JP2005019443A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005019443A
JP2005019443A JP2003178097A JP2003178097A JP2005019443A JP 2005019443 A JP2005019443 A JP 2005019443A JP 2003178097 A JP2003178097 A JP 2003178097A JP 2003178097 A JP2003178097 A JP 2003178097A JP 2005019443 A JP2005019443 A JP 2005019443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
hsg
insulating film
capacitor
silicon film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003178097A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ito
理 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003178097A priority Critical patent/JP2005019443A/ja
Publication of JP2005019443A publication Critical patent/JP2005019443A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】下部電極形成時におけるHSG膜のけずれを防止することにより、下部電極における空乏層の広がりを抑制し、キャパシタ容量の低減を防止する。
【解決手段】半導体基板100上の第二の層間絶縁膜108に凹部状のキャパシタ領域を形成する。その後、基板上にポリシリコン膜110及びHSG膜112を形成した後、PH雰囲気中で熱処理してHSG膜112の表面部に不純物ドープ領域を形成する。その後、HSG膜112上に酸化膜113を形成した後、キャパシタ領域の凹部内にレジスト115を形成する。その後、レジスト115をマスクにして、酸化膜113、HSG膜112、ポリシリコン膜110をエッチングする。その後、レジスト115、酸化膜113を除去することにより、HSG膜112及びポリシリコン膜110からなる下部電極を形成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に下部電極にHSG膜を有するキャパシタを備えた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体装置では、メモリの高集積化実現の為、メモリセルキャパシタの占有面積あたりの静電容量を増大させる要請がある。この要請に応え、各キャパシタにおける下部電極表面に半球状のグレイン(HSG−Si:Hemi−spherical Grained Si)を形成し、凹凸状の表面を得ることにより、電極の表面積を増大させる試みがなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、従来の半導体装置の製造方法について図面を用いて説明する。
【0004】
図15〜図18は、従来の下部電極にHSG膜を有するキャパシタを備えた半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0005】
まず、図15(a)に示すように、通常のシリコン基板50上にシャロートレンチ分離領域1を形成する。次に、ゲート絶縁膜(図示せず)及びポリシリコン膜を順次形成した後、リソグラフィー法によりゲート電極をパターニングし、ゲート電極2を形成する。次に、ゲート電極2をマスクにしてイオン注入法によりn型不純物である燐(P)を注入し、LDD領域4を形成する。その後、ゲート電極2の側面上に絶縁膜からなるサイドウォール3を形成した後、基板上全面に第一の層間絶縁膜5を形成し、表面を平坦化する。
【0006】
次に、図15(b)に示すように、第一の層間絶縁膜5にLDD領域4に到達するコンタクトホールを形成した後、コンタクトホールの内部にプラグ6を形成する。
【0007】
次に、図15(c)に示すように、基板上にシリコンナイトライド膜7及び第二の層間絶縁膜8を順次堆積する。その後、第二の層間絶縁膜8及びシリコンナイトライド膜7をエッチングすることにより、キャパシタ領域9を形成する。
【0008】
次に、図16(a)に示すように、キャパシタ領域9を含む第二の層間絶縁膜8の上部にP等のn型不純物をドープした第二のポリシリコン膜10を堆積する。次に、第二のポリシリコン膜10上にアモルファスシリコン膜11を堆積する。
【0009】
次に、図16(b)に示すように、減圧雰囲気中でアモルファスシリコン膜11の表面にモノシラン(SiH)を供給し、続いてシリコン基板50を熱処理してアモルファスシリコン膜11を多結晶化すると共に、その表面にシリコン粒を成長させる。これにより、HSG膜12が第二のポリシリコン膜10上に形成される。さらに、シリコン基板50をフォスフィン(以下PH)を含むガス雰囲気中で例えば700℃の温度で6分間熱処理する事により、HSG膜12にPをドープする。このPがドープされたHSG膜12が、キャパシタの下部電極として利用される。
【0010】
次に、図16(c)に示すように、HSG膜12上にレジスト13を塗布した後、選択的にレジスト13をキャパシタ領域9の凹部内のみに残した状態にする。
【0011】
