JP2005024217A - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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俊明 山田
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Abstract

【課題】 室内の壁面に沿った形できれいに設置することが容易な空気調和装置の室内機を提供する。
【解決手段】 室内機2は、室内熱交換器50と、室内補助冷媒配管51a,51bと、ドレンホース85と、配管収容空間S1とを備えている。室内熱交換器50は、接触する空気と熱交換する。室内補助冷媒配管51a,51bは、室内熱交換器50に冷媒を供給する。ドレンホース85は、室内熱交換器50において発生するドレン水を排出する。配管収容空間S1は、室内機2の背面側に形成され、室内補助冷媒配管51a,51bとドレンホース85とが側面視において上下に配置され収納される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、空気調和装置の室内機、特に、背面側において冷媒配管とドレンホースとが室内機の左右一端から他端に延びるものに関する。
従来から、ビルや住宅などの建物内において空気を冷やしたり暖めたりして調和し建物内の快適性を向上させる空気調和装置が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。
このような空気調和装置は、室内機、室外機、冷媒配管、ドレンホースなど備えている。室内機は、空調対象の室内の天井や壁面上部に設置され、室内熱交換器や送風ファンを有している。室内熱交換器は、冷媒配管に接続され、接触する空気との間で熱交換を行う。送風ファンは、室内等から空気を取り込み室内熱交換器において熱交換された空気を室内に給気する。室外機には、圧縮機、四路切替弁、アキュームレータ、室外熱交換器などが設けられている。これらの機器により加熱または冷却された冷媒が、冷媒配管を介して室内機に供給される。冷媒配管は、冷媒を循環させるための配管である。ドレンホースは、室内熱交換器などにおいて発生するドレン(結露水)を室外に排出するためのホースである。また、冷媒配管とドレンホースとは、室内機においては、特許文献1の図1および図2に示されているように、背面側下部の側面視三角形状の空間(収納部)に主として前後にずれて正面視で重なるように収納されている。空気調和装置の室内機の設置時には、例えば設置工事者などにより、ガス管および液管を断熱材で巻いた冷媒配管およびドレンホースが、適当な位置で曲げられて室内機の背面下部の収納部に収納される。
特開平10−246462号公報
ところで、このような空気調和装置の室内機を設置する際には、冷媒配管とドレンホースとが、例えば据付施工者などにより上記の室内機の収納部に収納される。つまり、冷媒配管とドレンホースとの収納部への収納は、室内機が設置される現地において、据付施工者などにより行われている。したがって、室内機の設置環境の違いや据付施工者などの技術熟練度の差などによって、冷媒配管およびドレンホースの収納位置がばらつく可能性がある。特に、室内機の収納部と室内の壁面との間に仕切り板が設けられていない場合には、施工不良から冷媒配管やドレンホースが室内機の背端面から後方に突出するおそれがある。この場合には、室内機の背端面から突出する冷媒配管あるいはドレンホースが室内の壁面に当たることにより室内機の背面と室内の壁面との間に不要なスペースが生じ、室内の壁面に沿った形で室内機がきれいに設置されない恐れがある。
本発明の課題は、室内の壁面に沿った形できれいに設置することが容易な空気調和装置の室内機を提供することにある。
請求項1に記載の空気調和装置の室内機は、熱交換器と、冷媒配管と、ドレンホースと、収納部とを備えている。熱交換器は、接触する空気と熱交換する。冷媒配管は、熱交換器に冷媒を供給する。ドレンホースは、熱交換器において発生するドレンを排出するために設けられる。収納部は、室内機の背面側に形成される空間である。この収納部には、冷媒配管とドレンホースとが、側面視において上下に配置され収納される。
この室内機では、熱交換器に冷媒を供給する冷媒配管と熱交換器において発生するドレンを排出するドレンホースとが、収納部において、側面視で上下に配置され収納される。したがって、従来の空気調和装置の室内機と比べて、冷媒配管とドレンホースとの収納に必要な収納部の前後方向の長さが低減される。また、冷媒配管およびドレンホースを収納部に収納する者にとってそれぞれの高さ方向の配置が明確となるため、収納のために配管やドレンホースを曲げる作業もより適切に行われるようになる。このため、冷媒配管やドレンホースが空気調和装置の室内機の背端面から突出してしまう可能性が小さくなる。よって、この空気調和装置の室内機では、室内機背面と壁面との間に不要なスペースが生じることが少なく、壁面に沿った形できれいに設置することが容易となっている。
なお、冷媒配管は、通常、1本のガス冷媒配管と1本の液冷媒配管との集合体となる。
請求項2に記載の空気調和装置の室内機は、請求項1に記載の空気調和装置の室内機であって、ドレンホースは、冷媒配管の下方に配置される。
