JP2005017105A - 土質試料採取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試料採取装置を圧入した全層での土質試料を、乱れを生じることなく且つ確実に採取可能とした構造を提供する。
【解決手段】長尺な支柱2の周囲に複数の中空短円筒状の試料採取管3a〜3hを高さ方向および周方向でそれぞれオフセットさせて配置し、平面視にて試料採取管3a〜3h同士がオーバーラップしないように配慮した複数の採取セグメント1A〜1Dを用意する。最下段の採取セグメント1Aを地中に圧入したならば、その上に二段目以降の採取セグメント1B〜1Dを順次継ぎ足すように連結してさらに圧入する。採取セグメント1A〜1Dを所定深さまで圧入したならば逆の手順で引き抜き、圧入深さの全層での土質試料を各試料採取管3a〜3hにて採取する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば地盤改良を施した後の地盤の品質確認等に際して対象となる地層の土質試料を不攪乱土として採取するための土質試料採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の土質試料採取装置としては、ボーリングマシンによるコアサンプリング法以外に、例えば特許文献1,2に記載のようないわゆる簡便法と称されるものが提案されている。
【0003】
そして、これらの特許文献1,2に記載のものでは、いずれも中空円筒状もしくは角筒状の試料採取管を地中に圧入もしくは貫入して、その試料採取管の内部に土質試料を取り込むようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−1844号公報 (図1)
【0005】
【特許文献2】
特開2002−322894号公報 (図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1,2に記載のような従来の技術では、いずれも中空円筒状もしくは角筒状の試料採取管を単に地中に圧入もしくは貫入して土質試料を採取する方式であることから、圧入抵抗の大きさや試料採取管の座屈等を考慮すると試料採取管そのものの長さひいては地中への圧入もしくは貫入深さに自ずと限界があり、より深度の大きな地層での試料を採取することが困難となる。
【0007】
また、単一の試料採取管内に全圧入深さ相当分の試料を連続したかたちで取り込むことになるため、試料採取管の周面摩擦の影響で試料に攪乱が生じやすいばかりでなく、試料そのものを試料採取管内に取り込むことができないことがあり、また試料を例えば一軸圧縮試験のための供試体とするにあたっては、試料を試料採取管から所定の容器に詰め替えて整形した上で供試体とする必要があり、工数増加が余儀なくされることとなって好ましくない。
【0008】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、とりわけ試料採取管を圧入した全層での土質試料を、乱れを生じることなく且つ確実に採取可能とした試料採取管を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、筒状の試料採取管を地中に圧入して土質試料を採取する装置であって、長尺な支柱の周囲にこの支柱よりも長さの短い複数の筒状の試料採取管を少なくとも高さ方向でオフセットさせて配置したことを特徴とする。
【0010】
この場合、請求項2に記載のように、少なくとも高さ方向で隣り合う試料採取管同士を支柱の周方向でオフセットさせて配置することが望ましい。
【0011】
より具体的には、請求項3に記載のように、長尺な支柱の周囲にこの支柱よりも長さの短い複数の筒状の試料採取管を高さ方向および周方向でオフセットさせて配置することにより、平面視にて互いにオーバーラップしない複数の試料採取管を備えた構造とする。
【0012】
また、請求項4に記載のように、例えば試料採取管は中空円筒状もしくは中空多角筒状のものとするとともに、各試料採取管の長さはその直径もしくは対角線の長さの1〜10倍の長さに設定するものとする。特に、試料採取管の直径と長さは、例えば一軸圧縮試験の際の供試体のサイズに応じて設定するのが望ましい。
【0013】
