JPH10204861A - 深層混合処理工法による改良地盤の原位置試料採取方法及び採取装置 - Google Patents

深層混合処理工法による改良地盤の原位置試料採取方法及び採取装置

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JPH10204861A
JPH10204861A JP1375397A JP1375397A JPH10204861A JP H10204861 A JPH10204861 A JP H10204861A JP 1375397 A JP1375397 A JP 1375397A JP 1375397 A JP1375397 A JP 1375397A JP H10204861 A JPH10204861 A JP H10204861A
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situ
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Eiji Sato
英二 佐藤
Takeshi Yamada
毅 山田
Makoto Honma
誠 本間
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Takenaka Komuten Co Ltd
Takenaka Doboku Co Ltd
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Takenaka Komuten Co Ltd
Takenaka Doboku Co Ltd
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 深さ方向の詳細な強度管理のために実施され
る、未硬化の改良地盤から原位置試料を採取する方法及
び採取装置を提供する。 【解決手段】 深層混合処理工法により改良処理された
改良地盤の改良用削孔の地上開口部に駆動手段を設置
し、個々に独立した構成で単位長さの複数の試料採取容
器を前記駆動手段へ下向きにセットし、試料採取に設定
した深度に到達するまで必要個数を継ぎ足す連結を行っ
て未硬化の改良地盤の中へ押し込む段階と、前記試料採
取容器が設定深度に到達した段階で各試料採取容器に原
位置試料の強制的な取り入れを行い、しかる後に前記駆
動手段により試料採取容器を地上へ引き上げる段階と、
地上に引き上げた各試料採取容器は分離し、各試料採取
容器の採取試料を個別のモールド容器へ移す段階とから
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、深層混合処理工
法による軟弱地盤の改良工事において、改良地盤の強度
管理、特には深さ方向の詳細な強度管理のために実施さ
れる、未硬化の改良地盤から原位置試料を採取する方法
及び採取装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】深層混合処理工法により改良された地盤
は、基礎の耐震補強、あるいは高耐震化に有力な方法で
ある。従来、改良地盤の強度管理のために、改良地盤試
料を原位置から採取して強度試験を行うことは行われて
いる。改良地盤試料を原位置から採取する技術は、改良
地盤の硬化前に実施する技術と、硬化後に実施する技術
とに大別される。
【0003】改良地盤の硬化前に実施する試料採取技術
としては、図12に例示したように、地盤改良装置1
による地盤改良の工程途中で、削孔からオーバーフロー
した地盤試料を採取器2により採取する技術、図13
に例示したように、重機3で吊った重し用のH形鋼6と
共に試料採取器4を未硬化の改良地盤5の中へ所望の深
さまで挿入して原位置試料を採取する技術、図14に
例示したように、地盤改良装置1の攪拌ロッドに長い柱
状の試料採取器7を吊り、同試料採取器7の上下方向に
複数設けられている開口7aを通じて原位置試料を複数
箇所から同時採取する技術(特開平7−180131号
公報も参照)、未硬化の改良地盤の中へ長い柱状のダ
ブルチューブからなる試料採取器を挿入して改良地盤の
全長に及ぶ原位置試料を採取する技術(特開平5−18
0738号公報参照)などがある。
