JP2005021041A - Farm work vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車体の左右で夫れ夫れ独立して昇降する作業機を備えた農作業車の構成に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、農作業車には、車体の後部や前部、或いは前後輪間に作業機を昇降自在に備え、これら作業機をスイッチやレバー操作で昇降操作する構成となっている。例えば、特開平8−149901号公報では、前後輪間にスパイラルロータを備え、車体の左右中心位置に設けたネジ昇降器を回転させて、前記スパイラルロータを上下操作する構成となっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−149901号(段落〔0008〕、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記作業機の昇降装置は、車体に対して一つの昇降操作具(ネジ昇降器)で全体を昇降するものであるので、畝作業等、車体に対し左右一側だけ未作業地が残った場合や、車体外側の畦を成形する作業を行うことができなかった。また作業機を左右に分割して、車体の側方でそれぞれ独立して昇降操作する構成とすると、操作部の位置と作業機の位置とが離れて見え難くかったり、作業機の状態を確認しながら昇降操作するには窮屈な姿勢をとることを余儀なくされ、操作性が悪いという課題が有った。
【0005】
よってこの発明は、農作業車に備えた左右の作業機の操作性を向上しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記した問題点に鑑みて、農作業車を以下のように構成した。
即ち、請求項1の発明では、左右前輪(11F,11F)と、左右後輪(11R,11R)と、前記左右の前後輪の間に作業機(3)とを備えた農作業車において、前記作業機(3)を車体に対し左右夫れ夫れ独立して昇降自在に備えると共に、前記左右夫れ夫れの作業機(3,3)を昇降操作する操作具(4,4)を前記車両のステアリングハンドル(1)近傍に備えたことを特徴とする農作業車とした。
(請求項1の作用)
以上のように構成した請求項1の発明では、左右夫れ夫れの作業機(3,3)をステアリングハンドル(1)近傍に備えた操作具(4,4)により昇降操作する。
【0007】
また請求項2の発明では、前記操作具(4,4)を、ステアリングハンドル(1)の中心に対して左右に振り分けて備えたことを特徴とする請求項1に記載の農作業車の作業機昇降操作装置とした。
(請求項2の作用)
以上のように構成した請求項2の発明では、左右夫れ夫れの作業機(3,3)をステアリングハンドル(1)の中心に対して振り分けて配置した操作具(4,4)により昇降操作する。
【0008】
また請求項3の発明では、前記左右の各操作具(4,4)を、作業機の上昇指令と下降指令を出力する押込式スイッチで構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の農作業車とした。
(請求項3の作用)
以上のように構成した請求項3の発明では、左右夫れ夫れの作業機(3,3)を上昇指令と下降指令を出力する押込式スイッチで昇降操作する。
【0009】
また請求項4の発明では、前記ステアリングハンドル(1)近傍には、前記左右の操作具(4,4)のいずれか一方で、左右両側の作業機(3)を同時に昇降操作できる状態に切り替える切替スイッチ(51)を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の農作業車とした。
【0010】
(請求項4の作用)
以上のように構成した請求項4の発明では、切替スイッチ(51)の切り替え操作により、一方の操作具(4)を押すことで左右両方の作業機(3,3)を同時に昇降操作する。
【0011】
また請求項5の発明では、左右前輪(11F,11F)と、左右後輪(11R,11R)と、前記左右の前後輪の間に作業機(3)とを備えた農作業車において、前記作業機(3)を車体に対しリンク機構(R)を介して左右夫れ夫れ独立して昇降自在に備えると共に、前記リンク機構(R)の端部で且つ作業機昇降に伴って作動する2つの可動部位(5,6)間に、作業機(3)の高さを示す表示装置(7)を設けたことを特徴とする農作業車とした。
【0012】
(請求項5の作用)
以上のように構成した請求項5の発明では、リンク機構(R)の端部で且つ作業機昇降に伴って作動する2つの可動部位(5,6)を見ながら作業機を昇降操作する。
【0013】
【発明の効果】
これにより、請求項1の発明では、畝溝を除草する際、残り1条だけ残した場合や、圃場端の畦を成形する場合には、これら条や畦に沿わせてハンドル(1)を操作し、障害物等があれば左右一方の作業機(3)だけを適宜昇降操作して、回避することができる為、操作性が良い。
【0014】
また請求項2の発明では、ハンドル(1)操作中にも、昇降操作具(4)により左右同側の作業機(3)を素早く昇降操作することができるので、前記昇降操作具(4)の操作性が良い。また同操作具を車体の左右片方に集中配置する構成と比較して、作業機を確認しながら、楽な姿勢で昇降操作することができる。
