JP2005024022A - 流体圧制御弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体が流れる流路に介装されるシート40と、このシート40に対峙して液体の流れを制御する球状のボール2と、このボール2を支持するボールサポート30と、このボールサポート30を介してボール2をシート40に押し付けるバネ5とを備えるボール式の流体圧制御弁1において、シート40の上流側に画成される上流側圧力室7と、シート40とボールサポート30の間に画成される二次圧力室8と、ボールサポート30の下流側に画成される下流側圧力室9と、ボールサポート30に開口して二次圧力室8と下流側圧力室9を連通する連通路10とを備え、二次圧力室8を通過する液体は、シート40からボールサポート30に開口した連通路10に向かう流れとなり、ボールサポート30の外周へと拡がることなく、ボール2から流れが剥離することが抑えられる構成とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁体としてボールを用いるボール式の流体圧制御弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の流体圧制御弁として、例えば図5に示す流体圧制御弁1は、シート40に対峙して流体の流れを制御する球状のボール2と、このボール2を支持するボールサポート30と、このボールサポート30を介してボール2をシート40に押し付けるバネ5とを備える。ボール2の前後差圧が所定値を超えて上昇すると、ボール2がバネ5を圧縮しながらシート40からリフトし、作動流体が図中矢印で示すようにシート40を通って本体4内へと流れる。
【0003】
ボールサポート30にはシート40との間に二次圧力室8を画成するつば部32が形成され、このつば部32の外周と本体4の間にサポートオリフィス39が設けられる。ボール2のリフト時、二次圧力室8から流出する流体の流れに対してこのサポートオリフィス39が抵抗を付与することによって、二次圧力室8の圧力が高められ、流体圧制御弁1の圧力と流量の関係を示すオーバライド特性を任意に設定することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−39412号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の流体圧制御弁1において、二次圧力室8を通過する流体は、図6に示すように、ボール2から剥離してボールサポート30の外周へと向かう流れとなり、その外側に渦が発生している。これにより、ボール2に対する流体の剥離位置が変化することや渦の発生に起因して、ボール2に沿った流体の流れが周方向について不均一になると、ボール2に不規則な励震力が作用し、ボール2またはボールサポート30が振動して騒音等を発生する可能性があった。
【0006】
また、サポートオリフィス39がボールサポート30の外周隙間として形成される構造のため、生産時にサポートオリフィス39の開口面積を精度良く管理することが難しく、製品毎にオーバライド特性のバラツキが生じやすいという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ボール式の流体圧制御弁において、ボールの振動、騒音を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、流体が流れる流路に介装されるシートと、このシートに対峙する弁体として流体の流れを制御する球状のボールと、このボールを支持するボールサポートと、このボールサポートを介してボールをシートに押し付けるバネとを備える流体圧制御弁に適用する。
【0009】
そして、シートの上流側に画成される上流側圧力室と、シートとボールサポートの間に画成される二次圧力室と、ボールサポートの下流側に画成される下流側圧力室と、ボールサポートに開口してこの二次圧力室と下流側圧力室を連通する連通路とを備え、二次圧力室にてボールに沿って流れる流体が連通路へと向かう構成としたことを特徴とするものとした。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、連通路にその流路断面積を絞るサポートオリフィスを設けたことを特徴とするものとした。
【0011】
第3の発明は、第1または第2の発明において、ボール及びボールサポートが収められる本体を備え、ボールサポートの外周面をこの本体の内壁面に摺接させる構成としたことを特徴とするものとした。
