JP2005019088A - グロメット - Google Patents
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Abstract
【課題】低挿入力化と作業の省スペース化とを図ることが可能なグロメットを提供する。
【解決手段】傾斜部30と挿通筒26との間に、人為的に倒して傾斜部30をグロメット径の縮径方向に弾性変形させるリブ38を形成する。そのリブ38は、グロメット周方向にわたる環状に形成する。または、突片状に形成し、且つ突片状のリブを等間隔で二つ以上、グロメット周方向に配置形成する。その他、グロメット本体25と挿通筒26とを段付き形状に形成し、且つその段付き部分37の上段位置にリブ38を配置形成する。尚、グロメット軸方向に伸びる突条40を、リブ38と傾斜部30とに跨るように連成してもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】傾斜部30と挿通筒26との間に、人為的に倒して傾斜部30をグロメット径の縮径方向に弾性変形させるリブ38を形成する。そのリブ38は、グロメット周方向にわたる環状に形成する。または、突片状に形成し、且つ突片状のリブを等間隔で二つ以上、グロメット周方向に配置形成する。その他、グロメット本体25と挿通筒26とを段付き形状に形成し、且つその段付き部分37の上段位置にリブ38を配置形成する。尚、グロメット軸方向に伸びる突条40を、リブ38と傾斜部30とに跨るように連成してもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネスを挿通した状態でパネル孔に嵌着するグロメットに関する。
【0002 】
【従来の技術】
車両パネルに形成されたパネル孔には、そのパネル孔に挿通されるワイヤハーネスとの間をシール、遮音、及び電気絶縁するための、弾性を有するグロメットが取り付けられている。
【0003 】
図7において、引用符号1は従来のグロメットを示している。そのグロメット1は、大径のグロメット本体2と小径の挿通筒3とを有しており、略漏斗形状に形成されている(例えば特許文献1参照)。グロメット本体2の外部には、車両パネル4のパネル孔5に嵌着する環状溝6が形成されている。また、グロメット本体2の内部には、グロメット軸方向に貫通する貫通孔7が形成されている。挿通筒3は、周壁によってワイヤハーネスを挿通することができるように筒状に形成されている。また、挿通筒3は、グロメット本体2の貫通孔7に連通するように、グロメット本体2の一端に連成されている。環状溝6と挿通筒3との間には、挿通筒3に向けて縮径する傾斜部8が全周にわたって形成されている。
【0004 】
上記構成において、グロメット1をパネル孔5に嵌着させるためには、先ず、小径の挿通筒3をパネル孔5に挿入し、その挿通筒3を挿入側の反対側から引っ張るようにする(図中の矢線方向に引っ張る)。挿通筒3が引っ張られると、傾斜部8がパネル孔5に当接し、その当接によって傾斜部8に弾性変形が生じる。これにより傾斜部8が縮径され、その縮径した傾斜部8がパネル孔5を摺接しながら通過すると、環状溝6がパネル孔5に嵌着する。
【0005 】
【特許文献1】
特開平7−105774号公報 (第2頁、第7図)
【0006 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のグロメット1にあっては、傾斜部8の頂点9(又は環状溝6の縁部)がパネル孔5よりも大きいことから、挿通筒3を引っ張ることによっても容易に傾斜部8がパネル孔5を通過することはなく、作業性が極めて悪いものであった。また、傾斜部8がパネル孔5を通過し難いことから、図8に示されるような上下左右方向の引っ張りを行うこともあり、十分な作業スペースが必要であった。
【0007 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、低挿入力化と作業の省スペース化とを図ることが可能なグロメットを提供することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明のグロメットは、パネル孔に嵌着する環状溝を外部に形成し且つ内部には貫通孔を形成したグロメット本体と、前記貫通孔に連通するように前記グロメット本体に連成したワイヤハーネス挿通用の挿通筒とを有し、前記環状溝の縁部と前記挿通筒との間には前記パネル孔への嵌着の際に該パネル孔を通過する傾斜部を形成したグロメットであって、前記傾斜部と前記挿通筒との間に、人為的に倒して前記傾斜部をグロメット径の縮径方向に弾性変形させるリブを形成したことを特徴としている。
【0009 】
請求項2記載の本発明のグロメットは、請求項1に記載のグロメットにおいて、前記リブをグロメット周方向にわたる環状に形成したことを特徴としている。
