JP2005021317A - 感染防止システム - Google Patents
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Abstract
【課題】感染症患者を隔離収容する部屋等の汚染空気を負圧に吸引し、ろ過することにより病原菌やウイルスを捕獲しているが、殺菌ではなく分離であって、更に100%分離することは困難であった。
【課題を解決する手段】感染症患者を隔離収容する部屋等の汚染空気を負圧に吸引し、この汚染空気をガスタービン等、内燃機関や外燃機関で焼却することにより病原菌やウイルスを100%殺菌することを可能とした。また、焼却に付帯して発電を行うことも可能とした。
【選択図】 図1
【課題を解決する手段】感染症患者を隔離収容する部屋等の汚染空気を負圧に吸引し、この汚染空気をガスタービン等、内燃機関や外燃機関で焼却することにより病原菌やウイルスを100%殺菌することを可能とした。また、焼却に付帯して発電を行うことも可能とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感染症患者からの病原菌やウイルス拡散による二次感染を防止する感染防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
感染症患者からの二次感染を防止するためには、治療のための入院などに際しては、その患者を他から隔離した部屋へ収容し、病室内の病原菌に汚染された空気が室外へ漏洩することがないよう室内の空気を吸引するとともに、吸引空気をフィルタにてろ過して病原菌やウイルスを捕獲、周囲の大気汚染を阻止することとともに、室内の病原菌やウイルスの浮遊数を減らすことが一般的に行われている。
【0003】
また、医療器具や汚染物等を滅菌処理する方法として、被滅菌物を収納した滅菌槽内を負圧にするとともに蒸気を注入して加熱滅菌する方法が知られている(特許文献1参照)。これにより、滅菌槽からの汚染空気の流出を防止しつつ蒸気加熱による滅菌が行われる。
【0004】
特許文献1
特開平8−229106号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなフィルタによる汚染空気のろ過では、病原菌やウイルスを分離するのみであって、殺菌を行うことはできない。また、ろ過によっても病原菌やウイルスを100%分離することは困難である。運用に際してもフィルタの目詰まり、清掃等の保守整備に手間がかかる。
【0006】
特許文献1の方法は、対象を加熱することにより医療器具や汚染物を滅菌する方式で、患者が収容されている病室や患者を搬送する救急車等には適用することはできない。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で二次感染を防止することを可能とした感染防止システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる感染防止システムは、感染症患者収容部と、この感染症患者収容部内部の空気を燃焼する燃焼部とを具備することを要旨とする。
【0009】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記燃焼部がガスタービンであることを要旨とする。
【0010】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記ガスタービンに接続された発電機を具備することを要旨とする。
【0011】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記ガスタービンの排気ラインに接続された排熱回収ボイラを具備することを要旨とする。
【0012】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記燃焼部が内燃機関であることを要旨とする。
【0013】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記内燃機関に接続された発電機を具備することを要旨とする。
【0014】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記燃焼部がボイラであることを要旨とする。
【0015】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記燃焼部が第1の燃焼部と第2の燃焼部から構成されており、前記第1の燃焼部と前記第2の燃焼部は前記感染症患者収容部に対して並列に接続されていることを要旨とする。
