JP2005018501A - 医療オーダシステムと連携する個人認証システム - Google Patents
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Abstract
【課題】医療オーダシステムを中心とした病院内各部署の患者情報管理システムとの連動において、医療オーダシステムが発行する一連の診療行為の優先順位を管理し、患者の個人認証を行なうことを可能とするシステムを提供する。
【解決手段】病院内で使用する医療オーダシステムと連携し、医療オーダシステムから出力した一連の診療行為項目に優先順位を付与した管理データを作成し、診療行為を行なう各部署に備えた患者情報管理システムに前記管理データを送信し、前記各部署に備えた患者情報管理システムにより患者の個人認証を行なって患者に対応する管理データと照合し、該管理データにおける該部署に対応する診療行為項目の優先順位を確認する機能を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】病院内で使用する医療オーダシステムと連携し、医療オーダシステムから出力した一連の診療行為項目に優先順位を付与した管理データを作成し、診療行為を行なう各部署に備えた患者情報管理システムに前記管理データを送信し、前記各部署に備えた患者情報管理システムにより患者の個人認証を行なって患者に対応する管理データと照合し、該管理データにおける該部署に対応する診療行為項目の優先順位を確認する機能を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院内で患者の本人確認を行うシステムに関し、特に医療オーダシステムと連携して本人確認を行なう個人認証システムに関わる。
【0002】
【従来の技術】
近年病院での患者取り違え事故が多発しており、診療現場において患者の本人確認を行なうシステムが求められている。このようなシステムとしては、例えば下記の特許文献1に記載の患者情報管理システムのようなものが提案されている。このシステムでは、個人を認証しようとしているシステムと患者の指紋情報を管理するシステムとが1対1の関係で連動し、個々のシステムにおける患者情報管理装置から患者情報を取得し、現場での本人確認を可能としている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−231288号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在、病院内の診療行為はそれぞれ独立した各部署で行ない、1つの診療に対して医師による診断、レントゲン撮影、看護婦による処置、のように複数の部署に跨る診療行為が行なわれる場合が多い。その際、各部署で行なわれる診療行為に順番が必要な場合があり、各部署での本人確認が正しくとも、診療行為の順番違いにより医療ミスが起こる可能性がある。例えば前記の例では医師による問診の前にレントゲン撮影を行なうと、X線を照射すべきでない患者に照射を行なってしまうという可能性がある。上記従来のシステムでは、各部署のシステムがそれぞれ独立して個人認証を行なうため、複数の診療行為に対する優先順位に関わらず、その診療行為を行なうことができてしまうという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、医療オーダシステムを中心とした病院内各部署の患者情報管理システムとの連動において、医療オーダシステムが発行する一連の診療行為の優先順位を管理し、患者の個人認証を行なうことを可能とするシステムを提供することにある。
【0006】
また本発明の他の目的は、各部署の患者情報管理システムと別に上記の個人認証を行なうシステムを院内随所に設置し、患者本人が自分の認証を行ない診療行為の順番を確認することを可能とするシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、本発明の医療オーダシステムと連携する個人認証システムは以下のように構成する。
【0008】
診療行為を行なう各部署に備えた患者情報管理システムは、医療オーダシステムと連携し、情報の送受信を行なう。医療オーダシステムは出力した一連の診療行為項目に優先順位を付加し、オーダ情報として患者を識別する情報とオーダの内容と優先順位とからなる管理データを各部署の患者情報管理システムに送信する。各部署の患者情報管理システムは、オーダ情報を一時格納する装置と個人認証装置と表示装置から成り、患者の個人認証に必要な情報と個人認証装置に入力された内容を照合する個人認証機能と認証結果の表示機能とを備え、患者の個人認証を行なう。個人認証方法は、指紋等の生体情報でも患者の持つカード情報や識別用に発行されたバーコード情報でも良く、特に方法は限定されない。患者の個人認証に必要な情報は、個人情報を管理するシステムで一元管理し、各部署の患者情報管理システムとデータの送受信を行なう。オーダとして送信され一時格納されている管理データに対応する患者と認証した個人が同一であれば、次に認証を行なった部署での優先順位の確認を行なう。管理データは診療行為の済・未済を入力する項目を備え、その部署での診療行為の優先順位が最上位でなければ、対象となる患者のより上位の診療行為が全て済となっているかを確認する。上位の診療行為に未済のものがあれば、患者をその診療行為を行なう部署へ誘導する表示を出力する。
