JP2005021641A - 棚物落下防止ゲート - Google Patents

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Abstract

【課題】棚物の落下装置は複雑な機構と高額な経費を要したものが多かった。棚物の落下防止を経済的な負担を抑え簡単な構造で機械部が少ないため故障も殆どなく取り扱いも簡単な事とした。
【解決手段】主要部品は軌道支柱とゲートの待機部とゲートとから成り立ち、後は小部品の構成となる、ゲートは傾斜に待機し、地震の揺れにより、留め金等が外れ傾斜によりゲートは滑落する。軌道支柱により、縦方向に下降し棚の前面を平面で塞ぎ落下物の落下を防ぐ。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
この発明は陳列棚に陳列された被陳列物が地震等によつて散乱、破損、落下を包括的に阻止、抑制するための陳列物保護及び落下防止に関するものである。
及び
発明が解決しょうとする課題
鎖やひもによる棚類の転倒防止策や棚に扉を付け施錠する、機械制御の物は機構が複雑で設置に専門知識が必要とし、作動後も素人では復帰の難しい、経済的負担が多大であるなどである。
例えば特開2003−52473の請求項1記載の、所定の本棚の書物出し入れ部分の近傍を移動可能な落下防止部材と力学的つりあいにおかれて互いに連鎖可能な複数の機構係とを有し、云々とあるが、移動可能な落下防止部材とは、本発明のシャフト式ゲートとは似て非なる物である、上記、落下防止部材は連鎖可能な複数の機構係なしにはその機能を果たすことは不可能と思われる。本発明のシャフト式ゲートは慣性の法則により作動し何物にも拘束されない。又作動時にシャフトの傾きを抑制し、被落下物の衝撃によりシャフトが変形、脱落、を阻止し耐えうる機構を有する鍔(ツバ)を設けシャフト左右の滑落を同調させるギアーを付加することもできる。これらの仕組みはシャフト式ゲートの作動原理の簡素化と安定作動と強度と軽量化及び経済性を計る為に役立つ、地震時における万が一の保険的な装置なので確実な作動はもちろんのこと、経済的負担効果は重視される。本発明は安価で構造が簡単なため故障は無く、シャフトの曲がりなど破損部分を取り替える事が可能である。そのためシャフト幅は汎用の効く収縮可能な構造としてもよい。本発明の様に平面による遮断や、上部より下降して包括的な散乱防止、そしてシャフト式のゲートに至る幅広い応用が可能である、特開2003−52473の詳細な説明の
に記載の実施の形態の落下防止部材はガードバー51又はガード紐51Bのいずれでもかまわない云々とあるように、落下防止部材は被遮断物に対して遮断出来る面積は極端に小さく、複雑高価な装置の割に対象物はかなり制限されると思われる。又特開平10−113260、の高圧タンクの高気圧体を密閉空間に、云々など、この類の発明、装置に共通していることは、地震作動機構やそれに付属する機構が複雑であり、その割合に効果は少なく制限が多い、そして経済的負担が過大である。
本発明は、この様な制限の多さや高価な装置を必要としない、簡易セットは子供のお小遣いでも買購入でき、自宅の本棚等にも取り付け出来る手軽な構造と価格で提供できる物から。設計段階での組み込みや、商、工業、図書、美術、工芸、官公庁、に至る専門的な物まで、確実な作動と、多機能で安全、で効率よく構造は簡素で極限の経済性が特徴である。又作動後の復帰には簡単な説明書により誰もが操作可能なことである。
課題を解決するための手段
