JP2005020051A - 携帯端末機種対応処理システム - Google Patents
携帯端末機種対応処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005020051A JP2005020051A JP2003177927A JP2003177927A JP2005020051A JP 2005020051 A JP2005020051 A JP 2005020051A JP 2003177927 A JP2003177927 A JP 2003177927A JP 2003177927 A JP2003177927 A JP 2003177927A JP 2005020051 A JP2005020051 A JP 2005020051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- model
- mobile phone
- model information
- information
- portable terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims abstract description 65
- 230000006854 communication Effects 0.000 claims description 24
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 18
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims 1
- 230000001413 cellular effect Effects 0.000 abstract description 4
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 19
- 239000012536 storage buffer Substances 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 1
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 1
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000003936 working memory Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Telephone Function (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
【課題】携帯端末の機種に応じた処理を迅速に実行し得る携帯端末機種対応処理システムを提供する。
【解決手段】本発明の携帯端末機種対応処理システムは、携帯端末の機種によって異なる処理も行う機種対応処理装置と、この機種対応処理装置の近隣に位置したときにこの機種対応処理装置と連携する携帯端末とを有する。携帯電話は、自己の機種情報を直接又は間接的に提供する機種情報提供手段を有する。機種対応処理装置は、機種情報提供手段の情報を処理して、近隣に存在する携帯端末の機種情報を取得する機種情報取得手段と、取得された機種情報に応じた処理を実行する機種対応処理実行手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の携帯端末機種対応処理システムは、携帯端末の機種によって異なる処理も行う機種対応処理装置と、この機種対応処理装置の近隣に位置したときにこの機種対応処理装置と連携する携帯端末とを有する。携帯電話は、自己の機種情報を直接又は間接的に提供する機種情報提供手段を有する。機種対応処理装置は、機種情報提供手段の情報を処理して、近隣に存在する携帯端末の機種情報を取得する機種情報取得手段と、取得された機種情報に応じた処理を実行する機種対応処理実行手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯端末機種対応処理システムに関し、例えば、金融機関におけるATMシステムに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話などの携帯端末を操作指示装置として動作する固定の処理装置も多く出現していている。
【0003】
このような携帯端末を有するユーザへ、固定処理装置は、予め用意している操作ガイダンスや説明文などのガイダンスメッセージを適宜提供する。
【0004】
固定処理装置が複数の機器でなる場合に、その機器に応じたガイダンスメッセージを、ユーザの簡易な操作で提供し得るシステムは、特許文献1のように、既に提供されている。
【0005】
【特許文献1】特開2001−236155号公報
一方、携帯通信回線を提供している携帯電話サービス会社毎に区別して携帯端末にガイダンスメッセージなどを提供することは既になされているが、携帯端末の機種種別に応じて、ガイダンスメッセージを選択して提供するシステムは現存していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯端末の機種種別をも区別して、ガイダンスメッセージなどを選択する必要性は今までは生じていなかったが、今後、このような必要性がでてきた。
【0007】
例えば、近年、金融機関などに設置されているATM装置と携帯端末とで近距離無線通信を利用して情報の授受を行い、ユーザの認証に利用したり、ユーザの入力操作数を減少させたりなどすることが検討されている。この場合において、ブルーツース(登録商標)では、あるATM装置の近傍にある複数の携帯端末とが同時に応答したり、ある携帯端末の近傍の複数のATM装置に同時に応答したりする混信の可能性が残るので、指向性が狭い赤外線通信が、このような近距離無線通信に利用される。
【0008】
現状市販されている赤外線通信用ポート(以下、適宜、赤外線ポートと略称する)を有する携帯電話は、携帯電話サービス会社が同一であっても、機種によって、携帯電話の背面や側面など、赤外線ポートの位置がまちまちであり、しかも、デザイン性を優先するため赤外線ポートを目立たせなくするようなデザイン設計されており、一目見ただけではどこに赤外線入出力ポートが位置しているかがわからなくなっている。
【0009】
携帯電話の赤外線ポートとATM装置の赤外線ポートとは、赤外線の性質上、互いに対向させておく必要があるが、ユーザが自己が所有する携帯電話の赤外線ポートの位置を知らないことも多い。そのため、一連の処理の早い段階でATM装置が、ユーザの携帯電話の機種を認識してその赤外線ポートの位置を通知することが好ましい。
【0010】
ATM装置が、ユーザの携帯電話の機種を認識する方法としては、機種名の入力画面をユーザに提示して入力させる方法が考えられる。
【0011】
しかしながら、ユーザが自己の携帯電話の機種も知らないことが多い。ユーザが機種名を確認しようとすると、無駄な時間がかかり、次々とユーザが到来する金融機関では大きな問題となる。
【0012】
今後、携帯電話と赤外線通信によって情報を授受する装置が多数出現するであろうが、上記と同様な課題が生じると考えられる。
【0013】
そのため、携帯端末の機種に応じた処理を迅速に実行し得る携帯端末機種対応処理システムが望まれている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明は、携帯端末の機種によって異なる処理も行う機種対応処理装置と、この機種対応処理装置の近隣に位置したときにこの機種対応処理装置と連携する携帯端末とを有する携帯端末機種対応処理システムであって、上記携帯電話が、自己の機種情報を直接又は間接的に提供する機種情報提供手段を有し、上記機種対応処理装置が、上記機種情報提供手段の情報を処理して、近隣に存在する上記携帯端末の機種情報を取得する機種情報取得手段と、取得された機種情報に応じた処理を実行する機種対応処理実行手段とを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態
以下、本発明による携帯端末機種対応処理システムを、ATMシステムに適用した第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
【0016】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のATMシステム1の機能的構成を示すブロック図である。
【0017】
第1の実施形態のATMシステム1は、携帯電話100及びATM装置200とでなる。
【0018】
携帯電話100は、赤外線通信用ポート101及び非接触型IDタグ102を有する。
【0019】
ATM装置200は、表示部201、制御部202、赤外線ポート位置確認用画面記憶部203、非接触型IDタグ取得部204、携帯電話機種情報記憶部205及び赤外線通信用ポート206を有する。
【0020】
携帯電話100の赤外線通信用ポート101は、対向するATM装置200の赤外線通信用ポート206と赤外線通信を実行するポートであり、赤外線発光素子や赤外線受光素子などを有するものである。
【0021】