【0016】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記第1の燃焼部並びに前記第2の燃焼部の一方が燃焼炉であることを要旨とする。
【0017】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記感染症患者収容部に逆流防止手段が接続されていることを要旨とする。
【0018】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記逆流防止手段に誘引通風手段が接続されていることを要旨とする。
【0019】
更に本発明に係わる感染防止システムは、感染症患者収容部を搭載する救急自動車であって、この救急自動車にはエアクリーナを付設したエンジンを備えており、前記感染症患者収容部内部の空気を前記エアクリーナの出口ラインから前記エンジン内へ導入する汚染空気吸引手段と具備したことを要旨とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係わる実施形態を図を参照して説明する。各図において同一箇所は同一符号にて示し、各図における重複した説明は省略する。本発明は、従来入院隔離され病室等で行われている方式、つまり誘引ファンにより室内を周囲の大気と比較して負圧に保ち、誘引空気を高効率なフィルタに導き病原菌やウイルスをろ過捕獲する方式に対して、吸引された汚染空気を焼却あるいは過熱して殺菌を行う方式である。
【0021】
図1は本発明に係わる第1の実施形態を示す構成図である。感染症患者を隔離収容する隔離病室11の汚染空気は、室内の負圧度合いを調整するルーバ等の絞り機構及び逆流防止ダンパ12を介して吸気ライン13により吸気される。これにより隔離病室11は周囲の大気より負圧に維持され、汚染空気は周囲へ漏洩しないようになされている。
【0022】
隔離病室11から吸気された汚染空気は圧縮機14にて昇圧され、燃焼器15で燃焼される。燃焼器15へはガスタービン燃料ライン16から燃料が供給される。燃焼器15からの高温高圧の燃焼ガスによって出力タービン17を駆動し、その後、排気ライン18から大気へ放出される。
【0023】
この実施形態におけるガスタービンの役割は、病室の汚染空気を吸い込み、燃焼用空気に使用し1000℃以上の高温状態にして、病原菌やウイルスを分解・燃焼・死滅させることにある。従って、ガスタービン自身には発電機等の負荷を接続することなく常に無負荷運転を行うことにある。これは、ガスタービンの燃料を最低限の燃料消費量としてこのシステムの運転コストを低く保つことでもある。
【0024】
なお、この実施形態では1台のガスタービンで複数の隔離病室の汚染空気を吸引しているが、各隔離病室の汚染空気が混合しないように各隔離病室ごとに小型のガスタービンを設置する独立処理方式は衛生学的に、より有効な手段である。この独立処理方式はこの実施形態1のみならず、他の実施形態においても適用できる。
【0025】
次に本発明に係わる第2の実施形態を図2を参照して説明する。この第2の実施形態では、図1に示した第1の実施形態のガスタービンから電気出力及び熱出力もしくはその一方を取り出す装置を付加した。
【0026】
出力タービン17には発電機19が結合され、タービン出力にて発電機19を駆動し電力を発生させる。また、排気ライン18からの排気は、排熱回収ボイラ20でボイラ給水ライン21からの給水と熱交換し、温水もしくは蒸気をボイラ出力ライン22から発生する。この実施形態2により、病院もしくはその隔離病室に使用する電源や熱源を分散電源として自己確保することになり、電源の多重化による電源等の信頼性向上にもつながる。
【0027】
次に本発明に係わる第3の実施形態を図3を参照して説明する。本実施形態においては、隔離病室11からの汚染空気は、内燃機関23に内燃機関燃料ライン24からの燃料とともに供給して燃焼させることにより、病原菌やウイルスを死滅させることができる。内燃機関23の出力は発電機19を駆動して電気出力を得る。内燃機関排気ライン25からの高温の排気は、排熱回収ボイラ20にて熱交換され温水もしくは蒸気として取り出すことができる。なお、内燃機関の場合には熱の回収は排気からのみならず、ジャケットウォータも温水として熱回収できるので、排熱回収ボイラとジャケットウォータの併用も有効である。内燃機関には、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンもしくはガスエンジン等がある。
【0028】
次に本発明の第4の実施形態を図4を参照して説明する。すなわち、隔離病室11からの汚染空気は、ボイラ燃焼空気用押し込み送風機26を介してボイラ燃料ライン27からの燃料とともに供給してボイラ28にて燃焼させ殺菌を行う。ボイラ給水ライン29からの給水によってボイラ出力ライン30から温水もしくは蒸気を取り出すことができる。ボイラ排気ライン31からは無害化された排気が排出される。この実施形態においても、隔離病室11の汚染空気は1000℃以上の高温にて殺菌が行われる。
