JP2005018364A - ノート型パソコン - Google Patents

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Hirotsugu Kadota
洋次 門田
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Abstract

【課題】所定用紙に手書きで記入した事項を印刷する際におけるミスプリントを無くすと共に、大きな用紙へのプリントアウトを可能にしたノート型パソコンを提供する。
【解決手段】第一の筐体部(可動筐体部10)と第二の筐体部(固定筐体部20)とを備えてなるノート型パソコンにおいて、第一の筐体部または第二の筐体部には、用紙への記載事項を読み取るスキャナ手段(読取センサ15)が備えられた構成としてある。このようにすれば、用紙を読み取り、OCR部(42)で手書き文字を解析し、印刷用のデータに変換して印刷できる。従って、手書き文字を、人間が端末(パソコン)へキー入力する際の入力ミスが無くなり、また、例えば、A4版の大きな用紙を扱うことも可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノート型パソコンに関し、特に、所定用紙に手書きで記入された事項を印刷する際におけるミスプリントを無くすと共に、用紙へのプリントアウト(印刷)を可能にしたノート型パソコンに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理技術や通信技術の進歩により、汎用パーソナルコンピュータ(以下、略して「パソコン」と記す)の高速処理化,メモリの大容量化が実現されている。これに伴い、パソコンは、その利用分野が広がり、今や、家庭や職場で必要不可欠な存在となってきている。
【0003】
こうした状況下で、生命保険会社で契約社員として働くセールスレディーの仕事内容も変化してきている。
例えば、セールスレディーの業務の一例として、「ライフプラン」と称する生命保険の「設計書」を紙媒体で作成する業務がある。この「ライフプラン」には、生命保険加入時の年齢等の基本的事項を記入する他に、多種多様な項目を記入する必要がある。
【0004】
従来、この紙媒体への記入事項は様式化(フォーマット化)されており、第一段階として、セールスレディーが顧客から記入項目の内容を聞き取り、「仮設計書」に手書きで記入し、記入済みの仮設計書を営業拠点である支部に持ち帰る。
次いで、セールスレディーが端末装置の前で、予め用意してある記入事項の基準書類との照合作業を行い、第二段階の仮設計書を作成して顧客との間で検討する。顧客に異論が無ければ、端末装置をメインコンピュータに接続して、印刷装置により設計書を印刷発行する。
そして、この印刷発行した設計書を、顧客に渡していた。
【0005】
しかし、このような複雑な手順では、時間的ロスが発生し、作業ミスを起こすおそれがある。
また、そうした手順で行う間に、端末装置への入力にミスがあると、高価な紙媒体(予め正式様式が印刷された飾り付きの用紙)への印刷がミスプリントとなってしまう。
しかも、ミスプリントがあった場合、経営者側は、セールスレディーにペナルティを課している。ペナルティの具体例としては、セールスレディーが高価な紙媒体を自己負担し購入する。或いはミスプリントが度重なれば、セールスレディーへの歩合給の一部を減らす等であった。
【0006】
このような業務慣行下では、経営者側にとっては高価な紙媒体の損失は勿論であるが、肝心の働き手であるセールスレディーのモチベーション低下を来たしていた。このモチベーションの低下は、その顧客に適応した良質な商品の提供を逸するおそれがあり、さらなる能率向上のための新システムや新方法手段が待ち望まれていた。
【0007】
このような要望に適応した装置の例として、データ入力と印刷出力とを一台で行うコンピュータの提案がある。例えば、プリンタ機能を有した携帯端末の提案である(例えば、特許文献1参照。)。