次に、図17(a)に示すように、レジスト13をマスクにして、ドライエッチング法によりHSG膜12および第二のポリシリコン膜10を異方性エッチングした後、レジスト13を除去することで、キャパシタ領域9内部のみにHSG膜12と第二のポリシリコン膜10を残すことができる。
【0012】
次に、図17(b)に示すように、基板全面に酸化タンタル膜14を堆積し、この酸化タンタル膜14を例えば温度800℃、時間60秒間、酸素雰囲気中でアニールすることにより多結晶化させる。続いて、CVD法により酸化タンタル膜14上に窒化チタン膜15を堆積する。この窒化チタン膜15が、キャパシタの上部電極として利用される。
【0013】
次に、図17(c)に示すように、酸化タンタル膜14及び窒化チタン膜15上をパターニングして、上部電極を形成する。その後、基板上に第三の層間絶縁膜16を堆積した後、表面を平坦化する。
【0014】
次に、図18に示すように、第三の層間絶縁膜16、第二の層間絶縁膜8及びシリコンナイトライド膜7をエッチングしてプラグ6に到達するコンタクトホールを形成する。その後、コンタクトホール内に導電膜を埋め込んでコンタクト17を形成した後、第三の層間絶縁膜16上に配線層18を形成する。
【0015】
【特許文献1】
特開2001−144025号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の半導体装置の製造方法では、以下のような課題があった。
【0017】
図19は、従来のキャパシタ領域の拡大断面図である。図19(a)に示すように、キャパシタは、第二のポリシリコン膜10及びHSG膜12からなる下部電極と、酸化タンタル膜14からなる容量絶縁膜と、窒化チタン膜15からなる上部電極を有している。
【0018】
この従来のキャパシタでは、上部電極である窒化チタン膜15に負の電圧を印加した場合、HSG膜12に空乏層19が形成される。この空乏層19の形成によって寄生容量が生じ、見かけ上容量絶縁膜の膜厚が増大した状態になる。この空乏層19の広がりを抑制する為には、前述したPHを含むガス雰囲気で熱処理をして、図19(b)に示すように、HSG膜12に不純物ドーピング領域20を形成すればよい。しかしながら、従来の製造方法では、図19(c)に示すように、不純物ドーピング領域20が形成されたHSG膜12の表面部にけずれ21が生じるという課題がある。これは、HSG膜12の表面部に不純物ドーピング領域20を形成した後、HSG膜12の表面を露出した状態で、図16(c)及び図17(a)に示すような工程によって、第二のポリシリコン膜10及びHSG膜12からなる下部電極構造を形成する。この下部電極構造を形成するための洗浄工程、アッシング工程、及び自然酸化膜除去工程によってHSG膜12の表面がエッチングされ、けずれ21が生じる。
【0019】
図20は、従来技術で形成したキャパシタにおける、キャパシタ容量のプレート電圧(上部電極印加電圧)依存性を示す図である。横軸は上部電極に印加される電圧、縦軸は上部電極印加時のキャパシタ容量をプレート電圧が+1Vのキャパシタ容量で規格化したものである。プレート電圧−1Vの場合のキャパシタ容量をプレート電圧+1Vのキャパシタ容量で割った空乏化率は0.76に達している。これは、HSG膜12の表面部の不純物ドーピング領域20にけずれ21が生じることにより、HSG膜12における不純物濃度が低下し、空乏層が発生するためであり、これにより、キャパシタ容量の減少を招き、DRAM性能の向上を阻害する大きな要因になるという問題を生じる。
【0020】
上記問題について鑑み、本発明の目的は、HSG膜(粗面化シリコン膜)に形成される空乏層の広がりを抑制し、キャパシタ容量の低減を防止することができる半導体装置の製造方法を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の半導体装置の製造方法は、半導体基板の上に非晶質のシリコン膜を堆積する第1の工程と、シリコン膜を多結晶化すると共に粗面化して粗面化シリコン膜を形成する第2の工程と、粗面化シリコン膜の表面部に不純物領域を形成する第3の工程と、第3の工程の後に、粗面化シリコン膜上に絶縁膜を形成する第4の工程と、絶縁膜及び粗面化シリコン膜をパターニングする第5の工程と、第5の工程の後に、絶縁膜を除去する第6の工程とを有する。
【0022】
この製造方法によれば、粗面化シリコン膜の表面部に不純物領域を形成した後、絶縁膜が形成された状態で粗面化シリコン膜のパターニングを行うため、粗面化シリコン膜をパターニングすることによって生じる粗面化シリコン膜の表面部のけずれを防止することができる。これにより、粗面化シリコン膜の表面部に形成されている不純物領域のエッチングを防止することができるので、粗面化シリコン膜における不純物濃度の低下が抑制され、粗面化シリコン膜における空乏層の発生を防止することができる。
【0023】
上記第1の半導体装置の製造方法において、絶縁膜は、不純物を含まない酸化膜であり、第3の工程では、不純物元素を含むガス雰囲気で熱処理を施すことによって、粗面化シリコン膜の表面部に不純物領域を形成するようにすればよい。
【0024】
上記第1の半導体装置の製造方法において、第5の工程では粗面化シリコン膜が下部電極にパターニングされ、第6の工程の後に、粗面化シリコン膜上に容量絶縁膜を形成する工程と、容量絶縁膜上に上部電極を形成する工程とを有しているものとすることができる。これにより、下部電極の粗面化シリコン膜における空乏層の発生を防止し、上部電極に負の電圧を加えた場合のキャパシタ容量の低減を抑制する事ができる。
【0025】
上記第1の半導体装置の製造方法において、絶縁膜は、酸素プラズマ処理により形成した酸化膜であるものとすることができる。
【0026】