非接触型IDタグ102は、当該携帯電話100の機種情報を記憶しているものである。非接触型IDタグ102は、読み取り専用のものであっても良く、また、書換可能なものであっても良く、電池内蔵型か否かは問わない。非接触型IDタグ102は、出荷当初より、当該携帯電話100に設けられている(例えば貼付による)ものであっても良く、金融機関などによって配布されたものを貼付したものであっても良い。
【0022】
ATM装置200の表示部201は、例えば、タッチパネル部におけるディスプレイが該当し、制御部202の制御下で、ガイダンスメッセージや処理状況などの画面情報を表示するものである。
【0023】
制御部202は、例えば、中央処理プロセッサなどが該当し、当該ATM装置200全体の制御を実行するものである。ここでは、携帯電話100の機種に応じて定まる特有な処理(ヘルプ画面の表示)の制御も実行する。
【0024】
赤外線ポート位置確認用画面記憶部203は、例えば、EEROMなどの半導体メモリやHDD装置などの大容量記憶装置が該当し、携帯電話100の機種情報に対応付けて、その機種の携帯電話の赤外線ポートの位置をユーザに認識させるための画面(以下、適宜、ヘルプ画面とよぶ)211〜213を記憶しているものである。赤外線ポート位置確認用画面記憶部203は、新しい機種の携帯電話の出現などを考慮し、追加、削除などの変更が可能な記憶部であることが好ましい。
【0025】
非接触型IDタグ取得部204は、例えば、問い合わせ電波を放出して応答電波を捕捉するいわゆるIDタグリーダーが該当し、非接触型IDタグ102が保持している携帯電話100の機種情報を取得するものである。
【0026】
携帯電話機種情報記憶部205は、例えば、当該ATM装置200のワーキングメモリとしてのRAMが該当し、非接触型IDタグ取得部204が取得した携帯電話100の機種情報を記憶するものである。
【0027】
赤外線通信用ポート206は、対向する携帯電話100の赤外線通信用ポート101と赤外線通信を実行するポートであり、赤外線発光素子や赤外線受光素子などを有するものである。
【0028】
(A−2)第1の実施形態の動作
第1の実施形態のATMシステム1においては、携帯電話100の機種情報を記憶した非接触型IDタグ102とATM装置200とを連携させることにより、ユーザが操作しなくても、携帯電話の機種情報をATM装置200が識別して、その機種の携帯電話100の赤外線ポート位置を教えるヘルプ画面をATM装置200が表示する。
【0029】
以下、第1の実施形態のATMシステム1の動作を、図2のシーケンス図も参照しながら説明する。
【0030】
ATM装置200は、例えば、待機時において取引種類を入力するための待機画面を表示しており、いずれかの取引種類が指示されると、その取引種類の初期画面(図示せず)を表示部201に表示する。取引種類によっては(例えば出金)、その初期画面で、認証に、携帯電話100との利用に赤外線通信を利用するか否かを選択させる選択肢を設けておき、赤外線通信を利用する選択肢が選択されると(150)、携帯電話100の赤外線ポートの位置を知ってるユーザは、赤外線ポートを当該ATM装置200に向けることを促すと共に、赤外線ポートの位置を知らないユーザは、携帯電話100を当該ATM装置200の所定部位に近付けることを促すことを記述した画面(図示せず)を表示部201に表示する。
【0031】
これにより、ユーザは、自己が所持する携帯電話100の赤外線ポートの位置を知っているか否かを判別し(151)、知らない場合には、携帯電話100を当該ATM装置200の所定部位に近付ける(152)。
【0032】
このとき、ATM装置200の非接触型IDタグ取得部204は、携帯電話100の非接触型IDタグ102が保持している携帯電話100の機種情報を取得して、携帯電話機種情報記憶部205に記憶させる(153、154)。
【0033】
携帯電話機種情報記憶部205は携帯電話100の機種情報を記憶すると、制御部202にその旨を通知し、制御部202は、その機種情報をキーとして、赤外線ポート位置確認用画面記憶部203をアクセスして、その機種に係るヘルプ画面211、212又は213を取り出し、表示部201によってそのヘルプ画面を表示させる(155、156)。
【0034】
例えば、携帯電話機種情報記憶部205に記憶された携帯電話100の機種情報が、「A機種」であれば、制御部202は、A機種用ヘルプ画面211を取り出して表示部201に表示させる。
【0035】
これにより、ユーザは、赤外線ポート位置を認識し、携帯電話100の赤外線ポートを当該ATM装置200に向け、携帯電話100及びATM装置200間で認証のための赤外線通信が実行される(157、158)。
【0036】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、ユーザが所持する携帯電話100の機種名(機種情報)を覚えていなくても、赤外線ポートの位置に対する機種ごとのヘルプ画面を表示でき、その後の赤外線通信処理に速やかに移行することができる。
【0037】
(B)第2の実施形態
次に、本発明による携帯端末機種対応処理システムを、ATMシステムに適用した第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0038】
上述した第1の実施形態では、ATM装置が、携帯電話の非接触型IDタグからの情報により、携帯電話の機種情報を得るものを示したが、この第2の実施形態は、ATM装置が、携帯電話のバーコード表示部の表示情報により、携帯電話の機種情報を得るものである。
【0039】
以下、第1の実施形態との相違点を中心に、第2の実施形態のATMシステム2を説明する。
【0040】
第2の実施形態の場合、携帯電話300は、非接触型IDタグに代えて、バーコード表示部302を有する。
【0041】
バーコード表示部302は、携帯電話300の機種情報をバーコードで表記したものを表示するものである。ここで、バーコードは、一般的なバーコードに限定されず、2次元バーコードなどであっても良い。バーコード表示部302は、例えば、携帯電話300のディスプレイにバーコードを表示させたものであっても良く、また、バーコードを表記したシールを携帯電話300に貼付したものであっても良い。後者の場合、金融機関などがユーザにバーコードシールを配布することができる。また、前者の場合、携帯電話300の待ち受け画面データとして、金融機関などのWebサイトから、ダウンロードさせるようにしても良い。
【0042】
第2の実施形態の場合、ATM装置400は、第1の実施形態の非接触型IDタグ取得部に代え、画像入力部404及びバーコード判別部405を有する。
【0043】
画像入力部404は、例えば、CCDカメラが該当し、バーコード表示部302に表示されているバーコードを含む画像を得るものである。
【0044】
バーコード判別部405は、例えば、画像処理CPUや画像メモリなどが該当し、画像入力部404が得た画像から、バーコード領域を切出し、そのバーコード領域に対するバーコードの認識処理を行って、表示されたいたバーコードをテキストデータ列などでなる携帯電話の機種情報に変換して、携帯電話機種情報記憶部406に与えるものである。
【0045】
なお、画像入力部404及びバーコード判別部405の部分は、いわゆるバーコードリーダーであっても良い。バーコードリーダーとしても、画像処理を利用したものだけでなく、読み取りペンをなぞる形式のものであっても良い。
【0046】
上述した以外の構成要素は、第1の実施形態と同様な機能を担っているものである。
【0047】
以上から明らかなように、第2の実施形態は、ATM装置400が、携帯電話300の機種情報を取得する処理が異なっており、その他の処理は、第1の実施形態と同様である。
【0048】
ATM装置400のユーザは、ATM装置400の所定の表示画像に応じ、携帯電話300のバーコード表示部302を、画像入力部404に向ける。これにより、画像入力部404によって、表示されたバーコードを含む画像データが得られる。バーコード判別部405は、その画像データに対して画像処理を行い、表示されたバーコードが表していた、携帯電話300の機種情報を得て、携帯電話機種情報記憶部406に記憶させる。
【0049】
これ以降の処理は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0050】
第2の実施形態によっても、ユーザが所持する携帯電話300の機種名(機種情報)を覚えていなくても、赤外線ポートの位置に対する機種ごとのヘルプ画面を表示でき、その後の赤外線通信処理に速やかに移行することができる。
【0051】
また、第2の実施形態の場合、バーコードシールを貼付したり、又は、ディスプレイにバーコードを表示すれば良いので、機種を識別させる機能を有する携帯電話を小型化や低価格化することが期待できる。
【0052】
(C)第3の実施形態
次に、本発明による携帯端末機種対応処理システムを、ATMシステムに適用した第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0053】