【0012】
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明において、連通路をボールサポートを放射状に貫通する複数の通孔によって形成したことを特徴とするものとした。
【0013】
第5の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明において、ボールサポートにボールを着座させるボール座と、このボール座に対して凹状に窪んだ連通路を画成する溝とを形成したことを特徴とするものとした。
【0014】
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明において、シートにボールを囲むようして円柱面状に延びる流路壁部を形成したことを特徴とするものとした。
【0015】
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明において、ボールサポートにボールを囲むようして円柱面状に延びる流路壁部を形成したことを特徴とするものとした。
【0016】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、ボールの前後差圧が所定値を超えて上昇すると、ボールがバネを圧縮しながらシートからリフトし、流体が上流側圧力室、二次圧力室、連通路、下流側圧力室を通って流れる。このとき、二次圧力室を通過する流体は、シートからボールサポートに開口した連通路に向かう流れとなり、ボールサポートの外周へと拡がることなく、ボールから流れが剥離することが抑えられる。これにより、ボールに対する流体の剥離位置が変化することが抑えられるとともに渦の発生を抑えられ、ボールに作用する不規則な励震力が排除されるため、ボールが径方向に振動して発生する騒音等を防止できる。
【0017】
第2の発明によると、ボールのリフト時、二次圧力室から流出する流体の流れに対してこのサポートオリフィスが抵抗を付与することによって、二次圧力室の圧力を高められ、流体圧制御弁のオーバライド特性を制御することができる。
【0018】
そして、連通路に設けられるサポートオリフィスは、ボールサポートに対する穴加工によって形成することが可能となり、ボールサポートの外周隙間として形成される従来構造に比べて、生産時にその開口面積を精度良く管理することができ、製品毎にオーバライド特性等のバラツキが生じることを抑えられる。
【0019】
第3の発明によると、ボールのリフト時にボールサポートの外周面が本体の内壁面に摺接することにより、ボールサポートがシートと同軸上を移動するように案内される。これにより、ボールサポートが径方向に動くことが規制され、ボールサポートが径方向に振動して発生する騒音等を防止できる。
【0020】
第4の発明によると、連通路はボールサポートを放射状に貫通する複数の通孔によって形成される構造のため、連通路をシートの中心線について対称的に形成することが可能となり、二次圧力室から連通路へと向かう流体の流れをボールの周方向について均一化し、円滑にすることができる。
【0021】
第5の発明によると、連通路は各溝とボールの外周面とによって画成されるため、ボールのリフト時に二次圧力室からボールの外周面に沿って流れる流体は連通路に入ってからもボールの外周面に沿って流れる。これにより、ボールに対する流体の剥離位置が変化することや渦の発生を抑えられ、ボールの振動、騒音を防止する効果を高められる。
【0022】
第6の発明によると、シートの流路壁部は、二次圧力室をボールを囲むように円柱状の流路として画成することにより、ボールのリフト時に二次圧力室を流れる流体がボールの外周面に沿って流れることを促し、ボールの振動、騒音を防止する効果を高められる。
【0023】
第7の発明によると、ボールサポートの流路壁部は、二次圧力室をボールを囲む円柱状の流路として画成することにより、ボールのリフト時に二次圧力室を流れる流体がボールの外周面に沿って流れることを促し、ボールの振動、騒音を防止する効果を高められる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0025】
図1の(a)に示すように、ボール式の流体圧制御弁1は、液体(流体)が流れる流路に介装されるシート40と、このシート40に対峙して液体の流れを制御する弁体として球状のボール2と、このボール2を支持するボールサポート30と、このボールサポート30を介してボール2をシート40に押し付けるバネ5とを備える。
【0026】