【0029】
次に本発明の第5の実施形態を図5を参照して説明する。この実施形態では、前述した第1実施形態乃至第4実施形態において設けられているガスタービン、内燃機関、ボイラが運転できない場合を想定して、バイパス系統を設けたものである。
【0030】
図5は、図1に示したガスタービンを用いたシステムに、バイパス系統を設けた例である。すなわち、隔離病室11からの汚染空気は逆流防止ダンパ12を介して焼却装置炉32へ供給される。汚染空気は、焼却装置炉用燃焼空気押込み送風機33にて吸引され、バーナ34へ導入される。バーナ34には焼却装置炉燃料ライン35から燃料が供給され、汚染空気を1000℃以上の高温で殺菌する。このようにして殺菌無害化された空気は排出ライン36から大気へ排出される。
【0031】
次に本発明に係わる第6の実施形態を図6を参照して説明する。この実施形態では、前述までの第1の実施形態を例にしているが、各隔離病室11の室内圧力の負圧の度合いを調節しても、ガスタービンの吸い込み空気量を一定にでき、燃焼温度が一定になるように外気吸い込み系統を設けた。すなわち、吸気ライン13に外気吸込み流量調整装置37を接続したことにより、圧縮機14の入口圧力が一定になるよう、外気吸込みライン38からの流量をガスタービンの負荷特性に従った流量になるよう外気吸込み流量調整装置37によって調整することができる。
【0032】
次に本発明に係わる第7の実施形態を図7を参照して説明する。前述までの本発明に係わる第1の実施形態乃至第6の実施形態においては、隔離病室11からの汚染空気を取り出すダクトに逆流防止ダンパ12を設け、汚染空気の隔離病室11への逆流を防止していた。本実施形態では、この各逆流防止ダンパ12に誘引通風機39を直列に配置した。このようにすることによって、他の隔離病室から汚染空気が逆流してくることをより強固に防止することが可能となす。
【0033】
図8に示した本発明に係わる第8の実施形態では、吸気ライン13に誘引通風機40を設けたことにより、内燃機関、外燃機関の燃焼空気吸い込み側の圧力損失を低減回復させることを可能ならしめた。さらに、内燃機関や外燃機関の燃焼温度や出力の低下を防止することができる。
【0034】
次に本発明に係わる第9の実施形態を図9を参照して説明する。前述した第1乃至第8の実施形態においては、病室等の固定された場所や施設を対象としたシステムにつき説明したが、本発明はこれのみに限られるものではなく、患者を搬送する移動車両にも適用可能である。
【0035】
すなわち、現在は、感染症患者を搬送する場合には、患者と救急隊員等の周囲を隔離するために患者をカプセルに入れてそのまま救急車に乗せる方式がとられている。このカプセルには内部を負圧に保つために誘引通風機が設けられており、カプセル内の汚染空気は誘引通風機により吸引され、高性能フィルタを通過させて病原菌やウイルスを捕獲、ろ過されたきれいな空気として大気へ放出することを目的としているが、前述もしたようにろ過方式にはいくつかの課題が存することになる。
【0036】
図9に示した本発明に係わる第9の実施形態では、救急車41に搭載する患者収容カプセル42の汚染空気吸引並びに殺菌を救急車41のエンジン43を利用して行う。救急車41のエンジン43の吸気系統において、外気取り入れエアクリーナ44のエアクリーナ出口ライン45に汚染空気吸引ダクト46を接続する。一方、患者収容カプセル42には負圧調整用絞り機構47が設けられており、この負圧調整用絞り機構47に汚染空気吸引ダクト46が接続されている。
【0037】
患者収容カプセル42が救急車41の車内もしくは近傍にある場合、患者収容カプセル42の汚染空気は汚染空気吸引ダクト46から外気取り入れエアクリーナ44の出口側に接続することにより、患者収容カプセル42内は負圧に保たれる。更に、汚染空気はエンジン43の図示しないシリンダ内で約1000℃の高温となるため、病原菌やウイルスは分解・燃焼・死滅させられる。なお、患者収容カプセル42の負圧の度合いは、負圧調整絞り機構47にて調整できる構成となっている。このようにして殺菌された汚染空気は排気ガスとしてエンジン排気管48から大気へ放出される。
【0038】
