JP2005018816A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Noriyuki Ide
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Abstract

【課題】光ディスク装置を縦置きにして使用する場合、ディスクが落下しないよう支えつつ装着する動作は、作業上容易ではなく、不便な面があった。
【解決手段】筐体2と、前記筐体2から出没自在に取り付けられたトレイ3と、前記トレイ3に設けられ光ディスクに書き込まれたデータを読み取るか前記光ディスクにデータを書き込むかの少なくとも一方を行う光ピックアップ4b及び前記光ディスクを回転させる駆動手段を備えたピックアップモジュール4と、前記駆動手段に設けられ前記光ディスクを前記駆動手段に係止し固定する係止手段と、前記筐体2と前記トレイ3を移動自在に保持する保持手段を有し、前記光ディスクを略鉛直状態にて装着可能な光ディスク装置1であって、前記トレイ3に前記光ディスクの外周部の一部を保持可能な保持部を少なくとも1つ設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器等に搭載されるか或いは電子機器に接続される光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器に搭載されるCD−ROM、R,RW、DVD−ROM,RAM,R,RWなどの光ディスク装置のディスク装着方法としては、筐体よりトレイが引き出され、このトレイの所定の位置にディスクを載置するかトレイに設けられたスピンドルモータの係止部にディスクを係止し、再び筐体に戻して装着する方式(以下トレイ方式と称する)が一般的である。また搭載する電子機器が設置環境に柔軟に対応するために、縦置き、横置き両対応のものが多く、光ディスク装置についても縦置き、横置き両対応のものが一般的になっている。以下、従来の縦置き可能なトレイ方式の光ディスク装置の構成について、図を参照して説明する。
【0003】
図5は従来の実施の形態における縦置き可能なトレイ方式の光ディスク装置の外観図である。光ディスク装置1には筐体2及びトレイ3があり、図5は筐体2からトレイ3を引き出した状態を示している。トレイ3にはピックアップモジュール4及びベゼル5が設けられている。ピックアップモジュール4にはディスクを回転させるスピンドルモータ4aと光学的にディスク上に記録されたデータを読み取るかもしくはディスク上に所望のデータを書き込む動作の少なくとも一方を行う光ピックアップ4bが構成されている。スピンドルモータ4aにはディスク装着部4cがあり、ディスクを装着し回転駆動させる。ディスクを装着する方法には数種類有るが、薄型タイプの光ディスク装置の場合部品配置の都合から、ディスク装着部4cはディスク中央の孔に嵌合するディスク嵌合部4eとディスク装着面4dとディスク係止部4fがあって、ディスク嵌合部4eにディスク中央部の孔を嵌合して径方向の位置決めを行い、ディスク装着面4dとディスク係止部4fでディスク中央の孔近傍の表面と裏面を挟むように係止し、固定する方法が多く採用されている。
【0004】
トレイ3の両側部にはレール部6があり、両側部共にレール7とディスク引き出し方向に摺動自在に嵌合している。また、レール7は筐体2両側部内面に設けられたレールガイド8ともディスク引き出し方向に摺動自在に嵌合しており、トレイ3は筐体2からディスクが着脱できるよう引き出すことが出来る。
【0005】
トレイ3には凹部を形成してディスク装着面9があり、トレイ3の表面3aとディスク装着面9をつなぐ側面9aは、ディスク装着方向から見てディスクの回転軸を中心とした略円形を成している。
【0006】
先行例としては、(特許文献1)、(特許文献2)等がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−39842号公報
【特許文献2】
特開2001−6246号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の縦置き可能なトレイ方式の光ディスク装置を縦置き状態で使用する場合、ディスクを装着するにはトレイ3を筐体2から引き出し、縦置きになったトレイ3のディスク装着部4cに、略水平方向からディスクを装着しなければならない。しかしながら、ディスクが落下しないよう鉛直方向を支えつつ、ディスク装着部4cのディスク嵌合部4eに嵌合させながらディスク係止部4fに押しつけて係止する略水平方向の装着動作は、作業上容易ではなく、不便な面があった。
【0009】