この課題を解決するために、請求項1記載の発明は作動原理においてゲートあるいは振動開口装置の慣性を利用して一元化を計り、複雑な機械的構造を排除した、いわゆる、地震のゆさぶりにより、ゲートの止め装置がはずれ、あるいはゲートが待機部より滑落し、下降、遮断する仕組みである。平面ゲートは硬質や軟質構成材がの利用出来るがそれぞれの特徴がある、硬質構成材はワイヤーネットを始め樹脂板、パンチ板、鉄板、などその連結構造としてもよい、軟質構成材は例えば蛇腹構成材、ネット類、布類、樹脂シート類、等々である、待機時の位置にあるときは、双方ともに共通している、平坦に、あるいはカール状に、蛇腹状、又はロール状などとなり、硬質の構成材との組み合わせなど無数に考えられる、作動の仕組みを硬質のゲートの一例で説明する、。ゲート待機部の振動開口装置により一番最初の平面ゲートは滑落する、以降、複数段の待機部から順次滑落装置により順次滑落する、この平面ゲートは各所定の位置で逆止付停止装置により停止する。逆止装置により開口する事はない、平面ゲートの滑走部はゲート構成材の一部又は、滑走コマや軸の回転、ソリ状の物、又回転歯車、ローラー、ベアリング、等々で構成され、これに脱落防止のツバを付加する。これは、滑走体の傾きを抑制し、作動時において、被落下物の衝撃により、ゲート等の部品が変形しても脱落せず持ちこたえる役目をし、軽量、小型化し、経済性も良くなる。破損個所は部品として取り替えが可能とする。必要に応じ普段物が触れないように待機部にカバーを設ける、こえれにより誤作動も防げる。
請求項2、の垂直移動ゲートについて説明するこれも請求項1、と同じ基本原理と機構で作動する、軌道支柱が2対、4方に組み合わされ水平部は短縮される、棚の上部に設置された垂直移動ゲートは定められた振動数に達した時に作動し垂直に下降移動する、例えば、この特性を生かし瓶類など、整然と並んだ物に対して上部より適宜編みのネットが下降し被散乱物の間に入りその散乱を防止しする、被散乱物が特定されるなら立体的構成材で形成された垂直移動ゲートを使用することにより効果はより大きくなる、不定型の被散乱物に対しても包括的なネット素材による効果は大きい。
請求項3について述べる、シャフト式ゲートは書籍などの脱落防止に適している、構造も取り扱いも簡単である、このシャフト式ゲートは上記作動原理で作動し振動開口装置の開口により複数のシャフト式ゲートが滑落する、シャフトが1,2本の場合は振動開口装置のない構造としてもよい、振動開口装置は滑落誘導部より上がり勾配に傾斜角をもち所定の作動振動数に達したとき開口部が開口し滑落する、ゲートはその通過部を各細い物順に落下させ、逆止装置付の停止装置は下方より細い物順に各停止する様に構成されている、シャフト式ゲートのツバは、シャフトの滑落の防止及び傾むきを抑制し被落下物の衝撃の変形による脱落の時双方のツバにより持ちこたえる役目がある、そして停止位置の通過順を決めるに役たつ、万がーの保険的な物なので、確実な作動は勿論のこと、強度と軽量化と経済性、及び簡易性が必要である、破損した部品は取り替え可能である、そのためシャフトは汎用を考慮し延縮できる構造としてもよい。又シャフト式ゲートは必要に応じケースの中の待機部に収納される、これにより普段物が触れず誤作動することはない。
請求項4について述べる、請求項1乃至3において、軌道支柱に平坦ギアーを付加し一方、回転ギヤーを滑走部に組み合わせ、それらのギアーを組み合わせ回転運動により、左右のシャフトの滑落を同調させる、回転摩擦により緩和な下降が可能となる、特に長尺のゲートや、シャフト数が多く下降距離の長い所には必要となることが多い。
発明実施の形態
及び
本発明に係わる棚物落下防止ゲートに付いて、以下図面を基に実施例について説明する。棚物落下防止ゲートは大別して3つの形態で構成されている、1つは棚の前面を平面積で防止する物、2つ目は棚の上部より下降して包括的に防止するもの、3つ目に、単数又は複数のシャフトにより被落下物を防止するもの、4つ目にギアーによる左右同調と緩和な下降をなすものである。
