JP2005020079A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005020079A
JP2005020079A JP2003178366A JP2003178366A JP2005020079A JP 2005020079 A JP2005020079 A JP 2005020079A JP 2003178366 A JP2003178366 A JP 2003178366A JP 2003178366 A JP2003178366 A JP 2003178366A JP 2005020079 A JP2005020079 A JP 2005020079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
unit
image
display
eye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003178366A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ikeda
博 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2003178366A priority Critical patent/JP2005020079A/ja
Publication of JP2005020079A publication Critical patent/JP2005020079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

【課題】3D撮像するための3Dアダプタや3D表示を見るための偏光メガネ等を携帯することなく3D撮像および3Dモニタ表示することができるだけでなく、2D撮像および2Dモニタ表示できる撮像装置を提供する。
【解決手段】略眼幅Dだけ離隔して水平に配設された右眼用撮像部31及び左眼用撮像撮像部32とを搭載した撮像部30と、左眼用撮像部32を右眼撮像部31に対して、少なくとも、水平方向に180度回転する回転機構部36とを備え、撮像部30から生成される2つの視差を有する画像を処理し、撮像した画像を3D表示することができる。また、回転機構部36を駆動して、右眼又は左眼撮像部から2つの画像のどちらかを選択して2D表示することもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立体視を撮像し、記録再生及び表示可能な撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術である撮像装置には、適切な視野角が与えられた左眼用画像光及び右眼用画像光を撮像素子に導くため、2つのアナモフィックレンズ部を所定の幅に離隔して並べ、複数の反射板を用いて撮像レンズに導く光学圧縮部(3Dアダプタ)と、信号処理、記録再生部及び3D表示部からなる構成とした3D撮像装置が提案されている(特許文献1参照)。また、2台のカメラ(撮像素子)を使用して3D撮像や2D撮像を行い、記録再生及び表示する撮像装置に関する公知の技術がある(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−331551号公報
【特許文献2】
特開平9−215012号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来技術では、例えば、光学圧縮部(3Dアダプタ)を使用する撮像装置の場合、撮像装置と共に3Dアダプタを常時携帯していないと3D撮像ができない。また、3Dアダプタは紛失したりすることも想定される。さらに、3D撮像の際、3Dアダプタを装着するための時間を要しシャッタチャンスを逃してしまう問題があった。反面、撮像部が一つで対応できるので、製造コストを抑え、小型軽量の撮像装置ができる利点も備えている。また、これまでの2台のカメラ(撮像素子を有する、例えば、CCD等を備えている)を備えた撮像装置では、3D撮像をする際は、どちらか一方の固定倍率ズームカメラに合わせてしまい、3Dズーム撮像を行う場合に、電子ズームを使用するので画質が劣化してしまい3D画像に不適正なものであり、3D撮像及び記録時における撮像テクニックを発揮できなかった。3D撮像した画像は3D眼鏡等或いは3Dビューワを用い、2D表示の際は取り外して画面を見なければならないという面倒な装置であった。前述の技術と同様に、3Dビューワ或いは3D眼鏡等を携帯しないと、3D画像を見ることができないという問題は同じである。また、上述した両技術とも被写体を撮像者の前方のみに限定しているため、撮像装置の用途も限られてしまうという課題が残されていた。
【0005】
そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、3D撮像するための3Dアダプタや3D表示を見るための偏光メガネ等を携帯することなく3D撮像および3Dモニタ表示を可能とし、業務用だけでなく民生用として、非常に使い勝手のよい撮像装置を提供することにある。
【0006】
また、2つの撮像部のうち、一方の撮像部の光軸方向を他方の撮像部の前記光軸方向に対してずらして、2つの撮像部のうち、どちらかの画像を選択し、2D表示することも可能な撮像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、被写体を撮像するためのレンズ系と前記被写体の入射光を電気信号に変換する固体撮像素子からなり、略眼幅だけ離隔して配設された2つの撮像部と、前記2つの撮像部のうち、一方の前記撮像部を、少なくとも180度回転させる回転機構部と、前記2つの撮像部から生成される2つの画像データを画像処理する画像処理部と、を備え、前記回転機構部によって、前記2つの撮像部の光軸方向を同一方向にして撮像した場合、前記撮像部による2つの画像より3D表示を可能とし、前記2つの撮像部の光軸方向をずらして撮像した場合、前記撮像部による2つの画像のどちらかを選択して2D表示を可能とすることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る撮像装置は、前記画像処理部が、操作および警告する際に表示する文字を発生する2つのGUI信号発生部と、前記2つの画像と前記GUI信号発生部により発生する文字データを合成する2つの画像合成部と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る撮像装置は、前記GUI信号発生部が操作および警告するための前記表示する文字を記憶するメモリを備え、前記メモリから水平方向に時間差を有して文字を読み出し、相対的に位置ずらして前記文字を3D表示することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る撮像装置は、前記2つのGUI信号発生部が、操作および警告をする際の表示する前記文字を3D表示する場合において、影付き文字および影付き絵文字を選択することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る撮像装置は、前記画像合成部が、前記相対的に位置ずらして読み出した文字をそれぞれ前記処理画像信号と合成し、前記文字を含めた合成画像を生成することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る撮像装置は、前記2つの撮像部が前記3D表示する状態である場合、どちらか一方の前記撮像部の画像情報に基づいて前記2つの撮像部のレンズ系を調整し、前記2つの撮像部が前記3D表示する状態である場合、夫々の前記画像情報に基づき、前記2つの撮像部のレンズ系を独立に調整をする制御回路を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る撮像装置は、前記2つの撮像部を支持し、前記略眼幅の1/2の位置を回転中心として、前記配設した平面に対して水平方向に所定の角度範囲内で全体を回転させる撮像回転機構部を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、2つの平設した撮像部と、撮像した被写体の画像信号を画像処理する画像処理部と、3D表示する表示部とによって構成することで、3D撮像するための3Dアダプタや3D表示を見るための偏光メガネ等を携帯することなく3D撮像および3D表示が可能となる。また、撮像部の一方が少なくとも180度以上相対回転可能となっているので、2D撮像での対面撮像が可能となっている。また、対面撮像時(2D撮像)は、自動的に2D表示となるので、使用者にとって操作性のよい3D撮像装置が提供できる。
【0015】
さらに、3D撮像時には、撮像ガイド表示或いは警告表示等の文字および絵文字(キャラクタ)を3D表示することができる。従来3D撮像装置にない新たな機能を有する撮像装置を提供することにより、上記のような課題を解決したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について以下に、図面を参照して説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同様の機能を有する部分には同じ符号を付けるとともに、各実施形態を説明するための各図においても同様の要素には同じ符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の正面の外観図である。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の背面の外観図である。
【0019】