ここでは、冷媒配管の下方にドレンホースが設置される。つまり、冷媒配管およびドレンホースを収納部に収納する者が、冷媒配管とドレンホースとをどのように設置するかについて考える必要がなくなる。このため、この空気調和装置の室内機では、設計どおり室内の壁面に設置が為されるようになる。
なお、ドレンホースが冷媒配管の下方に配置され、且つ、冷媒配管とドレンホースとが側面視において上下に配置されるため、ドレンホースの中心は平面的に冷媒配管の垂直投影下方空間(直下空間)に位置することになる。
請求項3に記載の空気調和装置の室内機は、請求項1または2に記載の空気調和装置の室内機であって、ドレンホースが、ドレンの流れの上流側から下流側に向けて連続的に下向きに傾斜している。
ここでは、ドレンホースが連続的に下向きに傾斜しているため、ドレンがドレンホース内に溜まるような不具合が少なくなる。すなわち、ドレンの排出性が向上する。
請求項4に記載の空気調和装置の室内機は、請求項3に記載の空気調和装置の室内機であって、傾斜保持部材をさらに備えている。傾斜保持部材は、ドレンホースの傾斜状態を保持する。
ここでは、傾斜保持部材が、ドレンホースの傾斜状態を保持する。したがって、冷媒配管およびドレンホースを収納部に収納する者があまり習熟していない者であっても、ドレンホースの傾斜状態が乱れる可能性が少なくなる。このため、ドレンの排出性が確実に向上するようになる。
請求項5に記載の空気調和装置の室内機は、請求項4に記載の空気調和装置の室内機であって、傾斜保持部材は、リブ部を有している。リブ部は、ドレンホースの下面を支持する。
ここでは、傾斜保持部材が有するリブ部が、ドレンホースの下面を支持している。したがって、冷媒配管およびドレンホースを収納部に収納する者があまり習熟していない者であっても、ドレンホースの傾斜がほぼ確実に保持されるようになる。このため、この空気調和装置の室内機では、ドレンの排出性がより確実に向上するようになる。
請求項6に記載の空気調和装置の室内機は、請求項5に記載の空気調和装置の室内機であって、リブ部は、複数のリブを有している。複数のリブは、ドレンの流れの上流側から下流側に向けて配置され、下流側にいくほど高さが低くなる。
ここでは、ドレン流れの上流側から下流側に向けて高さの低まる複数のリブが、ドレンホースの傾斜を保持している。このため、冷媒配管およびドレンホースを収納部に収納する者が複数のリブの上にドレンホースを載置するだけで、ドレンホースの傾斜状態が保持されるようになる。このため、この空気調和装置の室内機では、ドレンの排出性がさらに確実に向上する。
請求項1に係る空気調和装置の室内機では、熱交換器に冷媒を供給する冷媒配管と熱交換器において発生するドレンを排出するドレンホースとが収納部において側面視で上下に配置されるため、冷媒配管およびドレンホースを収納部に収納する者にとってそれぞれの高さ方向の配置が明確となり、収納のために配管やドレンホースを曲げる作業がより適切に行われるようになる。このため、室内機背面と壁面との間に不要なスペースが生じることが少なくなり、壁面に沿った形できれいに室内機を設置することが容易となる。
請求項2に係る空気調和装置の室内機では、冷媒配管およびドレンホースを収納部に収納する者がどのように設置するかについて考える必要がなくなり、設計どおりに室内機が室内の壁面に設置されるようになる
請求項3から6のいずれかに係る空気調和装置の室内機では、ドレンホースが連続的に下向きに傾斜するため、ドレンがドレンホース内に溜まるような不具合が少なくなり、ドレンの排出性が向上する。
<空気調和装置の全体構成>
本発明の一実施形態が採用された空気調和装置1の外観を図1に示す。
この空気調和装置1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とを備えている。
室内機2内には室内熱交換器50が収納され、室外機3内には室外熱交換器30が収納されており、各熱交換器30,50が連絡集合管4の冷媒液配管41および冷媒ガス配管42(図10参照)により接続されることにより冷媒回路を構成している。連絡集合管4は、図10に示すように、冷媒液配管41、液配管断熱筒41a、冷媒ガス配管42,ガス配管断熱筒42a、ドレンホース85a、および内外連絡電線99を断熱テープ4aでまとめたものである。
<空気調和装置の冷媒回路の構成概略>
空気調和装置1の冷媒回路の構成を図2に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器50、アキュームレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30および電動膨張弁34で構成される。
室内機2に設けられている室内熱交換器50は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器50に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン71が設けられている。このクロスフローファン71は、長細い円筒形状に構成され、中心軸が水平方向に平行になるように配置されている。クロスフローファン71は、室内機2内に設けられる室内ファンモータ72によって回転駆動される。室内機2の詳細な構成については後に説明する。