さらに、試料採取管の引き抜き時における土質試料の攪乱と脱落を防止するためには、請求項5に記載のように、各試料採取管にその上部開口部を開閉する蓋体が装着されていて、地中からの引き抜き時に蓋体が土圧抵抗により閉止するようになっていることが望ましく、同時に、請求項6に記載のように、各試料採取管を支柱に対して着脱可能とすることが、例えば一軸圧縮試験のための供試体を作製する際の取り扱い性もしくは作業性向上の上で好ましい。
【0014】
さらに、請求項7に記載のように、各試料採取管は、軸心を通る平面をもって二つ割り可能となっているか、もしくは請求項8に記載のように、二つ割り可能な試料採取管がヒンジをもって開閉可能となっていることが、上記と同様に例えば一軸圧縮試験のための供試体を作製する際の取り扱い性もしくは作業性向上の上で好ましい。
【0015】
ここで、試料採取しようとする地層の深度がより大きな場合には、請求項9に記載のように、複数の支柱同士を直列につなぎ合わせることにより、単一の支柱に装着された複数の試料採取管群を1グループとして複数グループの試料採取管群を装備可能となっているが望ましい。
【0016】
したがって、少なくとも請求項1〜3に記載の発明では、支柱の周囲に配置した複数の試料採取管を支柱とともに地中に所定深度まで圧入もしくは貫入すると、各試料採取管には圧入動作を停止した時点で各試料採取管が位置している地層での試料がそれぞれに取り込まれていることになる。すなわち、請求項1に記載の発明では、共通の支柱に装着した複数の試料採取管が少なくとも高さ方向で互いにオフセットしているほか、請求項2,3に記載の発明では、共通の支柱に装着した複数の試料採取管が高さ方向および支柱の周方向で互いにオフセットしていて、特に請求項3に記載の発明では、それらの試料採取管同士が平面視にて互いにオーバーラップしないように設定してあることから、複数の試料採取管を支柱とともに所定深さまで圧入もしくは貫入した上で引き抜くと、一回の操作のみで地層深さ方向の全層での試料を採取することが可能となる。特に、請求項4に記載のように試料採取管が中空円筒状のものであると、例えば一軸圧縮試験のための供試体の整形とその作製をきわめて容易に行えるようになる。
【0017】
この場合、請求項5に記載のように、試料採取管の上部開口部を開閉する蓋体が設けられていて、その蓋体が地中からの引き抜き時の土圧抵抗により閉止するようになっていると、試料採取管内に一旦取り込んだ試料の脱落をより確実に防止することができる。
【0018】
そして、請求項6に記載のように、試料採取管を支柱に対して着脱可能としておけば、その採取試料をもって例えば一軸圧縮試験のための供試体を作製するような場合に、採取試料の運搬を試料採取管ごと行えることになる。
【0019】
特に、請求項7に記載のように、試料採取管が二つ割り可能となっていたり、あるいは請求項8に記載のように、二つ割り可能な試料採取管がヒンジをもって開閉可能となっている場合には、その試料採取管からの試料の取り出しに際して土質試料の攪乱を招くことなくその作業をきわめて容易に行えるようになる。
【0020】
ここで、請求項9に記載のように、複数の支柱同士を直列につなぎ合わせることにより、単一の支柱に装着された複数の試料採取管群を1グループとして複数グループの試料採取管群を装備可能となっている場合には、各グループの試料採取管ごとに上記と全く同様の機能が発揮されることになる。
【0021】
さらに、請求項10に記載のように、試料採取管に内筒を着脱可能に支持させると、一軸圧縮試験のための供試体の作製する上でより好ましいものとなる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1〜3に記載の発明によれば、支柱を圧入もしくは貫入した深さの全層での土質試料を不攪乱土として確実に採取でき、試料採取のための作業性が飛躍的に向上する効果がある。
【0023】
特に、請求項4に記載のように、中空円筒状もしくは中空多角筒状の試料採取管の長さとしてその直径もしくは対角線の長さの1〜10倍の長さに設定してあると、例えば一軸圧縮試験のための供試体を作製する際の試料の切り出しもしくは整形をきわめて容易に行え、供試体の整形作業が容易となる。
【0024】
請求項5に記載の発明によれば、各試料採取管にその上部開口部を開閉する蓋体を装着して、地中からの引き抜き時にその蓋体が土圧抵抗により閉止するようになっていることにより、既に試料が取り込まれている試料採取管への新たな土壌の進入を阻止できることから、一旦試料採取管に取り込んだ試料の脱落と攪乱を確実に防止できる利点がある。
