JP2005022571A - 乗車状況提供システムおよび乗車状況提供方法 - Google Patents

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昭一 小森
Taichi Sugiyama
太一 杉山
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Abstract

【課題】サービス提供者のシステム構築の負担を軽減させる列車乗車状況提供システムを提供する。
【解決手段】列車を特定する列車識別情報とその列車の乗車状況に関する情報を受信する列車情報受信手段と、受信した列車識別情報と乗車状況とを記憶する列車情報記憶手段と、駅と番線と到着時刻と列車とを関連付けて記憶する運行情報記憶手段と、駅と番線とを特定するための情報を含む乗車状況要求を受信する乗車状況要求受信手段と、駅と番線とを特定するための情報に基づいて、駅と番線とを特定する駅番線特定手段と、前記運行情報記憶手段を参照して特定された駅の番線に到着予定の列車を特定し、前記列車情報記憶手段を参照して特定された列車に対応する乗車状況を取得して、取得した乗車状況を表示するための画像データを生成する乗車状況提供制御手段と、前記画像データを前記乗車状況要求の要求元に送信する乗車状況送信手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、列車の乗車状況を提供するシステムに係り、特に、列車の乗車状況を提供するサービスを行なう者のシステム構築の負担を軽減する乗車状況提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
列車の乗車状況を提供するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、通信ユニットを搭載した車両を複数台連結して列車を形成し、車両のそれぞれに自重計を取り付け、各車両毎に送信されてくる自重に基づいて、各車両の混雑度を演算し、混み具合を到着予定駅に送信する乗車状況報知システムが提案されている。そして、到着予定駅において、受信した各車両の混み具合をプラットホームの電光掲示板に表示することにより、一つの列車を構成する各車両のどの車両が空いているかの情報を報知することができることが記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−25996号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された技術では、利用者は次に到着する列車の各車両の混み具合を知ることができるものの、情報を報知する駅では、各車両の混み具合の情報を受信するための設備、および、各車両の混み具合の情報を表示するための設備が必要となる。特に、各車両の混み具合の情報を表示するための設備は、各プラットホーム毎に必要となる。さらに、これらの設備は、列車の乗車状況を報知するサービスを行なう駅毎に設けなければならないため、システムを構築するサービス提供者の負担は大きい。
【0005】
本発明は、サービス提供者のシステム構築の負担を軽減させる列車乗車状況提供システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によれば、
列車を特定する列車識別情報とその列車の乗車状況に関する情報を受信する列車情報受信手段と、
受信した列車識別情報と乗車状況に関する情報とを記憶する列車情報記憶手段と、
駅と番線と到着時刻と列車とを関連付けて記憶する運行情報記憶手段と、
駅と番線とを特定するための情報を含む乗車状況要求を受信する乗車状況要求受信手段と、
駅と番線とを特定するための情報に基づいて、駅と番線とを特定する駅番線特定手段と、
前記運行情報記憶手段を参照して特定された駅の番線に到着予定の列車を特定し、前記列車情報記憶手段を参照して特定された列車に対応する乗車状況に関する情報を取得して、取得した乗車状況に関する情報を表示するための画像データを生成する乗車状況提供制御手段と、
前記乗車状況に関する情報を表示するための画像データを前記乗車状況要求の要求元に送信する乗車状況送信手段とを備えることを特徴とする乗車状況提供システムが提供される。
【0007】
本発明では、各駅毎の受信設備および各ホーム毎の表示設備を設ける必要がないため、サービス提供者のシステム構築の負担が軽減される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明を適用した乗車状況提供システムの構成の一例を示す図である。
【0010】