【0010 】
請求項3記載の本発明のグロメットは、請求項1に記載のグロメットにおいて、前記リブを突片状に形成し、且つ突片状の前記リブを等間隔で二つ以上、グロメット周方向に配置形成したことを特徴としている。
【0011 】
請求項4記載の本発明のグロメットは、請求項1ないし請求項3いずれか記載のグロメットにおいて、グロメット軸方向に伸びる突条を、前記リブと前記傾斜部とに跨るように連成したことを特徴としている。
【0012 】
請求項5記載の本発明のグロメットは、請求項1ないし請求項4いずれか記載のグロメットにおいて、前記グロメット本体と前記挿通筒とを段付き形状に形成し、且つその段付き部分の上段位置に前記リブを配置形成したことを特徴としている。
【0013 】
請求項1に記載された本発明によれば、作業者が例えば指でリブを倒すと、そのリブの倒れに伴って傾斜部がリブの倒れ方向に引っ張られる。傾斜部は引っ張られることから、傾斜部に弾性変形が生じて、その傾斜部の頂点がグロメット径の縮径方向に移動する。
【0014 】
リブを倒して押さえ付けておけば、傾斜部のパネル孔に対する通過が容易になり、低い挿入力でグロメットを取り付けることが可能になる。また、低い挿入力で十分であることから、少ないスペースでグロメットの取り付け作業を行うことが可能になる。
【0015 】
尚、リブが倒れた状態から元の状態へ戻ると、それまで弾性変形していた傾斜部も元の状態に復帰する。従って、人為的に倒れるリブを形成しても、グロメットのパネル孔に対する固定力は維持される。
【0016 】
請求項2に記載された本発明によれば、環状に形成されたリブの倒れに伴って、傾斜部がグロメット周方向にわたりリブの倒れ方向に引っ張られる。環状のリブにより、傾斜部をグロメット周方向にわたって容易に縮径方向に縮めることが可能になる。
【0017 】
請求項3に記載された本発明によれば、突片状に形成された等間隔の二つ以上のリブの倒れに伴って、傾斜部がグロメット周方向にわたりリブの倒れ方向に引っ張られる。突片状のリブにより、傾斜部をグロメット周方向にわたって容易に縮径方向に縮めることが可能になる。
【0018 】
請求項4に記載された本発明によれば、リブを倒すと、そのリブの倒れに伴って突条がリブの倒れ方向に引っ張られる。そして、突条がリブの倒れ方向に引っ張られると、その突条に連成された傾斜部がリブの倒れ方向に引っ張られる。突条により、傾斜部を引っ張る力が増大して容易に縮径方向に縮めることが可能になる。
【0019 】
請求項5に記載された本発明によれば、グロメット本体と挿通筒との段差によりリブの倒れ量が増大する。傾斜部をより一層容易に且つ大きく縮径方向に縮めることが可能になる。
【0020 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のグロメットの一実施の形態を示す断面図である。また、図2はグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえる前)、図3はグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえた時)である。
【0021 】
図1ないし図3において、引用符号21で示される本発明のグロメットは、ゴム又はエラストマー製の弾性を有するものであって、例えば車両パネル22に貫通形成されるパネル孔23と、そのパネル孔23に挿通されるワイヤハーネス24との間をシール、遮音、及び電気絶縁するために設けられている。また、本発明のグロメット21は、大径のグロメット本体25と、そのグロメット本体25の一端に連成される小径の挿通筒26とを有して構成されている。
【0022 】
本発明のグロメット21は、後述するが、パネル孔23に対して低挿入力で取り付けができるように、且つ、少ないスペースで取り付け作業が行えるように形成されている。以下、上記構成について詳細に説明する。
【0023 】
上記グロメット本体25は、パネル嵌着部27と貫通孔28とを有している。パネル嵌着部27は、グロメット本体25の外部に形成される部分であって、環状溝29と傾斜部30と厚肉部31とを有している。パネル嵌着部27は、グロメット周方向の全周にわたって形成されている。
【0024 】
環状溝29は、パネル孔23に嵌着するように溝状に形成されている。また、環状溝29は、パネル孔23に合わせた径を有するように環状に形成されている。このような環状溝29の底部分には、パネル孔23の孔面に対して密着するような環状の凸部32が形成されている。
【0025 】
傾斜部30は、グロメット21の取り付けの際にパネル孔23を通過する部分であって、環状溝29よりもグロメット本体25の上記一端側に形成されている。また、傾斜部30は、環状溝29に連成されている。さらに、傾斜部30は、グロメット本体25の上記一端側に向けて縮径するように形成されている。このような傾斜部30は、頂点33を有しており、その頂点33の位置は、パネル孔23の径よりも大きくなるように形成されている。