図1および図2を用いて、本発明に係る撮像装置の構成について説明する。図1に示す撮像装置の正面の外観図において、撮像装置10は、撮像部30、画像信号処理部50a,50b、記録再生する記録媒体部51等から構成する画像処理部33、及び画像処理部33に併設され、撮像した画像を3D表示または2D表示することが可能な表示部34を備えている。なお、この表示部34は、撮像装置10から外して遠隔で表示させることも可能である。
【0020】
撮像部30は、3D(立体)撮像するための右眼用撮像部31と左眼用撮像撮像部32とが一つの筐体に収納されている。
【0021】
また、右眼用撮像装置31と左眼用撮像装置32は、略眼幅Dだけ離隔して水平に配設されている。撮像部30の下部には、上記に示したように、画像信号処理部50a,50bおよび記録再生する記録媒体51等を格納する画像処理部33と、画像処理部33に併設されて撮像した画像を3D表示または2D表示することが可能な表示部34を備えている。ここで、撮像部30と画像処理部33との間には、撮像部30を画像処理部33に対して相対回転可能にする撮像回転機構部35が設けられている。撮像部30は、前記撮像回転機構部35によって支持され、所定の角度範囲で回転することが可能である。また、撮像回転機構部35は、右眼用撮像部31と左眼用撮像部32の中間の位置、即ち、右眼用撮像部31と左眼用撮像部32の略眼幅Dの概略1/2の位置に設けられている。
【0022】
また、撮像部30の筐体と左眼用撮像部32との間に、左眼用撮像部32を撮像部30に対して相対回転可能な回転機構部36が設けられている。
【0023】
撮像部30の筐体内の左眼用撮像部32は、そのレンズ光軸の垂下点に、相対回転可能な回転機構部36によって支持され、水平方向に180度以上回転することができる。その回転方向は、図1に示したR方向である。
【0024】
尚、上記説明では、左眼用撮像部32を撮像部30に対して回転可能としたが、右眼用撮像部31を撮像部30に対して回転可能としてもよい。また、左眼用撮像部32を撮像部30に対して垂直方向に、即ち、R方向に直角の方向に回転可能な構造としてもよい。
【0025】
さらに、左眼用撮像部32及び右眼用撮像部31の両方を回転させるようにしても良い。
【0026】
図2は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の背面の外観図である。
【0027】
即ち、図2は、撮像装置10の背面図、つまり撮像装置10を使用者側から見た図である。30は撮像部、32は左眼用撮像部、31は右眼用撮像部であり、37は、3D表示または2D表示が可能な表示部34の表示画面である。例えば、この表示画面37は、液晶(LCD)表示画面を使用してもよい。
【0028】
ここで、左眼用撮像部32を、180度回転させると左眼用撮像部32のレンズ面が使用者側に向くので、使用者自身を撮像することが可能となる。この状態を対面撮像状態またはモードという。
【0029】
図3は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置10のブロック図である。
【0030】
撮像装置10は、右眼用撮像部31及び左眼用撮像部32からなる撮像部30、画像処理部33および表示部34で構成されている。
【0031】
撮像部30は、被写体を撮像する光学レンズ群40a,40b、前記光学信号を電気信号に変換する固体撮像素子(CCD等)41a,41b、ガンマ補正等およびA/D変換を含むカメラ画像信号処理部42a,42b、レンズ駆動、アイリス、シャッター等の制御回路部43a,43b、左眼用撮像装置32を回転させる回転機構部36、及び撮像部30を回転させる撮像回転機構部35により構成されている。
【0032】
また、画像処理部33は、右眼用撮像部31および左眼用撮像部32からの画像信号を処理する画像信号処理部50a,50b、画像信号処理部からの画像信号を符号化或いは複合化された信号を記憶する記録媒体51、この記録媒体51に対して記録および再生を制御する信号制御部52、操作案内や各種警告を表示させるためのOSD(On Screen Display)用ICであり、文字や絵文字を発生させるGUI(グラフィック・ユーザー・インタフェース)信号発生部53a,53b、画像信号処理部50a,50bによって処理された各処理画像とGUI信号発生部53a,53bからの各キャラクタ信号を合成する画像合成部54a,54bにより構成されている。なお、上記OSD・ICにはキャラクタ・データを内蔵するROMが含まれている。
【0033】
さらに、画像処理部33は、液晶スイッチ駆動回路59及びTFT液晶駆動回路(ドライバ回路)60も備えている。また、CPU61(或いはDSPを内蔵させたCPU)は、撮像部30および画像処理部33の全体のシステムコントロールおよび必要に応じ右眼画像と左眼画像との視差演算処理等を担っている。
【0034】
次に、3D撮像時および2D撮像時の撮像部30の動作について説明する。
【0035】