本図において、携帯電話300は、中継装置400を介してインターネット500に接続できるようになっている。乗車状況提供装置100は、列車200から列車の乗車状況、具体的には、乗車率に関する情報を受け付けて記憶する。そして、インターネット500を介して、携帯電話300から列車の乗車率に関する情報の要求を受け付けると、要求の対象となっている列車を特定して、その列車についての乗車率に関する情報を返信する。
【0011】
図2は、乗車状況提供装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。なお、乗車状況提供装置100は、一般的な情報処理装置、例えば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等を用いて構成することができる。
【0012】
本図に示すように、乗車状況提供装置100は、乗車状況提供制御部110と、列車200から無線で送られる情報を受信する列車情報受信部120と、携帯電話300とインターネット500を介した通信を行なうための携帯端末通信部130と、列車情報データベース140と、運行スケジュールデータベース150とを備えて構成される。ここで、列車情報受信部120は列車情報受信手段として機能し、携帯端末通信部130は乗車状況要求受信手段および乗車状況送信手段として機能し、列車情報データベース140は列車情報記憶手段として機能し、運行スケジュールデータベース150は運行情報記憶手段として機能する。
【0013】
乗車状況提供制御部110は、乗車状況提供制御手段として機能し、乗車状況提供装置100における乗車状況提供処理を制御する。また、乗車状況提供制御部110は、携帯電話300から送られてきた列車の乗車率に関する情報の要求の内容に基づいて、その要求がどの駅のどのホーム(番線)から送られてきたものであるかを判別する駅・番線判別部115を備えている。ここで、駅・番線判別部115は駅番線特定手段として機能する。
【0014】
列車200は、列車200を構成する各車両の乗車率を算出している。各車両の乗車率の算出方法は特に限定しないが、例えば、従来技術で提案されているように、各車両に自重計を取り付け、自重計の計測値に基づいて乗車率を算出することができる。また、列車の乗車状況は、乗車率に限られず、例えば、混み具合を表わすレベルを用いてもよい。具体的には、「混んでいる」「満席」「空いている」等のレベルを用いて乗車状況を示すことができる。
【0015】
列車200は、算出した各車両の乗車率を乗車状況提供装置100に送信する。送信するタイミングは任意であるが、例えば、駅を出発した時点で送信すると、次駅の到着時の乗車率とほぼ等しくなるため好ましい。また、乗車率が大きく変動した場合に送信するようにしてもよい。もちろん、定期的あるいは連続的に送信するようにしてもよい。
【0016】
列車200から乗車状況提供装置100に各車両の乗車率を送信する際には、どの列車200についての各車両の乗車率であるかを示すために、列車名等の識別子を併せて送るようにする。さらに、本実施例では、列車200に関する情報として、例えば、運行状態、現在位置、次停車駅名等を送るようにする。ここで、運行状態は、例えば、走行中/停車中、あるいは、遅延に関する情報を示すものとする。なお、列車200から乗車状況提供装置100に送信する情報はこれらに限られない。利用者にとって、リアルタイムに取得できることが有用である種々の情報を含めることができる。
【0017】
乗車状況提供装置100は、列車200が送信した各車両の乗車率を含む情報を列車情報受信部120で受信して、列車情報データベース140で管理する。
【0018】
図3は、列車情報データベース140のデータ構造の一例を示す図である。本図に示すように本実施例において列車情報データベース140は、列車名141、運行状態142、現在位置143、次停車駅144、乗車率145、更新日時146を記憶している。運行状態142、現在位置143、次停車駅144等の項目は、列車200から送られてくる情報の内容に対応させるようにする。また、車両数は列車により異なるため、乗車率145は、各車両ごとの乗車率のデータ145aにリンクするようにしている。
【0019】
また、乗車状況提供装置100は、サービスを提供する各駅の番線について停車する列車200のスケジュールを運行スケジュールデータベース150で管理する。
【0020】
図4は、運行スケジュールデータベース150のデータ構造の一例を示す図である。本図に示すように本実施例において運行スケジュールデータベース150は、サービスを提供する各駅151の各番線152毎に、停車する列車200の着時刻153と列車名154とを記憶している。運行スケジュールデータベース150は、各列車200のダイヤグラムにしたがって、あらかじめ作成しておくようにする。ただし、運行スケジュールデータベース150のデータ構造はこれに限られない。サービスを提供する駅の番線に次に到着する列車を特定することができるものであれば足りる。