上述した第1の実施形態では、ATM装置が、携帯電話の非接触型IDタグからの情報により携帯電話の機種情報を得るものを示し、上述した第2の実施形態では、ATM装置が、携帯電話のバーコード表示部の表示情報により、携帯電話の機種情報を得るものを示したが、この第3の実施形態は、携帯電話側に、機種情報を取得させるための専用の構成要素を設けることなく、ATM装置が、携帯電話の機種情報を得ることができるようにしたものである。
【0054】
以下、第1の実施形態との相違点を中心に、第3の実施形態のATMシステム3を説明する。
【0055】
第3の実施形態の場合、携帯電話500は、非接触型IDタグなどの、機種情報を取得させるための専用の構成要素が一切設けられていない。
【0056】
一方、ATM装置600は、第1の実施形態の非接触型IDタグ取得部に代え、画像入力部604、携帯電話機種情報判別部605及び携帯電話機種判別用記憶部607を有する。
【0057】
画像入力部604は、例えば、CCDカメラが該当し、携帯電話500の全体を含む画像(画像データ)を得るものである。
【0058】
携帯電話機種情報判別部605は、例えば、画像認識用ICが該当し、画像入力部604が得た画像と、携帯電話機種判別用記憶部607に記憶された機種別の参照画像(参照画像データ)との照合などを行う画像認識処理により、携帯電話500の機種情報を得て、携帯電話機種情報記憶部606に記憶させるものである。
【0059】
携帯電話機種判別用記憶部607は、例えば、EEROMなどの半導体メモリやHDD装置などの大容量記憶装置が該当し、携帯電話の機種情報に対応付けて、機種別の参照画像(参照画像データ)を記憶しているものである。機種別の参照画像は、例えば、携帯電話の正面撮像画像のデータそのものであっても良く、それを処理し、ディスプレイの中心位置と各キーの中心位置との相対的な距離関係などの特徴量に置き直したものであっても良い。後者の場合、携帯電話機種情報判別部605も、画像入力部604が得た画像に対して特徴量への変換を行って照合することになる。また、参照画像(参照画像データ)は、携帯電話の輪郭データであっても良い。この場合、携帯電話機種情報判別部605も、画像入力部604が得た画像から輪郭データを得た後に照合することになる。
【0060】
上述した以外の構成要素は、第1の実施形態と同様な機能を担っているものである。
【0061】
以上から明らかなように、第3の実施形態は、ATM装置600が、携帯電話500の機種情報を取得する処理が異なっており、その他の処理は、第1の実施形態と同様である。
【0062】
ATM装置600のユーザは、ATM装置600の所定の表示画像に応じ、携帯電話500の正面側を、画像入力部604に向ける。これにより、画像入力部604によって、携帯電話500の全体を含む画像データが得られる。携帯電話機種情報判別部605は、その画像データと、携帯電話機種判別用記憶部607に記憶されている参照用画像データとのマッチングにより、携帯電話500の機種情報を得て、携帯電話機種情報記憶部606に記憶させる。
【0063】
これ以降の処理は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0064】
第3の実施形態によっても、ユーザが所持する携帯電話500の機種名(機種情報)を覚えていなくても、赤外線ポートの位置に対する機種ごとのヘルプ画面を表示でき、その後の赤外線通信処理に速やかに移行することができる。
【0065】
また、第3の実施形態の場合、携帯電話には、機種を識別させるための構成を不要とすることができる。
【0066】
(D)第4の実施形態
次に、本発明による携帯端末機種対応処理システムを、ATMシステムに適用した第4の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0067】
第1の実施形態は、1台のATM装置がそれぞれ、独立してヘルプ画面の情報を記録していたものであるが、この第4の実施形態は、複数のATM装置が、ヘルプ画面の情報を共用できるようにしたものである。
【0068】
(D−1)第4の実施形態の構成
図5は、第4の実施形態のATMシステム5の機能的構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には、同一符号を付して示している。
【0069】
第4の実施形態のATMシステム5は、携帯電話100及びATM装置200に加え、サーバ装置700を有する。
【0070】
サーバ装置700は、ネットワーク800を介して複数(図5では1個のみ示している)のATM装置200に接続しているものである。サーバ装置700は、例えば、金融機関などの支店内の複数のATM装置200の取引を統合管理する支店内に設けられているサーバが該当し、支店内ネットワークであるネットワーク800を介してATM装置200に接続する。なお、サーバ装置700は、金融機関のデータ処理センタに設けられている、支店を超えて取引を統合管理するコンピュータなどであっても良い。
【0071】
第4の実施形態の場合、このサーバ装置700に、携帯電話の機種別のヘルプ画面を記憶している赤外線ポート位置確認用画面記憶部701が設けられている。
【0072】
第4の実施形態において、携帯電話100の構成は、第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
【0073】
ATM装置200の構成は、第1の実施形態とほぼ同様である。但し、赤外線ポート位置確認用画面記憶部203に代え、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aが設けられている点が、第1の実施形態と異なっている。赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aは、ヘルプ画面を固定的に記憶するものではなく、制御部202が、サーバ装置700から取り出した、機種情報を伴うヘルプ画面を格納するものである。また、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aは、そのヘルプ画面を表示部201で表示させた最新の時刻情報も記憶するものである。
【0074】
(D−2)第4の実施形態の動作
第4の実施形態においても、ATM装置200の携帯電話機種情報記憶部205に、その時点のユーザの携帯電話100の機種情報を記憶させるまでの動作は、第1の実施形態と同様である。
【0075】
そこで、以下では、その後に実行される制御部202の動作を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
【0076】
制御部202は、携帯電話機種情報記憶部205から、携帯電話100の機種情報を記憶したことが通知されると、図6に示す処理を開始し、まず、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aにその機種情報に係るヘルプ画面が記憶されているかを確認する(750)。
【0077】
そして、記憶されていれば、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aからその機種情報に係るヘルプ画面を取り出して表示部203によって表示させ(751)、また、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aにおけるそのヘルプ画面の最新表示時刻を現時刻に更新させる(752)。
【0078】
一方、携帯電話機種情報記憶部205から通知された機種情報に係るヘルプ画面が赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aに記憶されていないと、サーバ装置700に機種情報を与えて、その機種情報に係るヘルプ画面を要求する(753)。このとき、サーバ装置700は、与えられた機種情報に係るヘルプ画面を取り出してATM装置200に返信する。
【0079】
制御部202は、サーバ装置700が返信したヘルプ画面を受信すると、そのヘルプ画面を機種情報と共に赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aに記憶し(754)、また、そのヘルプ画面を表示部203によって表示させ(755)、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203のそのヘルプ画面の最新表示時刻として現時刻を設定する(756)。
【0080】
続いて、制御部202は、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aに記憶されている各ヘルプ画面に係る最新表示時刻に基づいて、所定時間以上、表示されていないヘルプ画面が記憶されているか否かを判別し(757)、そのようなヘルプ画面があれば、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203からその情報(機種情報などを含む)を消去し(758)、ヘルプ画面の表示に係る一連の処理を終了する。
【0081】
(D−3)第4の実施形態の効果
上記第4の実施形態によっても、ユーザが所持する携帯電話500の機種名(機種情報)を覚えていなくても、赤外線ポートの位置に対する機種ごとのヘルプ画面を表示でき、その後の赤外線通信処理に速やかに移行することができる。
【0082】