撮像部30には、2種の回転検出スイッチ(両スイッチとも図1及び図2には図示せず)が備えられている。すなわち、一つは、回転機構部36によって右眼用撮像部31に対して左眼用撮像部32が回転したとき、その回転角度を検出する左眼用回転検出スイッチであり、他方は、撮像回転機構部45によって、画像処理部33に対して撮像部30が回転したとき、その回転角度を検出する撮像部回転検出スイッチである。左眼用撮像部32が回転していない時の状態(図1の状態:右眼用撮像部31および左眼用撮像部32の光軸方向が同一の被写体の方向にある)、即ち、回転角が0°の場合、左眼用回転検出スイッチの動作状態をオフと定義する。また、回転角が0°に対して許容誤差角度以上回転している場合、左眼用回転検出スイッチの動作状態をオンと定義する。同様に、撮像部30の回転角が0°に対して許容誤差角度以内である場合(図1の状態:画像処理装置33に対して撮像装置30の光軸が回転していない状態を示す)、撮像部回転検出スイッチ45の動作状態をオフと定義する。また、図2の状態から所定の回転角度に達したときの動作状態をオンと定義する。例えば、±90°に達したとき、その動作状態をオンとする。
【0036】
3D撮像ができるのは、2つの撮像部の光軸方向を同一の被写体方向にある場合であり、左眼用回転検出スイッチ44の動作状態がオフの場合である。即ち、3D撮像は、回転機構部36を駆動し、左眼用回転検出スイッチ44をオフ状態としてから行うことができる。なお、撮像部回転検出スイッチ45の動作状態は、オン、オフのどちらでもよい。撮像部回転検出スイッチ45のオン状態は、撮像回転機構部45が駆動範囲を越えたことを通知するものである。
【0037】
一方、左眼用回転検出スイッチ44の動作状態がオンの場合には、2つの撮像部の光軸方向が同一の被写体方向とならず、右眼用撮像部31および左眼用撮像部32から適切な視差画像が得られなくなるため自動的に2D撮像となる。この場合、表示器34に表示される画像は、右眼用撮像部31及び左眼用撮像部32から出力されるどちらかの画像を選択(選択手段は図示せず)する。
【0038】
左眼画像及び右眼画像の光信号は、光学レンズ群40a,40bにそれぞれ入射し、固体撮像素子41a,41bで電気信号に変換され、カメラ信号処理部42a,42bを通して、デジタル画像信号となる。このようにして、変換されたそれぞれのデジタル画像信号は、画像信号処理部50a,50bによって、画像処理され、所望の右眼用及び左眼用映像信号S1,S2となる。画像信号処理部50aからの右眼用映像信号は、画像合成部54aによって、右眼用のOSD53aからのキャラクタ信号と合成され右眼用合成映像信号となる。また、画像信号処理部50bからの左眼用映像信号出力は、画像合成部54bによって、左眼用のOSD53bからのキャラクタ信号と合成され、左眼用合成映像信号となる。夫々の合成映像信号出力は、液晶駆動回路60に入力されTFT液晶部56で表示される。一方、上記左眼用映像信号出力S1および右眼用映像信号出力S2は、CPU61に入力される。CPU61は、S1,S2の信号に基づき、画像のフォーカスや明るさやコントラスト等の制御信号を出力する。しかしながら、3D撮像の場合、左眼用撮像部の制御に左眼用撮像部32の信号を用い、右眼用撮像部31の制御には右眼用撮像部の信号を用いると、例えば、フォーカスにおいては同一被写体であっても撮像部野視野角の違いおよび画像処理の特性等によりフォーカス状態が異なる場合が生じ、3D表示が3Dとして見えないことが生じる場合がある。そのためどちらか一方の撮像部からの画像情報を基にCPU61は、フォーカス等の制御信号を生成し、撮像部の制御回路部43a,43bに出力する。これによって、撮像部の制御回路部43a,43bは、同一の画像情報に基づいて、光学レンズ群40a,40bを制御し、上記欠点を避けることが可能である。
【0039】
また、CPU61は、液晶スイッチ58に対して3D表示させるために液晶スイッチ駆動回路59へ制御信号を出力する。さらに、CPU61は、上述のTFT液晶部56に表示される左眼用映像信号および右眼用映像信号との同期をとる。つまり右眼用映像信号の表示期間中は、左眼用映像信号の表示期間をTFT液晶駆動回路60で閉じ、左眼用映像信号の表示期間中は、右眼用映像信号の表示期間をTFT液晶駆動回路60で閉じるように制御する。表示期間は採用する3Dシステムによって異なり、フレーム或いはフィールドであったり、また、水平走査期間であったりとすることが可能である。
【0040】
次に、右眼用撮像部31及び左眼用撮像部32が3D表示可能な状態にある場合において、表示装置34における2D及び3D表示切換えの表示動作について、詳細に説明する。
【0041】
図4は、2D表示時の液晶の断面図であり、図5は、3D表示時の液晶の断面図である。
図4及び図5において示す矢印は、液晶表示部内からの光源(バックライト;図示せず)のバックライト光80a,80b,81a,81bである。液晶(LCD)表示部34は、偏光板70、液晶スイッチ(切換え用)58、微細加工位相差板57、偏光板71とで構成される通常のTFT液晶部56とで構成される。