【0009】
各部署の患者情報管理システムは、各部署の入り口等患者の見える場所に個人認証装置と表示装置を備えても良く、また病院内の任意の場所に個人認証と表示機能のみの独立した装置を備えても良い。これにより、患者が個人認証を行ない、自分の診療行為の優先順位と診療行為がどこまで完了したかを表示することで、次の行き先を確認することが可能となる。
【0010】
また、病院の受付に本システムの個人認証装置を備え、患者の持つ診療カードとその患者の一致により最初の受付を許可する方式としても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態を示すシステム構成図である。
【0012】
10は「医療オーダシステム」であり、11〜16はその構成要素である。40は「受付システム」であり、41〜43はその構成要素である。60は「個人認証情報管理システム」であり、61はその構成要素である。70および80は各部署の「患者情報管理システム」であり、71〜74および81〜84はその構成要素である。
【0013】
医療オーダシステム10が医療行為管理の中心となり、患者の個人認証情報を一元管理する個人認証情報管理システム60と患者情報管理システム70および80がこれと連携する。前記システム間では、62,63,64の「個人認証情報」や17,18の「管理データ」が送受信される。
【0014】
図2は本発明の実施におけるデータ構造である。
【0015】
aは、患者個人認証時に入力する情報のレコード形式を示す図である。201は、患者のID番号を示す。202は、患者氏名を示す。203は、患者の性別を示す。
【0016】
bは、患者個人認証情報の照合情報データのレコード形式を示す図である。204は、患者のID番号を示す。205は、患者毎に登録されている生体情報に付与する通番を示す。206は、生体情報種別を示す。207は、生体情報の採取個所を示す。
208は、生体情報データを示す。
【0017】
cは、患者診療行為優先順位情報のレコード形式を示す図である。209〜211は、患者情報を示す。212は、来院当日の日付を示す。213〜217は、診療行為優先順位情報と診療行為に対する実施情報を示す。
【0018】
dは、患者診療行為優先順位の確認情報データのレコード形式を示す図である。218〜220は、患者情報を示す。221は、診療行為を行なう日付を示す。222〜226は、診療行為優先順位情報と診療行為に対する実施情報を示す。
【0019】
以下図により患者認証処理の概要を説明する。
【0020】
病院窓口での受付処理を図1、図2および図3により説明する。図3は、来院受付時の処理フローである。
【0021】
受付処理においては、患者は患者IDカード等、患者個人認証に必要なキー情報(図2a)および、生体情報等、照合に必要な情報を42の個人認証装置に入力する(ステップ401)。入力された情報は、個人認証情報62として個人認証情報管理システム60に送信し、患者個人認証情報記憶装置61に登録されている情報(図2b)と照合する。その照合結果を受付システムに渡す(ステップ402)。照合結果が「一致」の場合は、医療オーダシステム10の患者情報管理装置12から当該患者の予約診療行為情報を抽出し、受付システム40に渡し、表示する(ステップ403)。表示される診療行為に対し、受診科の追加をする場合は、追加登録を行なう(ステップ404)。医療オーダシステム10の優先順位付加機能13により、患者診療行為優先順位情報記憶装置に当日の全ての診療行為が登録(図2c)され、優先順位情報が生成される(ステップ405)。この優先順位情報を、当日の行先案内情報として表示する(ステップ406)。
【0022】
次に、診察受診時の処理を図1と図2および図4により説明する。図4は、診察受診時の処理フローである。
【0023】
診察受診時処理においては、医療オーダシステム用端末装置において、医師が受診患者を選択する(ステップ407)。選択した受診患者に対し、患者個人認証照合に必要な情報を15の個人認証装置に入力する。入力された情報を個人認証情報管理システムで登録されている情報と照合し、その照合結果を医療オーダシステムに渡す(ステップ408)。照合結果が「一致」の場合は、患者診療行為優先順位情報記憶装置14から当該患者の診療行為優先順位情報を抽出(図2d)し、診療行為優先順位の照合を行ない、これから行なう診療行為の順番が正しいことを確認する(ステップ409)。
【0024】
確認した後、診療行為を行ない、受診済み情報や追加オーダ情報を患者情報記憶装置12に登録する(ステップ410)。患者情報記憶装置12に登録すると、受診済み情報または追加オーダ情報は患者診療行為優先順位情報記憶装置14にも登録され、優先順位情報が再生成される(ステップ411)。この優先順位情報を元に、次の診療行為について行先案内を表示する(ステップ412)。
【0025】
次に、検査実施時の処理を図1と図5により説明する。図5は、検査実施時の処理フローである。
【0026】