【0015】
また請求項3の発明では、スイッチ操作により作業機(3)を昇降操作するので、ダイヤル式に高さを調整する構成と比較して、昇降操作が容易である。
また請求項4の発明では、左右独立して作業機(3)を昇降する場合と、同時に昇降する場合を切り替えることができるので、例えば圃場端での旋回時に同時には、一つの操作具(4)で左右両方の作業機(3,3)を昇降操作することができるので、同操作具(4)の操作性が良い。
【0016】
また請求項5の発明では、リンク機構(R)の状態と作業機(3)の高さを同時に確認することができるので、作業機昇降操作時の確認作業が容易化され、また別途モニタなどをハンドル近傍に備える構成と比較して、表示装置を安価に構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づきこの発明の実施の形態を説明する。
農作業車10は、図4に示すように、全体構成として車体前部に左右前輪11F,11Fを備え、車体後部に左右後輪11R,11Rを備えると共に、これら前後輪11F,11R間で、且つ車体の左右仮想中心線L1を挟んで左右に作業機3,3を備える構成となっている。
【0018】
また車体左右の仮想中心線L1上には、前方から順に、押圧用ハンドル12、エンジンE、この発明のハンドルとなるステアリングハンドル1、操縦席2を設け、オペレータは、車上から降りて同車両を前記押圧用ハンドル12を押圧して、車体後部を前輪11Fを支点として上昇させながら移動操作したり、操縦席2からステアリングハンドル1を回転操作して、前記後輪11Rを左右に操舵することで車体を左右操舵する構成となっている。
【0019】
詳細に説明すると、農作業車10は、この前部左右に、前後方向に配する前フレーム15aを設け、このフレーム15aの後部に上下方向の中間フレーム15bを介して後フレーム15cを接続して、これら左右フレーム間に複数の連結プレート、或いは連結フレームを架け渡して車体フレーム枠15を構成している。
【0020】
前記前フレーム15aは、前端部同士をバッテリ支持プレート15dにより連結し、同プレート15d上にバッテリ16を搭載すると共に、この左右両側部に、平面視ループ状の押圧用ハンドル12を支持する構成となっている。
また前記押圧用ハンドル12の操縦席2から見てグリップ右側には、主クラッチレバー14を設け、エンジンEの回転動力から前輪11Fへの伝達動力を入切操作し、この主クラッチレバー14を入とした状態で、前記ハンドル12のグリップ部左右に設けた左右クラッチレバー17L,17Rで駆動輪となる前輪11F,11Fへの伝達動力を左右個別に入切操作する構成となっている。
【0021】
これにより、オペレータは前記押圧用ハンドル12を押圧して、車体を前輪11Fを支点として後部を上昇し、前記前輪11Fの駆動力を左右独立して入切操作することで、車体を前進、或いは左右に操向することができる。
また前記エンジンEの回転動力は、前記ミッションケース18内の伝動機構を介して、下端部のツールバー40により取り出し、後述する上下のチェーンケース5,6内のチェーン式伝動機構を介して作業機3を駆動する構成となっている。
【0022】
また前記前フレーム15aには、この前部に連結フレーム15eを架け渡し、同フレーム15e上にエンジンEを搭載すると共に、同フレーム15a後部の左右間に前記エンジンEの後方に配した側面図屈曲状のミッションケース18を配設する構成となっている。また前記左右の前フレーム15eの夫れ夫れの外面には、ブラケット部材を介して作業機昇降用電動シリンダ19の基部を回動自在に支持し、後述する作業機昇降用スイッチ4,4のON/OFF操作で、ピストン19aを伸縮操作し、作業機3,3を昇降する構成となっている。また前記ブラケットの下部には、車体後方へ向かって延設する前輪支持ブラケット20を接続し、前記ブラケット20の後部には、前輪11Fを支持するポータルケース21を取り付けると共に、前記押圧用ハンドル12を押圧操作して前輪11Fを支点に車体後部を持ち上げたときに車体の前傾姿勢を保持するキャスター輪22を支持する構成となっている。
【0023】
また前記ミッションケース18の左右側面には、ハンドルポスト23を設け、同ポスト23に前記ステアリングハンドル1を回転自在に支持する構成となっている。
また前記後フレーム15cの後部には、左右フレーム間に連結プレート15fを架け渡し、同プレート15f近傍に、操縦席2を支持するシート支持フレーム24を取り付ける構成となっている。
【0024】
また前記後フレーム15cの後端部は、操縦席2の座面2aの下方に位置され、この後端部同士を車体左右に突設する後輪支持ロッド25にて接続し、このロッド25の左右端に後輪11を上下の支持軸26を中心に左右に回動自在に支持する構成となっている。
【0025】
ここで図5と図6に基づいて農作業車10の後輪操舵機構Aについて説明する。
後輪操舵機構Aは、車体前部の構成として、前記ステアリングハンドル1の支持軸30に備えた小径ギヤ31と、同ギヤ31と噛み合う大径ギヤ32と、同大径ギヤ32を支持する減速軸33及び同軸33と一体回転する後輪操舵アーム34を備える構成となっている。