【0021】
本実施例において、携帯電話300は、写真撮影機能を備えているものとする。撮影した写真をメールで送信することもできる。このような機能を備えた携帯電話300は、すでに普及しており、本実施例では、一般的に普及している写真撮影機能およびメール送信機能を備えた携帯電話300を用いることができる。
【0022】
また、本実施例では、携帯電話300は、写真撮影機能に代えて、位置測定機能を備えるようにしてもよい。位置測定機能は、いわゆる、GPS(Global Positioning Systems)を用いることができる。このような機能を備えた携帯電話300は、すでに実用化されており、本実施例では、一般に流通している位置測定機能およびメール送信機能を備えた携帯電話300を用いるようにしてもよい。
【0023】
つぎに、乗車状況提供装置100の処理について図5のフロー図を参照して説明する。
【0024】
駅のホームにいる利用者は、携帯電話300を用いて、駅と番線の情報を取得する(S101)。
【0025】
駅と番線の情報は、例えば、あらかじめ駅のホームに、駅と番線とを特定するための標識を備えておき、その標識を携帯電話300の写真撮影機能を用いて撮影することで取得することができる。
【0026】
図6(a)および図6(b)は、駅と番線とを特定するための標識の例と、それに対応した駅・番線判別部115とを示す図である。
【0027】
図6(a)では、標識上に文字で駅と番線とを記してある。この場合、乗車状況提供制御部110の駅・番線判別部115は、文字認識機能を備えた文字認識部115aとすることで、利用者が撮影した画像から駅と番線とを特定することができるようになる。
【0028】
図6(b)では、標識上に駅と番線とを表わした二次元コードを記してある。この場合、乗車状況提供制御部110の駅・番線判別部115は、二次元コードデコード機能を備えた二次元コードデコード部115bとすることで、利用者が撮影した画像から駅と番線とを特定することができるようになる。QRコードに代表される二次元コードは、一般に、くすみや汚れによるノイズに強いため、二次元コードデコード部115bにおいて認識エラーが生じにくくなる。
【0029】
いずれの場合も、運行情報のサービス提供者が、サービスを提供する駅のホームの1または複数の箇所にあらかじめ標識を備えておく。なお、標識の表示形態はこれらに限られず、撮影した画像から駅と番線とを特定することができるものであれば足りる。具体的には、1次元バーコード、駅と番線とを示すシンボルマーク等が挙げられる。
【0030】
このように、本発明では、各駅についてはホームに標識を備えれば足りるため、各駅毎の受信設備および各ホーム毎の表示設備は不要となり、サービス提供者のシステム構築の負担を軽減することができる。
【0031】
また、駅と番線の情報の取得方法として、例えば、携帯電話300の位置測定機能を用いるようにしてもよい。この場合、利用者は、駅のホーム上で現在位置を測定することで駅と番線の情報を取得することができる。乗車状況提供制御部110の駅・番線判別部115は、図6(c)に示すように、緯度・経度等の位置情報と駅・番線の対応関係を示した表115cを備えることで、利用者が測定した位置情報から駅と番線とを特定することができるようになる。
【0032】
さらには、駅と番線毎に割り当てられた数字等の識別情報(識別子)を、あらかじめ駅のホームに表示しておき、利用者が携帯電話300にその識別情報を入力することで駅と番線の情報を取得するようにしてもよい。この場合、乗車状況提供制御部110の駅・番線判別部115は、利用者が入力した識別情報から直接駅と番線とを特定することができる。
【0033】
このような駅と番線毎に割り当てられた識別情報の携帯電話300への入力方法は、利用者の操作に限られない。例えば、駅のホーム上に赤外線データ送信装置、無線タグ等の無線データ送信装置を設け、一方で、携帯電話300に赤外線データ、無線タグデータ等を受信可能な無線データ受信機能を備えさせ、両者間でデータの送受信を行なうことで、駅と番線毎に割り当てられた識別情報を携帯電話300に入力するようにしてもよい。これらの装置は、一般に簡素な構成で実現できるため、各駅毎の受信設備および各ホーム毎の表示設備を設ける場合よりサービス提供者のシステム構築の負担を軽減することができる。
【0034】
駅・番線情報を取得した携帯電話300は、利用者の操作に基づいて乗車状況要求を乗車状況提供装置100の携帯端末通信部130に送信する(S102)。