【0026 】
厚肉部31は、環状溝29が嵌着するパネル孔23の縁部を傾斜部30と共に挟み込む部分であって、環状溝29よりもグロメット本体25の他端側に形成されている。また、厚肉部31は、十分な剛性を有するように厚肉に形成されている。このような厚肉部31の環状溝29側には、パネル孔23の縁部に密着する環状のリップ34が形成されている。
【0027 】
貫通孔28は、グロメット本体25の内部に形成される部分であって、グロメット軸方向に貫通するように形成されている。貫通孔28は、挿通されるワイヤハーネス24よりも大きな径となるように形成されている。
【0028 】
上記挿通筒26は、ワイヤハーネス24を挿通することができるように周壁35によって筒状に形成されている。このような挿通筒26は、挿通されるワイヤハーネス24と同じ又は若干小さな径を有するように形成されている。また、グロメット本体25の貫通孔28に連通するように、グロメット本体25の上記一端に連成されている。
【0029 】
挿通筒26のグロメット軸方向の長さは、グロメット本体25とほぼ同じくらいの長さに形成されている。また、このような長さの挿通筒26の外周面は、平坦に形成されている。挿通筒26の外周面は、ワイヤハーネス24に対してのテープ巻き部分36として設定されている。
【0030 】
グロメット本体25と挿通筒26は、上述の如くそれぞれ大径と小径とになるように形成されている。従って、図示のような段付き形状に形成されている。その段付き形状の部分を引用符号37で示すと、段付き部分37は、傾斜部30と挿通筒26との間に形成されており、このような段付き部分37の上段位置には、本発明の要旨となるリブ38が配置形成されている。
【0031 】
リブ38は、傾斜部30をグロメット径の縮径方向に弾性変形させるための部分であって、人為的に挿通筒26側へ倒すことができるような形状に形成されている。また、リブ38は、倒れに伴って傾斜部30をリブ38の倒れ方向に引っ張ることができるように形成されている。リブ38は、傾斜部30の頂点33の位置を上記縮径方向に移動させることができるようになっている。
【0032 】
リブ38は、本形態においてグロメット周方向にわたって形成されている。すなわち、リブ38は、フランジのような環状の形状に形成されている(環状に限定するものではないものとする。リブを突片状に形成し、且つ突片状のリブを等間隔で二つ以上、グロメット周方向に配置形成してもよいものとする)。リブ38は、本形態においてリブ38の倒れ量を増大させるために、段付き部分37の上段位置に配置形成されている。
【0033 】
上記構成において、グロメット21をパネル孔23に嵌着させるためには、先ず、グロメット21を挿通筒26からパネル孔23に挿入する作業を行う。挿通筒26がパネル孔23に挿入されると、その挿通筒26は小径であることからスムーズにパネル孔23を通過し、その後、リブ38がパネル孔23を通過する。
【0034 】
次に、傾斜部30とリブ38との間にパネル孔23が位置するまで、グロメット21を挿入したら、指先39によってリブ38を図2の矢線P方向へ押し倒す作業を行う。リブ38が指先39により押し倒されると、傾斜部30は図3の矢線Qに示される如くリブ38の倒れ方向に引っ張られる。この時、傾斜部30に弾性変形が生じて、その傾斜部30の頂点33がグロメット径の縮径方向に移動する(図3の矢線R方向へ移動する)。
【0035 】
尚、パネル孔23の径よりも弾性変形した傾斜部30の頂点33までの径の方が小さくなることが好ましいものとする。また、リブ38をグロメット周方向の全周にわたって押し倒すことが好ましいものとする。
【0036 】
続いて、リブ38を押さえながら上記の状態を保ち続けグロメット21を更にパネル孔23に挿入する作業を行う。グロメット21が更にパネル孔23に挿入されると、縮径した傾斜部30がパネル孔23を通過する。そして、厚肉部31がパネル孔23に当接すると、環状溝29はパネル孔23の位置に配置される。
【0037 】
最後に、リブ38を押さえた指先39をリブ38から離す作業を行う。指先39がリブ38から離れると、リブ38は倒れた状態から元の状態へ戻る。また、それまで弾性変形していた傾斜部30も元の状態に復帰する(頂点33の位置がパネル孔23の径よりも大きくなる位置に復帰する)。これにより環状溝29がパネル孔23に完全に嵌着して一連の取り付け作業が完了する。
【0038 】
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、リブ38を倒して押さえ付けておけば、傾斜部30のパネル孔23に対する通過を容易にすることができる。従って、低い挿入力でグロメット21をパネル孔23に取り付けることができる。また、取り付けが低い挿入力で十分であることから、少ないスペースでグロメット21の取り付け作業を行うことができる。
