と、この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、オンスクリーン信号を映像信号の同期信号とは非同期で生成できるので、表示手段の画素クロック周波数に影響されることなく、水平解像度の高いオンスクリーン信号を生成することができるものである。
本発明のオンスクリーン表示装置は、オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換する逆パレット変換手段と、前記インデックス情報をメモリに書き込む書込み手段と、前記メモリに記憶されたインデックス情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するパレット変換手段と、このパレット変換手段で変換されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳する重畳手段と、この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、オンスクリーン信号を映像信号の同期信号とは非同期で生成できるので、表示手段の画素クロック周波数に影響されることなく、水平解像度の高いオンスクリーン信号を生成することができるものである。また、オンスクリーン信号を逆パレット変換してメモリに記憶するように構成しているので、メモリのバンド幅への影響を少なくすることができるものである。
【0013】
本発明のオンスクリーン表示装置は、入力端に供給される映像信号をデータに基づいて処理する映像信号処理手段と、オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換する逆パレット変換手段と、前記映像処理手段のデータおよび前記インデックス情報をメモリに書込み、かつ読み出すメモリインターフェース手段と、前記メモリから読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するパレット変換手段と、このパレット変換手段で変換されたオンスクリーン信号を前記映像信号に重畳する重畳手段と、この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0014】
本発明のオンスクリーン表示方法は、オンスクリーン信号を生成するステップと、前記生成されたオンスクリーン信号をメモリに書き込むステップと、前記メモリに書き込まれたオンスクリーン信号を読み出すステップと、前記読み出されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳して出力するステップと、前記オンスクリーン信号が重畳された映像信号に基づく映像を表示するステップと、を具備したことを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、オンスクリーン信号を映像信号の同期信号とは非同期で生成できるので、表示手段の画素クロック周波数に影響されることなく、水平解像度の高いオンスクリーン信号を生成することができるものである。
本発明のオンスクリーン表示方法は、オンスクリーン信号を生成するステップと、前記成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換するステップと、前記インデックス情報をメモリに記憶するステップと、前記メモリに記憶されたインデックス情報を読み出すステップと、前記読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するステップと、前記変換されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳するステップと、前記オンスクリーン信号が重畳された映像信号に基づく映像を表示するステップと、を具備したことを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、オンスクリーン信号を映像信号の同期信号とは非同期で生成できるので、表示手段の画素クロック周波数に影響されることなく、水平解像度の高いオンスクリーン信号を生成することができるものである。また、オンスクリーン信号を逆パレット変換してメモリに記憶するように構成しているので、メモリのバンド幅への影響を少なくすることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るオンスクリーン表示装置を詳細に説明する。図1は、本発明のオンスクリーン表示装置の一実施の形態を示す回路ブロック図である。
図1に示すオンスクリーン表示装置は、オンスクリーン信号重畳部11と、オンスクリーン信号生成部12と、メモリ13と、表示部14でなる。
オンスクリーン信号重畳部11は、入力端子15から供給される3原色(R:赤、G:緑、B:青)のデジタル映像信号に対して、オンスクリーン信号生成部12で生成されたオンスクリーン信号を重畳するもので、オンスクリーン信号生成部12からの3原色デジタルオンスクリーン信号が供給され、供給されたオンスクリーン信号を逆パレット変換処理を行ってインデックス情報に変換する逆パレット変換部16と、インデックス情報をメモリ13に記憶させ、かつメモリ13に記憶したインデックス情報を読み出すメモリI/F(Interface)部17と、メモリから読み出されたインデックス情報に対してパレット変換を施して元のオンスクリーン信号を復元するパレット変換部18と、復元されたオンスクリーン信号を入力端子15から供給される映像信号に合成するブレンド処理部19を備える。
【0018】
オンスクリーン信号生成部12は、入力端子15に供給される映像信号に対して非同期となる独自の同期信号及びクロックに基づいて、各4ビットのRGB信号と、1ビットのYS信号及び3ビットのYM信号でなるオンスクリーン信号を生成する。
【0019】
周知のようにYS信号は、映像信号に対してオンスクリーン信号を重畳するかしないかの識別信号であり、YM信号はオンスクリーン信号が重畳される部位の映像信号を低減させ、重畳したオンスクリーン信号が明確に表示されるようにするためのいわゆる重畳係数を決定する信号である。YM信号が3ビットであるということは、8段階の重畳量の調整が可能である。なお、オンスクリーン信号は、RGB各4ビットで構成する場合の他、Rを5ビット、Gを6ビット、Bを5ビットとして計16ビット構成とすることも可能である。
【0020】
