JP2005024768A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明は、プリンタ部12がプリントする用紙に関する情報が確定したタイミングで、フィニッシャ13から当該用紙に対するシート処理時間を取得し、そのシート処理時間分の排紙間隔を確保するように、当該用紙に対するプリント処理のタイミングを制御するようにしたものである。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、フィニッシャなどのオプション器機が装着可能な複合型のデジタル複写機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フィニッシャなどのオプション器機が装着可能なデジタル複写機がある。このようなデジタル複写機では、フィニッシャの処理速度に合わせてデジタル複写機本体の動作を制御している。上記のようなデジタル複写機本体では、フィニッシャの動作に応じて画像形成した各用紙の排紙間隔を確保することが必要である。上記フィニッシャ側が必要する画像形成した用紙の排紙間隔は、シート処理時間と呼ばれる。
【0003】
従来、上記デジタル複写機本体側では、上記シート処理時間をオプションとして装着されているフィニッシャから取得し、そのシート処理時間に応じて用紙を排紙するタイミングを制御している。また、従来のデジタル複写機では、用紙の給紙を開始するタイミングで上記フィニッシャからシート処理時間を取得するようになっている。さらに、従来のデジタル複写機では、給紙開始後に画像を準備し、当該画像を像担持体としての感光体ドラム上に露光する処理を行っている。すなわち、従来のデジタル複写機では、画像の露光開始よりも前のタイミングである給紙開始のタイミングでシート処理時間を取得することにより各用紙のフィニッシャへの排紙間隔を制御するようになっている。
【0004】
また、近年、カラー画像を形成するデジタル複写機には、中間転写体上に4色あるいは3色の画像を重ねて転写することによりカラー画像を形成し、そのカラー画像を用紙に転写するものがある。このよう方式でカラー画像を画像形成するデジタル複写機では、画像形成の時間を短縮するため、給紙開始よりも早いタイミングで画像の露光を開始するものがある。このようなデジタル複写機では、従来のデジタル複写機と同様に、用紙の給紙を開始するタイミングでシート処理時間をフィニッシャから取得すると、画像形成した用紙をフィニッシャへ排紙するタイミングを制御することが困難になるという問題点がある。
【0005】
【特許文献1】
米国特許公報第6,226,471号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、フィニッシャが必要とするシート処理時間を画像形成装置本体が用紙の給紙開始のタイミングで取得するようにすると、画像形成した用紙のフィニッシャへの排紙間隔を制御するのが困難になるという問題点を解決するもので、フィニッシャが必要とするシート処理時間に応じたタイミングで画像形成した用紙をフィニッシャへ排紙することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は、画像が形成された被画像形成媒体を処理するフィニッシャが接続されたものにおいて、被画像形成媒体に形成する画像に基づく光を像担持体上に照射する露光手段と、この露光手段により照射された光によって像担持体上に形成された像を被画像形成媒体上に形成し、画像形成された被画像形成媒体を前記フィニッシャへ排出する画像形成手段と、この画像形成手段により被画像形成媒体への画像形成処理を行う場合、当該被画像形成媒体に対する上記フィニッシャでの処理内容が確定した時点で、上記フィニッシャが必要する当該被画像形成媒体の排紙間隔を示すシート処理時間を取得する取得手段と、この取得手段により取得したシート処理時間に基づいて当該被画像形成媒体に形成する画像の前記露光手段による露光開始タイミングを制御する制御手段とから構成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の画像形成装置に係る電子写真方式を用いたデジタル複写機1の内部構成を示す断面図である。図1に示すように、デジタル複写機1は、自動原稿給紙装置(ADF)10を有するスキャナ部11、プリンタ部12、フィニッシャ13などから構成されている。
【0009】
上記フィニッシャ13は、上記プリンタ部12により画像が形成された用紙に対して種々の処理を選択的に行う機能を有している。上記フィニッシャ13は、当該デジタル複写機1に接続されるオプション機器であり、デジタル複写機1本体とのコマンドの送受信により動作する。例えば、上記フィニッシャ13では、上記プリンタ部12からのコマンドに従って、用紙を1部ごとにシフトさせる用紙シフト処理、複数枚の用紙をステイプル止めするステイプル処理、用紙にパンチ穴をあけるパンチ処理、排紙ビンの移動などの動作を実現している。
【0010】
以下、上記プリンタ部12における画像形成処理時の動作について概略的に説明する。
まず、プリンタ部12では、画像データに基づく露光光(レーザ光)が露光装置21から感光体ドラム22へ照射される。これにより、上記感光体ドラム22には、上記露光装置21により照射される露光光の強度に応じた潜像が形成される。
【0011】
上記感光体ドラム22に形成された潜像は、黒の単色すなわちブラック画像を現像するためのブラック現像装置23、またはカラー画像を構成するシアン,マゼンタ,イエローの3色の単色画像を現像するためのカラー現像装置24のいずれかから対応する色のトナーが選択的に供給されることで、トナー像として可視化(現像)される。
【0012】
上記感光体ドラム22上のトナー像は、上記感光体ドラム22がa方向に回転されることにより、所定の中間転写位置に搬送される。上記中間転写位置は、上記転写ベルト(中間転写体)28と感光体ドラム22とが対向されている位置である。上記中間転写位置では、中間転写ローラ29により感光体ドラム22表面と転写ベルト28が対向して接するようになっている。
【0013】
また、上記中間転写位置に搬送された感光体ドラム22上のトナー像は、中間転写ローラ29側から提供される中間転写電圧により上記感光体ドラム22上から上記転写ベルト28上に転写される。また、上記転写ベルト28上には、例えば、A4サイズの画像を2画像分転写できる領域を有している。すなわち、連続して複数の画像を形成する場合、上記転写ベルト28は、同時に、2つの画像を保持することができるように構成されている。