【0004】また、改良地盤が硬化した後に実施する試
料採取技術としては、図15に例示したように、ボー
リングマシン8によって駆動するコアサンプリングチュ
ーブ9を硬化した改良地盤5′の中へ所望の深さまで掘
進させ、コアサンプリング法により原位置試料を採取す
る技術(特開平8−136418号も参照)がある。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】
I) 従来の上記図12に例示したの技術は、地表面
に溢れ出た未硬化の改良地盤試料を採取するだけなの
で、試料の深度を特定できない。改良地盤の深度毎の試
料採取が出来ないから、深度方向の強度管理は不可能で
ある。 II) 図13に例示したの技術では、重いH形鋼6と
共に試料採取器4を吊り込むので、地盤改良装置とは異
なる重機3を使用する必要がある。また、重機3の広い
作業空間の確保が必要である。一深度一試料採取の方式
であるから、試料の採取深度数が多いと、その試料数だ
け試料採取器4の挿入、引き上げ作業を繰り返さねばな
らず、採取の時間がかかり、作業効率が悪い。重し用に
使用するH形鋼6の重力作用により試料採取器4を改良
地盤5の中へ挿入する方式であるため、大深度での試料
採取を行う場合は改良地盤の抵抗等で所望深度までの挿
入が困難となり、時間が掛かる。 III) 図14に例示したの技術は、地盤改良装置1
を使用するので、それなりに広い作業空間が必要であ
る。改良地盤5の全長に及ぶほどの多深度で試料採取を
行う場合には、それなりに長い試料採取器7が必要とな
り、改良地盤5への挿入又は引き上げ方法などが大掛か
りになる。また、試料採取器7の各開口7aの閉じ蓋を
開けて改良地盤試料が自然に流入するのを待つ方式であ
るから、採取にも時間がかかるし、試料採取の確実性に
乏しく、採取された試料が強度試験には少量過ぎること
もある。開口7aの閉じ蓋を開く手段、機構が複雑であ
る。 IV) 図15に例示したの技術は、硬化後の改良地盤
5′をコアリングする方式であるから、コアリング時の
せん断力などの外力によって試料が損傷する可能性が高
い。 V) そこで本発明の目的は、目的とする深度の原位置
試料、しかも同時に多深度の原位置試料を必要なだけ、
確実に採取できる方法及び装置を提供することである。
【0006】本発明の第2の目的は、試料採取の深度に
格別の限界がなく、試料採取器の挿入及び引き上げに大
掛かりな重機等を必要とせず、比較的小さな(狭い)作
業空間での施工が可能である、原位置試料を採取する方
法及び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段として、請求項1の発明は、深層混合処理工法により
改良処理された未硬化の改良地盤から原位置試料を採取
する方法に係り、深層混合処理工法により改良処理され
た改良地盤の改良用削孔の地上開口部に駆動手段を設置
し、個々に独立した構成で単位長さの複数の試料採取容
器を前記駆動手段へ下向きにセットし、試料採取に設定
した深度に到達するまで必要個数を継ぎ足す連結を行っ
て未硬化の改良地盤の中へ押し込む段階と、前記試料採
取容器が設定深度に到達した段階で各試料採取容器に原
位置試料の強制的な取り入れを行い、しかる後に前記駆
動手段により試料採取容器を地上へ引き上げる段階と、
地上に引き上げた各試料採取容器は分離し、各試料採取
容器の採取試料を個別のモールド容器へ移す段階とから
成ることをそれぞれ特徴とする。
【0008】請求項2に記載した発明も、深層混合処理
工法により改良処理された未硬化の改良地盤の原位置試
料を採取する方法に係り、深層混合処理工法により改良
処理された改良地盤の改良用削孔の地上開口部に駆動手
段を設置し、個々に独立した構成で単位長さの複数の試
料採取容器及びダミー容器を用意し、試料採取容器を前
記駆動手段へ下向きにセットし、試料採取に設定した深
度に到達するまで必要個数の試料採取容器及びダミー容
器を組み合わせてを継ぎ足す連結を行って未硬化の改良
地盤の中へ押し込む段階と、前記試料採取容器が設定深
度に到達した段階で各試料採取容器に原位置試料の強制
的な取り入れを行い、しかる後に前記駆動手段により試
料採取容器を地上へ引き上げる段階と、地上に引き上げ
た各試料採取容器は分離し、各試料採取容器の採取試料
