JP2005020311A - 移動局 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動局MS1は、受信電界強度の低下により通話回線が切断される可能性が高い場合、その旨の状態通知データをパケット通信によって通話先の移動局MS2に送信する。また、受信電界強度のさらなる低下によって通話回線が切断された場合には、移動局MS1は、その旨の切断理由通知データをパケット通信によって通話先の移動局MS2に送信する。また、移動局MS1は、通話回線が切断された直後の一定期間だけ、ユーザの音声を録音し、その音声データをパケット通信によって通話先の移動局MS2に送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動局を用いた音声通信の品質低下時において、その品質低下の状態に関連する情報を通話先に通知するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動局と基地局との間における無線伝搬品質は、移動局が移動することに伴うフェージングなどの影響で絶えず変化している。例えば移動局が網のサービスエリア外まで移動した場合や、建物の裏側などの電波の届きにくい場所に移動した場合等のように、無線伝搬品質が一定レベル以下にまで劣化すると、移動局はこれ以上通信を続けるべきでないと判断し、通話回線の切断処理へ移行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような品質劣化による回線切断処理がなされる場合、通話相手には何等の説明や理由が報知されること無く、いきなり通話回線が切断されてしまう。このため、通話相手にとっては、なぜ通話回線が突然切断されたのかということを把握することができない。また、現状の通話システムにおいては、通話回線が切断された後は、当然のことながら通話は一切できない。従って、ほんの少しの時間だけでも通話回線が接続されていたら伝えることが可能な比較的短いメッセージであっても、通話相手に伝わらないというような事態も少なからず生じている。通話回線の切断理由を通話相手に通知するための技術として既に提案されているものがあるが(特許文献1参照)、この技術では上記の要望を満たすことができない。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−130501号公報
【0005】
本発明は、このような背景の下になされたものであり、移動局を用いた音声通信の品質低下時において、その品質低下に起因して生じ得る諸問題を解決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は、外部の通信装置と無線によって音声通信を行う音声通信手段と、前記音声通信手段によって前記通信装置と音声通信が行われている間に、当該通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信手段と、前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、前記音声通信の品質低下に関連する情報を前記通信装置に通知するための通知データを記憶した記憶手段と、前記判断手段により音声通信の品質が低下したと判断されると、前記記憶手段によって記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段とを備えた移動局を提供する。
この移動局によれば、判断手段により音声通信の品質が低下したと判断されると、記憶手段によって記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データをデータ通信手段を用いて音声通信先である外部の通信装置へ送信するので、外部の通信装置のユーザは、移動局における音声通信に品質低下に関連する情報を知ることができる。
【0007】
また、本発明は、外部の通信装置との間で確立される通話回線を介し無線によって音声通信を行う音声通信手段と、前記通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信手段と、前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、前記音声通信の品質が劣化したことにより前記通話回線が切断されたことを前記通信装置に通知するための通知データを記憶した記憶手段と、前記判断手段により音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、前記記憶手段によって記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段とを備えた移動局を提供する。
この移動局によれば、判断手段により音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって通話回線が切断された場合に、記憶手段によって記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データをデータ通信手段を用いて音声通信先である外部の通信装置へ送信するので、外部の通信装置のユーザは、移動局における音声通信の品質が劣化したことにより通話回線が切断されたことを知ることができる。
【0008】