この提案によれば、一台の携帯端末で、データの入力と用紙への印刷の双方を実行することができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−175226号公報(第9頁、第二図、第一3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の携帯端末は、携帯できる程度に小型されたものであるため、プリントアウト可能な用紙のサイズが限られていた(せいぜいA7サイズ)。従って、生命保険の設計書のように、B5サイズ以上の大きな用紙を印刷することができなかった。
【0010】
また、この携帯端末は、スキャナ機能を有していないため、用紙に印刷されている文字や画像等を読み取ることができなかった。
しかも、この携帯端末は、表示部のサイズも限られているため、所定サイズ以上(例えば、B5サイズ以上)の画像を画面表示するのが困難であった。
【0011】
このため、ノート型パソコン等の汎用パソコンを使用している業種(生命保険会社等)においては、小型化された携帯端末が業務上役に立つとはいえなかった。
つまり、ノート型パソコン等を使用している業種においては、携帯端末ではなく、ノート型パソコンを用いて効率的に仕事を進めることができ、かつミス入力の回避が可能な技術の提供を望んでいた。
【0012】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、所定用紙に手書きで記入された事項を印刷する際のミスプリントを無くすと共に、B5,A4,B3など比較的大きな用紙へのプリントアウトを可能にし、かつ、ノート型パソコンを用いる業種の仕事の効率化を可能とするノート型パソコンの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載のノート型パソコンは、第一の筐体部(図1の可動筐体部10)と第二の筐体部(固定筐体部20)とを備えてなるノート型パソコンにおいて、第一の筐体部及び/又は第二の筐体部が、用紙(図4の読取用用紙P1)に記載されている事項を読み取るスキャナ手段(読取センサ15等)を有した構成としてある。
【0014】
このようにすれば、例えば、図2に示すように、A4版のノート型パソコン1の第一の筐体部には、スキャナ手段(読取センサ15等)が備えられているので、用紙P1を読み取り、OCR部(図9の42)で手書き文字を解析し、印刷用のデータに変換して印刷できる。従って、手書き文字を、人間が端末装置(パソコン)へキー入力する際の入力ミスが無くなり、また、例えば、A4版などの大きな用紙P1を扱うことも可能となる。
さらに、ノート型パソコンを使用する業種においては、紙媒体に手書きで記入された記載事項をキー入力しなくてもスキャナ手段で読み取ってデータ化できるため、仕事の効率化を図ることができる。
【0015】
また、請求項2記載のノート型パソコンは、請求項1記載のノート型パソコンにおいて、第一の筐体部及び/又は第二の筐体部が、スキャナ手段で読み取られた事項を表示する表示手段(図1の表示部11)を有した構成としてある。
このようにすれば、スキャナ手段が読み取った手書き文字を表示手段に表示し、再度の記入事項の確認をすることができる。また、表示手段にはOCR部42で解析後の文字等の表示をすることも、可能である。
【0016】
また、請求項3記載のノート型パソコンは、請求項1又は請求項2記載のノート型パソコンにおいて、第一の筐体部及び/又は第二の筐体部が、スキャナ手段で読み取られた事項を解析する解析手段(OCR部42)と、この解析手段で解析されたデータを印刷する印刷手段(印字ヘッド24)とを有した構成としてある。
【0017】
このようにすれば、挿入口12cから挿入された手書きの読取用用紙P1をスキャナ手段が読み取り、読み取った後、フラッパー22eを介して第二の搬送路22に搬送し、排出口22cから排出することができる。また、解析手段で解析後は、前記と同じ経路で印刷用用紙P2(図4)を搬送しつつ、印刷手段により活字体の文字(鮮明な文字)で印刷をすることが可能となる。
【0018】
また、請求項4記載のノート型パソコンは、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のノート型パソコンにおいて、第一の筐体部の内部で用紙を搬送する第一の搬送路と、第二の筐体部の内部で用紙を搬送する第二の搬送路とを有し、第一の搬送路と第二の搬送路とが連通するように備えられた構成としてある。