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュームレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して冷媒液配管41に接続されており、この冷媒液配管41を介して室内熱交換器50の一端から延びる室内補助冷媒液配管51aと接続される。また、四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介して冷媒ガス配管42に接続されており、この冷媒ガス配管42を介して室内熱交換器50の他端から延びる室内補助冷媒ガス配管51bと接続されている。また、室外機3には、室外熱交換器30での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン38が設けられている。このプロペラファン38は、室外ファンモータ39によって回転駆動される。
<室内機の構成>
図3(a)に室内機2の正面図、図3(b)に室内機2の側面図を示す。室内機2は、正面視に置いて横方向に長い形状を有している。
室内機2は、主として、上部ケーシング6、下部ユニット7および室内機2の内部に収容されている室内熱交換器ユニット5(図4参照)によって構成されている。上部ケーシング6は、室内機2の上部に配置されている。下部ユニット7は、室内機2の下部を構成している。上部ケーシング6と下部ユニット7とは別体に形成されており、上部ケーシング6と下部ユニット7の一部との境界が室内機2の外観において水平線として現れている。
以下、室内機2の各構成について説明する。
[室内熱交換器ユニット]
室内熱交換器ユニット5は、図4に示すように、室内熱交換器50、室内補助冷媒配管51a,51b、熱交換器支持部材52等によって構成されている。なお、図4は、上部ケーシング6が取り外された状態の下部ユニット7および室内熱交換器ユニット5の外観斜視図である。室内熱交換器ユニット5の室内熱交換器50は、逆V字型の形状を有しており下方が開口しているため、室内熱交換器ユニット5は、クロスフローファン71や室内ファンモータ72が取り付けられた状態の下部ユニット7に上方から被せられ、熱交換器支持部材52を介して下部ユニット7に支持される。
〈室内熱交換器〉
図5に室内機2の側面断面図を示す。室内熱交換器50は、クロスフローファン71の前方、上方および後方を取り囲むように取り付けられており、クロスフローファン71が回転することにより吸込み口601,611から吸い込まれた空気をクロスフローファン71側に通過させ、伝熱管の内部を通過する冷媒との間で熱交換を行わせる。室内熱交換器50は、第1室内熱交換部50a、第2室内熱交換部50b、第3室内熱交換部50c、第4室内熱交換部50dの4つの部分に分割されている。室内熱交換器50は、各室内熱交換部50a,50b,50c,50dがそれぞれ接合されることにより、側面視において両端が下方に向けて屈曲する概ね逆V字型の断面形状を有するように形成されている。
各室内熱交換部50a,50b,50c,50dは、それぞれ水平方向に長い板状の形状を有している。各室内熱交換部50a,50b,50c,50dは、両側端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管が挿通される短冊状の複数のフィンとから構成されている。伝熱管は、各室内熱交換部50a,50b,50c,50dの両側端においてU字型伝熱管によって折り返されている。
第1室内熱交換部50aは、上端が室内機2の前方へ向けて傾斜しており、クロスフローファン71の中央上方から後側上方を覆うように配置されている。
第2室内熱交換部50bは、上端が室内機2の後方へ向けて傾斜しており、第1室内熱交換部50aの前方に配置されている。第2室内熱交換部50bの上端は、第1室内熱交換部50aの上端と接合されており、第1室内熱交換部50aと第2室内熱交換部50bとは、側面視において逆V字型になるように組み合わされている。第2室内熱交換部50bは、クロスフローファン71の中央上方から前側上方を覆うように配置されている。
第3室内熱交換部50cは、第2室内熱交換部50bの下方にクロスフローファン71の前方を覆うように配置されている。第3室内熱交換部50cの上端は第2室内熱交換部50bの下端に角度を付けて接合されており、第3室内熱交換部50cと第2室内熱交換部50bとによって鈍角が形成されている。第3室内熱交換部50cは、高さ方向、すなわち鉛直方向に平行になっており、室内熱交換器50の下方の水平面を覆う下部ユニット7に対して垂直になっている。また、第3室内熱交換部50cの下端は室内熱交換器50の下端となっており、第3室内熱交換部50cの下端、すなわち室内熱交換器50の前側の下端は、クロスフローファン71の中心軸と略同じ高さに位置している。