棚の前面を平面積で防止する方式を代表として説明する、図1〜図2に示す断面図は、棚の前部全面、近傍左右に軌道支柱1を組み合わせ、その上部に待機部3、が構成されている、図1は硬質の平面ゲートが待機部に組み合わされている状態を示す、図2は軟式の平面ゲートが組み合わされた状態を示す、硬質の平面ゲートは、所定の振動数に達した時、振動開口装置が開き図3と順次滑落装置5図の仕組みにより各第一番目のゲートが待機部より完全に滑落したときに第2番目がと順次に滑落し各所定の場所でそれぞれ停止装置により停止し被落下物を遮断する、逆止付停止装置により開口しない仕組みとなつている。
平面で構成する軟式の平面ゲートは図2に示す、待機部にシャフトと軟性構成材とを蛇腹状に構成され待機している、所定の振動数に達した時、振動開口装置、図5の22が開口し図2の6が滑落する、それにより順次引きつられ順次滑落していく、最後のシャフト10がEにさしかかった時停止装置により停止する。6のシャフトと10のシャフトの間はたるまない様構成する、図2の6は逆止付き停止装置Aにより停止し開口する事はない、この様に棚、前面の全面を遮断して被落下物を平面で遮断する。
垂直移動式のゲートについて述べる、図9のに示す様に4本の軌道支柱で構成され、水平の待機部3は短縮され垂直移動式のゲートは枠状のゲートGに軟性材、図9−G1、を巡らす構造となっている、それぞれ4カ所の軌道支柱の待機部にゲートは組され、上記作動原理に於いて作動する、作動した垂直移動式のゲートは停止装置により所定の位置に停止する、上部より包括的に作用し不特定型物に効果適である。
シャフト状のゲートについて述べる、図10から15図にて参照する、図10は単一のシヤフト方式を示す、図11は複数のシャフト方式である、振動開口装置の図15は複数のシャフトを順序よく滑落させる、図15を待機部に組み合わせに上り勾配で配置されている。前記の作動原理にて作動したシャフト式ゲートは図15の11Bが開口し下り方向の滑落誘導部へ導かれそれぞれ通過部の細いものから順番に滑落させる、縦方向の停止装置、図11のA〜Cはそれぞれ下方より通過部の細いもの順に通過するように構成されている、それぞれの所定の位置で停止し、被落下物の落下を阻止する。
は平坦ギアー2’と回転ギアー6−3の関係を示す、回転ギアーはシャフトと共に組み合わされていて、軌道支柱の平坦ギアー2’と組み合わされる、滑落するシャフト6−1は平坦ギアーにより回転しながら滑落誘導部より縦方向、図17−1に下降にする、この回転により、左右のシャフトは同調下降し逆止付停止装置Cにより所定の位置に停止し開口することはない、これは特に下降距離が長く長尺の物には必要となる事が多い。
発明の効果
以上のように述べたように本発明によれば、機械部はほとんどなく、極限の経済性と確実な作動を特徴とする、部品も殆どはゲート自体と軌道支柱のみで済む。細かな部品は、一体成形の樹脂製で殆どまかなえる。簡単な構造である。
図1、図2はそれぞれ本発明の平面ゲートの断面図と図3は、作動時の振動開口装置の断面図、図4は図1の順次滑落装置の拡大図である。図5はシャフトの振動開口装置で、6図は垂直下降ゲートの断面図、図7はゲートの待機部の拡大図、図8は上部より下降したゲートの様子を示す。図9は垂直ゲートとその構成した斜視図である。図10は単式のシャフトゲートの下降時の断面図である、11図は複数のシヤフトゲートの断面図である。図12はその下降時の斜視図である。図13はは逆止付き停止装置の断面図である。14は滑走部とツバの断面図である。図15はシャフトの振動開口装置の断面図である。図16、17は平坦はギアーと回転ギアーの配置の断面図である。前後を表し、図中のA、B、C、D、Dは逆止付き停止装置を表す。