このようにすれば、挿入口12cから挿入された手書きの読取用用紙P1を、フラッパー22eを介して第二の搬送路22に搬送し、排出口22cから排出することができる。
【0019】
また、請求項5記載のノート型パソコンは、請求項1〜請求項4記載のいずれかに記載のノート型パソコンが、印刷用用紙を収納した給紙カセット手段(図11の給紙装置50)に組み合わせて使用する印刷用用紙供給手段(ガイド板54,給紙孔55,ガイド部材56,フラッパー22e等)を有した構成としてある。
【0020】
このようにすれば、給紙カセット手段に積層載置された印刷用用紙P2を、順次自動的に第二の搬送路22,印字ヘッド24へ搬送することができるので、印刷用用紙P2の手差しの煩わしさを、無くすことが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るノート型パソコンの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明のノート型パソコンに係る第一の実施形態について、図1、図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態のノート型パソコンの外観構成を示す全体斜視図、図2は、本実施形態のノート型パソコンの内部構造を示す断面側面図である。
【0022】
図1及び図2に示すように、ノート型パソコン1は、可動筐体部10と、固定筐体部20と、ヒンジ部30とを備えてなり、それら可動筐体部10と固定筐体部20とは、ヒンジ部30を介して開閉自在となっている。なお、最大開度は120度とすることができる。
【0023】
可動筐体部(第一の筐体部)10は、表示部11と、第一の搬送路12と、搬送ローラ13a,13bと、給紙検知センサ14と、読取センサ15とを有している。
表示部(表示手段)11は、LCD(液晶ディスプレイ),CLT(ブラウン管),プラズマディスプレイなどのうちいずれか一以上で構成でき、ユーザインタフェイス(例えば、キーボード21(後述)等)で入力された文字等,ユーザインタフェイスの操作にもとづいて選ばれた画像,映像等を表示する。また、表示部11は、読取センサ15で読み取られた用紙(原稿)の記載事項を画像として表示することもできる。
【0024】
第一の搬送路12は、図3に示すように、対向配置した上板12a及び下板12bと、用紙が挿入される挿入口12cとを備えて構成されている。
なお、この第一の搬送路12(及び、後述する第二の搬送路22)によって搬送される用紙としては、例えば、セールスレディーにより手書き記入済みの仮設計書(図3の読取用用紙P1)や、読み取った手書きの仮設計書を文字データに変換して印刷するための印刷用用紙(図3の印刷用用紙P2)などがある。
【0025】
搬送ローラ13a,13bは、第一の搬送路12における所定の位置に、用紙を挟持するように配置されている。
この搬送ローラ13a,13bが回転することにより、挿入口12cで挿入された用紙が、可動筐体部10の上方から第一の搬送路12の内部を通って、可動筐体部10の下方へ搬送される。
【0026】
なお、ノート型パソコン1を開いた状態で用紙を挿入口12cから挿入すれば、重力の落下作用を利用できるので、安定して用紙を下方に搬送できる。
また、本実施形態においては、用紙が可動筐体部10の可動筐体部10の上方から第一の搬送路12の内部を通って可動筐体部10の下方へ搬送されるときの用紙の搬送方向を「第一の給紙方向A」とする。
【0027】
給紙検知センサ14は、挿入された用紙を検知すると検知信号を出力する。この検知信号は、搬送ローラ13a,13bの回転駆動や、読取センサ15の読取駆動等のトリガ信号として使用される。
この給紙検知センサ14には、図4に示すように、用紙が差し掛かったときに、その用紙を検知できる光センサなどを用いることができる。
【0028】
読取センサ(スキャナ手段)15は、CCD(電荷結合素子)等の撮像素子からなり、挿入された読取用用紙P1の手書き文字・飾り文字等を読み取る。
