JP2005020957A - アーム用補助金物 - Google Patents

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JP2005020957A
JP2005020957A JP2003185420A JP2003185420A JP2005020957A JP 2005020957 A JP2005020957 A JP 2005020957A JP 2003185420 A JP2003185420 A JP 2003185420A JP 2003185420 A JP2003185420 A JP 2003185420A JP 2005020957 A JP2005020957 A JP 2005020957A
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arm
electric wire
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Yasuhiro Kusano
靖広 草野
Kenichi Kitagawa
健一 北川
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Kyushu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kyushu Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】従来、抱きアームで支持していた大径の電線を、既存の単アームのみで引き留めできるようにするアーム用補助金物を提供すること。
【解決手段】電線8を引き留めるために電柱3に取り付けられるアーム2を補強するアーム用補助金物1であって、角柱状のアーム2の長手方向に沿って装着できるように、側面視でL字状に形成されている。補助金物1は、その上面部がアーム2の上面に載置され、正面部がアーム2の正面、すなわちアーム2の電線引留側に位置するようにアーム2に装着される。また、補助金物1の正面部の長手方向中央部には、アーム2を電柱3に固定する縫いボルトを挿通するためのボルト挿通溝が開けられている。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線を引き留めるために電柱に取り付けられるアームを補強するアーム用補助金物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線を電柱間に配線するにあたっては、電柱にアームを取り付け、このアームにストラップ及び碍子を介して電線を引き留めるようにしている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
このうち、複数の電線を水平に並べて配線する水平配線の場合、例えば特許文献1に見られるように、電柱に1本のアームを取り付け、そのアームの両端及び中央部分で電線を引き留めるようにしている。ただし、電線の断面積が120mm以上の大径電線を引き留めるには、1本のアームでは強度が不足するため、2本のアームを組み合わせた「抱きアーム」と呼ばれる構造が採用されている。
【0004】
図6は、従来の抱きアームを示す斜視図である。同図に示すように、従来の抱きアームは、電柱3を挟んで2本のアーム2,2を配置し、2本のアーム2,2の両端部及び中央部どうしをボルト10によって連結し一体化したものである。この抱きアームの両端部及び中央部には、ストラップ6,11及び碍子7を介して電線8が引き留められるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
実開平7−41879号公報
【0006】
【特許文献2】
実開平6−48334号公報
【0007】
【特許文献3】
特開平9−308062号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の抱きアームでは、2本のアームを使用するため、材料費がかかるとともにその取付作業にも手間がかかるため、総工事費コストが高くなるという問題があった。
【0009】
また、電線張替で電線のサイズアップ(例えば58mm以下→120mm以上)を行う場合、1本のアームからなる単アームを一旦解体した後、抱きアームに変更する必要があるため、さらに総工事費コストが高くなっていた。
【0010】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、従来、抱きアームで支持していた大径の電線を、既存の単アームのみで引き留めできるようにするためのアーム用補助金物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電線を引き留めるために電柱に取り付けられるアームを補強するアーム用補助金物であって、アームの電線引留側の面に沿って配置されるアーム用補助金物である。
【0012】
本発明のアーム用補助金物には、縫いボルトが電柱に装着されている状態で挿通可能となるようボルト挿通溝を設けている。これによって、既設のアームを解体することなく、アーム用補助金物を既設のアームに簡単に取り付けることができる。
【0013】
本発明のアーム用補助金物は、アームに固定することなく単にアームの電線引留側の面に沿って配置することもできるが、脱落防止及びアームのさらなる強度補強のためには、ボルト締め等の固定手段によりアームに固定することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のアーム用補助金物を、水平配線時に使用される角柱状のアームに適用した例によって、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施例に係るアーム用補助金物(以下、単に「補助金物」という。)を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。図2は、図1の補助金物をアームに装着した状態を示す正面図である。図3は補助金物を装着したアームを電柱に取り付けた状態を示す側面図、図4は、その斜視図である。
【0016】
補助金物1は、角柱状のアーム2の長手方向に沿って装着できるように、側面視でL字状に形成されており、図2〜図4に示すように、補助金物1は、その上面部(A面)がアーム2の上面に載置され、正面部(B面)がアーム2の正面、すなわち電線引留側に位置するようにしてアーム2に装着される。
【0017】