また、第4の実施形態によれば、携帯電話の新機種が生じた場合において、サーバ装置にのみ、そのヘルプ画面を書き込めば、全てのATM装置でそのヘルプ画面を利用でき、新機種の携帯電話への対応が容易である。
【0083】
さらに、第4の実施形態によれば、ATM装置は、利用された携帯電話だけのヘルプ画面をバッファリングするので、ヘルプ表示機能に係る記憶容量を抑えることができる。
【0084】
(E)他の実施形態
上記各実施形態では、ATM装置と通信する装置が携帯電話の場合を説明したが、PDAやタブレットPCなどの他の携帯端末であっても良い。
【0085】
また、上記各実施形態では、ATMシステムに本発明を適用した場合を示したが、他のシステムに本発明を適用することができる。例えば、携帯端末との通信を利用したチケットの発券機システムに本発明を適用できる。すなわち、携帯端末との通信を行う、機種対応の処理を行う装置は、ATM装置に限定されず、しかも、その装置は固定設置のものに限定されない。
【0086】
さらに、上記実施形態では、携帯電話の機種の違いによる処理が赤外線ポートの位置を通知するヘルプ画面の表示処理であったが、これに代え、これに加え、機種に応じて他の処理を行うようにしても良い。例えば、機種によって、赤外線通信する情報の種類を変更するようにしても良い。また例えば、機種に応じて他のガイダンス情報(留守番電話の設定機能)を表示するものであっても良い。
【0087】
さらにまた、上記各実施形態では、機種毎に、ヘルプ画面を記憶しておくものを示したが、赤外線ポートの位置毎(例えば、正面上部、背面下部、側面中央部など)のヘルプ画面を用意しておき、各ヘルプ画面に、適用する機種情報のグループを対応させて記憶しておくものであっても良い。この場合も、見方を代えれば、機種毎のヘルプ画面を記憶していることになる。
【0088】
上記各実施形態では、機種情報だけをATM装置が得るものを示したが、これに加え、他の情報をも得て、その情報をも参照してヘルプ画面の表示等を行うようにしても良い。例えば、非接触型IDタグなどに、機種情報以外の情報を記憶しておけばこのようなことを行うことができる。
【0089】
第1の実施形態では、携帯電話における機種情報の記憶手段が非接触型IDタグであるものを示したが、磁気ストライプなど、ATM装置が携帯電話の機種情報を取得できるものであっても良い。
【0090】
第2の実施形態では、携帯電話に設けられているバーコードをATM装置が読み取ることで携帯電話の機種情報を得るものを示したが、機種情報を表す文字列を画像認識処理により認識するものであっても良い。
【0091】
第3の実施形態では、携帯電話の全体画像を処理して機種情報を得るものを示したが、一部画像を処理して機種情報を得るものであっても良い。例えば、キー配置等に基づいて、機種情報を得るものであっても良い。
【0092】
第4の実施形態では、ATM装置に機種対応の一部のヘルプ画面をバッファリングしておくものを示したが、機種情報を取得する毎に、サーバからヘルプ画面を取得するものであっても良い。
【0093】
また、第4の実施形態に関し、ATM装置に格納しておく機種対応のヘルプ画面数を常に所定数(例えば20機種)にするようにしても良い。例えば、サーバから新たなヘルプ画面を取得したとき、最新の表示時刻が最も古いヘルプ画面をATM装置から削除して、ヘルプ画面数を所定数とする。
【0094】
なお、第4の実施形態に関し、ATM装置に格納している機種対応のヘルプ画面の自動削除機能をなくすようにしても良い。
【0095】
さらに、第4の実施形態では、ATM装置にヘルプ画面を供給するものが1段構成のサーバであるものを示したが、多段構成であっても良い。例えば、ATM装置はヘルプ画面を記憶していない機種情報を取得したときに、支店内のサーバにヘルプ画面を要求し、その支店内サーバは、自己にもそのヘルプ画面を記憶していない場合に、金融機関全体の統括サーバにヘルプ画面を要求し、得られたヘルプ画面を支店内サーバが自己に記憶すると共にATM装置に返信するようにしても良い。
【0096】
上記第4の実施形態は、第1の実施形態をベースとし、それに、外部のサーバ装置からヘルプ画面を得るという技術的特徴を加えたものであったが、外部のサーバ装置からヘルプ画面を得るという第4の実施形態の技術的特徴を、第2の実施形態や第3の実施形態に追加するようにしても良い。第3の実施形態に追加する場合には、機種名をATM装置がえっらえないので、撮像画像の情報又はそれを特徴化した情報を外部のサーバに与えてヘルプ画面を得ることになる。
【0097】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、携帯端末の機種に応じた処理を迅速に実行し得る携帯端末機種対応処理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のATMシステムの機能的構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のATMシステムの動作を示すシーケンス図である。
【図3】第2の実施形態のATMシステムの機能的構成を示すブロック図である。
【図4】第3の実施形態のATMシステムの機能的構成を示すブロック図である。
【図5】第4の実施形態のATMシステムの機能的構成を示すブロック図である。
【図6】第4の実施形態の制御部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2、3…ATMシステム、100、300、500…携帯電話、101、206、301、407、501、608…赤外線通信用ポート、102…非接触型IDタグ、200、400、600…ATM装置、201、401、601…表示部、202、402、602…制御部、203、403、603、701…赤外線ポート位置確認用画面記憶部、203A…赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部、204…非接触型IDタグ取得部、205、406、606…携帯電話機種情報記憶部、302…バーコード表示部、404、604…画像入力部、405…バーコード判別部、605…携帯電話機種情報判別部、607…携帯電話機種判別用記憶部、700…サーバ装置、800…ネットワーク。
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯端末機種対応処理システムに関し、例えば、金融機関におけるATMシステムに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話などの携帯端末を操作指示装置として動作する固定の処理装置も多く出現していている。
【0003】
このような携帯端末を有するユーザへ、固定処理装置は、予め用意している操作ガイダンスや説明文などのガイダンスメッセージを適宜提供する。
【0004】
固定処理装置が複数の機器でなる場合に、その機器に応じたガイダンスメッセージを、ユーザの簡易な操作で提供し得るシステムは、特許文献1のように、既に提供されている。
【0005】
【特許文献1】特開2001−236155号公報
一方、携帯通信回線を提供している携帯電話サービス会社毎に区別して携帯端末にガイダンスメッセージなどを提供することは既になされているが、携帯端末の機種種別に応じて、ガイダンスメッセージを選択して提供するシステムは現存していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯端末の機種種別をも区別して、ガイダンスメッセージなどを選択する必要性は今までは生じていなかったが、今後、このような必要性がでてきた。
【0007】
例えば、近年、金融機関などに設置されているATM装置と携帯端末とで近距離無線通信を利用して情報の授受を行い、ユーザの認証に利用したり、ユーザの入力操作数を減少させたりなどすることが検討されている。この場合において、ブルーツース(登録商標)では、あるATM装置の近傍にある複数の携帯端末とが同時に応答したり、ある携帯端末の近傍の複数のATM装置に同時に応答したりする混信の可能性が残るので、指向性が狭い赤外線通信が、このような近距離無線通信に利用される。
【0008】
現状市販されている赤外線通信用ポート(以下、適宜、赤外線ポートと略称する)を有する携帯電話は、携帯電話サービス会社が同一であっても、機種によって、携帯電話の背面や側面など、赤外線ポートの位置がまちまちであり、しかも、デザイン性を優先するため赤外線ポートを目立たせなくするようなデザイン設計されており、一目見ただけではどこに赤外線入出力ポートが位置しているかがわからなくなっている。
【0009】
携帯電話の赤外線ポートとATM装置の赤外線ポートとは、赤外線の性質上、互いに対向させておく必要があるが、ユーザが自己が所有する携帯電話の赤外線ポートの位置を知らないことも多い。そのため、一連の処理の早い段階でATM装置が、ユーザの携帯電話の機種を認識してその赤外線ポートの位置を通知することが好ましい。
【0010】
ATM装置が、ユーザの携帯電話の機種を認識する方法としては、機種名の入力画面をユーザに提示して入力させる方法が考えられる。
【0011】
しかしながら、ユーザが自己の携帯電話の機種も知らないことが多い。ユーザが機種名を確認しようとすると、無駄な時間がかかり、次々とユーザが到来する金融機関では大きな問題となる。