【0039 】
次に、図4ないし図6を参照しながら本発明によるグロメットの他の一実施の形態を説明する。図4は他の一実施の形態を示す断面図、図5は図4のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえる前)、図6は図4のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえた時)である。
【0040 】
図4ないし図6において、引用符号21′で示される本発明のグロメットは、上述のグロメット21に対して複数の突条40を設けた点のみが異なっている(尚、上述のグロメット21と同じ部分については同一の符号を付してその説明を省略する)。
【0041 】
突条40は、適宜幅及び高さを有する突起をグロメット軸方向に伸ばすことにより形成されている。また、突条40は、リブ38と傾斜部30とに跨るように連成されている。さらに、突条40は、グロメット周方向に等間隔で二つ以上、配置形成されている。
【0042 】
このような突条40を有することにより、リブ38が指先39により矢線P方向に押し倒されると、突条40は、図6の矢線Qに示される如くリブ38の倒れ方向に引っ張られる。そして、突条40がリブ38の倒れ方向に引っ張られると、その突条40に連成された傾斜部30が矢線Qに示される如くリブ38の倒れ方向に引っ張られる。この時、傾斜部30に弾性変形が生じて、その傾斜部30の頂点33がグロメット径の縮径方向に移動する(図6の矢線R方向へ移動する)。
【0043 】
突条40を有することにより、傾斜部30を引っ張る力を増大させることができる。従って、傾斜部30を一層容易に縮径方向に縮めることができる。
【0044 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0045 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、低挿入力化と作業の省スペース化とを図ることが可能なグロメットを提供することができるという効果を奏する。
【0046 】
請求項2及び請求項3に記載された本発明によれば、それぞれ、傾斜部をグロメット周方向にわたって容易に縮径方向に縮めることができるという効果を奏する。
【0047 】
請求項4に記載された本発明によれば、傾斜部を引っ張る力を増大させることができるという効果を奏する。従って、傾斜部を一層容易に縮径方向に縮めることができるという効果を奏する。
【0048 】
請求項5に記載された本発明によれば、リブの倒れ量を増大させることができるという効果を奏する。従って、傾斜部をより一層容易に且つ大きく縮径方向に縮めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるグロメットの一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえる前)である。
【図3】図1のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえた時)である。
【図4】本発明によるグロメットの他の一実施の形態を示す断面図である。
【図5】図4のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえる前)である。
【図6】図4のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえた時)である。
【図7】従来例のグロメットの断面図である。
【図8】従来例のグロメットの作業スペースに関する説明図である。
【符号の説明】
21、21′ グロメット
22 車両パネル
23 パネル孔
24 ワイヤハーネス
25 グロメット本体
26 挿通筒
27 パネル嵌着部
28 貫通孔
29 環状溝
30 傾斜部
31 厚肉部
32 凸部
33 頂点
34 リップ
35 周壁
36 テープ巻き部分
37 段付き部分
38 リブ
39 指先
40 突条
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネスを挿通した状態でパネル孔に嵌着するグロメットに関する。
【0002 】
【従来の技術】
車両パネルに形成されたパネル孔には、そのパネル孔に挿通されるワイヤハーネスとの間をシール、遮音、及び電気絶縁するための、弾性を有するグロメットが取り付けられている。
【0003 】