本発明の第2の半導体装置の製造方法は、半導体基板の上に非晶質のシリコン膜を堆積する第1の工程と、シリコン膜を多結晶化すると共に粗面化して粗面化シリコン膜を形成する第2の工程と、粗面化シリコン膜上に不純物を含む絶縁膜を形成する第3の工程と、絶縁膜から不純物を拡散して粗面化シリコン膜の表面部に不純物領域を形成する第4の工程と、第4の工程の後に、絶縁膜及び粗面化シリコン膜をパターニングする第5の工程と、第5の工程の後に、絶縁膜を除去する第6の工程とを有する。
【0027】
この製造方法によれば、不純物を含む絶縁膜から不純物を拡散して粗面化シリコン膜の表面部に不純物領域を形成した後、そのまま絶縁膜が形成された状態で粗面化シリコン膜のパターニングを行うため、粗面化シリコン膜をパターニングすることによって生じる粗面化シリコン膜の表面部のけずれを防止することができる。これにより、粗面化シリコン膜の表面部に形成されている不純物領域のエッチングを防止することができるので、粗面化シリコン膜における不純物濃度の低下が抑制され、粗面化シリコン膜における空乏層の発生を防止することができる。
【0028】
上記第2の半導体装置の製造方法において、絶縁膜は、PSG膜であるものとすることができる。
【0029】
上記第2の半導体装置の製造方法において、第5の工程では粗面化シリコン膜が下部電極にパターニングされ、第6の工程の後に、粗面化シリコン膜上に容量絶縁膜を形成する工程と、容量絶縁膜上に上部電極を形成する工程とを有しているものとすることができる。これにより、下部電極の粗面化シリコン膜における空乏層の発生を防止し、上部電極に負の電圧を加えた場合のキャパシタ容量の低減を抑制する事ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0031】
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0032】
まず、図1(a)に示すように、通常のシリコンからなる半導体基板100上にシャロートレンチ分離領域101を形成した後、DRAMセルトランジスタの閾値電圧制御の為、p型不純物、例えばBをエネルギー15keVで2×1012/cm注入する。ここで、p型不純物の濃度は1017〜1018個/cm−3程度である。次に、半導体基板100上にゲート絶縁膜(図示せず)を例えば7.5nm、ポリシリコン膜を例えば200nm堆積した後、リソグラフィー法及びドライエッチング法によりポリシリコン膜をパターニングし、ゲート電極102を形成する。次に、リソグラフィー法によりメモリセル領域のみを開口させたレジスト膜(図示せず)を形成した後、レジスト膜をマスクにしてイオン注入法によりn型不純物、例えば燐(P)をエネルギー10keVで5×1012/cm程度注入し、LDD領域(ソース・ドレイン領域)104を形成する。その後、CVD法によりTEOS膜等の絶縁膜を半導体基板100上の全面に堆積した後、異方性ドライエッチング法で絶縁膜をエッチングすることにより、ゲート電極102の側面に絶縁性サイドウォール103を形成する。その後、CVD法によりNSG膜などの絶縁膜を半導体基板100上の全面に例えば800nm堆積し、第一の層間絶縁膜105を形成する。その後、CMP法により第一の層間絶縁膜105を200nm研磨し、表面を平坦化する。
【0033】
次に、図1(b)に示すように、第一の層間絶縁膜105にリソグラフィー法及びドライエッチング法によりDRAMセルトランジスタのLDD領域104に到達するコンタクトホールを形成する。その後、コンタクトホールの内部にプラグ106を形成する。プラグ106は、まずウエットエッチング法によりフッ酸を含んだ洗浄液を用いてコンタクトホール底部のLDD領域104表面に形成された自然酸化膜を除去した後、コンタクトホール内部を含む第一の層間絶縁膜105の上部にP等のn型不純物をドープした低抵抗ポリシリコン膜をCVD法で堆積し、続いてこのポリシリコン膜をCMP法で研磨する事により形成される。
【0034】
次に、図1(c)に示すように、プラグ106及び第一の層間絶縁膜105上に、CVD法によりシリコンナイトライド膜107を例えば50nm堆積した後、BPSG膜等で構成された第二の層間絶縁膜108を例えば700nm堆積する。その後、第二の層間絶縁膜108上にリソグラフィー法によりキャパシタ領域に開口を有するフォトレジスト膜(図示せず)を形成した後、ドライエッチング法によりフォトレジスト膜をマスクとして第二の層間絶縁膜108をエッチングする。続いてドライエッチング法によりシリコンナイトライド膜107をエッチングすることにより、凹部状のキャパシタ領域109を形成する。
【0035】
次に、図2(a)に示すように、ウエットエッチング法によりフッ酸を含んだ洗浄液を用いてキャパシタ領域109内に露出するプラグ106上の自然酸化膜を除去した後、キャパシタ領域109を含む第二の層間絶縁膜108の上部にP等のn型不純物をドープした第二のポリシリコン膜110をCVD法で堆積する。その後、フッ酸を含む洗浄液でポリシリコン膜110上の自然酸化膜を除去した後、過酸化水素水を含む洗浄液で第二のポリシリコン膜110上にケミカル酸化膜(図示せず)を例えば1.0nm形成する。次に、第二のポリシリコン膜110上にアモルファスシリコン膜111を例えば25nm堆積する。
【0036】
なお、上記の図示していないケミカル酸化膜は、第二のポリシリコン膜110とアモルファスシリコン膜111の間に存在しており、その目的は第二のポリシリコン膜110上に成長するアモルファスシリコン膜111がエピタキシャル成長するのを阻害し、アモルファス状態を保持するためである(この後の図2(b)で形成されるHSG膜112は、アモルファスシリコン膜111がアモルファス状態でなければ形成されない)。このケミカル酸化膜は1nm程度であるので、第二のポリシリコン膜110とアモルファスシリコン膜111(もしくは、HSG化処理後のHSG膜112)との導通を阻害しない。