検査実施時処理においては、医療オーダシステム用端末装置において、技師が受診患者を選択する(ステップ413)。選択した受診患者に対し、患者個人認証照合に必要な情報を15の個人認証装置に入力する。入力された情報を個人認証情報管理システムで登録されている情報と照合し、その照合結果を医療オーダシステムに渡す(ステップ414)。照合結果が「一致」の場合は、患者診療行為優先順位情報記憶装置14から当該患者の診療行為優先順位情報を抽出し、診療行為優先順位の照合を行ない、これから行なう診療行為の順番が正しいことを確認する(ステップ415)。
【0027】
確認した後、検査行為を行ない、検査済み情報を患者情報記憶装置12に登録する。患者情報記憶装置12に登録すると、患者診療行為優先順位情報記憶装置14にも登録され、優先順位情報が再生成される(ステップ416)。
【0028】
この優先順位情報を元に、次の診療行為について行先案内を表示する(ステップ417)。
【0029】
次に、行先案内時の処理を図1と図6により説明する。図6は、行先案内時の処理フローである。
【0030】
行先案内時処理においては、患者は患者IDカード等、患者個人認証に必要な情報を42の個人認証装置に入力する(ステップ418)。入力された情報は、個人認証情報62として個人認証情報管理システム60に送信し、患者個人認証情報記憶装置61に登録されている情報と照合する。その照合結果を受付システムに渡す(ステップ419)。照合結果が「一致」の場合は、医療オーダシステム10の患者診療行為優先順位情報記憶装置14から当該患者の診療行為優先順位情報を抽出する(ステップ420)。この優先順位情報を、当日の行先案内情報として表示する(ステップ421)。
【0031】
表示画面の一例を図7に示す。ここでは患者の個人情報と、その日の診療項目と行先及びその位置を優先順位順に表示し、実施済の項目には「済」と表示してある。
【0032】
【発明の効果】
以上本発明によれば、オーダシステムと連携した各部門の診療行為において、患者の個人認証と共に優先順位を確認することが可能となり、正しい患者に正しい順番で診療行為を行なうことが可能となる効果がある。
【0033】
また、上記の個人認証を行なうシステムを院内随所に設置することで、行先案内装置としての機能を果たすことになり、患者自身で診療行為の順番と受診済みの診療行為、次の診療行為を受ける場所と内容を確認することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムのシステム構成図である。
【図2】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムのデータ構造図である。
【図3】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの受付時の処理フローである。
【図4】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの診察受診時の処理フローである。
【図5】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの検査実施時の処理フローである。
【図6】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの行先案内確認時の処理フローである。
【図7】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの行先案内表示装置の表示方法を説明する図である。
【符号の説明】
10…医療オーダシステム、11…オーダ作成機能、12…患者情報記憶装置、13…優先順位付加機能、14…患者診療行為優先順位情報記憶装置、15…個人認証装置、16…管理データ、40…受付システム、41…受付情報記憶装置、60…個人認証情報管理システム、61…患者個人認証情報記憶装置、62…個人認証情報、70…患者情報管理システムA、71…管理データ一時保管用記憶装置、72…優先順位確認機能、201…患者番号、202…患者氏名、203…性別、205…通番、206…生体情報種別、207…採取個所、208…生体情報、212…対象日、213…優先順位、214…行き先、215…場所、216…項目、217…実施情報、501…表示装置1(待合室等に設置)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院内で患者の本人確認を行うシステムに関し、特に医療オーダシステムと連携して本人確認を行なう個人認証システムに関わる。
【0002】
【従来の技術】