この読取センサ15で読み取られた読取用用紙P1の記載事項は、制御部40(後述)へ送られて所定の処理がなされる。
【0029】
また、第一の搬送路12の上板12a,下板12bには、図5(a),(b)に示すように、ガイド棒挿入穴16が所定数(本実施形態においては、ガイド棒挿入穴16a,16b,16cの3ヶ所)形成されている。
これらガイド棒挿入穴16a,16b,16cのそれぞれには、図4に示す断面形状矩形の細長い設定ガイド棒17が挿入固定される。
【0030】
即ち、設定ガイド棒17を、左端のガイド棒挿入穴16aに挿入(一時固定)した場合には、例えば、A4用紙の位置決めガイドとなり、真中のガイド棒挿入穴16bに挿入した場合にはA5用紙の位置決めになり、同様に右端のガイド棒挿入穴16cの場合にはA6用紙の位置決めとなる。
【0031】
固定筐体部(第二の筐体部)20は、図1、図2に示すように、キーボード21と、第二の搬送路22と、搬送ローラ23a,23b,23cと、印字ヘッド24と、排紙検知センサ25とを有している。
キーボード21は、文字・数字・記号等の入力が行われるユーザインタフェイスである。
【0032】
第二の搬送路22は、対向配置された上板22a及び下板22bと、用紙を固定筐体部20の前側面から排出する排出口22cとを有しており、第一の搬送路12を通って搬送されてきた用紙を、搬送ローラ23a,23b,23cの回転により、排出口22cへ向けてスムーズに搬送されるようになっている。
【0033】
即ち、読取用用紙P1は、記載事項が読取センサ15で読み取られた後、第一及び第二の搬送路12,22を通って排出口22cから排出される。そして、同様に印刷用用紙P2は印字ヘッド24で印刷された後、排出口22cから排出される(後述)。
なお、用紙が使用者の目前の排出口22cから排出されるので、使用者は排紙の確認が容易である。
【0034】
また、第二の搬送路22には、第一の搬送路12で搬送されてきた用紙を受け入れる受入口22d付近に、フラッパー22eを有している。
フラッパー22eは、図6に示すように、第一の搬送路12から送られてきた用紙が第二の搬送路22の受入口22dを通過するように開放したり、逆にその用紙が通過しないように遮断したりするためのものである。
【0035】
このフラッパー22eは、図7に示すように、第二の搬送路22の受入口22dの全体又は一部を塞いだり開放したりするための板状部材22e−1と、この板状部材22e−1の一つの側面の全体又は一部に接合されており、板状部材22e−1の回動動作の軸となる軸部材22e−2と、この軸部材22e−2を支持するために固定筐体部20などに固定された軸受部材22e−3と、板状部材22e−1が受入口22dを蓋するように付勢するための弾性部材22e−4と、この弾性部材22e−4を支持するために固定筐体部20などに固定された弾性支持部材22e−5と、軸部材22e−2に突設されており、弾性部材22e−4による付勢を受ける弾性受部材22e−6とを有している。
【0036】
そして、固定筐体部20には、フラッパー22eの板状部材22e−1を回動させるための切替操作部26が設けられている。
切替操作部26は、フラッパー22eの弾性受部材22e−6に当接するとともに、その弾性受部材22e−6の一つの面上を擦るようにしながら動く擦動部材26aと、この擦動部材26aを支持する切替部支持部材26bと、この切替部支持部材26bのうち固定筐体部20の切替操作部用開口27で露出する面に、固定筐体部20の外側に向かって突設されたつまみ部材26cとを有している。
【0037】
つまみ部材26cは、切替操作部用開口27内で往復移動が可能となっている。そして、切替操作部用開口27の近傍裏面には、切替部支持部材26bを少なくとも二つの方向から支持するガイド27aが設けられており、切替部支持部材26bは、そのガイド27aで支持された範囲内で、つまみ部材26cの往復移動の方向と同じ方向に往復移動が可能となっている。このため、ノート型パソコン1の使用者は、つまみ部材26cをつまみながら、切替操作部26全体の往復移動操作を行うことができる。