【0026】
また車体後部には、操縦席2の下方で、且つ車体左右中心線L1上で、更に側面視、前記後輪11Rの上下の支持軸26の同位置に操舵軸35を立設し、同軸35に後輪操向プレート36を支持する構成となっている。またこのプレート35前部左右は、プッシュプルワイヤー37,37を介して前記後輪操舵アーム34の左右端と接続し、同プレート35後部左右にタイロッド38,38を介して後輪11のナックルアーム39を接続する構成となっている。
【0027】
尚、図中符号Sは、前記後輪操向プレート36を中立位置に復帰、即ち後輪11及び前記ステアリングハンドル1を直進位置へ復帰させる中立復帰用のスプリングを示す。
これにより、前記ステアリングハンドル1を回転操作すると、この操作がステアリングの支持軸30、小径ギヤ31、大径ギヤ32、後輪操舵アーム34と伝達され、プッシュプルワイヤー37,37を介して、更に後輪操向プレート36に伝達されて、後輪11Rを前記ハンドル1の回転方向と反対側へ操舵する構成となっている。
【0028】
また前記タイロッド38,38は、前記後輪支持ロッド25と共に、パイプ部材とこれに挿通する支柱部材にて分割構成され、前記両種のロッド38,25の突出量を調整することで左右後輪11Rのトレッドを調整する構成となっている。
【0029】
次に農作業車10の作業機昇降装置B、及びこの操作部について説明する。
農作業車10の作業機昇降装置Bは、図3と図4に示すように、前記ミッションケース18の下部左右から突設するツールバー40と、二つのロータリケース(上部ロータリケース5、下部ロータリケース6)及びこの内部のチェーン式伝動機構と、前記作業機昇降用アクチュエータとなる作業機昇降用電動シリンダ19等から構成されている。
【0030】
前記上部ロータリケース5は、この上部に前記ツールバー40を挿通する入力筒軸5aを設け、この下部に出力軸5bを突設する構成となっている。また下部ロータリケース6は、この上部に前記出力軸5bを嵌合支持する入力筒軸6aを設け、この下部に出力軸となる前記耕耘軸6bを左右に突設する構成となっている。
【0031】
また更に、前記上部ロータリケース5の上部には、前記電動シリンダ19のピストン先端部を接続すると共に、前記下部ロータリケース6の中間部には、前記後フレーム15cと接続するリンクプレート43を接続して、これら上部ロータリケース5と下部ロータリケース6とリンクプレート43、そして前記ツールバー40を支持するブラケット44で平行リンク機構Rを構成している。
【0032】
また農作業車10のフロア45の左右には、前方を開放した膨出部45aを形成し、前記作業機3を上昇させると、この膨出部45a内に前記上部ロータリケース5及び下部ロータリケース6の上部を収納する構成となっている。
これにより、前記作業機3を車体側方且つフロア下方でより高く上昇させることができ、またこれらチェーンケース5,6に付着した泥が跳ねてオペレータ側へ飛散することを防止することができる。
【0033】
また、前記作業機昇降装置Bの操作具となる昇降スイッチ4は、図1と図2に示すように、ステアリングハンドル1の近傍に備える構成となっている。
前記ステアリングハンドル1には、この回転中心部にスイッチ取付プレート50を同ハンドル1と一体回転自在に設け、この車体左右仮想中心線L1上、詳しくはハンドル1の回転中心P2を対称としてシーソー式の昇降スイッチ4,4を取り付ける構成となっている。尚、前記スイッチ4,4の配線は、前記ステアリングハンドル1の支持軸30内を挿通して配索され、前記バッテリ16及び電動シリンダ19を接続するスイッチ回路に接続する構成となっている。
【0034】
また前記ハンドルポスト23の上面には、前記ハンドル1のリング部1aの内側で、且つハンドルスポーク1b及び前記スイッチ取付プレート50を避けて臨める位置に、左右作業機3,3の操作対称を切り替える「独立/同時」切替スイッチ51を設け、前記左右の昇降スイッチ4,4の操作で左右夫れ夫れの作業機3を個別に昇降操作するか、或いは、どちらか一方の昇降スイッチ4(4)を操作することで両方の作業機3,3を同時に昇降操作するかを選択する構成となっている。
【0035】
以上のように構成した作業機昇降装置Bでは、前記「独立/同時」切替スイッチ51を「独立」位置に切り替え設定して、前記右側の昇降スイッチ4の上側を押し込むと、前記電動シリンダ19のピストンが短縮して車体右側の作業機3が上昇し、前記右側の昇降スイッチ4の下側を押し込むと、前記電動シリンダ19のピストンが伸長して車体右側の作業機3を下降操作することができる。また前記左側の昇降スイッチ4の上側を押し込むと、前記電動シリンダ19のピストンが短縮して車体左側の作業機3を上昇し、前記左側の昇降スイッチ4の下側を押し込むと、前記電動シリンダ19のピストンが伸長して車体左側の作業機3を下降操作することができる。
【0036】
また、前記「独立/同時」切替スイッチ51を「同時」位置に切り替え設定して、左右どちらか一方の昇降スイッチ4の上側を押し込むと、左右両側の作業機3を同時に上昇し、どちらか一方の昇降スイッチ4の下側を押し込むと、左右両側の作業機3を同時に下降することができる。
【0037】
