JP2005017505A - 表示装置 - Google Patents

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JP2005017505A
JP2005017505A JP2003179748A JP2003179748A JP2005017505A JP 2005017505 A JP2005017505 A JP 2005017505A JP 2003179748 A JP2003179748 A JP 2003179748A JP 2003179748 A JP2003179748 A JP 2003179748A JP 2005017505 A JP2005017505 A JP 2005017505A
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Takashi Yamazoe
尚 山添
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】マイクロスイッチ等の検出手段が損傷する虞が少ない表示装置を提供する。
【解決手段】表示器21は、表示光Lを発する。反射手段23は、表示光Lを反射させる。駆動手段26は、反射手段23を角度移動させる。検出手段32は、反射手段23が所定の角度位置にあることを検出する。作動片31は、反射手段32または駆動手段26に設けられ、検出手段32を作動させる。隔離手段33は、作動片31が設けられた反射手段23(または駆動手段26)と検出手段32とを隔離させる。隔離手段33は、作動片31が貫通する孔部33aを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に関するものであり、特に、表示器が発する表示光を反射させる反射手段の角度位置を、視点位置に合うように調整する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ヘッドアップディスプレイ装置が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。ヘッドアップディスプレイ装置は、車両のフロントガラス1に表示ユニット2から表示光Lを投射して虚像Vを表示するものである(図6参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−36910号公報
【0004】
表示ユニット2は、蛍光表示管等の表示器3と、この表示器3が発した表示光Lを反射させる反射鏡4と、この反射鏡4を保持する保持部材5と、反射鏡4及び保持部材5を回動させるモータ6等からなる駆動手段7とをハウジング8に収容したものである(図7参照)。モータ6の回動軸には歯車9が固定されており、モータ6は、歯車9,10及びカム11を介して、保持部材5及び反射鏡4を回動させる。歯車10,カム11,保持部材5等は、図示しないフレームに組付けられている。カム11には、後述するリミットスイッチを作動させるストライカー12が一体に設けられている。
【0005】
運転者は、図示しない押ボタンスイッチを操作することにより、反射鏡4の角度位置を設定し、表示光Lをフロントガラス1に投射する方向を調整することができる。つまり、視点位置が高い運転者D1や、視点位置が低い運転者D2に合わせて、反射鏡4の角度位置が調整される。運転者が前記押ボタンスイッチを押し続けてモータ5に過大な負荷が掛からないように、反射鏡4が所定の角度位置まで回動した場合に、ストライカー12によって、リミットスイッチ13のレバー13aが押圧され、モータ5の回転が停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ストライカー12が一体形成されたカム11をハウジング8に組付けるときに、ストライカー12がマイクロスイッチ13のレバー13aに接触して、レバー13aが損傷する虞があった。
本発明は、これらの問題に鑑みなされたものであり、マイクロスイッチ等の検出手段が損傷する虞が少ない表示装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載したように、表示光を発する表示器と、前記表示光を反射させる反射手段と、前記反射手段を角度移動させる駆動手段と、前記反射手段が所定の角度位置にあることを検出する検出手段と、前記反射手段または前記駆動手段に設けられ前記検出手段を作動させる作動片と、前前記作動片が設けられた前記反射手段または前記駆動手段と前記検出手段とを隔離させる隔離手段と、を有するものである。
【0008】
また、本発明は、請求項2に記載したように、前記隔離手段は、前記作動片が貫通する孔部を有するものである。
【0009】
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記検出手段は、マイクロスイッチであるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明をヘッドアップディスプレイ装置に適用した一実施形態を説明する。
20は表示ユニットであり、この表示ユニット20は車両のダッシュボードに配設されている。表示ユニット20が投射する表示光Lはフロントガラスにより運転者の方向に反射される。車両の運転者は虚像を風景と重畳させて視認することができる。
【0011】
21は液晶表示器(表示器)であり、この液晶表示器はTFT型の液晶表示素子及びバックライト手段からなるものである。22は回路基板であり、この回路基板22に液晶表示器21が搭載されている。23は反射器(反射手段)であり、この反射器23は、反射鏡24及び保持部材25からなるものである。反射鏡24は、ポリカーボネート等の樹脂に、アルミニウム等の金属を蒸着させ反射面24aを形成したものであり、液晶表示器21が発した表示光Lをフロントガラスに反射させる。反射鏡24の反射面24aは凹面になっており、液晶表示器21からの表示光Lを拡大してフロントガラスに投射することができる。
【0012】
反射鏡24は保持部材25に両面粘着テープにより固定されている。保持部材25は軸部25aを有しており、この軸部25aは後述するハウジングに設けられた軸受部に軸支されている。反射鏡24及び保持部材25は揺動可能な状態で支持されており、軸部25aを中心にして角度移動する。
【0013】
26は駆動機構(駆動手段)であり、この駆動機構26はステッピングモータ27,歯車28,歯車29及びカム30を有している。駆動機構26は、反射器23の角度位置を調整する。歯車28はステッピングモータ27の回動軸に固定されており、歯車29は歯車28に噛み合わされている。カム30は歯車29に固定されており、歯車29の軸を中心にして回動する。保持部材25は図示しないコイルバネによりカム30に押圧されており、カム30が回動することで保持部材24と共に反射鏡24が角度移動する。
【0014】