本発明に係わる感染防止システムは、上述したような隔離病室や救急車のみならず、患者を移動させる場合のカプセルやカプセルを搭載するストレッチャにも適用可能である。また、この本発明に係わる感染防止システムは、病院新設時に設置するのみならず、既設の通常病室を隔離病室へ改造する場合には適用が可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係わる感染防止システムにより、汚染空気を極めて高温で燃焼させ病原菌やウイルスを分解・燃焼・死滅させることを実現させた。また、病院や救急車等にすでに設置されている各種内燃機関、外燃機関を利用し確実な殺菌を可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施形態を説明するための構成図。
【図2】本発明に係わる第2の実施形態を説明するための構成図。
【図3】本発明に係わる第3の実施形態を説明するための構成図。
【図4】本発明に係わる第4の実施形態を説明するための構成図。
【図5】本発明に係わる第5の実施形態を説明するための構成図。
【図6】本発明に係わる第6の実施形態を説明するための構成図。
【図7】本発明に係わる第7の実施形態を説明するための構成図。
【図8】本発明に係わる第8の実施形態を説明するための構成図。
【図9】本発明に係わる第9の実施形態を説明するための構成図。
【符号の説明】
11…隔離病室、12…逆流防止ダンパ、13…吸気ライン、14…圧縮機、15…燃焼器、16…ガスタービン燃料ライン、17…出力タービン、18…排気ライン、19…発電機、20…排熱回収ボイラ、21…ボイラ給水ライン、22…ボイラ出力ライン、23…内燃機関、24…内燃機関燃料ライン、25…内燃機関排気ライン、26…ボイラ燃焼空気用押し込み送風機、27…ボイラ燃料ライン、28…ボイラ、29…ボイラ給水ライン、30…ボイラ出力ライン、31…ボイラ排気ライン、32…焼却炉、33…焼却炉用燃焼空気押し込み送風機、34…バーナ、35…焼却炉燃料ライン、36…排出ライン、37…外気吸込み調整装置、38…外気吸込みライン、39…誘引通風器、41…救急自動車、42…患者収容カプセル、43…エンジン、44…外気取り入れエアクリーナ、45…エアクリーナ出口ライン、46…汚染空気吸引ダクト、47…負圧調整用絞り機構、48…エンジン排気管。
【発明の属する技術分野】
本発明は、感染症患者からの病原菌やウイルス拡散による二次感染を防止する感染防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
感染症患者からの二次感染を防止するためには、治療のための入院などに際しては、その患者を他から隔離した部屋へ収容し、病室内の病原菌に汚染された空気が室外へ漏洩することがないよう室内の空気を吸引するとともに、吸引空気をフィルタにてろ過して病原菌やウイルスを捕獲、周囲の大気汚染を阻止することとともに、室内の病原菌やウイルスの浮遊数を減らすことが一般的に行われている。
【0003】
また、医療器具や汚染物等を滅菌処理する方法として、被滅菌物を収納した滅菌槽内を負圧にするとともに蒸気を注入して加熱滅菌する方法が知られている(特許文献1参照)。これにより、滅菌槽からの汚染空気の流出を防止しつつ蒸気加熱による滅菌が行われる。
【0004】
特許文献1
特開平8−229106号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなフィルタによる汚染空気のろ過では、病原菌やウイルスを分離するのみであって、殺菌を行うことはできない。また、ろ過によっても病原菌やウイルスを100%分離することは困難である。運用に際してもフィルタの目詰まり、清掃等の保守整備に手間がかかる。
【0006】
特許文献1の方法は、対象を加熱することにより医療器具や汚染物を滅菌する方式で、患者が収容されている病室や患者を搬送する救急車等には適用することはできない。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で二次感染を防止することを可能とした感染防止システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる感染防止システムは、感染症患者収容部と、この感染症患者収容部内部の空気を燃焼する燃焼部とを具備することを要旨とする。
【0009】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記燃焼部がガスタービンであることを要旨とする。
【0010】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記ガスタービンに接続された発電機を具備することを要旨とする。
【0011】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記ガスタービンの排気ラインに接続された排熱回収ボイラを具備することを要旨とする。