【0025】
請求項6に記載の発明によれば、試料採取管が支柱に対して着脱可能となっていることにより、採取した試料の運搬をその試料採取管ごと行えるようになり、特に一軸圧縮試験のための供試体を作製する際の試料の取り扱いが容易となる。
【0026】
特に、請求項7,8に記載の発明によれば、試料採取管が二つ割り可能となっているか、もしくはその二つ割り可能な試料採取管がヒンジをもって開閉可能となっていることから、その試料採取管からの試料の取り出しに際して土質試料の攪乱を招くことなく、例えば一軸圧縮試験のための供試体の整形と作製をきわめて容易に行える利点がある。
【0027】
請求項9に記載の発明によれば、複数の支柱同士を直列につなぎ合わせることにより、単一の支柱に装着された複数の試料採取管群を1グループとして複数グループの試料採取管群を装備可能としたことにより、より深い地層であってもその全層での試料の採取を確実に行える利点がある。
【0028】
請求項10に記載の発明によれば、着脱可能な内筒を有していることにより、請求項6に記載の発明と同様の効果が得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1〜6は本発明に係る土質試料採取装置の好ましい実施の形態を示す図である。
【0030】
この実施の形態では、図1,2に示すように、支柱2を母体とする複数本の採取セグメント(本実施の形態では4本とする)1A〜1Dを用意し、最下段となる採取セグメント1Aを地中に圧入するとともに、その最下段の採取セグメント1Aの上に二段目以降の採取セグメント2B,2C,2Dをジョイント部Jをもって順次継ぎ足しながら同様に地中に圧入し、最終的には全ての採取セグメント1A〜1Dを地中深く圧入することで、圧入した深さの全層での土質試料(サンプル)を一気に採取しようとするものである。
【0031】
ここでは、最下段と三段目の採取セグメント1A,1C同士が共に同じ構造のものであり、同時に二段目と最上段の採取セグメント1B,1D同士が共に同じ構造のものとなっている。
【0032】
最下段と三段目の採取セグメント1A,1Cは、例えば長尺な中空円筒状の支柱2の周囲に同じく中空短円筒状の合計8個の試料採取管3a〜3hを配置したものであり、各試料採取管3a〜3hは支柱2の周方向および長手方向で所定量ずつ互いにオフセットしていて、図2から明らかなように採取セグメント1A,1Cの平面視においては各試料採取管3a〜3hが互いにオーバーラップすることがないように設定してある。
【0033】
例えば最下段の採取セグメント1Aを例にとってその詳細を説明すると、その単一の採取セグメント1Aのなかには図3,4に示すように支柱2の軸心から各試料採取管3a〜3hの軸心までのアーム長が異なるもの、すなわちアーム長の小さいもの3a,3c,3e,3gとアーム長の大きいもの3b,3d,3f,3hとが二種類交互に混在しており、それら二種類の試料採取管3a,3c,3e,3gおよび3b,3d,3f,3hを支柱2の周方向および長手方向にそれぞれオフセットさせながら交互に配置することにより、図1,2に示すように採取セグメント1A全体の平面視においては各試料採取管3a〜3hが互いにオーバーラップすることがないように設定してある。
【0034】
より具体的には、図3,4に示すように、中空円筒状の支柱2の外周面のうち試料採取管3a〜3hの取付位置にはアーム長の異なる長短二種類の板状のブラケットアーム4または5が溶接等にて固定されている一方、同じく中空円筒状の各試料採取管3a〜3hの外周面には板状の取付ブラケット6が溶接等にて固定されている。そして、支柱2側のアームブラケット4または5と各試料採取管3a〜3h側の取付ブラケット6とを重ね合わせた上で複数のボルト7とナット8にて締結することにより、各試料採取管3a〜3hが支柱2に対して着脱可能に装着されている。この構造は、三段目の採取セグメント1Cについても全く同様である。
【0035】
ここで、各試料採取管3a〜3hの直径dは例えば採取後の試料を一軸圧縮試験の供試体とするのに適した大きさとし、また各試料採取管3a〜3hの長さHはその直径寸法dの1〜10倍の大きさ、より望ましくは1〜3倍程度の大きさに設定するのが望ましい。さらに、支柱2としては必ずしも中空円筒状のものである必要はなく、所定の座屈強度等の機械的強度さえ有していれば、中空角筒状もしくは中空多角筒状のもの、あるいは中実の円筒状、角筒状あるいは多角筒状のものであってもよい。