一方、筐体2内にピックアップモジュール4を有しており、トレイ3にディスクを仮置きもしくは仮固定後トレイ3を筐体2に収納すると自動的に筐体2内のディスク装着部4cにディスクを固定する方式も存在する。この方式の場合装着動作は容易だが、自動的にディスク装着部4cにディスクを固定する機構のため、光ディスク装置を薄型化できないという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明では、筐体と、前記筐体から出没自在に取り付けられたトレイと、前記トレイに設けられ光ディスクに書き込まれたデータを読み取るか前記光ディスクにデータを書き込むかの少なくとも一方を行う光ピックアップ及び前記光ディスクを回転させる駆動手段を備えたピックアップモジュールと、前記駆動手段に設けられ前記光ディスクを前記駆動手段に係止し固定する係止手段と、前記筐体と前記トレイを移動自在に保持する保持手段を有し、前記光ディスクを略鉛直状態にて装着可能な光ディスク装置であって、前記トレイに前記光ディスクの外周部の一部を保持可能な保持部を少なくとも1つ設けた。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、筐体と、前記筐体から出没自在に取り付けられたトレイと、前記トレイに設けられ光ディスクに書き込まれたデータを読み取るか前記光ディスクにデータを書き込むかの少なくとも一方を行う光ピックアップ及び前記光ディスクを回転させる駆動手段を備えたピックアップモジュールと、前記駆動手段に設けられ前記光ディスクを前記駆動手段に係止し固定する係止手段と、前記筐体と前記トレイを移動自在に保持する保持手段を有し、前記光ディスクを略鉛直状態にて装着可能な光ディスク装置であって、前記トレイに前記光ディスクの外周部の一部を保持可能な保持部を少なくとも1つ設けたことを特徴とする光ディスク装置により、ディスクの装着時ディスクの仮置きが出来るため、光ディスク装着動作が容易な光ディスク装置を提供することが出来る。
【0012】
請求項2記載の発明は、光ディスクの駆動手段の回転中心から保持部までの最短距離が、前記光ディスクの最大半径よりも少なくとも大きいことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置によって、薄型化を阻害せずにディスク装着時のディスクの仮置可能な構成が出来るため、薄型で光ディスク装着動作が容易な光ディスク装置を提供することが出来る。
【0013】
請求項3記載の発明は、保持部は前記光ディスクを載置する載置部と前記載置部からの脱落を防止する突起部を有し、前記光ディスクの駆動手段の回転中心から前記突起部先端までの最短距離が、前記光ディスクの最大半径よりも少なくとも大きいことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置によって、薄型化を阻害せずにディスク装着時のディスクの仮置可能な構成が出来るため、薄型で光ディスク装着動作が容易な光ディスク装置を提供することが出来る。
【0014】
請求項4記載の発明は、トレイには光ディスクに対向する面を含むディスク装着面を有し、前記ディスク装着面は前記トレイの前記ディスク装着面側の他の面に対して凹部を形成しており、前記凹部の側面が載置部の一部であることを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置によって、簡単な構成で薄型で光ディスク装着動作が容易な光ディスク装置を提供することが出来る。
【0015】
請求項5記載の発明は、トレイには光ディスクに対向する面を含むディスク装着面を有し、前記ディスク装着面は前記トレイの前記ディスク装着面側の他の面に対して凹部を形成しており、前記凹部の側面の少なくとも一部が前記ディスク装着面に対して鋭角を成して保持部を形成したことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置によって、さらに簡単な構成で薄型で光ディスク装着動作が容易な光ディスク装置を提供することが出来る。
【0016】
請求項6記載の発明は、保持部がトレイに設けられた少なくとも1つのディスク保持手段に設けられており、前記ディスク保持手段は前記保持部と、前記トレイに回転または平行移動可能に支持する支持部と、前記保持部を駆動する駆動手段を有し、前記ディスク着脱時においては前記保持部は前記ディスクの外周端部を装着時位置にて保持し、ディスクデータ読み取りもしくは書き込み時においては前記保持部は前記ディスクから離れる様移動することが可能であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置によって、薄型で光ディスク装着動作がさらに容易な光ディスク装置を提供することが出来る。