【0037】
次に、図2(b)に示すように、フッ酸を含む洗浄液を用いてアモルファスシリコン膜111上の自然酸化膜を除去した後、減圧雰囲気中でアモルファスシリコン膜111の表面にSiHを供給し、続いて半導体基板100を熱処理してアモルファスシリコン膜111を多結晶化すると共に、その表面にシリコン粒を成長させる。これにより、HSG膜112が第二のポリシリコン膜110上に形成される。さらに、半導体基板100をPHを含むガス雰囲気中で例えば700℃の温度で6分間熱処理する事により、HSG膜112にPをドープする。このPがドープされたHSG膜112が、DRAMのキャパシタの下部電極として利用される。
【0038】
次に、図2(c)に示すように、HSG膜112上にCVD法によりCVD酸化膜113を例えば10nm形成する。ここで、HSG膜112上に形成する酸化膜は、酸素プラズマを用いた酸化処理により形成するプラズマ酸化膜であってもよい。
【0039】
次に、図3(a)に示すように、CVD酸化膜113の上にレジスト115を塗布した後、リソグラフィー法により基板を全面露光することにより、レジスト115をキャパシタ領域109の内部のみに残した状態にする。
【0040】
次に、図3(b)に示すように、レジスト115をマスクにしてドライエッチング法によりCVD酸化膜113、HSG膜112および第二のポリシリコン膜110を異方性エッチングした後、レジスト115をドライエッチング法によるアッシング及びウエットエッチング法により除去することで、キャパシタ領域109内部のみにCVD酸化膜113、HSG膜112と第二のポリシリコン膜110を残すことができる。これにより、HSG膜112及びポリシリコン膜110からなる下部電極が形成される。ここで、キャパシタ領域109の内部のみにCVD酸化膜113、HSG膜112、第二のポリシリコン膜110を残すために、CMP法を用いて第二の層間絶縁膜108上のCVD酸化膜113、HSG膜112、及び第二のポリシリコン膜110を除去してもよい。
【0041】
次に、図3(c)に示すように、ウェットエッチング法によりフッ酸を含んだ洗浄液を用いてCVD酸化膜113とHSG膜112上の自然酸化膜を除去した後、プラズマ窒素ガスを照射することによりHSG膜112上に2nmの窒化膜(図示せず)を形成する。
【0042】
次に、図4(a)に示すように、基板全面に酸化タンタル膜116を堆積し、この酸化タンタル膜116を例えば温度800℃、時間60秒間、酸化雰囲気中でアニールすることにより多結晶化させる。続いて、CVD法により酸化タンタル膜116上に窒化チタン膜117を堆積する。この窒化チタン膜117が、DRAMのキャパシタの上部電極として利用される。
【0043】
次に、図4(b)に示すように、リソグラフィー法及びドライエッチング法により酸化タンタル膜116と窒化チタン膜117をパターニングして、上部電極を形成する。その後、基板上の全面に、第三の層間絶縁膜118を例えば800nm堆積した後、CMP法により300nm研磨して表面を平坦化する。
【0044】
次に、図4(c)に示すように、第三の層間絶縁膜118、第二の層間絶縁膜108及びシリコンナイトライド膜107をエッチングしてプラグ106に到達するコンタクトホールを形成する。その後、コンタクトホール内に導電膜を埋め込んでコンタクト119を形成した後、第三の層間絶縁膜118上に配線層120を形成する。
【0045】
図5は、第1の実施形態におけるキャパシタ領域の拡大断面図である。図5(a)は、図2(b)に示す工程において、第二のポリシリコン膜110上にHSG膜112を形成した後、PHを含むガス雰囲気中でアニールすることにより、HSG膜112の表面部には不純物ドープ領域114が形成された状態であり、図5(b)は、図2(c)に示す工程において、HSG膜112上にCVD酸化膜113を形成した状態を示したものである。
【0046】
図6は、第1の実施形態で形成したHSG膜と従来技術で形成したHSG膜における、HSG膜にドーピングされた不純物濃度を示した図である。縦軸はHSG膜におけるリン濃度を、横軸はHSG膜の形成条件である。図に示すように、本実施形態で形成したHSG膜は、従来技術で形成したHSG膜に比べてリン濃度が高いことがわかる。これは、従来技術では、HSG膜に不純物ドープ領域を形成した後、HSG膜表面が露出した状態で下部電極構造を形成するための加工処理をするため、HSG膜表面部の不純物ドープ領域が削られるため、不純物濃度が低くなってしまう。これに対して、本実施形態によれば、HSG膜に不純物ドープ領域を形成した後、表面を酸化膜で保護した状態で下部電極構造を形成するための加工処理をするため、HSG膜表面部の不純物ドープ領域の削れを防止することができるので、不純物濃度の低下を抑制することができる。
【0047】
図7は、第1の実施形態で形成したキャパシタと従来技術で形成したキャパシタにおける、キャパシタ容量のプレート電圧(上部電極印加電圧)依存性を示す図である。横軸は上部電極に印加される電圧、縦軸は上部電極印加時のキャパシタ容量をプレート電圧が+1Vのキャパシタ容量で規格化したものである。従来技術で形成したキャパシタでは、プレート電圧−1Vの場合のキャパシタ容量をプレート電圧+1Vのキャパシタ容量で割った空乏化率は0.76であった。これに対して、第1の実施形態で形成したキャパシタの空乏化率は0.85と、従来のキャパシタに比べ改善されていることが分かる。これは、HSG膜112上にCVD酸化膜113を堆積したことで、HSG膜112における不純物ドープ領域114の表面を保護し、下部電極形成時における洗浄工程、アッシング工程での不純物ドープ領域114の磨耗を抑制できたからである。