図7において、引用符号1は従来のグロメットを示している。そのグロメット1は、大径のグロメット本体2と小径の挿通筒3とを有しており、略漏斗形状に形成されている(例えば特許文献1参照)。グロメット本体2の外部には、車両パネル4のパネル孔5に嵌着する環状溝6が形成されている。また、グロメット本体2の内部には、グロメット軸方向に貫通する貫通孔7が形成されている。挿通筒3は、周壁によってワイヤハーネスを挿通することができるように筒状に形成されている。また、挿通筒3は、グロメット本体2の貫通孔7に連通するように、グロメット本体2の一端に連成されている。環状溝6と挿通筒3との間には、挿通筒3に向けて縮径する傾斜部8が全周にわたって形成されている。
【0004 】
上記構成において、グロメット1をパネル孔5に嵌着させるためには、先ず、小径の挿通筒3をパネル孔5に挿入し、その挿通筒3を挿入側の反対側から引っ張るようにする(図中の矢線方向に引っ張る)。挿通筒3が引っ張られると、傾斜部8がパネル孔5に当接し、その当接によって傾斜部8に弾性変形が生じる。これにより傾斜部8が縮径され、その縮径した傾斜部8がパネル孔5を摺接しながら通過すると、環状溝6がパネル孔5に嵌着する。
【0005 】
【特許文献1】
特開平7−105774号公報 (第2頁、第7図)
【0006 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のグロメット1にあっては、傾斜部8の頂点9(又は環状溝6の縁部)がパネル孔5よりも大きいことから、挿通筒3を引っ張ることによっても容易に傾斜部8がパネル孔5を通過することはなく、作業性が極めて悪いものであった。また、傾斜部8がパネル孔5を通過し難いことから、図8に示されるような上下左右方向の引っ張りを行うこともあり、十分な作業スペースが必要であった。
【0007 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、低挿入力化と作業の省スペース化とを図ることが可能なグロメットを提供することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明のグロメットは、パネル孔に嵌着する環状溝を外部に形成し且つ内部には貫通孔を形成したグロメット本体と、前記貫通孔に連通するように前記グロメット本体に連成したワイヤハーネス挿通用の挿通筒とを有し、前記環状溝の縁部と前記挿通筒との間には前記パネル孔への嵌着の際に該パネル孔を通過する傾斜部を形成したグロメットであって、前記傾斜部と前記挿通筒との間に、人為的に倒して前記傾斜部をグロメット径の縮径方向に弾性変形させるリブを形成したことを特徴としている。
【0009 】
請求項2記載の本発明のグロメットは、請求項1に記載のグロメットにおいて、前記リブをグロメット周方向にわたる環状に形成したことを特徴としている。
【0010 】
請求項3記載の本発明のグロメットは、請求項1に記載のグロメットにおいて、前記リブを突片状に形成し、且つ突片状の前記リブを等間隔で二つ以上、グロメット周方向に配置形成したことを特徴としている。
【0011 】
請求項4記載の本発明のグロメットは、請求項1ないし請求項3いずれか記載のグロメットにおいて、グロメット軸方向に伸びる突条を、前記リブと前記傾斜部とに跨るように連成したことを特徴としている。
【0012 】
請求項5記載の本発明のグロメットは、請求項1ないし請求項4いずれか記載のグロメットにおいて、前記グロメット本体と前記挿通筒とを段付き形状に形成し、且つその段付き部分の上段位置に前記リブを配置形成したことを特徴としている。
【0013 】
請求項1に記載された本発明によれば、作業者が例えば指でリブを倒すと、そのリブの倒れに伴って傾斜部がリブの倒れ方向に引っ張られる。傾斜部は引っ張られることから、傾斜部に弾性変形が生じて、その傾斜部の頂点がグロメット径の縮径方向に移動する。
【0014 】
リブを倒して押さえ付けておけば、傾斜部のパネル孔に対する通過が容易になり、低い挿入力でグロメットを取り付けることが可能になる。また、低い挿入力で十分であることから、少ないスペースでグロメットの取り付け作業を行うことが可能になる。
【0015 】
尚、リブが倒れた状態から元の状態へ戻ると、それまで弾性変形していた傾斜部も元の状態に復帰する。従って、人為的に倒れるリブを形成しても、グロメットのパネル孔に対する固定力は維持される。
【0016 】
請求項2に記載された本発明によれば、環状に形成されたリブの倒れに伴って、傾斜部がグロメット周方向にわたりリブの倒れ方向に引っ張られる。環状のリブにより、傾斜部をグロメット周方向にわたって容易に縮径方向に縮めることが可能になる。
【0017 】
請求項3に記載された本発明によれば、突片状に形成された等間隔の二つ以上のリブの倒れに伴って、傾斜部がグロメット周方向にわたりリブの倒れ方向に引っ張られる。突片状のリブにより、傾斜部をグロメット周方向にわたって容易に縮径方向に縮めることが可能になる。