なお、ガイド27aは、図7においては、切替部支持部材26bをその側面と下面から支持しているが、切替部支持部材26bの側面と下面から支持する形状に限るものではなく、切替部支持部材26bを支持できる形状であれば、どのような形状であってもよい。
【0038】
切替操作部26が往復移動すると、擦動部材26aは、弾性受部材22e−6の一つの面上を擦るようにしながら往復移動する。擦動部材26aの移動方向のうち一の方向は、弾性部材22e−4により弾性受部材22e−6が付勢される方向とほぼ同じ方向であり、他の方向は、その付勢方向に反する方向である。
【0039】
ここで、図7に示すように、擦動部材26aの移動方向が、弾性部材22e−4による付勢方向に反発する方向(同図中の太い矢印の方向)である場合、弾性受部材22e−6は、軸部材22e−2を軸として付勢方向に反発する方向へ回動する。そうすると、軸部材22e−2も自身を軸として回動する。このため、この軸部材22e−2に接合された板状部材22e−1も、それら弾性受部材22e−6や軸部材22e−2の回動にともなって回動する。これにより、板状部材22e−1は、第二の搬送路22の受入口22dの全体又は一部を蓋を開けるように開放することができる。
【0040】
一方、図8に示すように、擦動部材26aの移動方向が、弾性部材22e−4による付勢方向と同じ方向(同図中の太い矢印の方向)である場合、弾性受部材22e−6は、軸部材22e−2を軸として付勢方向へ回動する。そうすると、軸部材22e−2も自身を軸として回動する。このため、この軸部材22e−2に接合された板状部材22e−1も、それら弾性受部材22e−6や軸部材22e−2の回動にともなって回動する。これにより、板状部材22e−1は、第二の搬送路22の受入口22dの全体又は一部を蓋をするように遮断することができる。
なお、図8においては、板状部材22e−1が軸部材22e−2に対してほぼ垂直上方向に突設した状態となっているが、軸部材22e−2に対してほぼ垂直上方向に突設した状態となるまで板状部材22e−1が回動することに限定するものではなく、第二の筐体20の受入口22dを塞ぐことができる程度の角度まで、板状部材22e−1が回動するようになっていればよい。
【0041】
印字ヘッド24は、インクジェット式あるいは感熱式の印字ヘッドであり、印刷用用紙P2に印字を行う。
排紙検知センサ25は、用紙の終端の通過により、排紙が完了したことを検知する。
なお、ノート型パソコン1は、当然ながら用紙搬送用のモータ、CCD,印字ヘッド等を制御する制御部を備えているが、図1〜図7においては図示を省略する。
【0042】
次に、図9を参照しつつ、本実施形態の制御部を説明する。同図は、本実施形態の制御部及びその関係系統を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部40は、読取センサ制御部41と、OCR部(光学式文字読取部)42と、用紙センサ制御部43と、モータ駆動制御部44と、印字制御部45と、キーボード制御部46とを有している。
また、制御部40には、LCD11と、給紙検知センサ14と、読取センサ15と、印字ヘッド24と、排紙検知センサ25と、図示省略の用紙搬送用のモータ等が接続されている。
【0043】
読取センサ制御部41は、読取センサ15が読取用用紙P1に書かれた手書き文字等を読取る際の制御を行う。
OCR部(解析手段)42は、読取センサ15が読み取った手書き文字を、文字データに変換する。即ち、手書き文字の解析を行い、印刷用の文字データに変換する。
【0044】
用紙センサ制御部43は、用紙が第一の搬送路12へ挿入された際の給紙検知センサ14による検知信号、および用紙が第二の搬送路22から排出された際の排紙検知センサ25の検知信号の処理を行う。
【0045】
モータ駆動制御部44は、図示省略の用紙搬送用のモータの回転駆動を制御する。
印字制御部(印刷手段)45は、前記OCR部42が変換した文字データを印字ヘッド24に出力し、どのような印刷をするのかの制御を行う。また、キーボード21から入力された文字等のデータを印字ヘッド24に出力する。