オンスクリーン信号重畳部11の逆パレット変換部16は、図2に示すパレット変換テーブルを参照して、入力されたオンスクリーン信号を画素毎に、パレットNo(番号)を示すインデックス情報に変換して出力する。パレット変換テーブルは、R,G,Bの各情報とYS信号及びYM信号の組み合わせを、所定の規則にしたがって16通りに振り分けるテーブルとして構成される。
【0021】
すなわち、図2に示すように列方向にYS、YM[3:0]、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]が取られ、行方向にパレットNo0〜15が取られたマトリックス状のテーブルとして構成されており、逆パレット変換部16では、振り分けたそれぞれの組み合わせに対して、0から15の番号をパレット番号として付し、付されたパレットNoに対応した4ビットのインデックス情報を出力する。
【0022】
逆パレット変化部16のパレット変換テーブルは、予め決めておいたデータを書き込んだROM(Read Only Memory)に組み込むことが可能であるが、マイクロコンピュータから適宜書き込めるように構成してもよい。一般的にオンスクリーン信号は、16色程度の情報を持てば充分であり、図2に示す変換テーブルもパレットNoとして0〜15を用いている。逆パレット変換することによりYS、YM、R,G,Bの計16ビットの情報が、1/4の4ビットの情報として変換されることにより、メモリ13に記憶される際のメモリバンド幅の影響を少なくすることができるものである。しかしながら、パレット変換テーブルは16色に限定されるものではなく、テーブルの数を増やせばオンスクリーン信号の表示色数を増やすことができるものである。
【0023】
逆パレット変換部16から出力されたインデックス情報は、オンスクリーン情報生成部12でオンスクリーン情報を生成するのに使用される同期信号及びクロックを用いて、メモリI/F部17によって、メモリ13に一旦記憶されてから再びメモリI/F部17を介して読み出される。メモリI/F部は17は、メモリ13へのアクセス調整や、書き込み及び読み出す情報をメモリ13のビット数に合わせる処理などを行う。
【0024】
メモリ1/F部17による読出し処理は、入力端子15に供給される映像信号の水平及び垂直同期信号に同期した同期信号及びクロックによって実行されるもので、メモリ13から読み出されたインデックス情報はパレット変換部18に送られ、パレット変換部18で、再び図2のパレット変換テーブルに基づいて、インデックス情報が示すパレットNoに対応する情報を読み出す。いわゆる、図2のパレット変換テーブルに基づくパレット変換処理が施される。
【0025】
すなわち、パレット変換部18は、メモリ13から読み出されたインデックス情報に対応するパレットNoの、YS、YM、R,G,Bを得て元のオンスクリーン信号を復元し、それをブレンド処理部19に供給する。このように、逆パレット変換−パレット変換を用いて同時発色数を16色に抑えることにより、色情報については必要な情報量を確保しつつ、メモリ13へのアクセスビット数を減らすことが可能となるものである。
【0026】
ブレンド処理部19では、パレット変換部18で復元されたオンスクリーン信号を、入力端子15から供給される映像信号に対して合成する処理を施し、表示部14に出力する。
ブレンド処理部19において、YS信号が例えば論理レベルL(ロー)であれば、その部位ではオンスクリーン信号の重畳をせず、連理レベルH(ハイ)であれば、オンスクリーン信号を重畳する。YSがHで、YMが3ビットで構成される場合には、表示部14に供給されるブレンド処理部の出力信号OUTは、入力端子15に供給される映像信号をINとすると、
【0027】
OUT=IN×((8−(YM+1))/8)+オンスクリーン信号×((YM+1)/8)
で表される。
ブレンド処理部19でのオンスクリーン信号の映像信号への重畳処理もまた、入力端子15に供給される映像信号に同期した同期信号及びクロックによって行われる。
表示部14は、ブレンド処理部19から供給されたオンスクリーン信号が重畳された3原色デジタル信号を表示させるためのドライバと、映像を表示する表示手段を含み、オンスクリーン信号が重畳された映像信号を表示する。
本発明のオンスクリーン表示装置は、以上のように構成されるものであり、オンスクリーン信号を逆パレット変換して、一旦メモリ13に記憶させ、再びメモリから読み出してパレット変換によって元のオンスクリーン信号を得て、映像信号に重畳するようにしたことにより、オンスクリーン信号生成部12でオンスクリーン信号生成する際に使うクロックと、ブレンド処理部19でオンスクリーン信号を映像信号に重畳する際に使用するクロックとを別のものとすることが可能となる。
【0028】
すなわち、図3に示した、図1の装置の動作のフローチャートにより、さらに説明すると、まずSa31でオンスクリーン信号を生成し、次にSa32で、生成したオンスクリーン信号を逆パレット変換してインデックス情報を得、次いで、Sa33でインデックス情報をメモリへ書き込む。ここまでの処理は、オンスクリーン信号生成部の同期信号及びクロックに基づいて実行するものである。図3では、点線によって境界を示している。
【0029】
次に、Sb34でメモリからインデックス情報を読み出し、次いで、Sb35でメモリから読み出した情報をパレット変換してオンスクリーン信号を復元し、次にSb36で、復元したオンスクリーン信号を映像信号に重畳するブレンド処理を施し、Sb37でオンスクリーン信号が重畳された映像信号を出力するものである。
【0030】
メモリからインデックス情報を読み出す処理Sb34から、出力する処理Sb37までは、オンスクリーン信号が重畳される映像信号の同期信号及びクロックで動作するものである。
図4は、入力端子15に供給される映像信号に対して、メモリ13へのオンスクリーン信号(逆パレット変換されたインデックス情報)の書き込み処理及び読み出し処理のタイミングを説明するためのタイミング図である。
すなわち、図4(a)が入力端子15に供給される映像信号であり、縦線で区切った間隔が、垂直周期である。図4(b)が、オンスクリーン信号をメモリ13へ書き込むタイミングを示すものであり、オンスクリーン信号生成部12で使用される同期信号及びクロックに基づいて書き込み動作が実行され、垂直周期でA、Bなるオンスクリーン信号が交互に生成されてメモリ13に書き込まれる。
【0031】
図4(c)はメモリ14からオンスクリーン信号を読み出すタイミングを示すもので、図4(a)の映像信号の水平及び垂直同期信号に同期が取られた状態で読み出されていることが分かる。