を個別のモールド容器へ移す段階とから成ることをそれ
ぞれ特徴とする。
【0009】請求項3に記載した発明は、上記請求項1
記載の発明の方法を実施する、深層混合処理工法による
改良地盤の原位置試料採取装置に係り、中空の容器構造
でその中空内部へ改良地盤の原位置試料を取り入れる手
段を備えた試料採取容器と、地盤改良用削孔の地上開口
部に設置される駆動手段とより成り、前記の試料採取容
器は上下方向に一連に連結して継ぎ足す連結手段を備
え、前記の駆動手段は前記試料採取容器を順次未硬化の
改良地盤の中へ鉛直下向きに押し込み又は上向きに引き
上げる駆動部分を有することをそれぞれ特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明も、同じく深層混合処
理工法による改良地盤の原位置試料採取装置に係り、中
空の容器構造でその中空内部へ改良地盤の原位置試料を
取り入れる手段を備えた試料採取容器と、地盤改良用削
孔の地上開口部に設置される駆動手段とより成り、前記
の試料採取容器は上下方向に一連に連結して継ぎ足す連
結手段を備え、前記の駆動手段は前記試料採取容器を順
次未硬化の改良地盤の中へ鉛直下向きに押し込み又は上
向きに引き上げる駆動部分及び各試料採取容器の原位置
試料の取り入れ手段を駆動する部分を有することをそれ
ぞれ特徴とする。
【0011】請求項5に記載した発明は、請求項2に記
載した発明の方法を実施する、深層混合処理工法による
改良地盤の原位置試料採取装置に係り、中空の容器構造
でその中空内部へ改良地盤の原位置試料を取り入れる手
段を備えた試料採取容器と試料の取り入れ手段を持たな
いダミー容器、及び地盤改良用削孔の地上開口部に設置
される駆動手段とより成り、前記の試料採取容器及びダ
ミー容器は上下方向に一連に連結して継ぎ足される連結
手段を備え、前記の駆動手段は前記試料採取容器を順次
未硬化の改良地盤の中へ鉛直下向きに押し込み又は上向
きに引き上げる駆動部分、及び各試料採取容器の原位置
試料の取り入れ手段を駆動する部分を有することをそれ
ぞれ特徴とする。
【0012】請求項6に記載した発明に係る深層混合処
理工法による改良地盤の原位置試料採取装置は、上下の
両端部を閉鎖され、一方の端部寄り位置に原位置試料の
取り入れ口を備え、その中空内部には中心部を軸線方向
に貫通するロッドと一体的に上下動するピストンを内蔵
した筒形状の試料採取容器と、地盤改良用削孔の地上開
口部に設置される駆動手段とより成り、前記の試料採取
容器は、容器同士及びロッド同士を一連に連結するため
の連結手段を備えており、前記の駆動手段は、前記試料
採取容器の連結柱を順次未硬化の改良地盤の中へ鉛直下
向きに押し込み又は上向きに引き上げる駆動部分、及び
前記ロッドを軸線方向に駆動する手段を備えた構成であ
ることをそれぞれ特徴とする。
【0013】請求項7に記載した発明に係る深層混合処
理工法による改良地盤の原位置試料採取装置も、上下の
両端部を閉鎖され、一方の端部寄り位置に原位置試料の
取り入れ口を備え、その中空内部には中心部を軸線方向
に貫通するロッドと一体的に上下動するピストンを内蔵
した筒形状の試料採取容器と、同じく中空内部に中心部
を軸線方向に貫通するロッドと一体的に上下動するピス
トンを内蔵した筒形状のダミー容器、及び地盤改良用削
孔の地上開口部に設置される駆動手段とより成り、前記
の試料採取容器及びダミー容器は、容器同士及びロッド
同士を一連に連結するための連結手段を備えており、前
記の駆動手段は、前記試料採取容器及びダミー容器の連
結体を、順次未硬化の改良地盤の中へ鉛直下向きに押し
込み又は上向きに引き上げる駆動部分、並びに前記ロッ
ドを軸線方向に駆動する手段を備えた構成であることを
それぞれ特徴とする。
【0014】請求項8に記載した発明は、請求項3乃至
7のいずれか一に記載した発明における試料採取容器の
連結手段は、同容器の両端部に共通仕様で設けられたオ
ス、メスの接合用ネジによるネジ接合構造であり、ロッ
ド同士の連結手段もロッドの両端部に共通仕様で設けら
れたオス、メスの接合用ネジ部によるネジ接合構造とし
て構成され、ロッドの廻り止め手段が設けられているこ
とをそれぞれ特徴とする。
【0015】請求項9に記載した発明は、請求項5又は