【0035】
乗車状況要求の送信は、例えば、携帯端末通信部130のアドレスを送信先とした電子メールで行なうことができる。あるいは送信先があらかじめ登録されている専用のアプリケーションを用いて送信するようにしてもよい。乗車状況要求には、処理(S101)で取得した駅・番線情報を含めるようにする。これは、例えば、駅と番線とを特定するための標識を撮影した画像データを電子メールに添付することで実現することができる。
【0036】
なお、駅と番線とを特定するための標識の表示に送信先となる電子メールアドレスを含めるようにしてもよい。近年、読み込んだ画像からURL(Uniform Resource Locators)、電子メールアドレス等を認識する端末装置が実用化されているが、携帯電話300がこのような機能を備えている場合には、利用者が送信先を特定することなく乗車状況要求を乗車状況提供装置100の携帯端末通信部130に送信することができる。
【0037】
乗車状況提供装置100は、乗車状況要求を受信すると(S201)、駅・番線判別部115を用いて、乗車状況要求に含まれる駅・番線情報から駅と番線とを特定する(S202)。
【0038】
駅と番線とを特定する方法は、駅と番線の情報を取得した方法に対応させるものとする。すなわち、駅と番線の情報が文字情報を撮影した画像である場合には、文字認識部115aにより画像に含まれる文字を認識して駅と番線とを特定する。また、駅と番線の情報が二次元コードを撮影した画像である場合には、二次元コードデコード部115bにより画像に含まれる二次元コードをデコードして駅と番線とを特定する。さらに、駅と番線の情報が位置情報である場合には、位置範囲−駅・番線対応表115cを用いて駅と番線とを特定する。また、駅と番線の情報が駅と番線毎に割り当てられた識別情報である場合には、その識別情報に対応する駅と番線とを特定する。
【0039】
駅と番線とを特定すると、乗車状況提供制御部110は、運行スケジュールデータベース150を参照して、特定された駅の番線に直近、すなわち、次に到着する列車名を特定する(S203)。これは、運行スケジュールデータベース150において、特定された駅151と番線152とに関係づけられた着時刻153のうち、現在時刻から最も近い着時刻に対応する列車名154を取得することで特定することができる。
【0040】
そして、特定された列車名をキーに列車情報データベース140を検索し、その列車200の車両毎の乗車率を取得する(S204)。このとき、列車情報データベース140で運行状態142、現在位置143、次停車駅144等の情報も管理している場合にはそれらの情報も併せて取得する。
【0041】
各車両毎の乗車率を取得すると、乗車状況提供制御部110は、取得した各車両毎の乗車率を表示するための画面データを生成する(S205)。画面データは例えばテキスト形式で生成してもよいし、html(Hypertext Markup Language)等のページ記述言語形式で生成してもよい。
【0042】
図7(a)は、各車両毎の乗車率を表示するための画面の一例を示す図である。本図に示すように、画面には、特定された駅と番線と次に到着する列車の到着予定時刻が表示され、さらに、各車両の乗車率が百分率で表示されている。また、現在の時刻も表示することが望ましい。
【0043】
本画面は、携帯電話300のディスプレイ上に表示することを考慮したレイアウトとすることが望ましく、1画面に情報が収まらない場合には、スクロール画面、複数画面等により対応するものとする。
【0044】
また、取得した運行状態142、現在位置143、次停車駅144等の情報から、列車200が遅延していることが判明した場合、次停車駅144が特定された駅でない場合、すなわち、スケジュール通りには運行されていない場合等には、図7(b)に示すようにその旨を表示することができる。
【0045】
携帯端末通信部130は、生成した画面データを携帯電話300に返信する(S206)。この場合、乗車状況要求に係る電子メールに返信することで、携帯電話300に返信することができる。なお、画面データは携帯端末通信部130に保持しておき、この画面を表示するURLへのリンク情報を携帯電話300に返信するようにしてもよい。
【0046】
乗車状況提供装置100からの返信を受信した携帯電話300は、その受信メールに含まれる画像データに基づいて、図7に示した各車両毎の乗車率を表示するための画面をディスプレイ上に表示する(S104)。
【0047】
これにより、利用者は、乗車する列車の各車両毎の乗車率を知ることができる。一方で、サービス提供者は、各駅毎の受信設備および各ホーム毎の表示設備を設ける必要がないため、システム構築の負担が軽減される。