【0036】
さらに、図3〜5に示すように、各試料採取管3a〜3hの上面には蓋体としての円板状の開閉蓋9または10が配置されていて、この開閉蓋9,10はヒンジ11を介してブラケットアーム4または5に開閉可能に装着されている。なお、図5は図3の状態から開閉蓋9を閉めた状態を示している。開閉蓋9,10は試料採取管3a〜3hの上部開口部を全閉する全閉位置P1と全閉位置P2の間で回動可能であって、開閉蓋9,10の全閉位置P1および全開位置P2ではその状態をそれぞれ自己保持することができるようになっている。また、開閉蓋9,10のうちヒンジ11に近い部分には全開状態において上方を指向するような板状のフラッパー12が装着されており、このフラッパー12は後述するように地中からの各採取セグメント1A〜1Dの引き抜き時に土砂等の受圧面として機能することになる。
【0037】
図1に示した各採取セグメント1A〜1Dにおける支柱2の上下両端部に設定されるジョイント部Jについては、図6に示すように上端部側のジョイント部Jがおねじ部13として形成されている一方、下端部側のジョイント部Jが支柱2自体に対して回転可能で且つ抜け止めが施されたソケット部14をもって形成されていて、そのソケット部14には相手側となるおねじ部13に螺合可能なめねじ部が形成されている。したがって、特定の採取セグメント例えば最下段の採取セグメント1Aにおける支柱2の上端部に相手側となる採取セグメント1Bの支柱2を突き合わせつつ位相合わせを行った上で、ソケット部14を回転操作してそのめねじ部とおねじ部13とを螺合させることにより、双方の採取セグメント1A,1B同士が一直線上に順次継ぎ足されることになる。
【0038】
なお、このジョイント部Jについては、図7に示すように一方の支柱2の下端部にソケット部15を溶接等にて固定するとともに、そのソケット部15に径方向に貫通するピン穴16を形成する一方、相手側となる支柱2の上端部には同様に径方向に貫通するピン穴17を形成し、それらピン穴16,17同士を合致させた上で連結ピン18を挿入してナット19にて締結するようにしてもよい。
【0039】
一方、二段目と最上段の採取セグメント1B,1Dは、合計8個の試料採取管3a〜3hの順番を図1に示す支柱2の長手方向で入れ換えた点でのみ最下段と三段目の採取セグメント1A,1Cと異なっており、採取セグメント1B,1Dの平面視においては最下段と三段目の採取セグメント1A,1Cと同様に各試料採取管3a〜3hが互いにオーバーラップすることがないように設定してある。
【0040】
このように構成された土質試料採取装置によれば、図6に示すように最初に最下段の採取セグメント1Aを地面Fに突き立てた上で所定の圧入力もしくは貫入力を付与して地中に圧入する。そして、その最下段の採取セグメント1Aにおける支柱2の上端部のジョイント部Jたるおねじ部13が地中に埋没しない状態で二段目の採取セグメント1Bを継ぎ足した上で、それら最下段の採取セグメント1Aと二段目の採取セグメント1Bとを一体のものとして同様に地中に圧入もしくは貫入する。
【0041】
以降は図1に示す三段目および最上段の採取セグメント1C,1Dを順次継ぎ足しながら、全ての採取セグメント1A〜1Dをあたかも一体のものとして地中に圧入もしくは貫入する。このように、各採取セグメント1A〜1Dの支柱2,2同士を直列につなぎ合わせることにより、単一の支柱2に装着された複数の試料採取管群3a〜3hを1グループとして複数グループの試料採取管群3a〜3hをあたかも一体のものとして地中深く圧入もしくは貫入することができることになる。
【0042】
より詳しくは、各段の採取セグメント1A〜1Dを地中に圧入もしくは貫入するにあたっては、図8,9に示すように補助セグメント20を予め用意しておき、その補助セグメント20を継ぎ足した上で圧入もしくは貫入作業を施すものとする。この補助セグメント20は、支柱21の下端部にいずれの採取セグメント1A〜1Dに対しても共通して使用可能なジョイント部Jとしてのソケット部14が装着されており、各採取セグメント1A,1B,1C,1D同士の継ぎ足しと同じ形態で、圧入もしくは貫入しようとする採取セグメント1A〜1Dのいずれかの上に継ぎ足すものとする。また、補助セグメント20には受圧板22が予め装着されているとともに、支柱21そのものをガイドポストとする環状のウエイト23が昇降可能に支持されていて、そのウエイト23をワイヤ24および滑車25を介して吊り上げては自重により落下させることで圧入力もしくは貫入力を付与して採取セグメント1A〜1Dを地中に順次圧入もしくは貫入させるものとする。もちろん、ウエイト23による圧入もしくは貫入に代えて、例えばバックホウ等の建設機械にて推力を付与して圧入もしくは貫入するようにしてもよい。