7に記載した発明における試料採取容器とダミー容器と
の組み合わせと連結は、試料の採取を望まない深さ位置
又は範囲にダミー容器を連結して一連に継ぎ足すことを
特徴とする。請求項10に記載した発明は、請求項6又
は7に記載した発明における駆動手段は、試料採取容器
の柱状体に外接して上下方向へ駆動するローラ機構、及
びロッドに外接して上下方向へ駆動するローラ機構によ
り構成されていることを特徴とする。
【0016】請求項11に記載した発明は、請求項6又
は7に記載した発明における駆動手段は、試料採取容器
を掴む容器チャックとこれを上下方向に駆動するジャッ
キとの組み合わせ、及びロッドを掴むロッドチャックと
これを上下方向に駆動するジャッキとの組み合わせを含
む構成であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態及び実施例】請求項1記載の発明に
係る深層混合処理工法により改良処理された未硬化の改
良地盤から原位置試料を採取する方法は、図1A,B及
び図2A〜Cに実施例を示した要領で実施される。即
ち、図示を省略した地盤改良処理機により軟弱地盤10
の改良処理が行われた直後の未だ改良地盤5が硬化しな
い段階で、前記地盤改良処理機が退去した地盤改良用削
孔の地上開口部に、駆動手段として使用する圧入機11
を同心配置に据え付ける。そして、別途用意された、個
々に独立した構成で単位長さの複数の試料採取容器1
2’及び12を前記圧入機11へセットして順次未硬化
の改良地盤5の中へ押し込む。図1Aは先端に掘進用の
エッジ13を備えた最先の試料採取容器12’を圧入機
11へセットした段階を示し、図1Bは次順の試料採取
容器12を最先の試料採取容器12′の上端へ連結して
押し込みを1個分進めた段階を示している。前記二つの
試料採取容器12′、12の構成は基本的に変わらな
い。ただし、最先の試料採取容器12′が先端にエッジ
13を有し、上端にのみ連結手段を備えるのに対して、
次順の試料採取容器12はその上下両端に連結手段を備
え、一連に連結可能な構成である点が異なる。各試料採
取容器12′及び12は改良地盤5の原位置試料を取り
入れる手段を具備することも共通する。
【0018】図2Aは図1Bの操作を繰り返して複数の
試料採取容器12…を順次一連に連結(継ぎ足し)しな
がら所望の深度まで押し込みを達成した段階を示す。図
2Bは所望の深度に到達した段階で、各試料採取容器1
2′及び12…による原位置試料14の取り入れを行っ
た段階を示す。要するに、各試料採取容器12′及び1
2…はそれが改良地盤5の中へ押し込まれた深度位置毎
に独立して、連結された試料採取容器の個数分だけの原
位置試料を採取出来るのである。図2Cは試料採取後に
前記圧入機11を逆転運転して、前記の各試料採取容器
12′及び12…を順次地上へ引き上げて回収する段階
を示している。地上に引き上げた各試料採取容器12
は、例えば圧入機11よりも上方へ突き出て自由になっ
た段階で、図1Bとは逆に1個ずつ順に下位の容器との
連結を解いて、その連結の順番乃至押し込み深度をチェ
ックしながら分離解体する。
【0019】図3は分離解体した試料採取容器12毎
に、採取してきた原位置試料14を所定のモールド容器
15へ流出させて強度試験に適した試験体に硬化させる
段階を示している。上記の次第であるから、試料採取容
器12同士の連結手段は、連結、解体の作業が比較的簡
単にできれば良く、継手や連結具を使用する手段、ボル
ト止め、楔止めの手段、あるいは相互にネジ接合する手
段などを適宜に使い分けることができる。同様に、各試
料採取容器12における原位置試料の取り入れ手段も、
試料が自然に流入するのを待つ手段、乃至はその流入を
補助する手段、強制的に取り入れる手段などを使い分け
ることができる。この取り入れ手段を地上から操作する
機構も、バネ式、リンク式、電磁式などを種々使い分け
ることが出来る。
【0020】次に、請求項3〜11記載の発明に係る未
硬化の改良地盤から原位置試料を採取装置は、上記の試
料採取方法を実施する手段の一例である。これを図3〜
図11に示した実施例により説明する。試料採取容器1
2は、図4に代表的に示したように上下の端部を閉鎖さ
れた中空の筒形容器構造であり、その中空内部へ改良地