【0017】
請求項7記載の発明は、駆動手段は、ディスク保持手段において支持部に対し保持部とは反対側に設けられた突起部と、前記支持部を支点に回転方向で前記保持部がディスクに接近する向きに付勢する付勢手段と、前記付勢による前記保持部の動きを制止する制止手段を有し、トレイを筐体に収納する際は前記筐体の一部と前記突起部の接触による前記ディスク保持手段の回転運動で前記保持部が前記ディスクから離れる様移動し、前記トレイが前記筐体から引き出される際は、前記筐体と前記突起部の接触が解除され前記付勢手段による付勢と前記制止手段による制止で、前記保持部が前記ディスク着脱時における前記ディスクの外周端部を保持する位置に戻ることを特徴とする請求項6記載の光ディスク装置によって、薄型で光ディスク装着動作がさらに容易な光ディスク装置を提供することが出来る。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態における光ディスク装置の外観図、図2は本発明の一実施の形態における光ディスク装置のディスクを仮置きした状態の外観図、図3は本発明の一実施の形態における光ディスク装置のディスクを装着しディスクの中心軸方向ディスク面側から見た外観図、図4は本発明の他の一実施の形態における光ディスク装置のディスクを装着しディスクの中心軸方向ディスク面側から見た外観図である。
【0020】
光ディスク装置1には筐体2及びトレイ3があり、図1は筐体2からトレイ3を引き出した状態を示している。トレイ3にはピックアップモジュール4及びベゼル5が設けられている。ピックアップモジュール4にはディスクを回転させるスピンドルモータ4aと光学的にディスク上に記録されたデータを読み取るかもしくはディスク上に所望のデータを書き込む動作の少なくとも一方を行う光ピックアップ4bが構成されている。スピンドルモータ4aにはディスク装着部4cがあり、ディスクを装着し回転駆動させる。ディスクを装着する方法には数種類有るが、薄型タイプの光ディスク装置の場合部品配置の都合から、ディスク装着部4cはディスク中央の孔に嵌合するディスク嵌合部4eとディスク装着面4dとディスク係止部4fがあって、ディスク嵌合部4eにディスク中央部の孔を嵌合して径方向の位置決めを行い、ディスク装着面4dとディスク係止部4fでディスク中央の孔近傍の表面と裏面を挟むように係止し、固定する方法が多く採用されている。
【0021】
トレイ3の両側部にはレール部6があり、両側部共にレール7とディスク引き出し方向に摺動自在に嵌合している。また、レール7は筐体2両側部内面に設けられたレールガイド8ともディスク引き出し方向に摺動自在に嵌合しており、トレイ3は筐体2からディスクが着脱できるよう引き出すことが出来る。トレイ3には凹部を形成してディスク装着面9があり、トレイ3の表面3aとディスク装着面9をつないで側面9aを形成している。側面9aはディスク装着面9に対し直角ないしは鈍角を成している。ディスク装着面9はディスク装着時にディスクが一部はみ出す欠落部9bを有している。欠落部9bにおいては側面9aも欠落している。
【0022】
光ディスク装置1を縦置きする場合、欠落部9b側が上側になり、その反対であるC側が下側になる。
【0023】
側面9aのスピンドルモータ4aに対してC側寄りには、突起9cが設けられている。突起9cは、トレイ3の表面3aを延長した上面9dとディスク装着面9に対向する下面9eを有している。下面9eはディスク装着面9に略平行、もしくはディスク装着面9と下面9eの間隔Bが突起9cの根元よりも突起9cの端部9f側で広くなるよう、若干の傾斜を成して構成されている。
【0024】
突起9cはトレイ3に一体に構成されていても、別体に構成されていても良い。一体の場合、例えばトレイ3と一体成型が可能であり、容易に突起9cを設けることが出来る。また別体の場合、突起9cはねじ止めやはめ込みや接着などの方法でトレイ3に取り付けることが出来る。別体にすることにより、突起9cはトレイ3とは別の材質にすることが出来るため、例えば突起9cをシリコンゴム等弾性のある材質を採用することにより、よりディスク傷のつきにくい構成とすることが出来る。
【0025】
ディスク装着面9に垂直な方向から見たときの側面9aの端部9fの形状は略円形を含む形状であり、その中心はスピンドルモータ4aの回転中心10に対してC側寄りにずれている。突起9cの先端9gからスピンドルモータ4aの回転中心10までの最短距離Dは、ディスク装着時や回転時にディスクと先端9gが接触しないように、ディスクの最大半径にディスク回転時の振動分等の裕度をくわえて設定されており、具体的には121.5mm〜123mmであることが望ましい。略円形である側面9aの端部9fの中心がスピンドルモータ4aの回転中心10に対してC側寄りにずれていることによって、必要となる突起9cの高さEを確保しつつ、ディスク装着時のディスクと突起9cの接触を防止している。