ボール式流体圧制御弁1は、筒状の本体4を備え、この本体4内にボール2とボールサポート30及びバネ5等が収められるとともに、シート40がスリーブ39を介して固定される。
【0027】
シート40はこれを貫通するシート穴41と、このシート穴41の途中に形成されるシートオリフィス(絞り)42と、シート40が開口し円錐状に窪むシート面43とを有し、このシート面43にボール2が着座することにより、シート穴41を通る液体の流れを止める。
【0028】
バネ5は線状のバネ材を螺旋状に巻回して形成される。バネ5はボールサポート30、ボール2、シート40と同軸上に配置され、所定量だけ圧縮された状態で本体4とボールサポート30の間に介装される。
【0029】
ボールサポート30はボール2を着座させる円錐状に窪むボール座31と、バネ5の一端を着座させるバネ座33を有する。
【0030】
流体圧制御弁1において液体が流れる流路は、シート40の上流側に画成される上流側圧力室7と、シート40とボールサポート30の間に画成される二次圧力室8と、ボールサポート30の下流側に画成される下流側圧力室9とに分けられる。この上流側圧力室7と下流側圧力室9におけるボール2の前後差圧が所定値を超えて上昇すると、ボール2がバネ5を圧縮しながらシート40からリフトし、液体が図中矢印で示すようにシート40内の上流側圧力室7を通って本体4内の下流側圧力室9へと流れる。
【0031】
しかし、上記ボール2のリフト時、ボール2に沿った液体の流れが周方向について不均一になると、ボール2及びボールサポート30が径方向に振動する可能性があった。
【0032】
これに対処して本発明は、ボールサポート30にシート40との間に二次圧力室8を画成するつば部32と、このつば部32に開口して二次圧力室8と下流側圧力室9を連通する連通路10とを形成し、二次圧力室8をボール2の外周面に沿って流れる液体が連通路10を通って下流側圧力室9へと向かう構成とする。
【0033】
つば部32はボールサポート30のボール座31より外周に位置する部位であり、その外径がボール2の外径より大きく形成される。
【0034】
図1の(b),(c)にも示すように、連通路10はボールサポート30を放射状に貫通する複数の通孔11によって形成される。
【0035】
連通路10は中心線Oについて対称的に形成される。すなわち、各通孔11はボールサポート30の中心線Oについて対称的に配置され、かつ各通孔11はボールサポート30の周方向に等間隔を持って形成される。
【0036】
各通孔11の上流側開口部11aはボール2の外周面に接し、ボール座31の開口端とボールサポート30の端面34上で交わるように配置される。これにより、ボール2の外周面と各通孔11の上流側開口部11aの間隔を無くし、ボール2のリフト時にボール2の外周面に沿って流れる液体が円滑に各通孔11へと流入するようになっている。
【0037】
これに対して、各通孔11の上流側開口部11aをボール2の外周面(ボール座31の開口端)から離れる位置に形成すると、ボール2のリフト時にボール2の外周面に沿って流れる液体がボールサポート30の端面34に当たってから各通孔11へと流入することになるが、各通孔11の上流側開口部11aとボール2の外周面との距離を小さくすることにより、液体の流れに生じる乱れを十分に小さくすることができる。したがって、各通孔11の上流側開口部11aはボール2の外周面から離れる位置に形成しても良い。
【0038】
連通路10の下流端部、すなわち各通孔11の下流側端部11bはコイル状のバネ5の内側に開口し、連通路10からの液体がコイル状のバネ5の内側を通るようになっている。
【0039】
連通路10の終端にその流路断面積を絞るサポートオリフィス36が形成される。各通孔11の下流側端部11bは中心線Oを含むように互いに集合して開口し、この集合部によってサポートオリフィス36が形成される。
【0040】
なお、これに限らず、各通孔11の下流側端部11bを中心線Oの周りに独立して開口させても良い。
【0041】
ボールサポート30はその外周面35が本体4の内壁面1aに摺接する構成とする。ボール2のリフト時にこの外周面35が本体4の内壁面1aに摺接することにより、ボールサポート30がシート40と同軸上を移動するように案内される。
【0042】
以上のように構成されて、ボール2の前後差圧が所定値を超えて上昇すると、ボール2がバネ5を圧縮しながらシート40からリフトし、液体が図2に矢印で示すように上流側圧力室7、二次圧力室8、連通路10、下流側圧力室9、通孔12を通って本体4の外側へと流れる。