このように、本発明のオンスクリーン表示装置によれば、オンスクリーン信号生成部12は、表示部14の画素クロックに合わせたクロックを用いてオンスクリーン信号を生成する必要はなく、オンスクリーン信号の水平方向の解像度低下を防ぐことができるものである。
【0032】
図5は、本発明のオンスクリーン表示装置の他の実施の形態を示す回路ブロック図である。図5において、図1と同じ構成部分に同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。
図5のオンスクリーン表示装置50は、オンスクリーン重畳部51が、図1の回路ブロック図に対して、入力端子15とブレンド処理部19との間に、映像信号処理部52が設けられている点が異なる。映像信号処理部52は、例えば入力端子15に供給される映像信号がインターレース信号である場合に、これを順次走査信号(プログレッシブ信号)に変換するいわゆるIP変換処理を行う他、ノイズリダクション処理、画角変換処理などを行うものとして構成することができる。これらIP変換、ノイズリダクション、画角変換の各処理は、メモリを用いるが、その記憶領域の一部をオンスクリーン信号(インデックス情報)の記憶領域として兼用することも可能である。すなわち、メモリ13を映像信号処理部51の処理用として構成し、その領域の一部をオンスクリーン信号記憶用に兼用するものである。
【0033】
図6は、本発明のオンスクリーン表示装置のさらに他の実施の形態を示す回路ブロック図である。図6において、図5と同じ構成部分に同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図6において、オンスクリーン表示装置60は、オンスクリーン重畳部61が、図5の装置に比べて、同期処理部62が明確に示されていることと、オンスクリーン信号生成部63が、逆パレット変換部16に通知信号を出力するように構成されている点が異なる。
【0034】
同期生成部62は、オンスクリーン信号生成部63に対して、垂直同期信号(VD:Vertical Delay)を同期信号として供給すると共に、表示部14に対して水平同期信号(HD:Horizontal Delay)と垂直同期信号VDを供給している。
【0035】
オンスクリーン信号生成部63は、図1,5のオンスクリーン信号生成部12と同様に、YS信号、YM信号とR,G,B信号を出力する他、通知信号を逆パレット変換部16に出力する。
通知信号は、オンスクリーン信号が更新されたことを逆パレット変換部16に通知するための信号である。すなわち、オンスクリーン信号は通常は静止画信号であり、同じ信号が継続的に表示され、例えばユーザの操作によって他の信号に変わるというように動作するのが一般であり、したがって、オンスクリーン信号が更新されたときだけ、メモリ13への書き込みを行うようにすれば、必要なときだけメモリ13にアクセスするようになるので、メモリ13を他の処理、例えば映像信号処理部51の処理と兼用している場合に、メモリバンド幅への影響を少なくすることができるものである。
【0036】
図7は、入力端子15に供給される映像信号に対して、メモリ13へのオンスクリーン信号(逆パレット変換されたインデックス情報)の書き込み処理及び読み出し処理のタイミングと、オンスクリーン信号生成部63から出力される通知信号の関係を説明するためのタイミング図である。
【0037】
すなわち、図7(a)が入力端子15に供給される映像信号であり、縦線で区切った間隔が、垂直周期である。図4(b)が、オンスクリーン信号生成部63から出力される通知信号を示すものである。また、図7(c)がオンスクリーン信号をメモリ13へ書き込むタイミングを示すものであり、図7(d)はメモリ14からオンスクリーン信号を読み出すタイミングを示すものである。
【0038】
すなわち、図7(b)に示す最初の通知信号N1の立下りタイミングでAなるオンスクリーン信号(逆パレット変換されたインデックス情報)がメモリ13に書き込まれる。次に、次の通知信号N2の立下りでBなるオンスクリーン信号がオンスクリーン信号Aに代わってメモリ13に書き込まれる(例えば上書きされる)。メモリ13からの読み出しは、7図(a)に示す映像信号に同期して、継続して読み出される。
【0039】
このように構成することにより、メモリ13への書き込み動作が、必要なときだけ行われるので、メモリバンド幅への影響を少なくでき、他の処理をストレスなく実行させることができる。
また、入力端子15に供給される映像信号と、表示部14の表示手段の画面アスペクト比が異なる場合、映像信号の有効表示領域を外れた部部においては、映像が表示されないため、オンスクリーン信号をその映像信号の有効表示領域外で表示するように構成することも可能である。その場合、メモリ13が他の処理とかち合うことなく、他の処理に対して影響を及ぼすことがなくなるものである。
【0040】
以上のように、本発明のオンスクリーン表示装置によれば、オンスクリーン信号を逆パレット変換してからメモリに一旦書き込み、それを読出してパレット変換して元のオンスクリーン信号を復元し、復元したオンスクリーン信号を映像信号に重畳するようにしたので、オンスクリーン信号を生成するのに、表示部の画素クロックの影響を受けず独自の同期信号とクロックに基づいて行うことができるので、オンスクリーン信号の水平解像度を低下させることを防止することができるものである。
【0041】
また、オンスクリーン信号を逆パレット変換−パレット変換するようにしたので、結果としてメモリに記憶させるオンスクリーン信号のビット数を減らすことが可能になってメモリバンド幅への影響を少なくすることができるものである。
なお、本発明のオンスクリーン表示装置は、以上示した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々実施可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明のオンスクリーン表示装置は、オンスクリーン信号を逆パレット変換してメモリに記憶し、それを読み出してパレット変換してオンスクリーン信号を復元して、映像信号に重畳するようにしたので、オンスクリーン信号の生成を映像信号とは非同期で行うことができるので、オンスクリーン信号の解像度を低下させることかなく、またメモリバンドへの影響を少なくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオンスクリーン表示装置の一実施の形態を示す回路構成図。