これにより、前記農作業車10では、通常時には前記「独立/同時」切替スイッチ51を「同時」位置に設定して左右二つの作業機3,3を同時に昇降操作して作業を行ない、作業終了直前などに最後に1条だけを残した場合や、車体に対して外側の畦作業を行う場合は、前記「独立/同時」切り替えスイッチを「独立」位置に設定して、片側だけの作業機3を昇降操作して作業を行うことができる。
【0038】
そして、前記昇降スイッチ4は、車体の左右仮想中心線L1を挟んでハンドルリング部1a内に夫れ夫れ左右に配置する構成となっているので、オペレータは、ハンドル操作中もスイッチ操作、即ち作業機3の昇降操作ができて操作性が良い。また、一方のスイッチ4を押しつつ作業機3の昇降状態を同じ向きで確認することができ、例えば前記スイッチを左右一方に集中配置する場合と比較して、楽な姿勢で作業機3を昇降操作することできる。
【0039】
次に、前記作業機3の高さ表示装置6と、作業機昇降装置Bのストッパー機構Cについて説明する。
前記左右夫れ夫れの上下のロータリケース5,6は、前述の通り、平行リンク機構Rを形成し、作業機3を上下するものであるが、図3に示すように、可動部位となる上下ロータリケース5,6の屈折部で、且つ前記操縦席2から目視できる位置に、作業機3の高さを表示する表示装置7を備える構成となっている。
【0040】
詳しくは、前記上部ロータリケース5に、三角形状の矢印7bを表記し、下部ケース6に前記目盛り7aを表記して、前記作業機3昇降時には、前記矢印7bが目盛り7aに沿って移動することで、作業機3の高さを表示する構成となっている。
【0041】
尚、前記矢印7aに相当する表記は、この形状を他のマークとしたり小窓を有する突設片としても良く、また目盛り7bに相当する表記は、この形状を数字等としても良いし、他のボリュームを示す記号としても良い。またこれらをラベルに記載して前記ケースに貼り付ける構成としても良い。
これにより、前記表示装置は、作業機3の昇降位置に関わらず操縦席2から常時目視できる位置に設定されることとなり、常にリンク機構Rの状態と作業機3の高さを同時に確認することができるので、作業機昇降操作時の確認作業が容易化され、また別途モニタなどをハンドル近傍に備える構成と比較して、表示装置を安価に構成することができる。
【0042】
また前記作業機3の昇降高さは、図7と図8に示すように、ストッパー機構Cの規制位置により制限される構成となっている。
ストッパー機構Cは、前記上部ロータリケース5の外側面に備えるものであり、回転式調整ノブ部8aと、このノブ部8aに対し長さを伸縮調整でき、且つ下端部を前記リンクプレート43に接続するロッド部8bと、前記ロッド部8bを挿通支持して上部ロータリケース5の側面に取り付けられたガイド筒8cとから構成されている。また、前記ロッド部8bの下端部には、前記ガイド筒8cと略同径の拡大部8dを備える構成となっている。
【0043】
これにより、前記作業機3を上昇すると、前記ロッド部8bが上方へ移動し、下端部の拡大部8dと前記ガイド筒8cとが当接して作業機3の上昇を規制する(図7)。また作業機3を下降すると、前記前記ロッド部8cが下方へ移動し、ノブ部8aの下端部と前記ガイド筒8cとが当接して作業機3の下降を規制する(図8)。
【0044】
これにより、作業の高さや、作業機3の上下巾に応じて、前記ノブ部8aに対するロッド部8bの取り付け長さを変更することで、前記作業機3の下降位置(作業位置)を調整することができる。またこのストッパー機構Cは、前記の通り、作業機3の側面に設けられ、操縦席2からでも調整操作できるものであるから、操作性も良い。
【0045】
次に、農作業車10に取り付ける施肥機について説明する。
図9に示す農作業車10は、前記車体左右に施肥用のホッパー52を搭載した例を示し、前記カルチロータリ作業機3の耕耘部前方に施肥等を散布する構成となっている。
【0046】
詳しくは、前記前フレーム15aにホッパー取付用のブラケット53を立設し、同ブラケット53に前記散布ホッパー52を着脱自在に取り付ける構成となっている。また、前記ホッパー52は前記ハンドルポスト23の左右両側で且つ前記前輪11Fの接地位置上方に位置するように設け、この排出口を前記前輪11Rの後ろ側を沿わせて、前記耕耘部の前方に開放する構成となっている。
【0047】
これにより、前記ホッパー52は、この重量が前輪11F側にかかり前記押圧用ハンドル12を操作するときに補助力として作用するので、農作業車10の歩行操作時の操作力を軽減することができる。またホッパー52を車体左右に搭載する構成としたので、作業を継続しながらこの残量を常に確認することができるので、作業性が良い。
【0048】
尚、図中符号54はホッパー内の施肥を送り出す電動モータを示す。またこの例では、前記作業機3の昇降スイッチ4,4を、前記ハンドルポスト23の背面の左右に夫れ夫れ備える構成となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステアリングハンドルの正面図。
【図2】ステアリングハンドルの側面図。
【図3】作業高さ表示装置を示す平面図。
【図4】農作業車の全体側面図。
【図5】後輪の操舵機構を示す平面図。
【図6】後輪操舵機構を示す背面図。