第4室内熱交換部50dは、第1室内熱交換部50aの下方にクロスフローファン71の後方を覆うように配置されている。第4室内熱交換部50dの上端は、第1室内熱交換部50aの下端に角度を付けて接合されており、第4室内熱交換部50dと第1室内熱交換部50aとによって鈍角が形成されている。第4室内熱交換部50dは、高さ方向に平行になっており、室内熱交換器50の下方の水平面を覆う下部ユニット7に対して垂直になっている。また、第4室内熱交換部50dの下端は、室内熱交換器50の後側の下端となっており、第4室内熱交換部50dの下端、すなわち室内熱交換器50の後側の下端は、クロスフローファン71の中心軸と略同じ高さに位置している。
第3室内熱交換部50cと第4室内熱交換部50dとは高さ方向に同じ長さを有しており、第3室内熱交換部50cと第4室内熱交換部50dとの上端および下端は同じ高さに位置している。従って、室内熱交換器50の前側の下端と後側の下端とは同じ高さになっており、クロスフローファン71の中心軸と略同じ高さに位置している。また、室内熱交換器50の前側下端と後側下端とは、逆V字型の部分の前後の下端から鉛直方向下向きにクロスフローファン71の中心軸と略同じ高さまで伸びている。
第1室内熱交換部50a、第2室内熱交換部50b、第3室内熱交換部50cおよび第4室内熱交換部50dは、それぞれ両側端(正面視における左右方向の端)に設けられた固定板によって相互に固定されることにより、一体に接合されて室内熱交換器50を形成している。室内熱交換器50は、第1室内熱交換部50aと第2室内熱交換部50bとによって形成される逆V字型の部分と、第1室内熱交換部50aと第2室内熱交換部50bとのそれぞれの下端から鉛直方向下向きに延びる直線部分とが組合された断面形状を有している。室内熱交換器50は、逆V字型の頂点を通る鉛直方向に平行な直線について前後に線対称な断面形状を有しており、第1室内熱交換部50aと第2室内熱交換部50bとが、また、第3室内熱交換部50cと第4室内熱交換部50dとが、それぞれ前後に対称になっている。なお、室内熱交換器50は、側面視においては上記のように前後対称な逆V字型を含む断面形状に形成されているが、正面視においては横方向に長い形状を有している。
〈室内補助冷媒配管〉
室内補助冷媒配管である室内補助冷媒液配管51aおよび室内補助冷媒ガス配管51bは、室内熱交換器50と、連絡集合管4の冷媒液配管41および冷媒ガス配管42とを結ぶ役割を果たし、室内熱交換器50と室外熱交換器30との間を行き来する冷媒が流れる。室内補助冷媒液配管51aおよび室内補助冷媒ガス配管51bは、図4に示すように、室内熱交換器50の側面から突出する伝熱管に接続される。室内補助冷媒液配管51aおよび室内補助冷媒ガス配管51bは、室内熱交換器50の右側面から突出して、室内熱交換器50の右側の空間で取り回される。また、室内補助冷媒液配管51aおよび室内補助冷媒ガス配管51bは、室内熱交換器50の右側面から突出した後に室内機2の後方へ向けて屈曲され(図9参照)、室内熱交換器50の右側の空間を室内機2の背面に沿って下方へと伸び、室内機2の後側下部の空間で室内機2の左側面に向けてさらに屈曲され、配管収容空間S1(後述)を通って冷媒液配管41および冷媒ガス配管42に接続される。
なお、ここでいう「右」や「左」とは、室内機2の正面視における右や左を意味しており、以下同様である。
〈熱交換器支持部材〉
熱交換器支持部材52は、室内熱交換器50の両側面付近に設けられており、図4に示すように、室内熱交換器50を内側から支持すると共に、室内ファンモータ72を覆い、室内補助冷媒液配管51aおよび室内補助冷媒ガス配管51bを固定している。熱交換器支持部材52は、室内熱交換器50の右側面付近に設けられており、側板54とモータカバー55と配管固定部材56とを有している。
側板54は、室内熱交換器50の逆V字型に沿った形状を有する板状の部分であり、室内熱交換器50を内側から支持している。
モータカバー55は、室内ファンモータ72の上半分を覆っている。モータカバー55は、円弧状に湾曲する曲面形状を一部に有しており、側板54から室内熱交換器50の側方へと突出している。モータカバー55は、室内ファンモータ72の円周面の上半分と対向しており、室内ファンモータ72の上方を覆っている。
なお、室内熱交換器50の右側面からは室内補助冷媒配管51a,51bが外方へ延びており、モータカバー55は室内補助冷媒配管51a,51bの下方空間に位置している。モータカバー55は、室内補助冷媒配管51a,51bから滴下したドレン水がドレンパン80(図6参照)へと流れるように形成されており、ドレン水から室内ファンモータ72を保護している。
配管固定部材56は、室内補助冷媒配管51a,51bの変形を抑えるために、室内補助冷媒配管51a,51bを固定する。配管固定部材56は、室内熱交換器50の側方空間で取り回されている室内補助冷媒配管51a,51bの一部においてその全周を覆うことによって、室内補助冷媒配管51a,51bを固定する。配管固定部材56は、第1配管固定部材57と第2配管固定部材58とを有している。第1配管固定部材57は、側板54に一体化されており、室内補助冷媒配管51a,51bの側方を覆うことによって、室内補助冷媒配管51a,51bの側方への移動を規制する。第2配管固定部材58は、室内補助冷媒配管51a,51bを挟んで第1配管固定部材57の反対側から室内補助冷媒配管51a,51bを固定する。第2配管固定部材58は、第1配管固定部材57とは別体に形成されており、第1配管固定部材57に取り付けられる。
[上部ケーシング]