【0012】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記燃焼部が内燃機関であることを要旨とする。
【0013】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記内燃機関に接続された発電機を具備することを要旨とする。
【0014】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記燃焼部がボイラであることを要旨とする。
【0015】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記燃焼部が第1の燃焼部と第2の燃焼部から構成されており、前記第1の燃焼部と前記第2の燃焼部は前記感染症患者収容部に対して並列に接続されていることを要旨とする。
【0016】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記第1の燃焼部並びに前記第2の燃焼部の一方が燃焼炉であることを要旨とする。
【0017】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記感染症患者収容部に逆流防止手段が接続されていることを要旨とする。
【0018】
更に本発明に係わる感染防止システムは、前記逆流防止手段に誘引通風手段が接続されていることを要旨とする。
【0019】
更に本発明に係わる感染防止システムは、感染症患者収容部を搭載する救急自動車であって、この救急自動車にはエアクリーナを付設したエンジンを備えており、前記感染症患者収容部内部の空気を前記エアクリーナの出口ラインから前記エンジン内へ導入する汚染空気吸引手段と具備したことを要旨とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係わる実施形態を図を参照して説明する。各図において同一箇所は同一符号にて示し、各図における重複した説明は省略する。本発明は、従来入院隔離され病室等で行われている方式、つまり誘引ファンにより室内を周囲の大気と比較して負圧に保ち、誘引空気を高効率なフィルタに導き病原菌やウイルスをろ過捕獲する方式に対して、吸引された汚染空気を焼却あるいは過熱して殺菌を行う方式である。
【0021】
図1は本発明に係わる第1の実施形態を示す構成図である。感染症患者を隔離収容する隔離病室11の汚染空気は、室内の負圧度合いを調整するルーバ等の絞り機構及び逆流防止ダンパ12を介して吸気ライン13により吸気される。これにより隔離病室11は周囲の大気より負圧に維持され、汚染空気は周囲へ漏洩しないようになされている。
【0022】
隔離病室11から吸気された汚染空気は圧縮機14にて昇圧され、燃焼器15で燃焼される。燃焼器15へはガスタービン燃料ライン16から燃料が供給される。燃焼器15からの高温高圧の燃焼ガスによって出力タービン17を駆動し、その後、排気ライン18から大気へ放出される。
【0023】
この実施形態におけるガスタービンの役割は、病室の汚染空気を吸い込み、燃焼用空気に使用し1000℃以上の高温状態にして、病原菌やウイルスを分解・燃焼・死滅させることにある。従って、ガスタービン自身には発電機等の負荷を接続することなく常に無負荷運転を行うことにある。これは、ガスタービンの燃料を最低限の燃料消費量としてこのシステムの運転コストを低く保つことでもある。
【0024】
なお、この実施形態では1台のガスタービンで複数の隔離病室の汚染空気を吸引しているが、各隔離病室の汚染空気が混合しないように各隔離病室ごとに小型のガスタービンを設置する独立処理方式は衛生学的に、より有効な手段である。この独立処理方式はこの実施形態1のみならず、他の実施形態においても適用できる。
【0025】
次に本発明に係わる第2の実施形態を図2を参照して説明する。この第2の実施形態では、図1に示した第1の実施形態のガスタービンから電気出力及び熱出力もしくはその一方を取り出す装置を付加した。
【0026】
出力タービン17には発電機19が結合され、タービン出力にて発電機19を駆動し電力を発生させる。また、排気ライン18からの排気は、排熱回収ボイラ20でボイラ給水ライン21からの給水と熱交換し、温水もしくは蒸気をボイラ出力ライン22から発生する。この実施形態2により、病院もしくはその隔離病室に使用する電源や熱源を分散電源として自己確保することになり、電源の多重化による電源等の信頼性向上にもつながる。
【0027】