また、本発明は、外部の通信装置との間で確立される通話回線を介し無線によって音声通信を行う音声通信手段と、前記通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信手段と、前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、前記判断手段によって音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、その切断時点からのある期間においてユーザの音声を録音する録音手段と、前記録音手段によって録音された音声を示す音声データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段とを備えた移動局を提供する。
この移動局によれば、判断手段によって音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって通話回線が切断された場合に、その切断時点からのある期間においてユーザの音声を録音し、録音された音声を示す音声データをデータ通信手段を用いて音声通信先である外部の通信装置へ送信するので、外部の通信装置のユーザは、通話回線の切断時点からのある期間において移動局のユーザが話した内容を把握することができる。
【0009】
好ましい態様において、前記通知データは、前記通信端末において音声を出力するための音声データ、前記通信端末においてテキストを表示するためのテキストデータ、或いは、前記通信装置において画像を表示するための画像データの少なくともいずれか1つを含んでいる。また、前記記憶手段は、ユーザの音声を録音し、録音した音声を示す音声データを前記通知データとして記憶してもよい。この場合、移動局のユーザにとっては、自身の音声で通信装置のユーザに対する通知を行うことができるという面白みがある。また、前記データ通信手段はパケット交換によるデータ通信を行うことが望ましい。また、前記切断時点からのある期間は、予め定められた一定期間であってもよい。また、前記切断時点からのある期間は、前記データ通信手段によるデータ通信の品質がある一定レベルを維持している期間であってもよい。また、前記切断時点からのある期間は、ユーザの操作によって指定される期間であってもよい。
【0010】
また、本発明は、通信装置と無線によって音声通信を行う移動局に内蔵されたコンピュータに、前記通信装置と音声通信が行われている間に、当該通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信機能と、前記音声通信の品質を判断する判断機能と、前記判断機能により音声通信の品質が低下したと判断されると、前記音声通信の品質低下に関連する情報を前記通信装置に通知するための通知データを記憶装置から読み出し、読み出した通知データを前記データ通信機能を用いて前記通信装置へ送信する制御機能とを実現させるためのプログラムを提供する。
このプログラムによれば、判断機能により音声通信の品質が低下したと判断されると、記憶装置に記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データをデータ通信機能を用いて音声通信先である外部の通信装置へ送信するので、外部の通信装置のユーザは、移動局における音声通信に品質低下に関連する情報を知ることができる。
【0011】
また、本発明は、通信装置との間に確立される通話回線を介し通信回線無線によって音声通信を行う移動局に内蔵されたコンピュータに、前記通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信機能と、前記音声通信の品質を判断する判断機能と、前記判断機能により音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、前記音声通信の品質が劣化したことにより前記通話回線が切断されたことを前記通信装置に通知するための通知データを記憶装置から読み出し、読み出した通知データを前記データ通信機能を用いて前記通信装置へ送信する制御機能とを実現させるためのプログラムを提供する。
このプログラムによれば、判断機能により音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって通話回線が切断された場合に、記憶装置に記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データをデータ通信機能を用いて音声通信先である外部の通信装置へ送信するので、外部の通信装置のユーザは、移動局における音声通信の品質が劣化したことにより通話回線が切断されたことを知ることができる。
【0012】
また、本発明は、通信装置との間に確立される通話回戦を介し無線によって音声通信を行う移動局に内蔵されたコンピュータに、前記通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信機能と、前記音声通信の品質を判断する判断機能と、前記判断機能によって音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、その切断時点からのある期間においてユーザの音声を録音する録音機能と、前記録音機能によって録音された音声を示す音声データを前記データ通信機能を用いて前記通信装置へ送信する制御機能と実現させるためのプログラムを提供する。