近年病院での患者取り違え事故が多発しており、診療現場において患者の本人確認を行なうシステムが求められている。このようなシステムとしては、例えば下記の特許文献1に記載の患者情報管理システムのようなものが提案されている。このシステムでは、個人を認証しようとしているシステムと患者の指紋情報を管理するシステムとが1対1の関係で連動し、個々のシステムにおける患者情報管理装置から患者情報を取得し、現場での本人確認を可能としている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−231288号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在、病院内の診療行為はそれぞれ独立した各部署で行ない、1つの診療に対して医師による診断、レントゲン撮影、看護婦による処置、のように複数の部署に跨る診療行為が行なわれる場合が多い。その際、各部署で行なわれる診療行為に順番が必要な場合があり、各部署での本人確認が正しくとも、診療行為の順番違いにより医療ミスが起こる可能性がある。例えば前記の例では医師による問診の前にレントゲン撮影を行なうと、X線を照射すべきでない患者に照射を行なってしまうという可能性がある。上記従来のシステムでは、各部署のシステムがそれぞれ独立して個人認証を行なうため、複数の診療行為に対する優先順位に関わらず、その診療行為を行なうことができてしまうという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、医療オーダシステムを中心とした病院内各部署の患者情報管理システムとの連動において、医療オーダシステムが発行する一連の診療行為の優先順位を管理し、患者の個人認証を行なうことを可能とするシステムを提供することにある。
【0006】
また本発明の他の目的は、各部署の患者情報管理システムと別に上記の個人認証を行なうシステムを院内随所に設置し、患者本人が自分の認証を行ない診療行為の順番を確認することを可能とするシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、本発明の医療オーダシステムと連携する個人認証システムは以下のように構成する。
【0008】
診療行為を行なう各部署に備えた患者情報管理システムは、医療オーダシステムと連携し、情報の送受信を行なう。医療オーダシステムは出力した一連の診療行為項目に優先順位を付加し、オーダ情報として患者を識別する情報とオーダの内容と優先順位とからなる管理データを各部署の患者情報管理システムに送信する。各部署の患者情報管理システムは、オーダ情報を一時格納する装置と個人認証装置と表示装置から成り、患者の個人認証に必要な情報と個人認証装置に入力された内容を照合する個人認証機能と認証結果の表示機能とを備え、患者の個人認証を行なう。個人認証方法は、指紋等の生体情報でも患者の持つカード情報や識別用に発行されたバーコード情報でも良く、特に方法は限定されない。患者の個人認証に必要な情報は、個人情報を管理するシステムで一元管理し、各部署の患者情報管理システムとデータの送受信を行なう。オーダとして送信され一時格納されている管理データに対応する患者と認証した個人が同一であれば、次に認証を行なった部署での優先順位の確認を行なう。管理データは診療行為の済・未済を入力する項目を備え、その部署での診療行為の優先順位が最上位でなければ、対象となる患者のより上位の診療行為が全て済となっているかを確認する。上位の診療行為に未済のものがあれば、患者をその診療行為を行なう部署へ誘導する表示を出力する。
【0009】
各部署の患者情報管理システムは、各部署の入り口等患者の見える場所に個人認証装置と表示装置を備えても良く、また病院内の任意の場所に個人認証と表示機能のみの独立した装置を備えても良い。これにより、患者が個人認証を行ない、自分の診療行為の優先順位と診療行為がどこまで完了したかを表示することで、次の行き先を確認することが可能となる。
【0010】
また、病院の受付に本システムの個人認証装置を備え、患者の持つ診療カードとその患者の一致により最初の受付を許可する方式としても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態を示すシステム構成図である。
【0012】
10は「医療オーダシステム」であり、11〜16はその構成要素である。40は「受付システム」であり、41〜43はその構成要素である。60は「個人認証情報管理システム」であり、61はその構成要素である。70および80は各部署の「患者情報管理システム」であり、71〜74および81〜84はその構成要素である。
【0013】
医療オーダシステム10が医療行為管理の中心となり、患者の個人認証情報を一元管理する個人認証情報管理システム60と患者情報管理システム70および80がこれと連携する。前記システム間では、62,63,64の「個人認証情報」や17,18の「管理データ」が送受信される。
【0014】
図2は本発明の実施におけるデータ構造である。
【0015】
aは、患者個人認証時に入力する情報のレコード形式を示す図である。201は、患者のID番号を示す。202は、患者氏名を示す。203は、患者の性別を示す。
【0016】
bは、患者個人認証情報の照合情報データのレコード形式を示す図である。204は、患者のID番号を示す。205は、患者毎に登録されている生体情報に付与する通番を示す。206は、生体情報種別を示す。207は、生体情報の採取個所を示す。
208は、生体情報データを示す。
【0017】
cは、患者診療行為優先順位情報のレコード形式を示す図である。209〜211は、患者情報を示す。212は、来院当日の日付を示す。213〜217は、診療行為優先順位情報と診療行為に対する実施情報を示す。
【0018】
dは、患者診療行為優先順位の確認情報データのレコード形式を示す図である。218〜220は、患者情報を示す。221は、診療行為を行なう日付を示す。222〜226は、診療行為優先順位情報と診療行為に対する実施情報を示す。