【図7】上昇規制時のストッパを示す側面図。
【図8】下降規制時のストッパを示す側面図。
【図9】(A)施肥ホッパーを備えた農作業車の平面図。
(B)施肥ホッパーを備えた農作業車の側面図。
【符号の説明】
1 ステアリングハンドル
2 操縦席
3 作業機
4 昇降スイッチ
6 作業機の高さ表示装置
6a 目盛り表記
6b 矢印表記
10 農作業車[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a farm vehicle provided with a working machine that moves up and down independently on the left and right sides of a vehicle body.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, farm work vehicles are provided with work machines that can be raised and lowered freely between the rear and front parts of a vehicle body or between front and rear wheels, and these work machines are configured to be raised and lowered by operating switches and levers. For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 8-149901, a spiral rotor is provided between front and rear wheels, and a screw elevator provided at the center of the left and right of the vehicle body is rotated to move the spiral rotor up and down.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-8-149901 (paragraph [0008], FIG. 3)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the lifting device of the working machine lifts and lowers the entire body with a single lifting operation tool (screw elevator) with respect to the vehicle body, unworked land remains only on one side of the vehicle body, such as dredging work. In some cases, it was not possible to carry out the work of molding the ridges outside the vehicle body. In addition, if the work machine is divided into left and right parts so that it can be moved up and down independently on the side of the vehicle body, the position of the operation unit and the position of the work machine are difficult to see, and the state of the work machine is confirmed. However, it was forced to take a cramped posture to move up and down, and there was a problem that the operability was poor.
[0005]
Therefore, the present invention is intended to improve the operability of the left and right work machines provided in the agricultural work vehicle.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above-described problems, the present invention is configured as follows.