このプログラムによれば、判断機能によって音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって通話回線が切断された場合に、その切断時点からのある期間においてユーザの音声を録音し、録音された音声を示す音声データをデータ通信機能を用いて音声通信先である外部の通信装置へ送信するので、外部の通信装置のユーザは、通話回線の切断時点からのある期間において移動局のユーザが話した内容を把握することができる。
【0013】
また、本発明は、移動局と、通信装置と、前記移動局と前記通信装置とを接続するための無線ネットワークとを備え、前記移動局は、前記通信装置と前記無線ネットワークを介して音声通信を行う音声通信手段と、前記音声通信手段によって前記通信装置と音声通信が行われている間に、当該通信装置と前記無線ネットワークを介してデータ通信を行うデータ通信手段と、前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、前記音声通信の品質低下に関連する情報を前記通信装置に通知するための通知データを記憶した記憶手段と、前記判断手段により音声通信の品質が低下したと判断されると、前記記憶手段によって記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段とを備え、前記通信装置は、前記移動局と前記無線ネットワークを介して音声通信を行う第2の音声通信手段と、前記第2の音声通信手段によって前記移動局と音声通信が行われている間に、前記移動局と前記無線ネットワークを介してデータ通信を行う第2のデータ通信手段と、前記移動局から送信されてきた通知データを前記第2のデータ通信手段を用いて受信し、受信した通知データを解釈して出力する出力手段とを備えた通信システムを提供する。
【0014】
また、本発明は、移動局と、通信装置と、前記移動局と前記通信装置とを接続するための無線ネットワークとを備え、前記移動局は、前記通信装置との間で前記無線ネットワークを介して確立される通話回線を用いて音声通信を行う音声通信手段と、前記通信装置と前記無線ネットワークを介してデータ通信を行うデータ通信手段と、前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、前記音声通信の品質が劣化したことにより前記通話回線が切断されたことを前記通信装置に通知するための通知データを記憶した記憶手段と、前記判断手段により音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、前記記憶手段によって記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段とを備え、前記通信装置は、前記移動局との間で前記無線ネットワークを介して確立される通話回線を用いて音声通信を行う第2の音声通信手段と、前記移動局と前記無線ネットワークを介してデータ通信を行う第2のデータ通信手段と、前記移動局から送信されてきた通知データを前記第2のデータ通信手段を用いて受信し、受信した通知データを解釈して出力する出力手段とを備えた通信システムを提供する。
【0015】
また、本発明は、移動局と、通信装置と、前記移動局と前記通信装置とを接続するための無線ネットワークとを備え、前記移動局は、前記通信装置との間で前記無線ネットワークを介して確立される通話回線を用いて音声通信を行う音声通信手段と、前記通信装置と前記無線ネットワークを介してデータ通信を行うデータ通信手段と、前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、前記判断手段によって音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、その切断時点からのある期間においてユーザの音声を録音する録音手段と、前記録音手段によって録音された音声を示す音声データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段とを備え、前記通信装置は、 前記移動局との間で前記無線ネットワークを介して確立される通話回線を用いて音声通信を行う第2の音声通信手段と、前記移動局と前記無線ネットワークを介してデータ通信を行う第2のデータ通信手段と、前記移動局から送信されてきた音声データを前記第2のデータ通信手段を用いて受信し、受信した音声データを解釈して出力する出力手段とを備えた通信システムを提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。
A:構成
以下、本発明の一実施形態の移動局を用いた移動通信システムについて説明する。なお、図面において、共通する部分には同一の符号が付されている。
(1)システムの全体構成
図1は、IMT−2000(International Mobile Telecommunication−2000)方式に従う移動通信システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、この移動通信システムは、移動局MS1,MS2と、基地局BS1,BS2と、交換局MLS1,MLS2と、パケット通信サービス制御局M−SCPと、ATM(Asynchronous Transfer Mode)網NWを備えている。ATM網NWは、図示せぬ関門交換局やゲートウェイ装置を介して、固定電話網やインターネットや他の移動通信網等の各種ネットワークに接続されている。なお、図1においては、図面が繁雑になるのを避けるため、移動局、基地局及び交換局をそれぞれ2つしか図示していないが、これらは実際にはもっと多数存在する。また、移動局MS1,MS2はいずれも共通の構成及び動作なので、以下では特に区別して説明する必要がある場合を除き、移動局MSという。基地BS1,BS2、交換局MLS1,MLS2についても、同様の理由から基地局BS、交換局MLSという。