【0026】
なお、側面9aの端部9fの形状は中心がスピンドルモータ4aの回転中心10に略一致した略円形を含む形状であっても、略長円形や略多角形を含む形状であってもよい。いずれの場合にもディスク装着時や回転時にディスクと突起9cの先端9gが接触せず、必要となる突起9cの高さEを確保するように構成されている。また、側面9aはトレイ3のC側の側部で一部欠落した、側面欠落部12を形成している。突起9cは側面欠落部12の近傍にあることがより望ましい。
【0027】
次に、本実施の形態においてのディスクの装着動作について、図面を用いて詳細に説明する。
【0028】
図2は筐体2からトレイ3を引き出した状態を示している。図2において、光ディスク装置1を縦置きする場合、図1にも示したC側を下側にして、略直立させて配置する。ディスク11を光ディスク装置1に装着する場合、まず、ディスク11の側面11aを側面9aのC側(以下、C側を下側、C側の反対側を上側と呼ぶ)寄りに、突起9cに係止しつつ載置する。よって、突起9cの高さEは、少なくともディスク11を係止可能な高さに設定される。さらに突起9cの高さE及びディスク装着面9と下面9eの間隔Bは、ディスク11を載置する際に、ディスク11の表面をディスク装着面9に対し、5°〜20°程度倒した状態で突起9cに係止しつつ載置することが可能な様に設定されることで、載置までの動作が容易になる。この仮置きの状態では、ディスク11の下側への落下は防がれる為、ディスク11の側面11aと側面9aの接点を支点に、ディスク11がディスク装着面9とは反対側に倒れない様支えるのみでよい。具体的には、突起9cの高さEは1.0mm〜3.0mmで、ディスク装着面9と下面9eの間隔は1.3mm〜4.0mm、好ましくは1.5mm〜2.0mmとすることで、良好な作業性を得ることが出来る。
【0029】
この仮置きの状態では、ディスク11の中心はスピンドルモータ4aの回転中心10と重ならず、下側にずれている。よって次の動作では、ディスク11をディスク装着面9側に押しつけながら上側にずらし、突起9cとの係止を解除しつつディスク11の中央孔11bをディスク嵌合部4eに嵌合し、さらにスピンドルモータ4aの回転軸方向ディスク装着面9側にディスク11を押しつけることによって、ディスク装着面4dとディスク係止部4fでディスク中央の孔11b近傍の表面と裏面を挟むように係止することでディスク11を固定する。
【0030】
このとき、突起9cの先端9gからスピンドルモータ4aの回転中心10までの最短距離Dはディスク11の半径よりも前述の裕度をもって大きく設定しているため、ディスク11回転時においても突起9cがディスク11と接触することはない。よってディスク装着面9と下面9eの間隔Bは、ディスク11回転時のディスク11の面ぶれ(回転によってディスク面とディスク装着面9が部分的に近づいたり離れたりする動き)を考慮する必要がなく、前述の仮置き時の裕度のみで良いため小さく設定できる。したがって、突起9cの上面9dはトレイ3の表面3aの延長として構成可能である。よって、突起9c部分の構成が光ディスク装置1の薄型化の支障になることを低減できる。しかし、特に薄型化の必要がないなど光ディスク装置1の構成上の要請がない場合、突起9cの上面9d部分をトレイ3の表面3aにたいして隆起させ、間隔Bを大きくとることも可能である。
【0031】
なお、ディスク11の仮置き時のディスク11を係止する構造として、突起9cを無くし、側面9aを下側(C側)近傍でディスク装着面9に対し鋭角を成す形状とし、かつディスク11装着後及び回転時おいても側面9aがディスク11に接触しない様、側面9aとディスク11との裕度を設定した構成であっても良い。この場合、側面9aとディスク装着面9とが鋭角を成している部分でディスク11を仮置きすることが出来る。
【0032】
また、図4に示す別の形態では、トレイ3に仮置き用可動片13、14が設けられている。図4(a)はディスク11を装着し、ディスク11の中心軸方向ディスク面側から見た外観図である。
【0033】
仮置き用可動片13と14は、スピンドルモータ4aの回転中心10を通りトレイ3引き出し方向に垂直な面に対して略対照な形状をしているため、以下、形状は仮置き用可動片13について詳細に説明する。
【0034】