【0048】
以上のように本実施形態によれば、HSG膜112の表面部に不純物ドープ領域114を形成した後に、HSG膜112上にCVD酸化膜113を形成することによって、図3(a)及び図3(b)に示す工程を経て下部電極構造を形成するための加工処理において生じるHSG膜112のけずれを防止することができる。これにより、HSG膜112の表面部に形成されている不純物ドープ領域114のエッチングを防止することができるので、HSG膜112における不純物濃度の低下が抑制され、HSG膜112における空乏層の発生を防止することができる。その結果、キャパシタにおいて、上部電極に負の電圧を加えた場合のキャパシタ容量の低減を抑制する事ができ、DRAM特性を向上させることができる。
【0049】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0050】
図8〜図10は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0051】
まず、図8(a)に示すように、通常のシリコンからなる半導体基板200上にシャロートレンチ分離領域201を形成した後、DRAMセルトランジスタの閾値電圧制御の為、p型不純物、例えばBをエネルギー15keVで2×1012/cm注入する。ここで、p型不純物の濃度は1017〜1018 個/cm−3程度である。次に、半導体基板200上にゲート絶縁膜(図示せず)を例えば7.5nm、ポリシリコン膜を例えば200nm堆積した後、リソグラフィー法及びドライエッチング法によりポリシリコン膜をパターニングし、ゲート電極202を形成する。次に、リソグラフィー法によりメモリセル領域のみを開口させたレジスト膜(図示せず)を形成した後、レジスト膜をマスクにしてイオン注入法によりn型不純物、例えば燐(P)をエネルギー10keVで5×1012/cm程度注入し、LDD領域(ソース・ドレイン領域)204を形成する。その後、CVD法によりTEOS膜等の絶縁膜を半導体基板200上の全面に堆積した後、異方性ドライエッチング法で絶縁膜をエッチングすることにより、ゲート電極202の側面に絶縁性サイドウォール203を形成する。その後、CVD法によりNSG膜などの絶縁膜を半導体基板200上の全面に例えば800nm堆積し、第一の層間絶縁膜205を形成する。その後、CMP法により第一の層間絶縁膜205を200nm研磨し、表面を平坦化する。
【0052】
次に、図8(b)に示すように、第一の層間絶縁膜105にリソグラフィー法及びドライエッチング法によりDRAMセルトランジスタのLDD領域104に到達するコンタクトホールを形成する。その後、コンタクトホールの内部にプラグ206を形成する。プラグ206は、まずウエットエッチング法によりフッ酸を含んだ洗浄液を用いてコンタクトホール底部のLDD領域204表面に形成された自然酸化膜を除去した後、コンタクトホール内部を含む第一の層間絶縁膜205の上部にP等のn型不純物をドープした低抵抗ポリシリコン膜をCVD法で堆積し、続いてこのポリシリコン膜をCMP法で研磨する事により形成される。
【0053】
次に、図8(c)に示すように、プラグ206及び第一の層間絶縁膜205上に、CVD法によりシリコンナイトライド膜207を例えば50nm堆積した後、BPSG膜等で構成された第二の層間絶縁膜208を例えば700nm堆積する。その後、第二の層間絶縁膜208上にリソグラフィー法によりキャパシタ領域に開口を有するフォトレジスト膜(図示せず)を形成した後、ドライエッチング法によりフォトレジスト膜をマスクとして第二の層間絶縁膜208をエッチングする。続いてドライエッチング法によりシリコンナイトライド207をエッチングすることにより、凹部状のキャパシタ領域209を形成する。
【0054】
次に、図9(a)に示すように、ウエットエッチング法によりフッ酸を含んだ洗浄液を用いてキャパシタ領域209内に露出するプラグ206上の自然酸化膜を除去した後、キャパシタ領域209を含む第二の層間絶縁膜208の上部にP等のn型不純物をドープした第二のポリシリコン膜210をCVD法で堆積する。その後、フッ酸を含む洗浄液でポリシリコン膜210上の自然酸化膜を除去した後、過酸化水素水を含む洗浄液で第二のポリシリコン膜210上にケミカル酸化膜(図示せず)を例えば1.0nm形成する。次に、第二のポリシリコン膜210上にアモルファスシリコン膜211を例えば25nm堆積する。なお、図示していないケミカル酸化膜は、第1の実施形態同様、第二のポリシリコン膜210とアモルファスシリコン膜211の間に存在している。
【0055】
次に、図9(b)に示すように、フッ酸を含む洗浄液を用いてアモルファスシリコン膜211上の自然酸化膜を除去した後、減圧雰囲気中でアモルファスシリコン膜211の表面にSiHを供給し、続いて半導体基板200を熱処理してアモルファスシリコン膜211を多結晶化すると共に、その表面にシリコン粒を成長させる。これにより、HSG膜212が第二のポリシリコン膜210上に形成される。
【0056】
次に、図9(c)に示すように、HSG膜212上にCVD法によりn型不純物、例えばリンを含むCVD酸化膜であるPSG膜213を例えば10nm形成した後、窒素雰囲気で800℃、25秒の熱処理をする。図12は、この工程におけるキャパシタ領域の拡大断面図である。図12(a)に示すように、HSG膜212上にPSG膜213を形成した後、図12(b)に示すように、熱処理を行うことにより、PSG膜213からHSG膜212にリンが拡散し、不純物ドープ領域214が形成される。
【0057】
次に、図10(a)に示すように、PSG膜213の上にレジスト215を塗布した後、リソグラフィー法により基板を全面露光することにより、レジスト215をキャパシタ領域209の内部のみに残した状態にする。