上部ケーシング6は、図3および図5に示すように、室内機2の上部を構成しており、上前面部60、天面部61および上側面部62,63によって構成されている。
上前面部60は、室内機2の前側上部に配置され、室内熱交換器50の前方を覆っている。上前面部60は、概ね平坦に形成されており、その一部に段差が設けられている。この段差の上面には室内機2の長手方向に長いスリット状の開口からなる前面吸込み口601が設けられている。前面吸込み口601は室内機2の上方へ向けて設けられている。
天面部61は、室内機2の天面に配置され、室内熱交換器50の上方を覆っている。天面部61には、複数のスリット状の開口からなる天面吸込み口611が設けられている。この天面吸込み口611は、天面部61の前側から後側にかけて設けられており、前面吸込み口601よりも吸い込み面積が大きくなっている。このため、室内機2の天面後側からも十分に空気が吸い込まれるようになっている。
上側面部62,63は、室内機2の側面上部に配置され、室内熱交換器50の側方を覆っている。上側面部62,63には、右上側面部62と左上側面部63とがあり、右上側面部62は正面視において室内熱交換器50の右側方に配置され、左上側面部63は室内熱交換器50の左側方に配置されている。
また、上部ケーシング6の下端は水平に形成されており、上部ケーシング6が下部ユニット7に被せられることによって、上部ケーシング6と下部ユニット7との境界が水平線となって室内機2の正面視および側面視における外観に現れる。
[下部ユニット]
下部ユニット7は、室内機2の下部を構成しており、図4に示すように、下部ケーシング70、クロスフローファン71、室内ファンモータ72、電装品箱73(図8参照)等がモジュール化されて構成されている。
〈下部ケーシング〉
下部ケーシング70は、図3および図5に示すように、下前面部74、底面部75、下側面部76,77、支持部78等によって構成されている。
下前面部74は、正面視において室内機2の前面下部として視野に現れる部分であり、上端が室内機2の前側に傾斜するように配置されている。図3(a)に示すように、下前面部74の上端は水平に形成されており、上部ケーシング6の下端と共に水平な境界線を構成している。また、下前面部74には、室内機2の長手方向に沿う開口からなる吹出し口741が設けられている。この吹出し口741は、図5に示すように、クロスフローファン71が収納されている支持部78の内部の空間に連通しており、クロスフローファン71によって生成された空気流は吹出し口741を通って室内へと吹き出す。また、吹出し口741には、室内へと吹出す空気が案内される水平フラップ742が設けられている。この水平フラップ742は、室内機2の長手方向に平行な軸を中心に回動自在に設けられており、フラップモータ(図示せず)によって回転駆動されることにより、吹出し口741の開閉を行うことができる。
底面部75は、室内機2の底面に配置され、平坦に形成されている。底面部75は、水平に配置されており、その上に支持部78が形成されている。底面部75の背面側の上方には、後述するドレンホース85や室内補助冷媒配管51a,51bが収容される配管収容空間S1が設けられており、底面部75のうち配管収容空間S1に面する部分には、複数のリブ89a〜89dから成るホース支持部89が形成されている。複数のリブ89a〜89dは、図9に示すように、左右方向すなわちドレンホース85の長手方向に並んで設けられており、ドレンホース85の下面を下方から支持する。複数のリブ89a〜89dは、ドレン水の下流側(図9の右側)に配置されるものほどドレンホース85を支持する高さが低くなるように形成されている。すなわち、複数のリブ89a〜89dは、ドレン水の流れの上流側から下流側に向けて適当な間隔で配置され、下流側にいくほど高さが低くなっている。このような複数のリブ89a〜89dの上にドレンホース85を置くことで、ドレンホース85は下流側にいくほど連続的に傾斜した状態が保持される。具体的には、リブ89aの高さが約10mm、リブ89dの高さが約7mmであり、ドレンホース85の勾配は約1°が確保される。
下側面部76,77は、側面視において室内機2の側面下部として視野に現れる部分であり、室内機2の側面下部に配置されている。下側面部76,77には、右下側面部76と左下側面部77とがあり、右下側面部76は正面視において室内機2の右側に配置され、左下側面部77は室内熱交換器50の左側に配置されている。また、下側面部76,77の上端は、下前面部74と同様に水平に形成されている。上部ケーシング6が下部ユニット7に被せられた状態では、上部ケーシング6の下端と、下部ユニット7の下前面部74および下側面部76,77の上端が合致して、水平な境界線が構成される。
支持部78は、下前面部74、底面部75、下側面部76,77に囲まれており、内部が空気断熱室S2となっている(図5参照)。支持部78の上面は、下前面部74および下側面部76,77の上端より上方に位置している。支持部78には、上方からクロスフローファン71、室内ファンモータ72、電装品箱73、室内熱交換器ユニット5等が取り付けられ、クロスフローファン71、室内ファンモータ72、電装品箱73、室内熱交換器ユニット5等を下方から支持する。支持部78は、室内熱交換器ユニット5の熱交換器支持部材52を介して室内熱交換器50を支持する。支持部78の上面は、クロスフローファンの中心軸と略同じ高さとなっている。