【図2】図1に示す装置の要部の動作を説明するための構成図。
【図3】図1に示す装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図1に示す装置の動作を説明するためのタイミング図。
【図5】本発明に係るオンスクリーン表示装置の他の実施の形態を示す回路構成図。
【図6】本発明に係るオンスクリーン表示装置のさらに他の実施の形態を示す回路構成図。
【図7】図6に示す装置の動作を説明するためのタイミング図。
【符号の説明】
10,50,60…オンスクリーン表示装置
11,51,61…オンスクリーン重畳部
12,63…オンスクリーン信号生成部
13…メモリ
14…表示部
15…映像入力端子
16…逆パレット変換部
17…メモリI/F部
18…パレット変換部
19…ブレンド処理部
52…映像信号処理部
62…同期生成部
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル映像信号に対してオンスクリーン信号を重畳して表示手段で表示するようにしたオンスクリーン表示装置に関し、特にオンスクリーン信号の解像度を低下させることなく映像信号に重畳して表示させることができるようにしたオンスクリーン表示装置及びオンスクリーン表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受像機においては、放送番組等の映像信号に対して、受像機内部で生成したオンスクリーン情報を重畳して表示手段で表示させるオンスクリーン表示手段が一般的に備えられている。
テレビジョン放送の一部がデジタル化されて映像信号がデジタル信号として伝送され、あるいはDVD(Digital Versatile Disk)が商品化されて映像信号がデジタル信号として出力される等、昨今では、映像信号をデジタル信号として扱う状況が増えつつある。
【0003】
デジタル放送対応のテレビジョン受像機では、表示手段で表示するための最後段の表示ドライブの段階を除いて、伝送されてくる映像信号をデジタル映像信号のままで処理する回路構成をとっており、オンスクリーン情報を重畳する回路も、デジタル映像信号に対してデジタルのオンスクリーン情報を重畳する構成になっている。
【0004】
そのようなオンスクリーン重畳装置として、例えば特許文献1(特開平9−219828号)に提示されたものがある。特許文献1の装置は、チューナで受信されデコードされたデジタルビデオ信号に対して、オンスクリーン情報発生装置で生成されたオンスクリーン情報をデジタルマルチプレクス装置で重畳するように構成したものである。
【0005】
オンスクリーン情報発生装置で生成されるオンスクリーン情報は、デジタルビデオ信号と同期している必要があり、デジタルビデオ信号に同期した水平・垂直同期信号及び画素クロックで生成されるのが一般である。
しかしながら、昨今表示手段として従来の陰極線管だけでなく、PDP(Plasma Display Panel)を用いた表示装置や液晶表示装置が実用に供されるようになってきており、それら表示装置においては、画素数が多く、表示の走査方式が順次走査方式であると、画素クロック周波数を高く設定する必要がある。
【0006】
例えば、水平画素数1650、ライン数843、垂直走査周波数60HzのPDPの場合、画素クロック周波数は1650×843×60=83.457MHzとなる。
一般的なオンスクリーン情報発生装置の動作周波数は、43MHz程度であり、この画素クロックをそのまま使用することはできない。そこで、画素クロックを例えば2分周して41.7285MHzとしたクロックを用いることになる。2分周したクロックを用いると、1水平期間のクロック数が1/2となり、オンスクリーンの水平解像度が1/2に低下してしまうという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−219828号公報(第2,3頁、図5,6)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来、表示装置の画素クロック周波数が高いと、オンスクリーン情報発生装置では、その画素クロックを分周して使わざるを得ないため、オンスクリーン情報の解像度が低下してしまうという問題があり、画素クロック周波数が高い表示装置を用いた場合であっても、オンスクリーン情報の解像度が低下しない装置の実現が強く要望されていた。
【0009】
本発明は、以上の点に対処してなされたものであり、オンスクリーン情報をその解像度を高く保ったまま映像信号に重畳させることを可能としたオンスクリーン表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のオンスクリーン表示装置は、オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号をメモリに書き込む書込み手段と、前記メモリに書き込まれたオンスクリーン信号を読み出す読み出し手段と、この読み出し手段で読み出されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳して出力する重畳手段と、この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、オンスクリーン信号を映像信号の同期信号とは非同期で生成できるので、表示手段の画素クロック周波数に影響されることなく、水平解像度の高いオンスクリーン信号を生成することができるものである。
本発明のオンスクリーン表示装置は、オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換する逆パレット変換手段と、前記インデックス情報をメモリに書き込む書込み手段と、前記メモリに記憶されたインデックス情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するパレット変換手段と、このパレット変換手段で変換されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳する重畳手段と、この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、オンスクリーン信号を映像信号の同期信号とは非同期で生成できるので、表示手段の画素クロック周波数に影響されることなく、水平解像度の高いオンスクリーン信号を生成することができるものである。また、オンスクリーン信号を逆パレット変換してメモリに記憶するように構成しているので、メモリのバンド幅への影響を少なくすることができるものである。