【0043】
このとき、二次圧力室8を通過する液体は、シート40からボール2の周りに開口した連通路10に向かう流れとなり、この流れがボールサポート30の外周へと拡がることなく、ボール2から剥離することが抑えられる。これにより、ボール2に対する液体の剥離位置が変化することや渦の発生を抑えられ、ボール2に作用する不規則な励震力が排除されるため、ボール2が径方向に振動して発生する騒音等を防止できる。
【0044】
ボール2のリフト時、二次圧力室8から連通路10を通って流出する液体の流れに対してサポートオリフィス36が抵抗を付与することによって、二次圧力室8の圧力が高められ、流体圧制御弁1のオーバライド特性を制御することができる。
【0045】
二次圧力室8の前後にシートオリフィス42とサポートオリフィス36が設けられているため、これらのオリフィス径等を変えることで二次圧力室8の圧力を広い範囲で調整でき、流体圧制御弁1のオーバライド特性の設定自由度をひろげられる。
【0046】
そして、連通路10に設けられるサポートオリフィス36は、ボールサポート30に対する穴加工によって形成される構造のため、ボールサポート30の外周隙間として形成される従来構造に比べて、生産時にその開口面積を精度良く管理することができ、製品毎にオーバライド特性等のバラツキが生じることを抑えられる。
【0047】
連通路10はボールサポート30を放射状に貫通する複数の通孔11によって形成される構造のため、連通路10を中心線Oについて対称的に形成することが可能となり、二次圧力室8から連通路10へと向かう液体の流れをボール2の周方向について均一化し、円滑にすることができる。
【0048】
ボール2のリフト時にボールサポート30の外周面35が本体4の内壁面1aに摺接することにより、ボールサポート30がシート40と同軸上を移動するように案内され、ボールサポート30が径方向に動くことが規制され、ボールサポート30が径方向に振動して発生する騒音等を防止できる。
【0049】
連通路10がコイル状のバネ5の内側に開口し、連通路10からの液体がコイル状のバネ5の内側を通る構成のため、バネ5と本体4の内壁面1aの間に液体が流れる流路を確保する必要がない。このため、本体4の内壁面1aはバネ5の外側に対峙し、バネ5の変形をその径方向について規制する構成とすることが可能となる。本実施の形態では、本体4の内壁面1aはバネ5の外側にわずかなスキマを持って対峙しているが、これに限らず本体4の内壁面1aはバネ5にスキマを持たずに摺接するように形成しても良い。
【0050】
次に図3の(a),(b),(c)に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0051】
連通路10はボール座31に対して凹状に窪む4本の溝15と、各溝15と下流側圧力室9を結ぶ通孔16とによって形成される。なお、溝15の本数はこれに限らない。
【0052】
図3の(b)に示す正面図上において、各溝15は扇形に形成される。連通路10は中心線Oについて対称的に形成される。各溝15はボールサポート30の中心線Oについて対称的に配置され、かつ各溝15はボールサポート30の周方向に等間隔を持って形成される。
【0053】
ボール座31は各溝15の間に4カ所が残され、通孔16の開口端から放射状に延びている。ボール座31はボール2の外周面に沿って球面状に湾曲して形成される。
【0054】
以上のように構成されて、連通路10は各溝15とボール2の外周面とによって画成されるため、ボール2のリフト時に二次圧力室8からボール2の外周面に沿って流れる液体は連通路10に入ってからもボール2の外周面に沿って流れる。これにより、ボール2に対する液体の剥離位置が変化することや渦の発生を抑えられ、ボール2の振動、騒音を防止する効果を高められる。
【0055】
次に図4の(a),(b),(c)に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0056】
連通路10はボール座31に対して凹状に窪む4本の溝17と、各溝17と下流側圧力室9を結ぶ通孔16と、この通孔16に形成されるサポートオリフィス36によって形成される。なお、各溝17の本数はこれに限らない。
【0057】
図3の(b)に示す正面図上において、各溝17は扇形に形成される。連通路10は中心線Oについて対称的に形成される。各溝17はボールサポート30の中心線Oについて対称的に配置され、かつ各溝17はボールサポート30の周方向に等間隔を持って形成される。
【0058】
