JP2005018354A - 無線通信装置 - Google Patents

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Yasuyuki Kikuchi
保幸 菊地
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】通行料金の支払いを安全で迅速に処理することができる無線通信装置を提供すること。
【解決手段】信号を送受信するアンテナ手段11と、課金情報を処理する課金情報処理手段12と、課金情報処理手段12の動作を制御する制御手段14とを有し、アンテナ手段11は、ETCシステムの電波を送受信するアンテナ部11aと、車両に搭載された車載バッテリ17に接続するアンテナ側端子11bとを一体化して備え、課金情報処理手段12は、ETCシステムに関する処理を行うETC処理部12bと、所定の情報を記憶および再生するICカード処理部12cとを備え、制御手段14は、車両を認証する車両認証部14bを備える構成とすることにより、通行料金の支払いを安全で迅速に処理させるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信装置に関し、さらに詳しくは、例えば二輪車に搭載され、有料道路の料金所に設置された路側装置と通信する無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両と分離される無線通信装置としては、例えば二輪車に搭載される無線装置として、ドライバの頭部を保護するヘルメットに設置され、ICカードを着脱自在に保持する通信装置本体と、路側装置と通信するアンテナと、電力を供給するハーネスを接続するコネクタと、利用者が操作するテンキーと、通信装置本体を覆い隠す蓋部と、通行料金の情報を音声で知らせるスピーカと、通行料金の情報を表示する液晶表示部とを備え、有料道路の料金所に設置された路側装置と通行料金に関する信号を送受信することにより、ICカードに記憶された銀行の口座番号に基づいて有料道路の通行料金を支払うことができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−256527号公報(第5−7頁、第6図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の無線通信装置では、無線通信装置がヘルメットに設置してあるので、無線通信装置の重量が運転者の頭部および頚部に係ることから運転者の快適な走行を妨げたり、またはヘルメットに設置されたアンテナを有料道路の料金所に設置された所定の路側装置に対し電波を送受信できる方向へ維持したり、所望外の路側装置に対して電波が送受信されないために、運転姿勢を維持し続けなくてはならないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、車両と分離される無線装置において、例えば二輪車に搭載した場合でも、運転者は快適に走行することができ、有料道路の料金所において通行料金を支払う際は、通行料金の支払いを安全で迅速に処理することができる無線通信装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線通信装置は、課金情報を送受信するアンテナ手段と、前記アンテナ手段が取り付けられる部材から電源を受け取る電源接続手段と、前記課金情報を処理する課金情報処理手段と、前記課金情報処理手段を制御する制御手段とを備え、前記アンテナ手段が前記部材に取り付けられた場合に前記電源接続手段で電源が供給されることを特徴とする構成を有している。
【0007】
この構成により、アンテナ手段は、課金情報に関する信号を送受信し、課金情報処理手段は課金情報を処理するので、例えば二輪車に搭載した場合でも、運転者は快適に走行することができ、有料道路の料金所において通行料金を支払う際は、通行料金の支払いを安全で迅速に処理することができる。
【0008】
また、本発明の無線通信装置は、前記課金情報処理手段と、前記制御手段とを収納する収納ケースを備えたことを特徴とする構成を有している。
【0009】
この構成により、収納ケースは、課金情報処理手段と制御手段とを水滴、ごみ、ほこり等から保護することができる。
【0010】
また、本発明の無線通信装置は、前記制御手段は、車両を認証する車両認証手段を備えたことを特徴とする構成を有している。
【0011】
この構成により、例えば、無線通信装置が盗難にあった場合でも、無線通信装置の悪用を防止することができる。
【0012】