【0013】
本発明のオンスクリーン表示装置は、入力端に供給される映像信号をデータに基づいて処理する映像信号処理手段と、オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換する逆パレット変換手段と、前記映像処理手段のデータおよび前記インデックス情報をメモリに書込み、かつ読み出すメモリインターフェース手段と、前記メモリから読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するパレット変換手段と、このパレット変換手段で変換されたオンスクリーン信号を前記映像信号に重畳する重畳手段と、この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0014】
本発明のオンスクリーン表示方法は、オンスクリーン信号を生成するステップと、前記生成されたオンスクリーン信号をメモリに書き込むステップと、前記メモリに書き込まれたオンスクリーン信号を読み出すステップと、前記読み出されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳して出力するステップと、前記オンスクリーン信号が重畳された映像信号に基づく映像を表示するステップと、を具備したことを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、オンスクリーン信号を映像信号の同期信号とは非同期で生成できるので、表示手段の画素クロック周波数に影響されることなく、水平解像度の高いオンスクリーン信号を生成することができるものである。
本発明のオンスクリーン表示方法は、オンスクリーン信号を生成するステップと、前記成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換するステップと、前記インデックス情報をメモリに記憶するステップと、前記メモリに記憶されたインデックス情報を読み出すステップと、前記読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するステップと、前記変換されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳するステップと、前記オンスクリーン信号が重畳された映像信号に基づく映像を表示するステップと、を具備したことを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、オンスクリーン信号を映像信号の同期信号とは非同期で生成できるので、表示手段の画素クロック周波数に影響されることなく、水平解像度の高いオンスクリーン信号を生成することができるものである。また、オンスクリーン信号を逆パレット変換してメモリに記憶するように構成しているので、メモリのバンド幅への影響を少なくすることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るオンスクリーン表示装置を詳細に説明する。図1は、本発明のオンスクリーン表示装置の一実施の形態を示す回路ブロック図である。
図1に示すオンスクリーン表示装置は、オンスクリーン信号重畳部11と、オンスクリーン信号生成部12と、メモリ13と、表示部14でなる。
オンスクリーン信号重畳部11は、入力端子15から供給される3原色(R:赤、G:緑、B:青)のデジタル映像信号に対して、オンスクリーン信号生成部12で生成されたオンスクリーン信号を重畳するもので、オンスクリーン信号生成部12からの3原色デジタルオンスクリーン信号が供給され、供給されたオンスクリーン信号を逆パレット変換処理を行ってインデックス情報に変換する逆パレット変換部16と、インデックス情報をメモリ13に記憶させ、かつメモリ13に記憶したインデックス情報を読み出すメモリI/F(Interface)部17と、メモリから読み出されたインデックス情報に対してパレット変換を施して元のオンスクリーン信号を復元するパレット変換部18と、復元されたオンスクリーン信号を入力端子15から供給される映像信号に合成するブレンド処理部19を備える。
【0018】
オンスクリーン信号生成部12は、入力端子15に供給される映像信号に対して非同期となる独自の同期信号及びクロックに基づいて、各4ビットのRGB信号と、1ビットのYS信号及び3ビットのYM信号でなるオンスクリーン信号を生成する。
【0019】
周知のようにYS信号は、映像信号に対してオンスクリーン信号を重畳するかしないかの識別信号であり、YM信号はオンスクリーン信号が重畳される部位の映像信号を低減させ、重畳したオンスクリーン信号が明確に表示されるようにするためのいわゆる重畳係数を決定する信号である。YM信号が3ビットであるということは、8段階の重畳量の調整が可能である。なお、オンスクリーン信号は、RGB各4ビットで構成する場合の他、Rを5ビット、Gを6ビット、Bを5ビットとして計16ビット構成とすることも可能である。
【0020】
オンスクリーン信号重畳部11の逆パレット変換部16は、図2に示すパレット変換テーブルを参照して、入力されたオンスクリーン信号を画素毎に、パレットNo(番号)を示すインデックス情報に変換して出力する。パレット変換テーブルは、R,G,Bの各情報とYS信号及びYM信号の組み合わせを、所定の規則にしたがって16通りに振り分けるテーブルとして構成される。
【0021】
すなわち、図2に示すように列方向にYS、YM[3:0]、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]が取られ、行方向にパレットNo0〜15が取られたマトリックス状のテーブルとして構成されており、逆パレット変換部16では、振り分けたそれぞれの組み合わせに対して、0から15の番号をパレット番号として付し、付されたパレットNoに対応した4ビットのインデックス情報を出力する。
【0022】
逆パレット変化部16のパレット変換テーブルは、予め決めておいたデータを書き込んだROM(Read Only Memory)に組み込むことが可能であるが、マイクロコンピュータから適宜書き込めるように構成してもよい。一般的にオンスクリーン信号は、16色程度の情報を持てば充分であり、図2に示す変換テーブルもパレットNoとして0〜15を用いている。逆パレット変換することによりYS、YM、R,G,Bの計16ビットの情報が、1/4の4ビットの情報として変換されることにより、メモリ13に記憶される際のメモリバンド幅の影響を少なくすることができるものである。しかしながら、パレット変換テーブルは16色に限定されるものではなく、テーブルの数を増やせばオンスクリーン信号の表示色数を増やすことができるものである。