【0042】
ここで、TFT液晶部56の背面の偏光板71は、偏光板70に対して45度の位相差があるように設定されている。また、偏光板71と同位相の列aと45度位相差がある列bとがストライプに加工された微細加工位相差板57が、スイッチ液晶58の前面に配設されている。さらに、スイッチ液晶58は、通常、偏光がない状態となっている。この状態では、図4に示すように、バックライトからのバックライト光80a,80b,81a,81bは、TFT液晶部56を透過し表示画面を見ている人の右眼および左眼ともに入光するため、通常の2D表示として映る。一方、3D表示時では、液晶スイッチ58は、前述の偏光がない状態から90度捩れた状態、つまり偏光板70の面より45度捩れた状態になるので、微細加工位相差板57の位相差列bに入射するバックライト光81a,81bは、TFT液晶部56の背面偏光板71とは90度の位相差をもつので、この背面偏光板71がバリアとなって透過できない。微細加工位相板57の一方の位相列aに入光のバックライト光80aは、45度の位相差を有するので、TFT液晶部56の画素82(列)を透過して左眼に入り、バックライト光80bは、TFT液晶部57の画素83(列)を透過して右眼に入る。従って、視差を有する画像が左眼及び右眼に入ることになる。TFT液晶部56の画素列82を左眼用映像信号とし、画素列83を右眼用映像信号として液晶駆動部60は、駆動する。このように、左眼用回転検出スイッチ44の動作状態がオフの場合、即ち、両眼の撮像部31,32の光軸方向が同一の場合に液晶スイッチ59を偏光がある状態に制御することで、3D表示することができる。
【0043】
また、本装置の液晶(LCD)表示部34は、図4,5に示したように、電気的に2D、3D表示切換え可能な背面バリア方式について説明したが前面バリア方式或いはその他の電気的2D、3D表示切換えであってもよい。
【0044】
図6は、表示画面のOSD表示のキャラクタイメージ図である。図6(a)は、キャラクタ(文字および絵文字)を右眼用とした場合を示す図である。図6(b)は、キャラクタ(文字および絵文字)を左眼用とした場合を示す図である。図6(b)に示す左眼用のキャラクタは、図6(a)に対して、t時間差があることを示している。このことは、図1の3D撮像装置のブロック図において、右眼用OSD53aのキャラクタ格納ROMと左眼用のOSD53bのキャラクタ格納ROMにキャラクタを書き込む際に、予めt時間分だけアドレスをずらして書き込むことで可能である。また、キャラクタに影をつけることで映像の3Dとは異なる効果が期待できる。このようにして、キャラクタに対して視差画像を生成することができ、3D表示することが可能である。また、キャラクタに影をつけておくことで映像の3Dとは異なる効果が期待できる。
【0045】
次に、図7は本発明の他の実施形態に係る撮像装置のブロック図である。
図7の撮像装置のブロック図に示すように、CPU61の制御により所望のキャラクタ信号をメモリ62に書き込み、該キャラクタの読み出し時に、どちらか(右眼用または左眼用のキャラクタ信号)一方にt時間遅延させる遅延要素63を通過させて映像信号と合成させるようにしてもよい。上述したように、キャラクタに対しても視差画像を生成することができ、3D表示することが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る撮像装置によれば、3D撮像するための3Dアダプタや3D表示を見るための偏光メガネ等を携帯することなく3D撮像および3Dモニタ表示が可能となり、業務用だけでなく民生用として、非常に使い勝手のよい3D撮像装置としての効果が大きい。また、上述したように、左眼用及び右眼用撮像部を平設した構成としているので、従来の2D撮像機能が備えているズーム等全ての機能が使用でき、これまでにない3D撮像装置が供給できるようになる。また、本発明は、撮像部の一方が少なくとも180度相対回転可能となっているので、対面撮像も可能である。さらに、対面撮像時(2D撮像)は、モニタ表示も自動的に2D表示となるので、使用者にとって操作性のよい撮像装置が提供できる。2つの撮像部の全体が回転可能な構造となっているので、ユーザが場所を移動することなく3D表示を見ながら3Dパノラマ動画撮影も可能となる。また、3D撮像時には、撮像ガイド表示或いは警告表示等の文字および絵文字(キャラクタ)も3D表示とできるので、従来の撮像装置にない新たな機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る撮像装置の正面の外観図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る撮像装置の背面の外観図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る撮像装置のブロック図である。
