JP2005017682A - 画像形成ユニット及びそのユニットを装着した画像形成装置 - Google Patents

画像形成ユニット及びそのユニットを装着した画像形成装置 Download PDF

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Yoshihiro Mizoguchi
義浩 溝口
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Abstract

【課題】画像形成装置本体に着脱自在な画像形成ユニットの装着動作によって、電気的接点部材と電源供給接点部材との間に介在するトナーや紙粉等の塵を自動的にクリーニングすることを目的としている。
【解決手段】コイルバネの電気的接点部材130と先端に鋸の歯状を形成した電気的接点部材131の当接状態を示したもので、中間転写体ユニット109を装置本体内部に挿入することにより、鋸の歯状の先端部131aがコイルバネ130に弾性的に係合することでコイルバネ130にトナーや紙粉等が付着していても、鋸の歯状の鋭利な先端131aが弾性的に当接することで、トナーなどの塵は自己クリーニングされ、確実に電気的接合が行われる。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真画像形成装置および電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ、中間転写体ユニット等画像形成ユニット及びそのユニットを装着した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置が広く使用されている。
【0003】
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置等が含まれる。
【0004】
また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0005】
また、中間転写体ユニットとは、カラー画像を形成するカラーレーザープリンタなどに用いられ、感光体ドラム上に顕像化された各色トナー像を内蔵された転写手段によって順次重ね転写してカラートナー像を形成する無端状の中間転写ベルトが走行可能に配置されたユニットである。
【0006】
このような電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置において、プロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そのため、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0007】
以下の、従来の電子写真画像形成装置に着脱自在な画像形成ユニットの電気接点部構成について説明する。
【0008】
図11は、従来の電気的接続部材を有したプロセスカートリッジの構成図であり、電子写真画像形成装置本体に着脱自在な画像形成ユニットとしてのプロセスカートリッジを例にしたものである。図12は、従来の電気的接続部材を有したプロセスカートリッジの現像スリーブと感光体ドラムをその軸方向に断面を取って示した断面図であり、(特許文献1)の図1より引用した。
【0009】
図12において、現像ユニット3(現像装置)は、現像手段を備えた現像枠体1にトナー容器2を溶着して、一体として形成している。トナー容器2は、トナーを収容するトナー収容部4を形成し、そのトナー収容部4内にトナー送り部材5を回動可能に支持している。現像枠体1は、現像手段である現像スリーブ6および現像ブレード7を保持している。
【0010】
また、クリーニングブレード8a等のクリーニング手段8、感光体ドラム9および帯電ローラ10をクリーニング枠体8cで支持して、クリーニングユニット11を形成している。
【0011】
そして、プロセスカートリッジ12は、現像ユニット3及びクリーニングユニット11を回転可能に結合して、一体化することによってカートリッジ化されている。
【0012】
図11では描画を省略しているが、感光体ドラム9はクリーニング枠体8cに回転可能に支持されている。現像スリーブ6は、その両端部に回転可能に取り付けられたスペーサコロ13,14によって、感光体ドラム9と所定の間隙を形成して配設されている。現像スリーブ6は、円筒形状のアルミのパイプからなるスリーブシリンダ6aと、このスリーブシリンダ6a内に内蔵されるマグネットローラ6b、及び、樹脂製のスリーブフランジ6c、6d、現像スリーブ6に現像バイアスを印加するためのスリーブ電極15などで構成されている。
【0013】
スリーブ電極16は導電性の部材からなり、マグネットローラ6bの一端(図11の右端部)に嵌合したスリーブフランジ6cに設けられている。スリーブ電極16の一端には、コイルばね17が形成されており、プロセスカートリッジ12のカートリッジ枠体に取り付けられた現像バイアス電極18と接触することにより電気的に接続する。このコイルばね17の現像バイアス電極18との接触部が、現像装置の枠体側電極と電気的に接続可能な第一の接点部である。
