JP2005017885A - 表示パネル保持構造および表示モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示パネルの柔軟性を積極的に活用可能にする。
【解決手段】表示パネル保持構造は柔軟な液晶表示パネル10の外縁を支持するフレーム20と、このフレームに固定され表示パネルを裏側から照明する光源システム30とを備える。特に、この光源システム30は液晶表示パネル10に対向する複数の発光素子31、およびこれら発光素子31を支持する柔軟なベースユニット32を含む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、柔軟な表示パネルを光源と一緒に保持する表示パネル保持構造および表示モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示装置が、軽量、薄型、低消費電力という利点からノートパソコン、携帯情報端末、ゲーム機のようなモバイル機器の内蔵ディスプレイとして使用されている。液晶表示装置は一般に液晶層が一対の電極基板間に保持される平面状の液晶表示パネルおよび液晶表示パネルの外縁を支持するフレームを含む表示モジュールとしてモバイル機器に組み込まれる。バックライト光源あるいはフロントライト光源を用いて液晶表示パネルを照明する場合には、例えば冷陰極管のような光源とこの光源からの光源光を液晶表示パネルに導く導光板とを組み合わせた光源システムが表示モジュールに追加される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
近年では、樹脂フィルムを電極基板として用いた極めて薄い液晶表示パネルが開発され、モバイル機器の厚さをさらに低減可能にしている。しかしながら、樹脂フィルムは200°C程度までの処理にしか耐えられないため、アモルファスシリコンの多結晶化において400°C以上の高温処理を必要とするポリシリコン薄膜トランジスタを画素スイッチや駆動回路として電極基板に形成することが難しい。
【0004】
さらに、樹脂フィルムが柔軟であるため、例えばドライバICチップを載置したTCP(Tape Carrier Package)等を液晶表示パネルの外縁に接続した場合に、このICチップが外力による液晶表示パネルの湾曲や変形に対応したストレスにより損傷し易くなる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−091947号公報 (図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
表示モジュールにおいて、フレームは上述のような理由から外力による液晶表示パネルの湾曲や変形を阻止できる固定形状にある。光源システムはフレームによって液晶表示パネルが平らに維持されることを前提にした構造であり、液晶表示パネルに重ねてフレームに固定される。従って、モバイル機器の形状がこれらフレームおよび光源システムにより制約される結果となっている。
【0007】
本発明の目的は、液晶表示パネルの柔軟性を積極的に活用することが可能な表示パネル保持構造および表示モジュールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、柔軟な表示パネルの外縁を支持するフレームと、このフレームに固定され表示パネルを裏側から照明する光源システムとを備え、この光源システムが表示パネルに対向する複数の発光素子、およびこれら発光素子を支持する柔軟なベースユニットを含む表示パネル保持構造が提供される。
【0009】
さらに、本発明によれば、柔軟な表示パネルと、この表示パネルの外縁を支持するフレームと、このフレームに固定され表示パネルを裏側から照明する光源システムとを備え、この光源システムが表示パネルに対向する複数の発光素子、およびこれら発光素子を支持する柔軟なベースユニットを含む表示モジュールが提供される。
【0010】
これら表示パネル保持構造および表示モジュールでは、複数の発光素子が柔軟なベースユニットによって支持される。このベースユニットは例えば表示パネルと一緒に湾曲可能であるため、表示パネルを湾曲させて支持する固定形状にフレームを形成できる。また、外力による表示パネルの湾曲あるいは変形に伴って表示パネルと一緒に湾曲あるいは変形するよう柔軟材で一体的にフレームおよびベースユニットを形成できる。このように液晶表示パネルの柔軟性を積極的に活用することにより、モバイル機器の形状的な制約を緩和できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態に係る表示モジュールについて図面を参照して説明する。この表示モジュールはユーザの腕に取り付けて使用される着用型携帯情報端末に内蔵ディスプレイとして組み込まれる。