【0017】
各基地局BSは自身が形成する無線セルに在圏している移動局MSとの間で無線通信を行う。交換局MLSは、複数の基地局BSを収容するとともに他の交換局MLSと相互に接続されており、ATM網NW内における回線交換処理やパケット交換処理を行う。
【0018】
各移動局MSは、基地局BSと無線通信を行うことによって、この移動通信システムによって実現される音声通信サービス及びパケット通信サービスを受けるようになっている。ここで、音声通信サービスとは、複数の移動局MSのユーザ同士、或いは、移動局MSのユーザと他の通信装置(例えば固定電話網に接続された固定電話機)のユーザとが、回線交換方式で通話を行うためのサービスである。また、パケット通信サービスとは、移動局MSと他の通信装置(例えば別の移動局MSや、固定電話機や、ATM網NWやインターネット等のネットワークに接続されたサーバ装置等)とが、パケット交換方式でデータ通信を行うためのサービスである。このパケット通信サービスは、パケット通信サービス制御局M−SCPにおいてパケット通信中であることが登録されている移動局MSに対してのみ提供されるようになっている。また、各移動局MSは、CDMA(Code Division Multiple Access)方式によって割り当てられた音声通信用の無線チャネルとパケット通信用の無線チャネルという、2種類の無線チャネルを利用することにより、音声通信サービスとパケット通信サービスの双方を同時に受ける処理(一般にマルチアクセス或いはマルチコールと呼ばれる処理)が可能となっている。
【0019】
移動機MS及び基地局BSの無線区間における通信品質は、移動局MSの移動等に伴って生じるフェージングの影響によって大きく変動することが知られている。図2は、移動局MSが基地局BSから送信されてくる電波を受信した際の電界強度(以下、受信電界強度という)の高低と、音声通信品質及びパケット通信品質の高低との関係を示した模式図である。移動局MSにおいては、受信電界強度が一定値(以下、この値を限界値という)未満になると急速に通信品質が劣化する。従って、移動局MSは、通信中において受信電界強度が限界値未満に一定期間以上留まっていることが検出されると、通信不能と判断して無線チャネルの解放処理へ移行する。この限界値は、通話のための音声通信とデータ通信のためのパケット通信とでは異なる値が設定されており、音声通信における限界値(図2に示す音声通信限界値V1)より、パケット通信における限界値(図2に示すパケット通信限界値V2)の方が小さくなっている。なぜなら、通話においては、ユーザが不快に感じない程度のリアルタイム性が要求されることから、データ伝搬遅延があまり許されないのに対し、パケット通信においては、通話ほどのリアルタイム性が要求されず、ある程度のデータ伝搬遅延は許容され得るからである。従って、移動局MSにおいては、音声通信が不能の状態であってもパケット通信は可能という状態(即ち、図2の音声通信限界値V1とパケット通信限界値V2の間における状態)が存在する。
【0020】
本実施形態では、上記のような音声通信が不能であってもパケット通信は可能という状態が存在する点に着目し、移動局MSが以下のような処理を行うようになっている。
まず、音声通信品質が低下して音声通信用の無線チャネルが解放されそうな状態に至ったときには、移動局MSはパケット通信用の無線チャネルを確立し、通信品質の低下に関連した情報(ここでは、「通話回線が切断される可能性が高い」という情報)をパケット通信によって通話先の電話機に通知するようになっている。ここで、音声通信用の無線チャネルが解放されそうな状態とは、図2においてある受信電界強度値V3未満で音声通信限界値V1以上という、受信電界強度が比較的低い状態(これを以下、弱電界状態という)である。この受信電界強度値V3は経験的に求められる値であり、以下では、弱電界限界値V3という。
【0021】
そして、受信電界強度がさらに低下して音声通信限界値V1未満となり、音声通信用の無線チャネルが解放されたときには、移動局MSは、既に確立しているパケット通信用の無線チャネルを用いて、受信電界強度の低下が理由で通話回線が切断されたということをパケット通信によって通話先の電話機へ通知する。
【0022】
さらに、移動局MSは、音声通信用の無線チャネルが解放された後の一定期間(例えば5秒間)だけ、ユーザの音声を録音し、録音した音声を示す音声データをパケット通信用の無線チャネルを用いて通話先の電話機へ送信する。そして、通話先の電話機は、移動局MSから送信されてきた音声データを受信すると、これをスピーカから音声として出力する。これにより、通話先の電話機のユーザは、通話回線の切断直後の通話相手の音声を聞くことができ、重要なメッセージ等を聞き逃すような事態をある程度回避することが可能となる。一方、通話元である移動局MSのユーザも通話回線の切断直後に自身が話した内容を示す音声は通話相手に届けられることがわかっているので、通話回線が切断された直後に、言い忘れたメッセージを素早く言えば足りることとなる。
【0023】
(2)移動局の構成
次に、図3のブロック図を参照しながら、移動局MSの構成について説明する。