【0023】
逆パレット変換部16から出力されたインデックス情報は、オンスクリーン情報生成部12でオンスクリーン情報を生成するのに使用される同期信号及びクロックを用いて、メモリI/F部17によって、メモリ13に一旦記憶されてから再びメモリI/F部17を介して読み出される。メモリI/F部は17は、メモリ13へのアクセス調整や、書き込み及び読み出す情報をメモリ13のビット数に合わせる処理などを行う。
【0024】
メモリ1/F部17による読出し処理は、入力端子15に供給される映像信号の水平及び垂直同期信号に同期した同期信号及びクロックによって実行されるもので、メモリ13から読み出されたインデックス情報はパレット変換部18に送られ、パレット変換部18で、再び図2のパレット変換テーブルに基づいて、インデックス情報が示すパレットNoに対応する情報を読み出す。いわゆる、図2のパレット変換テーブルに基づくパレット変換処理が施される。
【0025】
すなわち、パレット変換部18は、メモリ13から読み出されたインデックス情報に対応するパレットNoの、YS、YM、R,G,Bを得て元のオンスクリーン信号を復元し、それをブレンド処理部19に供給する。このように、逆パレット変換−パレット変換を用いて同時発色数を16色に抑えることにより、色情報については必要な情報量を確保しつつ、メモリ13へのアクセスビット数を減らすことが可能となるものである。
【0026】
ブレンド処理部19では、パレット変換部18で復元されたオンスクリーン信号を、入力端子15から供給される映像信号に対して合成する処理を施し、表示部14に出力する。
ブレンド処理部19において、YS信号が例えば論理レベルL(ロー)であれば、その部位ではオンスクリーン信号の重畳をせず、連理レベルH(ハイ)であれば、オンスクリーン信号を重畳する。YSがHで、YMが3ビットで構成される場合には、表示部14に供給されるブレンド処理部の出力信号OUTは、入力端子15に供給される映像信号をINとすると、
【0027】
OUT=IN×((8−(YM+1))/8)+オンスクリーン信号×((YM+1)/8)
で表される。
ブレンド処理部19でのオンスクリーン信号の映像信号への重畳処理もまた、入力端子15に供給される映像信号に同期した同期信号及びクロックによって行われる。
表示部14は、ブレンド処理部19から供給されたオンスクリーン信号が重畳された3原色デジタル信号を表示させるためのドライバと、映像を表示する表示手段を含み、オンスクリーン信号が重畳された映像信号を表示する。
本発明のオンスクリーン表示装置は、以上のように構成されるものであり、オンスクリーン信号を逆パレット変換して、一旦メモリ13に記憶させ、再びメモリから読み出してパレット変換によって元のオンスクリーン信号を得て、映像信号に重畳するようにしたことにより、オンスクリーン信号生成部12でオンスクリーン信号生成する際に使うクロックと、ブレンド処理部19でオンスクリーン信号を映像信号に重畳する際に使用するクロックとを別のものとすることが可能となる。
【0028】
すなわち、図3に示した、図1の装置の動作のフローチャートにより、さらに説明すると、まずSa31でオンスクリーン信号を生成し、次にSa32で、生成したオンスクリーン信号を逆パレット変換してインデックス情報を得、次いで、Sa33でインデックス情報をメモリへ書き込む。ここまでの処理は、オンスクリーン信号生成部の同期信号及びクロックに基づいて実行するものである。図3では、点線によって境界を示している。
【0029】
次に、Sb34でメモリからインデックス情報を読み出し、次いで、Sb35でメモリから読み出した情報をパレット変換してオンスクリーン信号を復元し、次にSb36で、復元したオンスクリーン信号を映像信号に重畳するブレンド処理を施し、Sb37でオンスクリーン信号が重畳された映像信号を出力するものである。
【0030】
メモリからインデックス情報を読み出す処理Sb34から、出力する処理Sb37までは、オンスクリーン信号が重畳される映像信号の同期信号及びクロックで動作するものである。
図4は、入力端子15に供給される映像信号に対して、メモリ13へのオンスクリーン信号(逆パレット変換されたインデックス情報)の書き込み処理及び読み出し処理のタイミングを説明するためのタイミング図である。
すなわち、図4(a)が入力端子15に供給される映像信号であり、縦線で区切った間隔が、垂直周期である。図4(b)が、オンスクリーン信号をメモリ13へ書き込むタイミングを示すものであり、オンスクリーン信号生成部12で使用される同期信号及びクロックに基づいて書き込み動作が実行され、垂直周期でA、Bなるオンスクリーン信号が交互に生成されてメモリ13に書き込まれる。
【0031】
図4(c)はメモリ14からオンスクリーン信号を読み出すタイミングを示すもので、図4(a)の映像信号の水平及び垂直同期信号に同期が取られた状態で読み出されていることが分かる。
このように、本発明のオンスクリーン表示装置によれば、オンスクリーン信号生成部12は、表示部14の画素クロックに合わせたクロックを用いてオンスクリーン信号を生成する必要はなく、オンスクリーン信号の水平方向の解像度低下を防ぐことができるものである。
【0032】
図5は、本発明のオンスクリーン表示装置の他の実施の形態を示す回路ブロック図である。図5において、図1と同じ構成部分に同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。
図5のオンスクリーン表示装置50は、オンスクリーン重畳部51が、図1の回路ブロック図に対して、入力端子15とブレンド処理部19との間に、映像信号処理部52が設けられている点が異なる。映像信号処理部52は、例えば入力端子15に供給される映像信号がインターレース信号である場合に、これを順次走査信号(プログレッシブ信号)に変換するいわゆるIP変換処理を行う他、ノイズリダクション処理、画角変換処理などを行うものとして構成することができる。これらIP変換、ノイズリダクション、画角変換の各処理は、メモリを用いるが、その記憶領域の一部をオンスクリーン信号(インデックス情報)の記憶領域として兼用することも可能である。すなわち、メモリ13を映像信号処理部51の処理用として構成し、その領域の一部をオンスクリーン信号記憶用に兼用するものである。