盤の原位置試料を強制的に取り入れる手段としてのピス
トン17及び該ピストンを駆動するロッド18を備えて
いる。ロッド18は筒形容器12の中心部の軸線方向に
貫通する長さ及び構造とされ、上下の端部にはロッド1
8を通す通孔が設けられている。一例として、試料採取
容器12の長さは1m、直径は10〜20cm程度の大き
さである。該試料採取容器12の上端部寄り位置に原位
置試料14の取り入れ口16を備え、下端部寄り位置に
は排気孔33を備えている。従って、前記ピストン17
が下降すると、その吸入力により原位置地盤試料が強制
的に容器内にピストンの排気相当容量だけ採取される。
【0021】試料採取容器12の上下の端部には、連結
手段として共通仕様の雄ネジ22と雌ネジ23が設けら
れており、両者のネジ接合によって試料採取容器12同
士は軸方向に一連に連結可能に構成されている。同様
に、ピストン17のロッド18の上下の端部にも、連結
手段として共通仕様の雄ネジ19と雌ネジ20が設けら
れており、両者のネジ接合によってロッド18同士も軸
方向へ一連に連結可能な構成とされている。かくして試
料採取容器12は、図5に例示したように、必要な個数
だけ軸方向に一連の柱形状に連結して使用されるのであ
る。
【0022】図8と図9は試料採取容器12及びロッド
18の連結を同時に一体的に行う手段として、ロッド1
8の廻り止めを施した実施例を示している。図8A,B
は容器内壁の軸線方向の全長にピストン17の凹溝25
が滑動可能に嵌まる凸条26を設けた構成を示してい
る。図9A,Bは容器及びロッド18を共通に直径方向
に貫通する止めピン27を差した構成を示している。か
くして試料採取容器12とその中心部のロッド18とが
一体的に回転する関係とされる結果、各々は連結するべ
き相手と中心が一致するように突き合わせて試料採取容
器12を正ネジ方向へ回すことにより試料採取容器12
及びロッド18を同時にネジ接合することができる。ま
た、逆にネジを緩めて外すことも出来、作業上至便であ
る。
【0023】図6はダミー容器21を示している。この
ダミー容器21は、試料の取り入れ口16を有しない点
だけが上述の試料採取容器12と異なり、その他の構成
は外観、大きさ共に試料採取容器12と類似している。
但し、ピストン17′は試料の吸入用ではなく、単にロ
ッド18の移動ガイドであり、気密的構成ではない。ロ
ッド18の上下の端部に共通仕様の雄ネジ19、雌ネジ
20を設けている点も共通するが、このダミー容器21
は試料の採取を希望しない深さ位置乃至範囲について、
試料採取容器12に代わって一連の連結を可能ならし
め、図7に示したような連結態様とされる。ダミー容器
21は、前記の深さ位置乃至範囲の連結の手間をできる
だけ省けるように例えば2m程度の長さを標準とする
が、必要に応じて1m前後とかその他の長さでも用意さ
れる。
【0024】ところで、図1B及び図2Aのように改良
地盤5の中へ押し込む際に、各試料採取容器12のピス
トン17は、地盤試料の強制取り入れ操作を前提とし
て、図5のように上限に位置する態様とされる。そのた
めに有意義な構成として、例えば図1A,Bから明らか
なように、最先の試料採取容器12′の下端面の中央に
ロッドを通せる程度の開口(孔)27が設けられてい
る。その結果、図1Aのように最先の試料採取容器1
2′を圧入機11で押し込む際ピストン17は下端位置
へ降下したままであったとしても、図1Bのように最先
の試料採取容器12’が未硬化の改良地盤5の中へ押し
込まれると、下端面の開口27から改良地盤がそれなり
の圧力で流入する。その流入圧力でピストン17は強く
押し上げられ、試料取り入れ口16を塞ぐ上限に位置し
て安定状態を保つことになる。ロッド18もまた試料採
取容器12の上方へ高く突き出され、次上位の試料採取
容器12のロッドを連結し易い条件が整う。そのまま、
図2Aのように試料採取容器12を所望深度まで押し込
む工程の間中、各容器のピストン17とロッド18は最
先の容器の開口27から流入した未硬化の改良地盤によ
って前記条件を保つ。試料採取容器12を所望深度まで
押し込んだ段階で、図2Bのようにロッド18に必要長
さの補助ロッド28を継ぎ足し、該補助ロッド28を利
用して各試料採取容器12…のピストン17を共通に強