【0014】
現像バイアス電極18は、現像スリーブ6の軸線を法線とする平面状をなしている。コイルばね17が現像バイアス電極18と接触する端部は円環状をなしており、現像バイアス電極18の板面にほぼ円環全域が接触する。
【0015】
スリーブ電極16の他端側には、スリーブシリンダ6aと電気的に接続するための接点部19が形成されている。この接点部19が、現像スリーブ6のスリーブシリンダ6aと電気的に接続される第二の接点部である。コイルばね17と接点部19はスリーブフランジ6cの内部に位置する接続部20でつながっており、一つの線材で成型されている。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−162827号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら、画像形成ユニットが装着されるところは、ユニット自体から漏れ出たわずかなトナー粉や、現像等において発生した余剰のトナー粉、及び用紙搬送に伴う紙粉等の影響を受け易い場所でもある。
【0018】
従って、従来の構成のように、板ばね状の平坦部を有する電気的接点部材とコイルバネからなる電源供給接点部材(逆の構成も有り得る)での通電を行うような構成では、接点部である板ばねの平坦部にトナーや紙粉等の塵が付着してしまし、画像形成ユニットの装着した際に電気的接点部材と電源供給接点部材との間に上記塵が介在してしまい、通電不良を発生するという問題点を有していた。
【0019】
また、経時変化により、板バネの平坦部とに酸化皮膜ができてしまい、塵の介在と同様に通電不良を引き起こしていた。
【0020】
接点不良の対策として、コイルバネの線径を大きくしたり、板バネの板厚を厚くしたりすることにより、接触圧を上げ試みを行ってみても、改善効果が見られるものの、逆に副作用として、接触圧を上げることによる画像形成ユニット保持力の増大、挿入・装着性の不具合等が発生していた。
【0021】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、画像形成装置本体に着脱自在な画像形成ユニットであって、画像形成ユニットの装着動作によって、電気的接点部材と電源供給接点部材との間に介在するトナーや紙粉等の塵を自動的にクリーニングする機能をし、通電不良のない電気的接点機構を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着され、ユニットであって、電子写真画像形成装置本体と、電気的に接続されることにより画像形成プロセスの一部を行うユニットであって、電子写真画像形成装置本体に装着された状態において、電子写真画像形成装置本体側の電源供給接点に対応する電気的接点部材を有し、電気的接点部材が、本体側の電源供給接点に当接する部分において、板ばね状の端部が鋸の歯状に形成した画像形成ユニットとしたもので、この構成により、画像形成ユニットの装着動作によって、電気的接点部材と電源供給接点部材との間に介在するトナーや紙粉等の塵を自動的にクリーニングする機能をし、通電不良のない電気的接点機構を得る事ができるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着され、ユニットであって、電子写真画像形成装置本体と、電気的に接続されることにより画像形成プロセスの一部を行うユニットであって、電子写真画像形成装置本体に装着された状態において、電子写真画像形成装置本体側の電源供給接点に対応する電気的接点部材を有し、電気的接点部材が、本体側の電源供給接点に当接する部分において、板ばね状の端部が鋸の歯状に形成された画像形成ユニットとしたものである。
【0024】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成ユニットにおいて、画像形成ユニットが、電子写真画像形成装置本体に対して、挿入装着される構成であって、電気的接点部材が、画像形成ユニットが装置本体に挿入装着される際の先端部に設けられた構成としたものである。
【0025】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1ないし2記載の画像形成ユニットにおいて、画像形成ユニットに設けた電気的接点部材は、画像形成ユニットが装着された状態において、先端部の鋸の歯状部が板ばねの弾性力によって、電子写真画像形成装置本体側の電源供給接点に押圧されるようにしたものである。
【0026】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3記載の画像形成ユニットにおいて、電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着される画像形成ユニットが、少なくとも現像手段を有するプロセスカートリッジであって、電気的接点部材がバイアス供給の為の接点としたものである。