【0012】
今後、携帯電話と赤外線通信によって情報を授受する装置が多数出現するであろうが、上記と同様な課題が生じると考えられる。
【0013】
そのため、携帯端末の機種に応じた処理を迅速に実行し得る携帯端末機種対応処理システムが望まれている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明は、携帯端末の機種によって異なる処理も行う機種対応処理装置と、この機種対応処理装置の近隣に位置したときにこの機種対応処理装置と連携する携帯端末とを有する携帯端末機種対応処理システムであって、上記携帯電話が、自己の機種情報を直接又は間接的に提供する機種情報提供手段を有し、上記機種対応処理装置が、上記機種情報提供手段の情報を処理して、近隣に存在する上記携帯端末の機種情報を取得する機種情報取得手段と、取得された機種情報に応じた処理を実行する機種対応処理実行手段とを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態
以下、本発明による携帯端末機種対応処理システムを、ATMシステムに適用した第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
【0016】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のATMシステム1の機能的構成を示すブロック図である。
【0017】
第1の実施形態のATMシステム1は、携帯電話100及びATM装置200とでなる。
【0018】
携帯電話100は、赤外線通信用ポート101及び非接触型IDタグ102を有する。
【0019】
ATM装置200は、表示部201、制御部202、赤外線ポート位置確認用画面記憶部203、非接触型IDタグ取得部204、携帯電話機種情報記憶部205及び赤外線通信用ポート206を有する。
【0020】
携帯電話100の赤外線通信用ポート101は、対向するATM装置200の赤外線通信用ポート206と赤外線通信を実行するポートであり、赤外線発光素子や赤外線受光素子などを有するものである。
【0021】
非接触型IDタグ102は、当該携帯電話100の機種情報を記憶しているものである。非接触型IDタグ102は、読み取り専用のものであっても良く、また、書換可能なものであっても良く、電池内蔵型か否かは問わない。非接触型IDタグ102は、出荷当初より、当該携帯電話100に設けられている(例えば貼付による)ものであっても良く、金融機関などによって配布されたものを貼付したものであっても良い。
【0022】
ATM装置200の表示部201は、例えば、タッチパネル部におけるディスプレイが該当し、制御部202の制御下で、ガイダンスメッセージや処理状況などの画面情報を表示するものである。
【0023】
制御部202は、例えば、中央処理プロセッサなどが該当し、当該ATM装置200全体の制御を実行するものである。ここでは、携帯電話100の機種に応じて定まる特有な処理(ヘルプ画面の表示)の制御も実行する。
【0024】
赤外線ポート位置確認用画面記憶部203は、例えば、EEROMなどの半導体メモリやHDD装置などの大容量記憶装置が該当し、携帯電話100の機種情報に対応付けて、その機種の携帯電話の赤外線ポートの位置をユーザに認識させるための画面(以下、適宜、ヘルプ画面とよぶ)211〜213を記憶しているものである。赤外線ポート位置確認用画面記憶部203は、新しい機種の携帯電話の出現などを考慮し、追加、削除などの変更が可能な記憶部であることが好ましい。
【0025】
非接触型IDタグ取得部204は、例えば、問い合わせ電波を放出して応答電波を捕捉するいわゆるIDタグリーダーが該当し、非接触型IDタグ102が保持している携帯電話100の機種情報を取得するものである。
【0026】
携帯電話機種情報記憶部205は、例えば、当該ATM装置200のワーキングメモリとしてのRAMが該当し、非接触型IDタグ取得部204が取得した携帯電話100の機種情報を記憶するものである。
【0027】
赤外線通信用ポート206は、対向する携帯電話100の赤外線通信用ポート101と赤外線通信を実行するポートであり、赤外線発光素子や赤外線受光素子などを有するものである。
【0028】
(A−2)第1の実施形態の動作
第1の実施形態のATMシステム1においては、携帯電話100の機種情報を記憶した非接触型IDタグ102とATM装置200とを連携させることにより、ユーザが操作しなくても、携帯電話の機種情報をATM装置200が識別して、その機種の携帯電話100の赤外線ポート位置を教えるヘルプ画面をATM装置200が表示する。
【0029】
以下、第1の実施形態のATMシステム1の動作を、図2のシーケンス図も参照しながら説明する。
【0030】
ATM装置200は、例えば、待機時において取引種類を入力するための待機画面を表示しており、いずれかの取引種類が指示されると、その取引種類の初期画面(図示せず)を表示部201に表示する。取引種類によっては(例えば出金)、その初期画面で、認証に、携帯電話100との利用に赤外線通信を利用するか否かを選択させる選択肢を設けておき、赤外線通信を利用する選択肢が選択されると(150)、携帯電話100の赤外線ポートの位置を知ってるユーザは、赤外線ポートを当該ATM装置200に向けることを促すと共に、赤外線ポートの位置を知らないユーザは、携帯電話100を当該ATM装置200の所定部位に近付けることを促すことを記述した画面(図示せず)を表示部201に表示する。
【0031】
これにより、ユーザは、自己が所持する携帯電話100の赤外線ポートの位置を知っているか否かを判別し(151)、知らない場合には、携帯電話100を当該ATM装置200の所定部位に近付ける(152)。
【0032】
このとき、ATM装置200の非接触型IDタグ取得部204は、携帯電話100の非接触型IDタグ102が保持している携帯電話100の機種情報を取得して、携帯電話機種情報記憶部205に記憶させる(153、154)。
【0033】
携帯電話機種情報記憶部205は携帯電話100の機種情報を記憶すると、制御部202にその旨を通知し、制御部202は、その機種情報をキーとして、赤外線ポート位置確認用画面記憶部203をアクセスして、その機種に係るヘルプ画面211、212又は213を取り出し、表示部201によってそのヘルプ画面を表示させる(155、156)。
【0034】
例えば、携帯電話機種情報記憶部205に記憶された携帯電話100の機種情報が、「A機種」であれば、制御部202は、A機種用ヘルプ画面211を取り出して表示部201に表示させる。
【0035】
これにより、ユーザは、赤外線ポート位置を認識し、携帯電話100の赤外線ポートを当該ATM装置200に向け、携帯電話100及びATM装置200間で認証のための赤外線通信が実行される(157、158)。
【0036】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、ユーザが所持する携帯電話100の機種名(機種情報)を覚えていなくても、赤外線ポートの位置に対する機種ごとのヘルプ画面を表示でき、その後の赤外線通信処理に速やかに移行することができる。
【0037】
(B)第2の実施形態
次に、本発明による携帯端末機種対応処理システムを、ATMシステムに適用した第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0038】
上述した第1の実施形態では、ATM装置が、携帯電話の非接触型IDタグからの情報により、携帯電話の機種情報を得るものを示したが、この第2の実施形態は、ATM装置が、携帯電話のバーコード表示部の表示情報により、携帯電話の機種情報を得るものである。
【0039】
以下、第1の実施形態との相違点を中心に、第2の実施形態のATMシステム2を説明する。
【0040】
第2の実施形態の場合、携帯電話300は、非接触型IDタグに代えて、バーコード表示部302を有する。
【0041】
バーコード表示部302は、携帯電話300の機種情報をバーコードで表記したものを表示するものである。ここで、バーコードは、一般的なバーコードに限定されず、2次元バーコードなどであっても良い。バーコード表示部302は、例えば、携帯電話300のディスプレイにバーコードを表示させたものであっても良く、また、バーコードを表記したシールを携帯電話300に貼付したものであっても良い。後者の場合、金融機関などがユーザにバーコードシールを配布することができる。また、前者の場合、携帯電話300の待ち受け画面データとして、金融機関などのWebサイトから、ダウンロードさせるようにしても良い。
【0042】
第2の実施形態の場合、ATM装置400は、第1の実施形態の非接触型IDタグ取得部に代え、画像入力部404及びバーコード判別部405を有する。
【0043】
画像入力部404は、例えば、CCDカメラが該当し、バーコード表示部302に表示されているバーコードを含む画像を得るものである。
【0044】
バーコード判別部405は、例えば、画像処理CPUや画像メモリなどが該当し、画像入力部404が得た画像から、バーコード領域を切出し、そのバーコード領域に対するバーコードの認識処理を行って、表示されたいたバーコードをテキストデータ列などでなる携帯電話の機種情報に変換して、携帯電話機種情報記憶部406に与えるものである。