【0014】
上記転写ベルト28に転写されたトナー像は、駆動モータ30によって上記転写ベルト28がb方向に移動することにより、所定の転写位置に搬送される。上記転写位置は、上記転写ベルト28から出力媒体としての用紙にトナー像を転写する位置であり、上記転写ローラ31と上記転写ベルト28とが対向している領域である。上記転写位置では、上記転写ベルト28を駆動させる駆動ローラ32によって、上記転写ベルト28のトナー像が転写されている面と上記転写ローラ31とが対向して接するようになっている。
【0015】
また、出力媒体としての用紙は、上記転写位置において、上記転写ローラ31と上記転写ベルト28との間を通過するように搬送される。すなわち、所定のタイミングで給紙カセット33aまたは33bから取り出された用紙は、レジストローラ34により、上記転写ベルト28上に転写されたトナー像の位置とタイミングが整合されて転写位置に搬送され、トナー像が転写される。上記レジストローラ34の手前には、レジストローラ34に用紙が到達したことを検知するレジスト前センサ34aが設けられている。
【0016】
上記転写位置においてトナー像が転写された用紙は、さらに、定着装置35へ搬送される。上記定着装置35では、トナー像が転写された用紙に所定の熱が供給するとともに加圧することにより、用紙上のトナー像を構成するトナーを溶融定着する。これにより、用紙にはトナー像が定着される。
【0017】
図2は、デジタル複写機1の制御系の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、デジタル複写機1の制御系は、スキャナ部11、プリンタ部12、フィニッシャ13、及びユーザインターフェース15を有する主制御部16などから構成されている。
上記ユーザインターフェース15は、ユーザからの操作指示が入力されたり、ユーザへ種々の案内を提供する操作パネルである。上記ユーザインターフェース15は、例えば、タッチパネル内蔵の液晶表示装置により構成される。
【0018】
上記主制御部16は、デジタル複写機1全体の制御を司るものである。上記主制御部16は、メインCPU60、ハードディスクドライブ(HDD)61、カラー白黒制御部62、コピー制御部63、プリンタ制御部64、FAX制御部65、スキャンデータ処理部66、ネットワーク拡張ユニット67、TAコンポーザ68、サービスユーティリティ69、ネットワークカードインターフェース(I/F)70、シリアルI/F71、及びFAXI/F72などを有している。
【0019】
上記メインCPU60は、デジタル複写機1全体の制御を司るものである。上記メインCPU60は、例えば、演算処理を行うCPU、制御プログラムや制御データが記憶されるROM、種々のパラメータや作業用のデータなどが記憶されるRAMなどから構成されている。例えば、コピー機能、プリンタ機能、あるいはFAX機能により画像形成処理(プリントジョブ)を行う場合、上記メインCPU60は、プリントジョブの開始、プリントパラメータの設定、用紙の給紙開始などを上記プリンタ部12に指示するようになっている。
【0020】
上記プリンタ部12は、出力媒体としての用紙にブラックの画像あるいはカラーの画像を形成するものである。上記プリンタ部12の制御系は、図2に示すように、プリンタCPU90、モータドライバ91、搬送制御部92、露光制御部93、転写制御部94、現像制御部95、定着制御部96、自動両面ユニット(ADU)36、PFP97、大容量給紙装置(LCF)98などから構成されている。
【0021】
上記プリンタCPU90は、プリンタ部12全体の制御を司るものである。上記プリンタCPU90は、演算処理を行うCPU、及びメモリ90aなどから構成されている。上記メモリ90aは、制御プログラムや制御データなどが予め記憶されているROM、印刷条件や制御データなどのデータが一時的に記憶されるRAMなどから構成される。さらに、上記プリンタCPU90は、時間を計時するタイマ90bも有している。
【0022】
上記モータドライバ91は、プリンタ部12内の駆動モータ30などを駆動させる制御機構である。上記搬送制御部92は、プリンタ部12内における各給紙段(給紙カセット)33a、33bからフィニッシャ13までの用紙の搬送を制御する。上記搬送制御部92は、プリンタCPU90の動作命令に基づいて上記給紙ローラ30a、30b、転写ローラ31、レジストローラ34等の動作を制御する。
【0023】
上記露光制御部93は、上記露光装置21の動作を制御するものである。上記露光制御部93の制御により、上記露光装置21は像担持体としての感光体ドラム22の外周面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。
【0024】
上記現像制御部95は、上記ブラック現像装置23あるいは上記カラー現像装置24の動作を制御するものである。
【0025】
上記転写制御部94は、上記感光体ドラム22上に形成されたトナー像を転写ベルト28上に転写し、さらに、転写ベルト28上のトナー像を用紙に転写する制御を行うものである。
例えば、黒画像のプリントを行う場合、上記転写制御部94は、上記感光体ドラム22上に形成されたブラックのトナー像を上記転写ベルト28上に転写し、さらに、上記転写ベルト28上のブラックのトナー像を所定の転写位置で用紙に転写する。
【0026】
また、カラー画像のプリントを行う場合、上記転写制御部94は、上記感光体ドラム22上に形成されたシアンのトナー像、マゼンタのトナー像及びイエローのトナー像を上記転写ベルト28上に重ねて転写する。これにより、上記転写ベルト28上には、シアン、マゼンタ、イエローからなるカラーのトナー像が形成され、上記転写制御部94は、転写ベルト28上のカラーのトナー像を所定の転写位置で用紙に転写する。
【0027】
また、上記フィニッシャ13は、図2に示すように、フィニッシャCPU101、ビン移動機構102、ステイプル機構103、紙搬送部104などから構成されている。
上記フィニッシャCPU101は、フィニッシャ13全体の制御を司るものである。上記フィニッシャCPU101は、演算処理を行うCPU、制御プログラムや制御データなどが予め記憶されているROM、処理モード(フィニッシングモード)や制御データなどのデータが一時的に記憶されるRAMなどから構成されるメモリ101aを有している。
【0028】