符号の説明
軌道支柱、は1、1dはその横部、で1cはその後部、1bはその後部の横。2は軌道部、2dはその横部2cはその後部、2bはその前部である、3はゲートの待機部、4は滑落誘導部。6,7、8、9、10,はシャフトである。6−a、6−b、6−cから10−a、10−b、10−cはそれどれ平面ゲートの前部、本体、後部、である。12−1から12−4は順次滑落装置である12−1’から12−4’はその支点である。20は蛇腹おりの部分、21は待機部の下部、22は振動開口装置の頭、23は振り子、24は開口装置のスライド溝。25はその支点である。15図の11は振動開口装置−2と11Aは突起部、11Bはその開口部。Gは軟性素材、G1はゲートの枠材、G’は下降したゲート、j、は逆止付停止装置の逆止部、kは逆止付停止装置の弾性材、11は振動開口装置−2の断面図とその作動図、6−1はシャフト、6−2はツバ 6−3は回転ギアー、6−4−は滑走コマ、2’は平坦ギアー、アは棚上部、イは棚横部、ウは棚後部、エは棚下部、オは棚の各段。A、B、C、D、Eは逆止付き停止装置、A1、はその横、A2、はその後、A3、はその横を示す。

Claims (4)

  1. 所定の棚の前部近傍の左右に、軌道を有する一対の支柱とゲートの待機部で構成し、待機部にはゲートの振動開口装置を設ける、要に応じ順次滑落装置を設ける、一方平面積で構成するゲートには摩擦抵抗の低い滑走部を設けた構成とし、このゲートあるいは振動開口装置の慣性と振動計数の釣り合いを計り所定の振動計数に達した時に作動するようにし、待機部の一部又は全体に適宜傾斜角を持たせた構造とする。簡易製のものは適宜傾斜角とする。所定の振動数に達し、作動した平面ゲートは振動開口装置あるいは滑落誘導部に導かれ縦方向の軌道支柱に向かい下降し、停止装置により所定の位置で停止して被落下物を遮断し落下を防止する。平面ゲートは解除可能な逆止機構により逆行しないよう構成される。ゲートは単数の場合、振動開口装置及び順次滑落装置は不要な構成とする。平面積で落下防止をする事を特徴とする、棚物落下防止ゲート。
  2. 請求項1記載の軌道支柱は2対以上で構成され、それぞれ棚の近傍4隅に配置される、待機部の軌道支柱は短縮し、作動時の振動開口装置及び順次滑落装置は不要とし、枠状材に軟性構成材又は硬性構成材、或いは立体構成材で組み合わされ滑走部を有した垂直移動ゲートが所定の振動数に達した時、請求項1の作動原理により作動する、滑落誘導部に導かれ垂直に下降し所定の位置に停止する。軌道支柱に構成された逆止装置により逆走しない構造である。垂直に降下する事により上部より包括的に作用する事を特徴とする棚物落下防止ゲート。
  3. 請求項1記載の構造において1対の軌道支柱とその待機部には、振動開口装置を組み合わせる、一方、単体又は複数のシャフトの左右にはツバを加した付滑走部を設ける、このシャフトは何物にも拘束されず振動開口装置と共に構成される、上記作動原理において作動時の振動開口装置の開口に伴い滑落誘導部に導かれ縦方向に滑落する、複数のシャフトは各所定の位置に停止するよう構成されている、このシャフト式ゲートの幅は延縮する構造としても良い。少数(1,2本)の場合は、振動開口装置を省略する構造としてもかまわない。複雑な構造を要しない単体又は複数のシャフト式ゲートでの構成を特徴とする棚物落下防止ゲート。
  4. 請求項1乃至3において、前記軌道支柱及び滑落誘導部及び待機部近傍とに平坦ギアーを組み合わせ、ゲート構成材の滑走部又はその近房に回転ギアーを付加し、噛み合わせに構成し、左右を同調滑落させる構造とし、緩和な下降をすることを特徴とする棚物落下防止ゲート。
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