次に本発明に係わる第3の実施形態を図3を参照して説明する。本実施形態においては、隔離病室11からの汚染空気は、内燃機関23に内燃機関燃料ライン24からの燃料とともに供給して燃焼させることにより、病原菌やウイルスを死滅させることができる。内燃機関23の出力は発電機19を駆動して電気出力を得る。内燃機関排気ライン25からの高温の排気は、排熱回収ボイラ20にて熱交換され温水もしくは蒸気として取り出すことができる。なお、内燃機関の場合には熱の回収は排気からのみならず、ジャケットウォータも温水として熱回収できるので、排熱回収ボイラとジャケットウォータの併用も有効である。内燃機関には、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンもしくはガスエンジン等がある。
【0028】
次に本発明の第4の実施形態を図4を参照して説明する。すなわち、隔離病室11からの汚染空気は、ボイラ燃焼空気用押し込み送風機26を介してボイラ燃料ライン27からの燃料とともに供給してボイラ28にて燃焼させ殺菌を行う。ボイラ給水ライン29からの給水によってボイラ出力ライン30から温水もしくは蒸気を取り出すことができる。ボイラ排気ライン31からは無害化された排気が排出される。この実施形態においても、隔離病室11の汚染空気は1000℃以上の高温にて殺菌が行われる。
【0029】
次に本発明の第5の実施形態を図5を参照して説明する。この実施形態では、前述した第1実施形態乃至第4実施形態において設けられているガスタービン、内燃機関、ボイラが運転できない場合を想定して、バイパス系統を設けたものである。
【0030】
図5は、図1に示したガスタービンを用いたシステムに、バイパス系統を設けた例である。すなわち、隔離病室11からの汚染空気は逆流防止ダンパ12を介して焼却装置炉32へ供給される。汚染空気は、焼却装置炉用燃焼空気押込み送風機33にて吸引され、バーナ34へ導入される。バーナ34には焼却装置炉燃料ライン35から燃料が供給され、汚染空気を1000℃以上の高温で殺菌する。このようにして殺菌無害化された空気は排出ライン36から大気へ排出される。
【0031】
次に本発明に係わる第6の実施形態を図6を参照して説明する。この実施形態では、前述までの第1の実施形態を例にしているが、各隔離病室11の室内圧力の負圧の度合いを調節しても、ガスタービンの吸い込み空気量を一定にでき、燃焼温度が一定になるように外気吸い込み系統を設けた。すなわち、吸気ライン13に外気吸込み流量調整装置37を接続したことにより、圧縮機14の入口圧力が一定になるよう、外気吸込みライン38からの流量をガスタービンの負荷特性に従った流量になるよう外気吸込み流量調整装置37によって調整することができる。
【0032】
次に本発明に係わる第7の実施形態を図7を参照して説明する。前述までの本発明に係わる第1の実施形態乃至第6の実施形態においては、隔離病室11からの汚染空気を取り出すダクトに逆流防止ダンパ12を設け、汚染空気の隔離病室11への逆流を防止していた。本実施形態では、この各逆流防止ダンパ12に誘引通風機39を直列に配置した。このようにすることによって、他の隔離病室から汚染空気が逆流してくることをより強固に防止することが可能となす。
【0033】
図8に示した本発明に係わる第8の実施形態では、吸気ライン13に誘引通風機40を設けたことにより、内燃機関、外燃機関の燃焼空気吸い込み側の圧力損失を低減回復させることを可能ならしめた。さらに、内燃機関や外燃機関の燃焼温度や出力の低下を防止することができる。
【0034】
次に本発明に係わる第9の実施形態を図9を参照して説明する。前述した第1乃至第8の実施形態においては、病室等の固定された場所や施設を対象としたシステムにつき説明したが、本発明はこれのみに限られるものではなく、患者を搬送する移動車両にも適用可能である。
【0035】
すなわち、現在は、感染症患者を搬送する場合には、患者と救急隊員等の周囲を隔離するために患者をカプセルに入れてそのまま救急車に乗せる方式がとられている。このカプセルには内部を負圧に保つために誘引通風機が設けられており、カプセル内の汚染空気は誘引通風機により吸引され、高性能フィルタを通過させて病原菌やウイルスを捕獲、ろ過されたきれいな空気として大気へ放出することを目的としているが、前述もしたようにろ過方式にはいくつかの課題が存することになる。
【0036】
図9に示した本発明に係わる第9の実施形態では、救急車41に搭載する患者収容カプセル42の汚染空気吸引並びに殺菌を救急車41のエンジン43を利用して行う。救急車41のエンジン43の吸気系統において、外気取り入れエアクリーナ44のエアクリーナ出口ライン45に汚染空気吸引ダクト46を接続する。一方、患者収容カプセル42には負圧調整用絞り機構47が設けられており、この負圧調整用絞り機構47に汚染空気吸引ダクト46が接続されている。
【0037】