【0018 】
請求項4に記載された本発明によれば、リブを倒すと、そのリブの倒れに伴って突条がリブの倒れ方向に引っ張られる。そして、突条がリブの倒れ方向に引っ張られると、その突条に連成された傾斜部がリブの倒れ方向に引っ張られる。突条により、傾斜部を引っ張る力が増大して容易に縮径方向に縮めることが可能になる。
【0019 】
請求項5に記載された本発明によれば、グロメット本体と挿通筒との段差によりリブの倒れ量が増大する。傾斜部をより一層容易に且つ大きく縮径方向に縮めることが可能になる。
【0020 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のグロメットの一実施の形態を示す断面図である。また、図2はグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえる前)、図3はグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえた時)である。
【0021 】
図1ないし図3において、引用符号21で示される本発明のグロメットは、ゴム又はエラストマー製の弾性を有するものであって、例えば車両パネル22に貫通形成されるパネル孔23と、そのパネル孔23に挿通されるワイヤハーネス24との間をシール、遮音、及び電気絶縁するために設けられている。また、本発明のグロメット21は、大径のグロメット本体25と、そのグロメット本体25の一端に連成される小径の挿通筒26とを有して構成されている。
【0022 】
本発明のグロメット21は、後述するが、パネル孔23に対して低挿入力で取り付けができるように、且つ、少ないスペースで取り付け作業が行えるように形成されている。以下、上記構成について詳細に説明する。
【0023 】
上記グロメット本体25は、パネル嵌着部27と貫通孔28とを有している。パネル嵌着部27は、グロメット本体25の外部に形成される部分であって、環状溝29と傾斜部30と厚肉部31とを有している。パネル嵌着部27は、グロメット周方向の全周にわたって形成されている。
【0024 】
環状溝29は、パネル孔23に嵌着するように溝状に形成されている。また、環状溝29は、パネル孔23に合わせた径を有するように環状に形成されている。このような環状溝29の底部分には、パネル孔23の孔面に対して密着するような環状の凸部32が形成されている。
【0025 】
傾斜部30は、グロメット21の取り付けの際にパネル孔23を通過する部分であって、環状溝29よりもグロメット本体25の上記一端側に形成されている。また、傾斜部30は、環状溝29に連成されている。さらに、傾斜部30は、グロメット本体25の上記一端側に向けて縮径するように形成されている。このような傾斜部30は、頂点33を有しており、その頂点33の位置は、パネル孔23の径よりも大きくなるように形成されている。
【0026 】
厚肉部31は、環状溝29が嵌着するパネル孔23の縁部を傾斜部30と共に挟み込む部分であって、環状溝29よりもグロメット本体25の他端側に形成されている。また、厚肉部31は、十分な剛性を有するように厚肉に形成されている。このような厚肉部31の環状溝29側には、パネル孔23の縁部に密着する環状のリップ34が形成されている。
【0027 】
貫通孔28は、グロメット本体25の内部に形成される部分であって、グロメット軸方向に貫通するように形成されている。貫通孔28は、挿通されるワイヤハーネス24よりも大きな径となるように形成されている。
【0028 】
上記挿通筒26は、ワイヤハーネス24を挿通することができるように周壁35によって筒状に形成されている。このような挿通筒26は、挿通されるワイヤハーネス24と同じ又は若干小さな径を有するように形成されている。また、グロメット本体25の貫通孔28に連通するように、グロメット本体25の上記一端に連成されている。
【0029 】
挿通筒26のグロメット軸方向の長さは、グロメット本体25とほぼ同じくらいの長さに形成されている。また、このような長さの挿通筒26の外周面は、平坦に形成されている。挿通筒26の外周面は、ワイヤハーネス24に対してのテープ巻き部分36として設定されている。
【0030 】
グロメット本体25と挿通筒26は、上述の如くそれぞれ大径と小径とになるように形成されている。従って、図示のような段付き形状に形成されている。その段付き形状の部分を引用符号37で示すと、段付き部分37は、傾斜部30と挿通筒26との間に形成されており、このような段付き部分37の上段位置には、本発明の要旨となるリブ38が配置形成されている。
【0031 】
リブ38は、傾斜部30をグロメット径の縮径方向に弾性変形させるための部分であって、人為的に挿通筒26側へ倒すことができるような形状に形成されている。また、リブ38は、倒れに伴って傾斜部30をリブ38の倒れ方向に引っ張ることができるように形成されている。リブ38は、傾斜部30の頂点33の位置を上記縮径方向に移動させることができるようになっている。