That is, in the first aspect of the invention, in the agricultural work vehicle including the left and right front wheels (11F, 11F), the left and right rear wheels (11R, 11R), and the work implement (3) between the left and right front and rear wheels, The work implement (3) is provided so that it can be moved up and down independently with respect to the vehicle body, and the operating tool (4, 4) for moving up and down the left and right work implements (3, 3). The agricultural work vehicle is provided near the steering handle (1) of the vehicle.
(Operation of claim 1)
In the invention of
[0007]
According to a second aspect of the present invention, the operating implement (4, 4) is provided with a left / right distribution with respect to the center of the steering handle (1). A lifting operation device was used.
(Operation of claim 2)
In the invention of
[0008]
The invention according to
(Operation of claim 3)
In the invention of
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the vicinity of the steering handle (1), one of the left and right operation tools (4, 4) is switched to a state in which the left and right work implements (3) can be operated up and down simultaneously. The agricultural work vehicle according to any one of
[0010]
(Operation of claim 4)
In the invention of
[0011]
According to a fifth aspect of the present invention, in the agricultural vehicle provided with the left and right front wheels (11F, 11F), the left and right rear wheels (11R, 11R), and a work machine (3) between the left and right front and rear wheels, The machine (3) is provided so that it can be raised and lowered independently with respect to the vehicle body via the link mechanism (R), and is operated at the end of the link mechanism (R) and as the work machine is raised and lowered. A farm vehicle characterized by providing a display device (7) indicating the height of the work machine (3) between the two movable parts (5, 6).
[0012]
(Operation of claim 5)
In the invention of
[0013]
【The invention's effect】
Thus, according to the first aspect of the present invention, when weeding the ridge groove, when only one remaining line is left or when forming a ridge at the end of the field, the handle (1) is moved along these lines and ridges. If there is an obstacle or the like, it is possible to avoid by moving the right and left working machines (3) up and down as appropriate.