図4(b)は仮置き用可動片13単品の外観図である。仮置き用可動片13にはディスク載置部13aと、ディスク載置部13aから突出しディスク載置部13aからディスク11が脱落しない様係止する突起13bが設けられている。また、支点用孔13cがあり、支点用孔13cに対してディスク載置部13aとは反対側にディスク載置部駆動用突起13dが設けられている。ディスク載置部13aの突起13bの厚みを除く奥行きFは、ディスク11を少なくとも載置可能に設定されており、また、ディスク載置部13aの突起13bの厚みを含む奥行きは、側面9aの幅よりも小さいことが望ましい。ディスク載置部13aの突起13bの形状は、図1〜図3に示した実施の形態における突起9cの形状と同様である。
【0035】
次に、仮置き用可動片13、14の配置及び動作について説明する。
【0036】
仮置き用可動片13、14は、トレイ3上の配置についてはスピンドルモータ4aの回転中心10を通りトレイ3引き出し方向に垂直な面に対して略対照に配置されており、トレイ3に設けられた仮置き用可動片取り付け部3bに設けられている。また仮置き用可動片13、14は、ディスク11装着後にディスク11の側面11aがディスク載置部13aに略接触する様に配置されている。仮置き用可動片取り付け部3bには支点用突起3cが設けられており、仮置き用可動片13、14の支点用孔13cと嵌合することにより、仮置き用可動片13、14はそれぞれ支点用突起3cを支点に回転自在に保持されているが、バネ15等付勢手段により矢印Gの向きに回転する様付勢されている。但し、矢印Gの向きの回転は、仮置き用可動片取り付け部3bに設けられた突起状のストッパ16により、ディスク載置部13aが一定の位置で止まる様構成されている。また、仮置き用可動片13、14のトレイ3上の配置及びディスク載置部駆動用突起13dの形状により、例えばディスク載置部駆動用突起13dがトレイ3の側面から突出する様構成されており、トレイ3を筐体2に収納するとディスク載置部駆動用突起13dが筐体2の内面もしくは内面に設けられたガイド等に当たり、バネ15による付勢に抗して仮置き用可動片13、14を矢印Gとは反対向きに回転させる。これによって突起13bの端部13eとスピンドルモータ4aの回転中心10間の最短距離がディスクの最大径にディスク回転時の振動分等の裕度をくわえた値になる様設定されている。具体的には、突起13bの端部13eとスピンドルモータ4aの回転中心10間の最短距離は121.5mm〜123mmであることが望ましい。
【0037】
ディスク11を光ディスク装置1に装着する場合は、まず、ディスク11の側面11aをディスク載置部13aに、突起13bに係止しつつ載置する。このようにディスク11を仮置きすることにより、ディスク11装着時の落下が低減される。さらにディスク11の側面11aとディスク載置部13aの接点を支点にして、スピンドルモータ4aの回転軸方向ディスク装着面9側にディスク11を押しつけることによって、ディスク11が装着される。この実施の形態では、ディスク11をディスク装着面9側に押しつけながら上側にずらす必要がないため、さらにディスク11の装着が容易となる。ディスク11のデータを読み取りもしくはデータを書き込みするためにトレイ3を収納すると、前述の構成により、突起13bがディスク11から離れるため、ディスク11との接触は生じない。
【0038】
なお、バネ15による付勢は、ディスク11の着脱時はディスク載置部13aは動かず、トレイ3を筐体2に収納する時は、ディスク載置部駆動用突起13dが筐体2の内面もしくは内面に設けられたガイド等に当たり、バネ15による付勢に抗して仮置き用可動片13、14を矢印Gとは反対向きに回転できる強度であることが望ましい。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明は、筐体と、前記筐体から出没自在に取り付けられたトレイと、前記トレイに設けられ光ディスクに書き込まれたデータを読み取るか前記光ディスクにデータを書き込むかの少なくとも一方を行う光ピックアップ及び前記光ディスクを回転させる駆動手段を備えたピックアップモジュールと、前記駆動手段に設けられ前記光ディスクを前記駆動手段に係止し固定する係止手段と、前記筐体と前記トレイを移動自在に保持する保持手段を有し、前記光ディスクを略鉛直状態にて装着可能な光ディスク装置であって、前記トレイに前記光ディスクの外周部の一部を保持可能な保持部を少なくとも1つ設けたことを特徴とする光ディスク装置によって、ディスクの装着時ディスクの仮置きが出来るため、光ディスク装着動作が容易な光ディスク装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における光ディスク装置の外観図