く押し下げると、同ピストン17が下降する際の吸入作
用によって、未硬化の改良地盤の原位置試料14が試料
取り入れ口16を通じて各試料採取容器12の中へ強制
的に取り入れられる(吸入される)のである。
【0025】従って、上記のように一連の柱状に連結さ
れた複数の試料採取容器12を、未硬化の改良地盤5の
中へ押し込む駆動手段(前述の圧入機11)は、基本的
には試料採取容器12を鉛直下向きに押し込み又は上向
きに引き上げる駆動部分、及び前記ロッド18を軸線方
向に駆動する手段を備えた構成であれば良いことにな
る。
【0026】その具体例として、図10に示した圧入機
11の実施例は、試料採取容器12に外接して上下方向
に駆動するローラ機構30、及びロッド18に外接して
上下方向に駆動するローラ機構31により構成されてい
る。試料採取容器12を駆動するローラ機構30は、圧
入機11の比較的下部の位置に、試料採取容器12を中
心として放射状の配置で左右対称な2台、又は120°
間隔で3台或いは直角4方向に4台のような組み合わせ
で、各々略水平に固定して設置される。他方、ロッド1
8乃至これに継ぎ足された補助ロッド28を駆動するロ
ーラ機構31は、原位置試料を取り入れる工程において
のみ、ロッド18を押し下げる手段として使用される。
そのため、ローラ機構31は平時は図10に点線で示し
たようにロッド18に非接触の位置まで退避し、使用時
だけロッド18の外周面に接触する位置まで突き出るよ
うに回動可能な構成で設置されている。このローラ機構
31も前記試料採取容器12のローラ機構30と同様な
内容で2台対称の配置で、又は3台乃至4台程度配置さ
れる。
【0027】図11に示した駆動手段(圧入機11)の
実施例は、試料採取容器12を掴む容器チャック40と
これを上下方向に駆動するジャッキ41との組み合わ
せ、及びロッド18又は補助ロッド28を掴むロッドチ
ャック43とこれを上下方向に駆動するジャッキ44と
の組み合わせを含む構成である。いずれも所謂芋虫動作
で試料採取容器12、ロッド18を上下方向に駆動する
ことが出来る。
【0028】いずれの実施例においても、圧入機11は
およそボーリングマシン程度の大きさ(例えば外径が2
m、高さは2m弱程度)に構成される。
【0029】
【本発明が奏する効果】本発明に係る深層混合処理工法
による改良地盤の原位置試料採取方法及び採取装置によ
れば、深度位置が明確で、且つ同時に必要とする多深度
の原位置試料を混乱なく採取できる。特に試料採取容器
の連結(継ぎ足し)によって採取深度及び採取試料数を
限りなく設定できて効率的である。
【0030】順次に連結した試料採取容器を改良地盤の
中へ押し込み又は引き上げるので、大掛かりな重機は必
要なく、コンパクトな圧入機で実施できる、狭い作業空
間での実施に好適である。一度に全深度の原位置試料を
必要な位置毎に必要数採取できるので、大変効率が良
く、試料採取費用のコストダウンを図れる。しかも改良
地盤の全長にわたり細心の緻密な信頼性の高い強度管理
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】A,Bは試料採取容器を改良地盤の中へ押し込
む工程の初期段階を示した説明図である。
【図2】A,B,Cは試料採取容器を最深部まで押し込
み、原位置試料を強制的に取り入れ、その後引き上げる
工程を示す説明図である。
【図3】採取した試料を容器へ移す段階の説明図であ
る。
【図4】試料採取容器の一例を示した断面図である。
【図5】試料採取容器の連結状態を示した断面図であ
る。
【図6】ダミー容器の断面図である。
【図7】ダミー容器を利用した連結状態を示す断面図で
ある。
【図8】Aはロッドの廻り止めを備えた試料採取容器の
断面図、BはA図のB−B線断面図である。
【図9】Aはロッドの異なる廻り止めを備えた試料採取
容器の断面図、BはA図のB−B線断面図である。
【図10】圧入機の実施例を示した説明図である。
【図11】圧入機の異なる実施例を示した説明図であ
る。
【図12】従来の試料採取技術を示した立面図である。
【図13】従来の試料採取技術を示した立面図である。
【図14】従来の試料採取技術を示した立面図である。
【図15】従来の試料採取技術を示した立面図である。
【符号の説明】