【図4】2D表示時における液晶の断面図である。
【図5】3D表示時における液晶の断面図である。
【図6】(a)は、キャラクタ(文字および絵文字)を右眼用とした場合を示す図であり、(b)は、キャラクタ(文字および絵文字)を左眼用とした場合を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る撮像装置のブロック図である。
【符号の説明】
10 撮像装置
30 撮像部
31 右眼用撮像部
32 左眼用撮像部
33 画像処理部
34 表示部
35 撮像回転機構部
36 回転機構部
37 表示画面
40a,40b 光学レンズ群
41a,41b 固体撮像素子
42a,42b カメラ画像信号処理部
43a,43b 制御回路部
44 左眼用回転検出スイッチ
45 撮像部回転検出スイッチ
50a,50b 画像信号処理部
51 記録媒体
52 信号制御部
53a,53b キャラクタ発生部
54a,54b 画像合成部
56 TFT液晶部
57 微細加工位相差板
58 液晶スイッチ
59 駆動回路
60 TFT液晶駆動回路
61 CPU
62 メモリ
63 遅延要素
70 偏光板
71 背面偏光板
80a,80b バックライト光
81a,81b バックライト光

Claims (7)

  1. 被写体を撮像するためのレンズ系と前記被写体の入射光を電気信号に変換する固体撮像素子からなり、略眼幅だけ離隔して配設された2つの撮像部と、
    前記2つの撮像部のうち、一方の前記撮像部を、少なくとも180度回転させる回転機構部と、
    前記2つの撮像部から生成される2つの画像データを画像処理する画像処理部と、を備え、
    前記回転機構部によって、前記2つの撮像部の光軸方向を同一方向にして撮像した場合、前記撮像部による2つの画像より3D表示を可能とし、前記2つの撮像部の光軸方向をずらして撮像した場合、前記撮像部による2つの画像のどちらかを選択して2D表示を可能とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  2. 前記画像処理部は、操作および警告する際に表示する文字を発生する2つのGUI信号発生部と、前記2つの画像と前記GUI信号発生部により発生する文字データを合成する2つの画像合成部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記GUI信号発生部は、操作および警告するための前記表示する文字を記憶するメモリを備え、前記メモリから水平方向に時間差を有して文字を読み出し、相対的に位置ずらして前記文字を3D表示することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記2つのGUI信号発生部は、操作および警告をする際の表示する前記文字を3D表示する場合において、影付き文字および影付き絵文字を選択することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記画像合成部は、前記相対的に位置ずらして読み出した文字をそれぞれ前記処理画像信号と合成し、前記文字を含めた合成画像を生成することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記2つの撮像部が前記3D表示する状態である場合、どちらか一方の前記撮像部の画像情報に基づいて前記2つの撮像部のレンズ系を調整し、前記2つの撮像部が前記2D表示する状態である場合、夫々の前記画像情報に基づき、前記2つの撮像部のレンズ系を独立に調整をする制御回路を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記2つの撮像部を支持し、前記略眼幅の1/2の位置を回転中心として、前記配設した平面に対して水平方向に所定の角度範囲内で全体を回転させる撮像回転機構部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
JP2003178366A 2003-06-23 2003-06-23 撮像装置 Pending JP2005020079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003178366A JP2005020079A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003178366A JP2005020079A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005020079A true JP2005020079A (ja) 2005-01-20

Family