また、上記フィニッシャCPU101は、プリンタCPU90との双方向の通信を行う機能を有している。例えば、上記プリンタ部12が画像形成処理を実行する際、上記フィニッシャCPU101は、上記プリンタ部12からのサイズラッチ信号(後述する)に対してフィニッシャの動作に要する時間等をプリンタCPU90に通知するようになっている。
【0029】
次に、デジタル複写機1における画像形成(プリント)時の動作について説明する。
上記のように、本デジタル複写機1では、中間転写体としての転写ベルト28に画像(トナー像)を転写し、さらに、上記転写ベルト28から被画像形成媒体としての用紙に画像(トナー像)を転写するようになっている。このため、本デジタル複写機1では、露光装置21による露光の開始から画像が用紙に転写されるまでの時間が多くかかってしまう。特に、カラー画像をプリントする場合、本デジタル複写機1では、4色の画像を転写する必要があるため、露光の開始から用紙にカラー画像が転写されるまでに多くの時間がかかる。
【0030】
このため、本実施の形態では、図1及び図2に示すようなフィニッシャ13を有するデジタル複写機1に適用される画像形成時の動作例として、第1〜第3の動作例について説明する。
第1の動作例としては、フィニッシャ13からのシート処理時間の取得タイミングを早くすることにより、最適な排紙間隔の制御を実現する。
第2の動作例としては、フィニッシャ13からシート処理時間を取得することなく予め本体側に記憶されているデータに基づいて、最適な排紙間隔の制御を実現する。
【0031】
第3の動作例としては、フィニッシャ13からのシート処理時間が装置本体のサイクルタイムより大きくなるタイミングでは、2面貼り付けを実施しない。 第4の動作例としては、フィニッシャ13からのシート処理時間が装置本体のサイクルタイムより大きくなるタイミングで2面貼り付けを実施している場合、レジストローラ34の手前で転写ベルト28を空転させ、さらに、1周回転させることによりシート処理時間に応じた用紙間隔を実現させる。
【0032】
まず、上記第1の動作例について説明する。
上記第1の動作例は、上記プリンタ部12が用紙の給紙動作よりも先行して上記フィニッシャ13からシート処理時間を取得し、そのシート処理時間に基づいて画像を形成した用紙の排出タイミングが最適となるように画像形成処理を制御するものである。
【0033】
すなわち、従来のデジタル複写機1では、上記プリンタ部12内での用紙の給紙開始のタイミングで、フィニッシャ13へシート処理時間を要求するサイズラッチ信号を出力し、そのサイズラッチ信号に対する応答信号に付随してシート処理時間を入手している。これに対して、本第1の動作例では、主制御部16は、プリンタ部12で給紙する用紙の情報(用紙サイズ、本体搬送スピード、フィニッシングモードなど)が確定した時点で、上記フィニッシャ13へサイズラッチ信号を出力し、その応答信号としてシート処理時間をフィニッシャ13から取得する。
【0034】
これにより、本第1の動作例では、用紙の給紙開始よりも露光装置21による露光開始が先行する場合あっても、用紙の排紙間隔に対応する露光装置21による画像の露光開始間隔をシート処理時間以上持たせる制御を可能としている。
【0035】
なお、上記プリンタ部12では、上記露光装置21が画像の露光を開始するタイミングによって、その画像をプリントした用紙の排出タイミングが決まるものとする。つまり、上記プリンタ部12では、上記露光装置21により画像の露光を開始してから所定時間後に、その画像をプリントした用紙をフィニッシャ13に排出するものとする。
【0036】
図3は、第1の動作例のタイミングを示すタイミングチャートである。図3に示す例では、3枚分の画像形成処理(プリント)を行う場合の動作例を示している。
例えば、コピーボタン押下、プリンタ印刷要求、ファクシミリ印刷要求などのプリント開始要求などのプリント開始要求を受けた場合、上記主制御部16は、プリントジョブを発生させる。
【0037】
すなわち、コピー機能、ネットワークプリンタ機能、あるいはファクシミリ機能などによりプリントジョブが発生すると、主制御部16は、プリントジョブの開始を上記プリンタ部12に指示する。図3に示す例では、プリントジョブの開始が「a」の時点で主制御部16からプリンタ部12に通知される。
【0038】
続いて、上記主制御部16は、当該プリントジョブのプリント条件などに基づいてプリントパラメータを設定する。上記プリントパラメータでは、例えば、印刷用紙のサイズ、プリンタ部12内での用紙の搬送スピード、フィニッシャ13でのフィニッシングモードなどの情報が示される。このようなプリントパラメータは、プリントパラメータ設定コマンドとして各用紙ごとに上記主制御部16から上記プリンタ部12へ通知される。図3に示す例では、1枚目の用紙に対するプリントパラメータ設定コマンドが「b1」の時点で主制御部16からプリンタ部12へ通知される。
【0039】
上記1枚目の用紙に対するプリント処理のプリントパラメータ設定コマンドを受信した際、上記プリンタ部12のプリンタCPU90は、用紙サイズや当該用紙に対するフィニッシングモードなどを示す情報とともにサイズラッチ信号をフィニッシャ13へ送信する。上記サイズラッチ信号は、上記フィニッシャ13側が当該用紙を受入可能となるまでのシート処理時間(プリンタ部12側が当該用紙をフィニッシャ13に排出可能となるまでのシート処理時間)を上記フィニッシャ13に要求する信号である。
【0040】
上記のようなサイズラッチ信号を受信したフィニッシャ13は、当該用紙のフィニッシングモードなどに基づいて当該用紙のシート処理時間を判断し、そのシート処理時間を当該サイズラッチ信号に対する応答信号として上記プリンタ部12へ送信する。これにより、上記プリンタ部12のプリンタCPU90は、主制御部16からプリントパラメータ設定コマンドを受けた時点(図3に示す例ではb1の時点)で上記フィニッシャ13から1枚目の用紙に対するシート処理時間(1枚目のシート処理時間)を取得する。この1枚目のシート処理時間は、上記メモリ90aに記憶される。
【0041】
1枚目のシート処理時間を取得すると、上記プリンタCPU90は、上記露光装置21による上記感光体ドラム(像担持体)22への1枚目の用紙にプリントする画像の露光(レーザ露光)を開始するタイミングを上記フィニッシャ13から取得したシート処理時間に基づいて判断する。
【0042】