【0058】
次に、図10(b)に示すように、レジスト215をマスクにしてドライエッチング法によりPSG膜213、HSG膜212および第二のポリシリコン膜210を異方性エッチングした後、レジスト215をドライエッチング法によるアッシング及びウエットエッチング法により除去することで、キャパシタ領域209内部のみにPSG膜213、HSG膜212と第二のポリシリコン膜210を残すことができる。これにより、HSG膜212及びポリシリコン膜210からなる下部電極が形成される。ここで、キャパシタ領域209の内部のみにPSG膜213、HSG膜212、第二のポリシリコン膜210を残すために、CMP法を用いて第二の層間絶縁膜208上のPSG膜213、HSG膜212、及び第二のポリシリコン膜210を除去してもよい。
【0059】
次に、図10(c)に示すように、ウェットエッチング法によりフッ酸を含んだ洗浄液を用いてPSG膜213とHSG膜212上の自然酸化膜を除去した後、プラズマ窒素ガスを照射することによりHSG膜212上に2nmの窒化膜(図示せず)を形成する。
【0060】
次に、図11(a)に示すように、基板全面に酸化タンタル膜216を堆積し、この酸化タンタル膜を例えば温度800℃、時間60秒間、酸化雰囲気中でアニールすることにより多結晶化させる。続いて、CVD法により酸化タンタル膜216上に窒化チタン膜217を堆積する。この窒化チタン膜217が、DRAMのキャパシタの上部電極として利用される。
【0061】
次に、図11(b)に示すように、リソグラフィー法及びドライエッチング法により酸化タンタル膜216と窒化チタン膜217をパターニングして、上部電極を形成する。その後、基板上の全面に、第三の層間絶縁膜218を例えば800nm堆積した後、CMP法により300nm研磨して表面を平坦化する。
【0062】
次に、図11(c)に示すように、第三の層間絶縁膜218、第二の層間絶縁膜208及びシリコンナイトライド膜207をエッチングしてプラグ206に到達するコンタクトホールを形成する。その後、コンタクトホール内に導電膜を埋め込んでコンタクト219を形成した後、第三の層間絶縁膜218上に配線層220を形成する。
【0063】
図13は、第2の実施形態で形成したHSG膜と従来技術で形成したHSG膜における、HSG膜にドーピングされた不純物濃度を示した図である。縦軸はHSG膜におけるリン濃度を、横軸はHSG膜の形成条件である。図に示すように、本実施形態で形成したHSG膜は、従来技術で形成したHSG膜に比べてリン濃度が高いことがわかる。これは、従来技術では、HSG膜に不純物ドープ領域を形成した後、HSG膜表面が露出した状態で下部電極構造を形成するための加工処理をするため、HSG膜表面部の不純物ドープ領域が削られるため、不純物濃度が低くなってしまう。これに対して、本実施形態によれば、HSG膜にPSG膜からの拡散によって不純物ドープ領域を形成した後、表面をPSG膜で保護した状態で下部電極構造を形成するための加工処理をするため、HSG膜表面部の不純物ドープ領域の削れを防止することができるので、不純物濃度の低下を抑制することができる。
【0064】
図14は、第2の実施形態で形成したキャパシタと従来技術で形成したキャパシタにおける、キャパシタ容量のプレート電圧(上部電極印加電圧)依存性を示す図である。横軸は上部電極に印加される電圧、縦軸は上部電極印加時のキャパシタ容量をプレート電圧が+1Vのキャパシタ容量で規格化したものである。従来技術で形成したキャパシタでは、プレート電圧−1Vの場合のキャパシタ容量をプレート電圧+1Vのキャパシタ容量で割った空乏化率は0.76であった。これに対して、第2の実施形態で形成したキャパシタの空乏化率は0.85と、従来のキャパシタに比べ改善されていることが分かる。これは、HSG膜212上にPSG膜213を堆積したことで、HSG膜212における不純物ドープ領域214の表面を保護し、下部電極形成時における洗浄工程、アッシング工程での不純物ドープ領域214の磨耗を抑制できたからである。
【0065】
以上のように本実施形態によれば、HSG膜212上にPSG膜213を形成し、HSG膜212の表面部にPSG膜からの拡散によって不純物ドープ領域214を形成した後、そのままPSG膜213がHSG膜212上に形成された状態で、図10(a)及び図10(b)に示す工程を経て下部電極構造を形成する。これにより、下部電極構造を形成する際に生じるHSG膜212のけずれを防止することができる。従って、HSG膜212の表面部に形成されている不純物ドープ領域214のエッチングを防止することができるので、HSG膜212における不純物濃度の低下が抑制され、HSG膜212における空乏層の発生を防止することができる。その結果、キャパシタにおいて、上部電極に負の電圧を加えた場合のキャパシタ容量の低減を抑制する事ができ、DRAM特性を向上させることができる。
【0066】
なお、上記の第1、第2の実施形態では、本発明をキャパシタに適用した例について説明したが、キャパシタ以外で、例えば、トランジスタのソース・ドレイン領域に注入されたドーパントの保護膜の形成方法として第1、第2の実施形態で示した本発明を適用することが可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、粗面化シリコン膜に不純物領域を形成した後、粗面化シリコン膜上に絶縁膜が形成された状態で粗面化シリコン膜のパターニングを行うため、粗面化シリコン膜をパターニングすることによって生じる粗面化シリコン膜の表面部のけずれを防止することができる。これにより、粗面化シリコン膜の表面部に形成されている不純物領域のエッチングを防止することができるので、粗面化シリコン膜における不純物濃度の低下が抑制され、粗面化シリコン膜における空乏層の発生を防止することができる。