【0027】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3記載の画像形成ユニットにおいて、電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着される画像形成ユニットが、少なくとも現像手段及び帯電手段を有するプロセスカートリッジであって、電気的接点部材が、現像バイアス供給の為の第一電気的接点部材と、帯電電圧供給の為の第二電気的接点部材としたものである。
【0028】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1ないし3記載の画像形成ユニットであって、電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着される画像形成ユニットが、感光体上に形成されたトナー像を各色毎に順次転写される少なくとも転写手段を内蔵する中間転写体ユニットとしたものである。
【0029】
本発明の請求項7に記載の発明は、電子写真画像形成装置本体と、装置本体に着脱自在に装着され電気的に接続されることにより画像形成プロセスの一部を行う画像形成ユニットと、電子写真画像形成装置本体に装着された状態において、画像形成ユニットに電源を供給する為の装置本体側に設けた電源供給接点と、電源供給接点に対応する位置に画像形成ユニット側に設けた電気的接点部材を有し、電気的接点部材が、本体側の電源供給接点に当接する部分において、板ばね状の端部が鋸の歯状に形成した画像形成装置としたものである。
【0030】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項7記載の画像形成装置であって、画像形成ユニットに設けた電気的接点部材は、画像形成ユニットが装着された状態において、先端部の鋸の歯状部が板ばねの弾性力によって、電子写真画像形成装置本体側の電源供給接点部材に押圧されている様に構成したものである。
【0031】
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項7ないし8記載の画像形成装置であって、画像形成ユニットに電源を供給する為の装置本体側に設けた電源供給接点部材は、コイルバネにて形成したものである。
【0032】
本発明の請求項10に記載の発明は、電子写真画像形成装置本体と、装置本体に着脱自在に装着され電気的に接続されることにより画像形成プロセスの一部を行う画像形成ユニットと、電子写真画像形成装置本体に装着された状態において、画像形成ユニットに電源を供給する為の装置本体側に設けた電源供給接点部材と、電源供給接点に対応する位置に画像形成ユニット側に設けた電気的接点部材を有し、電源供給接点部材が、画像形成ユニット側の電気的接点部材に当接する部分において、板ばね状の端部が鋸の歯状に形成した画像形成装置としたものである。
【0033】
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項10記載の画像形成装置であって、画像形成装置本体側に設けた電源供給接点部材は、画像形成ユニットが装着された状態において、先端部の鋸の歯状部が板ばねの弾性力によって、画像形成ユニットの電気的接点部材に押圧する構成としたものである。
【0034】
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項10ないし11記載の画像形成装置であって、画像形成ユニット側に設けた電気的接点部材は、コイルバネにて形成したものである。
【0035】
以上のように構成することにより、画像形成装置本体側に設けた電源供給接点部材と画像形成ユニット側に設けた電気的接点部材との間にトナーや、紙粉等の塵が介在しているような場合でも、電気的接点部材及び電源供給接点部材のどちらか一方を鋸の歯状の接点部材としたことにより、画像形成ユニットの装着動作によって、鋸の歯が対向する接点に当接する為、トナーや、紙粉等の塵の影響を受けることなく、言い換えれば、自己クリーニング作用が働き、通電不良は改善される。また、接点部表面が時経変化に伴い酸化するような場合でも鋭利な鋸の歯状の接点であれば、酸化膜を自己クリーニング作用にて剥ぎ取ることになり、部材の酸化による通電不良も抑制できる作用を奏するものである。
【0036】
(実施の形態1)
以下,本発明の一実施の形態について説明する。
【0037】
本実施の形態では、電子写真画像形成装置としてのカラー画像形成装置(具体的にはカーラーレーザープリンタ)と装置本体に着脱自在で、電気的に接続されることにより画像形成プロセスの一部を行う画像形成ユニットの代表的な例としての、プロセスカートリッジについて説明する。
【0038】
画像のカラー化に伴って、各画像形成プロセスが実行される画像形成ユニットを複数備え、シアン像、マゼンタ像、イエロー像、好ましくはブラック像の各色トナー像をそれぞれの感光体に形成し、各感光体の転写位置において無端状の中間転写体にこれらのトナー像を重ね合わせて転写することによりフルカラー画像を形成するタンデム方式のカラー画像形成装置も提案されている。