ここで、本実施例の補助金物は、長さ1500mmのアーム2に装着されるもので、その長さは650mm、厚さは9mm、上面部(A部)及び正面部(B部)の幅はそれぞれ75mmであり、SS400で構成されている。なお、図面では、図示の便宜上、縦横の縮尺は均一とはしていない。
【0018】
図1に示すように、補助金物1の上面部(A面)には、補助金物1をアーム2に固定するボルト(図示せず)を挿通するためのボルト穴1aを開けている。また、補助金物1の正面部(B面)の長手方向中央部には、アーム2を電柱3に固定する縫いボルト4(図3参照)を挿通するためのボルト挿通溝1bを開けている。このボルト挿通溝1bは、アーム2に形成されている縫いボルト挿通穴2a(図2参照)が露出する大きさに形成されている。
【0019】
ボルト挿通溝1bを挟んでその両側は、補助金物1の軽量化のために切欠部1cが形成されている。この切欠部1cは、アーム2を電柱3に固定するバンド(図示せず)を挿通するためにアーム2に形成されているバンド挿通穴2b(図2参照)が露出する大きさに形成されている。
【0020】
以上の構成を有する補助金物1は、図4に示すように、アーム2の電線引留側に沿うように装着され、補助金物1を装着したアーム2は、アームタイ5やバンド(図示せず)によって電柱3に取り付けられる。このアーム2の両端部には、ストラップ6及び碍子7を介して電線8が引き留められる。アーム2の長手方向中央部分にはストラップ9を介して碍子7が連結され、その碍子7に電線8が引き留められる。
【0021】
この状態において、アーム2には、電線8からの引張荷重によって、電柱3との接点部分を中心として折れ曲がろうとする荷重が作用し、アーム2の電柱3との接点部分でその荷重(座屈荷重)が最大となる。しかし、本発明では、電柱3との接点部分を含めてアーム2の電線引留側の面には補助金物1が配置されているので、電柱3との接点部分に掛かる荷重を分散させることができる。したがって、電線3による引張荷重に対するアームの強度を向上させることができ、電線の断面積が120mm以上の大径電線であっても、1本のアーム2(単アーム)によって引き留めることができる。
【0022】
図5は、アームの強度試験結果を示すグラフである。この強度試験では、実際のアームの使用状況を模擬するために、アームを電柱に水平に取り付けてその両端部に水平引張荷重を印加し、この水平引張荷重に対するアームの水平方向の変位を測定した。図5において、実施例は、本発明の補助金物を装着した単アームの試験結果を示し、比較例1は本発明の補助金物を装着していない従来の単アームの試験結果、比較例2は先に図6に示した従来の抱きアームの試験結果を示す。同図から、本発明の補助金物を装着した単アーム(実施例)は、従来の単アーム(比較例1)の2倍程度の強度を有し、従来の抱きアーム(比較例2)と同等の強度を有することがわかる。このように、本発明の補助金物を既存の単アームに装着することによって、従来、抱きアームで支持していた断面積が120mm以上の大径電線を、単アームで引き留められることが確認された。
【0023】
次に、図3及び図4を参照して、本発明の補助金物を既存の単アームに取り付ける手順について説明する。これは、単アームで引き留めていた断面積120mm未満の電線を、断面積120mm以上の大径電線に張り替えする際の作業手順である。
【0024】
まず、既設の単アーム(アーム2)に取り付けられている電線8に張線器(図示せず)をかけてストラップ9を外し、既設の電線8を取り外す。次に、縫いボルト4を緩め、既設のアーム2と電柱3との間に若干の隙間を開ける。その隙間に補助金物1の正面部(B部)を挿入し、縫いボルト4が正面部(B部)のボルト挿通溝1b(図1参照)に入るように装着する。補助金物1は、その上面部(A部)のボルト挿通穴1a(図1参照)に装着されるボルト(図示せず)によってアーム2に固定される。次に、縫いボルト4を締め付けてアーム2を電柱3に再固定する。その後、新設の電線を張線器(図示せず)を使用してアーム2に取り付けて引き留めする。
【0025】
以上のように、本発明の補助金物は、既設の単アームに容易に取り付けることができ、その強度を向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、従来、抱きアームで支持していた断面積が120mm以上の大径電線を、単アームで引き留めることができるようになるので、電線新設時の総工事費コストを大幅に削減することができる。
【0027】
また、本発明の補助金物は、既設の単アームに取り付けることができるので、電線のサイズアップを伴う電線張替時の総工事費コストも大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る補助金物を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図2】図1の補助金物をアームに装着した状態を示す正面図である。
【図3】補助金物を装着したアームを電柱に取り付けた状態を示す側面図である。
【図4】補助金物を装着したアームを電柱に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】アームの強度試験結果を示すグラフである。
【図6】従来の抱きアームを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 補助金物
1a ボルト穴
1b ボルト挿通溝
1c 切欠部
2 アーム
2a 縫いボルト挿通穴
2b バンド挿通穴
3 電柱
4 縫いボルト
5 アームタイ
6 ストラップ
7 碍子
8 電線
9 ストラップ
10 ボルト
11 ストラップ

Claims (2)

  1. 電線を引き留めるために電柱に取り付けられるアームを補強するアーム用補助金物であって、アームの電線引留側の面に沿って配置されるアーム用補助金物。
  2. アームを電柱に取り付けている縫いボルトを、この縫いボルトが電柱に装着されている状態で挿通可能なボルト挿通溝を有する請求項1に記載のアーム用補助金物。
JP2003185420A 2003-06-27 2003-06-27 アーム用補助金物 Pending JP2005020957A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268653A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Tokyo Electric Power Co Inc:The 腕金支持部補強金具

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