【0068】
この本発明を用いてDRAMのキャパシタを形成した場合、上部電極に負の電圧を加えた場合のキャパシタ容量の低減を抑制する事ができ、DRAM特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図3】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図4】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図5】本発明の第1の実施形態におけるキャパシタ領域の拡大断面図
【図6】本発明の第1の実施形態で形成したHSG膜と従来技術で形成したHSG膜における、HSG膜にドーピングされた不純物濃度を示す図
【図7】本発明の第1の実施形態で形成したキャパシタと従来技術で形成したキャパシタにおける、キャパシタ容量のプレート電圧依存性を示す図
【図8】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図9】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図10】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図11】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図12】本発明の第2の実施形態におけるキャパシタ領域の拡大断面図
【図13】本発明の第2の実施形態で形成したHSG膜と従来技術で形成したHSG膜における、HSG膜にドーピングされた不純物濃度を示す図
【図14】本発明の第2の実施形態で形成したキャパシタと従来技術で形成したキャパシタにおける、キャパシタ容量のプレート電圧依存性を示す図
【図15】従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
【図16】従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
【図17】従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
【図18】従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
【図19】従来のキャパシタ領域の拡大断面図
【図20】従来技術で形成したキャパシタにおける、キャパシタ容量のプレート電圧依存性を示す図
【符号の説明】
100、200 半導体基板
101、201 シャロートレンチ分離領域
102、202 ゲート電極
103、203 絶縁性サイドウォール
104、204 LDD領域(ソース・ドレイン領域)
105、205 第一の層間絶縁膜
106、206 プラグ
107、207 シリコンナイトライド膜
108、208 第二の層間絶縁膜
109、209 キャパシタ領域
110、210 第二のポリシリコン膜
111、211 アモルファスシリコン膜
112、212 HSG膜
113 CVD酸化膜
114、214 不純物ドーピング領域
115、215 レジスト
116、216 酸化タンタル膜
117、217 窒化チタン膜
118、218 第三の層間絶縁膜
119、219 コンタクト
120、220 配線層
213 PSG膜

Claims (7)

  1. 半導体基板の上に非晶質のシリコン膜を堆積する第1の工程と、
    前記シリコン膜を多結晶化すると共に粗面化して粗面化シリコン膜を形成する第2の工程と、
    前記粗面化シリコン膜の表面部に不純物領域を形成する第3の工程と、
    前記第3の工程の後に、前記粗面化シリコン膜上に絶縁膜を形成する第4の工程と、
    前記絶縁膜及び前記粗面化シリコン膜をパターニングする第5の工程と、
    前記第5の工程の後に、前記絶縁膜を除去する第6の工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記絶縁膜は、不純物を含まない酸化膜であり、
    前記第3の工程では、不純物元素を含むガス雰囲気で熱処理を施すことによって、前記粗面化シリコン膜の表面部に前記不純物領域を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第5の工程では前記粗面化シリコン膜が下部電極にパターニングされ、前記第6の工程の後に、前記粗面化シリコン膜上に容量絶縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上に上部電極を形成する工程とを有していることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記絶縁膜は、酸素プラズマ処理により形成した酸化膜であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板の上に非晶質のシリコン膜を堆積する第1の工程と、
    前記シリコン膜を多結晶化すると共に粗面化して粗面化シリコン膜を形成する第2の工程と、
    前記粗面化シリコン膜上に不純物を含む絶縁膜を形成する第3の工程と、
    前記絶縁膜から不純物を拡散して前記粗面化シリコン膜の表面部に不純物領域を形成する第4の工程と、
    前記第4の工程の後に、前記絶縁膜及び前記粗面化シリコン膜をパターニングする第5の工程と、