ID=34180017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003178366A Pending JP2005020079A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005020079A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048181A (ja) * 2007-07-25 2009-03-05 Fujifilm Corp 立体画像撮像装置
JP2010056737A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Fujifilm Corp 3次元表示装置および方法並びにプログラム
JP2010213124A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像撮影・表示方法、画像撮影・表示装置、プログラムおよび記録媒体
JP2013020100A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Canon Inc 撮像装置
CN109068026A (zh) * 2018-06-29 2018-12-21 河南聚合科技有限公司 一种仿生鸽形全天候侦察云平台

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048181A (ja) * 2007-07-25 2009-03-05 Fujifilm Corp 立体画像撮像装置
JP2010056737A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Fujifilm Corp 3次元表示装置および方法並びにプログラム
JP2010213124A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像撮影・表示方法、画像撮影・表示装置、プログラムおよび記録媒体
JP2013020100A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Canon Inc 撮像装置
CN109068026A (zh) * 2018-06-29 2018-12-21 河南聚合科技有限公司 一种仿生鸽形全天候侦察云平台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9948923B2 (en) Stereoscopic video imaging display system and a stereo slide or stereo slide print
US6507358B1 (en) Multi-lens image pickup apparatus
US6278480B1 (en) Compound eye camera system
FI125261B (fi) Digitaalinen stereokamera/digitaalinen stereovideokamera, 3-ulotteinen näyttö, 3-ulotteinen projektori ja tulostin sekä stereokatselulaite
US6507359B1 (en) Image display system
JP2006033228A (ja) 画像撮像装置
JP3595634B2 (ja) 複眼カメラ及び画像処理方法
JPH09168171A (ja) 表示装置及びその表示システム
US6674462B1 (en) Videoscope and its display unit
JPH10224820A (ja) 複眼カメラ装置
JPH09215012A (ja) 立体映像撮影装置及び該装置を用いる立体映像撮影記録再生装置
JP2000036968A (ja) 複眼撮像装置及び複眼撮像方法
EP2566166B1 (en) Three-dimensional imaging device
JP2004297540A (ja) 立体映像記録再生装置
JP3676916B2 (ja) 立体撮像装置および立体表示装置
JP2005020079A (ja) 撮像装置
KR20110105830A (ko) 단일 센서 병렬식 입체영상 촬영방법
JP2000258697A (ja) 立体内視鏡システム
WO2004071101A1 (ja) 立体映像記録再生装置
JP4759789B2 (ja) 画像処理システム
JPH10224821A (ja) 複眼カメラおよびその複眼カメラを用いた映像表示システム
JP2002209232A (ja) 複眼カメラ
JP2005277606A (ja) 撮影装置
JPH07298308A (ja) 複眼撮像装置
JPH09182113A (ja) 3次元立体映像信号変換装置及び該装置を用いるビデオカメラ装置