【0048】
なお、乗車率を示す情報を表示する代わりに、音声で利用者に通知するようにしてもよい。この場合は、処理(S205)で、画面データに替え、音声データを生成して、返信するようにする(S206)。この音声データを携帯電話300が再生することで、利用者は各車両毎の乗車率を音声で知ることができる。
【0049】
上記実施例では、利用者が用いる端末装置として携帯電話300を例に説明したが、本発明はこれに限られず、通信機能を備え、写真撮影機能あるいは位置取得機能を備えた携帯型端末装置を用いることができる。
【0050】
また、乗車状況提供装置100は、利用者の番線に直近に到着する列車200についての各車両毎の乗車率を抽出して送信するようにしているが、以降に到着予定の複数本の列車についての各車両毎の乗車率を抽出して送信するようにしてもよい。例えば、後続する3本の列車、あるいは、30分以内に到着する列車等についての各車両毎の乗車率を抽出して、利用者の携帯電話300に送信することができる。これにより、利用者は、空いている車両のみならず、空いている列車を選んで乗車することができるようになる。
【0051】
また、乗車状況提供装置100と携帯電話300との間における通信媒体は、インターネット500に限られない。例えば、携帯電話網を用いるようにしてもよい。
【0052】
さらに、乗車状況提供装置100は、運行スケジュールデータベース150等に格納する情報を分担させて複数台設けるようにしてもよい。この場合、例えば、乗車状況提供装置100の携帯端末通信部130毎にアドレスを異ならせることで、それぞれの乗車状況提供装置100に担当する駅、番線等を割り当てることができる。
【0053】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、サービス提供者のシステム構築の負担を軽減させる列車乗車状況提供システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した乗車状況提供システムの構成の一例を示す図である。
【図2】乗車状況提供装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
【図3】列車情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図4】運行スケジュールデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図5】乗車状況提供装置100の処理について説明するためのフロー図である。
【図6】駅と番線の情報と駅・番線判別部との関係を示す図である。
【図7】車両毎の乗車率を表示するための画面例を示す図である。
【符号の説明】
100…乗車状況提供装置
115…駅・番線判別部
120…列車情報受信部
130…携帯端末通信部
140…列車情報データベース
150…運行スケジュールデータベース
200…列車
300…携帯電話
400…中継装置
500…インターネット

Claims (15)

  1. 列車を特定する列車識別情報とその列車の乗車状況に関する情報を受信する列車情報受信手段と、
    受信した列車識別情報と乗車状況に関する情報とを記憶する列車情報記憶手段と、
    駅と番線と到着時刻と列車とを関連付けて記憶する運行情報記憶手段と、
    駅と番線とを特定するための情報を含む乗車状況要求を受信する乗車状況要求受信手段と、
    駅と番線とを特定するための情報に基づいて、駅と番線とを特定する駅番線特定手段と、
    前記運行情報記憶手段を参照して特定された駅の番線に到着予定の列車を特定し、前記列車情報記憶手段を参照して特定された列車に対応する乗車状況に関する情報を取得して、取得した乗車状況に関する情報を表示または音声出力するための画像データまたは音声データを生成する乗車状況提供制御手段と、
    前記乗車状況に関する情報を表示するための画像データを前記乗車状況要求の要求元に送信する乗車状況送信手段とを備えることを特徴とする乗車状況提供システム。
  2. 請求項1に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記駅と番線とを特定するための情報は、駅と番線とを示した文字情報であり、
    前記駅番線特定手段は、文字認識を行なうことで、駅と番線とを特定することを特徴とする乗車状況提供システム。
  3. 請求項1に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記駅と番線とを特定するための情報は、駅と番線とを示した二次元コードであり、