通信部11は、アンテナや通信制御回路を備えており、CPU12による制御の下で基地局BSと無線通信を行う。より具体的には、通信制御回路は、CPU12による制御の下で、音声通信時の音声データやパケット通信時のデータなどを拡散コードによって拡散して送信信号を生成し、この送信信号をアンテナを介して基地局BSに送信する。また、これとは逆に、通信制御回路は、基地局BSから送信されてくる無線信号をアンテナを介して受信すると、この信号を拡散コードによって逆拡散し、これによって自局宛の音声通信時の音声データやパケット通信時のパケットデータなどを得るようになっている。また、通信制御回路は、CPU12による制御の下で、音声通信用の無線チャネルを接続したままパケット通信用の無線チャネルを確立して、これによって音声通信とパケット通信との双方を行うことが可能となっている。また、通信制御回路においては、基地局BSから送信されてきた無線信号をアンテナを介して受信した際の受信電界強度を検出する機能が備わっており、検出された受信電界強度はバス20を介してCPU12に供給されるようになっている。
【0024】
ROM(Read Only Memory)13には、移動機MSに割り当てられた電話番号や、移動機MSを制御するための各種の制御プログラムが記憶されている。この制御プログラムには、CPU(Central Processing Unit)12が受信電界強度に基づいて後述する処理を実行するための手順が記述された通知プログラム13aが含まれている。この通知プログラム13aには、前述した音声通信限界値V1、パケット通信限界値V2及び弱電界限界値V3のほか、通話回線が切断される可能性が高い状態にあることを音声で通話先に通知するための状態通知データや、受信電界強度の低下が理由で通話回線が切断されたことを音声で通話先に通知するための切断理由通知データ等も記述されている。以下、これらの状態通知データと切断理由通知データとを合わせて「通知データ」と総称する。
【0025】
通信部11に接続された通話部18は、マイクロホン、スピーカ及び音声CODECを備えており、これによって移動局MSのユーザは通話を行うことが可能となっている。また、上述したように移動局MSは音声用の無線チャネルが解放された直後にユーザの音声を録音する機能を備えているが、通話部18のマイクロホン及び音声CODECはこの録音処理を実行するために利用される。具体的には、マイクロホンによって集音された音声に応じたアナログ信号が音声CODECによってデジタル信号に変換され、変換後のデジタル信号はバス20を介してRAM14に供給され、このRAM14によって記憶されるようになっている。この際、CPU12は、音声を録音すべき期間として定められた一定期間が経過したか否かを判断するために、タイマ19を利用するようになっている。
【0026】
表示部16は、液晶表示パネルやこれを駆動するパネル駆動回路を有しており、CPU12から供給されるデータによって表される画像を表示する。操作部17は、複数の操作キーやジョイスティック等の各種操作子を備え、ユーザによる操作に応じた信号をバス20を介してCPU12へ供給する。CPU12は、操作部17から供給される信号に応じた処理を実行する。
【0027】
B:動作
次に、図4〜図6を参照しながら、移動局MSのCPU12の動作について説明する。以下では、基地局BS1の無線セルに在圏する移動局MS1のユーザと、基地局BS2の無線セルに在圏する移動局MS2のユーザとが通話を行っている際に、移動局MS1における受信電界強度が低下した場合を例に挙げて説明する。
【0028】
図4及び図5は、移動局MSのROM13に記憶された通知プログラム13aに記述されたメインルーチンを示す図である。このメインルーチンは、移動局MS1と移動局MS2との間で音声通信が開始されることを契機として、移動局MS1のCPU12及び移動局MS2のCPU12の双方によってそれぞれ実行されるが、ここでは移動局MS1における受信電界強度が低下した場合を想定しているので、以下では、移動局MS1のCPU12が実行するものとして説明する。
【0029】
図4において、移動局MS1のCPU12は、通信部11の通信制御回路によって検出された受信電界強度値が、予めROM13に記憶している弱電界限界値V3以上か否かを判断している(ステップS1)。
【0030】
ここで、受信電界強度値が弱電界限界値V3未満となった場合には(ステップS1;No)、CPU12は通信部11を介してパケット通信登録要求を送信する。このパケット通信登録要求は、基地局BS1によって受信された後、さらに複数の交換局MLSによってATM網NW内を伝送され、パケット通信サービス制御局M−SCPによって受信される。パケット通信サービス制御局M−SCPは、このパケット通信登録要求を受信すると、移動局MS1がパケット通信中であることを登録した後、登録完了通知を移動局MS1宛に送信し、移動局MS1はこれを受信する。このような処理を経ることによって移動局MS1はパケット通信用の無線チャネルを確立したことになり、以後、移動局MS1はATM網NWを介したパケット通信が可能な状態となる(ステップS2)。
【0031】
パケット通信が可能な状態になると、移動局MS1のCPU12は、ROM13から状態通知データを読み出し(ステップS3)、読み出した状態通知データをパケットに分割し、各々のパケットを移動局MS2を宛先とし通信部11を介して送信する(ステップS4)。
【0032】