ボール座31は4カ所に残され、通孔16の開口端から放射状に延びている。ボール座31は円錐面状に形成される。
【0059】
シート40にはボール2を囲むようして円柱面状に延びる流路壁部47が形成される。
【0060】
ボールサポート30にはボール2を囲むようして円柱面状に延びる流路壁部37が形成される。この流路壁部37はボール座31の外周端から立ち上がり、シート40の流路壁部47と略同一径で形成される。
【0061】
ボール2がシート40のシート面43に着座した閉弁状態で、両流路壁部47と37はそれぞれの内側に二次圧力室8を円柱状の流路として画成する。この閉弁状態で、両流路壁部47と37は互いにわずかな隙間を持ち、ボール2がボール座31に確実に着座するようになっている。
【0062】
以上のように構成されて、連通路10は各溝17とボール2の外周面とによって画成されるため、ボール2のリフト時に二次圧力室8からボール2の外周面に沿って流れる液体は連通路10に入ってからもボール2の外周面に沿って流れる。これにより、ボール2に対する液体の剥離位置が変化することや渦の発生を抑えられる。
【0063】
二次圧力室8はシート40の流路壁部47とボールサポート30の流路壁部37によりボール2を囲むように円柱状の流路として画成されるので、ボール2のリフト時に二次圧力室8を流れる液体がボール2の外周面に沿って流れることを促し、ボール2の振動、騒音を防止する効果を高められる。
【0064】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、(a)は流体圧制御弁の断面図、(b)はボールサポートの正面図、(c)はボールサポートの断面図。
【図2】同じく流体圧制御弁の模式図。
【図3】他の実施の形態を示し、(a)は流体圧制御弁の断面図、(b)はボールサポートの正面図、(c)はボールサポートの断面図。
【図4】他の実施の形態を示し、(a)は流体圧制御弁の断面図、(b)はボールサポートの正面図、(c)はボールサポートの断面図。
【図5】従来例を示す流体圧制御弁の模式図。
【図6】同じく流体圧制御弁における流れを示す図。
【符号の説明】
1 流体圧制御弁
2 ボール
4 本体
5 バネ
7 上流側圧力室
8 二次圧力室
9 下流側圧力室
10 連通路
11 通孔
15 溝
17 溝
30 ボールサポート
36 サポートオリフィス
37 流路壁部
40 シート
47 流路壁部
Claims (7)
- 流体が流れる流路に介装されるシートと、このシートに対峙する弁体として流体の流れを制御する球状のボールと、このボールを支持するボールサポートと、このボールサポートを介してボールをシートに押し付けるバネとを備える流体圧制御弁において、
前記シートの上流側に画成される上流側圧力室と、シートと前記ボールサポートの間に画成される二次圧力室と、ボールサポートの下流側に画成される下流側圧力室と、ボールサポートに開口してこの二次圧力室と下流側圧力室を連通する連通路とを備え、二次圧力室にて前記ボールに沿って流れる流体が連通路へと向かう構成としたことを特徴とする流体圧制御弁。 - 前記連通路にその流路断面積を絞るサポートオリフィスを設けたことを特徴とする請求項1に記載の流体圧制御弁。
- 前記ボール及び前記ボールサポートが収められる本体を備え、
ボールサポートの外周面をこの本体の内壁面に摺接させる構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の流体圧制御弁。 - 前記連通路を前記ボールサポートを放射状に貫通する複数の通孔によって形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の流体圧制御弁。
- 前記ボールサポートに前記ボールを着座させるボール座と、このボール座に対して凹状に窪んだ前記連通路を画成する溝とを形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の流体圧制御弁。
- 前記シートに前記ボールを囲むようして円柱面状に延びる流路壁部を形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の流体圧制御弁。
- 前記ボールサポートに前記ボールを囲むようして円柱面状に延びる流路壁部を形成したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の流体圧制御弁。
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