【0019】
以下図により患者認証処理の概要を説明する。
【0020】
病院窓口での受付処理を図1、図2および図3により説明する。図3は、来院受付時の処理フローである。
【0021】
受付処理においては、患者は患者IDカード等、患者個人認証に必要なキー情報(図2a)および、生体情報等、照合に必要な情報を42の個人認証装置に入力する(ステップ401)。入力された情報は、個人認証情報62として個人認証情報管理システム60に送信し、患者個人認証情報記憶装置61に登録されている情報(図2b)と照合する。その照合結果を受付システムに渡す(ステップ402)。照合結果が「一致」の場合は、医療オーダシステム10の患者情報管理装置12から当該患者の予約診療行為情報を抽出し、受付システム40に渡し、表示する(ステップ403)。表示される診療行為に対し、受診科の追加をする場合は、追加登録を行なう(ステップ404)。医療オーダシステム10の優先順位付加機能13により、患者診療行為優先順位情報記憶装置に当日の全ての診療行為が登録(図2c)され、優先順位情報が生成される(ステップ405)。この優先順位情報を、当日の行先案内情報として表示する(ステップ406)。
【0022】
次に、診察受診時の処理を図1と図2および図4により説明する。図4は、診察受診時の処理フローである。
【0023】
診察受診時処理においては、医療オーダシステム用端末装置において、医師が受診患者を選択する(ステップ407)。選択した受診患者に対し、患者個人認証照合に必要な情報を15の個人認証装置に入力する。入力された情報を個人認証情報管理システムで登録されている情報と照合し、その照合結果を医療オーダシステムに渡す(ステップ408)。照合結果が「一致」の場合は、患者診療行為優先順位情報記憶装置14から当該患者の診療行為優先順位情報を抽出(図2d)し、診療行為優先順位の照合を行ない、これから行なう診療行為の順番が正しいことを確認する(ステップ409)。
【0024】
確認した後、診療行為を行ない、受診済み情報や追加オーダ情報を患者情報記憶装置12に登録する(ステップ410)。患者情報記憶装置12に登録すると、受診済み情報または追加オーダ情報は患者診療行為優先順位情報記憶装置14にも登録され、優先順位情報が再生成される(ステップ411)。この優先順位情報を元に、次の診療行為について行先案内を表示する(ステップ412)。
【0025】
次に、検査実施時の処理を図1と図5により説明する。図5は、検査実施時の処理フローである。
【0026】
検査実施時処理においては、医療オーダシステム用端末装置において、技師が受診患者を選択する(ステップ413)。選択した受診患者に対し、患者個人認証照合に必要な情報を15の個人認証装置に入力する。入力された情報を個人認証情報管理システムで登録されている情報と照合し、その照合結果を医療オーダシステムに渡す(ステップ414)。照合結果が「一致」の場合は、患者診療行為優先順位情報記憶装置14から当該患者の診療行為優先順位情報を抽出し、診療行為優先順位の照合を行ない、これから行なう診療行為の順番が正しいことを確認する(ステップ415)。
【0027】
確認した後、検査行為を行ない、検査済み情報を患者情報記憶装置12に登録する。患者情報記憶装置12に登録すると、患者診療行為優先順位情報記憶装置14にも登録され、優先順位情報が再生成される(ステップ416)。
【0028】
この優先順位情報を元に、次の診療行為について行先案内を表示する(ステップ417)。
【0029】
次に、行先案内時の処理を図1と図6により説明する。図6は、行先案内時の処理フローである。
【0030】
行先案内時処理においては、患者は患者IDカード等、患者個人認証に必要な情報を42の個人認証装置に入力する(ステップ418)。入力された情報は、個人認証情報62として個人認証情報管理システム60に送信し、患者個人認証情報記憶装置61に登録されている情報と照合する。その照合結果を受付システムに渡す(ステップ419)。照合結果が「一致」の場合は、医療オーダシステム10の患者診療行為優先順位情報記憶装置14から当該患者の診療行為優先順位情報を抽出する(ステップ420)。この優先順位情報を、当日の行先案内情報として表示する(ステップ421)。
【0031】
表示画面の一例を図7に示す。ここでは患者の個人情報と、その日の診療項目と行先及びその位置を優先順位順に表示し、実施済の項目には「済」と表示してある。
【0032】
【発明の効果】
以上本発明によれば、オーダシステムと連携した各部門の診療行為において、患者の個人認証と共に優先順位を確認することが可能となり、正しい患者に正しい順番で診療行為を行なうことが可能となる効果がある。
【0033】
また、上記の個人認証を行なうシステムを院内随所に設置することで、行先案内装置としての機能を果たすことになり、患者自身で診療行為の順番と受診済みの診療行為、次の診療行為を受ける場所と内容を確認することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムのシステム構成図である。
【図2】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムのデータ構造図である。