【図2】本発明の一実施の形態における光ディスク装置のディスクを仮置きした状態の外観図
【図3】本発明の一実施の形態における光ディスク装置のディスクを装着しディスクの中心軸方向ディスク面側から見た外観図
【図4】本発明の他の一実施の形態における光ディスク装置のディスクを装着しディスクの中心軸方向ディスク面側から見た外観図
【図5】従来の実施の形態における縦置き可能なトレイ方式の光ディスク装置の外観図
【符号の説明】
1 光ディスク装置
2 筐体
3 トレイ
3a 表面
4 ピックアップモジュール
4a スピンドルモータ
4b 光ピックアップ
4c ディスク装着部
4d ディスク装着面
4e ディスク嵌合部
4f ディスク係止部
5 ベゼル
6 レール部
7 レール
8 レールガイド
9 ディスク装着面
9a 側面
9b 欠落部
9c 突起
9d 上面
9e 下面
9f 端部
9g 先端
10 回転中心
11 ディスク
11a 側面
11b 中央孔
12 側面欠落部
13 仮置き用可動片
13a ディスク載置部
13b 突起
13c 支点用孔
13d ディスク載置部駆動用突起
14 仮置き用可動片
15 バネ

Claims (7)

  1. 筐体と、前記筐体から出没自在に取り付けられたトレイと、前記トレイに設けられ光ディスクに書き込まれたデータを読み取るか前記光ディスクにデータを書き込むかの少なくとも一方を行う光ピックアップ及び前記光ディスクを回転させる駆動手段を備えたピックアップモジュールと、前記駆動手段に設けられ前記光ディスクを前記駆動手段に係止し固定する係止手段と、前記筐体と前記トレイを移動自在に保持する保持手段を有し、前記光ディスクを略鉛直状態にて装着可能な光ディスク装置であって、前記トレイに前記光ディスクの外周部の一部を保持可能な保持部を少なくとも1つ設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクの駆動手段の回転中心から保持部までの最短距離が、前記光ディスクの最大半径よりも少なくとも大きいことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 保持部は前記光ディスクを載置する載置部と前記載置部からの脱落を防止する突起部を有し、前記光ディスクの駆動手段の回転中心から前記突起部先端までの最短距離が、前記光ディスクの最大半径よりも少なくとも大きいことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. トレイには光ディスクに対向する面を含むディスク装着面を有し、前記ディスク装着面は前記トレイの前記ディスク装着面側の他の面に対して凹部を形成しており、前記凹部の側面が載置部の一部であることを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置。
  5. トレイには光ディスクに対向する面を含むディスク装着面を有し、前記ディスク装着面は前記トレイの前記ディスク装着面側の他の面に対して凹部を形成しており、前記凹部の側面の少なくとも一部が前記ディスク装着面に対して鋭角を成して保持部を形成したことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 保持部がトレイに設けられた少なくとも1つのディスク保持手段に設けられており、前記ディスク保持手段は前記保持部と、前記トレイに回転または平行移動可能に支持する支持部と、前記保持部を駆動する駆動手段を有し、前記ディスク着脱時においては前記保持部は前記ディスクの外周端部を装着時位置にて保持し、ディスクデータ読み取りもしくは書き込み時においては前記保持部は前記ディスクから離れる様移動することが可能であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  7. 駆動手段は、ディスク保持手段において支持部に対し保持部とは反対側に設けられた突起部と、前記支持部を支点に回転方向で前記保持部がディスクに接近する向きに付勢する付勢手段と、前記付勢による前記保持部の動きを制止する制止手段を有し、トレイを筐体に収納する際は前記筐体の一部と前記突起部の接触による前記ディスク保持手段の回転運動で前記保持部が前記ディスクから離れる様移動し、前記トレイが前記筐体から引き出される際は、前記筐体と前記突起部の接触が解除され前記付勢手段による付勢と前記制止手段による制止で、前記保持部が前記ディスク着脱時における前記ディスクの外周端部を保持する位置に戻ることを特徴とする請求項6記載の光ディスク装置。
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