本発明の無線通信システムは、車両と、課金情報を送受信するアンテナ手段と、前記アンテナ手段が取り付けられる部材から電源を受け取る電源接続手段と、前記課金情報を処理する課金情報処理手段と、前記課金情報処理手段を制御する制御手段とを備えた無線通信装置と、前記アンテナ手段が取り付けられるとともに前記車両の電源を前記電源接続手段へ供給するアンテナ着脱手段とを備えたことを特徴とする構成を有している。
【0013】
この構成により、アンテナ着脱手段は、アンテナ手段が取り付けられるとともに車両の電源を電源接続手段へ供給するので、無線通信装置は、アンテナ手段が取り付けられた場合に、アンテナ手段を介して課金情報を送受信し、課金情報を処理することができる。
【0014】
また、本発明の無線通信システムは、前記車両に前記無線通信装置を認証する装置認証手段を備え、前記部材を介して前記無線通信装置を認証することを特徴とする構成を有している。
【0015】
この構成により、例えば、無線通信装置が盗難にあった場合でも、無線通信装置の悪用を防止することができる。
【0016】
また、本発明の無線通信システムは、前記電源供給手段を覆う蓋部を備え、前記アンテナ手段が取り外された場合に、前記蓋部が前記電源供給手段を保護することを特徴とする構成を有している。
【0017】
この構成により、アンテナ着脱手段からアンテナ手段が取り外されたとき、電源供給手段に対するいたずらを防止することができ、また、電源供給手段を水滴、ごみ、ほこり等から保護することができる。
【0018】
本発明の課金システムは、車両と、課金情報を送受信するアンテナ手段と、前記アンテナ手段が取り付けられる部材から電源を受け取る電源接続手段と、前記課金情報を処理する課金情報処理手段と、前記課金情報処理手段を制御する制御手段とを備えた無線通信装置と、前記アンテナ手段が取り付けられるとともに前記車両の電源を前記電源接続手段へ供給するアンテナ着脱手段とを備えた無線通信システムと、課金情報に関する信号を送受信する路側装置とを備えたことを特徴とする構成を有している。
【0019】
この構成により、路側装置は、車両に備えられた無線通信装置と通信し、課金情報に関する信号を送受信するので、課金処理を迅速に行うことができる。
【0020】
本発明の車両は、アンテナ手段が取り付けられるアンテナ着脱手段と、前記アンテナ着脱手段に電源を供給する電源供給手段とを備え、前記アンテナ手段が前記アンテナ着脱手段に接続された場合に、前記アンテナ手段へ電源を供給することを特徴とする構成を有している。
【0021】
この構成により、電源供給手段は、アンテナ手段がアンテナ着脱手段に接続された場合に、アンテナ手段へ電源を供給するので、アンテナ手段は、所定の電波を送受信することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0023】
まず、本実施の形態の無線通信装置の構成について説明する。
【0024】
図1に示すように、本実施の形態の無線通信装置10は、車両に設けられたアンテナ固定台座15に着脱自在に取り付けられ、有料サービスの課金情報に関する信号を送受信するアンテナ手段11と、課金情報を処理する課金情報処理手段12と、アンテナ手段11および課金情報処理手段12を接続する同軸ケーブル13と、課金情報処理手段12の動作を制御する制御手段14とを備えている。
【0025】
前述の有料サービスの課金情報とは、例えば、有料道路の通行料金、有料駐車場の使用料金等の情報をいう。なお、以下の説明において、本実施の形態の無線通信装置10は、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)方式によるETCシステム(Electronic Toll Collection System:自動料金収受システム)によって提供される有料道路の通行料金情報の信号を処理するものと仮定する。
【0026】
アンテナ手段11は、同軸ケーブル13で接続された課金情報処理手段12へ入出力されるETCシステムの電波を外部の路側装置へ送受信するアンテナ部11aと、アンテナ固定台座15に設けられた車両側端子16を介して車両に搭載された車載バッテリ17に接続するアンテナ側端子11bとを一体化して備えている。
【0027】
なお、アンテナ部11aは、例えば、アンテナ素子、発振器、フィルタ、変復調回路等で構成され、5.8GHz帯のETCシステムの電波を送受信するようになっている。また、アンテナ側端子11bは、アンテナ手段11をアンテナ固定台座15に装着した時に車両側端子16を介して車載バッテリ17に接続され、車載バッテリ17の電力をアンテナ部11aおよび同軸ケーブル13を介して課金情報処理手段12に供給するようになっている。また、アンテナ側端子11bは、車両側端子16を介して無線通信装置10を認証する車載装置認証部18にも接続されている。
