JP2003230219A - 腕金用碍子取付金物 - Google Patents

腕金用碍子取付金物

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JP2003230219A
JP2003230219A JP2002021167A JP2002021167A JP2003230219A JP 2003230219 A JP2003230219 A JP 2003230219A JP 2002021167 A JP2002021167 A JP 2002021167A JP 2002021167 A JP2002021167 A JP 2002021167A JP 2003230219 A JP2003230219 A JP 2003230219A
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JP
Japan
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insulator
mounting hardware
mounting
insulator mounting
cross arm
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Application number
JP2002021167A
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English (en)
Inventor
Kazuo Shinno
和夫 新野
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Daido Denki Kogyo KK
Original Assignee
Daido Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、かつ強度に優れて一層の小型
化を図ることができる腕金用碍子取付金物を提供する。 【解決手段】 電柱等の支持部材に装着された腕金に取
付けられて、高圧電線を把持する碍子部材を支承する腕
金用碍子取付金物であって、上記腕金に固定される基部
21と、この基部21から延出する中実の支承部22
と、この支承部22の先端に設けられて碍子部材が固定
される取付部23とが一体に形成されてなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧架空電線等の
高圧電線を把持する碍子部材を、電柱等の支持部材に取
付けられた腕金上に支承するための腕金用碍子取付金物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高圧架空配電線を所定間隔毎に
立設された電柱で支持する場合には、上記電柱に装着し
た腕金に碍子取付金物を取り付け、この金物に上記高圧
架空配電線を把持する高圧クランプ碍子や高圧PD碍子
等の碍子部材を固定することにより、上記高圧架空配電
線を支承する構造が採用されている。図6〜図8は、従
来のこの種の高圧架空電線の支持構造を示すもので、図
中符号1が電柱(支持部材)2に装着されたD型の腕金
である。この腕金1は、圧延鋼材等で形成した所定長さ
の角型パイプに亜鉛メッキを施したもので、上下端部に
設けられた取付用金物3によって電柱2の所定の高さに
装着されている。そして、この腕金1に、当該腕金1か
ら高圧架空電線4に向けて延出する腕金用碍子取付金物
(以下、碍子取付金物と略す。)5が、支持すべき電線
4の本数(図では3本)に対応した個数取付けられてい
る。
【0003】さらに、この碍子取付金物5の先端部に、
絶縁材となる碍子6aと高圧架空電線4を把持するクラ
ンプ部6bとが一体化された碍子部材6が取付けられる
ことにより、高圧架空電線4は、碍子取付金物5および
腕金1を介して電柱2に支承されるようになっている。
ところで、上記構成からなる高圧額電線の支持構造にお
いては、高圧架空電線4の引張力、自重および風の流れ
変動等に起因して、碍子取付金物5に横水平荷重(X方
向荷重)、縦水平荷重(Y方向荷重)および垂直荷重
(Z方向荷重)といった3次元の荷重が作用する。した
がって、碍子取付金物5として、これらの荷重に充分耐
え得る構造のものを用いる必要がある。
【0004】そこで、上記碍子取付金物5として、図6
および図7に示すように、全体として、中空のL字状に
形成されたものが使用されている。この碍子取付金物5
は、構造用熱間圧延鋼板および鋼帯を溶接して一体化さ
れたもので、L字状に屈曲された一対の側板5aの端部
にあって、腕金1に固定される基部7と、上記側板5a
間を塞ぐ側板5bによって断面ロ字状に形成された支承
部8と、上記側板5bが屈曲されて他端部が塞がれてな
る碍子部材6の取付板部9とから構成されている。そし
て、この碍子取付金物5は、基部7の両側板5a間に腕
金1を挿入し、両者間にボルト11を挿通させて先端側
からナット12を締め付けることにより、上記腕金1に
取付けられている。
【0005】他方、取付板部9には孔部9aが穿設され
ており、この孔部9aに、碍子部材6の取付ボルトが挿
通されて裏面側からナットが螺合されることにより、当
該碍子取付金物5に碍子部材6が固定されている。この
際に、碍子6の形式によって必要とされる場合には、図
8に示すような雷線絡による断線防止用としての放電用
アークホーン10が、上記取付板部9と碍子部材6との
間に挿入されて一体的に取付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の碍子
取付金物5にあっては、強度を高めるために、側板5
a、5bを接合一体化させた中空のロ字状に形成されて
いるために、製造に際して、側板5a、5bの切断およ