【0012】
図1はこの表示モジュールDMを分解して示し、図2は図1に示す透過型液晶表示パネル10の平面構造を示し、図3は図1に示す液晶表示パネル10の断面構造を示し、図4は図3に示す液晶表示パネル10に重ねられた光源システム30の断面構造を示し、図5は図1に示す表示モジュールDMを組み込んだ携帯情報端末の外観を示す。
【0013】
表示モジュールDMは、柔軟な透過型液晶表示パネル10、この液晶表示パネル10の外縁を支持するフレーム20、このフレーム20に固定され液晶表示パネル10を裏側から照明する光源システム30、および液晶表示パネル10の外縁に接続される外部回路基板40を備える。ここで、フレーム20および光源システム30は液晶表示パネル10用の表示パネル保持構造を構成するために協力する。図1に示すように、フレーム20は液晶表示パネル10を湾曲させて支持する固定形状を有する。光源システム30は液晶表示パネル10に対向する複数の発光素子31、複数の発光素子31を支持する柔軟なベースユニット32、および複数の発光素子31を覆うようにベースユニット31に重ねられこれら発光素子31からの光源光を拡散させて液晶表示パネル10に入射させる柔軟な光学シート33を含む。複数の発光素子31は例えば発光ダイオードからなり、発光面を露出させてベースユニット32に埋め込まれ、さらにこれらが同時に発光するように配線される。これら発光素子31はベースユニット32の平面内で均一に配置され、光学シート33と協力して面光源を構成する。ベースユニット32は例えばシリコンラバーのような弾性体からなり、光学シート33は例えば樹脂フィルムからなる。外部回路基板40は図1に示すように液晶表示パネル10の外縁に配置される複数のOLB(Outer Lead Bonding)パッドPDの裏側において液晶表示パネル10に接着され、フレキシブル配線板FWを介してこれらOLBパッドPDに接続される。フレキシブル配線板FWは、異方性導電膜(ACF)によってこれらにOLBパッドPDに電気的にコンタクトする。液晶表示パネル10は光源システム30に重ねて湾曲させた状態でフレーム20に装着される。ベースユニット32および光学シート33は液晶表示パネル10に接着される外部回路基板40に対応する位置にそれぞれ切欠き34を有し、これにより外部回路基板40を除いた液晶表示パネル10の裏面に密着する。フレーム20には、一対の係止部21が液晶表示パネル10および光源システム30を湾曲させた状態で係止するために設けられている。
【0014】
ここで、液晶表示パネル10の構造についてさらに説明する。液晶表示パネル10はアレイ基板ARと、このアレイ基板ARに対向する対向基板CTと、これらアレイ基板ARおよび対向基板CT間に挟持される液晶層LQとを有する。
【0015】
図2および図3に示すように、アレイ基板ARは略マトリクス状に配置される複数の画素電極PE、互いに略直交するように配置される複数の信号線X(X1〜Xn)および複数の走査線Y(Y1〜Ym)、複数の信号線X1〜Xnと複数の走査線Y1〜Ymとの交差位置近傍に配置され複数の画素電極PEをそれぞれスイッチングする複数の画素スイッチ11、複数の信号線X1〜Xnを駆動する信号線駆動回路XD、および複数の走査線Y1からYmを駆動する走査線駆動回路YDをガラス板GL1上に形成した第1電極基板である。対向基板CTは複数の画素電極PEに対向する対向電極CEをガラス板GL2上に形成した第2電極基板である。各画素スイッチ11は多結晶シリコン薄膜トランジスタからなる。また、信号線駆動回路XDおよび走査線駆動回路YDの各々も画素スイッチ11の多結晶シリコン薄膜トランジスタと共通の製造処理で一緒に形成される複数の多結晶シリコン薄膜トランジスタからなる。
【0016】
画素スイッチ11の薄膜トランジスタは、ソース領域SR、ドレイン領域DR、並びにソース領域SRおよびドレイン領域DR間に配置されたチャネル領域CHを活性層として含む多結晶シリコン半導体膜と、例えばTEOS膜からなるゲート絶縁膜12を介してチャネル領域CH上に配置されるゲート電極11Gと、ドレイン領域DRにコンタクトしたドレイン電極11Dと、ソース領域SRにコンタクトしたソース電極11Sとを備える。ゲート電極11Gは例えばMoW合金膜からなり、走査線Yと一体的に形成される。走査線Yおよびゲート電極11Gを覆ってSiO等の層間絶縁膜13が形成される。そして、この層間絶縁膜13上に例えばAlNd合金膜からなる、ドレイン電極11D及びこれと一体の信号線X、さらにはソース電極11Sが形成される。