【0028】
課金情報処理手段12は、装置全体の通信を処理する通信処理部12aと、ETCシステムに関する処理を行うETC処理部12bと、ICカードに対して所定の情報を書き込みまたは読み込みを行うICカード処理部12cと、課金処理の結果などを音声で出力する音声出力部12dとを備えている。なお、ICカードは、ETCシステムに関する処理情報、課金処理を行うためのクレジット情報、および無線通信装置10の利用者を認証するためのID(Identification)番号の情報を有している。
【0029】
通信処理部12a、ETC処理部12b、およびICカード処理部12cは、マイクロプロセッサ、メモリ等を備え、所定のプログラムを実行するようになっている。音声出力部12dは、音声合成回路、音声増幅回路、スピーカ、ヘッドホン等によって構成され、課金情報および所定のメッセージを出力するようになっている。
【0030】
通信処理部12aは、アンテナ手段11および車載装置認証部18と課金情報処理手段12との通信を制御処理するようになっている。
【0031】
ETC処理部12bは、ICカード処理部12cで読み出された利用者のID番号、口座番号等の個人情報およびアンテナ部11aが路側装置から受信した通行料金情報に基づき通行料金の支払い処理を行うようになっている。
【0032】
同軸ケーブル13は、アンテナ手段11と課金情報処理手段12との間で授受される通信信号を伝送するようになっている。また、この通信信号に車載バッテリ17の電力を直流成分として重畳させて、アンテナ部11aおよび課金情報処理手段12にその直流成分によって電力を供給するようになっている。なお、車載バッテリ17の電力を供給する専用のケーブルを設け、車載バッテリ17の電力を通信信号とは別個にアンテナ手段11から課金情報処理手段12へ供給する構成としてもよい。
【0033】
制御手段14は、課金情報処理手段12の各部の動作を制御する制御部14aと、本実施の形態の無線通信装置10が搭載される車両を認証する車両認証部14bとを備えている。制御部14aおよび車両認証部14bは、マイクロプロセッサ、メモリ等で構成され、所定のプログラムを実行するようになっている。
【0034】
車両認証部14bは、アンテナ側端子11bと車両側端子16とが接続されたとき、車載装置認証部18に備えられたメモリから車両認証情報を取得し、この車両認証情報に基づき車両を認証するようになっている。ここで車両の認証は、例えば、取得した車両認証情報と、車両に関する予め登録された情報、例えば車種、車両番号等の情報とを比較することで行われる。
【0035】
車載装置認証部18は、マイクロプロセッサ、メモリ等で構成され、アンテナ側端子11bと車両側端子16とが接続されたとき、ICカード処理部12cで取得されたID番号の情報に基づいて無線通信装置10を認証するようになっている。また、車載装置認証部18のメモリには、無線通信装置10を搭載する車両の車両認証情報が記憶されている。
【0036】
本実施の形態の無線通信装置10の外観の一例を図2に示す。無線通信装置10の本体10aは、ICカード19を挿入する挿入口10bと、同軸ケーブル13を着脱するコネクタ10cとを備えている。無線通信装置10の本体10aは、図3に示すように、防水および防塵構造を有する軽量の収納ケース、例えばビニールケース20に収納され、ジッパー20aで開閉できるようになっている。なお、固定テープ、ベルト等をビニールケース20に設け、ビニールケース20を車両、人体、バッグ等に固定する構造としてもよい。
【0037】
本実施の形態の無線通信装置10を自動二輪車に適用する一例を図4に示す。図4に示すように、無線通信装置10の本体10aは、ビニールケース20に収納され、ビニールケース20に設けられたベルト20bによって運転者の左腕に固定されている。アンテナ手段11は、自動二輪車の前部に設けられたアンテナ固定台座15に取り付けられている。アンテナ固定台座15には、後述するように車両側端子16が設置され、車両側端子16は車載バッテリ17に接続されている。
【0038】
ここで、アンテナ固定台座15に設けられたアンテナ着脱部について説明する。
【0039】
図5(a)の平面図に示すように、アンテナ手段11は、アンテナ部11aと、アンテナ側端子11b−1および11b−2とを備え、同軸ケーブル13に接続され、アンテナ着脱部21に挿入固定されている。アンテナ着脱部21は、例えば、ゴムにより構成されたゴムパッキンおよびオーリングによって、防水および防塵構造が構成されている。