また、支持部78の上面には、図6に示すように、ドレンパン80、ファン収容部87、ファン支持部材88が設けられている。
ドレンパン80は、熱交換時に室内熱交換器50の表面に発生するドレン水を受ける部分であり、支持部78の上面から下方に窪んだ凹状の部材によって形成されている。このドレンパン80は、前ドレンパン81、後ドレンパン82、連通路83を有している。
前ドレンパン81は、図5に示すように、第3室内熱交換部50cの下方に、すなわち室内熱交換器50の前側下端の下方に配置されている。後ドレンパン82は、第4室内熱交換部50d、すなわち室内熱交換器50の後側下端の下方に配置されている。前ドレンパン81と後ドレンパン82とは、クロスフローファン71を挟んで前後に配置されている。前ドレンパン81と後ドレンパン82とは、略同じ高さに位置しており、前ドレンパン81と後ドレンパン82との底面はクロスフローファン71の中心軸の高さよりも低い位置にあり、室内熱交換器50の下端に近接して配置されている。また、前ドレンパン81と後ドレンパン82とは、それぞれドレン水を受ける底面が、右側が左側よりも下方に位置するように長手方向に沿って僅かに傾斜している。
連通路83は、図6に示すように、支持部78の右側部分に設けられており、前ドレンパン81と後ドレンパン82との各右側端のみにおいて前ドレンパン81と後ドレンパン82とを連通させている。すなわち、前ドレンパン81と後ドレンパン82とは、下方に傾斜している側のみにおいて連通している。また、支持部78の左側部分には連通路が設けられておらず、前ドレンパン81と後ドレンパン82との各左側端では前ドレンパン81と後ドレンパン82とは連通していない。連通路83は、室内ファンモータ72の右側方に配置されており、上面視において、クロスフローファン71、室内ファンモータ72、連通路83の順に左右方向(室内機2の長手方向)に並んで配置されている。従って、ドレンパン80は、クロスフローファン71および室内ファンモータ72の前方、右側方および後方を囲むように配置されている。
また、連通路83には、ドレン水を排出する排出口84が設けられている。排出口84は、図7示すように、連通路83の底面から下方へと貫通しており、ドレン水をドレンパン80から外部へと排出するためのドレンホース85と連通している。室内熱交換器50から滴下したドレン水は、前ドレンパン81と後ドレンパン82とによって受けられ、連通路83で集められ、排出口84からドレンホース85およびドレンホース85につながる連絡集合管4のドレンホース85aを経て室外へと排出される。ドレンホース85は、下部ケーシング70の背面側下方の配管収納空間S1に、室内補助冷媒配管51a,51bと共に収容される。室内補助冷媒配管51a,51bは、断熱材51cにより覆われている。ドレンホース85と室内補助冷媒配管51a,51bとは、図5に示すように、配管収納空間S1において側面視で上下に並んで配置されており、ドレンホース85が最も下に位置している。室内補助冷媒配管51a,51bそれぞれの中心はドレンホース85の直上の空間に位置し、ドレンホース85の中心は室内補助冷媒配管51a,51bの直下の空間に位置している。すなわち、断熱材51cで覆われる室内補助冷媒配管51a,51bと、ドレンホース85とは、平面視において概ね重なり、正面視において殆ど重ならない状態となる。
ファン収容部87は、図6に示すように、クロスフローファン71と室内ファンモータ72とが収容される部分であり、支持部78の上面の中央付近に設けられている。ファン収容部87は、図8に示すように、支持部78の上面から下方に半円筒形状に窪んだ部材により形成されており、クロスフローファン71と室内ファンモータ72との下半分を収容する。また、支持部78の内部には、収容されたクロスフローファン71と吹出し口741とを連通する空気経路が設けられている。
ファン支持部材88は、図6に示すように、クロスフローファン71の左側方に配置されており、クロスフローファン71を回転自在に支持する。ファン支持部材88は、前ドレンパン81と後ドレンパン82との各左側端の間に位置しており、クロスフローファン71の連通路83側とは反対側に位置している。
また、図8に示すように、支持部78は、後ドレンパン82とクロスフローファン71との間に、支持部78の上面から上方へと突出する舌部86を有している。この舌部86は、クロスフローファン71の後方を覆っており、舌部86の上端はクロスフローファン71の頂上部分より若干低い高さに位置している。
以上のように、支持部78の上面には、前ドレンパン81、後ドレンパン82およびファン収容部87が設けられ、舌部86が上方へ突出しているが、支持部78の上面の他の部分は概ね平坦かつ水平に形成されており、クロスフローファン71の中心線と略同じ高さに位置している。
また、上記のように、支持部78の最も高い位置にある部分は舌部86であるが、舌部86は、クロスフローファン71の頂上部分の高さ以下に位置している。さらに、支持部78の上面は、下前面部74および下側面部76,77の上端より上方に位置している。このため、支持部78を含めた下部ケーシング70の各部分はクロスフローファン71の頂上部分の高さ以下となっている。