31はストライカーであり、このストライカー31は保持部材25と一体形成されている。32はマイクロスイッチであり、このマイクロスイッチ32は、反射器23が原点位置にあるときにストライカー31によってオンされる。マイクロスイッチ32は、反射器23が原点位置にあるか否かを検出するものであり、「リミットスイッチ」と称されることもある。33は隔壁(隔離手段)であり、この隔壁33はマイクロスイッチ32と、反射器23とを隔離する。
【0015】
ストライカー31は略L字形状となっており、マイクロスイッチ32のレバー32aを押す端部31aを有している。隔壁33には略長円形状の孔部33aが形成されており、ストライカー31は孔部33aを貫通している。マイクロスイッチ32は隔壁33に固定されている。
【0016】
34はハウジングであり、このハウジング34には、液晶表示器21,回路基板22,反射器23,駆動機構26等が収容される。34aは遮光壁であり、この遮光壁34aはハウジング34と一体に形成されており、太陽光等の外光が液晶表示器21に入射し虚像が見えにくくなる現象(ウォッシュアウト)を防止している。ハウジング34には表示光Lが通過する透光性カバー35が配設されている。透光性カバー35は、アクリル等の透光性樹脂からなるものであり、湾曲形状になっている。
【0017】
図4は、ヘッドアップディスプレイ装置の電気的構成を示すブロック図である。41は速度センサであり、この速度センサ41は車両の速度を検出し、速度信号をマイコン42に出力する。43,44は押ボタンスイッチである。押ボタンスイッチ43,44がオンされると、マイコン42にスイッチ操作信号が出力され、マイコン42は、図示しないドライバ回路を介して、ステッピングモータ27に駆動信号を出力し、ステッピングモータ27の回動軸を回動させる。押ボタンスイッチ43がオンされると、反射器23は下側に角度移動し、押ボタンスイッチ44がオンされると、反射器23は上側に角度移動する。
【0018】
45はメモリースイッチであり、このメモリースイッチ45がオンされると、スイッチ操作信号がマイコン42に出力される。メモリースイッチ45が0.5秒以上オンされ続けられると、マイコン42は、その時点での反射器23の角度位置データを後述するEEPROMに記憶する。つまり、メモリースイッチ45を1.0秒以上押し続けると、その時点での反射器23の角度位置(以下、メモリ位置と記す)が記憶される。
また、メモリースイッチ45がオンされ1.0秒未満でオフされると、マイコン42は、記憶された角度位置データに基づいて、ステッピングモータ37に駆動信号を出力する。つまり、メモリースイッチ45を0.5秒未満オンすると、反射器23は既に記憶されている角度位置に角度移動する。
【0019】
マイコン42は、CPU48,ROM49及びRAM50を有しており、速度信号に基づいて所定の演算処理を行い、液晶表示器21に速度を表示したり、ステッピングモータ27を駆動させ、反射器23の角度調整を行う。51はEEPROM等のメモリ部であり、このメモリ部51には、メモリースイッチ45を操作することにより記憶された角度位置データが格納されている。この角度位置データは、原点位置からメモリ位置までのステップ数である。
【0020】
本実施形態によれば、隔壁33を設けたことにより、保持部材15を組付けるときに、ストライカー21がマイクロスイッチ22に接触して、マイクロスイッチ22が破損する虞が少ない。
なお、本実施形態のストライカー31は保持部材25に一体形成されたものであるが、ストライカー31は駆動機構26に設けることも可能であり、例えば、カム30や歯車29に固定しても良い。
【0021】
また、本実施形態は、ストライカー31が隔壁33の孔部33aを貫通するものであったが、図5に示すように、ストライカー51が隔壁53を迂回するような構造であっても良い。また、本実施形態の表示器は、液晶表示器21であったが、例えば、蛍光表示管,有機EL表示パネルであっても良い。
【0022】
また、駆動機構26はステッピングモータ27を用いるものであったが、例えばサーボモータを用いても良い。また、検出手段はマイクロスイッチ22であったが、例えばフォトセンサであっても良い。また、本実施形態はヘッドアップディスプレイであったが、例えば、虚像表示型のコンビネーションメータに適用できることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、表示光を発する表示器と、前記表示光を反射させる反射手段と、前記反射手段を角度移動させる駆動手段と、前記反射手段が所定の角度位置にあることを検出する検出手段と、前記反射手段または前記駆動手段に設けられ前記検出手段を作動させる作動片と、前前記作動片が設けられた前記反射手段または前記駆動手段と前記検出手段とを隔離させる隔離手段と、を有するものであり、作動片が設けられた反射手段または駆動手段を組付けるときに、検出手段が破損する虞が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す表示ユニットの断面図。
【図2】同上実施形態を示す要部拡大断面図。
【図3】同上実施形態を示す要部拡大図。
【図4】同上実施形態を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す要部拡大断面図。
【図6】従来例を示すヘッドアップディスプレイの概略構成図。
【図7】同上従来例を示す表示ユニットの断面図。
【符号の説明】
21 液晶表示器(表示器)
23 反射器(反射手段)
26 駆動機構(駆動手段)
27 ステッピングモータ
32 マイクロスイッチ(検出手段)
33 隔壁(隔離手段)

Claims (3)

  1. 表示光を発する表示器と、前記表示光を反射させる反射手段と、前記反射手段を角度移動させる駆動手段と、前記反射手段が所定の角度位置にあることを検出する検出手段と、前記反射手段または前記駆動手段に設けられ前記検出手段を作動させる作動片と、前前記作動片が設けられた前記反射手段または前記駆動手段と前記検出手段とを隔離させる隔離手段と、を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記隔離手段は、前記作動片が貫通する孔部を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記検出手段は、マイクロスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016525710A (ja) * 2013-07-16 2016-08-25 ジョンソン コントロールズ オートモーティブ エレクトロニクス ゲーエムベーハー ヘッドアップディスプレイ用の傾斜調節可能なディスプレイ要素
WO2019163655A1 (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ

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