【0033】
図6は、本発明のオンスクリーン表示装置のさらに他の実施の形態を示す回路ブロック図である。図6において、図5と同じ構成部分に同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図6において、オンスクリーン表示装置60は、オンスクリーン重畳部61が、図5の装置に比べて、同期処理部62が明確に示されていることと、オンスクリーン信号生成部63が、逆パレット変換部16に通知信号を出力するように構成されている点が異なる。
【0034】
同期生成部62は、オンスクリーン信号生成部63に対して、垂直同期信号(VD:Vertical Delay)を同期信号として供給すると共に、表示部14に対して水平同期信号(HD:Horizontal Delay)と垂直同期信号VDを供給している。
【0035】
オンスクリーン信号生成部63は、図1,5のオンスクリーン信号生成部12と同様に、YS信号、YM信号とR,G,B信号を出力する他、通知信号を逆パレット変換部16に出力する。
通知信号は、オンスクリーン信号が更新されたことを逆パレット変換部16に通知するための信号である。すなわち、オンスクリーン信号は通常は静止画信号であり、同じ信号が継続的に表示され、例えばユーザの操作によって他の信号に変わるというように動作するのが一般であり、したがって、オンスクリーン信号が更新されたときだけ、メモリ13への書き込みを行うようにすれば、必要なときだけメモリ13にアクセスするようになるので、メモリ13を他の処理、例えば映像信号処理部51の処理と兼用している場合に、メモリバンド幅への影響を少なくすることができるものである。
【0036】
図7は、入力端子15に供給される映像信号に対して、メモリ13へのオンスクリーン信号(逆パレット変換されたインデックス情報)の書き込み処理及び読み出し処理のタイミングと、オンスクリーン信号生成部63から出力される通知信号の関係を説明するためのタイミング図である。
【0037】
すなわち、図7(a)が入力端子15に供給される映像信号であり、縦線で区切った間隔が、垂直周期である。図4(b)が、オンスクリーン信号生成部63から出力される通知信号を示すものである。また、図7(c)がオンスクリーン信号をメモリ13へ書き込むタイミングを示すものであり、図7(d)はメモリ14からオンスクリーン信号を読み出すタイミングを示すものである。
【0038】
すなわち、図7(b)に示す最初の通知信号N1の立下りタイミングでAなるオンスクリーン信号(逆パレット変換されたインデックス情報)がメモリ13に書き込まれる。次に、次の通知信号N2の立下りでBなるオンスクリーン信号がオンスクリーン信号Aに代わってメモリ13に書き込まれる(例えば上書きされる)。メモリ13からの読み出しは、7図(a)に示す映像信号に同期して、継続して読み出される。
【0039】
このように構成することにより、メモリ13への書き込み動作が、必要なときだけ行われるので、メモリバンド幅への影響を少なくでき、他の処理をストレスなく実行させることができる。
また、入力端子15に供給される映像信号と、表示部14の表示手段の画面アスペクト比が異なる場合、映像信号の有効表示領域を外れた部部においては、映像が表示されないため、オンスクリーン信号をその映像信号の有効表示領域外で表示するように構成することも可能である。その場合、メモリ13が他の処理とかち合うことなく、他の処理に対して影響を及ぼすことがなくなるものである。
【0040】
以上のように、本発明のオンスクリーン表示装置によれば、オンスクリーン信号を逆パレット変換してからメモリに一旦書き込み、それを読出してパレット変換して元のオンスクリーン信号を復元し、復元したオンスクリーン信号を映像信号に重畳するようにしたので、オンスクリーン信号を生成するのに、表示部の画素クロックの影響を受けず独自の同期信号とクロックに基づいて行うことができるので、オンスクリーン信号の水平解像度を低下させることを防止することができるものである。
【0041】
また、オンスクリーン信号を逆パレット変換−パレット変換するようにしたので、結果としてメモリに記憶させるオンスクリーン信号のビット数を減らすことが可能になってメモリバンド幅への影響を少なくすることができるものである。
なお、本発明のオンスクリーン表示装置は、以上示した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々実施可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明のオンスクリーン表示装置は、オンスクリーン信号を逆パレット変換してメモリに記憶し、それを読み出してパレット変換してオンスクリーン信号を復元して、映像信号に重畳するようにしたので、オンスクリーン信号の生成を映像信号とは非同期で行うことができるので、オンスクリーン信号の解像度を低下させることかなく、またメモリバンドへの影響を少なくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオンスクリーン表示装置の一実施の形態を示す回路構成図。
【図2】図1に示す装置の要部の動作を説明するための構成図。
【図3】図1に示す装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図1に示す装置の動作を説明するためのタイミング図。
【図5】本発明に係るオンスクリーン表示装置の他の実施の形態を示す回路構成図。
【図6】本発明に係るオンスクリーン表示装置のさらに他の実施の形態を示す回路構成図。
【図7】図6に示す装置の動作を説明するためのタイミング図。
【符号の説明】
10,50,60…オンスクリーン表示装置
11,51,61…オンスクリーン重畳部
12,63…オンスクリーン信号生成部
13…メモリ
14…表示部
15…映像入力端子
16…逆パレット変換部
17…メモリI/F部
18…パレット変換部
19…ブレンド処理部
52…映像信号処理部
62…同期生成部
Claims (12)
- オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、
このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号をメモリに書き込む書込み手段と、
前記メモリに書き込まれたオンスクリーン信号を読み出す読み出し手段と、
この読み出し手段で読み出されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳して出力する重畳手段と、