    前記第5の工程の後に、前記絶縁膜を除去する第6の工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  6. 前記絶縁膜は、PSG膜であることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第5の工程では前記粗面化シリコン膜が下部電極にパターニングされ、前記第6の工程の後に、前記粗面化シリコン膜上に容量絶縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上に上部電極を形成する工程とを有していることを特徴とする請求項5または6記載の半導体装置の製造方法。
JP2003178097A 2003-06-23 2003-06-23 半導体装置の製造方法 Pending JP2005019443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003178097A JP2005019443A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003178097A JP2005019443A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005019443A true JP2005019443A (ja) 2005-01-20

Family

ID=34179829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003178097A Pending JP2005019443A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005019443A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260033A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260033A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5436188A (en) Dram cell process having elk horn shaped capacitor
JP2962250B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JP2011054629A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2004023008A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
TW410418B (en) Semiconductor device and manufacturing method therefor
JP3897934B2 (ja) 半導体装置のコンタクトホール製造方法
KR100217274B1 (ko) 누적 전극의 표면을 러프닝함으로써 커패시턴스가 증가된 커패시터를 갖는 반도체 장치 제조 방법
US20060163638A1 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
US6693007B2 (en) Methods of utilizing a sacrificial layer during formation of a capacitor
US6165830A (en) Method to decrease capacitance depletion, for a DRAM capacitor, via selective deposition of a doped polysilicon layer on a selectively formed hemispherical grain silicon layer
KR100517328B1 (ko) 선택적 에피택셜 성장법을 이용한 콘택플러그를 갖는반도체소자 및 그의 제조 방법
US7224014B2 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
US5534457A (en) Method of forming a stacked capacitor with an "I" shaped storage node
CN100517650C (zh) 存储电容器的制造方法
JPH1126726A (ja) 半導体素子及びその製造方法
US20080224208A1 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
JP2005019443A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2917894B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100753546B1 (ko) 트랜지스터의 게이트 및 그 형성 방법.
KR20010074376A (ko) 커패시터 하부 전극 및 그 제조 방법
JP2005019444A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11330416A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4298187B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2006303010A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH11145392A (ja) 半導体容量素子及びその製造方法