ドレイン電極11D及びソース電極11Sは層間絶縁膜13に形成されたコンタクトホールを介してそれぞれ多結晶シリコン半導体膜のドレイン領域DR及びソース領域SRに接続されている。さらに層間絶縁膜13上には、カラーフィルタ層CFが形成される。カラーフィルタCFは、例えば、赤、緑、青にそれぞれ着色されたネガタイプのカラーレジスト層の露光および現像により形成されている。これら3色のカラーフィルタ層は、それぞれ対応色の表示画素部PX毎に配置されている。画素電極PEは、例えばITO(インジウム・ティン・オキサイド)やIZO(インジウム・ジンク・オキサイド)のような光透過性の導電性部材からなり、ソース電極11Sにコンタクトしてカラーフィルタ層CF上に形成される。すべての画素電極PEは、有効表示領域DSの全面に対応して配置される配向膜14により覆われる。
【0017】
対向基板CTにおいて、対向電極CEは例えばITOのような光透過性の導電性部材からなり、有効表示領域DSの全面に対応して配置される配向膜15により覆われる。
【0018】
有効表示領域DSにおいては、さらに柱状スペーサ16がアレイ基板ARと対向基板CTとの間に所定の間隙(例えば4μm程度)を設けるために配置される。この柱状スペーサ16は例えばアレイ基板AR上で黒色樹脂をパターニングすることにより得られる。また、有効表示領域DSの外側となる非表示領域NDSには、遮光層17が額縁状に配置される。この遮光層17は遮光性を有する樹脂からなり、例えば柱状スペーサ16のためのパターニングにおいて黒色樹脂の一部を遮光層17用に残すことによって得ることができる。
【0019】
アレイ基板ARおよび対向基板CTは、これらを柱状スペーサ16により規定される間隙だけ離した状態で液晶層LQを取り囲むように配置されるシール材18で貼り合わされている。また、偏光板PL1およびPL2が液晶層LQに対して反対側となるガラス板GL1およびGL2の表面にそれぞれ接着剤層AD1,AD2を介して貼り付けられている。偏光板PL1およびPL2の偏光方向は液晶層LQの特性に合わせて設定される。
【0020】
アレイ基板ARおよび対向基板CTの厚さは各々0.15mm以下に設定される。これらアレイ基板ARおよび対向基板CTにおいて、ガラス板GL1,GL2以外のコンポーネントはガラス板GL1,GL2に比べて極めて薄いため、アレイ基板ARおよび対向基板CTの厚さは概ねガラス板GL1,GL2に等しい。これらガラス板GL1,GL2は実際のところ約0.1mmの厚さまで表面研磨されている。柔軟性、研磨精度、機械強度、回路素子の製造処理で生じる内部応力等の条件を考慮すると、ガラス板GL1,GL2の厚さは約0.15mm以下であることが好ましい。ガラス板GL1,GL2を0.15mm以上とした場合、曲げに対して柔軟性がなくなり割れ易くなってしまう。逆に、ガラス板GL1,GL2を薄くしすぎると、水分等の浸入を防止できず、液晶表示パネル10としての信頼性が低下してしまう。そこで、ガラス板GL1,GL2の厚さは約0.01mm以上であることが好ましい。偏光板PL1,PL2は、柔軟性を有してガラス板GL1,CL2を覆う樹脂からなり、補強を兼ねてこれらガラス板GL1,CL2よりも厚い例えば0.3mmの厚さに設定される。
【0021】
信号線駆動回路XDおよび走査線駆動回路YDは、外部回路基板40上に設けられる液晶コントローラ41によって制御される。この液晶コントローラ41は携帯情報端末の処理部からのデジタル映像信号および同期信号を受取り、画素表示信号、垂直走査制御信号および水平走査制御信号を発生する。垂直走査制御信号は例えば垂直スタートパルスおよび垂直クロック信号等を含み、走査線駆動回路YDに供給される。水平走査制御信号は水平スタートパルス、水平クロック信号等を含み、画素表示信号と共に信号線駆動回路XDに供給される。
【0022】
走査線駆動回路YDは1垂直走査(フレーム)期間毎に垂直スタートパルスを垂直クロック信号に同期してシフトすることにより走査線Y1〜Ymを順次選択し、1水平走査期間から水平ブランキング期間を除いた有効走査期間にこの選択走査線に走査信号を供給する。信号線駆動回路XDは各走査線Yが走査信号により駆動される1水平走査期間毎に水平スタートパルスを水平クロック信号に同期してシフトすることにより複数の信号線X1〜Xnを順次選択し、選択信号線に対して画素表示信号を供給する。各表示画素PXにおいて、画素スイッチ11は走査信号が走査線Yから供給されるときに信号線X上の画素表示信号を画素電極PEに印加する。これにより、この表示画素PXの光透過率がこの画素電極PEの電位と対向電極CEの電位との電位差に基づいて制御される。透過型液晶表示パネル10では、光源光が光源システム30から出射されると、これが偏光板PL1を介して液晶表示パネル10に入射し、表示画素PX単位に制御される画素電極PEおよび対向電極CE間の電界に対応して液晶層LQにより変調され、偏光板PL2を選択的に透過する。