【0032 】
リブ38は、本形態においてグロメット周方向にわたって形成されている。すなわち、リブ38は、フランジのような環状の形状に形成されている(環状に限定するものではないものとする。リブを突片状に形成し、且つ突片状のリブを等間隔で二つ以上、グロメット周方向に配置形成してもよいものとする)。リブ38は、本形態においてリブ38の倒れ量を増大させるために、段付き部分37の上段位置に配置形成されている。
【0033 】
上記構成において、グロメット21をパネル孔23に嵌着させるためには、先ず、グロメット21を挿通筒26からパネル孔23に挿入する作業を行う。挿通筒26がパネル孔23に挿入されると、その挿通筒26は小径であることからスムーズにパネル孔23を通過し、その後、リブ38がパネル孔23を通過する。
【0034 】
次に、傾斜部30とリブ38との間にパネル孔23が位置するまで、グロメット21を挿入したら、指先39によってリブ38を図2の矢線P方向へ押し倒す作業を行う。リブ38が指先39により押し倒されると、傾斜部30は図3の矢線Qに示される如くリブ38の倒れ方向に引っ張られる。この時、傾斜部30に弾性変形が生じて、その傾斜部30の頂点33がグロメット径の縮径方向に移動する(図3の矢線R方向へ移動する)。
【0035 】
尚、パネル孔23の径よりも弾性変形した傾斜部30の頂点33までの径の方が小さくなることが好ましいものとする。また、リブ38をグロメット周方向の全周にわたって押し倒すことが好ましいものとする。
【0036 】
続いて、リブ38を押さえながら上記の状態を保ち続けグロメット21を更にパネル孔23に挿入する作業を行う。グロメット21が更にパネル孔23に挿入されると、縮径した傾斜部30がパネル孔23を通過する。そして、厚肉部31がパネル孔23に当接すると、環状溝29はパネル孔23の位置に配置される。
【0037 】
最後に、リブ38を押さえた指先39をリブ38から離す作業を行う。指先39がリブ38から離れると、リブ38は倒れた状態から元の状態へ戻る。また、それまで弾性変形していた傾斜部30も元の状態に復帰する(頂点33の位置がパネル孔23の径よりも大きくなる位置に復帰する)。これにより環状溝29がパネル孔23に完全に嵌着して一連の取り付け作業が完了する。
【0038 】
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、リブ38を倒して押さえ付けておけば、傾斜部30のパネル孔23に対する通過を容易にすることができる。従って、低い挿入力でグロメット21をパネル孔23に取り付けることができる。また、取り付けが低い挿入力で十分であることから、少ないスペースでグロメット21の取り付け作業を行うことができる。
【0039 】
次に、図4ないし図6を参照しながら本発明によるグロメットの他の一実施の形態を説明する。図4は他の一実施の形態を示す断面図、図5は図4のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえる前)、図6は図4のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえた時)である。
【0040 】
図4ないし図6において、引用符号21′で示される本発明のグロメットは、上述のグロメット21に対して複数の突条40を設けた点のみが異なっている(尚、上述のグロメット21と同じ部分については同一の符号を付してその説明を省略する)。
【0041 】
突条40は、適宜幅及び高さを有する突起をグロメット軸方向に伸ばすことにより形成されている。また、突条40は、リブ38と傾斜部30とに跨るように連成されている。さらに、突条40は、グロメット周方向に等間隔で二つ以上、配置形成されている。
【0042 】
このような突条40を有することにより、リブ38が指先39により矢線P方向に押し倒されると、突条40は、図6の矢線Qに示される如くリブ38の倒れ方向に引っ張られる。そして、突条40がリブ38の倒れ方向に引っ張られると、その突条40に連成された傾斜部30が矢線Qに示される如くリブ38の倒れ方向に引っ張られる。この時、傾斜部30に弾性変形が生じて、その傾斜部30の頂点33がグロメット径の縮径方向に移動する(図6の矢線R方向へ移動する)。
【0043 】
突条40を有することにより、傾斜部30を引っ張る力を増大させることができる。従って、傾斜部30を一層容易に縮径方向に縮めることができる。