【0043】
このような採取セグメント1A〜1Dの圧入もしくは貫入過程においては、各試料採取管3a〜3h内を土砂が通過することから、図3,4に示すようにその抵抗によって開閉蓋9または10が全開状態となり、各試料採取管3a〜3h内には最終的には該当する試料採取管3a〜3hが停止した位置の地層の試料が取り込まれることになる。すなわち、各採取セグメント3a〜3hが所定深さまで圧入もしくは貫入された状態では、その圧入もしくは貫入深さ分の全地層での試料が各試料採取管3a〜3hをもって一気に採取されたことになる。
【0044】
この後、全ての採取セグメント1A〜1Dが所定の深さまで圧入もしくは貫入されたならば、例えばバックホウ等の建設機械を使ってその全ての採取セグメント1A〜1Dを引き抜く。すなわち、図1,6に示した圧入もしくは貫入時とは逆に、最上段の採取セグメント1Dを地上に引き上げたならばその採取セグメント1Dを三段目の採取セグメント1Cから切り離して回収し、以降は三段目、二段目および最下段の採取セグメント1C,1B,1Aの順に地中から引き抜いては下段の採取セグメントから切り離して順次回収する。
【0045】
各採取セグメント1A〜1Dの引き抜き過程においては、それに付帯している各試料採取管3a〜3hの上端部の開閉蓋9または10のフラッパー12に土砂の圧力が加わるため、図4,5に示すようにそれぞれの開閉蓋9または10が閉動作して最終的には各試料採取管3a〜3hの上部開口部が全閉状態となる。そのため、各採取セグメント3a〜3hの引き抜き時にはそれぞれの試料採取管3a〜3h内に新たな土砂が流入することがなく、その試料採取管3a〜3h内の試料の脱落や攪乱を未然に防止して、一旦試料採取管3a〜3h内に取り込んだ試料を確実に地上側に取り出すことができることになる。
【0046】
そして、採取した試料が例えばセメント系固化材等による地盤改良後の土壌でる場合には、各採取セグメント1A〜1Dの支柱2に付帯している各試料採取管3a〜3hを支柱2から取り外した上で、試料の上下両端面を整形しつつ試料採取管3a〜3hに入れたままで養生させることにより先に述べたような一軸圧縮試験のための供試体を成形することが可能となる。
【0047】
図10は本発明の第2の実施の形態を示し、試料採取管33a〜33hを中空角筒状のものとするとともに、蓋体としての開閉蓋39を矩形状のものとした点で図3,5に示した第1の実施の形態のものと異なっている。そして、試料採取管33a〜33hの長さHをその対角線d1の1〜10倍の大きさに設定してある。それ以外の構造は基本的に図3,5に示したものと同様であって、共通する部分には同一符号を付してある。この第2の実施の形態においても第1の実施の形態のものと同様の効果が得られるものであることは言うまでもない。
【0048】
図11〜13は本発明の第3の実施の形態を示し、図3の第1の実施の形態と比較すると明らかなように、支柱2に対する試料採取管43a〜43hの脱着作業性および試料採取管43a〜43hからの試料の取り出し容易性の改善を目的として、支柱2に対する各試料採取管43a〜43hの取り付けを切欠長穴44による結合とするとともに、試料採取管43a〜43h自体を二つ割り可能な構造としたものである。なお、図3に示した第1の実施の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
【0049】
図11,12に示すように、試料採取管43a〜43hはフランジ部41aを有する略半円状の二つ一組の半割り素片41,41をもって構成されているとともに、半割り素片41,41同士はヒンジ42をもって相互に開閉可能に連結されており、結果として試料採取管43a〜43hはその軸心を通る平面をもって二つ割り可能な構造であって且つ半割り素片41,41同士を閉じた状態ではフランジ部41a,41a同士を密着させることが可能となっている。そして、図13にも示すように、各フランジ部41aには一端が外部に開放された複数の切欠長穴44が形成されており、これらの複数の切欠長穴44をもって試料採取管43a〜43hがボルト7およびナット8を介して支柱2側のブラケットアーム4に着脱可能に装着されている。