この状態通知データは、基地局BS1によって受信された後、複数の交換局MLSによってATM網NW内を伝送され、基地局BS2を収容する交換局MLS2に届けられる。この交換局MLS2が、状態通知データの宛先である移動局MS2を基地局BS2を介して呼びだすと、移動局MS2のCPU12はこの呼出に応答し、移動局MS1が行った上記手順と同様にパケット通信登録要求を送信する等して、パケット通信用の無線チャネルを確立する。このパケット通信用の無線チャネルが確立されると、交換局MLS2は基地局BS2を介して状態通知データを移動局MS2に送信し、移動局MS2の通信部11はこれを受信する。次いで、移動局MS2のCPU12は、通信部11によって受信された状態通知データを解釈して、受信電界強度の低下により通話回線が切断される可能性が高いことを通知する音声メッセージを、移動局MS1との間で交わされる通話音声に重ね合わせて通話部18のスピーカから出力する。これによって、移動局MS2のユーザは、移動局MS1との間の通話回線が切断されるかもしれないことを、その切断前に知ることになる。
【0033】
さて、移動局MS1のCPU12は、ステップS4において状態通知データを送信した後、通信制御回路によって検出された受信電界強度値が、(a)ROM13に記憶している弱電界限界値V3以上か、(b)弱電界限界値V3未満で音声通信限界値V1以上か、或いは、(c)音声通信限界値V1未満かということを判断する(ステップS5)。
【0034】
ここで、弱電界限界値V3未満で音声通信限界値V1以上と判断された場合には(ステップS5;(b))、受信電界強度影響による通信品質には変わりがないので、CPU12によってステップS5の判断処理が再度繰り返される。
【0035】
また、受信電界強度値が弱電界限界値V3以上であると判断されると(ステップS5;(a))、CPU12は、音声通信品質が良好な状態に戻ったと判断し、ステップS2において確立したパケット通信用の無線チャネルを解放する処理を行った(ステップS6)後に、再びステップS1に戻って前述した処理を再度行うこととなる。この無線チャネルの解放処理は、具体的には以下のようにして行われる。移動局MS1のCPU12は、通信部11を介してパケット通信登録解除要求を送信する。このパケット通信登録解除要求は、基地局BS1によって受信された後、さらに複数の交換局MLSによってATM網NW内を伝送され、パケット通信サービス制御局M−SCPによって受信される。パケット通信サービス制御局M−SCPは、このパケット通信登録解除要求を受信すると、移動局MS1がパケット通信中であるという登録を解除した後、解除完了通知を移動局MS1宛に送信し、移動局MS1はこれを受信する。このような処理を経ることによって移動局MS1はパケット通信用の無線チャネルを解放した状態になる。
【0036】
一方、受信電界強度値が音声通信限界値V1未満であると判断されると(ステップS5;(c))、CPU12は、通話を続行できないと判断し、交換局MLS1に対して音声通信用の無線チャネルの解放要求を送信する(ステップS7)。この解放要求は、基地局BS1によって受信された後に、交換局MLS1に転送される。そして、交換局MLS1は、移動局MS1及び移動局MS2間で確立している通話回線を切断する処理を行う。
【0037】
通話回線が切断されると、移動局MS1のCPU12は、通知プログラム13aに記述された手順に従って、ユーザの音声を録音するためのサブルーチンを開始する(図5のステップS8)。即ち、図6に示すように、CPU12は、通話部18のマイクロホンによって集音された音声を表す音声データをRAM14に順次記憶させていき(ステップS21)、例えば5秒間というような予め定められた録音期間が経過すると(ステップS22;Yes)、CPU12は音声録音処理を終了する。
【0038】
さて、図5において、CPU12は、ステップS8において録音処理のためのサブルーチンを開始した後、ROM13から切断理由通知データを読み出し(ステップS9)、読み出した切断理由通知データをパケットに分割し、これを通信部11を介して移動局MS2を宛先として送信する(ステップS10)。
【0039】
この切断理由通知データは、基地局BS1によって受信された後、複数の交換局MLSによってATM網NW内を伝送され、基地局BS2によって受信される。基地局BS2は、移動局MS2との間で既に確立しているパケット通信用の無線チャネルを用いて切断理由通知データを移動局MS2に送信し、移動局MS2の通信部11はこれを受信する。移動局MS2のCPU12は、通信部11によって受信された切断理由通知データを解釈して、受信電界強度の低下によって通話回線が切断されたことを通知する音声メッセージを通話部18のスピーカから出力する。これによって、移動局MS2のユーザは、移動局MS1との間の通話回線が受信電界強度のさらなる低下、即ち、通信品質の劣化を理由として切断されたことを知ることになる。
【0040】
次いで、移動局MS1のCPU12は、図6に示した録音処理のためのサブルーチンが終了しているか否かを判断する(ステップS11)。ここで、サブルーチンが終了していれば(ステップS11;Yes)、CPU12は、通信部11の通信制御回路から供給される受信電界強度値が、ROM13に記憶されているパケット通信限界値V2以上か否かを判断する(ステップS12)。
【0041】
ここで、受信電界強度値がパケット通信限界値V2以上の場合には(ステップS12;Yes)、CPU12はパケット通信可能と判断し、RAM14に記憶されている音声データを読み出し(ステップS13)、読み出した音声データをパケットに分割し、これを移動局MS1を宛先とし通信部11を介して送信する(ステップS14)。
【0042】