【0040】
また、図5(b)の断面図に示すように、アンテナ着脱部21はアンテナ固定台座15に固定されている。また、アンテナ側端子11b−1および11b−2は、それぞれ車両側端子16の第1端子16aおよび第2端子16bに接続されている。第1端子16aおよび第2端子16bは、車載バッテリ17および車載装置認証部18に接続されている。第1端子16aおよび第2端子16bと車載バッテリ17との接続は、例えば、第1端子16aは車載バッテリ17のプラス極に、第2端子16bは車載バッテリ17のマイナス極に接続されている。なお、施錠部22については後述する。
【0041】
図5(a)および図5(b)に示すように、利用者はアンテナ手段11をアンテナ着脱部21に容易に着脱できるようになっており、アンテナ手段11がアンテナ着脱部21に取り付けられた際、通信処理部12aによって処理される通信信号および車載バッテリ17からの電力が第1端子16aおよび第2端子16bを介してアンテナ部11aおよび課金情報処理手段12に伝送されるようになっている。
【0042】
また、アンテナ手段11をアンテナ着脱部21から取り外したとき、図6(a)に示すように、鍵穴23aを有する鍵付蓋23でアンテナ着脱部21を施錠できるようになっている。図6(b)の断面図に示すように、鍵付蓋23は鍵部23bを有している。鍵穴23aに挿入された鍵の操作によって鍵部23bから固定ツメ23cがアンテナ固定台座15の施錠部22内に突出し、鍵付蓋23とアンテナ固定台座15とが固定されるようになっている。なお、鍵付蓋23をアンテナ着脱部21に固定したときも、水滴、ごみ、ほこり等が第1端子16aおよび第2端子16bに浸入できない構造となっている。
【0043】
なお、図1に示された構成において、車両認証部14bおよび車載装置認証部18のいずれかを省略する構成としてもよい。
【0044】
また、アンテナ側端子11bおよびアンテナ着脱部21は、それぞれ電源接続手段およびアンテナ着脱手段を構成している。また、車両認証部14bは、車両認証手段を構成している。また、車両側端子16および車載装置認証部18は、それぞれ電源供給手段および装置認証手段を構成している。
【0045】
次に、本実施の形態の無線通信装置10の動作について説明する。
【0046】
図7において、まず、アンテナ手段11が車両側端子16に取り付けられると、車載バッテリ17によって、車載バッテリ17の電力がアンテナ部11aおよび課金情報処理手段12に供給される(ステップS31)。続いて、車両認証部14bによって、車載装置認証部18から車両認証情報が取得される(ステップS32)。
【0047】
さらに、車両認証部14bによって、取得された車両認証情報から車両が予め登録された車両か否かが判断される(ステップS33)。ステップS33において、車両が予め登録された車両と判断された場合は、車載装置認証部18によって、無線通信装置10が予め登録された車載装置か否かが判断される(ステップS34)。
【0048】
一方、ステップS33において、車両が予め登録された車両と判断されなかった場合は、音声出力部12dによって、警告メッセージが出力される(ステップS37)。例えば、「この車両は登録されていないので、無線通信装置は使用できません。」という警告メッセージが出力される。そして、制御部14aによって、課金情報処理手段12の動作が停止させられる(ステップS38)。
【0049】
ステップS34において、無線通信装置10が予め登録された車載装置と判断された場合は、車載装置認証部18によって、ICカードのID番号が予め登録されたID番号と一致するか否かが判断される(ステップS35)。ステップS35において、ICカードのID番号が予め登録されたID番号と一致する場合は、後述のETC処理に進む(ステップS36)。
【0050】
一方、ステップS34において、無線通信装置10が予め登録された車載装置と判断されなかった場合、ステップS37に進み、例えば、「この車載装置は登録されていないので使用できません。」という警告メッセージが音声出力部12dから出力される。また、ステップS35において、ICカードのID番号が予め登録されたID番号と一致すると判断されなかった場合も、同様にステップS37に進み、例えば、「ID番号が違うので無線通信装置は使用できません。」という警告メッセージが音声出力部12dから出力される。
【0051】
ここで、ステップS36のETC処理について図8を参照して説明する。