【0050】
この第3の実施の形態によれば、採取した土質試料の回収にあたってボルト7およびナット8の締結を解除した上で図13のように試料採取管43a〜43hを引き抜くだけでその試料採取管43a〜43hごと直ちに回収できる利点がある。
【0051】
図14は本発明の第4の実施の形態を示し、図1,2と共通する部分には同一符号を付してある。
【0052】
図14に示すように、採取セグメント51A〜51Dのそれぞれについて、支柱2の周囲に配置される二種類の試料採取管3a,3eをその支柱2の高さ方向でオフセットさせながら、支柱2の周方向では180度の位相のずらしながら交互に配置したものである。すなわち、この第4の実施の形態では、少なくとも高さ方向で隣り合う二種類の試料採取管3a,3a同士および3e,3e同士を支柱2の周方向でオフセットさせながら交互に配置してある。したがって、同じ種類の試料採取管3a,3a同士もしくは3e,3e同士は平面視で互いにオーバーラップすることになるものの、同じ種類の試料採取管3a,3a同士または3e,3e同士の高さ方向でのオフセット量2Lを試料採取管3a,3eの高さ寸法Lの少なくとも2倍程度確保すれば、各試料採取管3a,3eに確実に試料を取り込むことが可能となる。
【0053】
図15は本発明の第5の実施の形態を示し、図11,12に示す実施の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
【0054】
この第5の実施の形態では、図15に示すように、試料採取管53a〜53hは、一対のフランジ部54a,54bを有する略半円状の半割素片54と、同じくフランジ部55a,55bを有する半円状の半割り素片55とを一組として形成されていて、一方の半割り素片54のフランジ部54aは支柱2に直接溶接等にて固定されている一方、図16に示すように他方の半割り素片55は一方のフランジ部55aとヒンジ56とをもって半割り素片54のフランジ部54aに開閉可能に連結されている。そして、半割り素片54,55同士を閉じた状態ではフランジ部54b,55b同士が密着して、それらフランジ部54b,55b同士をボルト,ナット57,58にて締結することにより円筒状の試料採取管53a〜53hとして機能するようになっている。
【0055】
また、各試料採取管53a〜53hには内筒としての型枠59が挿入されるようになっていて、半割り素片54,55同士によりその型枠59圧締保持されるようになっている。この型枠59は、例えば再生古紙等を積層した紙筒状のものであって、一軸圧縮試験の供試体を容易に作製できるようにその直径と高さ寸法が1:2の関係となるように予め設定されている。なお、この型枠59はいわゆる使い捨てタイプのものであり、一般に市販されているものをそのまま利用している。
【0056】
この第5の実施の形態によれば、図16に示すように各試料採取管53a〜53hにて採取した土質試料を取り出すにあたってその型枠59ごと取り出すことが可能となり、型枠59を取り出したならば、図11〜13に示したものと同様に、試料の上下両端面を整形しつつ型枠59に入れたままで養生させることにより先に述べたような一軸圧縮試験のための供試体を成形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態として土質試料採取装置を形成することになる採取セグメントの構成説明図。
【図2】図1に示す採取セグメント平面説明図。
【図3】図1に示す採取セグメントの要部拡大図であって、(A)はそアーム長の小さい試料採取管の断面説明図、(B)は同図(A)の平面説明図。
【図4】図1に示す採取セグメントの要部拡大図であって、(A)はそアーム長の大きい試料採取管の断面説明図、(B)は同図(A)の平面説明図。
【図5】(A)は図3に示す試料採取管の開閉蓋を閉じた状態を示す断面説明図、(B)は同図(A)の平面説明図。
【図6】図1に示した採取セグメントの圧入もしくは貫入手順の拡大説明図。
【図7】(A)は図6に示した採取セグメント同士の連結部の変形例を示す要部拡大図、(B)は同図(A)の連結後の状態を示す説明図。