【0039】
このようなタンデム方式のカラー画像形成装置は各色ごとにそれぞれの画像形成部を有するため、高速化に有利である。
【0040】
以下に、タンデム方式のカラー画像形成装置について説明する。
【0041】
図1は本発明の一実施の形態におけるカラー画像形成装置の構成を示す概略図である。図1において、カラー画像形成装置の本体101内にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形成するための画像形成ユニット(以後プロセスカートリッジとする)が配置されている。
【0042】
ここで、本実施の形態におけるプロセスカートリッジはカラー画像を形成する為のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、のそれぞれの現像部を一体に形成したカラープロセスカートリッジ102と、ブラック(K)に対応する現像部のみからなるブラックプロセスカートリッジ103の2つのプロセスカートリッジで構成している。
【0043】
2つのプロセスカートリッジは、図2(a)に示すように、本体101に着脱自在に構成されている。図2(a)、(b)は、本発明の一実施の形態における画像形成ユニットの着脱仕様を示す図である。図2(a)では、カラープロセスカートリッジ102を取り外した状態で、ブラックプロセスカートリッジ103を装着する状態を示している。
【0044】
カラープロセスカートリッジ102の内部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)各色の、また、ブラックプロセスカートリッジ103の内部には、ブラック(K)のトナーそれぞれに対応して、露光ユニット104からのレーザビームの照射によってその周面に静電潜像を形成する感光体ドラム(感光体)105a、105b、105c、105dと、帯電手段である帯電ローラ106a、106b、106c、106dと、トナータンクから供給されるトナーを感光体ドラム105a〜105dに付着させて静電潜像をトナー像として顕像化する現像ローラ(現像手段)107a、107b、107c、107d等を備えたものである。
【0045】
ここで、感光体ドラム(感光体)105a、105b、105c、帯電手段である帯電ローラ106a、106b、106c、トナータンクから供給されるトナーを感光体ドラムに付着させて静電潜像をトナー像として顕像化する現像ローラ(現像手段)107a、107b、107cは、カラープロセスカートリッジ102に、また、感光体ドラム105d、帯電ローラ106dと、現像ローラ107dは、ブラックプロセスカートリッジ103内に設けている。
【0046】
図4は、本発明の一実施の形態におけるブラックプロセスカートリッジの断面図である。カラープロセスカートリッジ102内部にも、ブラックプロセスカートリッジ103と同様に各色(C,M,Y)毎に対応してブラック(K)と同様の各要素が配置されている。
【0047】
図4において、117は、現像剤収納部122内の現像剤を現像ローラ107へ供給するための現像剤供給ローラである。118は現像剤供給ローラ117によって、供給された現像剤を現像ローラ107の表面に一定の薄層に形成するドクターブレードである。119は、感光体ドラム105d上に第一転写後に残留した現像剤を回収・クリーニングするクリーニングブレードである。120は、クリーニングブレード119で回収された現像剤を別途設けた廃トナーボックス(図示せず)に搬送するための廃トナー搬送スクリューである。121は、現像剤収納部122内の現像剤を攪拌搬送するアジテータである。
【0048】
このように構成されたブラックプロセスカートリッジ103には、現像ローラ107と感光体ドラム105間に現像バイアスが、現像剤供給ローラ117と現像ローラ107間にはサプライローラバイアスが、それぞれ印加されるよう構成されている。プロセスカートリッジ12内の各色についても同様である。
【0049】
各プロセスカートリッジの下側には、感光体ドラム105a、105b、105c、105d上に顕像化された各色トナー像が重ね転写してカラートナー像を形成する無端状の中間転写ベルト108が矢印C方向に走行可能に配置された中間転写体ユニット109が本体101に矢印B方向に着脱可能に取付けされている(図2(b))。
【0050】
図3に、本発明の一実施の形態における中間転写体ユニットの斜視図を示す。中間転写体ユニット109には、駆動ローラ110、テンションローラ111、4個の転写ローラ112a,112b,112c,112d、従動ローラ114がループ内に配置されている(図1参照)。
【0051】
本体101の下部には、用紙(記録媒体)Pが収納された給紙カセット113が設けられている。そして、用紙Pは、給紙ローラにより給紙カセット113から1枚ずつ用紙搬送路に送り出される。
【0052】