び曲げ加工、並びに溶接に多くの手間を要するととも
に、所望の強度を得るためには、全体の嵩が大きくなる
という問題点があった。また、防蝕のための亜鉛メッキ
処理を行なう際にも、メッキ液の排出を容易にするため
の開口部13、14等を形成する必要があり、強度の低
下を招くうえ、特に内部の角隅部に至るまで均一なメッ
キを行なうことが難しいという欠点があった。
【0007】さらに、上記碍子取付金物5を腕金1に装
着する際には、先ず碍子取付金物5の基部7の両側板5
a間に腕金1を挿入し、一方の側板5a側からボルト1
1を挿通させるとともに、他方の側板5a側からナット
12を締め付ける構造であるために、基部7の両側板5
a側から作業を行なう必要があり、このため当該碍子取
付金物5の取付作業を自動化することが難しいという問
題点もあった。加えて、上述した放電用アークホーン1
0が必要とされる場合には、別途図8に示したような放
電用アークホーン10を製造して、取付板部9と碍子部
材6との間に挟み込んで固定する必要があり、よって部
品点数が多くなって全体としての製造コストの増加を招
くという問題点もあった。
【0008】本発明は、上記従来の腕金用碍子取付金物
が有する課題を有効に解決すべくなされたもので、製造
が容易で、かつ強度に優れて一層の小型化を図ることが
できる腕金用碍子取付金物を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る腕金用碍子取付金物は、電柱等の支持部材に装着
された腕金に取付けられて、高圧電線を把持する碍子部
材を支承する腕金用碍子取付金物であって、上記腕金に
固定される基部と、この基部から延出する中実の支承部
と、この支承部の先端に設けられて碍子部材が固定され
る取付部とが一体に形成されてなることを特徴とするも
のである。
【0010】ここで、請求項2に記載の発明は、上記基
部が、腕金の外周に装着されるコ字状に形成され、かつ
対向する壁部の一方には、腕金に連通されるボルトの挿
通孔が形成されるとともに、他方にはボルトの先端部が
螺合するナット部が形成されていることを特徴とするも
のであり、さらに請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載の取付部には、上方に延出する放電用アー
クホーンが一体に形成されていることを特徴とするもの
である。
【0011】請求項1〜3のいずれかに記載の発明によ
れば、腕金に固定される基部から延出する支承部を中実
の部材よって形成しているので、この支承部の断面形状
を適宜選択することにより、小型であって、かつ所望の
耐荷重性能を確保することができる。また、これら基
部、支承部および取付部を、鋳造によって容易に一体に
製造することができるために、従来のように板材の溶接
等の手間を必要とせず、よって一層機械的強度を向上さ
せ、かつ製造コストを低減化することが可能になる。加
えて、亜鉛メッキ等の表面の防錆処理を均一に施すこと
ができる。
【0012】特に、請求項2に記載の発明によれば、基
部の対向する壁部の一方に、腕金に連通されるボルトの
挿通孔を形成し、他方にボルトの先端部が螺合するナッ
ト部を形成しているので、この碍子取付金物を腕金に取
付ける際に、基部の一方側からボルトを挿入してそのま
ま他方側のナット部に捩じ込んで行けばよい。この結
果、当該取付作業の自動化を図ることが可能になる。
【0013】さらに,請求項3に記載の発明において
は、碍子取付金物の取付部に、放電用アークホーンを一
体に形成してあるので、従来のように別途放電用アーク
ホーンを製造したり、あるいはこれを碍子部材との間に
挿入したりする必要が無い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明に係る碍子
取付金物の一実施形態を示すもので、取付けられる腕金
や碍子部材の構成は、図6に示したものと同様であるた
めに、以下同一符号を用いてその説明を簡略化する。図
1〜図4に示すように、この碍子取付金物20は、上記
腕金1に固定される基部21と、この基部21からL字
状に延出する中実の支承部22と、この支承部22の先
端に設けられて上記碍子部材6が固定される取付部23
と、この取付部23の先端に配設された放電用アークホ
ーン28とが、鋳物によって一体に形成されたものであ
る。
【0015】ここで、基部21は、上記腕金1の外周に
装着されるコ字状に形成されており、対向する一方の壁
部21aには、上記腕金1に連通されるボルト11の挿
通孔24が2個所に穿設されている。そして、この基部
21の他方の壁部21bの中央部は肉厚に形成され、こ
の肉厚部の上記挿通孔24と対応する位置に、上記ボル
ト11が螺合するナット部25が形成されている。さら
に、このナット部25の内方側開口部には、開口側に向
けて漸次拡径するテーパー状の案内部26が形成されて
いる。
【0016】また、支承部22は、本実施形態において
は、断面形状として角隅にアール部が形成された長方形
状が採用されているが、当該断面形状を作用する荷重の
大きさに対応して適宜選択されるものであり、断面円形
状、H型、I型等の各種形状とすることが可能である。
そして、この支承部22の先端に上記取付部23が形成
されている。この取付部23は、軸線が支承部22の延
在方向と傾斜する円柱状に形成されており、その中心部
には、碍子部材6のボルトが挿通される貫通孔27が穿
設されている。さらに、この取付部23の先端部に、先
端部が屈曲された板状の上記放電用アークホーン28が
一体に形成されている。
【0017】以上の構成からなる碍子取付金物20は、
図5に示すように、電柱等の支持部材2の所定高さ位置
に取付金物3によって腕金1が装着され、この腕金1
に、上記基部21が取付けられるとともに、この基部2
1からL字状に延出する中実の支承部22の先端の取付