この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、
を具備したことを特徴とするオンスクリーン表示装置。 - オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、
このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換する逆パレット変換手段と、
前記インデックス情報をメモリに書き込む書込み手段と、
前記メモリに記憶されたインデックス情報を読み出す読み出し手段と、
前記読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するパレット変換手段と、
このパレット変換手段で変換されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳する重畳手段と、
この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、
を具備したことを特徴とするオンスクリーン表示装置。 - 前記オンスクリーン信号は、前記映像信号の同期信号とは非同期の第1の基準信号に基づいて、前記オンスクリーン信号を生成し、前記読み出し手段と前記重畳手段が前記映像信号の同期信号に同期した第2の基準信号に基づいて前記メモリから前記インデックス情報を読み出し、かつオンスクリーン信号を前記映像信号に重畳するものであることを特徴する請求項1または2に記載のオンスクリーン表示装置。
- 入力端に供給される映像信号をデータに基づいて処理する映像信号処理手段と、
オンスクリーン信号を生成するオンスクリーン信号生成手段と、
このオンスクリーン信号生成手段で生成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換する逆パレット変換手段と、
前記映像処理手段のデータおよび前記インデックス情報をメモリに書込み、かつ読み出すメモリインターフェース手段と、
前記メモリから読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するパレット変換手段と、
このパレット変換手段で変換されたオンスクリーン信号を前記映像信号に重畳する重畳手段と、
この重畳手段の出力信号に基づく映像を表示する表示手段と、
を具備したことを特徴とするオンスクリーン表示装置。 - 前記インデックス情報は前記オンスクリーン信号のビット数より小さいビット数で構成されるものであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のオンスクリーン表示装置。
- 前記オンスクリーン信号は、当該オンスクリーン信号を前記映像信号に重畳させるか否かを決定する識別信号と、オンスクリーン信号を重畳する部位の映像信号を調整する重畳係数信号と、3原色オンスクリーン信号でなることを特徴とする請求項1乃至5に記載のオンスクリーン表示装置。
- 前記オンスクリーン信号生成部が信号を更新したことを示す通知信号を出力し、前記書込み手段が前記通知信号に基づいて前記インデックス情報をメモリに書き込むものであることをを特徴とする請求項2乃至6に記載のオンスクリーン表示装置。
- 前記オンスクリーン信号生成部は、前記映像信号の有効表示領域以外の領域でオンスクリーン信号を生成するものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のオンスクリーン表示装置。
- 前記オンスクリーン信号生成部が信号を更新したことを示す通知信号を出力し、前記記書込み手段が前記通知信号に基づいて前記インデックス情報をメモリに書き込むものであり、かつ前記映像信号の有効表示領域以外の領域でオンスクリーン信号を生成するものであることを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載のオンスクリーン表示装置
- 前記映像信号処理手段が、インターレース走査とプログレッシブ走査の変換処理、ノイズリダクション処理、画角変換処理のいずれかの処理を行うものであることを特徴とする請求項4記載のオンスクリーン表示装置。
- オンスクリーン信号を生成するステップと、
前記生成されたオンスクリーン信号をメモリに書き込むステップと、
前記メモリに書き込まれたオンスクリーン信号を読み出すステップと、
前記読み出されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳して出力するステップと、
前記オンスクリーン信号が重畳された映像信号に基づく映像を表示するステップと、
を具備したことを特徴とするオンスクリーン表示方法。 - オンスクリーン信号を生成するステップと、
前記成されたオンスクリーン信号を所定の変換テーブルに基づいてインデックス情報に変換するステップと、
前記インデックス情報をメモリに記憶するステップと、
前記メモリに記憶されたインデックス情報を読み出すステップと、
前記読み出されたインデックス情報を、前記変換テーブルに基づいて前記オンスクリーン信号に変換するステップと、
前記変換されたオンスクリーン信号を映像信号に重畳するステップと、
前記オンスクリーン信号が重畳された映像信号に基づく映像を表示するステップと、
を具備したことを特徴とするオンスクリーン表示方法。
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JP2003188891A JP2005024795A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | オンスクリーン表示装置及びオンスクリーン表示方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100897170B1 (ko) | 2007-05-10 | 2009-05-14 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 알파 블렌딩 시스템 및 그 방법 |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003188891A patent/JP2005024795A/ja active Pending
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