5 改良地盤 14 原位置試料 12 試料採取容器 11 圧入機(駆動手段) 17 ピストン 18 ロッド 21 ダミー容器 19 雄ネジ 20 雌ネジ 22 雄ネジ 23 雌ネジ 30 ローラ機構 31 ローラ機構 40 容器チャック 41 ジャッキ 43 ロッドチャック 44 ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 誠 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 深層混合処理工法により改良処理された
    未硬化の改良地盤の原位置試料を採取する方法におい
    て、 深層混合処理工法により改良処理された改良地盤の改良
    用削孔の地上開口部に駆動手段を設置し、個々に独立し
    た構成で単位長さの複数の試料採取容器を前記駆動手段
    へ下向きにセットし、試料採取に設定した深度に到達す
    るまで必要個数を継ぎ足す連結を行って未硬化の改良地
    盤の中へ押し込む段階と、 前記試料採取容器が設定深度に到達した段階で各試料採
    取容器に原位置試料の強制的な取り入れを行い、しかる
    後に前記駆動手段により試料採取容器を地上へ引き上げ
    る段階と、 地上に引き上げた各試料採取容器は分離し、各試料採取
    容器の採取試料を個別のモールド容器へ移す段階とから
    成ることをそれぞれ特徴とする、深層混合処理工法によ
    る改良地盤の原位置試料の採取方法。
  2. 【請求項2】 深層混合処理工法により改良処理された
    未硬化の改良地盤の原位置試料を採取する方法におい
    て、 深層混合処理工法により改良処理された改良地盤の改良
    用削孔の地上開口部に駆動手段を設置し、個々に独立し
    た構成で単位長さの複数の試料採取容器及びダミー容器
    を用意し、試料採取容器を前記駆動手段へ下向きにセッ
    トし、試料採取に設定した深度に到達するまで必要個数
    の試料採取容器及びダミー容器を組み合わせてを継ぎ足
    す連結を行って未硬化の改良地盤の中へ押し込む段階
    と、 前記試料採取容器が設定深度に到達した段階で各試料採
    取容器に原位置試料の強制的な取り入れを行い、しかる
    後に前記駆動手段により試料採取容器を地上へ引き上げ
    る段階と、 地上に引き上げた各試料採取容器は分離し、各試料採取
    容器の採取試料を個別のモールド容器へ移す段階とから
    成ることをそれぞれ特徴とする、深層混合処理工法によ
    る改良地盤の原位置試料の採取方法。
  3. 【請求項3】 中空の容器構造でその中空内部へ改良地
    盤の原位置試料を取り入れる手段を備えた試料採取容器
    と、地盤改良用削孔の地上開口部に設置される駆動手段
    とより成り、 前記の試料採取容器は上下方向に一連に連結して継ぎ足
    す連結手段を備え、前記の駆動手段は前記試料採取容器
    を順次未硬化の改良地盤の中へ鉛直下向きに押し込み又
    は上向きに引き上げる駆動部分を有することをそれぞれ
    特徴とする深層混合処理工法による改良地盤の原位置試
    料採取装置。
  4. 【請求項4】 中空の容器構造でその中空内部へ改良地
    盤の原位置試料を取り入れる手段を備えた試料採取容器
    と、地盤改良用削孔の地上開口部に設置される駆動手段
    とより成り、 前記の試料採取容器は上下方向に一連に連結して継ぎ足
    す連結手段を備え、前記の駆動手段は前記試料採取容器
    を順次未硬化の改良地盤の中へ鉛直下向きに押し込み又
    は上向きに引き上げる駆動部分及び各試料採取容器の原
    位置試料の取り入れ手段を駆動する部分を有することを
    それぞれ特徴とする深層混合処理工法による改良地盤の
    原位置試料採取装置。
  5. 【請求項5】 中空の容器構造でその中空内部へ改良地
    盤の原位置試料を取り入れる手段を備えた試料採取容器
    と試料の取り入れ手段を持たないダミー容器、及び地盤
    改良用削孔の地上開口部に設置される駆動手段とより成
    り、 前記の試料採取容器及びダミー容器は上下方向に一連に
    連結して継ぎ足される連結手段を備え、前記の駆動手段