部23に、碍子部材6が固定されることにより、当該碍
子取付金物20および腕金1を介して、上記高圧架空電
線4を電柱等の支持部材2に支承するようになってい
る。
【0018】上記碍子取付金物20によれば、腕金1に
固定される基部21から延出する支承部22を中実に形
成しているので、この支承部22の断面形状を適宜選択
することにより、小型であって、かつ所望の耐荷重性能
を確保することができる。また、これら基部21、支承
部22および取付部23を、鋳造によって容易に一体に
製造しているので、従来のように板材の溶接等の手間を
必要とせず、よって一層機械的強度を向上させ、かつ製
造コストを低減化することができる。加えて、亜鉛メッ
キ等の表面の防錆処理も均一に施すことができる。
【0019】また、基部21の対向する一方の壁部21
aに、腕金1に連通されるボルト11の挿通孔24を形
成し、他方の壁部21bにボルトの先端部が螺合するナ
ット部25を形成するとともに、このナット部25の内
側に案内部26を形成しているので、この碍子取付金物
20を腕金1に取付ける際に、基部21の一方側からボ
ルト11を挿入して、そのまま他方側のナット部25に
捩じ込んで行けばよい。この際に、ボルト11の先端が
上記案内部26によって円滑にナット部25へと案内さ
れるために、容易にボルト11をナット部25に螺合さ
せることができる。この結果、容易に当該取付作業の自
動化を図ることができる。
【0020】さらに,碍子取付金物20の取付部23の
先端に、放電用アークホーン28を一体に形成してある
ので、従来のように別途放電用アークホーンを製造した
り、あるいはこれを碍子部材との間に挿入したりする必
要が無く、経済性に優れる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3のい
ずれかに記載の碍子取付金物によれば、支承部を中実の
部材よって形成している結果、この支承部の断面形状を
適宜選択することにより、小型であって、かつ所望の耐
荷重性能を確保することができるとともに、これら基
部、支承部および取付部を、鋳造によって容易に一体に
製造することができるために、従来のように板材の溶接
等の手間を必要とせず、よって一層機械的強度を向上さ
せ、かつ製造コストを低減化することができる。
【0022】特に、請求項2に記載の発明によれば、こ
の碍子取付金物を腕金に取付ける際に、基部の一方側か
らボルトを挿入してそのまま他方側のナット部に捩じ込
んで行けばよいため、容易に取付作業の自動化を図るこ
とができ、さらに請求項3に記載の発明によれば、従来
のように別途放電用アークホーンを製造したり、あるい
はこれを碍子部材との間に挿入したりする必要が無く、
経済性に優れるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の腕金用碍子取付金物の一実施形態を示
す正面図である。
【図2】図1のII−II線視図である。
【図3】図1のIII−III線視図である。
【図4】図3のIV−IV線視図である。
【図5】図1の腕金用碍子取付金物を用いた高圧架空電
線の支持構造を示す斜視図である。
【図6】従来の高圧架空電線の支持構造を示す斜視図で
ある。
【図7】従来の腕金用碍子取付金物を示す斜視図であ
る。
【図8】放電用アークホーンを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 腕金 2 電柱(支持部材) 4 高圧架空電線 6 碍子部材 20 腕金用碍子取付金物 21 基部 21a、21b 壁部 22 支承部 23 取付部 24 挿通孔 25 ナット部 26 案内部 27 貫通孔 28 放電用アークホーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 13/00 H02G 13/00 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱等の支持部材に装着された腕金に取
    付けられて、高圧電線を把持する碍子部材を支承する腕
    金用碍子取付金物であって、 上記腕金に固定される基部と、この基部から延出する中
    実の支承部と、この支承部の先端に設けられて上記碍子
    部材が固定される取付部とが一体に形成されてなること
    を特徴とする腕金用碍子取付金物。
  2. 【請求項2】 上記基部は、上記腕金の外周に装着され
    るコ字状に形成され、かつ対向する壁部の一方には、上
    記腕金に連通されるボルトの挿通孔が形成されるととも
    に、他方には上記ボルトの先端部が螺合するナット部が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の腕金
    用碍子取付金物。
  3. 【請求項3】 上記取付部には、上方に延出する放電用
    アークホーンが一体に形成されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の腕金用碍子取付金物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016165194A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 中国電力株式会社 高圧引下線支持金物

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JP2016165194A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 中国電力株式会社 高圧引下線支持金物

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