キーボード制御部46は、キーボード21からのキー入力を検知し、該キー入力に応じたデータを発生する。
【0046】
次に、本実施形態の動作を、図10を参照しつつ説明する。同図は、本実施形態のフローチャート図である。
同図に示すように、先ず、使用者は、飾り付きのA4用紙の記入欄の全てに、手書きで所定事項を記入する(ステップS1)。次いで、ノート型パソコン1の可動筐体部10を120度まで開き、前記記入済みの用紙を第一の搬送路12の挿入口12cに挿入する(ステップS2)。
【0047】
すると、給紙検知センサ14が用紙の挿入を検知し、モータ駆動制御部44の制御の下に搬送ローラ13a,13bが回転し、用紙を搬送する。読取センサ15は順次手書きの用紙を読み取り(ステップS3)、OCR部42により解析し、文字データに変換し、該文字データを図示省略のメモリに格納する(ステップS4)。やがて、読み取りが終了すると(ステップS5:Yes)、第二の搬送路22の排出口22cから用紙を排出し(排紙方向B)、用紙の末端の通過を排紙検知センサ25が検知する(ステップS6)。
【0048】
そして、全ての手書き用紙の読取,OCR処理,排出が終了した場合には(ステップS7:Yes)、印刷用用紙P2を第一の搬送路12の挿入口12cに挿入し(ステップS8)、キーボード21から所定のキー入力を行う。
【0049】
すると、搬送ローラ13a,13b,23a,23b,23cが回転し、印刷用用紙P2を印字ヘッド24の位置まで搬送し、前記メモリから一枚分の文字データを読み出し、印字制御部45の制御の下に印刷を行い(ステップS9)、排紙する(ステップS10)。
そして、全ての用紙の印刷が終了するまで、一枚ずつ挿入口12cに手差し挿入を続行し(ステップS11:No)、全ての印刷が終了する(ステップS11:Yes)。
【0050】
[第二実施形態]
次に、本発明のノート型パソコンに係る第二の実施形態について、図11を参照して説明する。
同図は、本実施形態のノート型パソコンの内部構成を示す断面側面図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、給紙方法が相違する。すなわち、第一実施形態では、可能筐体部の上方にある挿入口から手差しで用紙を挿入していたのに対し、本実施形態では、用紙を自動的に給紙する給紙装置を固定筐体部に設けた点で相違する。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図11において、図1等と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0051】
図11は、本実施形態のノート型パソコンの要部側面図である。
同図に示すように、ノート型パソコン1は、固定筐体部20が載置される箱状の給紙装置(給紙カセット手段)50が設けられている。
この給紙装置50の上面は、固定筐体部20の底面部面積とほぼ同じ面積を持つことができる。
【0052】
給紙装置50の内部には、印刷用用紙P2を積層載置する載置板51が配置され、該載置板51の下面には給紙装置50の底板との間にコイルバネ52a,52bが配置されている。該コイルバネ52a,52bの付勢力により、印刷用用紙P2は載置板51を介して上方に持ち上げられる。
【0053】
載置板51の上方には、(図11においては反時計方向に)回転駆動される給紙ローラ53が配置されている。さらに、この給紙ローラ53の側方には、斜め上方に(給紙孔55に向かって)印刷用用紙P2を搬送するガイド板54が配置されている。
給紙孔55は、給紙装置50から第二の搬送路22へ印刷用用紙P2を送り出すために、給紙装置50の上面隅に形成された孔である。この給紙孔55とガイド板54の上端部との間には、印刷用用紙P2を上方にガイドするガイド部材56が配置されている。
【0054】
そして、本実施形態では、可動筐体部10のフラッパー22eは、第二の搬送路22の受入口22dを塞ぐような位置に固定される。
即ち、本実施形態においては、ガイド板54と給紙孔55とガイド部材56とフラッパー22eとによって、印刷用用紙P2の給紙路(第二の給紙方向C)が形成される。なお、この正確な第二の給紙方向Cが形成されるように、給紙装置50の上蓋とノート型パソコン1の底面との間に、位置決め部材を設けてもよい。