    は前記試料採取容器を順次未硬化の改良地盤の中へ鉛直
    下向きに押し込み又は上向きに引き上げる駆動部分、及
    び各試料採取容器の原位置試料の取り入れ手段を駆動す
    る部分を有することをそれぞれ特徴とする深層混合処理
    工法による改良地盤の原位置試料採取装置。
  6. 【請求項6】 上下の両端部を閉鎖され、一方の端部寄
    り位置に原位置試料の取り入れ口を備え、その中空内部
    には中心部を軸線方向に貫通するロッドと一体的に上下
    動するピストンを内蔵した筒形状の試料採取容器と、地
    盤改良用削孔の地上開口部に設置される駆動手段とより
    成り、 前記の試料採取容器は、容器同士及びロッド同士を一連
    に連結するための連結手段を備えており、 前記の駆動手段は、前記試料採取容器の連結柱を順次未
    硬化の改良地盤の中へ鉛直下向きに押し込み又は上向き
    に引き上げる駆動部分、及び前記ロッドを軸線方向に駆
    動する手段を備えた構成であることをそれぞれ特徴とす
    る深層混合処理工法による改良地盤の原位置試料採取装
    置。
  7. 【請求項7】 上下の両端部を閉鎖され、一方の端部寄
    り位置に原位置試料の取り入れ口を備え、その中空内部
    には中心部を軸線方向に貫通するロッドと一体的に上下
    動するピストンを内蔵した筒形状の試料採取容器と、同
    じく中空内部に中心部を軸線方向に貫通するロッドと一
    体的に上下動するピストンを内蔵した筒形状のダミー容
    器、及び地盤改良用削孔の地上開口部に設置される駆動
    手段とより成り、 前記の試料採取容器及びダミー容器は、容器同士及びロ
    ッド同士を一連に連結するための連結手段を備えてお
    り、 前記の駆動手段は、前記試料採取容器とダミー容器の連
    結体を順次未硬化の改良地盤の中へ鉛直下向きに押し込
    み又は上向きに引き上げる駆動部分、及び前記ロッドを
    軸線方向に駆動する手段を備えた構成であることをそれ
    ぞれ特徴とする深層混合処理工法による改良地盤の原位
    置試料採取装置。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至7のいずれか一に記載した
    試料採取容器の連結手段は、同容器の両端部に共通仕様
    で設けられたオス、メスの接合用ネジによるネジ接合構
    造であり、ロッド同士の連結手段もロッドの両端部に共
    通仕様で設けられたオス、メスの接合用ネジ部によるネ
    ジ接合構造として構成され、ロッドの廻り止め手段が設
    けられていることをそれぞれ特徴とする深層混合処理工
    法による改良地盤の原位置試料採取装置。
  9. 【請求項9】 請求項5又は7に記載した試料採取容器
    とダミー容器との組み合わせと連結は、試料の採取を望
    まない深さ位置又は範囲にダミー容器を連結して一連に
    継ぎ足すことを特徴とする、深層混合処理工法による改
    良地盤の原位置試料採取装置。
  10. 【請求項10】 請求項6又は7に記載した駆動手段
    は、試料採取容器の柱状体に外接して上下方向へ駆動す
    るローラ機構、及びロッドに外接して上下方向へ駆動す
    るローラ機構により構成されていることを特徴とする、
    深層混合処理工法による改良地盤の原位置試料採取装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項6又は7に記載した駆動手段
    は、試料採取容器を掴む容器チャックとこれを上下方向
    に駆動するジャッキとの組み合わせ、及びロッドを掴む
    ロッドチャックとこれを上下方向に駆動するジャッキと
    の組み合わせを含む構成であることを特徴とする、深層
    混合処理工法による改良地盤の原位置試料採取装置。
JP1375397A 1997-01-28 1997-01-28 深層混合処理工法による改良地盤の原位置試料採取方法及び採取装置 Pending JPH10204861A (ja)

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