【0023】
図4は液晶表示パネル10と光源システム30とを重ねた状態を示す。光源システム30のベースユニット32は柔軟性を有するため、図1に示すようなフレーム20に装着されることにより、液晶表示パネル10と一緒に湾曲した状態となる。表示モジュールDMは液晶表示パネル10および光源システム30をこのような状態でフレーム20に支持させて完成し、図5に示すようにユーザの腕を包み込むような形状に成型される着用型携帯情報端末50に組み込まれる。この携帯情報端末50は表示モジュールDMの手前側にキー入力用制御ボードCPを有し、背面側に設けられた例えば伸縮自在のベルトBDを用いてずれ落ちないようにユーザの腕に固定される。
【0024】
本実施形態の表示モジュールDMでは、光源システム30が液晶表示パネル10に対向する複数の発光素子31、これら発光素子31を支持する柔軟なベースユニット32、および複数の発光素子31を覆うようにベースユニット31に重ねられこれら発光素子31からの光源光を拡散させて液晶表示パネル10に入射させる光学シート33を含む。ベースユニット32および光学シート33は表示パネル10と一緒に湾曲可能な柔軟性を有するため、フレーム20が液晶表示パネル10を湾曲させて支持する固定形状に形成でき、これによりユーザの腕を包み込むような形状に携帯情報端末50を成型することが可能となる。このように液晶表示パネル10の柔軟性を積極的に活用することにより携帯情報端末50の形状的な制約を緩和し、その自由度を増大させることができる。また、上述の構造は携帯情報端末50への組み込みに際して表示モジュールDMの取付自由度も増大させることができる。さらに、ベースユニット32の弾性は液晶表示パネル10に加わる振動や衝撃を吸収してストレスの集中を阻止することから、振動や衝撃に対して高い耐性を要求するような使用環境に表示モジュールDMを適合させることができる。この結果として、表示モジュールDMを組み込むことが可能な機器の範囲を携帯情報端末50のようなモバイル機器からさらに拡大できる。
【0025】
表示モジュールDMは第1実施形態においてフレーム20によって液晶表示パネル10を湾曲させて支持するように構成されが、シリコンラバー等の柔軟材をベースユニット32だけでなくフレーム20にも用いて液晶表示パネル10を平面状のまま支持するように構成してもよい。この場合、着用型携帯情報端末50のケーシングもシリコンラバー等の柔軟材にすることになる。
【0026】
以下、本発明の第2実施形態に係る表示モジュールについて説明する。この表示モジュールDMは上述のようにフレーム20に柔軟性を持たせるように構成されること除いて第1実施形態と同様である。このため、第1実施形態と相違する事項について図6および図7を参照して説明する。図6および図7では、第1実施例と同様部分を同一参照符号で示し、重複する説明を省略する。
【0027】
図6は図2に示す信号線Xに平行な方向において表示モジュールDMの断面構造を示し、図7は図2に示す走査線Yに平行な方向において表示モジュールDMの断面構造を示す。ここでは、フレーム20およびベースユニット32が同一の柔軟材であるシリコンラバーからなる。フレーム20は液晶表示パネル10の外縁上部および外縁側部を覆うような形状に形成される。光学シート33は液晶表示パネル10と同じ平面サイズに形成され、ベースユニット32は複数の発光素子31を支持し液晶表示パネル10の外縁からさらに延出する平面サイズに形成される。光学シート33は複数の発光素子31を覆ってベースユニット32に重ねられ、液晶表示パネル10がこの光学シート33に重ねられる。フレーム20はこの状態で液晶表示パネル10の外縁から延出したベースユニット32の部分に接着剤等を用いて一体化され、このベースユニット32と協力して液晶表示パネル10を支持する。
【0028】
本実施形態では、フレーム20およびベースユニット32が柔軟材で一体的に形成される。これらは、外力が携帯情報端末50のケーシングを介して液晶表示パネル10に加えられたときに、液晶表示パネル10と一緒に湾曲あるいは変形することができる。すなわち、表示モジュールDMはユーザが携帯情報端末50を着用していない状態で平面状になっており、着用したときにユーザの腕の曲面に沿って携帯情報端末50と一緒に全体的に湾曲する。このような構成でも、液晶表示パネルの柔軟性を積極的に活用することができ、モバイル機器の形状的な制約を緩和できる。また、上述の構造は携帯情報端末50への組み込みに際して表示モジュールDMの取付自由度も増大させることができる。さらに、ベースユニット32およびフレーム20の弾性は液晶表示パネル10に加わる振動や衝撃を効果的に吸収してストレスの集中を阻止することから、振動や衝撃に対して高い耐性を要求するような使用環境に表示モジュールDMをより適合させ易くなる。