用紙搬送路上には、従動ローラ114の位置で中間転写ベルト108の外周面と所定量にわたって接触して中間転写ベルト108上のカラー画像を用紙Pに転写する転写ローラ115、用紙P上に転写されたカラー画像を用紙Pに定着する定着器116が配置されている。
【0053】
このような構成のカラー画像形成装置において、中間転写ベルト108の表面にはカラープロセスカートリッジ102及びブラックプロセスカートリッジ103の感光体ドラム105a、105b、105c、105dによってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が順次付着し、カラー画像が形成される。
【0054】
そして、このトナーによるカラー画像は従動ローラ114と転写ローラ115との間のニップ力によって、給紙カセット113から取り出された用紙Pに転写される。そして、用紙Pは定着器116に供給されてトナー像を定着した後に排紙される。
【0055】
次に、図5は、本発明の一実施の形態におけるブラックプロセスカートリッジの電気的接続部分を示した斜視図であり、ブラックプロセスカートリッジのカラー画像形成装置本体に装着されたときに、装置本体からの回転駆動を連結する駆動連結部や、帯電電圧、現像バイアス、サプライローラバイアス等の電気的接続を行う部分を示した斜視図である。
【0056】
図5に示すように、ブラック用のブラックプロセスカートリッジ103の把持部130と反対側の端部(ブラックプロセスカートリッジ3を装置本体1に装着する際の挿入方向における先端部端面)には、感光体ドラム105、現像ローラ107、帯電ローラ106などへ装置本体からの回転駆動を連結する駆動連結部や、帯電電圧、現像バイアス、サプライローラバイアス等の電気的接続を行う部分が設けられている。なお、カラープロセスカートリッジ102にも同様に各色(C,M,Y)毎に対応して装置本体からの回転駆動を連結する駆動連結部や、帯電電圧、現像バイアス、サプライローラバイアス等の電気的接続を行う部分が設けられている(図示せず)。
【0057】
図5(a)、(b)において、123は、帯電ローラ106に対して帯電電圧を供給する為の電気的接点部材である。124は、現像ローラ107に対して、現像バイアスを供給する為の電気的接点部材、125は、現像ローラ107と現像剤供給ローラ117間のサプライローラバイアスを印可する為の電気的接点部材である。また、126は、感光体ドラム105を回転駆動する駆動源の伝達を受けるギア部である。
【0058】
ここで、上記電気的接点部材について、図6を用いて詳しく説明する。
【0059】
図6は、本発明の一実施の形態における電気的接点部材の拡大図であり、本実施の形態で現像ローラ107に対して、現像バイアスを供給する為の電気的接点部材124と、現像ローラ107と現像剤供給ローラ117間のサプライローラバイアスを印可する為の電気的接点部材として用いている電気的接点部材125の拡大図である。この電気的接点部材124、125は、板ばね材で構成され、接点となる先端部に鋸の歯状に形成された接点部126、127を有している。
【0060】
図7は、本発明の一実施の形態における装置本体101内部奥に設けた装置本体101側の電源供給の為の高圧端子(電源供給接点部材)とブラックプロセスカートリッジ103の挿入装着直前の状態を示した斜視図である。128、129は、電源供給接点部材としてのコイルバネで、ブラックプロセスカートリッジ103が装着された際に、帯電ローラに対して帯電電圧を供給する為の電気的接点部材123、現像ローラに対して、現像バイアスを供給する為の電気的接点部材124、現像ローラ107と現像剤供給ローラ117間のサプライローラバイアスを印可する為の電気的接点部材125に対向する位置に設けている。
【0061】
コイルバネ128、129は電気的接点部材124、電気的接点部材125と接触することにより、カラー画像形成装置の本体101の電源からの電力を供給する。カラープロセスカートリッジ102についても同様である。
【0062】
図8は、本発明の一実施の形態における装置本体側に設けたコイルバネからなる電源供給接点部材との接合状態の拡大表示図である。図7に示すように、ブラックプロセスカートリッジ103を本体101に装着すると、ブラックプロセスカートリッジ103の装着進行方向先端部の形成した先端を鋸の歯状に形成した電気的接点部材124(126)、125(127)が、コイルバネからなる装置本体側の電源供給部材128、129に板ばねの弾性力にて確実に接合する。
【0063】
この時、電気的接点部材の先端が鋸の歯状に形成されている為、本体101内のコイルバネ128、129にトナーや紙粉等が付着していても、鋸の歯状の鋭利な先端126、127が弾性的に当接することで、トナーなどの塵は自己クリーニングされる。また、逆に電気的接点部材の先端126、127は鋸の歯状に形成されている為、トナーや紙粉等は付着しにくい構成となっている。
【0064】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