【0045】
なお、画像入力部404及びバーコード判別部405の部分は、いわゆるバーコードリーダーであっても良い。バーコードリーダーとしても、画像処理を利用したものだけでなく、読み取りペンをなぞる形式のものであっても良い。
【0046】
上述した以外の構成要素は、第1の実施形態と同様な機能を担っているものである。
【0047】
以上から明らかなように、第2の実施形態は、ATM装置400が、携帯電話300の機種情報を取得する処理が異なっており、その他の処理は、第1の実施形態と同様である。
【0048】
ATM装置400のユーザは、ATM装置400の所定の表示画像に応じ、携帯電話300のバーコード表示部302を、画像入力部404に向ける。これにより、画像入力部404によって、表示されたバーコードを含む画像データが得られる。バーコード判別部405は、その画像データに対して画像処理を行い、表示されたバーコードが表していた、携帯電話300の機種情報を得て、携帯電話機種情報記憶部406に記憶させる。
【0049】
これ以降の処理は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0050】
第2の実施形態によっても、ユーザが所持する携帯電話300の機種名(機種情報)を覚えていなくても、赤外線ポートの位置に対する機種ごとのヘルプ画面を表示でき、その後の赤外線通信処理に速やかに移行することができる。
【0051】
また、第2の実施形態の場合、バーコードシールを貼付したり、又は、ディスプレイにバーコードを表示すれば良いので、機種を識別させる機能を有する携帯電話を小型化や低価格化することが期待できる。
【0052】
(C)第3の実施形態
次に、本発明による携帯端末機種対応処理システムを、ATMシステムに適用した第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0053】
上述した第1の実施形態では、ATM装置が、携帯電話の非接触型IDタグからの情報により携帯電話の機種情報を得るものを示し、上述した第2の実施形態では、ATM装置が、携帯電話のバーコード表示部の表示情報により、携帯電話の機種情報を得るものを示したが、この第3の実施形態は、携帯電話側に、機種情報を取得させるための専用の構成要素を設けることなく、ATM装置が、携帯電話の機種情報を得ることができるようにしたものである。
【0054】
以下、第1の実施形態との相違点を中心に、第3の実施形態のATMシステム3を説明する。
【0055】
第3の実施形態の場合、携帯電話500は、非接触型IDタグなどの、機種情報を取得させるための専用の構成要素が一切設けられていない。
【0056】
一方、ATM装置600は、第1の実施形態の非接触型IDタグ取得部に代え、画像入力部604、携帯電話機種情報判別部605及び携帯電話機種判別用記憶部607を有する。
【0057】
画像入力部604は、例えば、CCDカメラが該当し、携帯電話500の全体を含む画像(画像データ)を得るものである。
【0058】
携帯電話機種情報判別部605は、例えば、画像認識用ICが該当し、画像入力部604が得た画像と、携帯電話機種判別用記憶部607に記憶された機種別の参照画像(参照画像データ)との照合などを行う画像認識処理により、携帯電話500の機種情報を得て、携帯電話機種情報記憶部606に記憶させるものである。
【0059】
携帯電話機種判別用記憶部607は、例えば、EEROMなどの半導体メモリやHDD装置などの大容量記憶装置が該当し、携帯電話の機種情報に対応付けて、機種別の参照画像(参照画像データ)を記憶しているものである。機種別の参照画像は、例えば、携帯電話の正面撮像画像のデータそのものであっても良く、それを処理し、ディスプレイの中心位置と各キーの中心位置との相対的な距離関係などの特徴量に置き直したものであっても良い。後者の場合、携帯電話機種情報判別部605も、画像入力部604が得た画像に対して特徴量への変換を行って照合することになる。また、参照画像(参照画像データ)は、携帯電話の輪郭データであっても良い。この場合、携帯電話機種情報判別部605も、画像入力部604が得た画像から輪郭データを得た後に照合することになる。
【0060】
上述した以外の構成要素は、第1の実施形態と同様な機能を担っているものである。
【0061】
以上から明らかなように、第3の実施形態は、ATM装置600が、携帯電話500の機種情報を取得する処理が異なっており、その他の処理は、第1の実施形態と同様である。
【0062】
ATM装置600のユーザは、ATM装置600の所定の表示画像に応じ、携帯電話500の正面側を、画像入力部604に向ける。これにより、画像入力部604によって、携帯電話500の全体を含む画像データが得られる。携帯電話機種情報判別部605は、その画像データと、携帯電話機種判別用記憶部607に記憶されている参照用画像データとのマッチングにより、携帯電話500の機種情報を得て、携帯電話機種情報記憶部606に記憶させる。
【0063】
これ以降の処理は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0064】
第3の実施形態によっても、ユーザが所持する携帯電話500の機種名(機種情報)を覚えていなくても、赤外線ポートの位置に対する機種ごとのヘルプ画面を表示でき、その後の赤外線通信処理に速やかに移行することができる。
【0065】
また、第3の実施形態の場合、携帯電話には、機種を識別させるための構成を不要とすることができる。
【0066】
(D)第4の実施形態
次に、本発明による携帯端末機種対応処理システムを、ATMシステムに適用した第4の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0067】
第1の実施形態は、1台のATM装置がそれぞれ、独立してヘルプ画面の情報を記録していたものであるが、この第4の実施形態は、複数のATM装置が、ヘルプ画面の情報を共用できるようにしたものである。
【0068】
(D−1)第4の実施形態の構成
図5は、第4の実施形態のATMシステム5の機能的構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には、同一符号を付して示している。
【0069】
第4の実施形態のATMシステム5は、携帯電話100及びATM装置200に加え、サーバ装置700を有する。
【0070】
サーバ装置700は、ネットワーク800を介して複数(図5では1個のみ示している)のATM装置200に接続しているものである。サーバ装置700は、例えば、金融機関などの支店内の複数のATM装置200の取引を統合管理する支店内に設けられているサーバが該当し、支店内ネットワークであるネットワーク800を介してATM装置200に接続する。なお、サーバ装置700は、金融機関のデータ処理センタに設けられている、支店を超えて取引を統合管理するコンピュータなどであっても良い。
【0071】
第4の実施形態の場合、このサーバ装置700に、携帯電話の機種別のヘルプ画面を記憶している赤外線ポート位置確認用画面記憶部701が設けられている。
【0072】
第4の実施形態において、携帯電話100の構成は、第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
【0073】
ATM装置200の構成は、第1の実施形態とほぼ同様である。但し、赤外線ポート位置確認用画面記憶部203に代え、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aが設けられている点が、第1の実施形態と異なっている。赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aは、ヘルプ画面を固定的に記憶するものではなく、制御部202が、サーバ装置700から取り出した、機種情報を伴うヘルプ画面を格納するものである。また、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aは、そのヘルプ画面を表示部201で表示させた最新の時刻情報も記憶するものである。
【0074】
(D−2)第4の実施形態の動作
第4の実施形態においても、ATM装置200の携帯電話機種情報記憶部205に、その時点のユーザの携帯電話100の機種情報を記憶させるまでの動作は、第1の実施形態と同様である。
【0075】
そこで、以下では、その後に実行される制御部202の動作を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
【0076】
制御部202は、携帯電話機種情報記憶部205から、携帯電話100の機種情報を記憶したことが通知されると、図6に示す処理を開始し、まず、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aにその機種情報に係るヘルプ画面が記憶されているかを確認する(750)。
【0077】