また、上記プリンタ部12のプリンタCPU90は、上記主制御部16からの1枚目の用紙に対するプリント開始指示に基づいて、給紙ローラ30aあるいは30bを駆動させて1枚目の用紙の給紙を開始するとともに、タイマ90bによりプリント開始指示を受けてからの時間を計時する。
【0043】
例えば、上記露光装置21が露光を開始してから用紙がフィニッシャ13に排出されるまでの時間(この時間をBとする)は、上記プリンタ部12内での用紙の搬送速度などにより決まる所定の時間である。このため、プリント開始指示を受けてから上記露光装置21が1枚目の用紙にプリントする画像の露光を開始するまでの時間(この時間をA1とする)は、上記プリンタ部12にてプリントされた1枚目の用紙が上記フィニッシャ13に排出されるまでの時間Bと1枚目のシート処理時間との関係に基づいて判断される。
【0044】
すなわち、上記プリンタCPU90は、時間A1と時間Bと足し合わせた時間が1枚目のシート処理時間以上となるように、上記露光装置21による1枚目の用紙にプリントする画像の露光開始のタイミングを制御する。このようなタイミングで露光が開始された画像は、上記感光体ドラム22上で現像され、上記転写ベルト28を介して所定のタイミングで動作するレジストローラ34により給紙される1枚目の用紙に転写され、その1枚目の用紙が上記フィニッシャ13へ排出される。
【0045】
また、図3に示す例では、2枚目の用紙に対するプリントパラメータ設定コマンドが「b2」の時点で主制御部16からプリンタ部12へ通知される。2枚目の用紙に対するプリント処理のプリントパラメータ設定コマンドを受信した際、上記プリンタ部12のプリンタCPU90は、2枚目の用紙サイズや当該用紙に対するフィニッシングモードなどを示す情報とともにサイズラッチ信号をフィニッシャ13へ送信する。
【0046】
このようなサイズラッチ信号に対し、上記フィニッシャ13は、2枚目の用紙に対するシート処理時間(1枚目の用紙との排紙間隔)を判断し、そのシート処理時間を応答信号として上記プリンタ部12へ送信する。これにより、上記プリンタ部12のプリンタCPU90は、主制御部16から2枚目の用紙に対するプリントパラメータ設定コマンドを受けた時点(図3に示す例ではb2の時点)で上記フィニッシャ13から2枚目の用紙に対するシート処理時間(2枚目のシート処理時間)を取得する。この2枚目の用紙のシート処理時間は、上記メモリ90aに記憶される。
【0047】
上記フィニッシャ13から2枚目の用紙に対するシート処理時間を取得すると、上記プリンタCPU90は、上記露光装置21による上記感光体ドラム22への2枚目の用紙に印刷する画像の露光(レーザ露光)を開始するタイミングを上記フィニッシャ13から取得したシート処理時間に基づいて判断する。
【0048】
すなわち、1枚目の用紙にプリントする画像の露光を開始してから上記露光装置21が2枚目の用紙にプリントする画像の露光を開始するまでの時間(この時間をA2とする)は、上記プリンタ部12にてプリントされた2枚目の用紙が上記フィニッシャ13に排出されるまでの時間Bと2枚目のシート処理時間との関係に基づいて判断される。上記プリンタ部12内での露光開始から排紙までの時間Bが一定である場合、時間A2が1枚目の用紙と2枚目の用紙との排紙間隔となるため、時間A2が2枚目の用紙に対するシート処理時間となるように制御すれば良い。
【0049】
したがって、上記プリンタCPU90は、時間A2が2枚目のシート処理時間以上となるように、上記露光装置21による2枚目の用紙にプリントする画像の露光開始のタイミングを制御する。このようなタイミングで露光が開始された画像は、上記感光体ドラム22上で現像され、上記転写ベルト28を介して所定のタイミングで動作するレジストローラ34により給紙される2枚目の用紙に転写され、その2枚目の用紙が上記フィニッシャ13へ排出される。
【0050】
なお、上記プリンタ部12内での1枚目のプリントに対する露光開始から排紙までの時間B1と2枚目のプリントに対する露光開始から排紙までの時間B2とが異なる場合、時間B1と時間B2との差分と時間A2とが排紙間隔となるため、1枚目の画像の露光開始から2枚目の画像の露光開始までの時間A2は時間B1と時間B2との差分を考慮して判断される。
【0051】
また、3枚目の用紙に対するプリントの動作制御は、2枚目の用紙に対するプリントの動作制御と同様である。すなわち、図3に示す例では、3枚目の用紙に対するプリントパラメータ設定コマンドが「b3」の時点で主制御部16からプリンタ部12へ通知される。したがって、3枚目の用紙に対するプリント処理のプリントパラメータ設定コマンドを受信したb3の時点で、上記プリンタCPU90は、3枚目の用紙サイズや当該用紙に対するフィニッシングモードなどを示す情報とともにサイズラッチ信号をフィニッシャ13へ送信する。
【0052】
このようなサイズラッチ信号に対し、上記フィニッシャ13は、3枚目の用紙に対するシート処理時間(2枚目の用紙との排紙間隔)を判断し、そのシート処理時間を応答信号として上記プリンタ部12へ送信する。これにより、上記プリンタCPU90は、主制御部16から2枚目の用紙に対するプリントパラメータ設定コマンドを受けた時点(図3に示す例ではb3の時点)で上記フィニッシャ13から3枚目の用紙に対するシート処理時間(3枚目のシート処理時間)を取得する。この3枚目の用紙のシート処理時間は、上記メモリ90aに記憶される。
【0053】
上記フィニッシャ13から3枚目の用紙に対するシート処理時間を取得すると、上記プリンタCPU90は、上記露光装置21による上記感光体ドラム22への3枚目の用紙に印刷する画像の露光(レーザ露光)を開始するタイミングを上記フィニッシャ13から取得したシート処理時間に基づいて判断する。
【0054】
すなわち、2枚目の用紙にプリントする画像の露光を開始してから上記露光装置21が3枚目の用紙にプリントする画像の露光を開始するまでの時間(この時間をA3とする)は、上記プリンタ部12にてプリントされた3枚目の用紙が上記フィニッシャ13に排出されるまでの時間Bと3枚目のシート処理時間との関係に基づいて判断される。上記プリンタ部12内での露光開始から排紙までの時間Bが一定である場合、時間A3が2枚目の用紙と3枚目の用紙との排紙間隔となるため、時間A3が3枚目の用紙に対するシート処理時間となるように制御すれば良い。
【0055】
なお、上記プリンタ部12内での2枚目のプリントに対する露光開始から排紙までの時間B2と3枚目のプリントに対する露光開始から排紙までの時間B3とが異なる場合、時間B2と時間B3との差分と時間A3とが排紙間隔となるため、2枚目の画像の露光開始から3枚目の画像の露光開始までの時間A3は時間B2と時間B3との差分を考慮して判断される。