【0065】
実施の形態2では、本体101に着脱自在な画像形成ユニットとして、中間転写体ユニットを例に取り説明する。
【0066】
図3に示した、中間転写体ユニット109には、駆動ローラ110、テンションローラ111、4個の転写ローラ112a,112b,112c,112d、従動ローラ114がループ内に配置されている。
【0067】
図9は、本発明の一実施の形態における中間転写体ユニットが装置本体内に装着された状態の要部拡大図である。131は、中間転写体ユニット109内の4個の転写ローラ112a,112b,112c,112dに対して、転写電圧を供給する為の電気的接点部材で、コイルバネにて形成されている。132は、本体101側に設けた転写電圧供給の為の電気的接点部材であり、板バネ材で構成され、先端が鋸の歯状に形成されている。
【0068】
図10は、本発明の一実施の形態におけるコイルバネの電気的接点部材と先端に鋸の歯状を形成した電源供給接点部材の当接状態を示した拡大詳細図であり、中間転写体ユニット109を本体101内部に挿入(矢印B方向)することにより、鋸の歯状の先端部132aが電気的接点部材131に弾性的に係合する。このように中間転写体ユニット109側の電気的接点部材131にトナーや紙粉等が付着していても、鋸の歯状の鋭利な先端132aが弾性的に当接することで、トナーなどの塵は自己クリーニングされ、確実に電気的接合が行われる。
【0069】
上述の実施の形態1では、画像形成ユニットとしてカラープロセスカートリッジとブラックプロセスカートリッジを例にあげ、カートリッジ側の電気的接点部材を先端に鋸の歯状を形成した板バネ材とし、装置本体側の電源供給接点部材をコイルバネとした例を説明し、実施の形態2において、画像形成ユニットとして中間転写体ユニットを例にあげ、中間転写体ユニット側の電気的接点部材をコイルバネとし、装置本体側の電源供給接点部材を先端に鋸の歯状を形成した板バネ材として説明したが、それぞれの実施の形態において、逆の構成にした場合でも本発明の技術思想の範疇であることは言うまでもなく、また同様の効果を奏するものである。
【0070】
【発明の効果】
以上のように本発明は、画像形成装置本体側に設けた電源供給接点部材と画像形成ユニット側に設けた電気的接点部材との間にトナーや、紙粉等の塵が介在しているような場合でも、電気的接点部材及び電源供給接点部材のどちらか一方を鋸の歯状の接点部材としたことにより、画像形成ユニットの装着動作によって、鋸の歯が対向する接点に当接する為、トナーや、紙粉等の塵の影響を受けることなく、言い換えれば、自己クリーニング作用が働き、通電不良は改善される。
【0071】
また、接点部表面が時経変化に伴い酸化するような場合でも鋭利な鋸の歯状の接点であれば、酸化膜を自己クリーニング作用にて接点部表面を削りながら装着されるので、部材の酸化による通電不良も抑制できる効果を奏することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるカラー画像形成装置の構成を示す概略図
【図2】(a)本発明の一実施の形態における画像形成ユニットの着脱仕様を示す図
(b)本発明の一実施の形態における画像形成ユニットの着脱仕様を示す図
【図3】本発明の一実施の形態における中間転写体ユニットの斜視図
【図4】本発明の一実施の形態におけるブラックプロセスカートリッジの断面図
【図5】本発明の一実施の形態におけるブラックプロセスカートリッジの電気的接続部分を示した斜視図
【図6】本発明の一実施の形態における電気的接点部材の拡大図
【図7】本発明の一実施の形態における装置本体内部奥に設けた電源供給の為の高圧端子(電源供給接点部材)とブラックプロセスカートリッジの挿入装着直前の状態を示した斜視図
【図8】本発明の一実施の形態における装置本体側に設けたコイルバネからなる電源供給接点部材との接合状態の拡大表示図
【図9】本発明の一実施の形態における中間転写体ユニットが装置本体内に装着された状態の要部拡大図
【図10】本発明の一実施の形態におけるコイルバネの電気的接点部材と先端に鋸の歯状を形成した電源供給接点部材の当接状態を示した拡大詳細図
【図11】従来の電気的接続部材を有したプロセスカートリッジの構成図
【図12】従来の電気的接続部材を有したプロセスカートリッジの現像スリーブと感光体ドラムをその軸方向に断面を取って示した断面図
【符号の説明】
101 本体
102 カラープロセスカートリッジ
103 ブラックプロセスカートリッジ
104 露光ユニット
105 感光体ドラム
106 帯電ローラ
107 現像ローラ
108 中間転写ベルト
109 中間転写体ユニット
110 駆動ローラ
111 テンションローラ
112 転写ローラ
113 給紙カセット
114 従動ローラ
115 転写ローラ
116 定着器
117 現像剤供給ローラ
118 ドクターブレード
119 クリーニングブレード
120 廃トナー搬送スクリュー
121 アジテータ
122 現像剤収納部材
123 電気的接点部材