【図8】図6に示した採取セグメントの圧入もしくは貫入に際しての圧入力(貫入力)付与状態を示す説明図。
【図9】図6に示した採取セグメントの圧入もしくは貫入に際しての圧入力(貫入力)付与状態を示す説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す図で、(A)は試料採取管の断面説明図、(B)は同図(A)の平面説明図、(C)は開閉蓋を閉じた状態を示す平面説明図。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す図で、(A)は試料採取管の正面説明図、(B)は同図(A)の平面説明図。
【図12】図11に示す試料採取管の機能説明図。
【図13】図11の(A)に示した試料採取管の脱着時の正面説明図。
【図14】本発明の第4の実施の形態を示す図で、(A)は同図(B)の平面説明図、(B)は採取セグメントの構成説明図。
【図15】本発明の第5の実施の形態を示す図で、(A)は同図(B)の平面説明図、(B)は試料採取管の側面拡大説明図。
【図16】図15の作動説明図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D…採取セグメント
2…支柱
3a〜3h…試料採取管
9,10…開閉蓋(蓋体)
11…ヒンジ
13…おねじ部
14…ソケット部
15…ソケット部
18…連結ピン
J…ジョイント部
33a〜33h…試料採取管
39…開閉蓋(蓋体)
41…半割り素片
42…ヒンジ
43a〜43h…試料採取管
51〜51D…採取セグメント
53a〜53h…試料採取管
54,55…半割り素片
56…ヒンジ
59…型枠(内筒)

Claims (10)

  1. 筒状の試料採取管を地中に圧入して土質試料を採取する装置であって、
    長尺な支柱の周囲にこの支柱よりも長さの短い複数の筒状の試料採取管を少なくとも高さ方向でオフセットさせて配置したことを特徴とする土質試料採取装置。
  2. 少なくとも高さ方向で隣り合う試料採取管同士を支柱の周方向でオフセットさせて配置したことを特徴とする請求項1に記載の土質試料採取装置。
  3. 長尺な支柱の周囲にこの支柱よりも長さの短い複数の筒状の試料採取管を高さ方向および周方向でオフセットさせて配置することにより、平面視にて互いにオーバーラップしない複数の試料採取管を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の土質試料採取装置。
  4. 試料採取管は中空円筒状もしくは中空多角筒状のものであって、各試料採取管の長さはその直径もしくは対角線の長さの1〜10倍の長さに設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の土質試料採取装置。
  5. 各試料採取管にその上部開口部を開閉する蓋体が装着されていて、地中からの引き抜き時に蓋体が土圧抵抗により閉止するようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の土質試料採取装置。
  6. 各試料採取管を支柱に対して着脱可能としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の土質試料採取装置。
  7. 各試料採取管は、軸心を通る平面をもって二つ割り可能となっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の土質試料採取装置。
  8. 二つ割り可能な試料採取管がヒンジをもって開閉可能となっていることを特徴とする請求項7に記載の土質試料採取装置。
  9. 複数の支柱同士を直列につなぎ合わせることにより、単一の支柱に装着された複数の試料採取管群を1グループとして複数グループの試料採取管群を装備可能となっていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の土質試料採取装置。
  10. 試料採取管に内筒を着脱可能に支持させたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の土質試料採取装置。
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