【0056】
したがって、上記プリンタCPU90は、時間A3が3枚目のシート処理時間以上となるように、上記露光装置21による3枚目の用紙にプリントする画像の露光開始のタイミングを制御する。このようなタイミングで露光が開始された画像は、上記感光体ドラム22上で現像され、上記転写ベルト28を介して所定のタイミングで動作するレジストローラ34により給紙される3枚目の用紙に転写され、その3枚目の用紙が上記フィニッシャ13へ排出される。
【0057】
上記のように、第1の動作例によれば、上記プリンタ部12は、プリントする用紙に関する情報(用紙サイズ、フィニッシングモード等)が確定したタイミングで、フィニッシャ13から当該用紙に対するシート処理時間を取得し、そのシート処理時間分の排紙間隔を確保するように、当該用紙に対するプリント処理のタイミングを制御するようにしたものである。
【0058】
これにより、被画像形成媒体としての用紙の給紙開始よりも露光装置による露光の開始が先行する画像形成装置(つまり、給紙に要する時間よりも用紙に転写する画像を生成するのに要する時間が長い画像形成装置)であっても、各用紙のシート処理時間に応じて最適なタイミングで各用紙をフィニッシャへ排紙するプリント処理を実現できる。
【0059】
また、上記第1の動作例では、上記プリンタ部12が主制御部16からプリントする用紙に関する情報を示すプリントパラメータ設定コマンドを主制御部16から受信した際に、上記プリンタ部12がフィニッシャへ用紙に関する情報とともにサイズラッチ信号を送信して、そのサイズラッチ信号に対する応答として当該用紙に対するシート処理時間をフィニッシャから取得し、メモリに順次記憶する。メモリに各用紙のシート処理時間を記憶したプリンタ部12は、上記メモリに記憶している各用紙のシート処理時間に基づいて露光装置による各用紙にプリントする画像の露光処理を開始するタイミングを判断し、プリント処理を実行する。これにより、各用紙のシート処理時間に応じてフィニッシャに排紙する用紙の排紙間隔が最適となるようにプリント処理を実行できる。
【0060】
次に、第2の動作例について説明する。
この第2の動作例では、フィニッシャ13での種々のフィニッシングモードに応じた排紙間隔時間(あるいはシート処理時間)を予めメモリ90aに記憶しておき、上記メモリ90aに記憶しているシート処理時間に基づいてプリントした用紙の排紙間隔を制御するものである。
【0061】
本実施の形態のようなデジタル複写機1においてフィニッシャ13でのシート処理時間に基づいて排紙間隔の制御を行わなければならないのは、実際には、シート処理時間がプリンタ部12内での通常の画像形成処理による用紙の排紙間隔(以下、本体サイクルタイムと呼ぶ)よりも長くなる場合のみである。本体サイクルタイムよりも長くなるシート処理時間は、例えば、上記フィニッシャ13でのステイプル処理後の1枚目の用紙に対するシート処理時間(ステイプルする用紙とステイプル処理後の最初の用紙との排紙間隔)、上記フィニッシャ13での排紙ビン移動後の1枚目の用紙に対するシート処理時間(排紙ビン移動前の最終用紙と排紙ビン移動後の最初の用紙との排紙間隔)などである。
【0062】
したがって、第2の動作例では、本体サイクルタイムよりも長くなるシート処理時間を予めプリンタ部12内のメモリ90aに記憶しておき、上記プリンタCPU90が上記主制御部16から受信した各用紙のプリントパラメータ設定に基づいてシート処理時間が本体サイクルタイムよりも長くなるか否かを判断し、シート処理時間が本体サイクルタイムよりも長くなると判断した場合にはメモリ90aに記憶しているシート処理時間に基づいて用紙の排紙間隔を制御する。
【0063】
図4は、第2の動作例を説明するためのフローチャートである。以下、図4に示すフローチャートを参照しつつ第2の動作例について詳細に説明する。
すなわち、上記メモリ90aには、本体サイクルタイムよりもシート処理時間が長くなる全てのフィニッシングモードと、それらのフィニッシングモードに対応するシート処理時間が予め記憶されているものとする。
【0064】
例えば、ステイプル後の1枚目の用紙に対するシート処理時間が本体サイクルタイムよりも長くなる場合、上記メモリ90aには、本体サイクルタイムよりもシート処理時間が長くなるフィニッシングモードとしてステイプル処理が記憶されるとともに、上記フィニッシャ13によるステイプルに対応するシート処理時間が上記メモリ90aに記憶される。なお、上記メモリ90aには、シート処理時間を記憶しておくようにしても良いし、シート処理時間から本体サイクルタイムを減算した待機時間を記憶しておくようにしても良い。
【0065】
このような状態において、上記主制御部16からプリントパラメータ設定コマンドを受けると、上記プリンタ部12のプリンタCPU90は、プリントパラメータ設定コマンドから当該用紙に関する用紙情報(用紙サイズ、フィニッシングモードなど)をメモリ90aに記憶し、上記フィニッシャ13に排紙する用紙の排紙間隔を確保する必要があるか否かを判断する(ステップS11)。
【0066】
この判断において、上記プリンタCPU90は、前回のプリントした用紙に関する情報(前回の用紙情報)と今回プリントする用紙に関する情報(当該用紙の用紙情報)とを比較し、排紙間隔を確保する必要があるか否かを判断する。
【0067】
例えば、前回の用紙がステイプルであり、かつ、当該用紙がステイプルなしである場合(つまり、当該用紙がステイプル後の1枚目の用紙である場合)、上記プリンタCPU90は、用紙の排紙間隔を確保する必要があると判断する。また、前回の用紙の排紙ビンと当該用紙の排紙ビンとが異なる場合あるいは当該用紙を排紙する前に排紙ビンの移動が必要である場合(つまり、当該用紙がビン移動後の1枚目の用紙である場合)、上記プリンタCPU90は、用紙の排紙間隔を確保する必要があると判断する。
【0068】
上記判断により排紙間隔の確保が不要であると判断した場合(ステップS12、紙間確保不要)、上記プリンタCPU90は、本体サイクルタイムの経過(当該用紙に対するプリント処理が可能となるタイミング)を待ち(ステップS13)、上記露光装置21による当該用紙にプリントする画像の露光処理の開始を許可する(ステップS14)。
【0069】
また、上記判断により排紙間隔の確保が必要であると判断した場合(ステップS12、紙間確保必要)、上記プリンタCPU90は、上記フィニッシャ13への当該用紙に対するシート処理時間を上記メモリ90aから読み出す(ステップS15)。