なお、支持部78の上面の背面側部分もクロスフローファン71の高さ以下となっているが、上部ケーシング6の天面部61と支持部78の上面の背面側部分との間の部分は、室内の壁面に取り付けられる据付板8によって塞がれる(図5参照)。据付板8は、室内機2の長手方向には室内熱交換器50と略同じ長さを有しており、室内熱交換器50の背面側に配置されている。据付板8は、室内機2の背面に配置され、室内熱交換器50で熱交換される空気が通る空気流路を上部ケーシング6と共に形成している。
〈クロスフローファン〉
クロスフローファン71は、長細い円筒形状に構成され、中心軸が水平方向に平行になるように配置される。クロスフローファン71の周面には羽根が設けられており、クロスフローファン71が中心軸周りに回転することにより、空気流を生成する。この空気流は、前面吸込み口601および天面吸込み口611から取り入れられ室内熱交換器50を通り吹出し口741から室内へと吹き出す空気の流れである。クロスフローファン71は、側面視において室内機2の概ね中央に位置しており、上面視において前ドレンパン81と後ドレンパン82との間に配置されている。クロスフローファン71は、支持部78によって支持され、支持された状態のクロスフローファン71の上半分は支持部78の上面から上方へ突出している。
〈室内ファンモータ〉
室内ファンモータ72は、クロスフローファン71を中心軸周りに回転駆動する。室内ファンモータ72は、クロスフローファン71と略同じ直径を有する薄い円筒形状を有している。室内ファンモータ72は、図6に示すように、クロスフローファン71の右側方にクロスフローファン71と同軸に配置されており、室内ファンモータ72が支持部78に取り付けられた状態では、室内ファンモータ72とクロスフローファン71との頂上部分との高さは略同じとなっている(図8参照)。
〈電装品箱〉
電装品箱73は、図6示すように、室内機2の運転を制御するための制御基板731を収容する。電装品箱73は、直方体の箱状の形状を有しており、下部ケーシング70の右下側面部76と支持部78との間に配置され、室内熱交換器ユニット5の右側方に位置する。電装品箱73は、室内ファンモータ72の右側方において支持部78の右側面に取り付けられて支持されており、室内熱交換器ユニット5が下部ユニット7に取り付けられる前に支持部78に取り付けることができる。また、電装品箱73は前側寄りに配置されており、電装品箱73の後方の空間は前述した室内熱交換器ユニット5の室内補助冷媒配管51a,51bが通る空間となっている。電装品箱73は、制御基板731に取り付けられた制御部品のうち容量の大きなコンデンサやパワートランジスタなどの強電部品732が室内ファンモータ72と軸方向に並ぶように配置されており、側面視において室内ファンモータ72と電装品箱73とが重なるように配置されている。また、電装品箱73の上面は、下部ケーシング70に支持された状態では、室内ファンモータ72の頂上部分、すなわちクロスフローファン71の頂上部分と略同じ高さに位置している(図8参照)。
このように、室内ファンモータ72、電装品箱73、下部ケーシング70の全ての部分が、下部ケーシング70に支持された状態のクロスフローファン71の頂上部分の高さ以下に位置しており、下部ユニット7は、全体として高さ方向に比較的寸法の小さい形状となっている。
<特徴>
(1)
この空気調和装置1の室内機2では、前ドレンパン81と後ドレンパン82とを連通させる連通路83が、クロスフローファン71と室内ファンモータ72との右側方にのみ設けられており、左側方には設けられていない。そして、前ドレンパン81と後ドレンパン82との各左側端の間には、ファン支持部材88が設けられている。このため、ファン支持部材88が連通路83と上下方向に重なって配置されていない。また、連通路83は、クロスフローファン71と室内ファンモータ72との右側方に設けられており、連通路83は、クロスフローファン71と室内ファンモータ72と上下方向に重なって配置されていない。このため、空気調和装置1の室内機2の上下方向の製品寸法が抑えられている。
さらに、ファン支持部材88の左側方に前ドレンパン81と後ドレンパン82との左側端を連通させる連通路が設けられる場合と比べて、左右方向の製品寸法も抑えられている。
(2)
この空気調和装置1の室内機2では、室内補助冷媒液配管51aおよび室内補助冷媒ガス配管51bが室内熱交換器50の右側面から突出し、且つ右側方にのみ設けられる連通路83の排出口84からドレンホース85が延びる構成となっている。そして、室内補助冷媒液配管51aおよび室内補助冷媒ガス配管51bと、ドレンホース85とは、室内機2の右側から、ともに室内機2の背面側下方の配管収納空間S1を通って、室内機2の左側へと導かれる(図9参照)。
このように、室内補助冷媒配管51a,51bとドレンホース85とを室内機2の背面側の配管収納空間S1において右から左へと回さなければならない構成の室内機2において、ここでは、室内補助冷媒配管51a,51bとドレンホース85とを側面視で上下に配置できるように配管収納空間S1を構成している。すなわち、配管収納空間S1を側面視において縦長の空間として、図5に示すように、断熱材51cで覆われる室内補助冷媒配管51a,51bとドレンホース85とを前後に並べるのではなく上下に並べることが容易に室内機2の据付施工者にわかるようにしている。