【図3】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの受付時の処理フローである。
【図4】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの診察受診時の処理フローである。
【図5】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの検査実施時の処理フローである。
【図6】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの行先案内確認時の処理フローである。
【図7】本発明のオーダシステムと連携する個人認証システムの行先案内表示装置の表示方法を説明する図である。
【符号の説明】
10…医療オーダシステム、11…オーダ作成機能、12…患者情報記憶装置、13…優先順位付加機能、14…患者診療行為優先順位情報記憶装置、15…個人認証装置、16…管理データ、40…受付システム、41…受付情報記憶装置、60…個人認証情報管理システム、61…患者個人認証情報記憶装置、62…個人認証情報、70…患者情報管理システムA、71…管理データ一時保管用記憶装置、72…優先順位確認機能、201…患者番号、202…患者氏名、203…性別、205…通番、206…生体情報種別、207…採取個所、208…生体情報、212…対象日、213…優先順位、214…行き先、215…場所、216…項目、217…実施情報、501…表示装置1(待合室等に設置)。
Claims (2)
- 病院内で使用する医療オーダシステムと連携し、医療オーダシステムから出力した一連の診療行為項目に優先順位を付与した管理データを作成し、診療行為を行なう各部署に備えた患者情報管理システムに前記管理データを送信し、前記各部署に備えた患者情報管理システムにより患者の個人認証を行なって患者に対応する管理データと照合し、該管理データにおける該部署に対応する診療行為項目の優先順位を確認する機能を有することを特徴とする医療オーダシステムと連携する個人認証システム。
- 請求項1記載の個人認証システムにおいて、診療行為を行なう各部署の患者情報管理システムに連携する別の表示装置を備え、患者の個人認証結果と優先順位の確認結果を表示することを特徴とする医療オーダシステムと連携する個人認証システム。
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---|---|---|---|
JP2003183729A JP2005018501A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 医療オーダシステムと連携する個人認証システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003183729A JP2005018501A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 医療オーダシステムと連携する個人認証システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005018501A true JP2005018501A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34183693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003183729A Pending JP2005018501A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 医療オーダシステムと連携する個人認証システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005018501A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006235929A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Fujitsu Ltd | 健康診断管理装置 |
JP2011039674A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Toraiakkusu:Kk | 医療データベースセンターシステム |
-
2003
- 2003-06-27 JP JP2003183729A patent/JP2005018501A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006235929A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Fujitsu Ltd | 健康診断管理装置 |
JP2011039674A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Toraiakkusu:Kk | 医療データベースセンターシステム |
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