【0070】
例えば、当該用紙がステイプル後の1枚目の用紙である場合、上記プリンタCPU90は、上記フィニッシャ13でのステイプル後の1枚目の用紙に対するシート処理時間を上記メモリ90aから読み出す。また、当該用紙が排紙ビン移動後の1枚目の用紙である場合、上記プリンタCPU90は、上記フィニッシャ13における排紙ビン移動後の1枚目の用紙に対するシート処理時間を上記メモリ90aから読み出す。
【0071】
上記メモリ90aから当該用紙に対するシート処理時間を読み出すと、上記プリンタCPU90は、本体サイクルタイムと待機時間とからなるシート処理時間が経過するのを待ち(ステップS16)、上記露光装置21による当該用紙にプリントする画像の露光処理の開始を許可する(ステップS14)。
【0072】
上記のように、第2の動作例によれば、通常のサイクルでの画像形成処理による排紙間隔の時間でフィニッシャが必要とするシート処理時間が確保できるか否かを判断し、この判断によりシート処理時間を確保できないと判断した場合には、予めプリンタ側のメモリに記憶している排紙間隔の時間(シート処理時間)に基づいて当該用紙に対するプリント処理のタイミングを制御するようにしたものである。
【0073】
これにより、画像形成装置側のみでプリント処理のタイミングを判断することができ、シート処理時間を1枚ごとにフィニッシャから取得する必要がなく、容易にフィニッシャへの用紙の排紙間隔が最適となるように画像形成処理を制御できる。
【0074】
次に、第3の動作例について説明する。
この第3の動作例は、上記フィニッシャ13からのシート処理時間がプリンタ部12内の本体サイクルタイムよりも長くなる場合、上記転写ベルト28への2面貼り付け(転写ベルト28への2つの画像の同時転写)を実施しないようにするものである。
【0075】
本デジタル複写機1では、上記転写ベルト28上には、例えば、A4サイズで2面の画像を転写することができる。特に、カラー画像をプリントする場合、上記転写ベルト28には、シアン、マゼンタ、イエローの3色のトナー像を重ねて転写する必要があるため、画像形成に長い時間がかかる。このため、カラー画像のプリントを行う場合、上記転写ベルト28に2面(2つの画像)を転写することによりプリントに要する時間を短縮している。
【0076】
しかしながら、上記転写ベルト28上に2面の画像を転写した場合、これらの画像が転写される2枚の用紙間の排紙間隔は本体サイクルタイムとなるため、プリンタ部12が排紙間隔を制御することが難しくなる。つまり、上記転写ベルト28上に同時に転写された2つの画像が転写される2枚の用紙の排紙間隔として上記フィニッシャ13が必要とするシート処理時間が本体サイクルタイムよりも長い場合、上記プリンタ部12では、上記シート処理時間を確保して、2面貼り付けを行った画像がプリントされる2枚の用紙を排紙する制御を行うことが難しい。
【0077】
本第3の動作例では、上記転写ベルト28への2面貼り付けの対象となる2つの画像がプリントされる2枚の用紙の排紙間隔が本体サイクルタイムよりも長くなるか否かを判断し、上記排紙間隔が本体サイクルタイムよりも長くなると判断した場合には、2面貼り付けを禁止するものである。
【0078】
また、2面貼り付けの対象となる2枚の用紙の排紙間隔としてのシート処理時間は、上記第1の動作例で説明した方法を用いて、上記フィニッシャ13から取得するようにしても良いし、上記第2の動作例で説明した方法を用いて、予め用紙情報に対するシート処理時間が記憶されているメモリ90aから読み出すようにしても良い。すなわち、本第3の動作例は、上記第1の動作例あるいは上記第2の動作例と組み合わせて実施可能である。
【0079】
例えば、上記第2の動作例と同様な方法を用いる場合、予め種々のフィニッシングモードに応じたシート処理時間を予めメモリ90aに記憶しておき、上記メモリ90aに記憶しているシート処理時間に基づいて転写ベルト28への2面貼り付けの対象となる2つの画像がプリントされる2枚の用紙の排紙間隔が本体サイクルタイムよりも長いか否かを判断するようにすればよい。
【0080】
図5は、第3の動作例を説明するためのフローチャートである。以下、図5に示すフローチャートを参照しつつ第3の動作例について詳細に説明する。
まず、上記主制御部16からプリントパラメータ設定コマンドを受けると、上記プリンタ部12のプリンタCPU90は、プリントパラメータ設定コマンドから当該用紙に関する用紙情報(用紙サイズ、フィニッシングモードなど)をメモリ90aに記憶する。
【0081】
さらに、上記プリンタCPU90は、当該用紙の直前の用紙にプリントする画像と当該用紙にプリントする画像とが上記転写ベルト28への2面貼り付けの対象となるか否かを判断するものである。この判断により直前の用紙にプリントする画像と当該用紙にプリントする画像とが上記転写ベルト28への2面貼り付けの対象とならないと判断した場合には図5に示す動作は省略される。
【0082】
また、直前の用紙にプリントする画像と当該用紙にプリントする画像とが上記転写ベルト28への2面貼り付けの対象となると判断した場合、上記プリンタCPU90は、直前の用紙に関する用紙情報と当該用紙の用紙情報とを比較し、2面貼り付けの禁止条件に該当するか否かを判断する(ステップS21)。
【0083】
なお、ここで、2面貼り付けの禁止条件とは、上記転写ベルト28への2面貼り付けの対象となる2つの画像がプリントされる2枚の用紙の排紙間隔が本体サイクルタイムよりも長くなる条件であり、上記メモリ90aなどに予め記憶される。また、2枚の用紙間のシート処理時間と本体サイクルタイムとを比較し、そのシート処理時間が本体サイクルタイムよりも長い場合に、2面貼り付けの禁止条件に該当すると判断するようにしても良い。
【0084】
この判断により2面貼り付けの禁止条件に該当しないと判断した場合(ステップS22、禁止条件無し)、上記プリンタCPU90は、上記転写ベルト28への2面貼り付け処理を実行する(ステップS23)。この場合、当該用紙にプリントする画像は、直前の画像とともに上記転写ベルト28上に同時に形成される。これにより、上記転写ベルト28に形成された2面分の画像は、順次、2枚の用紙に転写され、それらの用紙は本体サイクルタイムに基づく排紙間隔でプリンタ部12からフィニッシャ13へ排紙される。
【0085】