これにより、特許文献1(特開平10−246462号公報)にあるような従来の空気調和装置の室内機と比べて、室内補助冷媒配管51a,51bとドレンホース85とを収納するのに必要な配管収納空間S1の側面視左右方向(前後方向)の長さが小さくなっている。そして、室内機2の据付施工者にとって室内補助冷媒配管51a,51bとドレンホース85との高さ方向の配置が明確となっているため、室内補助冷媒配管51a,51bやドレンホース85を曲げる作業なども適切に行われるようになる。特に、室内補助冷媒配管51a,51bとドレンホース85とを同じような高さ位置で曲げると室内機2の背端面から後方に何かがはみ出てしまう恐れが出てくるが、室内補助冷媒配管51a,51bとドレンホース85との両者の屈曲の高さ位置が明確に違うため、据付施工者にとっては非常に施工しやすい構造である。このため、室内補助冷媒配管51a,51bやドレンホース85が室内機2の背端面から後方に突出して室内の壁面に当たるような不具合が殆ど発生しない。これにより、室内機2の背面と室内の壁面との間に不要なスペースが生じて室内機2が壁面に沿った形できれいに設置されないという不具合がほぼなくなる。
(3)
従来の空気調和装置の室内機において背面側でドレンホースを引き回す際の施工手引きなどでは、ドレンホースに勾配をとるように指示をしている。しかし、必ず指示が守られているという保証はない。
ここでは、室内機2の背面側の配管収納空間S1においてドレンホース85を室内補助冷媒配管51a,51bの下方に配置させ、さらに高低差のある複数のリブ89a〜89dでドレンホース85の下面を支持する構成としているため、自然とドレンホース85が上流側から下流側に向けて連続的に下向きに傾斜するようになる。このため、ドレン水の排出性が良好となり、ドレンホース85の中にドレン水が溜まるような不具合が少なくなる。
<他の実施形態>
以上、本発明について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では複数のリブ89a〜89dによりドレンホース85の勾配を確保するような構成としているが、複数のリブ89a〜89dに変えて底面部75に斜面を形成し、その斜面にドレンホース85を押し当てるようにしてもよい。また、ドレンホース85を吊り下げる複数の支持部材を設け、それらの支持部材によってドレンホース85の傾斜状態を確保するようにしてもよい。
空気調和装置の外観図。 空気調和装置の冷媒回路図。 (a)空気調和装置の室内機の正面図。
(b)空気調和装置の室内機の右側面図。
下部ユニットおよび熱交換器ユニットの外観斜視図。 空気調和装置の室内機の側面断面図(図3(a)のV-V矢視断面図)。 下部ユニットの上面図。 下部ユニットの側面断面図(図6のVII-VII矢視断面図)。 下部ユニットの右側面図。 下部ユニットの背面図。 連絡集合管の断面図。
符号の説明
1 空気調和装置
2 室内機
50 室内熱交換器(熱交換器)
51a 室内補助冷媒液配管(冷媒配管)
52a 室内補助冷媒ガス配管(冷媒配管)
75 底面部(傾斜保持部材)
85 ドレンホース
89 ホース支持部(リブ部)
89a〜89d リブ
S1 配管収納空間(収納部)

Claims (6)

  1. 接触する空気と熱交換する熱交換器(50)と、
    前記熱交換器に冷媒を供給するための冷媒配管(51a,51b)と、
    前記熱交換器において発生するドレンを排出するためのドレンホース(85)と、
    背面側に形成され、前記冷媒配管と前記ドレンホースとが側面視において上下に配置され収納される収納部(S1)と、
    を備える空気調和装置の室内機。
  2. 前記ドレンホース(85)は、前記冷媒配管(51a,51b)の下方に配置される、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  3. 前記ドレンホース(85)は、前記ドレンの流れの上流側から下流側に向けて連続的に下向きに傾斜する、
    請求項1または2に記載の空気調和装置の室内機。
  4. 前記ドレンホースの傾斜状態を保持する傾斜保持部材(75)をさらに備える、
    請求項3に記載の空気調和装置の室内機。
  5. 前記傾斜保持部材(75)は、前記ドレンホースの下面を支持するリブ部(89)を有する、
    請求項4に記載の空気調和装置の室内機。
  6. 前記リブ部(89)は、前記ドレンの流れの上流側から下流側に向けて高さが低くなる複数のリブ(89a〜89d)を有する、
    請求項5に記載の空気調和装置の室内機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021210115A1 (ja) * 2020-04-16 2021-10-21 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機

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