【0029】
尚、本発明は上述の実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0030】
例えば光源システム30の光学シート33はベースユニット32に配置される複数の発光素子31によって液晶表示パネル10を均一に照明できる場合に省略されてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、液晶表示パネルの柔軟性を積極的に活用できる表示パネル保持構造および表示モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示モジュールを分解して示す図である。
【図2】図1に示す透過型液晶表示パネルの平面構造を示す図である。
【図3】図1に示す液晶表示パネルの断面構造を示す図である。
【図4】図3に示す液晶表示パネルに重ねられた光源システムの断面構造を示す図である。
【図5】図1に示す表示モジュールを組み込んだ携帯情報端末の外観を示す図である。
【図6】図2に示す信号線に平行な方向において表示モジュールの断面構造を示す図である。
【図7】図2に示す走査線に平行な方向において表示モジュールの断面構造を示す図である。
【符号の説明】
10…透過型液晶表示パネル、11…画素スイッチ、20…フレーム、30…光源システム、31…発光素子、32…ベースユニット、33…光学シート、40…外部回路基板、41…液晶コントローラ、50…携帯情報端末、DM…表示モジュール、AR…アレイ基板、CT…対向基板、LQ…液晶層、PE…画素電極、CE…対向電極、X…信号線、Y…走査線、XD…信号線駆動回路、YD…走査線駆動回路、GL1,GL2…ガラス板、PL1,PL2…偏光板。

Claims (10)

  1. 柔軟な表示パネルの外縁を支持するフレームと、前記フレームに固定され前記表示パネルを裏側から照明する光源システムとを備え、前記光源システムは前記表示パネルに対向する複数の発光素子および前記複数の発光素子を支持する柔軟なベースユニットを含むことを特徴とする表示パネル保持構造。
  2. 前記フレームは前記表示パネルを湾曲させて支持する固定形状を有することを特徴とする請求項1に記載の表示パネル保持構造。
  3. 前記フレームおよび前記ベースユニットは柔軟材で一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル保持構造。
  4. 柔軟な表示パネルと、前記表示パネルの外縁を支持するフレームと、前記フレームに固定され前記表示パネルを裏側から照明する光源システムとを備え、前記光源システムが前記表示パネルに対向する複数の発光素子、および前記複数の発光素子を支持する柔軟なベースユニットを含むことを特徴とする表示モジュール。
  5. 前記フレームは前記表示パネルを湾曲させて支持する固定形状を有することを特徴とする請求項4に記載の表示モジュール。
  6. 前記フレームおよび前記ベースユニットは柔軟材で一体的に形成されることを特徴とする請求項4に記載の表示モジュール。
  7. 前記表示パネルは、略マトリクス状に配置される複数の画素電極、互いに略直交するように配置される複数の信号線および複数の走査線、前記複数の信号線と複数の走査線と交差位置近傍に配置され前記複数の画素電極をそれぞれスイッチングする複数の画素スイッチ、前記複数の信号線を駆動する信号線駆動回路、および前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路をガラス板上に形成した第1電極基板と、前記複数の画素電極に対向する対向電極をガラス板上に形成した第2電極基板と、前記第1および第2電極基板間に挟持される液晶層とを含むことを特徴とする請求項4に記載の表示モジュール。
  8. 前記画素スイッチは多結晶シリコン薄膜トランジスタからなることを特徴とする請求項7に記載の表示モジュール。
  9. 前記信号線駆動回路および前記走査線駆動回路の各々は複数の多結晶シリコン薄膜トランジスタからなることを特徴とする請求項8に記載の表示モジュール。
  10. 前記第1電極基板および前記第2電極基板はそれぞれ0.15mm以下の厚さを有することを特徴とする請求項7に記載の表示モジュール。
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