また、上記判断により2面貼り付けの禁止条件に該当すると判断した場合(ステップS22、禁止条件有り)、上記プリンタCPU90は、上記転写ベルト28への2面貼り付け処理を禁止する。この場合、上記プリンタCPU90は、上記転写ベルト28に対して1面(1つの画像)ごとの貼り付け処理を実行する(ステップS24)。また、上記プリンタCPU90は、上記転写ベルト28に1面ごとの貼り付けを行ったことを示す情報を含む用紙情報を当該用紙に関する用紙情報としてメモリ90aに記憶しておく(ステップS25)。
【0086】
この結果、当該用紙にプリントする画像は、上記転写ベルト28上に単独で形成される。これにより、上記プリンタCPU90は、当該用紙に対するプリントのタイミングを制御し、当該用紙と直前の用紙との排紙間隔が少なくともフィニッシャ13が必要するシート処理時間以上となるように、当該用紙をプリンタ部12からフィニッシャ13へ排紙する。
【0087】
なお、2面貼り付けを禁止して上記転写ベルト28に1面ごとの貼り付けを行った場合、当該用紙に対するプリントのタイミング(排紙間隔の制御)は、上記第1の動作例あるいは上記第2の動作例と同様に、上記露光装置21による画像の露光タイミングにより制御するようにすればよい。
【0088】
上記のように、第3の動作例によれば、転写ベルトへの2面貼り付けの対象となる2つの画像を転写する2枚の用紙の排紙間隔としての本体サイクルタイムが、フィニッシャが必要とするシート処理時間以上となるか否かを判断し、そのシート処理時間が上記本体サイクルタイムよりも長ければ、上記転写ベルトへの2面貼り付けを禁止し、上記転写ベルトに1面ごとの貼り付けを行って排紙間隔を制御するようにしたものである。これにより、転写ベルトへの2面貼り付けの対象となる2つの画像がプリントされる2枚の用紙間であっても、排紙間隔が適正となるように制御することができる。
【0089】
次に、第4の動作例について説明する。
第4の動作例は、転写ベルト28への2面貼り付け実施した場合であっても、上記フィニッシャ13からのシート処理時間がプリンタ部12内の本体サイクルタイムよりも長くなる場合には、上記転写ベルト28を空転させることにより、2面貼り付けした2つの画像をプリントする2枚の用紙の排紙間隔を適正となるように制御するものである。
【0090】
すなわち、本第4の動作例では、上記転写ベルト28に2面貼り付けされた2面目の画像がプリントされる2枚の用紙に対するシート処理時間が本体サイクルタイムよりも長くなる場合、1面目の画像を1枚目の用紙に転写した後、続けて2面目の画像を2枚目の用紙に転写せずに、上記転写ベルト28を1周分空転させてから2面目の画像を2枚目の用紙に転写するようにしたものである。
【0091】
この場合、2面目の画像がプリントされるべき2枚目の用紙は、上記転写ベルト28が1周分空転される間、レジストローラ34の手前で待機し、1周分空転した転写ベルト28上の画像(2面目の画像)に合わせて搬送される。これにより、2面目の画像がプリントされる2枚目の用紙と1面目の画像がプリントされる用紙との排紙間隔としては、上記転写ベルト28を1周分回転する間の時間が確保される。
【0092】
図6は、第4の動作例を説明するためのフローチャートである。以下、図6に示すフローチャートを参照しつつ第4の動作例について詳細に説明する。
まず、上記主制御部16からプリントパラメータ設定コマンドを受けると、上記プリンタ部12のプリンタCPU90は、プリントパラメータ設定コマンドから当該用紙に関する用紙情報(用紙サイズ、フィニッシングモードなど)をメモリ90aに記憶する。さらに、上記プリンタCPU90は、当該用紙にプリントする画像が上記転写ベルト28に2面貼り付けされているか否かを判断する。この判断により当該用紙にプリントする画像が上記転写ベルト28に2面貼り付けされないと判断した場合には図6に示す動作は省略される。
【0093】
上記判断により当該用紙にプリントする画像が上記転写ベルト28に2面貼り付けされていると判断した場合、上記プリンタCPU90は、当該用紙にプリントする画像が上記転写ベルト28に2面目の画像として転写されているか否かを判断する(ステップS31)。
【0094】
この判断により当該用紙にプリントする画像が上記転写ベルト28に2面目の画像として転写されていないと判断した場合、つまり、当該用紙にプリントする画像が上記転写ベルト28に1面目の画像として転写されている場合(ステップS31、NO)、上記プリンタCPU90は、通常のプリント処理を行う(ステップS35)。このプリント処理は、例えば、上記第1の動作例あるいは上記第2の動作例に基づく動作により実現される。
【0095】
また、上記判断により当該用紙にプリントする画像が上記転写ベルト28に2面目の画像として転写されていると判断した場合(ステップS31、YES)、上記プリンタCPU90は、当該用紙と当該用紙の直前に上記フィニッシャ13に排紙される用紙(1面目の画像がプリントされる用紙)との排紙間隔(紙間)を確保する必要があるか否かを判断する(ステップS32)。
【0096】
この判断は、例えば、2面貼り付けされた2面目の画像がプリントされる当該用紙に対するシート処理時間(1面目の画像がプリントされる1枚目の用紙と2面目の画像がプリントされる2枚目の用紙との排紙間隔)と本体サイクルタイムとを比較することにより判断される。
【0097】
また、2面目の画像がプリントされる当該用紙に対するシート処理時間は、上記第1の動作例で説明した方法を用いて、上記フィニッシャ13から取得するようにしても良いし、上記第2の動作例で説明した方法を用いて、予め用紙情報に対するシート処理時間が記憶されているメモリ90aから読み出すようにしても良い。すなわち、本第4の動作例は、上記第1の動作例あるいは上記第2の動作例と組み合わせて実施可能である。
【0098】
上記判断により排紙間隔を確保する必要がないと判断した場合、つまり、当該用紙に対するシート処理時間が本体サイクルタイムよりも短い場合(ステップS33、NO)、上記プリンタCPU90は、通常のサイクルで当該用紙に対するプリント処理(2面目のプリント処理)を行う(ステップS35)。
【0099】
また、上記判断により排紙間隔を確保する必要があると判断した場合、つまり、当該用紙に対するシート処理時間が本体サイクルタイムよりも長い場合(ステップS33、YES)、上記プリンタCPU90は、当該用紙をレジストローラ34手前で待機させた状態で、上記転写ベルト28を1周分空転させる(ステップS34)。
【0100】