この音声データは、基地局BS1によって受信された後、複数の交換局MLSによってATM網NW内を伝送され、基地局BS2によって受信される。基地局BS2は、移動局MS2との間で既に確立しているパケット通信用の無線チャネルを用いて音声データを移動局MS2に送信し、移動局MS2の通信部11はこれを受信する。移動局MS2のCPU12は、受信した音声データを解釈して、移動局MS1のユーザの音声を通話部18のスピーカから出力する。これによって、移動局MS2のユーザは、通話回線の切断直後の一定期間に移動局MS1のユーザが話した内容を知ることができる。
【0043】
移動局MS1のCPU12は、ステップS14において音声データを送信した後、ステップS7と同様の手順でパケット通信用の無線チャネルを解放し、処理は終了する(ステップS15)。
なお、ステップS12において受信電界強度がパケット通信限界値V2未満であると判断された場合には(ステップS12;No)、CPU12は、録音された音声データを送信不能の旨を表示部16に表示した後(ステップS16)、パケット通信用の無線チャネルを解放して処理は終了する。
【0044】
以上説明したように、本実施形態によれば、受信電界強度の低下(即ち音声通信品質の低下)により通話回線が切断される可能性が高いことを通話先のユーザに通知することが可能となる。また、受信電界強度のさらなる低下(即ち音声通信品質の劣化)によって通話回線が切断された場合には、その旨を通話先のユーザに通知することが可能となる。また、通話先のユーザは、通話回線が切断された直後の一定期間に通話元のユーザが話した内容を知ることができる。
【0045】
C:変形例
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、以下のような種々の変更が可能である。
(1)変形例1
上述した実施形態では、通知データは音声データであると説明したが、これに限らず、テキストデータや画像データ等のように、通話相手の電話機において表示可能なデータであってもよいし、音声データと表示可能なデータとの組み合わせでもよい。また、通知データの種別(即ち、状態通知データか切断理由通知データか)を表すコード情報であってもよい。この場合、このコード情報を受信した通話相手の電話機は、受信したコード情報に対応したメッセージを音声やテキストで出力すればよい。また、通知データは、移動局MSのROM13に予め記憶されたものに限らず、ATM網NWを介してダウンロードしたものであってもよいし、通知データが音声データである場合には、移動局MSのユーザの音声を録音したものであってもよい。これらの場合には、通知データは移動局MSのEEPROM(Ellectrically Erasable and Programmable Read Only Memory)15に記憶されることとなり、CPU12はこのEEPROM15から通知データを読み出して通話相手の電話機に送信することになる。
【0046】
(2)変形例2
また、実施形態では、音声通信用の無線チャネル解放後の録音処理を予め定められた一定期間のみ行うこととしたが、これに限らない。例えば、パケット通信品質が一定レベル以上にありパケット通信が十分に可能な間は録音処理を継続するようにしてもよい。また、ユーザの操作に基づいて録音処理の中止時点を決定してもよい。例えば、音声通信用の無線チャネル解放された後に、ユーザはどうしても通話相手に伝えておきたいメッセージを話し、そのメッセージを話し終わったら録音処理を終了する操作を行うようにしてもよい。
【0047】
(3)変形例3
実施形態では、いわゆるマルチアクセスが可能な移動局MSを用いているため、受信電界強度の低下によって音声通信用の無線チャネルが解放される可能性が高い場合には、音声通信を行いつつパケット通信を行って状態通知データを通話先の電話機に送信することが可能であった。
ただし、音声通信用の無線チャネルの解放後の処理、即ち、切断理由通知データの送信処理やユーザ音声の送信処理は、マルチアクセスが可能な移動局MSでなくとも実行可能である。よって、これらの処理内容を技術的範囲に含む発明においては、通話とデータ通信とを同時に行う移動局は必須の構成とはならない。
【0048】
(4)変形例4
移動局MSは、実施形態で例示したIMT−2000方式に限らず、例えばPDC(Personal Digital Cellular)方式や、GSM(Global System for Mobile Communications)方式や、PHS(Personal Handyphone System:登録商標)方式等の、音声通信とデータ通信との双方が可能な方式であればよい。なお、実施形態では移動局MS同士の音声通信時を例示したが、これに限らず、本発明は、移動局MSと固定電話機等の通信装置との間でなされる音声通信時に適用可能なことは言うまでもない。
【0049】
(5)変形例5
通知プログラム13aは、移動局MSのCPU12によって読み取り可能な磁気記録媒体、光記録媒体あるいはROMなどの記録媒体に記録して提供することができる。また、この通知プログラム13aをATM網NWやインターネットのようなネットワーク経由で移動局MSにダウンロードさせることももちろん可能である。この場合、通知プログラム13aはROM13ではなく、EEPROM15に記憶されることになる。
【0050】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、移動局において、音声通信の品質が低下したと判断されると、音声通信の品質低下に関連する情報を通知するための通知データを外部の通信装置へ送信するので、その通信装置のユーザは、移動局における音声通信に品質低下に関連する情報を知ることができる。