そして、記憶されていれば、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aからその機種情報に係るヘルプ画面を取り出して表示部203によって表示させ(751)、また、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aにおけるそのヘルプ画面の最新表示時刻を現時刻に更新させる(752)。
【0078】
一方、携帯電話機種情報記憶部205から通知された機種情報に係るヘルプ画面が赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aに記憶されていないと、サーバ装置700に機種情報を与えて、その機種情報に係るヘルプ画面を要求する(753)。このとき、サーバ装置700は、与えられた機種情報に係るヘルプ画面を取り出してATM装置200に返信する。
【0079】
制御部202は、サーバ装置700が返信したヘルプ画面を受信すると、そのヘルプ画面を機種情報と共に赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aに記憶し(754)、また、そのヘルプ画面を表示部203によって表示させ(755)、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203のそのヘルプ画面の最新表示時刻として現時刻を設定する(756)。
【0080】
続いて、制御部202は、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203Aに記憶されている各ヘルプ画面に係る最新表示時刻に基づいて、所定時間以上、表示されていないヘルプ画面が記憶されているか否かを判別し(757)、そのようなヘルプ画面があれば、赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部203からその情報(機種情報などを含む)を消去し(758)、ヘルプ画面の表示に係る一連の処理を終了する。
【0081】
(D−3)第4の実施形態の効果
上記第4の実施形態によっても、ユーザが所持する携帯電話500の機種名(機種情報)を覚えていなくても、赤外線ポートの位置に対する機種ごとのヘルプ画面を表示でき、その後の赤外線通信処理に速やかに移行することができる。
【0082】
また、第4の実施形態によれば、携帯電話の新機種が生じた場合において、サーバ装置にのみ、そのヘルプ画面を書き込めば、全てのATM装置でそのヘルプ画面を利用でき、新機種の携帯電話への対応が容易である。
【0083】
さらに、第4の実施形態によれば、ATM装置は、利用された携帯電話だけのヘルプ画面をバッファリングするので、ヘルプ表示機能に係る記憶容量を抑えることができる。
【0084】
(E)他の実施形態
上記各実施形態では、ATM装置と通信する装置が携帯電話の場合を説明したが、PDAやタブレットPCなどの他の携帯端末であっても良い。
【0085】
また、上記各実施形態では、ATMシステムに本発明を適用した場合を示したが、他のシステムに本発明を適用することができる。例えば、携帯端末との通信を利用したチケットの発券機システムに本発明を適用できる。すなわち、携帯端末との通信を行う、機種対応の処理を行う装置は、ATM装置に限定されず、しかも、その装置は固定設置のものに限定されない。
【0086】
さらに、上記実施形態では、携帯電話の機種の違いによる処理が赤外線ポートの位置を通知するヘルプ画面の表示処理であったが、これに代え、これに加え、機種に応じて他の処理を行うようにしても良い。例えば、機種によって、赤外線通信する情報の種類を変更するようにしても良い。また例えば、機種に応じて他のガイダンス情報(留守番電話の設定機能)を表示するものであっても良い。
【0087】
さらにまた、上記各実施形態では、機種毎に、ヘルプ画面を記憶しておくものを示したが、赤外線ポートの位置毎(例えば、正面上部、背面下部、側面中央部など)のヘルプ画面を用意しておき、各ヘルプ画面に、適用する機種情報のグループを対応させて記憶しておくものであっても良い。この場合も、見方を代えれば、機種毎のヘルプ画面を記憶していることになる。
【0088】
上記各実施形態では、機種情報だけをATM装置が得るものを示したが、これに加え、他の情報をも得て、その情報をも参照してヘルプ画面の表示等を行うようにしても良い。例えば、非接触型IDタグなどに、機種情報以外の情報を記憶しておけばこのようなことを行うことができる。
【0089】
第1の実施形態では、携帯電話における機種情報の記憶手段が非接触型IDタグであるものを示したが、磁気ストライプなど、ATM装置が携帯電話の機種情報を取得できるものであっても良い。
【0090】
第2の実施形態では、携帯電話に設けられているバーコードをATM装置が読み取ることで携帯電話の機種情報を得るものを示したが、機種情報を表す文字列を画像認識処理により認識するものであっても良い。
【0091】
第3の実施形態では、携帯電話の全体画像を処理して機種情報を得るものを示したが、一部画像を処理して機種情報を得るものであっても良い。例えば、キー配置等に基づいて、機種情報を得るものであっても良い。
【0092】
第4の実施形態では、ATM装置に機種対応の一部のヘルプ画面をバッファリングしておくものを示したが、機種情報を取得する毎に、サーバからヘルプ画面を取得するものであっても良い。
【0093】
また、第4の実施形態に関し、ATM装置に格納しておく機種対応のヘルプ画面数を常に所定数(例えば20機種)にするようにしても良い。例えば、サーバから新たなヘルプ画面を取得したとき、最新の表示時刻が最も古いヘルプ画面をATM装置から削除して、ヘルプ画面数を所定数とする。
【0094】
なお、第4の実施形態に関し、ATM装置に格納している機種対応のヘルプ画面の自動削除機能をなくすようにしても良い。
【0095】
さらに、第4の実施形態では、ATM装置にヘルプ画面を供給するものが1段構成のサーバであるものを示したが、多段構成であっても良い。例えば、ATM装置はヘルプ画面を記憶していない機種情報を取得したときに、支店内のサーバにヘルプ画面を要求し、その支店内サーバは、自己にもそのヘルプ画面を記憶していない場合に、金融機関全体の統括サーバにヘルプ画面を要求し、得られたヘルプ画面を支店内サーバが自己に記憶すると共にATM装置に返信するようにしても良い。
【0096】
上記第4の実施形態は、第1の実施形態をベースとし、それに、外部のサーバ装置からヘルプ画面を得るという技術的特徴を加えたものであったが、外部のサーバ装置からヘルプ画面を得るという第4の実施形態の技術的特徴を、第2の実施形態や第3の実施形態に追加するようにしても良い。第3の実施形態に追加する場合には、機種名をATM装置がえっらえないので、撮像画像の情報又はそれを特徴化した情報を外部のサーバに与えてヘルプ画面を得ることになる。
【0097】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、携帯端末の機種に応じた処理を迅速に実行し得る携帯端末機種対応処理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のATMシステムの機能的構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のATMシステムの動作を示すシーケンス図である。
【図3】第2の実施形態のATMシステムの機能的構成を示すブロック図である。
【図4】第3の実施形態のATMシステムの機能的構成を示すブロック図である。
【図5】第4の実施形態のATMシステムの機能的構成を示すブロック図である。
【図6】第4の実施形態の制御部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2、3…ATMシステム、100、300、500…携帯電話、101、206、301、407、501、608…赤外線通信用ポート、102…非接触型IDタグ、200、400、600…ATM装置、201、401、601…表示部、202、402、602…制御部、203、403、603、701…赤外線ポート位置確認用画面記憶部、203A…赤外線ポート位置確認用画面記憶バッファ部、204…非接触型IDタグ取得部、205、406、606…携帯電話機種情報記憶部、302…バーコード表示部、404、604…画像入力部、405…バーコード判別部、605…携帯電話機種情報判別部、607…携帯電話機種判別用記憶部、700…サーバ装置、800…ネットワーク。
Claims (7)
- 携帯端末の機種によって異なる処理も行う機種対応処理装置と、この機種対応処理装置の近隣に位置したときにこの機種対応処理装置と連携する携帯端末とを有する携帯端末機種対応処理システムであって、
上記携帯電話は、自己の機種情報を直接又は間接的に提供する機種情報提供手段を有し、
上記機種対応処理装置は、上記機種情報提供手段の情報を処理して、近隣に存在する上記携帯端末の機種情報を取得する機種情報取得手段と、取得された機種情報に応じた処理を実行する機種対応処理実行手段とを有することを特徴とする携帯端末機種対応処理システム。 - 上記携帯電話が有する機種情報提供手段が機種情報を記憶している非接触IDタグであり、