【0055】
そして、給紙装置50からノート型パソコン1に給紙する場合には、先ず、フラッパー22eを第二の搬送路22の受入口22dを塞ぐような位置に固定し、給紙装置50の上蓋に第二の給紙方向Cが形成されるように、ノート型パソコン1を載置する。なお、読取用用紙P1の読み取りは全て終了し(図10のステップS7までが終了済み)、文字データが前述のメモリに格納されているものとする。
【0056】
この状態でキーボード21を介して、給紙装置50からの印刷用用紙P2の給紙である旨の所定の指示入力を行う。指示入力としては、例えば、予め判明している読取用用紙P1の枚数を入力してもよいし、メモリに格納した文字データの内の、所望のページを印刷するようにしてもよい。
【0057】
所定の指示入力により、給紙ローラ53が(図11においては反時計方向に)に回転し、最上位の印刷用用紙P2を一枚、ガイド板54方向に送り出し、第二の給紙方向Cにより搬送ローラ23cの間に送り込む。すると、印刷用用紙P2は第二の搬送路22を搬送され、印字ヘッド24により前記メモリに格納された画像データが印刷される。
やがて、印刷が終了すると印刷済みの印刷用用紙P2は排出口22cから排出され、前記指示入力に対応した全ての印刷の終了を排紙検知センサ25が検知すると、給紙ローラ53の回転等の、給紙装置50の機能が停止する。
【0058】
なお、上記各実施形態では、スキャナを可動筐体部10に取り付けた場合を説明したが、スキャナを固定筐体部20に取り付けてもよいことは、勿論である。
また、OCR部42で解析したデータをメモリに蓄積しておき、後日、必要に応じて集計(例えば、年代,性別に応じた設計書の記載内容等)をし、更にはグラフ等を作成するようにしてもよい。
【0059】
本実施形態においては、ガイド板54,給紙孔55,ガイド部材56,フラッパー22e等を総称して「印刷用用紙給紙手段」という。
また、図11においては、給紙装置50から第二の搬送路22へ用紙を給紙するために、第一の搬送路12から送られてくる用紙の進入を遮断する位置にフラッパー22eの板状部材22e−2を固定してあるが、給紙装置50が装着されたノート型パソコン1において(給紙装置50からではなく)第一の搬送路12から送られてきた用紙を第二の搬送路22へ送る場合は、図12に示すように、給紙装置50から送られてくる用紙の進入を遮断する位置にフラッパー22eの板状部材22e−2を固定することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を発揮することができる。
請求項1記載の発明によれば、例えば、A4版のノート型パソコンの第一の筐体部には、スキャナ手段が備えられているので、大きな用紙P1を読み取り、OCR部で手書き文字を解析し、印刷用のデータに変換して印刷できる。
【0061】
請求項2記載の発明によれば、スキャナ手段が読み取った手書き文字を表示手段に表示し、再度の記入事項の確認をすることができる。また、表示手段にはOCR部4解析後の文字等の表示をすることも、可能である。
【0062】
請求項3記載の発明によれば、挿入口から挿入された手書きの読取用用紙をスキャナ手段が読み取り、読み取った後、フラッパーを介して第二の搬送路に搬送し、排出口から排出することができる。また、解析手段で解析後は、前記と同じ経路で印刷用用紙を搬送しつつ、印刷手段により活字体の文字(鮮明な文字)で印刷をすることが可能となる。
【0063】
請求項4記載の発明によれば、給紙カセット手段に積層載置された印刷用用紙を、順次自動的に第二の搬送路,印字ヘッドへ搬送することができるので、印刷用用紙の手差しの煩わしさを、無くすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態におけるノート型パソコンの全体構成を示す外観斜視図である。
【図2】同実施形態におけるノート型パソコンの内部構成を示す断面側面図である。
【図3】第一及び第二の搬送路の構成を示す構成概略図である。