124 電気的接点部材
125 電気的接点部材
126 ギア部
128 コイルバネ
129 コイルバネ
130 把持部
131 電気的接点部材
132 電気的接点部材

Claims (12)

  1. 電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着され、前記電子写真画像形成装置本体と、電気的に接続されることにより画像形成プロセスの一部を行うユニットであって、前記電子写真画像形成装置本体に装着された状態において、前記電子写真画像形成装置本体側の電源供給接点に対応する電気的接点部材を有し、前記電気的接点部材が、前記本体側の電源供給接点に当接する部分において、板ばね状の端部が鋸の歯状に形成された部材であることを特徴とする画像形成ユニット。
  2. 前記画像形成ユニットが、前記電子写真画像形成装置本体に対して、挿入装着される構成であって、前記電気的接点部材が、前記画像形成ユニットが前記装置本体に挿入装着される方向に対して先端部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成ユニット。
  3. 前記画像形成ユニットに設けた前記電気的接点部材は、前記画像形成ユニットが装着された状態において、先端部の鋸の歯状部が板ばねの弾性力によって、前記電子写真画像形成装置本体側の電源供給接点に押圧されていることを特徴とする請求項1ないし2記載の画像形成ユニット。
  4. 電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着される前記画像形成ユニットが、少なくとも現像手段を有するプロセスカートリッジであって、前記電気的接点部材が現像バイアス供給の為の接点であることを特徴とする請求項1ないし3記載の画像形成ユニット。
  5. 電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着される前記画像形成ユニットが、少なくとも現像手段及び帯電手段を有するプロセスカートリッジであって、前記電気的接点部材が、現像バイアス供給の為の第一電気的接点部材と、帯電電圧供給の為の第二電気的接点部材であることを特徴とする請求項1ないし3記載の画像形成ユニット。
  6. 電子写真画像形成装置本体に着脱自在に装着される前記画像形成ユニットが、感光体上に形成されたトナー像を各色毎に順次転写する転写手段を内蔵する中間転写体ユニットであることを特徴とする請求項1ないし3記載の画像形成ユニット。
  7. 電子写真画像形成装置本体と、前記装置本体に着脱自在に装着され電気的に接続されることにより画像形成プロセスの一部を行う画像形成ユニットと、前記電子写真画像形成装置本体に装着された状態において、前記画像形成ユニットに電源を供給する為の装置本体側に設けた電源供給接点と、前記電源供給接点に対応する位置に前記画像形成ユニット側に設けた電気的接点部材を有し、前記電気的接点部材が、前記本体側の電源供給接点に当接する部分において、板ばね状の端部が鋸の歯状に形成された部材であることを特徴とするユニットを装着した画像形成装置。
  8. 前記画像形成ユニットに設けた前記電気的接点部材は、前記画像形成ユニットが装着された状態において、先端部の鋸の歯状部が板ばねの弾性力によって、前記電子写真画像形成装置本体側の電源供給接点部材に押圧されていることを特徴とするユニットを装着した請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成ユニットに電源を供給する為の装置本体側に設けた電源供給接点部材は、コイルバネにて形成したことを特徴とする請求項7ないし8記載のユニットを装着した画像形成装置。
  10. 電子写真画像形成装置本体と、前記装置本体に着脱自在に装着され電気的に接続されることにより画像形成プロセスの一部を行う画像形成ユニットと、前記電子写真画像形成装置本体に装着された状態において、前記画像形成ユニットに電源を供給する為の装置本体側に設けた電源供給接点部材と、前記電源供給接点に対応する位置に前記画像形成ユニット側に設けた電気的接点部材を有し、前記電源供給接点部材が、前記画像形成ユニット側の電気的接点部材に当接する部分において、板ばね状の端部が鋸の歯状に形成されていることを特徴とするユニットを装着した画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置本体側に設けた前記電源供給接点部材は、前記画像形成ユニットが装着された状態において、先端部の鋸の歯状部が板ばねの弾性力によって、前記画像形成ユニットの電気的接点部材に押圧されていることを特徴とする請求項10記載のユニットを装着した画像形成装置。
  12. 前記画像形成ユニット側に設けた前記電気的接点部材は、コイルバネにて形成したことを特徴とする請求項10ないし11記載のユニットを装着した画像形成装置。
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