【0044 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0045 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、低挿入力化と作業の省スペース化とを図ることが可能なグロメットを提供することができるという効果を奏する。
【0046 】
請求項2及び請求項3に記載された本発明によれば、それぞれ、傾斜部をグロメット周方向にわたって容易に縮径方向に縮めることができるという効果を奏する。
【0047 】
請求項4に記載された本発明によれば、傾斜部を引っ張る力を増大させることができるという効果を奏する。従って、傾斜部を一層容易に縮径方向に縮めることができるという効果を奏する。
【0048 】
請求項5に記載された本発明によれば、リブの倒れ量を増大させることができるという効果を奏する。従って、傾斜部をより一層容易に且つ大きく縮径方向に縮めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるグロメットの一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえる前)である。
【図3】図1のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえた時)である。
【図4】本発明によるグロメットの他の一実施の形態を示す断面図である。
【図5】図4のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえる前)である。
【図6】図4のグロメットの取り付け説明図(リブを指で押さえた時)である。
【図7】従来例のグロメットの断面図である。
【図8】従来例のグロメットの作業スペースに関する説明図である。
【符号の説明】
21、21′ グロメット
22 車両パネル
23 パネル孔
24 ワイヤハーネス
25 グロメット本体
26 挿通筒
27 パネル嵌着部
28 貫通孔
29 環状溝
30 傾斜部
31 厚肉部
32 凸部
33 頂点
34 リップ
35 周壁
36 テープ巻き部分
37 段付き部分
38 リブ
39 指先
40 突条
Claims (5)
- パネル孔に嵌着する環状溝を外部に形成し且つ内部には貫通孔を形成したグロメット本体と、前記貫通孔に連通するように前記グロメット本体に連成したワイヤハーネス挿通用の挿通筒とを有し、前記環状溝の縁部と前記挿通筒との間には前記パネル孔への嵌着の際に該パネル孔を通過する傾斜部を形成したグロメットであって、
前記傾斜部と前記挿通筒との間に、人為的に倒して前記傾斜部をグロメット径の縮径方向に弾性変形させるリブを形成したことを特徴とするグロメット。 - 請求項1に記載のグロメットにおいて、
前記リブをグロメット周方向にわたる環状に形成したことを特徴とするグロメット。 - 請求項1に記載のグロメットにおいて、
前記リブを突片状に形成し、且つ突片状の前記リブを等間隔で二つ以上、グロメット周方向に配置形成したことを特徴とするグロメット。 - 請求項1ないし請求項3いずれか記載のグロメットにおいて、
グロメット軸方向に伸びる突条を、前記リブと前記傾斜部とに跨るように連成したことを特徴とするグロメット。 - 請求項1ないし請求項4いずれか記載のグロメットにおいて、
前記グロメット本体と前記挿通筒とを段付き形状に形成し、且つその段付き部分の上段位置に前記リブを配置形成したことを特徴とするグロメット。
Priority Applications (1)
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JP2003179859A JP2005019088A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | グロメット |
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Cited By (2)
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JP2008198537A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Furukawa Electric Co Ltd:The | グロメット |
JP2020043676A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | 矢崎総業株式会社 | グロメット |
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- 2003-06-24 JP JP2003179859A patent/JP2005019088A/ja not_active Withdrawn
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