患者収容カプセル42が救急車41の車内もしくは近傍にある場合、患者収容カプセル42の汚染空気は汚染空気吸引ダクト46から外気取り入れエアクリーナ44の出口側に接続することにより、患者収容カプセル42内は負圧に保たれる。更に、汚染空気はエンジン43の図示しないシリンダ内で約1000℃の高温となるため、病原菌やウイルスは分解・燃焼・死滅させられる。なお、患者収容カプセル42の負圧の度合いは、負圧調整絞り機構47にて調整できる構成となっている。このようにして殺菌された汚染空気は排気ガスとしてエンジン排気管48から大気へ放出される。
【0038】
本発明に係わる感染防止システムは、上述したような隔離病室や救急車のみならず、患者を移動させる場合のカプセルやカプセルを搭載するストレッチャにも適用可能である。また、この本発明に係わる感染防止システムは、病院新設時に設置するのみならず、既設の通常病室を隔離病室へ改造する場合には適用が可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係わる感染防止システムにより、汚染空気を極めて高温で燃焼させ病原菌やウイルスを分解・燃焼・死滅させることを実現させた。また、病院や救急車等にすでに設置されている各種内燃機関、外燃機関を利用し確実な殺菌を可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施形態を説明するための構成図。
【図2】本発明に係わる第2の実施形態を説明するための構成図。
【図3】本発明に係わる第3の実施形態を説明するための構成図。
【図4】本発明に係わる第4の実施形態を説明するための構成図。
【図5】本発明に係わる第5の実施形態を説明するための構成図。
【図6】本発明に係わる第6の実施形態を説明するための構成図。
【図7】本発明に係わる第7の実施形態を説明するための構成図。
【図8】本発明に係わる第8の実施形態を説明するための構成図。
【図9】本発明に係わる第9の実施形態を説明するための構成図。
【符号の説明】
11…隔離病室、12…逆流防止ダンパ、13…吸気ライン、14…圧縮機、15…燃焼器、16…ガスタービン燃料ライン、17…出力タービン、18…排気ライン、19…発電機、20…排熱回収ボイラ、21…ボイラ給水ライン、22…ボイラ出力ライン、23…内燃機関、24…内燃機関燃料ライン、25…内燃機関排気ライン、26…ボイラ燃焼空気用押し込み送風機、27…ボイラ燃料ライン、28…ボイラ、29…ボイラ給水ライン、30…ボイラ出力ライン、31…ボイラ排気ライン、32…焼却炉、33…焼却炉用燃焼空気押し込み送風機、34…バーナ、35…焼却炉燃料ライン、36…排出ライン、37…外気吸込み調整装置、38…外気吸込みライン、39…誘引通風器、41…救急自動車、42…患者収容カプセル、43…エンジン、44…外気取り入れエアクリーナ、45…エアクリーナ出口ライン、46…汚染空気吸引ダクト、47…負圧調整用絞り機構、48…エンジン排気管。
Claims (12)
- 感染症患者収容部と、この感染症患者収容部内部の空気を燃焼する燃焼部とを具備することを特徴とする感染防止システム。
- 前記燃焼部がガスタービンであることを特徴とする請求項1記載の感染防止システム。
- 前記ガスタービンに接続された発電機を具備することを特徴とする請求項2記載の感染防止システム。
- 前記ガスタービンの排気ラインに接続された排熱回収ボイラを具備することを特徴とする請求項2または請求項3記載の感染防止システム。
- 前記燃焼部が内燃機関であることを特徴とする請求項1記載の感染防止システム。
- 前記内燃機関に接続された発電機を具備することを特徴とする請求項5記載の感染防止システム。
- 前記燃焼部がボイラであることを特徴とする請求項1記載の感染防止システム。
- 前記燃焼部は第1の燃焼部と第2の燃焼部から構成されており、前記第1の燃焼部と前記第2の燃焼部は前記感染症患者収容部に対して並列に接続されていることを特徴とする請求項1記載の感染防止システム。
- 前記第1の燃焼部並びに前記第2の燃焼部の一方が燃焼炉であることを特徴とする請求項8記載の感染防止システム。
- 前記感染症患者収容部には逆流防止手段が接続されていることを特徴とする請求項1乃至9記載の感染防止システム。
- 前記逆流防止手段には誘引通風手段が接続されていることを特徴とする請求項10記載の感染防止システム。
- 感染症患者収容部を搭載する救急自動車であって、この救急自動車にはエアクリーナを付設したエンジンを備えており、前記感染症患者収容部内部の空気を前記エアクリーナの出口ラインから前記エンジン内へ導入する汚染空気吸引手段と具備したことを特徴とする感染防止システム。
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