    前記駅番線特定手段は、二次元コードのデコードを行なうことで、駅と番線とを特定することを特徴とする乗車状況提供システム。
  4. 請求項1に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記駅と番線とを特定するための情報は、駅と番線とに対応付けられた識別子であることを特徴とする乗車状況提供システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記駅と番線とを特定するための情報を記した標識をさらに備えることを特徴とする乗車状況提供システム。
  6. 請求項5に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記標識には、乗車状況要求受信手段を特定するための情報がさらに記されていることを特徴とする乗車状況提供システム。
  7. 請求項5または6に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記標識は、当該標識に記された前記駅と番線とを特定するための情報で特定される駅の番線に設置されていることを特徴とする乗車状況提供システム。
  8. 請求項4に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記駅と番線とに対応付けられた識別子を無線送信する送信機をさらに備えることを特徴とする乗車状況提供システム。
  9. 請求項8に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記送信機は、送信する識別子に対応する駅の番線に設置されていることを特徴とする乗車状況提供システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記列車の乗車状況に関する情報は、列車の各車両の乗車率であることを特徴とする乗車状況提供システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記乗車状況提供制御手段は、前記運行情報記憶手段を参照して特定された駅の番線に到着予定の列車のうち、直近に到着する列車を特定することを特徴とする乗車状況提供システム。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記乗車状況提供制御手段は、前記運行情報記憶手段を参照して特定された駅の番線に到着予定の列車のうち、所定時間内に到着する列車を特定することを特徴とする乗車状況提供システム。
  13. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記乗車状況提供制御手段は、前記運行情報記憶手段を参照して特定された駅の番線に到着予定の列車のうち、直近に到着する列車から連続する所定本数の列車を特定することを特徴とする乗車状況提供システム。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の乗車状況提供システムにおいて、
    前記乗車状況提供制御手段は、取得した乗車状況に関する情報を表示するための画像データに、対応する列車の到着予定時刻を表示するためのデータを含めることを特徴とする乗車状況提供システム。
  15. 列車を特定する列車識別情報とその列車の乗車状況に関する情報を列車から受信するステップと、
    受信した列車識別情報と乗車状況に関する情報とを列車情報記憶装置に記憶する列車情報記憶ステップと、
    駅と番線とを特定するための情報を含む乗車状況要求をネットワークを介して受信する乗車状況要求受信ステップと、
    駅と番線とを特定するための情報に基づいて、駅と番線とを特定する駅番線特定ステップと、
    駅と番線と到着時刻と列車とを関連付けて記憶した運行情報記憶装置を参照して特定された駅の番線に到着予定の列車を特定し、前記列車情報記憶装置を参照して特定された列車に対応する乗車状況に関する情報を取得して、取得した乗車状況に関する情報を表示するための画像データを生成する乗車状況提供制御ステップと、
    前記乗車状況に関する情報を表示するための画像データを前記乗車状況要求の要求元にネットワークを介して送信する乗車状況送信ステップとを備えることを特徴とする乗車状況提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021186505A1 (ja) * 2020-03-16 2021-09-23 日本電気株式会社 状況通知装置、状況通知システム、状況通知方法およびプログラム記憶媒体

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