【0052】
図8において、まず、通信処理部12aによって、有料道路の料金所に設置された路側装置からETCシステムの電波を受信したか否かが判断される(ステップS41)。ステップS41において、ETCシステムの電波を受信したと判断された場合は、通信処理部12aによって、有料道路の入口ゲートか出口ゲートかが判断される(ステップS42)。一方、ステップS41において、ETCシステムの電波を受信したと判断されなかった場合は、ステップS41の処理を繰り返す。
【0053】
ステップS42において、有料道路の入口ゲートと判断された場合は、ETC処理部12bによって、ICカードに記録された情報、例えば、車両情報、クレジットカードの番号等が読み出される(ステップS43)。次いで、通信処理部12aによって、ICカードに記録された情報が路側装置に送信される(ステップS44)。さらに、通信処理部12aによって、路側装置から送信された入口情報、例えば、入口ゲート番号、入口ゲートを通過した年月日および時刻等の情報が取得される(ステップS45)そして、ETC処理部12bによって、入口情報がICカードに記録される(ステップS46)。
【0054】
一方、ステップS42において、有料道路の入口ゲートと判断されなかった場合、すなわち、出口ゲートと判断された場合は、ETC処理部12bによって、ICカードに記録された入口情報、車両情報、クレジットカードの番号等が読み出される(ステップS47)。次いで、通信処理部12aによって、ICカードに記録された情報が路側装置に送信される(ステップS48)。さらに、通信処理部12aによって、路側装置から送信された出口情報、例えば、有料道路の通行料金、出口ゲートを通過した年月日および時刻等の情報が所得される(ステップS49)。次いで、ETC処理部12bによって、出口情報がICカードに記録される(ステップS50)。そして、音声出力部12dによって、有料道路の通行料金の情報が音声で出力される(ステップS51)。
【0055】
なお、本実施の形態の無線通信装置10が送受信する信号は、有料道路の通行料金および有料駐車場の使用料金に関する信号に限定されるものではなく、例えば、店舗で購入した商品購入情報に関する信号も含むものである。この商品購入情報とは、利用者が路側装置を備えた店舗において購入した商品の情報、例えば、商品名、個数、購入店舗の名称、購入日付等の情報をいう。無線通信装置10が店舗に設置された路側装置と通信することによって、利用者は店舗で購入した商品の支払い処理を迅速に行うことができる。
【0056】
また、本実施の形態の無線通信装置10は、前述した二輪車の適用に限定されるものではない。例えば、本実施の形態の無線通信装置10をオープンカーに備える場合、利用者は無線通信装置10を容易に着脱できるので、車両から離れるときに無線通信装置10を取り外せば、盗難にあうこともなく、いたずらも防止することができる。
【0057】
また、液晶ディスプレイをアンテナ手段11に設け、課金情報および所定のメッセージ等を利用者に通知するよう構成すれば、利用者は音声の聞き取りが困難な場面でも所望の情報を取得することができる。
【0058】
また、本実施の形態の無線通信装置10と、無線通信装置10を備えた車両と、有料サービスの課金情報に関する信号を送受信する路側装置とを備える構成により、課金処理を迅速に行うことができる課金システムを構築することができる。
【0059】
以上のように、本実施の形態の無線通信装置10によれば、アンテナ手段11は、車両に着脱自在に取り付けられ、有料サービスの課金情報に関する信号を送受信し、課金情報処理手段12は課金情報を処理する構成としたので、例えば二輪車に搭載した場合でも、運転者は快適に走行することができ、有料道路の料金所において通行料金を支払う際は、通行料金の支払いを安全で迅速に処理することができる。
【0060】
また、本実施の形態の無線通信装置10によれば、アンテナ手段11が取り付けられたとき、電源を無線通信装置10に供給し、車両認証部14bは、無線通信装置10が搭載される車両を認証するとともに、車載装置認証部18は、搭載される無線通信装置10を認証する構成としたので、無線通信装置10のセキュリティを確保し悪用を防止することができる。
【0061】
また、アンテナ手段をヘルメットに設置した従来の無線通信装置では、有料道路の料金所において、運転者が安全確認のため左右を確認する際、隣接する路側装置に対して電波が発信される場合があり、この電波が隣接する路側装置を誤動作させるという問題があったが、本実施の形態の無線通信装置10によれば、車両にアンテナ手段11を設置する構成としたので、運転者が安全確認のため左右を確認しても隣接する路側装置を誤動作させることはない。