【図4】同実施形態における、用紙とガイド部材等との関係を示す正面図である。
【図5】同実施形態における第一の搬送路の挿入口付近の構成を示す構成概略図である。
【図6】同実施形態におけるノート型パソコンの各搬送路及びフラッパーの構成を示す外観斜視図である。
【図7】フラッパー及び切替操作部の構造を示す斜視図であって、第二の搬送路の受入口が開放される際のフラッパーの状態を示す図である。
【図8】フラッパー及び切替操作部の構造を示す斜視図であって、第二の搬送路の受入口が遮断される際のフラッパーの状態を示す図である。
【図9】同実施形態における、制御系のブロック図である。
【図10】同実施形態のフローチャート図である。
【図11】本発明の第二の実施形態におけるノート型パソコンの内部構成を示す要部側面図である。
【図12】本発明の第二の実施形態におけるノート型パソコンの他の内部構成を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 ノート型パソコン
10 可動筐体部
11 表示部
12 第一の搬送路
12a 第一の搬送路の上板
12b 第一の搬送路の下板
12c 用紙の挿入口
13a,13b 搬送ローラ
14 給紙検知センサ
15 読取センサ
16a,16b,16c ガイド棒挿入穴
17 設定ガイド棒
20 固定筐体部
21 キーボード
22 第二の搬送路
22a 第二の搬送路の上板
22b 第二の搬送路の下板
22c 排出口
22d 受入口
22e フラッパー
23a,23b,23c 搬送ローラ
24 印字ヘッド
25 排紙検知センサ
26 切替操作部
27 切替操作部用開口
30 ヒンジ部
40 制御部
41 読取センサ制御部
42 OCR部
43 用紙センサ制御部
44 モータ駆動制御部
45 印字制御部
46 キーボード制御部
50 給紙装置
51 載置板
52a,52b コイルバネ
53 給紙ローラ
54 ガイド板
55 給紙孔
56 ガイド部材
A 第一の給紙方向
B 排紙方向
C 第二の給紙方向
P1 読取用用紙
P2 印刷用用紙

Claims (5)

  1. 第一の筐体部と第二の筐体部とを備えてなるノート型パソコンにおいて、
    前記第一の筐体部及び/又は前記第二の筐体部が、用紙に記載されている事項を読み取るスキャナ手段を有した
    ことを特徴とするノート型パソコン。
  2. 請求項1記載のノート型パソコンにおいて、
    前記第一の筐体部及び/又は前記第二の筐体部が、前記スキャナ手段で読み取られた前記事項を表示する表示手段を有した
    ことを特徴とするノート型パソコン。
  3. 請求項1又は請求項2記載のノート型パソコンにおいて、
    前記第一の筐体部及び/又は前記第二の筐体部が、前記スキャナ手段で読み取られた前記事項を解析する解析手段と、
    この解析手段で解析されたデータを印刷する印刷手段とを有した
    ことを特徴とするノート型パソコン。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のノート型パソコンにおいて、
    前記第一の筐体部の内部で前記用紙を搬送する第一の搬送路と、
    前記第二の筐体部の内部で前記用紙を搬送する第二の搬送路とを有し、
    前記第一の搬送路と前記第二の搬送路とが連通するように備えられた
    ことを特徴とするノート型パソコン。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のノート型パソコンが、印刷用用紙を収納した給紙カセット手段に組み合わせて使用する印刷用用紙供給手段を有した
    ことを特徴とするノート型パソコン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008543599A (ja) * 2005-05-09 2008-12-04 シルバーブルック リサーチ ピーティワイ リミテッド 2つの相対的に移動可能な部分に印刷ヘッドと媒体経路とを有するモバイル機器
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