【0051】
また、本発明によれば、移動局において音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、音声通信の品質が劣化したことにより前記通話回線が切断されたことを通知するための通知データを外部の通信装置へ送信するので、その通信装置のユーザは、移動局における音声通信の品質が劣化したことにより通話回線が切断されたことを知ることができる。
【0052】
また、本発明によれば、移動局において通話回線が切断された場合に、その切断時点からのある期間においてユーザの音声を録音し、録音された音声を示す音声データを外部の通信装置へ送信するので、その通信装置のユーザは、通話回線の切断時点からのある期間において移動局のユーザが話した内容を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動局を用いた移動通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】同移動局が基地局から送信された電波を受信した際の電界強度の強弱と、音声通信品質及びパケット通信品質の高低との関係を示した図である。
【図3】同移動局の構成を示すブロック図である。
【図4】同移動局のCPUが実行するメインルーチンを示す図である。
【図5】同移動局のCPUが実行するメインルーチンを示す図である。
【図6】同移動局のCPUが実行するサブルーチンを示す図である。
【符号の説明】
MS1,MS2・・・移動局(移動局、通信装置)、
BS1,BS2・・・基地局、MLS1,MLS2・・・交換局、
M−SCP・・・パケット通信サービス制御局、
NW・・・ATM網(無線ネットワーク)、
11・・・通信部(音声通信手段、データ通信手段、判断手段)、
12・・・CPU(データ通信手段、判断手段、制御手段、録音手段)、
13・・・ROM(記憶手段)、14・・・RAM(録音手段)、
15・・EEPROM、16・・・表示部、17・・・操作部、
18・・・通話部、19・・・タイマ、20・・・バス。
Claims (9)
- 外部の通信装置と無線によって音声通信を行う音声通信手段と、
前記音声通信手段によって前記通信装置と音声通信が行われている間に、当該通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信手段と、
前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、
前記音声通信の品質低下に関連する情報を前記通信装置に通知するための通知データを記憶した記憶手段と、
前記判断手段により音声通信の品質が低下したと判断されると、前記記憶手段によって記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段と
を備えた移動局。 - 外部の通信装置との間で確立される通話回線を介し無線によって音声通信を行う音声通信手段と、
前記通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信手段と、
前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、
前記音声通信の品質が劣化したことにより前記通話回線が切断されたことを前記通信装置に通知するための通知データを記憶した記憶手段と、
前記判断手段により音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、前記記憶手段によって記憶されている通知データを読み出し、読み出した通知データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段と
を備えた移動局。 - 外部の通信装置との間で確立される通話回線を介し無線によって音声通信を行う音声通信手段と、
前記通信装置と無線によってデータ通信を行うデータ通信手段と、
前記音声通信手段による音声通信の品質を判断する判断手段と、
前記判断手段によって音声通信の品質が劣化したと判断されたことによって前記通話回線が切断された場合に、その切断時点からのある期間においてユーザの音声を録音する録音手段と、
前記録音手段によって録音された音声を示す音声データを前記データ通信手段を用いて前記通信装置へ送信する制御手段と
を備えた移動局。 - 前記通知データは、前記通信端末において音声を出力するための音声データ、前記通信端末において文字を表示するためのテキストデータ、或いは、前記通信装置において画像を表示するための画像データの少なくともいずれか1つを含む
請求項1又は2に記載の移動局。 - 前記記憶手段は、ユーザの音声を録音し、録音した音声を示すデータを前記通知データとして記憶する
請求項1又は2に記載の移動局。 - 前記データ通信手段はパケット交換によるデータ通信を行う
請求項1〜3のいずれか1に記載の移動局。 - 前記切断時点からのある期間は、予め定められた一定期間である
請求項3記載の移動局。 - 前記切断時点からのある期間は、前記データ通信手段によるデータ通信の品質がある一定レベルを維持している期間である
請求項3記載の移動局。 - 前記切断時点からのある期間は、ユーザの操作によって指定される期間である
請求項3記載の移動局。
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