【0062】
また、従来の無線通信装置では、防水および防塵の処理が施されていないので、無線通信装置およびICカードが風雨にさらされ、故障が発生しやすいという問題があったが、本実施の形態の無線通信装置10によれば、ビニールケース20によって無線通信装置10の本体10aを覆う構成としたので、ビニールケース20は、本体10aが風雨にさらされることを防止し、無線通信装置10の故障の発生率を低減することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、二輪車に搭載した場合でも、運転者は快適に走行することができ、有料道路の料金所において通行料金を支払う際は、通行料金の支払いを安全で迅速に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の無線通信装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態の無線通信装置の外観の一例を示す図
【図3】本発明の実施の形態の無線通信装置を収納ケースに収納した一例を示す図
【図4】本発明の実施の形態の無線通信装置を自動二輪車に搭載した一例を示す図
【図5】(a)アンテナ手段を取り付けたときのアンテナ固定台座の平面図
(b)アンテナ手段を取り付けたときのアンテナ固定台座の断面図
【図6】(a)鍵付蓋を取り付けたときのアンテナ固定台座の平面図
(b)鍵付蓋を取り付けたときのアンテナ固定台座の断面図
【図7】本発明の実施の形態の無線通信装置の各ステップのフローチャート
【図8】本発明の実施の形態の無線通信装置のETC処理のフローチャート
【符号の説明】
10 無線通信装置
10a 本体
10b 挿入口
10c コネクタ
11 アンテナ手段
11a アンテナ部
11b アンテナ側端子
12 課金情報処理手段
12a 通信処理部
12b ETC処理部
12c ICカード処理部
12d 音声出力部
13 同軸ケーブル
14 制御手段
14a 制御部
14b 車両認証部
15 アンテナ固定台座
16 車両側端子
16a 第1端子
16b 第2端子
17 車載バッテリ
18 車載装置認証部
19 ICカード
20 ビニールケース
20a ジッパー
20b ベルト
21 アンテナ着脱部
22 施錠部
23 鍵付蓋
23a 鍵穴
23b 鍵部
23c 固定ツメ

Claims (8)

  1. 課金情報を送受信するアンテナ手段と、前記アンテナ手段が取り付けられる部材から電源を受け取る電源接続手段と、前記課金情報を処理する課金情報処理手段と、前記課金情報処理手段を制御する制御手段とを備え、前記アンテナ手段が前記部材に取り付けられた場合に前記電源接続手段で電源が供給されることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記課金情報処理手段と、前記制御手段とを収納する収納ケースを備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御手段は、車両を認証する車両認証手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 車両と、請求項1に記載の無線通信装置と、前記アンテナ手段が取り付けられるとともに前記車両の電源を前記電源接続手段へ供給するアンテナ着脱手段とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  5. 前記車両に前記無線通信装置を認証する装置認証手段を備え、前記部材を介して前記無線通信装置を認証することを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記電源供給手段を覆う蓋部を備え、前記アンテナ手段が取り外された場合に、前記蓋部が前記電源供給手段を保護することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 請求項4に記載の無線通信システムと、課金情報に関する信号を送受信する路側装置とを備えたことを特徴とする課金システム。
  8. アンテナ手段が取り付けられるアンテナ着脱手段と、前記アンテナ着脱手段に電源を供給する電源供給手段とを備え、前記アンテナ手段が前記アンテナ着脱手段に接続された場合に、前記アンテナ手段へ電源を供給することを特徴とする車両。
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