これにより、上記転写ベルト28が1周分空転させると、上記プリンタCPU90は、1周分空転させた上記転写ベルト28上の2面目の画像に合わせて、上記レジストローラ34を駆動させ、当該用紙に2面目の画像をプリントする(ステップS35)。この結果、2面目の画像がプリントされた用紙は、直前の用紙がフィニッシャ13に排紙されてから、本体サイクルタイムに加えて上記転写ベルト28が1周する分の時間後に上記フィニッシャ13に排紙される。
【0101】
なお、2面目の画像をプリントする用紙のシート処理時間と本体サイクルタイムとの差分時間が転写ベルト28の1周分の回転時間よりも長い場合、つまり、本体サイクルタイムと上記転写ベルト28が1周する時間とを合わせた時間以上の排紙間隔を確保しなければならいない場合、上記転写ベルト28を複数回分空転させた後、転写ベルトから用紙への画像の転写を開始するようにしても良い。この場合、上記転写ベルト28の1周する時間を予め上記メモリ90aに記憶しておけば、上記転写ベルト28を空転させるべき回数が判断できる。
【0102】
上記のように、第4の動作例によれば、転写ベルトに2面貼り付けされた2つの画像が転写される2枚の用紙の排紙間隔としての本体サイクルタイムがフィニッシャが必要とするシート処理時間以上となるか否かを判断し、そのシート処理時間が本体サイクルタイムよりも長い場合には、2面目の画像をプリントする用紙を待機させて上記転写ベルトを空転させ、上記シート処理時間を確保した後に上記転写ベルト上の2面目の画像を用紙に転写するようにしたものである。これにより、転写ベルトに2面貼り付けされた2つの画像がプリントされる2枚の用紙に対する排紙間隔が適正となるように制御することができる。
【0103】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、フィニッシャが必要とするシート処理時間に応じたタイミングで画像形成した用紙をフィニッシャへ排紙することができる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るフィニッシャが装着されたデジタル複写機の内部構成を示す断面図。
【図2】フィニッシャが装着されたデジタル複写機の制御系の構成を示すブロック図。
【図3】第1の動作例に係る動作タイミングを説明するためのタイミングチャート。
【図4】第2の動作例の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】第3の動作例の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】第4の動作例の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
12…プリンタ部、13…フィニッシャ、16…主制御部、21…露光装置、22…感光体ドラム、23…ブラック現像装置、24…カラー現像装置、28…転写ベルト、30a、30b…給紙ローラ、31…転写ローラ、33a.33b…給紙カセット、34…レジストローラ、34a…レジスト前センサ、35…定着装置、38…排紙スイッチ、51…ステイプラ、52.53…排紙ビン、60…メインCPU、90…プリンタCPU、90a…メモリ、90b…タイマ、91…モータドライバ、92…搬送制御部、93…露光制御部
Claims (3)
- 画像が形成された被画像形成媒体を処理するフィニッシャが接続された画像形成装置において、
被画像形成媒体に形成する画像に基づく光を像担持体上に照射する露光手段と、
この露光手段により照射された光によって像担持体上に形成された像を被画像形成媒体上に形成し、画像形成された被画像形成媒体を前記フィニッシャへ排出する画像形成手段と、
この画像形成手段により被画像形成媒体への画像形成処理を行う場合、当該被画像形成媒体に対する上記フィニッシャでの処理内容が確定した時点で、上記フィニッシャが必要する当該被画像形成媒体の排紙間隔を示すシート処理時間を取得する取得手段と、
この取得手段により取得したシート処理時間に基づいて当該被画像形成媒体に形成する画像の前記露光手段による露光開始タイミングを制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。 - さらに、上記フィニッシャでの被画像形成媒体に対する処理内容と、各処理内容に対応して上記フィニッシャが必要とする排紙間隔を示すシート処理時間が予め記憶されている記憶手段を有し、
前記取得手段は、前記画像形成手段により被画像形成媒体への画像形成処理を行う場合、当該被画像形成媒体に対する上記フィニッシャでの処理内容が確定した時点で、上記フィニッシャが必要する当該被画像形成媒体の排紙間隔を示すシート処理時間を前記記憶手段から読み出すことにより取得する、ことを特徴とする前記請求項1に記載の画像形成装置。 - 画像が形成された被画像形成媒体を処理するフィニッシャが接続された画像形成装置において、
被画像形成媒体に形成する画像に基づく光を像担持体上に照射する露光手段と、
この露光手段により照射された光によって像担持体上に形成された像を現像して中間転写体に転写し、さらに、前記中間転写体に転写された画像を被画像形成媒体上に転写して前記フィニッシャへ排出する画像形成手段と、
この画像形成手段により複数の被画像形成媒体への画像形成処理を行う場合、各被画像形成媒体に対する上記フィニッシャでの処理内容が確定した時点で、上記フィニッシャが必要する各被画像形成媒体の排紙間隔を示すシート処理時間を取得する取得手段と、
前記中間転写体に同時に2つの画像を転写した場合、それらの2つの画像を前記画像形成手段により連続して画像形成処理した場合の2つの被画像形成媒体の排紙間隔が前記取得手段により取得したシート処理時間よりも長いか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により前記画像形成手段により連続して画像形成処理した場合の排紙間隔よりもシート処理時間の長いと判断した場合、前記中間転写体に同時に転写された1面目の画像を被画像形成媒体に転写した後、2面目の画像を被画像形成媒体に転写する前に、2面目の画像を被画像形成媒体に転写せずに前記中間転写体を動作させて、前記中間転写体の2面目の画像を被画像形成媒体に転写するタイミングを遅延させる処理手段と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
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