[0014]
Further, in the invention of
[0015]
In the invention of
In the invention of
[0016]
In the invention of
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIG. 4, the farm vehicle 10 includes left and right front wheels 11F and 11F at the front part of the vehicle body as a whole, and left and right
[0018]
Further, on the virtual center line L1 on the left and right sides of the vehicle body, a
[0019]
More specifically, the agricultural vehicle 10 is provided with front frames 15a arranged in the front-rear direction on the left and right sides of the front part, and a
[0020]
The front frame 15a has front ends connected to each other by a battery support plate 15d, a
Further, a main clutch lever 14 is provided on the right side of the grip as viewed from the
[0021]
Thus, the operator presses the
Further, the rotational power of the engine E is taken out by the
[0022]
Further, the front frame 15a has a connecting frame 15e bridged over the front part, and the engine E is mounted on the frame 15e, and a side view bent between the left and right of the rear part of the frame 15a. The transmission case 18 is arranged. Further, a base portion of a working machine lifting / lowering electric cylinder 19 is rotatably supported on the outer surface of each of the left and right front frames 15e via bracket members. By the ON / OFF operation, the piston 19a is expanded and contracted to raise and lower the working
[0023]
Further, a
Further, a connecting
[0024]
The rear end of the
[0025]
Here, the rear wheel steering mechanism A of the agricultural work vehicle 10 will be described with reference to FIGS. 5 and 6.
The rear wheel steering mechanism A includes a small-
[0026]
Further, at the rear of the vehicle body, a steering
[0027]
Reference numeral S in the figure denotes a neutral return spring for returning the rear
Thereby, when the steering handle 1 is rotated, this operation is transmitted to the
[0028]
The
[0029]
Next, the working machine lifting device B of the agricultural work vehicle 10 and the operation unit will be described.
As shown in FIGS. 3 and 4, the working machine lifting device B of the agricultural work vehicle 10 includes a
[0030]
The upper
[0031]
Furthermore, a piston tip of the electric cylinder 19 is connected to the upper part of the upper
[0032]
Further, when the working
As a result, the work implement 3 can be raised higher on the side of the vehicle body and below the floor, and mud adhering to the
[0033]
Moreover, the raising / lowering
The steering handle 1 is provided with a
[0034]
Further, on the upper surface of the
[0035]
In the work implement lifting apparatus B configured as described above, when the “independent / simultaneous”
[0036]
Further, when the “independent / simultaneous”
[0037]
Thereby, in the agricultural work vehicle 10, the “independent / simultaneous”
[0038]
The up / down
[0039]
Next, the
The left and right upper and lower
[0040]
Specifically, the upper
[0041]
The notation corresponding to the arrow 7a may be another mark or a protruding piece having a small window, and the notation corresponding to the scale 7b may be a number or the like. It is also possible to use a symbol indicating the volume. Moreover, it is good also as a structure which describes these on a label and affixes on the said case.
As a result, the display device is set to a position that is always visible from the
[0042]
Further, as shown in FIGS. 7 and 8, the elevation height of the
The stopper mechanism C is provided on the outer surface of the upper
[0043]
As a result, when the work implement 3 is raised, the rod portion 8b moves upward, and the enlarged portion 8d at the lower end and the guide tube 8c come into contact with each other to restrict the rise of the work implement 3 (FIG. 7). When the work implement 3 is lowered, the rod portion 8c moves downward, and the lower end portion of the knob portion 8a and the guide tube 8c come into contact with each other to restrict the descent of the work implement 3 (FIG. 8).
[0044]
Thereby, the lowered position (working position) of the working
[0045]
Next, the fertilizer applicator attached to the agricultural work vehicle 10 will be described.
A farm work vehicle 10 shown in FIG. 9 shows an example in which
[0046]
Specifically, a hopper mounting bracket 53 is erected on the front frame 15 a, and the
[0047]
Thereby, the
[0048]
In the figure,
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a steering handle.
FIG. 2 is a side view of a steering handle.
FIG. 3 is a plan view showing a working height display device.
FIG. 4 is an overall side view of an agricultural work vehicle.
FIG. 5 is a plan view showing a rear wheel steering mechanism.
FIG. 6 is a rear view showing a rear wheel steering mechanism.
FIG. 7 is a side view showing a stopper at the time of rising restriction.
FIG. 8 is a side view showing a stopper when lowering is restricted.
FIG. 9A is a plan view of a farm vehicle equipped with a fertilizer hopper.
(B) The side view of the agricultural work vehicle provided with the fertilizer hopper.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
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