上記機種対応処理装置が有する機種情報取得手段が上記非接触IDタグに記憶されている機種情報を読み取る非接触IDタグ読取手段であることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機種対応処理システム。 - 上記携帯電話が有する機種情報提供手段が視覚的に読取り可能な表記又は表示されたコード列又は文字列であり、
上記機種対応処理装置が有する機種情報取得手段が、上記携帯電話に表記又は表示されている上記コード列又は文字列を認識して機種情報を得るものであることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機種対応処理システム。 - 上記携帯電話が有する機種情報提供手段が当該携帯電話の外観であり、
上記機種対応処理装置が有する機種情報取得手段が、上記携帯電話を撮像して得た撮像画像を予め記憶している参照画像と照合して機種情報を得るものであることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機種対応処理システム。 - 上記機種対応処理実行手段は、上記機種情報取得手段が取得した機種情報に対応した処理を規定する情報を自己が記憶していない場合、又は、上記機種情報取得手段が機種情報そのものを取得できない場合には、取得した機種情報、又は、取得動作での途中情報を含む要求を外部装置に送信して、上記外部装置から、機種情報に対応した処理を規定する情報を得ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯端末機種対応処理システム。
- 上記機種対応処理実行手段は、ガイダンスメッセージやヘルプメッセージや説明文などを含む、機種対応のガイダンス画面を表示するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の携帯端末機種対応処理システム。
- 上記携帯端末及び上記機種対応処理装置は赤外線通信を介して連携するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の携帯端末機種対応処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177927A JP2005020051A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 携帯端末機種対応処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177927A JP2005020051A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 携帯端末機種対応処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005020051A true JP2005020051A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34179708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003177927A Pending JP2005020051A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 携帯端末機種対応処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005020051A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006276960A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引装置 |
US8610926B2 (en) | 2009-07-24 | 2013-12-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method and program for determining suitability of printing content data displayed on a display apparatus |
JP2015115775A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | 日本電信電話株式会社 | 位置合わせ補助装置および位置合わせ補助方法 |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003177927A patent/JP2005020051A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006276960A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引装置 |
JP4552724B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2010-09-29 | 沖電気工業株式会社 | 自動取引装置 |
US8610926B2 (en) | 2009-07-24 | 2013-12-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method and program for determining suitability of printing content data displayed on a display apparatus |
US9443176B2 (en) | 2009-07-24 | 2016-09-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method and program for determining suitability of printing content data displayed on a display apparatus |
JP2015115775A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | 日本電信電話株式会社 | 位置合わせ補助装置および位置合わせ補助方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2988209B1 (en) | Mobile computing device with data cognition software | |
US10535198B2 (en) | Systems and methods for an augmented display system | |
KR20190075086A (ko) | 신원 인증 방법, 디바이스 및 시스템 | |
JP4632824B2 (ja) | 携帯端末装置およびプログラム | |
US11880410B2 (en) | Systems and methods for proactive information discovery with multiple senses | |
CN105872070A (zh) | 支持现金货币兑换的系统、方法及装置 | |
KR101632542B1 (ko) | 화장품관리시스템 및 이의 구동 방법 | |
JPWO2017216929A1 (ja) | 医療機器情報提供システム、医療機器情報提供方法及びプログラム | |
CN111694660B (zh) | 云手机数据发送方法、计算机装置和存储介质 | |
CN108604152A (zh) | 未读消息提示方法和终端 | |
WO2019178817A1 (zh) | 一种产品销量提报方法、支付方法和终端设备 | |
EP3182651A1 (en) | Method of controlling operation of cataloged smart devices | |
CN110009327A (zh) | 一种电子交易的方法及终端 | |
KR20090008853A (ko) | 휴대용 단말기에서 이미지를 이용한 폰북 제공 방법 및장치 | |
US20050143126A1 (en) | Electronic device | |
CN106503986B (zh) | 虚拟资源转移方法及装置 | |
JP5954417B2 (ja) | 注文システム | |
JP4257143B2 (ja) | 接客システムの接客状態管理方法、接客状態管理プログラムおよび接客状態管理装置 | |
CN106845581A (zh) | 基于二维码的商户智能管理方法及系统 | |
CN106062689A (zh) | 知晓上下文的命令 | |
US10515338B2 (en) | Systems, devices, and methods for machine reading | |
CN108632473A (zh) | 个人数据的信息传输方法、装置和系统 | |
JP2005020051A (ja) | 携帯端末機種対応処理システム | |
JP2007128128A (ja) | ワークフロー管理システム | |
CN112183149B (zh) | 图形码处理方法及装置 |